JP2004317900A - 監視カメラ用ハウジング - Google Patents
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Abstract
【課題】ヒータを用いずに窓部の曇りを防止することができ、ランニングコストの抑制および機器の寿命の延長を図る。
【解決手段】ケース11が監視カメラ1から外部を透視可能な窓部22と空気取入口23と空気排出口24とを有する。ケース11は窓部22の外側に窓部22の外面全体に送風するための空気吹出孔27を有する。吸気ファン12が動力により空気取入口23からケース11内に吸気する。排気ファン13が動力によりケース11内から空気排出口24に排気する。窓部方向導風部14が吸気ファン12による送風を窓部22の一端側から他端側へ窓部22の内面全体に沿って案内する。排出口方向導風部15が吸気ファン12による送風を窓部22の他端側から空気排出口24へ案内する。吹出孔方向導風部16が排気ファン13による送風を空気吹出孔27へ案内する。
【選択図】図1
【解決手段】ケース11が監視カメラ1から外部を透視可能な窓部22と空気取入口23と空気排出口24とを有する。ケース11は窓部22の外側に窓部22の外面全体に送風するための空気吹出孔27を有する。吸気ファン12が動力により空気取入口23からケース11内に吸気する。排気ファン13が動力によりケース11内から空気排出口24に排気する。窓部方向導風部14が吸気ファン12による送風を窓部22の一端側から他端側へ窓部22の内面全体に沿って案内する。排出口方向導風部15が吸気ファン12による送風を窓部22の他端側から空気排出口24へ案内する。吹出孔方向導風部16が排気ファン13による送風を空気吹出孔27へ案内する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、監視カメラ用ハウジングに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の監視カメラ用ハウジングとして、曇り防止装置を有し、ファンを駆動すると空気がフィンの隙間に沿って流れ、ヒータによって加熱されて湿度を下げた後、保護ガラスとカメラの撮影レンズとの間に吹き出されて、保護ガラスや撮影レンズの曇りを防止するものがある(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−333234号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に示す監視カメラ用ハウジングは、ヒータを用いるため、ランニングコストが嵩むという課題があった。また、ヒータの熱により監視カメラなどの機器が故障するおそれがあるという課題があった。
【0005】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、ヒータを用いずに窓部の曇りを防止することができ、ランニングコストの抑制および機器の寿命の延長を図ることができる監視カメラ用ハウジングを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る監視カメラ用ハウジングは、ケースと、吸気ファンと、排気ファンと、窓部方向導風部と、吹出孔方向導風部とを有し、前記ケースは内部に監視カメラを収容可能であって監視カメラから外部を透視可能な窓部と空気取入口と空気排出口とを有し、前記窓部の外側に前記窓部の外面に送風するための空気吹出孔を有し、前記吸気ファンは動力により前記空気取入口から前記ケース内に吸気するよう設けられ、前記排気ファンは動力により前記ケース内から前記空気排出口に排気するよう設けられ、前記窓部方向導風部は前記吸気ファンによる送風を前記窓部の内面に案内するよう前記ケースの内部に設けられ、前記吹出孔方向導風部は前記排気ファンによる送風を前記空気吹出孔へ案内するよう前記ケースの内部に設けられていることを、特徴とする。
【0007】
本発明に係る監視カメラ用ハウジングでは、吸気ファンを作動させて空気取入口からケース内に吸気する。吸気ファンによる風は、窓部方向導風部により窓部の内面に吹き付けられる。これにより、窓部の内面が結露により曇るのを抑える。吸気ファンによる風は、排気ファンにより空気排出口へと送られる。排気ファンから吹き出された風は、吹出孔方向導風部により空気吹出孔へと送られ、窓部の外側から窓部の外面に吹き付けられる。これにより、窓部の外面が結露により曇るのを抑える。窓部の外面に吹き付けられる風は、窓部の内面に吹き付けられた後の空気のため、窓部の外面と内面との温度差を小さくすることができ、窓部の内面または外面が曇るのをより効果的に抑えることができる。こうして、ヒータを用いずに窓部の曇りを防止することができ、ヒータを用いた場合に比べてランニングコストの抑制および機器の寿命の延長を図ることができる。窓部の曇り止めは、常時行うようにしても、必要な場合にのみ行うようにしてもよい。
【0008】
他の本発明に係る監視カメラ用ハウジングは、ケースと、吸気ファンと、排気ファンと、窓部方向導風部と、排出口方向導風部と、吹出孔方向導風部とを有し、前記ケースは内部に監視カメラを収容可能であって監視カメラから外部を透視可能な窓部と空気取入口と空気排出口とを有し、前記窓部の外側に前記窓部の外面全体に送風するための空気吹出孔を有し、前記吸気ファンは動力により前記空気取入口から前記ケース内に吸気するよう設けられ、前記排気ファンは動力により前記ケース内から前記空気排出口に排気するよう設けられ、前記窓部方向導風部は前記吸気ファンによる送風を前記窓部の一端側から他端側へ前記窓部の内面全体に沿って案内するよう前記ケースの内部に設けられ、前記排出口方向導風部は前記吸気ファンによる送風を前記窓部の他端側から前記空気排出口へ案内するよう前記ケースの内部に設けられ、前記吹出孔方向導風部は前記排気ファンによる送風を前記空気吹出孔へ案内するよう前記ケースの内部に設けられていることを、特徴とする。
【0009】
他の本発明に係る監視カメラ用ハウジングでは、吸気ファンを作動させて空気取入口からケース内に吸気する。吸気ファンによる風は、窓部方向導風部により窓部の一端側から他端側へ窓部の内面全体に沿って吹き付けられる。これにより、窓部の内面が結露により曇るのを抑える。さらに、吸気ファンによる風は、排気ファンで吸引されて、排出口方向導風部により窓部の他端側から空気排出口へと送られる。排気ファンから吹き出された風は、吹出孔方向導風部により空気吹出孔へと送られ、窓部の外側から窓部の外面全体に吹き付けられる。これにより、窓部の外面が結露により曇るのを抑える。窓部の外面に吹き付けられる風は、窓部の内面に吹き付けられた後の空気のため、窓部の外面と内面との温度差を小さくすることができ、窓部の内面または外面が曇るのをより効果的に抑えることができる。こうして、ヒータを用いずに窓部の曇りを防止することができ、ヒータを用いた場合に比べてランニングコストの抑制および機器の寿命の延長を図ることができる。窓部の曇り止めは、常時行うようにしても、必要な場合にのみ行うようにしてもよい。
【0010】
なお、吹出孔方向導風部はケースの側面または上面に沿って設けられていることが好ましい。この場合、ケースの側面または上面に沿って送風することにより、側面または上面の結露を防止し、ケースの耐久性を高めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図3は、本発明の実施の形態を示している。図1は本発明の実施の形態の監視カメラ用ハウジングの概略構成を示す縦断面図、図2は図1に示す監視カメラ用ハウジングの背面図、図3は図1に示す監視カメラ用ハウジングの平面図である。
図1乃至図3に示すように、監視カメラ用ハウジングは、ケース11と、吸気ファン12と、排気ファン13と、窓部方向導風部14と、排出口方向導風部15と、吹出孔方向導風部16とを有している。
【0012】
ケース11は、箱型をなし、内部に監視カメラ1を収容可能となっている。監視カメラ1は、ケース11の底部11aにボルト21で固定される。ケース11は、正面に窓部22を有している。窓部22は、保護ガラスから成り、監視カメラ1から外部を透視可能となっている。ケース11は、背面に空気取入口23と空気排出口24とを有している。空気取入口23には、吸気口25aを下方に向けたダクト25が設けられている。図1に示すように、ケース11は、窓部22の外側周囲に正面側に枠状に突出する空洞の凸部26を有している。凸部26は、窓部22の外面全体に送風するための複数の空気吹出孔27を有している。空気吹出孔27は、凸部26の左右両側で窓部22に沿って高さ方向に並び、互いに向き合うよう配置されている。
【0013】
図2に示すように、吸気ファン12は、動力により空気取入口23からケース11内に吸気するよう空気取入口23に設けられている。排気ファン13は、動力によりケース11内から空気排出口24に排気するよう空気排出口24に設けられている。排気ファン13は、吸気ファン12より送風量がやや大きく設定してある。
【0014】
図1に示すように、窓部方向導風部14は、傾斜板14aと底板14bとから成って、ケース11の内部に設けられている。傾斜板14aは、空気取入口23の上端から窓部22の下端22aの方向に傾斜して配置され、ケース11に固定されている。底板14bは、ケース11の底部11aの上方に隙間をあけて配置され、ケース11に固定されている。底板14bは、傾斜板14aの下端付近に空気供給口14cを有し、窓部22の下端22a付近に窓部22の幅方向に沿って延びる空気吹出口14dを有している。これにより、窓部方向導風部14は、吸気ファン12による送風を窓部22の下端22a側から上端22b側へ窓部22の内面全体に沿って案内するようになっている。
【0015】
排出口方向導風部15は、折れ曲がった板材から成って、ケース11の内部に設けられている。排出口方向導風部15は、一端15aが空気排出口24の下端に固定され、ケース11の上面に沿って他端15bが窓部22の上端22b側に延びている。これにより、排出口方向導風部15は、吸気ファン12による送風を窓部22の上端22b側から空気排出口24へ案内するようになっている。
【0016】
図1乃至図3に示すように、吹出孔方向導風部16は、ガイド板16aとダクト16bとから成って、ケース11の内部に設けられている。ガイド板16aは、排気ファン13の空気吹出し側で空気排出口24を遮るようにケース11に固定されている。ガイド板16aは、空気排出口24の中央部で左右に折れ曲がり、両側端部16cが窓部22の方向に傾斜してケース11の側部11bの内面に固定されている。ダクト16bは、ガイド板16aの排気ファン13側の両側端部16c付近に導入口16dを有し、ケース11の両方の側部11bの内面に沿って凸部26に連通するよう設けられている。これにより、ダクト16bは、排気ファン13による送風を空気吹出孔27へ案内するようになっている。
【0017】
次に作用について説明する。
監視カメラ用ハウジングは、内部に監視カメラ1を固定して、そのケーブル端子を接続し、電源に接続して使用される。監視カメラ用ハウジングは、屋内または屋外に設置することができる。監視カメラ用ハウジングでは、吸気ファン12を作動させて空気取入口23からケース11内に吸気する。図1乃至図3において、空気の流れを矢印で示す。吸気ファン12による風は、窓部方向導風部14により窓部22の下端22a側から上端22b側へ窓部22の内面全体に沿って吹き付けられる。これにより、窓部22の内面が結露により曇るのを抑える。
【0018】
さらに、吸気ファン12による風は、排気ファン13で吸引されて、排出口方向導風部15により窓部22の上端22b側から空気排出口24へと送られる。このとき、送風により監視カメラ1を冷却することができる。排気ファン13から吹き出された風は、吹出孔方向導風部16により空気吹出孔27へと送られ、窓部22の外側から窓部22の外面全体に吹き付けられる。これにより、窓部22の外面が結露により曇るのを抑えるとともに、雨などにより外面に付着した水滴を吹き飛ばすことができる。窓部22の外面に吹き付けられる風は、窓部22の内面に吹き付けられた後の空気のため、窓部22の外面と内面との温度差を小さくすることができ、窓部22の内面または外面が曇るのをより効果的に抑えることができる。また、吹出孔方向導風部16はケース11の側部11bの内面に沿って設けられ、ケース11の側部11bの内面に沿って送風するようになっているため、ケース11の側面の結露を防止し、ケース11の耐久性を高めることができる。
【0019】
こうして、ヒータを用いずに窓部22の曇りを防止することができ、ヒータを用いた場合に比べてランニングコストの抑制および機器の寿命の延長を図ることができる。なお、監視カメラ用ハウジングは、ヒータを用いることもでき、その場合にも窓部22の内面または外面が曇るのを抑えることができる。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、ヒータを用いずに窓部の曇りを防止することができ、ランニングコストの抑制および機器の寿命の延長を図ることができる監視カメラ用ハウジングを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の監視カメラ用ハウジングの概略構成を示す縦断面図である。
【図2】図1に示す監視カメラ用ハウジングの背面図である。
【図3】図1に示す監視カメラ用ハウジングの平面図である。
【符号の説明】
11 ケース
12 吸気ファン
13 排気ファン
14 窓部方向導風部
15 排出口方向導風部
16 吹出孔方向導風部
22 窓部
23 空気取入口
24 空気排出口
26 凸部
27 空気吹出孔
【発明の属する技術分野】
本発明は、監視カメラ用ハウジングに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の監視カメラ用ハウジングとして、曇り防止装置を有し、ファンを駆動すると空気がフィンの隙間に沿って流れ、ヒータによって加熱されて湿度を下げた後、保護ガラスとカメラの撮影レンズとの間に吹き出されて、保護ガラスや撮影レンズの曇りを防止するものがある(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−333234号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に示す監視カメラ用ハウジングは、ヒータを用いるため、ランニングコストが嵩むという課題があった。また、ヒータの熱により監視カメラなどの機器が故障するおそれがあるという課題があった。
【0005】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、ヒータを用いずに窓部の曇りを防止することができ、ランニングコストの抑制および機器の寿命の延長を図ることができる監視カメラ用ハウジングを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る監視カメラ用ハウジングは、ケースと、吸気ファンと、排気ファンと、窓部方向導風部と、吹出孔方向導風部とを有し、前記ケースは内部に監視カメラを収容可能であって監視カメラから外部を透視可能な窓部と空気取入口と空気排出口とを有し、前記窓部の外側に前記窓部の外面に送風するための空気吹出孔を有し、前記吸気ファンは動力により前記空気取入口から前記ケース内に吸気するよう設けられ、前記排気ファンは動力により前記ケース内から前記空気排出口に排気するよう設けられ、前記窓部方向導風部は前記吸気ファンによる送風を前記窓部の内面に案内するよう前記ケースの内部に設けられ、前記吹出孔方向導風部は前記排気ファンによる送風を前記空気吹出孔へ案内するよう前記ケースの内部に設けられていることを、特徴とする。
【0007】
本発明に係る監視カメラ用ハウジングでは、吸気ファンを作動させて空気取入口からケース内に吸気する。吸気ファンによる風は、窓部方向導風部により窓部の内面に吹き付けられる。これにより、窓部の内面が結露により曇るのを抑える。吸気ファンによる風は、排気ファンにより空気排出口へと送られる。排気ファンから吹き出された風は、吹出孔方向導風部により空気吹出孔へと送られ、窓部の外側から窓部の外面に吹き付けられる。これにより、窓部の外面が結露により曇るのを抑える。窓部の外面に吹き付けられる風は、窓部の内面に吹き付けられた後の空気のため、窓部の外面と内面との温度差を小さくすることができ、窓部の内面または外面が曇るのをより効果的に抑えることができる。こうして、ヒータを用いずに窓部の曇りを防止することができ、ヒータを用いた場合に比べてランニングコストの抑制および機器の寿命の延長を図ることができる。窓部の曇り止めは、常時行うようにしても、必要な場合にのみ行うようにしてもよい。
【0008】
他の本発明に係る監視カメラ用ハウジングは、ケースと、吸気ファンと、排気ファンと、窓部方向導風部と、排出口方向導風部と、吹出孔方向導風部とを有し、前記ケースは内部に監視カメラを収容可能であって監視カメラから外部を透視可能な窓部と空気取入口と空気排出口とを有し、前記窓部の外側に前記窓部の外面全体に送風するための空気吹出孔を有し、前記吸気ファンは動力により前記空気取入口から前記ケース内に吸気するよう設けられ、前記排気ファンは動力により前記ケース内から前記空気排出口に排気するよう設けられ、前記窓部方向導風部は前記吸気ファンによる送風を前記窓部の一端側から他端側へ前記窓部の内面全体に沿って案内するよう前記ケースの内部に設けられ、前記排出口方向導風部は前記吸気ファンによる送風を前記窓部の他端側から前記空気排出口へ案内するよう前記ケースの内部に設けられ、前記吹出孔方向導風部は前記排気ファンによる送風を前記空気吹出孔へ案内するよう前記ケースの内部に設けられていることを、特徴とする。
【0009】
他の本発明に係る監視カメラ用ハウジングでは、吸気ファンを作動させて空気取入口からケース内に吸気する。吸気ファンによる風は、窓部方向導風部により窓部の一端側から他端側へ窓部の内面全体に沿って吹き付けられる。これにより、窓部の内面が結露により曇るのを抑える。さらに、吸気ファンによる風は、排気ファンで吸引されて、排出口方向導風部により窓部の他端側から空気排出口へと送られる。排気ファンから吹き出された風は、吹出孔方向導風部により空気吹出孔へと送られ、窓部の外側から窓部の外面全体に吹き付けられる。これにより、窓部の外面が結露により曇るのを抑える。窓部の外面に吹き付けられる風は、窓部の内面に吹き付けられた後の空気のため、窓部の外面と内面との温度差を小さくすることができ、窓部の内面または外面が曇るのをより効果的に抑えることができる。こうして、ヒータを用いずに窓部の曇りを防止することができ、ヒータを用いた場合に比べてランニングコストの抑制および機器の寿命の延長を図ることができる。窓部の曇り止めは、常時行うようにしても、必要な場合にのみ行うようにしてもよい。
【0010】
なお、吹出孔方向導風部はケースの側面または上面に沿って設けられていることが好ましい。この場合、ケースの側面または上面に沿って送風することにより、側面または上面の結露を防止し、ケースの耐久性を高めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図3は、本発明の実施の形態を示している。図1は本発明の実施の形態の監視カメラ用ハウジングの概略構成を示す縦断面図、図2は図1に示す監視カメラ用ハウジングの背面図、図3は図1に示す監視カメラ用ハウジングの平面図である。
図1乃至図3に示すように、監視カメラ用ハウジングは、ケース11と、吸気ファン12と、排気ファン13と、窓部方向導風部14と、排出口方向導風部15と、吹出孔方向導風部16とを有している。
【0012】
ケース11は、箱型をなし、内部に監視カメラ1を収容可能となっている。監視カメラ1は、ケース11の底部11aにボルト21で固定される。ケース11は、正面に窓部22を有している。窓部22は、保護ガラスから成り、監視カメラ1から外部を透視可能となっている。ケース11は、背面に空気取入口23と空気排出口24とを有している。空気取入口23には、吸気口25aを下方に向けたダクト25が設けられている。図1に示すように、ケース11は、窓部22の外側周囲に正面側に枠状に突出する空洞の凸部26を有している。凸部26は、窓部22の外面全体に送風するための複数の空気吹出孔27を有している。空気吹出孔27は、凸部26の左右両側で窓部22に沿って高さ方向に並び、互いに向き合うよう配置されている。
【0013】
図2に示すように、吸気ファン12は、動力により空気取入口23からケース11内に吸気するよう空気取入口23に設けられている。排気ファン13は、動力によりケース11内から空気排出口24に排気するよう空気排出口24に設けられている。排気ファン13は、吸気ファン12より送風量がやや大きく設定してある。
【0014】
図1に示すように、窓部方向導風部14は、傾斜板14aと底板14bとから成って、ケース11の内部に設けられている。傾斜板14aは、空気取入口23の上端から窓部22の下端22aの方向に傾斜して配置され、ケース11に固定されている。底板14bは、ケース11の底部11aの上方に隙間をあけて配置され、ケース11に固定されている。底板14bは、傾斜板14aの下端付近に空気供給口14cを有し、窓部22の下端22a付近に窓部22の幅方向に沿って延びる空気吹出口14dを有している。これにより、窓部方向導風部14は、吸気ファン12による送風を窓部22の下端22a側から上端22b側へ窓部22の内面全体に沿って案内するようになっている。
【0015】
排出口方向導風部15は、折れ曲がった板材から成って、ケース11の内部に設けられている。排出口方向導風部15は、一端15aが空気排出口24の下端に固定され、ケース11の上面に沿って他端15bが窓部22の上端22b側に延びている。これにより、排出口方向導風部15は、吸気ファン12による送風を窓部22の上端22b側から空気排出口24へ案内するようになっている。
【0016】
図1乃至図3に示すように、吹出孔方向導風部16は、ガイド板16aとダクト16bとから成って、ケース11の内部に設けられている。ガイド板16aは、排気ファン13の空気吹出し側で空気排出口24を遮るようにケース11に固定されている。ガイド板16aは、空気排出口24の中央部で左右に折れ曲がり、両側端部16cが窓部22の方向に傾斜してケース11の側部11bの内面に固定されている。ダクト16bは、ガイド板16aの排気ファン13側の両側端部16c付近に導入口16dを有し、ケース11の両方の側部11bの内面に沿って凸部26に連通するよう設けられている。これにより、ダクト16bは、排気ファン13による送風を空気吹出孔27へ案内するようになっている。
【0017】
次に作用について説明する。
監視カメラ用ハウジングは、内部に監視カメラ1を固定して、そのケーブル端子を接続し、電源に接続して使用される。監視カメラ用ハウジングは、屋内または屋外に設置することができる。監視カメラ用ハウジングでは、吸気ファン12を作動させて空気取入口23からケース11内に吸気する。図1乃至図3において、空気の流れを矢印で示す。吸気ファン12による風は、窓部方向導風部14により窓部22の下端22a側から上端22b側へ窓部22の内面全体に沿って吹き付けられる。これにより、窓部22の内面が結露により曇るのを抑える。
【0018】
さらに、吸気ファン12による風は、排気ファン13で吸引されて、排出口方向導風部15により窓部22の上端22b側から空気排出口24へと送られる。このとき、送風により監視カメラ1を冷却することができる。排気ファン13から吹き出された風は、吹出孔方向導風部16により空気吹出孔27へと送られ、窓部22の外側から窓部22の外面全体に吹き付けられる。これにより、窓部22の外面が結露により曇るのを抑えるとともに、雨などにより外面に付着した水滴を吹き飛ばすことができる。窓部22の外面に吹き付けられる風は、窓部22の内面に吹き付けられた後の空気のため、窓部22の外面と内面との温度差を小さくすることができ、窓部22の内面または外面が曇るのをより効果的に抑えることができる。また、吹出孔方向導風部16はケース11の側部11bの内面に沿って設けられ、ケース11の側部11bの内面に沿って送風するようになっているため、ケース11の側面の結露を防止し、ケース11の耐久性を高めることができる。
【0019】
こうして、ヒータを用いずに窓部22の曇りを防止することができ、ヒータを用いた場合に比べてランニングコストの抑制および機器の寿命の延長を図ることができる。なお、監視カメラ用ハウジングは、ヒータを用いることもでき、その場合にも窓部22の内面または外面が曇るのを抑えることができる。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、ヒータを用いずに窓部の曇りを防止することができ、ランニングコストの抑制および機器の寿命の延長を図ることができる監視カメラ用ハウジングを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の監視カメラ用ハウジングの概略構成を示す縦断面図である。
【図2】図1に示す監視カメラ用ハウジングの背面図である。
【図3】図1に示す監視カメラ用ハウジングの平面図である。
【符号の説明】
11 ケース
12 吸気ファン
13 排気ファン
14 窓部方向導風部
15 排出口方向導風部
16 吹出孔方向導風部
22 窓部
23 空気取入口
24 空気排出口
26 凸部
27 空気吹出孔
Claims (2)
- ケースと、吸気ファンと、排気ファンと、窓部方向導風部と、吹出孔方向導風部とを有し、
前記ケースは内部に監視カメラを収容可能であって監視カメラから外部を透視可能な窓部と空気取入口と空気排出口とを有し、前記窓部の外側に前記窓部の外面に送風するための空気吹出孔を有し、
前記吸気ファンは動力により前記空気取入口から前記ケース内に吸気するよう設けられ、
前記排気ファンは動力により前記ケース内から前記空気排出口に排気するよう設けられ、
前記窓部方向導風部は前記吸気ファンによる送風を前記窓部の内面に案内するよう前記ケースの内部に設けられ、
前記吹出孔方向導風部は前記排気ファンによる送風を前記空気吹出孔へ案内するよう前記ケースの内部に設けられていることを、
特徴とする監視カメラ用ハウジング。 - ケースと、吸気ファンと、排気ファンと、窓部方向導風部と、排出口方向導風部と、吹出孔方向導風部とを有し、
前記ケースは内部に監視カメラを収容可能であって監視カメラから外部を透視可能な窓部と空気取入口と空気排出口とを有し、前記窓部の外側に前記窓部の外面全体に送風するための空気吹出孔を有し、
前記吸気ファンは動力により前記空気取入口から前記ケース内に吸気するよう設けられ、
前記排気ファンは動力により前記ケース内から前記空気排出口に排気するよう設けられ、
前記窓部方向導風部は前記吸気ファンによる送風を前記窓部の一端側から他端側へ前記窓部の内面全体に沿って案内するよう前記ケースの内部に設けられ、
前記排出口方向導風部は前記吸気ファンによる送風を前記窓部の他端側から前記空気排出口へ案内するよう前記ケースの内部に設けられ、
前記吹出孔方向導風部は前記排気ファンによる送風を前記空気吹出孔へ案内するよう前記ケースの内部に設けられていることを、特徴とする。
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