JP2004313766A - 汚物のバイオ処理装置及びバイオ処理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 バイオ処理装置が有する汚物処理槽1内に汚物と大鋸屑等に担持させた微生物を含有した醗酵層Bを収容し、汚物処理槽1の醗酵層Bの下方に複数のエアノズル6を汚物処理槽1内の必要個所に向けて設置し、複数のノズル6と圧縮空気を吐出するコンプレッサー9とをパイプ群7から枝分かれしたパイプ4,5を介して接続し、集中的に醗酵層B内に噴き付け、醗酵層Bを攪拌して汚物の生物分解を促進させた。
【選択図】 図1
Description
具体的なバイオ技術を用いたバイオ処理装置は、例えば、図26に示すように、ケース81内に取り付けた回転軸82に攪拌翼83を装着し、汚物と微生物等を含む醗酵層(微生物と大鋸屑等を混合したものを醗酵層と言う)は攪拌翼83によって攪拌されるように収容する。そして外付けの駆動モーター84からベルト85、従動輪86を介して回転軸82を回転させ、攪拌翼83の作動により醗酵層を掻き混ぜて汚物に対する培養菌による汚物の生物分解促進を図っている。尚、87は蓋を示す。
しかし、汚物処理槽内に存在する醗酵層を十分に混合できず汚物が固化してしまうと、攪拌翼83の回転の負荷が大となり回転できなくなる。更に、攪拌翼83に汚物や醗酵層の含有物が付着し、攪拌翼83が付着物で拡大化すると攪拌翼83を回転させるモーター84の駆動力が足りなくなって回転軸82がロックしてしまい、ロックが続行するとモーター84がオーバーワークし加熱して焼き切れてしまう事が多かった。
本発明は、このような従来の欠点を無くした汚物と微生物を担持した大鋸屑等を含有する醗酵層を圧縮空気にて攪拌する汚物のバイオ処理装置及び汚物処理システムを提供することを目的としている。
圧縮空気にて醗酵層を攪拌させるようにしたので、従来回転翼を回すモーターに比し、コンプレッサーは頑丈であり、設置場所の自由度も大である。
圧縮空気は複数のエア供給部を介して汚物処理槽の底部側から上方に噴出させ醗酵層の内容物を攪拌混合させる。
強力な噴出力を得るために圧縮空気を間歇的に噴出させる方が望ましい。圧縮空気の流れを止めると目詰まりがおきるので、圧縮空気の流れに強弱をつける。
微生物を活発に活性化するのは、醗酵層の温度が30〜80℃で含有率が60パーセント程度のときである。(微生物の活動する温度は30〜50℃、好性菌の糸状菌は40℃まで、放状菌は60℃が適温)
適温にするために電熱ヒーター等を用い、水分は上方から滴下もしくは散布させる。
微生物を増殖させる母材は、例えば杉等の大鋸屑を使用する。微生物の増殖環境を最滴化して汚物の分解処理を効率よく行う。
本発明のバイオ処理装置を理解するうえでの実施例1は図1及び図2、実施例2は図3〜図10、実施例3は図11〜図14、実施例4は図15〜図17を参照する。
本発明のバイオ処理装置20は、コンプレッサー9とコンプレッサー9からエアを供給するエア供給手段10と、エア供給手段10と接続し汚物処理槽1内に設けたエア噴射手段40とで構成される。
具体的には、図1、図2に示すように、汚物処理槽1は略方形で底面2の上方に若干の間隔を空けて基板3が固定されている。基板3には所定間隔で多数の小孔3aが穿設されている。
汚物処理槽1の基板3と底面2との間には、複数の並設したエア供給手段の一構成であるパイプ4,5が配置され、各パイプ4,5には、基板3の小孔3aより貫通させ上方に突出する多数のエア噴出手段40であるエアノズル6を形成する。
パイプ群7は並列又は交叉状にして各エアノズル6から噴射を制御する。又、パイプ群7はパイプ保持部材42によって固定されている。
又、基板3に形成された小孔3aの周縁にリング状のシール材11が嵌められ、挿入したエアノズル6が小孔3aに密着するようになっている。
又、汚物処理槽1内の上側面には醗酵層B内の含水率を高めるための水供給の散水ノズル16が設けられ、この散水ノズル16から散水し補水させる。
パイプ4,5のエアノズル6は、均一に圧縮空気を吹き付けて汚物Tを含む醗酵層Bを攪拌させ醗酵層B内で固化した汚物Tを粉砕し、攪拌して混合させる。
エアノズル6からの圧縮空気は均一に噴出させるのではなく、例えばパイプ4とパイプ5と交互に又は所定間隔を置いて種々の角度で内部の汚物Tの状況に応じて各所定エアノズルから噴出させる。
電熱線12を用いて醗酵層B内の微生物を活発化させる温度にする。
従って、醗酵層B内の塊状に固化した汚物Tを圧縮空気にて攪拌混合させ分解、拡散させるので、従来のような攪拌羽根や回転軸を介在させることが無く、装置の錆やモーターの破損の心配がなく、醗酵層Bの混合処理が容易となる。
又、エアノズル6の詰まり及び錆等による交換又修理等は、図2に示す矢印の如く汚物処理槽1の下方にパイプ群7グループ毎に下降させ、エアノズル6を小孔3aから引き出して外し修理又は交換することができる。取り付けは、逆の手順で基板3の下方から全体的にパイプ群7を持ち上げ、小孔3aにエアノズル6をシール材11に密着させ取付ける。取付け後、パイプ保持部材42をボルト等で止めてパイプ群7を固定する。
従って、メンテナンスを容易に行うことができると同時に形状がシンプルなので故障も少ない。
図3及び図4に示すように、汚物処理槽1の底面2より持ち上がり汚物処理槽1の内面に上端を溶着した各々相対する醗酵層受板19a、19aと19b、19bが溶着されている。この醗酵層受板19a、19aと19b、19bは、汚物Tが中央側にすべり込み易いある任意の角度で形成されている。
バイオ処理装置20のエア噴射手段40は、この醗酵層受板19a、19bの中央に一段低く形成した汚物溜り17と、汚物溜り17の内面に設けた対向面側に噴射する側面エアノズル18aと、汚物溜り17の底面に設けた上方に噴き上げる噴き上げエアノズル18bとで構成する。又、汚物溜り17の上端四方に汚物処理槽1の上部に開閉蓋13が取付けられ、更に汚物処理槽1の上部側面に排気筒14が設けられ排気筒14内に排気扇15が設けられている。
又、汚物溜り17は、底部中央だけでなく図10に示したように汚物溜り17の底部全周縁に設けてもよい。このことにより、汚物溜り17の容積が大きくなると同時に汚物処理能力が大きくなり効率のよい醗酵層Bの処理が可能となる。
まず前記側面エアノズル18aが、交互にあるいは一緒に汚物溜り17の各コーナーはもちろんのこと汚物溜り17に存在する汚物Tを対設したエアノズルにて横方向からエア噴射力により裁断・切断し細かく切り裂く。次に、細かく切断された汚物溜り17の底面にたまった汚物Tを、前記噴き上げエアノズル18bのエア噴射によって汚物溜り17の上方へ噴き上げ、醗酵層Bの上層内に粉砕した汚物Tを混合させる構成となっている。
バイオ処理装置20を構成するコンプレッサー及びコンプレッサーからエアを供給するエア供給手段の説明は省略する。又、前述のものと同一の構造は、同一符号で示す。
図11は汚物処理槽1の部分斜視図、図12は他のエア噴射手段を示した部分斜視図、図13は図12の縦断面図、図14は汚物処理槽1の他のエア噴射手段を示した縦断面図である。
本発明のバイオ処理装置の実施例3は、汚物処理槽1とエア噴射手段40である端部が有底の中空状円筒で、且つ周面に多数のエア噴射孔21を設けたエア噴射ポール22と、エア供給手段10であるエア配管23と接続コネクタ24とで構成されている。コンプレッサー及びエア供給手段は省略する。
本発明のエア噴射手段40は、汚物処理槽1の内部底面に横設し、回転軸を介して回転可能に支持され対設した複数の中空状の回転体30と、回転体30の周面に1列に配設した複数の噴射ノズル32とで構成される。
図15において、複数個のエア噴射管30を保持するためエア噴射管30の存在する汚物処理槽1の底面2には、エア噴射管30を汚物処理槽1に挿入し横設できるようにエア噴射管30と同一幅で縦方向に開口が設けられている。また、開口の両端面には、それぞれ醗酵層Bの漏れを防ぐためのシール材31が取り付けられている。尚、汚物処理槽1の底面2方向にもエアが180°の回転角度で噴射されるように形成されており、エア噴射管30を半円形の突出した構造として、エア噴射管30を汚物処理槽1の底面側から取り付け取り外しが可能としてある。
また、圧縮空気は、連続でなく、所定量のエア圧を蓄積したら一度に送り出す強力な間歇的噴出とすることが好ましい。
▲1▼の栄養源は、汚物内の分解した昜分解性有機物を餌としている。▲2▼の温度は、60℃〜70℃が最適温度であり、醗酵が進行するに連れ温度は、60℃〜70℃以上に発熱し、90℃まで達することがある。▲3▼の水分については、60%が最適水分であり、40%以下になると微生物の増殖は抑制される。▲4▼の空気は、微生物に必要な適当量の空気を供給し、微生物の活動を活発化させる。▲4▼については、本発明の圧縮空気でまかなう。
実施例5として、図18に示す車両50の荷台をトイレ室47aと動力室47bとにわけ、トイレ室にトイレ51を設置し、動力室に発電機56を設置する。
トイレ51は、便器52と、内部を密閉する便器本体53と、便器本体53内に位置し汚物を貯溜する汚物処理槽1と、一端を便器52の排出口52aに接続し他端を汚物処理槽1内に配置した排出管55と、便器本体53の内部空間を負圧にて排出管55より汚物を吸収し汚物を汚物処理槽1内に流下させると共に気体のみ上方に吸引する吸引機構である真空ポンプ54と、便器52の排出口52aより外気を吸い便器本体53の内部空間から真空ポンプ54を経て外方側へ内部気体を放出する排気扇15とを備えている。
図中、14は排気筒、46a、46bは外気導入口である。
汚物溜り17は形状を限定しないがここでは図7に示した椀状のものを使用している。コンプレッサー9の吐出エアを噴出するようになっている。
また、車両50の動力室47bに設けた発電機56を利用して真空ポンプ54のモータや汚物処理槽1を適宜加温するヒーター(図示略)等を働かせている。このようにしてトイレットカーとして利用することができる。
また、図19に示す車両50用のトイレ51は、上記のトイレ51に対して汚物処理槽1の汚物溜り17の容量を大きくしたもので、また、排気筒14に排気扇15を付設したものである。
この実施例は、バイオ処理器20の汚物溜まり17を汚物処理槽の底部全周縁に設けたものであり、他は前述と同じであり説明は省略する。
この実施例のトイレ51は、仮設トイレ57の室内に設けた便器52と、室外に設け内部を密封する便器本体53と、便器本体53内に位置し汚物を貯留する汚物処理槽1と、一端を便器の排出口52aに接続し他端を汚物処理槽1内に配置した排出管55と、便器本体53の内部空間を負圧にして排出管よ55り汚物を吸収し汚物を汚物処理槽1内に流下させると共に気体のみ上方に吸引する吸引機構の真空ポンプ54と、便器52の排出口52aより外気を吸い便器本体53の内部空間から真空ポンプ54を経て外方側へ内部気体を放出する排気扇15とを備えた。
バイオ処理装置20は、汚物処理槽1内に収納した微生物を含有した醗酵層Bと、汚物処理槽1内にエアを供給するコンプレッサー9と、コンプレッサー9よりのエアを汚物処理槽1内に供給するエア供給手段10と、エア供給手段10と接続し汚物処理槽1内の必要箇所に向け集中的にエアを噴射させるエア噴射手段40とで構成される。
仮設トイレ57は便器52の下方に汚物処理槽1を設けるので、ステップ58を形成した台箱59の上部に仮設トイレ57を設置すると共に真空ポンプ54を有する便器本体53を載置している。台箱59の内部には密閉された汚物処理槽1が収納され、隣接してコンプレッサー9が設けられている。
真空ポンプ54およびコンプレッサー9は、商用電源のAC電源が使用できる状況であればAC電源を用い、商用AC電源がなければ発電機などで電源を供給する。
便器52の下部に接続された排出管55は一旦上向きに傾斜して配管されてから下方に向けられ、汚物処理槽1内の上方に開口している。また、汚物処理槽1の上面に便器本体53と連絡する連通孔60が設けられ、便器本体53の側面に排気扇15を付設した排気筒14が取付けられている。さらに、汚物処理槽1を適温にするため下部にヒータ(ここでは電熱線)12を取付けている。
一例として、汲み取り式の仮設トイレ61とこれに関連する汚物処理タンク62を備えた施設について図21、図22を参照して説明する。
この仮設トイレ61には室内に便器52を室外に便器本体53を設置し、トイレの台下に受け容器63が設けられている。
また、便器本体53は吸引機構である真空ポンプ54を内蔵し、排気扇15を備えた排気筒14を設けており、真空ポンプ54を作動させて受け容器63内とパイプ55内を負圧にし、便器52内の汚物Tを吸引して汚物受け容器63に誘導する。また、発生した水蒸気やガス等は排気筒14から放出している。
また、トイレットカーとした構成のものでも、汚物処理槽1を備えていない構造では、溜めた汚物Tをそのまま運搬して施設の汚物処理タンク62に収容する。
汚物処理タンク62は、外部に圧縮空気用のコンプレッサ9、散水用のポンプ66を設け、商用電源または自家発電により作動するように配線されている。また、汚物処理タンク62の内部最下部にヒータ(ここでは電熱線)12とエア噴射手段40であるエアノズル6が配置され、その上部に基板3が敷設されている。基板3には複数の孔が開けられシール材(図示略)を挟んでエアノズル6が突出している。エアノズル6はエア供給管8によってコンプレッサ9に接続されている。ポンプ66には配水管67が接続され、配水管67は汚物処理タンク62内に臨んで適宜散水するようになっている。
微生物を含有する醗酵層Bは、例えば杉等の大鋸屑を使用する。また、微生物の環境はヒータ12により適温に調節し、水分を上方から滴下もしくは散布して保湿する。これにより微生物の活性化が進み、汚物Tの分解処理を効率よく行う。
さらに、家庭で発生する生ゴミや工場など排出される生ゴミを処理しコンポスト(堆肥)を生み出す作業にも、上記同様に汚物処理タンク62が使用でき、圧縮空気をエアノズル6から噴き立たせたことによる攪拌にて汚物Tを生物分解し、充分に時間を掛けて堆肥化することができ、生成された堆肥を汚物処理タンク62の側面の扉68を開けて取り出すことができる。尚、コンプレッサー8の電源は、商用電源、発電機、更に補充用として太陽電池であってもよい。
図23、図24に示す汚物処理タンク62は基板3を三角波のように形成し、基板3と底面2との間にエア供給手段10である2系統のパイプ群7が取付けられている。この基板3底部に向き合うようにエア噴射手段40であるエアノズル6が複数配置され、それぞれの側ごとにパイプ4、5に結合している。
基板3の複数の孔から突出したエアノズル6はシール材により外周を密閉している。
また、基板3の三角波の1つ1つの内側空間に電熱線12が配設され、温度調整が行なわれる。
2系統のエア供給手段であるパイプ4,5は、交互にエアを噴射しても良いし、同時に噴射しても良い。また、汚物Tが沈下してきたときに、三角波の頂部に当たって汚物Tが砕けるという効果がある。
この構成によればエア噴射ポール22の組み付け性が容易であり、メンテナンスもエア噴射ポール22を取り外すことで、汚物処理タンク62を簡単に洗浄できる。
尚、エア噴射ポール22の噴射孔21は基部側は小径で先端側は大径に徐々に変化させることができる。その場合の作用は前述説明しており省略する。
車両トイレと車両から離間し別位置に配置した汚物処理槽とのバイオ処理システムも含む。
バイオ処理装置とトイレは、仮設トイレと車両トイレとの違いはあるが、内部構造、及びシステムは同じであるのでその図や説明は省略する。
T 汚物
1 汚物処理槽
1a 排気口
2 底面
3 基板
3a 小孔
4 パイプ
5 パイプ
6 エアノズル
7 パイプ群
8 基管(エア供給管)
9 コンプレッサー
10 エア供給手段
11 シール材
12 電熱線
13 開閉蓋
14 排気管
15 排気扇
16 散水ノズル
17 汚物溜り
17a 汚物溜り受板
18a 側面エアノズル
18b 噴上エアノズル
18c エア噴射噴き出し穴
18d エアノズル群
19a 醗酵層受板
19b 醗酵層受板
20 バイオ処理装置
21 エア噴射孔
22 エア噴射ポール
22a エア噴射外ポール
23 エア配管
25 固定具
26 エア噴射ノズル
27 高圧エアホース
30 回転体
31 シール材
32 噴射ノズル
33 エア噴射溝
34 回転軸
40 エア噴射手段
42 パイプ保持部材
45 断熱材
50 車両
51 トイレ
53 便器本体
54 真空ポンプ
55 排出管
56 発電機
57 仮設トイレ
60 連通孔
61 仮設トイレ
62 汚物処理タンク
63 受け容器
67 配水管
Claims (16)
- 少なくとも、汚物処理槽と、汚物処理槽内に収納した微生物を含有した醗酵層と、汚物処理槽内にエアを供給するコンプレッサーと、コンプレッサーよりのエアを汚物処理槽内に供給するエア供給手段と、エア供給手段と接続し汚物処理槽内の必要個所に向けエアを噴射させるエア噴射手段とを設けたことを特徴とするバイオ処理装置。
- 車両に、便器と、内部を密封する便器本体と、便器本体内又は近傍に位置し汚物を貯留する汚物処理槽と、一端を便器の排出口に接続し他端を汚物処理槽内に配置した排出管と、便器本体の内部空間を負圧にて排出管より汚物を吸収し汚物を汚物処理槽内に流下させると共に気体のみ上方に吸引する吸引機構と、便器の排出口より外気を吸い便器本体の内部空間から吸引機構を経て外方側へ内部気体を放出する排気扇とを備えたトイレと、汚物処理槽内に収納した微生物を含有した醗酵層と、汚物処理槽内にエアを供給するコンプレッサーと、コンプレッサーよりのエアを汚物処理槽内に供給するエア供給手段と、エア供給手段と接続し汚物処理槽内の必要個所に向けエアを噴射させるエア噴射手段とからなるバイオ処理装置とで構成し、汚物処理槽内に貯溜した汚物をバイオ処理したことを特徴とする汚物のバイオ処理装置。
- 仮設トイレ室内に設けた便器と、仮設トイレ室内又は室外に設けた内部を密封する便器本体と、便器本体内又は外部に位置し汚物を貯留する汚物処理槽と、一端を便器の排出口に接続し他端を汚物処理槽内に配置した排出管と、便器本体の内部空間を負圧にして排出管より汚物を吸収し汚物を汚物処理槽内に流下させると共に気体のみ上方に吸引する吸引機構と、便器の排出口より外気を吸い便器本体の内部空間から吸引機構を経て外方側へ内部気体を放出する排気扇とを備えたトイレと、汚物処理槽内に収納した微生物を含有した醗酵層と、汚物処理槽内にエアを供給するコンプレッサーと、コンプレッサーよりのエアを汚物処理槽内に供給するエア供給手段と、エア供給手段と接続し汚物処理槽内の必要個所に向けエアを噴射させるエア噴射手段とからなるバイオ処理装置とで構成し、汚物処理槽内に貯溜した汚物をバイオ処理したことを特徴とする汚物のバイオ処理装置。
- 車両に、便器と、内部を密封する便器本体と、便器本体内又は近傍に位置し汚物を貯溜する受け容器と、一端を便器の排出口に接続し他端を受け容器内に配置した排出管と、便器本体の内部空間を負圧にて排出管より汚物を吸収し汚物を受け容器内に流下させると共に気体のみ上方に吸引する吸引機構と、便器の排出口より外気を吸い便器本体の内部空間から吸引機構を経て外方側へ内部気体を放出する排気扇とを備えたトイレと、車両より離間し別位置に配置した汚物処理槽と、汚物処理槽内に収納した微生物を含有した醗酵層と、汚物処理槽内にエアを供給するコンプレッサーと、コンプレッサーよりのエアを汚物処理槽内に供給するエア供給手段と、エア供給手段と接続し汚物処理槽内の必要個所に向けエアを噴射させるエア噴射手段とからなるバイオ処理装置とで構成し、車両のトイレの受け容器に貯溜した汚物を、バキュームカー等にて移動しバイオ処理装置の汚物処理槽内に投入し、汚物をバイオ処理したことを特徴とする汚物のバイオ処理システム。
- 仮設トイレ室内に設けた便器と、仮設トイレ室内又は室外に設けた内部を密封する便器本体と、便器本体内又は外部に位置し汚物を貯溜する受け容器と、一端を便器の排出口に接続し他端を受け容器内に配置した排出管と、便器本体の内部空間を負圧にて排出管より汚物を吸収し汚物を受け容器内に流下させると共に気体のみ上方に吸引する吸引機構と、便器の排出口より外気を吸い便器本体の内部空間から吸引機構を経て外方側へ内部気体を放出する排気扇とを備えたトイレと、仮設トイレより離間し別位置に配置した汚物処理槽と、汚物処理槽内に収納した微生物を含有した醗酵層と、汚物処理槽内にエアを供給するコンプレッサーと、コンプレッサーよりのエアを汚物処理槽内に供給するエア供給手段と、エア供給手段と接続し汚物処理槽内の必要個所に向けエアを噴射させるエア噴射手段とからなるバイオ処理装置とで構成し、仮設トイレの受け容器に貯溜した汚物を、バキュームカー等にて移動しバイオ処理器の汚物処理槽内に投入し、汚物をバイオ処理したことを特徴とする汚物のバイオ処理システム。
- エア噴射手段を、汚物処理槽の底部に一段低く形成した汚物溜りと、汚物溜りの内側面に設け対向面側に集中的に噴射させる側面エアノズルと、底面で上方側に集中的に噴射させる噴上エアノズルとで構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか記載の汚物のバイオ処理装置及びバイオ処理システム。
- エア噴射手段を、有底の中空状円筒で、且つ周面に多数のエア噴射孔を設けたエア噴射ポールで形成し、該エア噴射ポールを汚物処理槽内の醗酵層内に挿入し、エア噴射ポールのエア噴射孔からエアを噴射させたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか記載の汚物のバイオ処理装置及びバイオ処理システム。
- エア噴射手段を、汚物処理槽の内部底面に横設し、回転軸を介して半円に回転可能に支持され対設した複数の中空状の回転体と、回転体の周面に長手方向に1列に配設した複数の噴射ノズルとで構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか記載の汚物のバイオ処理装置及びバイオ処理システム。
- 汚物溜りは、略方形体であることを特徴とする請求項6記載の汚物のバイオ処理装置及びバイオ処理システム。
- 汚物溜りは、底面に対し、上方が拡開し上方開口の箱型で側面を傾斜させたことを特徴とする請求項6記載の汚物のバイオ処理装置及びバイオ処理システム。
- 汚物溜りは、略お椀形であることを特徴とする請求項6記載の汚物のバイオ処理装置及びバイオ処理システム。
- 汚物溜りは、汚物処理槽の底面の中央に設けたことを特徴とする請求項6記載の汚物のバイオ処理装置及びバイオ処理システム。
- 汚物溜りは、汚物処理槽の底面全周縁に設けたことを特徴とする請求項6記載の汚物のバイオ処理装置及びバイオ処理システム。
- 側面エアノズルを、汚物溜りの各対向面のコーナーに向けエア噴射するよう設定したことを特徴とする請求項6記載のバイオ処理装置及びバイオ処理システム。
- エア噴射孔は、エア噴射ポールの基部側は小径で、先端側は大径で徐々に変化させたことを特徴とする請求項7記載の汚物のバイオ処理装置及びバイオ処理システム。
- エア噴射ポールのエア噴射孔は、ポール面の周面より突出したことを特徴とする請求項7記載の汚物のバイオ処理装置及びバイオ処理システム。
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JP (1) | JP2004313766A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009233609A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Hokkaido Railway Co | 移動体内のトイレ用排泄物処理装置 |
CN101862151A (zh) * | 2010-06-09 | 2010-10-20 | 茅渠渊 | 喷干泥的便器 |
KR101270064B1 (ko) | 2012-03-28 | 2013-05-31 | (주)금송이엔지 | 오염토 세척용 제트밀장치 |
JP2018150776A (ja) * | 2017-03-15 | 2018-09-27 | アルコ株式会社 | トイレの循環型簡易リフォームが可能な移動できる水洗トイレ |
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2004
- 2004-02-23 JP JP2004081461A patent/JP2004313766A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009233609A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Hokkaido Railway Co | 移動体内のトイレ用排泄物処理装置 |
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