JP2004316104A - 伸縮式テントの車輪装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】伸縮式テントの支柱2と、前後方向に敷設されたレール3と、支柱2の下部に設けられて前後が開口された倒立略U型を呈する枠体4と、枠体4内に横軸12廻りに回転可能に設けられてレール3上を転動し得る車輪5と、枠体4の前後の開口を閉塞すべく設けられた塞板6とで構成し、とりわけ枠体4の前後の開口を閉塞する塞板6を設ける。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばガレージや物置や温室等に使用される伸縮式テントに係り、とりわけ伸縮移動を円滑にする為の車輪装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、伸縮式テントとしては、例えば特許文献1乃至4に記載されたものや、特許文献5及び6に記載されたものが知られている。
前者は、多数の倒立略U型のフレームと、前後方向に敷設された左右一対のレールと、各フレームの支柱下端に設けられてレール上を転動し得る車輪と、隣接するフレーム相互の支柱間に設けられてフレーム間隔を拡縮させるX状のクロスバーと、フレームに外張りされてフレームの移動に依り伸縮する幕体とを備えている。
後者は、前者の構成のうち、クロスバーが割愛されている。
【0003】
この様な伸縮式テントは、フレームをレールに沿って前後方向に移動させる事に依り幕体の拡縮を行なう事ができる。
而して、この様な伸縮式テントに用いられる車輪装置は、伸縮式テントの支柱と、前後方向に敷設されたレールと、支柱の下部に設けられて前後が開口された倒立略U型を呈する枠体と、枠体内に横軸廻りに回転可能に設けられてレール上を転動し得る車輪と、から構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−323042号公報
【特許文献2】
特開平9−195586号公報
【特許文献3】
特開平11−30059号公報
【特許文献4】
特開2002−276205号公報
【特許文献5】
実用新案登録第3007265号公報
【特許文献6】
実用新案登録第3017191号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この様なものは、枠体が倒立略U型を呈してその前後が開口されていたので、伸縮式テントの収縮時には、フレームに被せられた幕体の一部が枠体の開口から侵入して車輪とレール間や車輪と枠体間に噛み込んで幕体が損傷したり、枠体の移動に支障を来たす惧れがあった。
【0006】
本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その課題とする処は、幕体が損傷したり、枠体の移動に支障を来たさない様にした伸縮式テントの車輪装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の車輪装置は、基本的には、伸縮式テントの支柱と、前後方向に敷設されたレールと、支柱の下部に設けられて前後が開口された倒立略U型を呈する枠体と、枠体内に横軸廻りに回転可能に設けられてレール上を転動し得る車輪と、枠体の前後の開口を閉塞すべく設けられた塞板と、から構成した事に特徴が存する。
【0008】
伸縮式テントの支柱を前後方向に移動させると、枠体内の車輪がレール上を転動して伸縮式テントを円滑に伸縮させる事ができる。
伸縮式テントの収縮時には、これに被せられた幕体の一部が枠体内に侵入しようとしても、枠体の前後の開口には、塞板が設けられているので、幕体が枠体内に侵入する惧れがない。この為に、幕体が車輪とレール間や車輪と枠体間に噛み込む事がなく、これが損傷したり、枠体の移動に支障を与える事がない。
【0009】
枠体は、支柱に対して旋動可能に設けられているのが好ましい。この様にすれば、伸縮式テントの伸縮構造が精度良く作製されていなかったり、伸縮式テントの左右の支柱が均等に移動されなかっても、円滑に移動する事ができる。
【0010】
枠体は、脱輪防止手段を備えているのが好ましい。この様にすれば、車輪がレールから浮き上がって脱線する惧れがない。
【0011】
枠体は、車輪と脱輪防止手段を前後に二組づつ備えているのが好ましい。この様にすれば、一組の場合に比較して安定した移動を行なう事ができると共に、強風等の外力が作用しても、転倒する惧れがない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第一例に係る車輪装置を示す縦断正面図。図2は、図1の側面図。図3は、図1の平面図である。
【0013】
車輪装置1は、支柱2、レール3、枠体4、車輪5、塞板6とからその主要部が構成されて居り、伸縮式テントに適用される。
伸縮式テントは、図略しているが、多数の倒立略U型のフレームと、前後方向に敷設された左右一対のレール3と、各フレームの支柱2下端に設けられてレール3上を転動し得る車輪5と、隣接するフレーム相互の支柱間に設けられてフレーム間隔を拡縮させるX状のクロスバーと、フレームに外張りされてフレームの移動に依り伸縮する幕体とを備えている。
【0014】
支柱2は、伸縮式テントのフレームの垂直部分を為すもので、この例では、角パイプに依り作製されて居り、下端には、座板7が設けられている。
【0015】
レール3は、前後方向に敷設された左右一対のもので、この例では、断面略I型を呈して居り、上下のフランジ8とこれらの間を連結するウェブ9とを備えている。
【0016】
枠体4は、支柱2の下部に設けられて前後が開口された倒立略U型を呈するもので、この例では、水平な上板10とこれの両端から下方に垂設された左右の側板11とを備え、前方と後方と下方が開放されている。
【0017】
車輪5は、枠体4内に横軸12廻りに回転可能に設けられてレール3上を転動し得るもので、この例では、ベアリングが用いられて居り、枠体4の左右の側板11間に配されて横軸(ボルトとナット等から成る)12に依り回転可能に設けられている。
【0018】
塞板6は、枠体4の前後の開口を閉塞すべく設けられたもので、この例では、下端がレール3に接触しない大きさを備えた方形板状を呈し、枠体4の前後に開口を閉塞すべく溶接に依り一体的に取付けられている。つまり、枠体4は、前後の塞板6に依り下方が開放された箱状を為している。
【0019】
支柱2と枠体4との間には、旋動手段13が設けられていると共に、枠体4には、左右一対の脱輪防止手段14が設けられている。
【0020】
旋動手段13は、支柱2に対して枠体4を縦軸廻りに回転可能にするもので、座板7に穿設された左右の円弧穴15と、枠体4の上板10に穿設された左右の貫孔16と、円弧穴15と貫孔16に挿通されて座板7と上板10を旋動可能に締結する左右の締結具(ボルトとナット等から成る)17とを備えている。座板と枠体の上板との間には、旋動を円滑にする為の薄板状の座金18が介設されている。
【0021】
脱輪防止手段14は、鈍角度(135度)に折曲されて上部が枠体4の側板11に横軸12に依り取付けられたブラケット19と、これの下部に鋭角度(45度)に傾斜して設けられた斜軸(ボルトとナット等から成る)20と、これの下部に回転可能に設けられてレール3の上部フランジ8とウェブ9との隅角部分に接触して転動し得る案内輪(ベアリングを用いている)21とを備えている。
【0022】
次に、この様な構成に基づいてその作用を述解する。
伸縮式テントの支柱2が前後方向に移動されると、枠体4内の車輪5がレール3上を転動して伸縮式テントが円滑に伸縮される。
伸縮式テントの収縮時には、これに被せられた幕体の一部が枠体4内に侵入しようとするが、枠体4の前後の開口には、塞板6が設けられているので、幕体の一部が枠体4内に侵入する惧れがない。その結果、幕体が車輪5とレール3間や車輪5と枠体4間に噛み込む事がなく、これが損傷したり、枠体4の移動に支障を与える事がない。
【0023】
枠体4は、支柱2に対して旋動可能に設けられているので、レール3に沿って前後方向に移動される枠体4に対して支柱2が自由に旋動可能となる。その結果、伸縮式テントの伸縮構造が精度良く作製されていなかったり、伸縮式テントの左右の支柱2が均等に移動されなかっても、円滑に移動させる事ができる。
【0024】
枠体4は、脱輪防止手段14を備えているので、車輪5がレール3から浮き上がって脱輪する惧れがない。
【0025】
次に、本発明の第二例を、図4乃至図5に基づいて説明する。
図4は、本発明の第二例に係る車輪装置を示す側面図。図5は、図4の平面図である。
【0026】
第二例は、枠体4に、車輪5と脱輪防止手段14を前後に二組づつ設けた点、脱輪防止手段14のブラケット19は、前後のものが一体化されている点、が第一例と異なり、その他は、第一例と同様である。
【0027】
この様なものは、一組の場合に比較して安定した移動を行なう事ができると共に、強風等の外力が作用しても、転倒する惧れがない。
【0028】
【発明の効果】
以上、既述した如く、本発明に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができる。
(1) 支柱、レール、枠体、車輪、塞板とで構成し、とりわけ枠体の前後の開口を閉塞する塞板を設けたので、幕体が損傷したり、枠体の移動に支障を来たす惧れがない。
(2) 枠体の前後の開口を閉塞する塞板を設けるだけであるので、構造が簡単でコストも余り掛からず、既存のものへも容易に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一例に係る車輪装置を示す縦断正面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】本発明の第二例に係る車輪装置を示す側面図。
【図5】図4の平面図。
【符号の説明】
1…車輪装置、2…支柱、3…レール、4…枠体、5…車輪、6…塞板、7…座板、8…フランジ、9…ウェブ、10…上板、11…側板、12…横軸、13…旋動手段、14…脱輪防止手段、15…円弧穴、16…貫孔、17…締結具、18…座金、19…ブラケット、20…斜軸、21…案内輪。
Claims (2)
- 伸縮式テントの支柱と、前後方向に敷設されたレールと、支柱の下部に設けられて前後が開口された倒立略U型を呈する枠体と、枠体内に横軸廻りに回転可能に設けられてレール上を転動し得る車輪と、枠体の前後の開口を閉塞すべく設けられた塞板と、から構成した事を特徴とする伸縮式テントの車輪装置。
- 枠体は、支柱に対して旋動可能に設けられている請求項1に記載の伸縮式テントの車輪装置。
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JP2003107825A JP4041427B2 (ja) | 2003-04-11 | 2003-04-11 | 伸縮式テントの車輪装置 |
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