JP2004316148A - 開閉システム - Google Patents

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Abstract

【課題】表示項目の表示動作での消費電力を抑えることができ、表示項目の表示によって利用者に不快感などを与えることを軽減できる開閉システムを提供する。
【解決手段】本発明は、開閉体を開閉動作する開閉システムにおいて、所定の構成要素における累積的な動作量を計測する動作量計測手段と、動作量を表示する表示手段と、更新された動作量を、表示機会又は及び表示時間を限定して上記表示手段によって表示させる表示制御手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は開閉システムに関し、例えば、シャッター、ドア、窓、オーバーヘッドドア、門扉、ゲート(駐車場などのゲート)、ロールスクリーン(例えば遮光幕)、ブラインド、オーニング装置などに適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】
モータを動力源としてシャッターの開閉動作を行う電動シャッターは多く、例えば、モータの回転軸の回転に応じて、出力されるエンコーダパルスの数を制御部が受信してカウントし、開動作や閉動作時のシャッターの移動距離や位置などを認識し、カウント値が所定値のタイミングで、モータの回転動作を停止するようになされている。このような開動作又は閉動作の停止時には、シャッター動作回数を1インクリメントするようになされている(特許文献1参照)。そして、シャッターケースや操作部などに設けられている7セグメントLEDやLEDマトリックス等を有する表示部に更新したシャッター動作回数を表示するようになされている。
【0003】
【特許文献1】特開2000−54766号公報
一般に、工場内や工場出入口等に設けられているシャッターには、他のシャッターに比べ、1日でのシャッター動作回数がかなり多いものがあり、この種のシャッター動作回数を表示することは、保守時期等の認識を的確にできて好ましいことである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、利用者が表示されたシャッター動作回数を意識して見るのは、ある程度、保守点検時期が近くなってからであり、見ることが少ないにも拘わらず、シャッター動作回数を常時点灯表示することは消費電力などで無駄が生じているということができる。
【0005】
また、シャッター動作回数を常時点灯させていると、利用者がついつい見てしまい、利用者が煩わしく思うこともある。さらに、正常な開閉動作がなされない場合に、表示部にエラーコードを表示する開閉システムもあるが、シャッター動作回数の表示の更新により、遠くから見ていた使用者がエラーコードの表示と勘違いし、表示部の近くに来て初めてシャッター動作回数の更新を認識し、表示を紛らわしく思うこともある。
【0006】
表示部に他の開閉体の動作状況、動作状態などの表示を常時行う開閉システムもあるが、上記と同様な課題を有している。
【0007】
そのため、表示項目の更新時での消費電力を抑えることができると共に、表示項目の更新によって利用者に不快感を与えることを軽減できる開閉システムが望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、本発明は、開閉体を開閉動作する開閉システムにおいて、(1)所定の構成要素における動作量を計測する動作量計測手段と、(2)動作量を表示する表示手段と、(3)更新された動作量を、表示機会又は及び表示時間を限定して上記表示手段によって表示させる表示制御手段とを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
(A)第1の実施形態
以下、本発明による開閉システムを、シャッターの開閉システムに適用した第1の実施形態を図面を参照しながら詳述する。
【0010】
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態のシャッターの開閉システムの電気的構成を示すブロック図である。
【0011】
図1において、第1の実施形態の開閉システム1は、操作部2、制御部3、モータ4、パルスエンコーダ5及び表示部6を有する。
【0012】
シャッター7は、その一端が、取付部材によって、モータ4の回転軸又は回転軸を覆って連動する筒体に取り付けられ、モータ4の正逆回転によって、開方向又は閉方向に移動するようになされており、また、モータ4の停止により、停止するようになされている。
【0013】
モータ4は、例えば、正逆回転可能なものである。なお、モータ4は、直流式モータ、同期式モータ、誘導式モータなどのいずれであっても良い。
【0014】
モータ4の回転軸には、直接的又は間接的にパルスエンコーダ5が設けられている。例えば、間接的に設けられている場合としては、シャッター7の巻取軸がモータ4の回転軸と異なるときにシャッター7の巻取軸にパルスエンコーダ5が設けた場合が該当する。
【0015】
パルスエンコーダ5は、モータ4の回転軸の1回転当たり所定数のパルスを出力するものであり、磁気式、光学式など、その発生原理は問われないものである。なお、パルスエンコーダ5として、パルスを出力するものに代え、パルスをカウントしたカウント値を出力するものであっても良い。
【0016】
操作部2は、シャッター7の開動作、閉動作、停止動作など、利用者が所望する動作を指示する操作を行うものである。操作部2は、例えば、押しボタン式のものを適用できる。なお、リモコンシステムを適用した開閉システム1であれば、操作部2に代え、又は、操作部2に加え、リモコン受信機もここでの操作部2に含まれる。また、操作部2は、利用者による操作によらないものも含む概念である。例えば、無人搬送車が所定の位置を所定方向に通過したことを検出するセンサの出力が、開動作又は閉動作の起動指示になるようなものも、第1の実施形態の操作部2の概念に含まれるものである。また例えば、計時装置による計時時刻が所定時刻になったときに、計時装置が自動的に開動作又は閉動作の起動指示を発する場合には、この計時装置も、第1の実施形態の操作部2の概念に含まれるものである。さらに例えば、建物全体又は個別のシャッターを管理するような上位のコンピュータがある場合において、上位のコンピュータが所定時刻や所定事象発生に基づいて、開動作又は閉動作の起動指示を発する場合には、この上位のコンピュータも、第1の実施形態の操作部2の概念に含まれるものである。
【0017】
表示部6は、例えば、7セグメントLEDやLEDマトリックス等を有するものであり、制御部3の制御下で、シャッター動作回数などを表示するものである。表示部6は、操作部2と融合したユニットとして構成されていても良い。また、表示部6は、制御部3との間で、有線通信するものでも無線通信するものでも良い。表示部6の取付位置は、任意であるが、この第1の実施形態では、利用者は蓋体などの開放を行うことなく、表示内容を確認できる位置を想定している。
【0018】
制御部3は、操作部2からシャッター7のある動作が指示された場合に、モータ4を制御してその動作を実行させるものである。制御部3は、指示された動作が開動作又は閉動作の場合には、パルスエンコーダ5の出力も利用しながら制御する。また、制御部3は、シャッター動作回数を、所定条件下で、表示部6によって表示させるものである。
【0019】
制御部3は、例えば、CPU10、ROM11、RAM12、EEPROM13及びモータ駆動回路14を有する。
【0020】
モータ駆動回路14は、CPU10の制御下で、モータ4を指示された方向に回転させたり、回転状態を停止させたりするものである。
【0021】
CPU10は、ROM11やEEPROM13の固定データやRAM12の記憶データを利用しながら、しかも、RAM12をワーキングメモリとして利用しながら、操作部2による指示動作に応じた、ROM11に格納されているプログラムを実行して、シャッターの動作を制御したり、表示部6による表示制御を実行したりするものである。なお、CPU10には、パルスエンコーダ5のパルスのカウントする構成も含まれている。また、CPU10には、所定時間を計時するタイマ10aも含まれている。
【0022】
ROM11には、CPU10が実行する各種の処理プログラムやその際に利用する固定データが格納されている。ROM11には、例えば、後述する図2に示す閉動作時制御プログラム11Cや後述する図3に示す動作回数強制表示プログラム11Dなども格納されている。
【0023】
RAM12は、CPU10がある処理プログラムの実行時に適宜利用されるものであり、必要に応じて、更新が適宜なされる所定データも記憶される。
【0024】
EEPROM13には、変更可能な固定データを記憶するものである。例えば、EEPROM13には、シャッター動作回数13aや、シャッター7の開動作や閉動作や停止動作に係る、パルスエンコーダ5のパルスをカウントしたカウント値の基準値群も格納されている。
【0025】
なお、EEPROM13に記憶されているシャッター動作回数13aは、保守点検者などによる、操作部2に対する予め定められた手順などに従った操作や、専用のリセットスイッチ(例えばプッシュスイッチ;図示せず)に対する操作などによって0クリアされ得るものである。
【0026】
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態の開閉システム1のシャッター7の閉成時の制御動作を、図2を参照しながら説明する。
【0027】
CPU10は、シャッター7が停止している全開状態において、操作部12から、閉動作指示信号が与えられると、図2に示す閉動作時制御プログラム11Cを開始する。
【0028】
CPU10は、まず、モータ駆動回路14に対してシャッター7を下降させる方向のモータ4の回転を指示し、モータ駆動回路14は、モータ4をそのように駆動する(S1)。
【0029】
モータ4の回転によって、パルスエンコーダ5からパルスが出力され、CPU10は、モータ4の回転前にEEPROM13に格納されていたシャッター位置カウント値を初期値とし、パルスエンコーダ5からパルスが与えられる毎に、現位置カウント値を1デクリメントしていき、その現位置カウント値がEEPROM13に格納されているシャッター7の全閉時の停止位置になるのを待ち受ける(S2)。
【0030】
なお、現位置カウント値の値によってモータを減速させたりする制御なども行われるが、第1の実施形態の特徴からは離れるので省略している。また、操作部2の停止指示キーの操作による強制停止もあり得るが、第1の実施形態の特徴からは離れるので省略している。
【0031】
CPU10は、現位置カウント値が停止カウント基準値に達すると、モータ駆動回路14にモータ4の回転停止を指示し、モータ駆動回路14はモータ4を停止させる(S3)。
【0032】
その後、CPU10は、EEPROM13に記憶されているシャッター動作回数13aを取り出して、1インクリメントして再度EEPROM13に記憶させると共に、RAM12にも記憶させる(S4)。そして、所定時間(例えば5秒)を計時するタイマ10aを起動させてから(S5)、表示部6によって更新されたシャッター動作回数を表示させる(S6)。
【0033】
この表示中においては、CPU10は、タイマ10aがタイムアップするのを待ち受けており(S7)、タイマ10aがタイムアップすると、表示部6によるシャッター動作回数の表示を終了させ、また、RAM12上のシャッター動作回数も消去させる(S8)。
【0034】
次に、第1の実施形態の開閉システム1におけるシャッター動作回数の強制表示動作を、図3を参照しながら説明する。
【0035】
CPU10は、操作部12から、シャッター動作回数の強制表示指示信号が与えられると、図3に示す動作回数強制表示プログラム11Dを開始する。
【0036】
ここで、シャッター動作回数の強制表示を指示する操作部12に対する操作は、例えば、開動作指示キー及び停止動作指示キーの同時押しなど、無駄な表示動作が実行されないように、特殊にしておくことが好ましい。なお、操作部12に、強制表示のための専用キーを設けておいても良い。
【0037】
CPU10は、動作回数強制表示プログラム11Dを開始すると、まず、EEPROM13に記憶されているシャッター動作回数13aを取り出してRAM12にも記憶させる(S11)。
【0038】
その後は、閉動作時での表示動作と同様な表示動作を実行する。すなわち、CPU10は、タイマ10aを起動させてから(S12)、表示部6によってシャッター動作回数を表示させ(S13)、タイマ10aがタイムアップすると(S14)、表示部6によるシャッター動作回数の表示を終了させ、また、RAM12上のシャッター動作回数も消去させる(S15)。
【0039】
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態の開閉システム1によれば、シャッター動作回数は、全閉状態になった時点から、タイマ10aによる所定時間(例えば5秒)だけ表示されるので、従来に比べ、表示時間を格段的に抑えることができ、表示に係る消費電力を抑えることができる。表示部7が電池駆動の場合には、特に上記効果の意義は大きい。
【0040】
また、全閉状態になった時点から所定時間だけの表示であるため、利用者は、遠くにいても、シャッター動作回数の表示と判断でき、わざわざ表示部7の近傍に移動することが不要である。消灯後に、シャッター動作回数を確認したい場合には、強制表示の指示操作を行うことにより、シャッター動作回数を確認することができ、所定時間だけの表示による不都合は生じない。
【0041】
さらに、表示部12がエラー表示を行うものと兼用されている場合において、エラー表示は表示時間の制限がないため、遠くにいても、点灯時間によって、シャッター動作回数の表示とエラー表示とが区別でき、エラー表示の場合にのみ、表示部7の近傍に移動するようなこともできる。
【0042】
(B)第2の実施形態
次に、本発明による開閉システムを、シャッターの開閉システムに適用した第2の実施形態を図面を参照しながら説明する。
【0043】
第2の実施形態の開閉システムも、全体構成は、上述した第1の実施形態に係る図1で表すことができる。
【0044】
第2の実施形態は、閉動作時制御プログラム11Cに従って実行される動作が、第1の実施形態と多少異なっている。
【0045】
図4は、第2の実施形態における閉動作時制御プログラム11Cに従って実行される動作を示すフローチャートであり、上述した第1の実施形態に係る図2との同一、対応ステップには同一符号を付して示している。
【0046】
操作部12から閉動作指示信号が与えられて、図4に示す閉動作時制御プログラム11Cを開始し、シャッター動作回数を1インクリメントするまでの処理(S1〜S4)は、第1の実施形態と同様である。
【0047】
その後、CPU10は、更新されたシャッター動作回数が複数種類ある所定回数の中のいずれかに一致しているかを判定する(S20)。
【0048】
図5は、一致判定に供する所定回数の説明図である。図5は、前回の保守点検時から次回の保守点検までの最少限のシャッター動作回数を10000回とした場合の例である。
【0049】
シャッター動作回数が9000以下では、1000の倍数(1000、2000、…)が所定回数となっており、シャッター動作回数が9001〜9900の範囲では、100の倍数(9100、9200、…)が所定回数となっており、シャッター動作回数が9901〜9990の範囲では、10の倍数(9910、9920、…)が所定回数となっており、シャッター動作回数が9991以上では、全てが所定回数に一致すると判定される。
【0050】
更新されたシャッター動作回数がいずれの所定回数とも一致しない場合には、CPU10は、RAM12上のシャッター動作回数を消去して一連の処理を終了する(S21)。
【0051】
一方、更新されたシャッター動作回数がいずれかの所定回数と一致している場合には、CPU10は、第1の実施形態と同様にして、その所定回数と一致するシャッター動作回数の所定時間だけの表示を実行させる(S5〜S8)。
【0052】
なお、第2の実施形態の場合、表示されるシャッター動作回数が限定されているので(1000、2000、…、9000、9100、9200、…、9900、9910、9920、…、9990、9991、…)、表示時間を第1の実施形態より長くするようにしても良い。また、表示起動時に、ブザーなどを鳴動させて、表示されていることを利用者に喚起させるようにしても良い。
【0053】
第2の実施形態の開閉システムによっても、第1の実施形態と同様な効果を奏することができる。第2の実施形態の場合には、表示されるシャッター動作回数が限定されているので、第1の実施形態以上に消費電力の削減が期待できる。
【0054】
(C)第3の実施形態
次に、本発明による開閉システムを、シャッターの開閉システムに適用した第3の実施形態を図面を参照しながら説明する。
【0055】
第3の実施形態の開閉システム1Bは、その全体構成は、上述した第1の実施形態とほぼ同様であるが、図6に示すように、表示モードスイッチ15が制御部3に追加して設けられている。
【0056】
この第3の実施形態の場合、表示モードとして、シャッター動作回数を常時表示している常時表示モードと、上述した第1の実施形態で説明したような更新後の所定時間だけ表示する低消費電力モードとがあり、表示モードスイッチ15によって切り替えることができる。表示モードスイッチ15は、例えば、プッシュスイッチでなり、表示モードスイッチ15が操作される毎に、表示モードが他方の表示モードに切替られる。図6に示すように、EEPROM13は、現在選択されている表示モード13bを記憶しており、表示モードスイッチ15が操作されると、CPU10は、EEPROM13に記憶されている表示モード13bを他方の表示モードに書き換える(フローチャートは省略)。
【0057】
この第3の実施形態においては、2種類の表示モードがあるため、閉動作時制御プログラム11Cに従って実行される動作が、第1の実施形態と多少異なっている。
【0058】
図7は、第3の実施形態における閉動作時制御プログラム11Cに従って実行される動作を示すフローチャートであり、上述した第1の実施形態に係る図2との同一、対応ステップには同一符号を付して示している。
【0059】
操作部12から閉動作指示信号が与えられて、図7に示す閉動作時制御プログラム11Cを開始し、シャッター動作回数を1インクリメントするまでの処理(S1〜S4)は、第1の実施形態と同様である。
【0060】
その後、CPU10は、現在選択されている表示モードがいずれであるかを認識する(S30)。
【0061】
現在選択されている表示モードが常時表示モードであると、CPU10は、表示部6によって更新されたシャッター動作回数を表示させて一連の処理を終了する(S31)。
【0062】
一方、現在選択されている表示モードが低消費電力モードであると、CPU10は、第1の実施形態と同様にして、更新されたシャッター動作回数の所定時間だけの表示を実行させる(S5〜S8)。
【0063】
第3の実施形態の開閉システムによっても、低消費電力モードが選択されている場合には、第1の実施形態と同様な効果を奏することができる。
【0064】
これに加え、第3の実施形態によれば、表示モードとして2種類を用意し、利用者に選択させるようにしたので、利用者が任意に表示モードを選択でき、使い勝手を高めている。例えば、保守点検時期(保守点検を要求する基準のシャッター動作回数)にシャッター動作回数が近付いてきたときに、利用者が、それまでの低消費電力モードから常時表示モードへ切り替えることで、保守点検時期をより確実に判断できるようになる。
【0065】
(D)他の実施形態
上記各実施形態の説明でも、種々変形実施形態について言及したが、さらに、以下に例示するような変形実施形態を挙げることができる。
【0066】
(D−1)上記各実施形態においては、閉動作の終了時に、シャッター動作回数を更新するものを示したが、開動作の終了時に、シャッター動作回数を更新し、表示処理を行うようにしても良い。
【0067】
また、閉動作回数及び開動作回数を別個に計数し、閉動作の終了時には閉動作回数を表示し、開動作の終了時には開動作回数を表示するようにしても良い。さらには、停止動作回数の表示機能を持たせるようにしても良い。
【0068】
(D−2) 上記各実施形態においては、限定された表示時間(所定時間)が固定のものを示したが、ダイヤルスイッチなどを利用したり、ソフトウェア的処理により可変できるようにしても良い。但し、上限時間を定めておくことが好ましい。
【0069】
(D−3) 上記第3の実施形態では、第1の実施形態で説明した表示方法と、従来の表示方法とを選択できるものを示したが、第2の実施形態で説明した表示方法と、従来の表示方法との間を選択できるようにしても良く、第1の実施形態で説明した表示方法と、第2の実施形態で説明した表示方法と、従来の表示方法との3種類の中から表示方法(表示モード)を選択できるようにしても良い。
【0070】
また、表示モードを選択できる場合においては、利用者の操作に基づく強制表示機能を設けないようにしても良い。
【0071】
(D−4) また、シャッターケース内と、シャッターケース外とのそれぞれに表示部を設け、シャッターケース内の表示部には従来の表示方法で表示させ、シャッターケース外の表示部には、いずれかの実施形態(又はその変形実施形態)での表示方法を適用するようにしても良い。
【0072】
(D−5) 第2の実施形態においては、所定回数に一致するシャッター動作回数の表示でも所定時間の表示を行うものを示したが、シャッター動作回数が次の回数に変化するまで継続して表示させるようにしても良い。例えば、図4に示すステップS5、S7及びS8を省略することにより、このような表示を実現できる。
【0073】
このような継続表示では、利用者の操作(例えば、開動作指示キー及び閉動作指示キーの同時操作)に応じて所定回数の表示を終了させるようにしても良い。
【0074】
(D−6) 第2の実施形態においては、シャッター動作回数を表示させる所定回数は、固定的なものを示したが、ダイヤルスイッチなどを利用したり、ソフトウェア的処理により可変できるようにしても良い。例えば、10回毎に1回や、50回毎に1回や、100回毎に1回を利用者は任意に選択できる。
【0075】
また、990回〜1010回の範囲内では表示させ、1011回〜1989回の範囲では表示させないように、表示させる回数を範囲で設定させるようにしても良い。
【0076】
(D−7) 上記各実施形態においては、表示項目がシャッター動作回数であるものを示したが、動作量に係る他の項目であっても良い。
【0077】
例えば、モータ4の累積回転数や、パルスエンコーダ5のパルス値変化の絶対値の累積値(移動距離に換算しても良い)や、障害物検知センサの作動回数や、シャッター7の総移動時間や、モータ駆動回路14内のインバータの総作動時間や、開動作や閉動作や停止動作によってオンオフ制御されるモータ駆動回路14内のリレー接点の総作動回数などであっても良い。
【0078】
表示部7が、複数の表示項目を併記して表示させるものであっても良い。また、表示項目を、操作部2を利用して利用者が選択できるようにしても良い。
【0079】
(D−8) 本明細書での開閉動作とは、開方向のみ、閉方向のみ、または開閉両方向の移動動作を意味する。また、「閉」は開口部が存在するような場合にはこれを閉鎖する方向への移動を意味する概念であり、繰り出し、スライド移動、展張等を含む開閉体の前進を意味し、「開」は開口部が存在するような場合にはこれを開放する方向への移動を意味する概念であり、巻取り、収縮、折り畳み等を含む開閉体の後退を意味する。
【0080】
従って、開閉体駆動装置も回転モータに限定されず、直動モータであっても良く、また、油圧機構等であっても良い(但し、停止指令時に多少惰性で運動するものであることを要する)。また、開閉体の位置検出部も、パルスエンコーダ及びそのパルスのカウント部に限定されず、開閉体の駆動方法に応じたものを適用すれば良い。例えば、リニアエンコーダも適用可能である。
【0081】
(D−9) 上記各実施形態においては、通常のシャッターについて本発明を適用したものであったが、本発明は、ガレージ用シャッター、窓用シャッター、シートシャッター、パネルシャッターなど各種のシャッターに適用することも可能であり、さらに、シャッター用としてだけでなく、ドア、窓、オーバーヘッドドア、ロールスクリーン(例えば遮光幕)、ブラインド、オーニング装置などの他の開閉装置の開閉システムにも適用することが可能である。
【0082】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、表示項目の表示動作での消費電力を抑えることができ、表示項目の表示によって利用者に不快感などを与えることを軽減できる開閉システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のシャッターの開閉システムの電気的構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態の閉動作時の処理を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施形態のシャッター動作回数の強制表示時の処理を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施形態の閉動作時の処理を示すフローチャートである。
【図5】第2の実施形態の表示するシャッター動作回数の説明図である。
【図6】第3の実施形態のシャッターの開閉システムの電気的構成を示すブロック図である。
【図7】第3の実施形態の閉動作時の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、1B…開閉システム、2…操作部、3…制御部、4…モータ、5…パルスエンコーダ、6…表示部、7…シャッター、10…CPU、11…ROM、11C…閉動作時制御プログラム、11D…強制表示プログラム、12…RAM、13…EEPROM、14…モータ駆動回路、15…表示モードスイッチ。

Claims (5)

  1. 開閉体を開閉動作する開閉システムにおいて、
    所定の構成要素における累積的な動作量を計測する動作量計測手段と、
    動作量を表示する表示手段と、
    更新された動作量を、表示機会又は及び表示時間を限定して上記表示手段によって表示させる表示制御手段と
    を有することを特徴とする開閉システム。
  2. 上記動作量計測手段によって計測される動作量が開閉体の動作回数であることを特徴とする請求項1に記載の開閉システム。
  3. 上記表示制御手段は、動作量が更新されたときから、所定時間だけ、更新された動作量を上記表示手段によって表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の開閉システム。
  4. 上記表示制御手段は、更新された動作量が複数ある所定の値のいずれかのときに表示させ、更新された動作量が所定の値以外では表示させないことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の開閉システム。
  5. 現状の動作量の表示を求める操作信号を出力する強制表示操作手段を備え、
    上記表示制御手段は、上記操作信号が与えられると、動作量を上記表示手段によって表示させる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の開閉システム。
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