JP2004108000A - 過巻き防止装置 - Google Patents

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宇 治 信 行
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Abstract

【課題】シャッターやブライド、ロールスクリーン等を巻取り限界位置まで巻き取った時点で過度のテンションを掛けることなく確実にモータを停止させることができるようにする。
【解決手段】被操作体20の移動位置を検出する位置検出手段と、被操作体20が巻取り限界位置に達したときのモータ32にかかる負荷トルクを検出する過負荷検出手段45と、被操作体20が巻取り限界位置に至る複数の直前位置における過負荷トルクの設定値を段階的に小さい値に設定する過負荷設定手段と、負荷トルク検出値が過負荷トルクの設定値を越えたときにモータ32を停止するモータ制御手段とから過巻き防止装置を構成する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動シャッターやブラインド、あるいは電動ロールスクリーンに適用される過巻き防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
住宅や、ガレージの出入口の戸、店舗等の入口の戸として、幅の狭い薄い板であるスラットを何枚も幅方向に連ねた鎧戸形式のシャッターが広く利用されている。最近のシャッターは、シャッターの巻取り軸をモータにより回転駆動する電動シャッターが主流になってきている。
【0003】
この種の電動シャッターでは、駆動源のモータとしては、ACモータが一般に採用されている。シャッターを開閉するために必要なトルクと速度を得るために、ACモータの回転を減速機で減速して巻取軸に伝えている。
【0004】
また、窓を遮光するブラインドや、映画やスライドなどの映像を投影するスクリーンにおいても、電動式で巻き取るものがあり、電動シャッターと同様の駆動装置が設けられている。
【0005】
電動シャッターでは、シャッターが完全に開き切った上限位置で確実に停止させて、巻き過ぎを防止する過巻き防止装置を備えているのが一般的である。シャッターを巻き取り過ぎてしまうと、シャッターやモータが破損するからである。
【0006】
従来の過巻き防止装置としては、ACモータに供給する電流値および回転数を監視し、予め設定した過負荷電流値を超えたときおよび予め設定した回転数を下回ったときにACモータを停止させるようにしたものが主流である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の過巻き防止装置では、シャッターを例にとれば、上限位置まで巻き上げられてACモータが停止したとき、シャッターは引っ張られてテンションが掛かった状態にあり、引っ張られたスラットが噛み込み合って、摩耗や傷が発生することがある。
【0008】
また、全開の状態にある限りシャッターにはテンションが加わっているため、シャッターを閉じようとして繰り出し始めるその瞬間に、シャッターはテンションから急激に解放されることになり、解放される瞬間にスラットがぶつかり合ったり擦れあったりして騒音が生じることがある。
【0009】
ブラインドやロールスクリーンの場合も同様に、テンションが常に掛かっていることにより、開閉動作の繰り返しにより、そのシートに経年的に伸びが発生し、耐久性を低下させる不都合がある。
【0010】
そこで、本発明の目的は、前記従来技術の有する問題点を解消し、シャッターやブライド、ロールスクリーン等を巻取り限界位置まで巻き取った時点で過度のテンションを掛けることなく確実にモータを停止させることができるようにした過巻き防止装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、巻き取り開閉式の被操作体を巻き取るモータ駆動の巻取り軸が巻取り限界位置を越えて前記被操作体を巻き取らないようにする過巻き防止装置において、前記被操作体の移動位置を検出する位置検出手段と、前記被操作体が巻取り限界位置に達したときのモータにかかる負荷トルクを検出する過負荷検出手段と、前記被操作体が巻取り限界位置に至る複数の直前位置における過負荷トルクの設定値を段階的に小さい値に設定する過負荷設定手段と、負荷トルク検出値が前記過負荷トルクの設定値を越えたときに前記モータを停止するモータ制御手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0012】
本発明によれば、巻取り限界位置直前での過負荷トルクの設定値を小さい設定値に変更することにより、モータが巻取りを停止するときのトルクの大きさを抑制できるので、被操作体を巻き取り過ぎて、傷を付けたり、大きなテンションが掛かるのを未然に防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による過巻き防止装置の一実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明による過巻き防止装置が適用される電動シャッターを示す縦断面図である。参照符号10は、電動シャッター一体型のサッシ窓枠を構成する上枠を示し、12は下枠である。この窓枠には、室内側から順に内障子13、外障子14が引き違いに取り付けられている。外障子14の外側には網戸15が取り付けられている。この網戸の外側に設けられているのが電動シャッター16である。電動シャッター16は、スラット18を連ねてなるスラットカーテンであるシャッター20と、シャッター巻取り部22とから構成されている。
【0014】
このシャッター20は、スラット18とスラット18の間に換気または採光用の開口部(隙間)が形成される型式のスラットカーテンである。この実施形態の場合、スラット18の上部には、鉤状の連結部18aが設けられており、この連結部18は、上隣のスラット18に上下動が可能なように係合している。従って、シャッター20が降りた状態では、各スラット10は吊られた状態で、各スラット18の間に開口部が形成されるようになっている。シャッター20の最下端部には、幅木21が設けられている。参照符号19は、シャッター20の上限位置に設けられたストッパである。幅木21にはストッパ19に当接する当接部材51が取り付けられている。
【0015】
シャッター巻取り部22は、上枠10の上部に一体的に取り付けられたシャッターボックス23を備えており、このシャッターボックス23の内部に、巻き上げられたシャッター20が収納される。24は、シャッター20を巻き取る巻取り軸である。この巻取り軸24は、次に説明するサーボモータを駆動源とする電動駆動部により駆動される。
【0016】
図2は、巻取り軸24の内部に組み込まれている電動駆動部を示す分解斜視図である。巻取り軸24は、中空のパイプ状の軸である。この巻取軸の内部には、モータユニット25とスプリングアセンブリ26が組み込まれている。
【0017】
スプリングアセンブリ26は、シャフト27と、このシャフト27に巻装されている巻取ばね28と、シャフト27を回転自在に支持する一対の軸受29a、29bとから構成されている。シャフトを巻取り軸24に対して取り付けるには、軸受29a、29bをねじで固定すればよい。
【0018】
巻取ばね28の一端はシャフト27に固着され、ばねの他端は巻取り軸24に固着されている。したがって、巻取りバネ28は、常時にばねに発生するねじれトルクにより、巻取り軸24をシャッター20の開方向に付勢するようになっている。これにより、シャッター20を手動で開くときには、楽に開けられるようになっている。
【0019】
モータユニット25は、サーボモータと減速機、ブレーキが巻取り軸24に組み込み易いようにユニット化されたものである。図3は、モータユニット25の縦断面を示す。
【0020】
図3において、30は円筒状のハウジングで、このハウジング30の内部には、DCサーボモータ(以下、単にサーボモータという)32とブレーキ33が一体的に収納されている。34は、差動遊星歯車機構からなる減速機である。
【0021】
サーボモータ32の回転軸35は、減速機34の入力軸36に連結されており、この入力軸36には、3つの遊星歯車37が噛み合っている。これらの遊星歯車37は、外側の太陽歯車38にも同時に噛み合っており、公転しながら入力軸36の回転を減速して太陽歯車38に伝えるようになっている。太陽歯車38は、ベアリング39によって回転自在に支持されている出力軸41に取着されており、減速された回転は、出力軸41に伝達される。出力軸41には、図2に示すように、クラッチ40が連結され、このクラッチ40が入っているときにはクラッチ40を介して減速された回転及びトルクが巻取り軸24に伝えられる。なお、クラッチ40が切れている場合には、上述した巻取ばね28のねじれトルクを利用してシャッター20を手動で開け閉めすることができる。
【0022】
次に、図4は、本実施形態による電動シャッターのシャッター開閉制御装置の構成を示すブロック図である。
図4において、参照符号42は、電動シャッター20の制御装置を示す。この電動シャッター制御装置42は、マイクロコンピュータからなる制御部44と、この制御部44からの指令に基づいてサーボモータ32を駆動するサーボドライバ46を備えている。サーボモータ32は、位置を検出する検出器としてエンコーダ45を内蔵しており、このエンコーダ45の出力するパルス列は、制御部44にフィードバックされ、制御部44はパルス列をカウントすることで、シャッター20の位置を検出することができる。また、サーボモータ32の負荷トルクを検出する手段として、サーボドライバ46からサーボモータ32に供給される電流の大きさを検出する検出器47が設けられており、この検出器47で検出した電流値を制御部44にフィードバックすることで、制御部44は負荷トルクの大きさを検出することができる。
【0023】
また、制御部44には、操作スイッチ48、安全装置50が接続されている。操作スイッチ48は、開スイッチ、閉スイッチ、停止スイッチが設けられ、これらのスイッチからの信号が制御部44に与えられると、制御部44は、サーボドライバー46にそれぞれ正転指令、逆転指令、停止指令を指令する。安全装置50は、サッシの窓枠に障害物がある場合に、これを赤外線により検出し、制御部44に停止指令を送信するための装置である。
【0024】
以下、シャッター20を巻き上げて開く場合の過巻き防止制御の内容について、図5のタイムチャート及び図7を参照しながら説明する。
図5(a)は、シャッター20の開動作において、過巻きを防止するためにサーボモータ32を停止させる基準となる過負荷トルクの段階的な設定パターンを示し、図5(b)は、シャッター20の開動作におけるサーボモータ32の回転速度の段階的な増速および減速パターンを示す。図7は、速度を減速するときのシャッター20の位置と過負荷トルク並びに速度の関係を対応させた図である。
【0025】
図5および図7において、位置パルスP0乃至P6は、エンコーダ45から出力されるパルス列の計数値で、予め設定された速度切り替え位置にそれぞれ対応している。具体的には、位置パルスP0はシャッター20が全開の位置、すなわち、シャッター20の幅木にある当接部材51がストッパ19に当たる位置である。位置パルスP6はシャッター20が全閉の位置に対応しており、位置パルスP5はシャッター20が開く過程で幅木21が下枠12から離れる位置に対応している。位置パルスP1、P2は、シャッター20が開く過程で、全開位置に近づいて段階的に減速する位置に対応し、特に、位置パルスP1は、過負荷トルクの設定値をT1からより小さい設定値T2に変更する位置に対応している。位置パルスP4はシャッター20が開く過程でP5の直後に増速する位置に対応し、位置パルスP3はシャッター20を開く過程で定常速度に増速する位置に対応している。
【0026】
(1)開動作
操作スイッチ48の開スイッチがオンになると、制御部44は図5(b)に示すようなサーボモータ32の段階的な速度制御を行う。
最初の回転速度N21は、極めてゆっくりとした回転速度であり、制御部44が、この速度指令をサーボドライバ46に与えると、回転速度N21で極めてゆっくりとシャッター20は開き始める。このとき、シャッター20の幅木21は下枠12に着いた状態で、スラット18の間の開口部がきわめてゆっくりと広がっていく。
【0027】
この間、シャッター20の幅木21が下枠12が離れる直前まで、この回転速度N21は維持されるので、ほとんどスラット18同士が擦れ合うときに生じる音が感じられないようにすることで可能である。
【0028】
その後、幅木21が下枠12を離れようとし、スラット18の間の開口部が完全に開き切ったときに、制御部44が位置パルスP5をカウントすると、制御部44はサーボドライバ46に回転速度N22に増速する速度指令を送り、これによりサーボモータ32の回転速度は一次増速される。さらに、制御部44が位置パルスP4をカウントすると、回転速度N23に二次減速する速度指令をサーボドライバ46に送る。そして、位置パルスP3をカウントしたところで、定常回転速度N24に増速する速度指令をサーボドライバ46に指令する。
【0029】
このようにして、定常回転速度N24にするまでに小刻みに段階的増速を行うことで、増速する際のシャッター20のイナーシャに起因して生じるスラット18同士の擦り合い音の発生を防止できる。
【0030】
その後、シャッター20が完全に開く直前になって、制御部44が位置パルスP2をカウントすると、制御部44はサーボドライバ46に回転速度N25に一次減速する速度指令を送る。
【0031】
さらに、全開位置直前で位置パルスP1をカウントすると、最も低速である回転速度N26に二次減速させると同時に、過負荷トルクの設定値T1をより小さな設定値T2に変更する。
【0032】
ここで、図5(a)において、曲線Tは、シャッター20を巻き上げて開く過程でのサーボモータ32の負荷トルクの変動を示す曲線である。
シャッターが全開位置の直前までは、過負荷トルクの設定値は、大きな設定値のT1に設定されているため、何らか原因により例えば、シャッター20が何かに引っ掛かって急激にサーボモータ32の負荷トルクを上昇させるなどのことが無い限り、過巻き防止動作は働くことがない。
【0033】
これに対して、シャッター20がほとんど全開位置に至り、シャッター20の幅木21に取り付けた当接部材51がストッパ19に接触すると、急減に負荷トルクは上昇する。サーボモータ32が巻取り軸24を回転駆動し、さらにシャッター20を巻き上げようとすると、負荷トルクの検出値は、過負荷トルクの設定値T2を越えるに至る。制御部44は、負荷トルクの検出値が過負荷トルクの設定値T2越えた時点で、停止指令をサーボドライバ46に送り、これによりサーボモータ32の回転は停止して、シャッター20が最終的に全開する。
【0034】
このようにして、全開位置直前での過負荷トルクの設定値を小さい設定値に変更することにより、サーボモータ32が巻取りを停止するときのトルクの大きさを抑制できるので、シャッター20を巻き取り過ぎて、各スラット18が噛み込み合って傷が付いたり、大きなテンションが掛かるのを未然に防止することができる。
【0035】
さらに、全開位置直前の2段階の減速により、上記の過巻き防止動作が作動したときの急激なシャッター20の停止を回避し、スラット18が擦れ合う音の発生を防止する。
【0036】
(2)閉動作
操作スイッチ48の閉スイッチがオンになると、制御部44は図6に示すようなサーボモータ32の段階的な減速制御を行う。
まず、シャッター20を閉じるため、巻取り軸24から繰り出しを始めるときのサーボモータ32の初速度は一定の定常回転速度N11で、この速度指令をサーボドライバ46に与えると、ゆっくりとシャッター20が閉じられていく。
【0037】
シャッター20が巻取り軸24から繰り出された瞬間には、シャッター20は、それまで巻き取られて引っ張られた状態から解放されることになるが、上述したように、各スラット18が噛み込み合った状態にならないように巻き取られており、繰り出し直後にスラット18がぶつかり合って異音をたてることなくスムーズに閉動作を開始する。
【0038】
シャッター20の幅木21が下枠12に接触する直前になって、制御部44が位置パルスP4をカウントすると、制御部44はサーボドライバ46に回転速度N12に減速する速度指令を送り、これによりサーボモータ32の回転速度は一次減速される。したがって、シャッター20の幅木21が下枠12に接触を始めるとには、スムーズに接触するので幅木21が下枠12にぶつかって音を立てることを防止できる。
【0039】
こうして、シャッター20の幅木が下枠12に接触した後は、シャッター20の下降に伴い各スラット18が重なり合い始めて、それまであった開口部が閉じていく。このとき、制御部44が位置パルスP5をカウントすると、制御部44はサーボドライバ46に回転速度N13に減速する速度指令を送り、これによりサーボモータ32の回転速度は二次減速される。
【0040】
この二次減速した回転速度N13は、極めてゆっくりとスラット18を重ね合わせる速度であって、ほとんどスラット18同士が擦れ合うときに生じる音が感じられないようにすることが可能となる。
【0041】
最終的に、シャッター20が全閉し、制御部44が位置パルスP6をカウントすると、停止指令をサーボドライバ46に送り、これによりサーボモータ32の回転は停止する。
【0042】
ここで、図8は、シャッターを閉じる過程での騒音測定結果の例を示す図である。図8(a)は、本実施形態による過巻き防止装置を用いた電動シャッターについての測定結果であり、図8(b)は、従来の過巻き防止機構を有する電動シャッターについての測定結果である。図8において、時間t1は、シャッターが閉じ始める時点である。区間aは、幅木が下枠に接触しスラットが重なり合う区間に相当している。
【0043】
図8(a)と図8(b)を対照すると明かなように、従来の電動シャッターでは、シャッターの繰り出し直後にテンションから解放されたスラットが音を立て騒音レベルが上がり、さらに全閉位置に近くなった場合に騒音レベルが再度上昇するのに対して、本実施形態の電動シャッターでは、起動直後から最終的に全閉位置になる過程全体を通じて、ほとんど騒音レベルが高くなることなく、静粛に全閉させることができることがわかる。
【0044】
以上、本発明に係る過巻き防止装置を電動シャッターに適用した実施形態挙げて説明したが、本発明に係る過巻き防止装置は、電動式ブラインドの巻取り装置や、また、プロジェクターで映像を投影するためのロールスクリーンの巻取り装置に対しても電動シャッターと全く同じように適用することができる。特に、ロールスクリーンの場合、スクリーン本体は、樹脂製のシートであるため、本発明を適用することにより、強く引っ張られないようにすることができるため経年的な伸びを無くし耐用性を高めることが可能となる。
【0045】
また、本発明に係る過巻き防止装置は、電動機としてサーボモータに限定されるものではなく、ACモータとメカニカルカウンタを駆動部に備えた巻取り装置に対しても適用することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、シャッターやブライド、ロールスクリーン等の被操作体を全閉位置まで巻き取った時点で過度のテンションがかからないように確実に巻き取ることができる。
【0047】
また、本発明の過巻き防止装置を電動シャッターに適用することにより、巻き過ぎによるスラットの噛み込みを防止でき、静粛に閉動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の過巻き防止装置が適用される電動シャッター一体型のサッシを示す縦断面図。
【図2】電動シャッターの電動駆動部の分解斜視図。
【図3】電動駆動部に用いられるモータユニットの断面図。
【図4】
電動シャッターの制御部のブロック構成図。
【図5】
(a)は、シャッターの開動作における過負荷トルクの設定パターンを示すタ
イムチャート、(b)は、シャッターの開動作におけるサーボモータの回転速度
制御のタイムチャート。
【図6】
シャッターの閉動作におけるサーボモータの回転速度制御のタイムチャート。
【図7】
シャッターの位置と過負荷トルクの設定値並びに回転速度の対応関係を示す図

【図8】
シャッターの閉動作における騒音測定結果の例を示す図。
【符号の説明】
10 上枠
12 下枠
13 内障子
14 外障子
15 網戸
16 電動シャッター
18 スラット
19 ストッパ
20 シャッター
21 幅木
23 シャッターボックス
25 モータユニット
26 スプリングアセンブリ
30 ケース
32 DCサーボモータ
34 減速機
44 制御部

Claims (3)

  1. 巻き取り開閉式の被操作体を巻き取るモータ駆動の巻取り軸が巻取り限界位置を越えて前記被操作体を巻き取らないようにする過巻き防止装置において、
    前記被操作体の移動位置を検出する位置検出手段と、
    前記被操作体が巻取り限界位置に達したときのモータにかかる負荷トルクを検出する過負荷検出手段と、
    前記被操作体が巻取り限界位置に至る複数の直前位置における過負荷トルクの設定値を段階的に小さい値に設定する過負荷設定手段と、
    負荷トルク検出値が前記過負荷トルクの設定値を越えたときに前記モータを停止するモータ制御手段と、
    を具備することを特徴とする過巻き防止装置。
  2. 前記モータは、サーボモータからなり、前記モータ制御手段は、前記巻取り限界位置に到達する直前で段階的に前記サーボモータの減速を行うことを特徴とする請求項1に記載の過巻き防止装置。
  3. 前記被操作体は、電動シャッターのスラットカーテンであることを特徴とする請求項1または2に記載の過巻き防止装置。
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