JP2004311392A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 高い離脱力を要する場合にも容易に離脱作業を行うことができる操作性及び機械的強度が優れた構造のコネクタを提供すること。
【解決手段】 コネクタ10は、従来構造と同様に、複数のコンタクトが内部に収容配備されたハウジング1と、一方向M1での相手側コネクタとの嵌合時に係止されるロック部3、及び嵌合時並びに逆方向M2で相手側コネクタから離脱される離脱時に各方向M1,M2を含む一平面とは垂直方向での押圧操作に供される平坦な押圧面を持つ操作部5を一体的に有し、操作部5がロック部3よりも一方向で奥側に配置されてハウジング1に設けられる弾性を有するロックレバー2とを備える以外、ハウジング1には、一方向M1で操作部5よりも奥側に離間して対向配置され、押圧面の高さ以下で少なくとも操作部5を押圧操作した状態で押圧面よりも高い位置に頂面が配置されるように固定リブ6が設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】 コネクタ10は、従来構造と同様に、複数のコンタクトが内部に収容配備されたハウジング1と、一方向M1での相手側コネクタとの嵌合時に係止されるロック部3、及び嵌合時並びに逆方向M2で相手側コネクタから離脱される離脱時に各方向M1,M2を含む一平面とは垂直方向での押圧操作に供される平坦な押圧面を持つ操作部5を一体的に有し、操作部5がロック部3よりも一方向で奥側に配置されてハウジング1に設けられる弾性を有するロックレバー2とを備える以外、ハウジング1には、一方向M1で操作部5よりも奥側に離間して対向配置され、押圧面の高さ以下で少なくとも操作部5を押圧操作した状態で押圧面よりも高い位置に頂面が配置されるように固定リブ6が設けられている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、主としてハウジングに設けられたロックレバーにおける操作部を押圧操作した状態で相手側コネクタに対して嵌合離脱可能であると共に、嵌合時にはロックレバーにおけるロック部が相手側コネクタに係止可能な構造のコネクタであって、詳しくはハウジングに設けた固定リブによりロックレバーの操作部における操作性を改良したコネクタに関する。
従来、一般的に相手側コネクタに対して嵌合離脱可能であり、嵌合時に係止を行うためのロックレバーを有するコネクタの場合、ロックレバーの後端には構造物を持たせずに開放状態としている。
図7は、このようなタイプの従来のコネクタ30(製品化済みのもので、文献公知発明に係るものでない)の基本構成を示した外観斜視図である。又、図8は、このコネクタ30の外観構成の細部を示したもので、同図(a)は主面の一方側(上面側)からの平面図(上面図)に関するもの,同図(b)は同図(a)に示す長手方向(Y方向)に沿った一方側(左側)からの側面図(左側面図)に関するもの,同図(c)は同図(a)に示す短手方向(X方向)に沿った一方側(正面側)からの端面図(正面図)に関するもの,同図(d)は同図(a)に示す長手方向(Y方向)に沿った他方側(右側)からの側面図(右側面図)に関するもの,同図(e)は同図(a)に示す短手方向(X方向)に沿った他方側(背面側)からの端面図(背面図)に関するもの,同図(f)は主面の他方側(下面側)からの平面図(底面図)に関するものである。
このコネクタ30の場合、図示されない相手側コネクタの持つ複数のコンタクトとの挿入接触に供される複数のコンタクトが内部に収容配備されるハウジング1と、長手方向(Y方向)における一方向(嵌合方向)M1で相手側コネクタに嵌合されたときに相手側コネクタに対して係止されるロック部(ロック突起)3、及び嵌合時並びに一方向(嵌合方向)M1とは反対の逆方向(離脱方向)M2で相手側コネクタから離脱される離脱時において一方向(嵌合方向)M1及び逆方向(離脱方向)M2を含む一平面とは垂直な方向での押圧操作に供される平坦な押圧面を持つ操作部5を一体的に有すると共に、操作部5がロック部3よりも一方向(嵌合方向)M1で奥側に配置されてハウジング1に設けられる弾性を有するロックレバー2とを備えて構成されている。又、ハウジング1には、図7及び図8(c)に示されるように、短手方向に沿った正面側からの端面に複数(ここでは5個)の相手側コンタクト挿入穴9が所定の間隔を有して露呈されるように配設されており、ハウジング1の長手方向両端に突出して延在するキー4の頂面の高さとロックレバー2におけるロック部3及び操作部5の頂面の高さとがほぼ一致するように構成されている。尚、ハウジング1に設けられたキー4は、相手側コネクタの逆方向挿入を防止すると共に、ロックレバー2を外力負荷から保護するためにロックレバー2におけるロック部3及び操作部5の頂面と同等以上の高さで形成されており、ロックレバー2は相手側コンタクト挿入穴9が列設された端面側を固定端としてコネクタ30の長手方向に延びた片持ち構造となっている。
図9は、ここでのコネクタ30の細部構造及び基本動作を説明するために示した同図中のA−A方向における側面断面図であり、同図(a)は操作部5の押圧面が押圧されていない非操作状態に関するもの,同図(b)は操作部5の押圧面が押圧されている操作状態に関するものである。
ここでは、ハウジング1にあっての長手方向(Y方向)における一方向(嵌合方向)M1でロックレバー2における操作部5よりも奥側には構造物が存在せず、ハウジング1内部の端子収容室7内に収容配備される図示されない複数のコンタクトを装着するためのコンタクト装着用壁8がロック部3及び操作部5を含むロックレバー2と一体的に形成された上、操作部5の押圧面が指で押圧されていない非操作状態では、図9(a)に示されるように、ロックレバー2が弾性変形しておらず、これによって上述したようにロック部3及び操作部5の頂面の高さがキー4の頂面の高さと同程度となっていることを示している。
又、操作部5の押圧面が指で押圧されている操作状態では、図9(b)に示されるように、ロックレバー2が撓み弾性変形し、これによって相手側コネクタから離脱可能な状態となるが、この状態ではロック部3及び操作部5の頂面の高さが何れもキー4の頂面の高さよりも低くなっている(但し、ロックレバー2が撓み弾性変形したときには構造上においてロック部3の頂面の高さ>操作部5の頂面の高さとなる)ことを示している。
このコネクタ30における嵌合離脱の動作を説明すれば、嵌合時には通常、図7及び図9(a)に示される状態において、図7に示される一方向(嵌合方向)M1で相手側コネクタを嵌合し、端子収容室7内のコンタクト装着用壁8に装着される各コンタクトに相手側コネクタの各コンタクトが接触される状態を得れば良く、このときにロックレバー2が若干撓み弾性変形した後に弾性復帰してほぼ図9(a)に示される状態でロック部3の相手側コネクタの相手側係合部に対する係止が図られる(尚、嵌合時には予め操作部5の押圧面を指で押圧しておいてから相手側コネクタを嵌合した後に押圧を解放するようにしても良い)。
これに対し、操作部5の押圧面が指で押圧されている操作状態にあっての離脱時には、初期的にロックレバー2におけるロック部3が相手側コネクタの相手側係合部から解放されて離間された状態であるため、図7に示される逆方向(離脱方向)M2で相手側コネクタを引き抜いて離脱し、端子収容室7内のコンタクト装着用壁8に装着される各コンタクトから相手側コネクタの各コンタクトが離間された状態としてから押圧を解放すれば良く、これによってロックレバー2が弾性復帰して図9(a)に示される状態に戻る。
因みに、別なタイプのコネクタとして、ハウジングにロックレバー(ロックアーム)を持たせた上、ロックアームの後端にリブの間を差し渡したビーム部を形成し、このビーム部をロックアームよりも高い位置に配置させた構造のもの(特許文献1参照)もある。
特開2001−160455号公報(要約、図1)
上述したロックレバーの後端に構造物を持たないコネクタの場合、操作部の近傍が開放状態であるため、特にコンタクトの配設数が多くて高い離脱力を要する場合には操作部の押圧面を指で押圧して相手側コネクタから離脱する離脱時(或いは予め押圧面を押圧しておいて相手側コネクタの嵌合を行う場合には嵌合時についても同様である)に指が滑り易いことで離脱作業をし難い構造であるという問題がある。
又、特許文献1のコネクタの場合も、ロックアームの後端にリブの間を差し渡したビーム部がロックアームよりも高い位置に配置されているため、ロックアームの押圧面を指で押圧して相手側コネクタから離脱する離脱時(或いは予め押圧面を押圧しておいて相手側コネクタの嵌合を行う場合の嵌合時)にロックアームを押圧し難く、ロックアームを十分に押圧し切れなければ作業をし難くなってしまうという構造的な欠点がある。
更に、特許文献1のコネクタの場合、ロックレバーの後側(嵌合方向の奥側)からロックレバーの撓みのスペースを設けていたことにより、ビーム部が橋渡し状態となり、ビーム部の剛性が低くて外力により破損し易いという点で機械的強度に弱点がある。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、高い離脱力を要する場合にも容易に離脱作業を行うことができる操作性及び機械的強度が優れた構造のコネクタを提供することにある。
本発明によれば、相手側コネクタの持つ複数のコンタクトとの挿入接触に供される複数のコンタクトが内部に収容配備されるハウジングと、一方向で相手側コネクタに嵌合されたときに該相手側コネクタに対して係止されるロック部、及び嵌合時並びに該一方向とは反対の逆方向で該相手側コネクタから離脱される離脱時において該一方向及び該逆方向を含む一平面とは垂直な方向での押圧操作に供される平坦な押圧面を持つ操作部を一体的に有すると共に、該操作部が該ロック部よりも該一方向で奥側に配置されてハウジングに設けられる弾性を有するロックレバーとを備えたコネクタにおいて、ハウジングには、ロックレバーにおける操作部近傍に一方向で該操作部よりも奥側に離間して対向配置されると共に、押圧面の高さ以下で少なくとも該操作部を押圧操作した状態で該押圧面よりも高い位置に頂面が配置されるように固定リブが設けられたコネクタが得られる。
又、本発明によれば、上記コネクタにおいて、固定リブは、ハウジングに一体的に形成されたコネクタが得られる。
更に、本発明によれば、上記何れかのコネクタにおいて、固定リブは、ロックレバーにおける操作部の一方向における奥側部分を囲むように一平面上で該一方向及び逆方向とは垂直な方向に延在して形成されたコネクタが得られる。
一方、本発明によれば、相手側コネクタの持つ複数のコンタクトとの挿入接触に供される複数のコンタクトが内部に収容配備されたハウジングと、一方向で相手側コネクタに嵌合されたときに該相手側コネクタに対して係止されるロック部、及び嵌合時並びに該一方向とは反対の逆方向で該相手側コネクタから離脱される離脱時において該一方向及び該逆方向を含む一平面とは垂直な方向での押圧操作に供される平坦な押圧面を持つ操作部を一体的に有すると共に、該操作部が該ロック部よりも該一方向で奥側に配置されてハウジングに設けられる弾性を有するロックレバーとを備えたコネクタにおいて、ハウジングにおける複数のコンタクトを装着するためのコンタクト装着用壁には、ロックレバーにおける操作部近傍に一方向で該操作部よりも奥側に離間して対向配置されると共に、押圧面の高さ以下で少なくとも該操作部を押圧操作した状態で該押圧面よりも高い位置に頂面が配置されるように固定リブが一体的に設けられたコネクタが得られる。
加えて、本発明によれば、上記コネクタにおいて、固定リブは、ロックレバーにおける操作部の一方向における奥側部分を囲むように一平面上で該一方向及び逆方向とは垂直な方向に延在して形成されると共に、該一方向の奥側一端から該一平面に対して垂直な方向で立設するように形成されたコネクタが得られる。
本発明のコネクタの場合、相手側コネクタとの嵌合方向でハウジングに設けられるロックレバーにおける操作部よりも奥側において、ハウジングに対して固定リブを設けるか、或いはハウジングにおける複数のコンタクトを装着するためのコンタクト装着用壁に対して固定リブを設け、係る固定リブの頂面がロックレバーを押圧操作する際の操作部の押圧面の高さと同程度かそれよりも低く、且つ操作部を押圧操作した状態で押圧面よりも高い位置に配置される構造としているため、ロックレバーの操作部の押圧面を指で押圧操作するときに固定リブの頂面を引っ掛け面とすることで押圧操作をし易くなり、離脱操作をするときに十分に力を加えることができることにより、各コンタクトの配設数が多くて高い離脱力を要する場合にも容易に離脱作業を行うことができるようになり、結果として相手側コネクタとの嵌合離脱に際しての操作性が向上して優れたものとなる。又、特許文献1のコネクタではロックレバーの後側(嵌合方向の奥側)からロックレバーの撓みのスペースを設けていたことにより、ビーム部が橋渡し状態となり、ビーム部の剛性が低くて外力により破損し易いという機械的強度に弱点があったが、本発明のコネクタではロックレバーの前側(嵌合方向の手前側)からロックレバーの撓みのスペースを設け、固定リブをハウジングと一体的な構造とできることにより、外力により破損し難くなって機械的強度が向上するようになる。更に、本発明のコネクタの場合、固定リブをロックレバーにおける操作部の一方向における奥側部分を囲むように嵌合離脱方向を含む一平面上でこれらの方向とは垂直な方向に延在して形成していることにより、一層固定リブの頂面を引っ掛け面として安定して使用できるので、嵌合離脱操作が行い易くなる。
相手側コネクタの持つ複数のコンタクトとの挿入接触に供される複数のコンタクトが内部に収容配備されるハウジングと、一方向で相手側コネクタに嵌合されたときに相手側コネクタに対して係止されるロック部、及び嵌合時並びに一方向とは反対の逆方向で相手側コネクタから離脱される離脱時において一方向及び逆方向を含む一平面とは垂直な方向での押圧操作に供される平坦な押圧面を持つ操作部を一体的に有すると共に、操作部がロック部よりも一方向で奥側に配置されてハウジングに設けられる弾性を有するロックレバーとを備えたコネクタにおいて、ハウジングに対し、ロックレバーにおける操作部近傍に一方向で操作部よりも奥側に離間して対向配置されると共に、押圧面の高さ以下で少なくとも操作部を押圧操作した状態で押圧面よりも高い位置に頂面が配置されるように固定リブが設けるか、或いはハウジングにおける複数のコンタクトを装着するためのコンタクト装着用壁に対し、ロックレバーにおける操作部近傍に一方向で操作部よりも奥側に離間して対向配置されると共に、押圧面の高さ以下で少なくとも操作部を押圧操作した状態で押圧面よりも高い位置に頂面が配置されるように固定リブを一体的に設けるものである。
前者の構成の場合、固定リブは、ハウジングに一体的に形成され、ロックレバーにおける操作部の一方向における奥側部分を囲むように一平面上で一方向及び逆方向とは垂直な方向に延在して形成されることが好ましい。後者の構成の場合、固定リブは、ロックレバーにおける操作部の一方向における奥側部分を囲むように一平面上で一方向及び逆方向とは垂直な方向に延在して形成されると共に、一方向の奥側一端から一平面に対して垂直な方向で立設するように形成されることが好ましい。
図1は、本発明の実施例1に係るコネクタ10の基本構成を示した外観斜視図である。図2は、このコネクタ10の外観構成の細部を示したもので、同図(a)は主面の一方側(上面側)からの平面図(上面図)に関するもの,同図(b)は同図(a)に示す長手方向(Y方向)に沿った一方側(左側)からの側面図(左側面図)に関するもの,同図(c)は同図(a)に示す短手方向(X方向)に沿った一方側(正面側)からの端面図(正面図)に関するもの,同図(d)は同図(a)に示す長手方向(Y方向)に沿った他方側(右側)からの側面図(右側面図)に関するもの,同図(e)は同図(a)に示す短手方向(X方向)に沿った他方側(背面側)からの端面図(背面図)に関するもの,同図(f)は主面の他方側(下面側)からの平面図(底面図)に関するものである。
このコネクタ10の場合も、図7及び図8(a)〜(f)で説明したものと同様に、図示されない相手側コネクタの持つ複数のコンタクトとの挿入接触に供される複数のコンタクトが内部に収容配備されるハウジング1と、長手方向(Y方向)における一方向(挿入方向)M1で相手側コネクタに嵌合されたときに相手側コネクタに対して係止されるロック部(ロック突起)3、及び嵌合時並びに一方向(挿入方向)M1とは反対の逆方向(離脱方向)M2で相手側コネクタから離脱される離脱時において一方向(挿入方向)M1及び逆方向(離脱方向)M2を含む一平面とは垂直な方向での押圧操作に供される平坦な押圧面を持つ操作部5を一体的に有すると共に、操作部5がロック部3よりも一方向(挿入方向)M1で奥側に配置されてハウジング1に設けられる弾性を有するロックレバー2とを備える基本構造を持つ以外、ハウジング1には、操作部5近傍に一方向(挿入方向)M1で操作部5よりも奥側に離間して対向配置されると共に、押圧面の高さ以下で少なくとも操作部5を押圧操作した状態で押圧面よりも高い位置に頂面が配置されるように固定リブ6が設けられている。この固定リブ6は、ハウジング1に一体的に形成されており、具体的にはロックレバー2における操作部5の一方向(挿入方向)M1における奥側部分を囲むように一平面上で一方向(挿入方向)M1及び逆方向(離脱方向)M2[但し、M1,M2は何れもY軸方向にある)とは垂直な方向(X軸方向)に延在して形成されている。
その他の構造は、図7及び図8(a)〜(f)で説明したものと同様であり、ここでもハウジング1には、図1及び図2(c)に示されるように、短手方向に沿った正面側からの端面に複数(ここでは5個)の相手側コンタクト挿入穴9が所定の間隔を有して露呈されるように配設されており、ハウジング1の長手方向両端に突出して延在するキー4の頂面の高さとロックレバー2におけるロック部3及び操作部5の頂面の高さとがほぼ一致するように構成されている。更に、ハウジング1に設けられたキー4は、相手側コネクタの逆方向挿入を防止すると共に、ロックレバー2を外力負荷から保護するためにロックレバー2におけるロック部3及び操作部5の頂面と同等以上の高さで形成されており、ロックレバー2は相手側コンタクト挿入穴9が列設された端面側を固定端としてコネクタ10の長手方向に延びた片持ち構造となっている点も同様である。
図3は、ここでのコネクタ10の細部構造及び基本動作を説明するために示した同図中のA−A方向における側面断面図であり、同図(a)は操作部5の押圧面が押圧されていない非操作状態に関するもの,同図(b)は操作部5の押圧面が押圧されている操作状態に関するものである。
ここでは、ハウジング1にあっての長手方向(Y方向)における一方向(嵌合方向)M1でロックレバー2における操作部5よりも奥側に固定リブ6が存在しており、ハウジング1内部の端子収容室7内に収容配備される複数のコンタクトを装着するためのコンタクト装着用壁8がロック部3及び操作部5を含むロックレバー2と一体的に形成された上、操作部5の押圧面が指で押圧されていない非操作状態では、図3(a)に示されるように、ロックレバー2が弾性変形しておらず、これによって上述したようにロック部3及び操作部5の頂面の高さがキー4の頂面の高さと同程度となっていることを示している。
又、操作部5の押圧面が指で押圧されている操作状態では、図3(b)に示されるように、ロックレバー2が撓み弾性変形し、これによって相手側コネクタから離脱可能な状態となるが、この状態ではロック部3及び操作部5の頂面の高さが何れもキー4の頂面の高さよりも低くなっている(但し、構造上においてロックレバー2が撓み弾性変形したときにはロック部3の頂面の高さ>操作部5の頂面の高さとなる)ことを示している。
このコネクタ10における嵌合離脱の動作を説明すれば、嵌合時には通常、図1及び図3(a)に示される状態において、図1に示される一方向(嵌合方向)M1で相手側コネクタを嵌合し、端子収容室7内のコンタクト装着用壁8に装着された各コンタクトに相手側コネクタの各コンタクトが接触される状態を得れば良く、このときにロックレバー2が若干撓み弾性変形した後に弾性復帰してほぼ図3(a)に示される状態でロック部3の相手側コネクタの相手側係合部に対する係止が図られる(尚、嵌合時には予め操作部5の押圧面を指で押圧しておいてから相手側コネクタを嵌合した後に押圧を解放するようにしても良い)。
これに対し、操作部5の押圧面が指で押圧されている操作状態にあっての離脱時には、初期的にロックレバー2におけるロック部3が相手側コネクタの相手側係合部から解放されて離間された状態であるため、図1に示される逆方向(離脱方向)M2で相手側コネクタを引き抜いて離脱し、端子収容室7内のコンタクト装着用壁8に装着される各コンタクトから相手側コネクタの各コンタクトが離間された状態としてから押圧を解放すれば良く、これによってロックレバー2が弾性復帰して図3(a)に示される状態に戻る。
ところで、このコネクタ10の場合、相手側コネクタとの一方向(嵌合方向)M1でハウジング1に設けられるロックレバー2における操作部5よりも奥側において、ハウジング1に対して設けられた固定リブ6がロックレバー2を押圧操作する際の操作部5の押圧面の高さと同程度かそれよりも低く、且つ操作部5を押圧操作した状態で押圧面よりも高い位置(高さh)に配置された頂面を持つ構造であるため、ロックレバー2の操作部5の押圧面を指で押圧操作するときに固定リブ6の頂面を引っ掛け面とすれば押圧操作をし易く、離脱操作をするときに十分に力を加えることができることにより、コンタクト装着用壁8に装着されるコンタクトの配設数が多くて高い離脱力を要する場合にも容易に離脱作業を行うことができるようになる。
図4は、本発明の実施例2に係るコネクタ20の基本構成を示した外観斜視図である。図5は、このコネクタ20の外観構成の細部を示したもので、同図(a)は主面の一方側(上面側)からの平面図(上面図)に関するもの,同図(b)は同図(a)に示す長手方向(Y方向)に沿った一方側(左側)からの側面図(左側面図)に関するもの,同図(c)は同図(a)に示す短手方向(X方向)に沿った一方側(正面側)からの端面図(正面図)に関するもの,同図(d)は同図(a)に示す長手方向(Y方向)に沿った他方側(右側)からの側面図(右側面図)に関するもの,同図(e)は同図(a)に示す短手方向(X方向)に沿った他方側(背面側)からの端面図(背面図)に関するもの,同図(f)は主面の他方側(下面側)からの平面図(底面図)に関するものである。
このコネクタ20の場合も、図7及び図8(a)〜(f)で説明した従来のものや実施例1のものと同様に、図示されない相手側コネクタの持つ複数のコンタクトとの挿入接触に供される複数のコンタクトが内部に収容配備されるハウジング1と、長手方向(Y方向)における一方向(挿入方向)M1で相手側コネクタに嵌合されたときに相手側コネクタに対して係止されるロック部(ロック突起)3、及び嵌合時並びに一方向(挿入方向)M1とは反対の逆方向(離脱方向)M2で相手側コネクタから離脱される離脱時において一方向(挿入方向)M1及び逆方向(離脱方向)M2を含む一平面とは垂直な方向での押圧操作に供される平坦な押圧面を持つ操作部5を一体的に有すると共に、操作部5がロック部3よりも一方向(挿入方向)M1で奥側に配置されてハウジング1に設けられる弾性を有するロックレバー2とを備える基本構造を持つ以外、ハウジング1における複数のコンタクトを装着するためのコンタクト装着用壁8′(後文で説明する)には、操作部5近傍に一方向(挿入方向)M1で操作部5よりも奥側に離間して対向配置されると共に、押圧面の高さ以下で少なくとも操作部5を押圧操作した状態で押圧面よりも高い位置に頂面が配置されるように固定リブ8aが一体的に設けられている。この固定リブ8aは、ロックレバー2における操作部5の一方向(挿入方向)M1における奥側部分を囲むように一平面上で一方向(挿入方向)M1及び逆方向(離脱方向)M2[但し、M1,M2は何れもY軸方向にある)とは垂直な方向に延在して形成されると共に、一方向(挿入方向)M1の奥側一端から一平面に対して垂直な方向で立設するように形成されている。その他の構造は、図7及び図8(a)〜(f)で説明した従来のものや実施例1で説明したものと同様であるので、説明を省略する。
図6は、ここでのコネクタ20の細部構造及び基本動作を説明するために示した同図中のA−A方向における側面断面図であり、同図(a)は操作部5の押圧面が押圧されていない非操作状態に関するもの,同図(b)は操作部5の押圧面が押圧されている操作状態に関するものである。
ここでは、ハウジング1にあっての長手方向(Y方向)における一方向(嵌合方向)M1でロックレバー2における操作部5よりも奥側にコンタクト装着用壁8′に一体的に設けられた固定リブ8aが存在しており、ハウジング1内部の端子収容室7内に収容配備される図示されない複数のコンタクトを装着するためのコンタクト装着用壁8′がロック部3及び操作部5を含むロックレバー2と一体的に形成された上、操作部5の押圧面が指で押圧されていない非操作状態では、図6(a)に示されるように、ロックレバー2が弾性変形しておらず、これによって上述したようにロック部3及び操作部5の頂面の高さがキー4の頂面の高さと同程度となっていることを示している。
又、操作部5の押圧面が指で押圧されている操作状態では、図6(b)に示されるように、ロックレバー2が撓み弾性変形し、これによって相手側コネクタから離脱可能な状態となるが、この状態ではロック部3及び操作部5の頂面の高さが何れもキー4の頂面の高さよりも低くなっている(但し、構造上においてロックレバー2が撓み弾性変形したときにはロック部3の頂面の高さ>操作部5の頂面の高さとなる)ことを示している。
このコネクタ10における嵌合離脱の動作を説明すれば、嵌合時には通常、図4及び図6(a)に示される状態において、図4に示される一方向(嵌合方向)M1で相手側コネクタを嵌合し、端子収容室7内のコンタクト装着用壁8′に装着される各コンタクトに相手側コネクタの各コンタクトが接触される状態を得れば良く、このときにロックレバー2が若干撓み弾性変形した後に弾性復帰してほぼ図6(a)に示される状態でロック部3の相手側コネクタの相手側係合部に対する係止が図られる(尚、嵌合時には予め操作部5の押圧面を指で押圧しておいてから相手側コネクタを嵌合した後に押圧を解放するようにしても良い)。
これに対し、操作部5の押圧面が指で押圧されている操作状態にあっての離脱時には、初期的にロックレバー2におけるロック部3が相手側コネクタの相手側係合部から解放されて離間された状態であるため、図4に示される逆方向(離脱方向)M2で相手側コネクタを引き抜いて離脱し、端子収容室7内のコンタクト装着用壁8′に装着された各コンタクトから相手側コネクタの各コンタクトが離間された状態としてから押圧を解放すれば良く、これによってロックレバー2が弾性復帰して図6(a)に示される状態に戻る。
ところで、このコネクタ20の場合も、相手側コネクタとの一方向(嵌合方向)M1でハウジング1に設けられるロックレバー2における操作部5よりも奥側において、ハウジング1内部に収容配備されるコンタクト装着用壁8′に対して一体的に設けられた固定リブ8aがロックレバー2を押圧操作する際の操作部5の押圧面の高さと同程度かそれよりも低く、且つ操作部5を押圧操作した状態で押圧面よりも高い位置(高さh′)に配置された頂面を持つ構造(尚、実施例2のコネクタの場合にはコンタクト装着用壁8′に固定リブ8aが立設されるように一体的に設けられる構造上、固定リブ8aの頂面の高さh′は、実施例1のコネクタの場合のハウジング1に設けられた固定リブ6の頂面の高さhよりも高い背高構造となっている)であるため、実施例1の場合と同様に、ロックレバー2の操作部5の押圧面を指で押圧操作するときに固定リブ8aの頂面を引っ掛け面とすれば押圧操作をし易く、離脱操作をするときに十分に力を加えることができることにより、コンタクト装着用壁8′に装着されるコンタクトの配設数が多くて高い離脱力を要する場合にも容易に離脱作業を行うことができるようになる。
1 ハウジング
2 ロックレバー
3 ロック部(ロック突起)
4 キー
5 操作部
6,8a 固定リブ
7 端子収容室
8,8′ コンタクト装着用壁
9 相手側コンタクト挿入穴
10,20,30 コネクタ
2 ロックレバー
3 ロック部(ロック突起)
4 キー
5 操作部
6,8a 固定リブ
7 端子収容室
8,8′ コンタクト装着用壁
9 相手側コンタクト挿入穴
10,20,30 コネクタ
Claims (5)
- 相手側コネクタの持つ複数のコンタクトとの挿入接触に供される複数のコンタクトが内部に収容配備されるハウジングと、一方向で前記相手側コネクタに嵌合されたときに該相手側コネクタに対して係止されるロック部、及び嵌合時並びに該一方向とは反対の逆方向で該相手側コネクタから離脱される離脱時において該一方向及び該逆方向を含む一平面とは垂直な方向での押圧操作に供される平坦な押圧面を持つ操作部を一体的に有すると共に、該操作部が該ロック部よりも該一方向で奥側に配置されて前記ハウジングに設けられる弾性を有するロックレバーとを備えたコネクタにおいて、前記ハウジングには、前記ロックレバーにおける前記操作部近傍に前記一方向で該操作部よりも奥側に離間して対向配置されると共に、前記押圧面の高さ以下で少なくとも該操作部を押圧操作した状態で該押圧面よりも高い位置に頂面が配置されるように固定リブが設けられたことを特徴とするコネクタ。
- 請求項1記載のコネクタにおいて、前記固定リブは、前記ハウジングに一体的に形成されたことを特徴とするコネクタ。
- 請求項1又は2記載のコネクタにおいて、前記固定リブは、前記ロックレバーにおける前記操作部の前記一方向における奥側部分を囲むように前記一平面上で該一方向及び前記逆方向とは垂直な方向に延在して形成されたことを特徴とするコネクタ。
- 相手側コネクタの持つ複数のコンタクトとの挿入接触に供される複数のコンタクトが内部に収容配備されるハウジングと、一方向で前記相手側コネクタに嵌合されたときに該相手側コネクタに対して係止されるロック部、及び嵌合時並びに該一方向とは反対の逆方向で該相手側コネクタから離脱される離脱時において該一方向及び該逆方向を含む一平面とは垂直な方向での押圧操作に供される平坦な押圧面を持つ操作部を一体的に有すると共に、該操作部が該ロック部よりも該一方向で奥側に配置されて前記ハウジングに設けられる弾性を有するロックレバーとを備えたコネクタにおいて、前記ハウジングにおける前記複数のコンタクトを装着するためのコンタクト装着用壁には、前記ロックレバーにおける前記操作部近傍に前記一方向で該操作部よりも奥側に離間して対向配置されると共に、前記押圧面の高さ以下で少なくとも該操作部を押圧操作した状態で該押圧面よりも高い位置に頂面が配置されるように固定リブが一体的に設けられたことを特徴とするコネクタ。
- 請求項4記載のコネクタにおいて、前記固定リブは、前記ロックレバーにおける前記操作部の前記一方向における奥側部分を囲むように前記一平面上で該一方向及び前記逆方向とは垂直な方向に延在して形成されると共に、該一方向の奥側一端から該一平面に対して垂直な方向で立設するように形成されたことを特徴とするコネクタ。
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JP5633761B1 (ja) * | 2013-10-22 | 2014-12-03 | 山佐株式会社 | コネクタ接続構造 |
WO2022190782A1 (ja) * | 2021-03-08 | 2022-09-15 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
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2003
- 2003-09-26 JP JP2003336128A patent/JP2004311392A/ja active Pending
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