JP2004312881A - アクチュエータ - Google Patents

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Shigekazu Nagai
茂和 永井
Akio Saito
昭男 斉藤
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SMC Corp
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Abstract

【課題】スライダが軸線方向に沿って変位する際、前記スライダの変位抵抗を低減して耐久性を向上させるとともに、アクチュエータのメンテナンス性の向上を図る。
【解決手段】アクチュエータ10におけるトップカバー60とサイドカバー58a、58bとの間に開口したスリット62a、62bが形成され、前記スリット62a、62bの端部に形成される壁部の固定ブロック24a、24bと対向する面にそれぞれ磁性体66a、66bを設け、前記磁性体66a、66bの間に粘性、表面張力等を有する磁性流体68を保持する。そして、前記磁性体66a、66bによって閉塞されたスリット62a、62bに沿ってスライダ22の固定ブロック24a、24bを軸線方向に沿って変位させる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転駆動源の回転駆動力によってスライダを軸線方向に変位させることによりワークを搬送するアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、ワークを搬送する手段として使用されるアクチュエータを提案している(特許文献1参照)。
【0003】
このアクチュエータは、アクチュエータボディの内部に配設された回転駆動源と、前記回転駆動源の回転駆動力を直線運動へと変換するボールねじ等の駆動力伝達手段と、前記駆動力伝達手段を介してアクチュエータボディの軸線方向に沿って変位するスライダとから構成されている。
【0004】
前記アクチュエータボディは、その上面に軸線方向に沿ってスリット状の溝部が開口するように形成され、前記アクチュエータボディの内部に変位自在に設けられたスライダの一部が前記溝部に沿って変位する。
【0005】
そして、この溝部には、外部からの塵埃等の進入を防止するためにゴム等の可撓性を有する材料からなるシール部材が装着され、前記溝部を閉塞している。
【0006】
前記シール部材は、溝部の両側より前記スライダの変位方向に沿って分割されるように装着されている。そして、スライダが溝部に沿って軸線方向に変位する際、前記スライダの進行方向側の端部がシール部材を溝部の両側面側へと分離しながら変位する。そのため、スライドが変位している場合においても常にシール部材によって溝部が閉塞される。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−201002号公報(段落[0022]〜[0024])
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記の提案に関連してなされたものであり、スライダが変位する際の変位抵抗を低減して耐久性を向上させるとともに、煩雑なメンテナンス作業を不要とすることが可能なアクチュエータを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、回転駆動源の回転駆動力を駆動力伝達手段を介して直線運動に変換し、スライダを軸線方向に変位させることによりワークを搬送するアクチュエータにおいて、
前記駆動力伝達手段が配設されるボディと、
前記ボディの長手方向に沿って延在するスリットより一部が露呈し、前記ボディの軸線方向に沿って変位するスライダと、
前記スリットに沿って所定長だけ延在するように設けられ、前記スライダを間にして相互に対向する部位に設けられた一組の磁性体と、
前記一組の磁性体の間に保持されて前記スリットを閉塞するとともに、前記スライダが変位する際に該スライダによって分断される磁性流体と、を備えることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、スライダが変位するスリットに沿って一組の磁性体を前記スライダを間にして相互に対向するように設け、前記スリットを磁性流体によって閉塞している。そして、スライダが前記スリットに沿ってボディの軸線方向へと変位する際、前記スライダの進行方向側の磁性流体がスライダによって分断されるとともに、前記スライダによって分断された磁性流体がスライダの進行方向と反対側において再びスリットを閉塞する。従って、スリットをスライダの変位動作に関わらず、常に磁性流体によって好適に閉塞することができる。
【0011】
そのため、前記磁性流体によってスリットを介して外部から塵埃等がアクチュエータの内部に進入することがないとともに、前記アクチュエータの内部で発生した塵埃等がスリットを介して外部に流出することを防止することができる。
【0012】
また、スリットを閉塞している磁性流体は流体であるため、スライダをスリットに沿って変位させる際の変位抵抗を低減することができるため、より一層円滑にスライダを変位させることができる。
【0013】
さらに、ボディの第1カバー部材と、前記第1カバー部材と略鉛直方向に所定間隔離間して設けられる第2カバー部材との間にスリットを備えることにより、スライダが前記スリットを閉塞する磁性流体を分断しながら変位する場合においても、大気中の塵埃等がボディの内部に進入することをより一層好適に防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明に係るアクチュエータのシール構造について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0015】
図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係るシール構造が適用されたアクチュエータを示す。
【0016】
このアクチュエータ10は、長尺状で断面略凹字状に形成されたフレーム12を有し、前記フレーム12には断面略長方形状の貫通孔14a〜14d(図3参照)が軸線方向に沿って形成されている。なお、該貫通孔14a〜14dは配線通路等として用いられる。そして、フレーム12の底面部には、軸線方向に沿って延在し、他の装置等に連結するための断面略T字状の溝部16a、16bが形成されている。
【0017】
前記フレーム12の上部には、軸線方向に沿ってガイドレール18a、18bが略平行に形成される。それぞれのガイドレール18a、18bには、該ガイドレール18a、18bの軸線方向に沿って摺動自在なガイドブロック20a〜20dが設けられる。前記ガイドレール18a、18bとガイドブロック20a〜20dとの摺動部位には、ボール等の図示しない転動部材が配設されるため、ガイドブロック20a〜20dをガイドレール18a、18bに沿って円滑に変位させることができる。
【0018】
また、ガイドブロック20a〜20dには、スライダ22を構成する一対の固定ブロック24a、24bが所定間隔離間して略平行に固定される(図2および図3参照)。前記固定ブロック24a、24bの間には断面略四角形状の保持ブロック26が一体的に連結され、該保持ブロック26には円形の孔部28が形成されている。
【0019】
前記固定ブロック24a、24bの変位方向に沿った両端部には、その先端に向かって徐々に先細状となった船首部29が形成されている(図4参照)。
【0020】
前記フレーム12の両端部には、図2に示されるように、駆動ユニット30が固定される。該駆動ユニット30は、ボールねじ32の両端部にそれぞれ同軸上に設けられたモータ部34およびエンコーダ部36と、前記ボールねじ32に螺着されて軸線方向に沿って変位する係合ブロック38とが一体的にユニット化されて構成されている。前記係合ブロック38には円柱部40が設けられ、前記円柱部40は取付用孔部42を介して前記保持ブロック26の孔部28に装着される。
【0021】
モータ部34(回転駆動源)は、図2に示されるように、ねじを介してフレーム12の端部に固定されて位置決めされるモータ固定用ブロック44と、前記モータ固定用ブロック44と一体的に連結される断面略矩形状のケーシング46と、前記ケーシング46の外周部に設けられるステータ48とからなり、前記ケーシング46の内部には前記ボールねじ32の一端部が保持されるとともに、該ボールねじ32にはロータ50が保持されている。
【0022】
エンコーダ部36は、前記ボールねじ32の他端部を回転自在に支持するとともに、フレーム12の端部に固定されるエンコーダ固定用ブロック52と、前記エンコーダ固定用ブロック52に連結され、ボールねじ32の回転数または回転角度等を検出するエンコーダ本体54とから構成される。なお、前記エンコーダ本体54で検出されたボールねじ32の回転数、回転角度等の検出信号は、図示しないリード線を介して図示しないコントローラに導入される。
【0023】
また、フレーム12の軸線方向に沿った両端部には、図1に示されるように、一対のエンドカバー56a、80bが対向するように装着され、前記フレーム12の軸線方向に沿った両側面部には、一対のサイドカバー58a、58bがそれぞれ対向するように装着されている。
【0024】
さらに、前記フレーム12の上面部には、薄板状のトップカバー60が装着される。前記フレーム12とエンドカバー56a、80b、サイドカバー58a、58bおよびトップカバー60とによりアクチュエータ10の筐体(ボディ)が構成される。
【0025】
図1および図3に示されるように、前記トップカバー60とサイドカバー58a、58bとの間には、前記フレーム12の軸線方向に沿って延在するスリット62a、62bが形成される。前記スリット62a、62bはアクチュエータ10の上面に形成され、その略中央部より所定間隔離間して一対となるように形成されている。
【0026】
図3に示されるように、スリット62a、62bを形成するトップカバー60の端部と、サイドカバー58a、58bの端部には、それぞれ下方に向かって折曲した壁部64a、64bが所定長だけ突出するように形成されている。トップカバー60の壁部64aとサイドカバー58a、58bの壁部64bとは、所定間隔離間して相互に対向し、略平行となるように形成されている。なお、スリット62a、62bにおける壁部64a、64bの離間距離は、前記スリット62a、62bに沿って変位する固定ブロック24a、24bと接触することがない距離に設定される。
【0027】
そして、前記壁部64a、64bの対向する面には、その壁面のフレーム12の長手方向に沿って全体にそれぞれ磁性材料(例えば、永久磁石)からなる磁性体66a、66bが装着されている。
【0028】
また、前記磁性体66a、66bの間には、磁性を有する磁性流体68が該磁性体66a、66bの磁力および該磁性流体68の有する粘性、表面張力等によって保持されている(図5参照)。換言すると、前記磁性流体68は、壁部64aと壁部64bとのフレーム12の長手方向に沿って全体に磁性体66a、66bの間を繋ぐように保持されている。
【0029】
この磁性流体68は、液体中に高濃度のマグネタイト等の強磁性超微粒子が略均一に分散した溶液である。そして、媒体となる液体と、強磁性超微粒子および界面活性剤の3要素から構成され、固体の強磁性と流体の流動性とを併せ持つ性質を有している。
【0030】
一方、前記磁性体66aと磁性体66bとの離間距離は、該磁性体66a、66bの間に磁性流体68を保持することができる距離に設定されている。
【0031】
その際、前記磁性流体68は、その粘性および表面張力等によって磁性体66a、66b間に保持されているため、前記壁部64a、64bに磁性体66a、66bを装着した際においても固定ブロック24a、24bが接触することがない範囲内において一方の磁性体66aと他方の磁性体66bとの離間距離を小さくすると好適である。
【0032】
なお、前記磁性体66a、66bは、壁部64a、64bの固定ブロック24a、24b側にそれぞれ配設される場合に限定されるものではなく、図7に示されるように、磁性体66a、66bを固定ブロック24a、24b(図6参照)に対して壁部64a、64bの間に挟むように装着し、磁性流体68を壁部64a、64b間で保持させるようにしてもよい。
【0033】
前記スライダ22を構成する固定ブロック24a、24bは、前記スリット62a、62bを挿通して、上方へと所定高さだけ突出しており、アクチュエータ10の筐体内部における軸線方向に沿った直線運動を該アクチュエータ10の外部に伝達する。その際、スリット62a、62bが磁性体66a、66bによって保持された磁性流体68を介して好適に閉塞されている。
【0034】
本実施の形態に係るアクチュエータ10は基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
【0035】
図2に示されるように、図示しない電源を付勢してモータ部34を駆動させ、モータ軸として機能するボールねじ32を回転させる。この場合、モータの回転数または回転角度等はボールねじ32の端部に設けられたエンコーダ本体54によって検出され、検出された信号は貫通孔14a〜14dに挿入されたリード線(図示せず)を介して図示しないコントローラに導入される。
【0036】
前記ボールねじ32の回転運動は、該ボールねじ32に螺着された係合ブロック38に伝達されて直線運動に変換され、前記係合ブロック38を保持するスライダ22がガイドレール18a、18bのガイド作用下に軸線方向に沿って変位する。
【0037】
その際、図4に示されるように、スライダ22の進行方向側の磁性流体68は、前記固定ブロック24a、24bの軸線方向に沿った変位に伴って、磁性体66a、66bの間に保持されてスリット62a、62bを閉塞している状態(図5参照)から、固定ブロック24a、24bの船首部29によって磁性流体68が徐々にスリット62a、62bの壁部64a、64b側にそれぞれ分離するように押し分けられる(図6参照)。
【0038】
そして、図3および図6に示されるように、磁性流体68がスライダ22(図2および図3参照)によって該スライダ22の側面と磁性体66a、66bとの間に完全に分離された状態となる。その場合においても、スライダ22の側面に磁性流体68が密着しているため、外部からの塵埃等がスリット62a、62bを介してアクチュエータ10の内部へと進入することが防止される。
【0039】
一方、スライダ22の進行方向と反対側の磁性流体68は、固定ブロック24a、24bの側面によって壁部64a、64b側へとそれぞれ分離された状態(図3および図6参照)から、磁性体66a、66bの磁力および該磁性流体68の有する粘性、表面張力等によって再び前記磁性体66a、66bの間に保持された状態へと徐々に流動し、前記磁性流体68によってスリット62a、62bが再び閉塞される(図5参照)。
【0040】
すなわち、スリット62a、62bは、固定ブロック24a、24bの有無に関わらず磁性流体68によって閉塞状態が好適に維持され、外部より塵埃等がアクチュエータ10の内部へ進入することおよびアクチュエータ10の内部から塵埃、グリース等が外部へ流出することを磁性流体68によって防止することができる。
【0041】
以上のように、本実施の形態では、トップカバー60の壁部64aに装着される磁性体66aと、サイドカバー58a、58bの壁部64bに装着される磁性体66bとの間に前記磁性体66a、66bの磁力および該磁性流体68の有する粘性、表面張力等によって磁性流体68を保持させることにより、前記磁性流体68によって固定ブロック24a、24bが変位するスリット62a、62bを常に好適に閉塞することができる。
【0042】
そのため、スリット62a、62bを介して外部から塵埃等がアクチュエータ10の内部に進入することを防止できるとともに、前記アクチュエータ10の内部で発生した塵埃等がスリット62a、62bを介して外部に流出することが防止される。その結果、アクチュエータ10の内部から塵埃等が流出して前記アクチュエータ10が設置されている部屋の内部を汚染するおそれがないため、このアクチュエータ10を医療、食品関連用やクリーンルーム等の塵埃等を嫌う場所で使用することが可能である。
【0043】
また、スリット62a、62bを閉塞している磁性流体68は液状であるため、固定ブロック24a、24bがスリット62a、62bに沿って変位する際の変位抵抗を、ゴム等の可撓性材料から形成されるシール部材によって閉塞する場合と比較して低減することができる。そのため、より一層円滑にスライダ22を軸線方向に沿って変位させることができる。
【0044】
さらに、スリット62a、62bに保持された磁性流体68は、摩耗等が生じることがないため、シール部材を交換する等の煩雑なメンテナンス作業が不要となる。
【0045】
次に、他の実施の形態に係るアクチュエータ100を図8に示す。なお、上述した本発明の実施の形態に係るアクチュエータ10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0046】
この他の実施の形態に係るアクチュエータ100では、スライダ101の固定ブロック102a、102bの一側面側に形成される第1切欠溝104の内部にトップカバー(第1カバー部材)106の端部が挿入されるとともに、第2切欠溝108の内部にサイドカバー(第2カバー部材)110a、110bの端部が挿入されている点、また、前記トップカバー106の端部とサイドカバー110a、110bの端部とがアクチュエータボディ12の高さ方向に所定間隔離間して設けられ、クリアランスよりスライダ101の一部が略水平方向に突出している点、さらに、前記トップカバー106の端部における下面のフレーム12の長手方向に沿って全体に磁性体112a(図9参照)を設けるとともに、前記サイドカバー110a、110bの端部における上面のフレーム12の長手方向に沿って全体に磁性体112b(図9参照)を設け、前記磁性体112a、112bの間に磁性流体114を保持させる点において本発明の実施の形態に係るアクチュエータ10と相違している。
【0047】
図8に示されるように、アクチュエータ100の略中央部側に向かった固定ブロック102a、102bの一側面側には、フレーム12の軸線方向に沿って延在するように第1切欠溝104が形成されている(図10参照)。
【0048】
前記第1切欠溝104は、図10に示されるように、それぞれ固定ブロック102a、102bの略中央部に向かって所定深さだけ切り欠かれている。
【0049】
この第1切欠溝104の内部には、トップカバー106の端部が前記第1切欠溝104と接触することがないように挿入されている。そして、前記第1切欠溝104に挿入されたトップカバー106には、その下面に磁性体112aが一体的に装着されている。
【0050】
一方、固定ブロック102a、102bにおける第1切欠溝104が形成される側面と反対側の側面には、前記第1切欠溝104より下方にオフセットして第2切欠溝108が形成されている。第2切欠溝108は、その側面より固定ブロック102a、102bの略中央部に向かって所定深さだけ切り欠かれている。
【0051】
この第2切欠溝108には、サイドカバー110a、110bの端部が前記第2切欠溝108と接触することがないように挿入されている。そして、前記第2切欠溝108に挿入されたサイドカバー110a、110bには、その上面に磁性体112bが一体的に装着されている。
【0052】
なお、図10に示されるように、前記第1切欠溝104に挿入されるトップカバー106の端部と、第2切欠溝108に挿入されるサイドカバー110a、110bの端部とは、高さ方向に所定間隔離間するとともに、その端部同士がフレーム12の軸線と略直交する方向に所定長だけ重なり合うように配設されている。換言すると、トップカバー106の端部とサイドカバー110a、110bの端部との間に形成されるクリアランスは、スライダ101の固定ブロック102a、102bが軸線方向に沿って変位するスリットとして機能している。
【0053】
また、図9に示されるように、トップカバー106に装着された磁性体112aとサイドカバー110a、110bに装着された磁性体112bとの間には、磁性を有する磁性流体114が保持されている。そして、前記磁性流体114は、磁性体112a、112bの磁力および該磁性流体114の有する粘性、表面張力等の作用下に保持されている。
【0054】
さらに、図10に示されるように、固定ブロック102a、102bにおける第1切欠溝104と第2切欠溝108との間には、略水平な連結部116が形成されている。換言すると、固定ブロック102a、102bは、その連結部116がトップカバー106の端部とサイドカバー110a、110bの端部との間となるように配設されている。
【0055】
そして、図8に示されるように、モータ部34(図2参照)の駆動作用下にボールねじ32(図2参照)を回転させ、スライダ101を軸線方向に沿って変位させる際、前記スライダ101の進行方向側の磁性流体114は、前記固定ブロック102a、102bの軸線方向に沿った変位に伴って、磁性体112a、112bの間に保持され、トップカバー106とサイドカバー110a、110bとの間を閉塞している状態(図9参照)から、固定ブロック102a、102bの連結部116によって磁性流体114が徐々に上方のトップカバー106側と下方のサイドカバー110a、110b側にそれぞれ分離するように押し分けられる(図10参照)。
【0056】
そして、図9に示されるように、磁性流体114がスライダ101によって該連結部116と磁性体112a、112bとの間に完全に分離された状態となる。その場合においても、固定ブロック102a、102bの連結部116の上面および下面に磁性流体114が密着しているため、外部からの塵埃等がトップカバー106とサイドカバー110a、110bとの間を介してアクチュエータ100の内部へと進入することが防止される。
【0057】
一方、スライダ101の進行方向と反対側の磁性流体114は、固定ブロック102a、102bの連結部116によってトップカバー106とサイドカバー110a、110b側へとそれぞれ分離された状態(図10参照)から、磁性体112a、112bの磁力および該磁性流体114の有する粘性、表面張力等によって再び前記磁性体112a、112bの間に保持された状態へと徐々に流動し、前記磁性流体114によってトップカバー106とサイドカバー110a、110bとの間が再び閉塞される(図9参照)。
【0058】
そのため、トップカバー106の下面に装着される磁性体112aと、サイドカバー110a、110bの上面に装着される磁性体112bとの間に前記磁性体112a、112bの磁力および前記磁性流体114の有する粘性、表面張力等によって磁性流体114を保持させることにより、前記磁性流体114によって固定ブロック102a、102bが変位するトップカバー106とサイドカバー110a、110bとの間を常に好適に閉塞することができる。
【0059】
また、前記磁性流体114の間にスライダ101が変位した場合においても、前記磁性流体114が固定ブロック102a、102bの連結部116を介して保持された状態となるため、前記磁性流体114によってアクチュエータ100の内部の気密が好適に保持される。
【0060】
さらに、トップカバー106とサイドカバー110a、110bとの間を閉塞している磁性流体114は液状であるため、固定ブロック24a、24bの連結部116が前記磁性流体114を押し分けながら軸線方向に沿って変位する際の変位抵抗を低減することができる。そのため、より一層円滑にスライダ101を軸線方向に沿って変位させることができる。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0062】
すなわち、スライダがスリットに沿ってボディの軸線方向へと変位する際、スライダの進行方向側の磁性流体がスライダによって分断されるとともに、前記スライダによって分断された磁性流体がスライダの進行方向と反対側において再びスリットを閉塞する。そのため、スリットをスライダの変位動作に関わらず常に磁性流体によって好適に閉塞することができる。その結果、前記磁性流体によってスリットを介して外部から塵埃等がアクチュエータの内部に進入することを防止することができるとともに、前記アクチュエータの内部で発生した塵埃等がスリットを介して外部に流出することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るアクチュエータの斜視図である。
【図2】図1のアクチュエータの分解斜視図である。
【図3】図1のIII−III線に沿った縦断面図である。
【図4】図1のアクチュエータの一部省略平面図である。
【図5】磁性体の間に磁性流体が保持された状態を示す拡大部分断面図である。
【図6】図3の磁性体が装着された壁部近傍の拡大部分断面図である。
【図7】図5の壁部の間で磁性流体を保持する側面の反対側の側面に磁性体を装着した場合を示す拡大部分断面図である。
【図8】他の実施の形態に係るアクチュエータの斜視図である。
【図9】トップカバーとサイドカバーとの間に磁性流体が保持された状態を示す拡大部分断面図である。
【図10】トップカバーとサイドカバーとの間に保持された磁性流体が連結部によって分離された状態を示す拡大部分断面図である。
【符号の説明】
10、100…アクチュエータ 12…フレーム
22、101…スライダ
24a、24b、102、102…固定ブロック
29…船首部 30…駆動ユニット
58a、58b、110a、110b…サイドカバー
60、106…トップカバー 62a、62b…スリット
64a、64b…壁部
66a、66b、112a、112b…磁性体
68、114…磁性流体 104…第1切欠溝
108…第2切欠溝 116…連結部

Claims (2)

  1. 回転駆動源の回転駆動力を駆動力伝達手段を介して直線運動に変換し、スライダを軸線方向に変位させることによりワークを搬送するアクチュエータにおいて、
    前記駆動力伝達手段が配設されるボディと、
    前記ボディの長手方向に沿って延在するスリットより一部が露呈し、前記ボディの軸線方向に沿って変位するスライダと、
    前記スリットに沿って所定長だけ延在するように設けられ、前記スライダを間にして相互に対向する部位に設けられた一組の磁性体と、
    前記一組の磁性体の間に保持されて前記スリットを閉塞するとともに、前記スライダが変位する際に該スライダによって分断される磁性流体と、を備えることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 請求項1記載のアクチュエータにおいて、
    前記ボディの第1カバー部材と、前記第1カバー部材と略鉛直方向に所定間隔離間して設けられる第2カバー部材との間にスリットを備えることを特徴とするアクチュエータ。
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