JP5633761B1 - コネクタ接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス効率が向上するコネクタ接続構造を提供する。【解決手段】コネクタ接続構造10は、受け口11に係合されて接続状態となっているコネクタ12を抜脱する際に、コネクタ12に設けられた操作部25を押圧して該受け口11と該コネクタ12との係合状態が解除される係合解除機構27を備え、さらに該コネクタ12には滑り止め突出部28が設けられており、該滑り止め突出部28は該コネクタ12における該操作部25を基準として該操作部25よりもコネクタ12抜脱側に配置され、かつ該コネクタ12の抜脱方向と略直交する方向に突出形成されており、該コネクタ12の抜き動作の際に、前記操作部25を押圧する指と前記滑り止め突出部28の先端とが接触した状態となる。【選択図】図8

Description

本発明は、例えばパチンコ機やスロットマシンなどの遊技機において、筐体内部に配設される機器同士を電気的に接続するコネクタの接続構造、及び該コネクタを構成するコネクタ本体を被覆するカバー部材に関する。
従来から、機器同士を電気的に接続する配線用のコネクタとして、例えば特許文献1に開示されているように、接続状態では係止突起と係止孔との係合によって不意のコネクタ抜脱を防止するものが提案されている。このコネクタを抜脱する際には押さえアーム(操作部)を押圧して該係止突起と係止孔との係合を解除し、そしてコネクタを相互に相反する方向へ引き抜けばよい。
また、パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機にも上記のようなコネクタが使用されているところ、不正防止の観点から、例えば特許文献2のようにコネクタに接続された配線を覆う構成も提案されている。かかるカバーは、配線コネクタにおける配線接続部とそこから延出する複数の配線の端末近傍部とを覆うものであり、互いに向き合わせて結合し、配線接続部が嵌合しうる嵌合部と、複数の配線を束ねて挿通させる結束挿通部と、嵌合部と結束挿通部との間の外周部を覆う側面視横向き台形状の覆い部とが形成されるようにした2個の分割カバーからなっている。
特開平11−185874号公報 特開2005−342406号公報
しかしながら、上記のような遊技機における筐体内の空間には、遊技機を動作させるための多数の制御基板や画像表示器等が配設されたり、様々に動作する可動役物が配設されたりするため、内部空間の大きさが極めて制限されている。特に近年の遊技機は、遊技内容の複雑化、高精度化が進み、電子制御系の装置を豊富に搭載したいという要請が強い。また、遊技者の目を引く可動役物をより一層充実させて、遊技機の興趣性を向上させたいという要請も強い。したがって、筐体内にあっては、限られた狭いスペースに種々多数の機器が緊密に配置されており、それに伴い配線が極めて混雑している。したがって、電気的な接続確認を含むメンテナンス作業の際に、作業者の手が機器と機器との間の隙間に入りにくく、無理な姿勢で上記構成のコネクタを引き抜かなければいけない状況になっている。このため、前記メンテナンス作業は、非常に面倒で労力を要する作業となっていた。さらに、このような状況でのコネクタを引き抜く際には、コネクタの操作部を押圧している指が滑って該操作部から指が離れてしまう場合がある。このように一度指を滑らせてしまうと、コネクタの抜脱作業がそこで中断してしまって改めてやり直さなければいけないのは勿論のこと、指を滑らせた際に周辺の機器に手が当たって周辺の機器を損壊してしまうおそれがある。あるいは、逆に、周辺の機器に手が当った際に作業者が手に怪我をしてしまったりする危険性もある。
また、コネクタ抜脱時に指が滑りやすいという上記問題は、例えば特許文献2に開示された構成を採用した場合にも同様であり、コネクタにカバー部材を装着している場合にもコネクタ抜脱時の指の滑り防止を達成できる構成が提案されることが望ましい。
そこで、本発明は、上記したような問題に鑑み、コネクタ抜脱時の指の滑りを抑えることで遊技機内部のメンテナンス作業の効率化を図ると共に、機器の損壊防止や作業者の怪我防止を図ることができるコネクタの接続構造、及びそれに用いられるコネクタを構成するコネクタ本体を被覆するカバー部材を提供することを目的とする。
本発明は、上記問題を解決する目的でなされたものであり、遊技機における配線接続に用いられるコネクタの接続構造であって、前記コネクタは、コネクタ本体と、該コネクタ本体を被覆するカバー部材とで構成され、該コネクタ本体の外周面には、操作部が設けられ、該カバー部材の外周面には、滑り止め突出部が設けられ、受け口に係合されて接続状態となっているコネクタ本体を抜脱する際に、コネクタ本体に設けられた操作部をコネクタ本体の中心軸線に向かって押圧して該受け口と該コネクタ本体との係合状態が解除される係合解除機構を備え、さらに滑り止め突出部は該コネクタ本体における該操作部を基準として該操作部よりもコネクタ抜脱側に配置され、かつ該コネクタの抜脱方向と略直交する方向に突出形成されており、該コネクタ本体の抜き動作の際に、前記操作部を押圧する指と前記滑り止め突出部の先端とが接触した状態となることを特徴とするコネクタ接続構造である。なお、前記カバー部材は、透明樹脂材料からなることが望ましい。
かかる構成にあって、作業者が接続状態のコネクタを抜脱する際に、該コネクタに設けられている操作部を押圧する指が前記滑り止め突出部に接触するため、コネクタの抜き動作時に作業者の指が滑ることを好適に防止することができる。具体的には、操作部を押圧しながら該コネクタの抜脱方向にコネクタを引っ張ろうとすると、該操作部の押圧方向とコネクタの抜脱方向とが異なるため指に入れる力の加減が難しく、操作部と作業者の指との間の摩擦が小さくなって指先が操作部に対して滑りやすい状態となる場合がある。しかしながら、作業者の指は、同時に前記滑り止め突出部の先端とも接触しているため、該指と該滑り止め突出部との間の摩擦が全体として摩擦力を補完し、もって操作部に対する指の滑りを抑止することが可能となる。
また、上述のように、該滑り止め突出部の突出方向を、該コネクタの抜脱方向に略直交する方向としたことにより、コネクタの抜き動作時における滑りやすい状態の指をコネクタの抜脱側から確実に受け止めることが可能となり、指の滑りをより一層確実に防いでいる。
さらに、前記滑り止め突出部を設けることで、作業時に自分の腕等が邪魔となり操作対象のコネクタの操作部が十分に見えない場合にも、該滑り止め突出部が案内の役割を兼ねることになり、手探りで的確に操作対象のコネクタの位置や操作部の位置、あるいは抜脱方向を把握することが可能となる。また、滑り止め突出部を備えない既存のコネクタに対して、上記カバー部材を装着することで、外部からの不正行為を防止し得ると共に、コネクタの抜き動作時に指が滑ってしまうことを防止することも可能となる。したがって、滑り止め突出部が形成されている新規のコネクタ本体を成型加工する必要がなくなるため、金型費などによって製造コストが全体として高騰してしまうことを確実に回避することができる。
また、上記構成にあって、押圧状態における前記操作部の先端と前記コネクタの中心軸線との距離t1、及び前記滑り止め突出部の先端と前記中心軸線との距離Tが、t1<Tであることが望ましい。
かかる構成にあっては、操作部を押圧した際に該操作部の先端よりも滑り止め突出部の先端の方がコネクタの中心を基準として外側に位置することになるため、操作部に触れる指がより一層滑り止め突出部に接触しやすくなると共に、該滑り止め突出部が抜脱側への指の滑りを確実に受け止めて、滑り止め突出部の滑り止め効果を大幅に向上させる。
本発明のコネクタ接続構造は、コネクタの抜脱作業時にあって、操作部を押圧する作業者の指が滑って作業効率が低下してしまったり、周辺の機器が損壊してしまったり、あるいは作業者が怪我をしてしまったりすることを確実に防止することができる効果がある。さらに、該コネクタ接続構造は、前記滑り止め突出部が設けられることで、コネクタの操作部が十分に見えない場合にも該滑り止め突出部が案内の役割を兼ねるため、作業者に、操作対象のコネクタの位置や操作部の位置あるいは抜脱方向を容易に把握させることができる効果がある。また、滑り止め突出部が設けられていない既存のコネクタ本体に対しても簡便に滑り止め効果を持たせることができ、全体としてコストを抑えることができる効果がある。
スロットマシンを示す斜視図である。 コネクタ接続構造の受け口を示す斜視図である。 コネクタ接続構造のコネクタを示す斜視図である。 コネクタ本体を示す斜視図である。 一対のカバー体のうち一方のカバー体を示す斜視図である。 一対のカバー体のうち他方のカバー体を示す斜視図である。 コネクタ接続構造を示す縦断面図である。 滑り止め突出部の先端と、操作部の先端との位置関係を示す説明図である。 コネクタの抜き動作を説明する説明図である。
以下、本発明のコネクタ接続構造を具体化した実施例を詳細に説明する。なお、本発明は、下記に示す実施例に限定されることはなく、適宜設計変更が可能である。ところで実施例を説明する際には、便宜上、前後方向、左右方向、及び上下方向を規定して説明する場合があるが、このことは、本発明が下記実施例で示した方向にのみに限定されて使用されることを意味するものではない。また、便宜上、配線コードXは図面において一部省略して記載する場合がある。
〔スロットマシン〕
図1に示すように、遊技機としてのスロットマシン1は、前方が開口した筐体2を備えている。さらに、該筐体2内には、電源装置3、リール4を有したリールユニット5、制御基板を収容した基板ケース6、及びホッパー装置7等が配置されている。さらに、前記筐体2の前方の開口を覆うように、図柄表示窓8を有した前扉9がヒンジ構造を介して該筐体2に開閉可能に取り付けられている。
次に、スロットマシン1におけるコネクタ接続構造10について説明する。
前記スロットマシン1に搭載される各機器に電源供給するための前記電源装置3には、コネクタ接続構造10が設けられている。具体的に述べると、該電源装置3の外周は、折り曲げ加工された一枚板のメッキ鋼板からなり、その上面の所定位置には、受け口11が設けられている。そして該受け口11に、多数の配線コードXを束ねたコネクタ12が差し込まれて接続状態とされる。なお、該受け口11と該受け口11に対応する該コネクタ12とによって、本発明に係るコネクタ接続構造10が構成されている。
〔受け口〕
図2に示すように、前記受け口11は直方体状をなすケース部材で構成されており、上方に開口したコネクタ受け開口部14が上部に形成されている。該コネクタ受け開口部14は、前記コネクタ12が挿入される箇所であり、該コネクタ受け開口部14の内周面には、該コネクタ12が挿入された際に配線コードXと電気的に接続するピン15が一列状に複数設けられている。また、該受け口11において短手側の一対の内壁16,16には、横長矩形状のコネクタ係合用凹部17(一方は隠れて見えない)がそれぞれ設けられている。
〔コネクタ〕
図3に示すように、コネクタ12は、ほぼ直方体形状をなすコネクタ本体18と、互いに同一形状をなした一対のカバー体19,19からなるカバー部材20とによって構成されている。
(コネクタ本体)
図4に示すように、前記コネクタ本体18にあっては、その先端部(下端部)を、前記受け口11のコネクタ受け開口部14に挿入される差し込み部13としている。さらに、該差し込み部13の先端面(下面)には、上記ピン15が挿入される挿入孔(図示省略)が複数設けられている。一方、該コネクタ本体18の基端面(上面)22には、配線コードXが接続される角孔状の接続部23が複数整列状に設けられている。
また、図4に示すように、前記コネクタ本体18の左右の側面には、弾性変形可能な板片状の弾性係合部24,24がコネクタ12の基端側(上端側)へ向かってそれぞれ延設されており、さらに各弾性係合部24の端部に、外向きに張り出したブロック形状の操作部25がそれぞれ設けられている。さらに、各操作部25のすぐ下側には、前記受け口11のコネクタ係合用凹部17に係止可能な角形の突片26がそれぞれ外向きに突き出されている。すなわち、本実施例にかかるコネクタ12は、該コネクタ12の中心軸線CLを基準にして一対の操作部25,25が左右対称に配設され、該一対の操作部25,25を押圧して互いに接近させ、前記突片26を内向きに変位させることができる構成となっている。さらに、前記コネクタ本体18の側壁と前記操作部25との間には、後述するカバー体19の爪部40が嵌入される嵌入溝部39が形成されている。具体的には、各操作部25の前後位置に、左右外向きに開放されたスリット状の嵌入溝部39がそれぞれ設けられている。なお、前記コネクタ本体18の材料としては、例えばガラス入りPBT(ポリブチレンテレフタラート)が採用可能である。かかる構成とすることにより、難燃性及び絶縁性を十分に確保することができる。
そして、上記構成にあって、前記コネクタ12が前記受け口11に圧入されて接続されると、前記差し込み部13の下面の挿入孔に前記受け口11のピン15が挿入され、前記電源装置3と配線コードXとが電気的に接続される。また、該コネクタ12と該受け口11とが接続状態とされた際には、前記弾性係合部24の突片26が前記コネクタ係合用凹部17内に嵌入して該突片26と該コネクタ係合用凹部17とが係合状態となる。
一方、前記突片26と前記コネクタ係合用凹部17とが係合した状態で前記一対の操作部25,25を互いに接近させるように該コネクタ12の中心軸線CLに向かって押圧すると、前記一対の突片26が前記コネクタ係合用凹部17からそれぞれ抜け出て、該突片26と該コネクタ係合用凹部17との係合状態が解除され、該コネクタ12を該受け口11から引き抜くことが可能となる。なお、前記操作部25、並びに、前記弾性係合部24に形成された突片26及びこれと適宜係合するコネクタ係合用凹部17によって、本発明に係る係合解除機構27が構成されている。ところで該係合解除機構27は、公知技術が好適に採用され得る。
(カバー体)
図3に示すように、コネクタ12の構成部材であるカバー部材20は、互いに同一のケース形状をなした一対のカバー体19,19からなっている。そして、該一対のカバー体19,19は、前記コネクタ本体18を両側から挟み込み、該コネクタ本体18を被覆した状態で互いに結合して使用される。
さらに詳述すると、図5〜図7等に示すように、前記カバー体19の上端部には、互いに結合してカバー部材20を構成した際に前記配線コードXが挿通される孔29となる窪み30が上下方向に沿って設けられている。また、該カバー体19には、結合対象となる他方のカバー体19側に差し出された接続板部31,32が設けられている。具体的には、カバー体19における向かい合った側壁の一方に下側接続板部31が設けられ、他方に上側接続板部32が前記接続板部31よりも上側の位置に設けられている。また、両接続板部31,32は共に薄板状とされて弾性変形可能であり、その先端部には、それぞれ外側に向かって突出した突片31a,32aが設けられている。
また、図5,6に示すように、前記カバー体19の内部には、他方のカバー体19に設けられた前記接続板部31,32が挿入される浅底の溝部33,34が設けられている。具体的には、他方のカバー体19にあって、一方のカバー体19の前記下側接続板部31に対応する位置に下側溝部33が設けられると共に、一方のカバー体19の前記上側接続板部32に対応する位置に上側溝部34が設けられている。また、両溝部33,34には、前記突片31a,32aがそれぞれ係止する段部33a,34aが各々設けられている。
さらに、前記カバー体19には、前記溝部33,34の段部33a,34aを外側から覆い隠す被覆部33b,34bが設けられている。また、該被覆部33b,34aの外側の端面には、貫通孔状のスリット44が形成されている。さらに詳述すると、該被覆部33b,34bは、前記段部33a,34aに係止された突片31a,32aを部分的に被覆しており、意図しない外側からの直接的な接触により該突片31a,32aと該段部33a,34aとの係止が解除されることを防止している。一方、前記スリット44から針状や板状の工具を差し入れて、該スリット44に臨む前記接続板部31,32を該工具で強制的に弾性変形させることにより、該突片31a,32aと該段部33a,34aとの係止を解除することが可能となっている。
さらに前記カバー体19にあって、互いに結合した際に突き合わされる端面には、凸部35a及び凹部36aがそれぞれ設けられている。そして、該カバー体19,19同士が結合した際には、一方のカバー体19の凸部35aと他方のカバー体19の凹部36aとが互いに嵌合する構造となっている。これにより、一対のカバー体19,19をコネクタ本体18に装着して結合状態とした際のガタつきを抑制していると共に、歪み等によりカバー体19,19同士の結合部分に隙間が生じてしまうことを防止し、該隙間を介した不正行為を抑制している。
また、前記カバー体19の内周面には、前記コネクタ本体18の上面22に当接するガイド面37が適宜設けられている。さらに、該ガイド面37の下側位置には、前記コネクタ本体18の嵌入溝部39に嵌入する爪部40が設けられている。具体的には、該爪部40は、カバー体19の前後の側壁において左右方向に沿って内向きに各々差し出されている。
また、前記カバー体10における左右の外側面であって、そのほぼ中間位置には、前記コネクタ12の抜脱方向と略直交する方向に突き出された滑り止め突出部28,28が設けられている。なお、本実施例における滑り止め突出部28は、カバー体10の前後方向に沿って形成されたリブ形状に成形されており、各外側面において上下一対で配置されている。
そして、前記カバー体19,19を前記コネクタ本体18に装着する際には、該コネクタ本体18の上面22に該カバー体19のガイド面37を当接させ、かつ、該カバー体19の爪部40をコネクタ本体18の嵌入溝部39に嵌入させながら該カバー体19,19で該コネクタ本体18を挟み込み、対向する状態で相互を結合させる(図3等参照)。そうすると、カバー部材20に設けられた前記左右一対の滑り止め突出部28,28は、該コネクタ12における前記一対の操作部25,25を基準として該操作部25の直上に配されることになり、該操作部25よりもコネクタ抜脱側に位置することとなる。なお、前記カバー体19の材料としては、例えばPC(ポリカーボネート)、PS(ポリスチレン)、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合合成樹脂、あるいはPMMA(ポリメタクリル酸メチル樹脂)等が採用可能である。これらのような透明樹脂材料を採用することにより、内部の配線が視認可能となるため、不正防止性能に優れたものとなる。
さらに、図7に示すように、前記コネクタ本体18の差し込み部13を前記受け口11のコネクタ受け部14に挿入した状態にあっては、上述のように、前記コネクタ係合用凹部17にコネクタ本体18の弾性係合部24の突片26が係止し、コネクタ12が受け口11に抜脱不能に固定される。
また、本実施例にあっては、図8に示すように、押圧した状態の前記操作部25の先端と、前記コネクタ12の中心軸線CLとの距離を距離t1とし、前記滑り止め突出部28の先端と、該中心軸線CLとの距離を距離Tとした場合、互いにt1<Tとなる関係が成立するように寸法設定されている。また、押圧する前の状態の操作部25の先端と、該中心軸線CLとの距離を距離t2とした場合、互いにt2>Tとなる関係が成立するように寸法設定されている。すなわち、全体としてt1<T<t2の関係が成立している。
そして、図9に示すように、接続状態のコネクタ12を受け口11から抜き出す際には、前記一対の操作部25,25を押圧しながら、前記滑り止め突出部28,28に指を接触させつつ、該コネクタ12を引き抜く。かかる構成とすることにより、該コネクタ12の抜き動作時に作業者の指が操作部25から滑って離れてしまうことを防止することができる。さらに詳述すると、操作部25を押圧しながら該コネクタ12の抜脱方向にコネクタ12を引っ張ろうとすると、該操作部25の押圧方向とコネクタ12の抜脱方向とが異なるため、力の加減が難しく指が滑りやすい状態となる場合がある。しかし、作業者の指は、同時に前記滑り止め突出部28の先端にも接触しているため、抜き動作に必要な摩擦が十分に確保され、確実に指の滑りが抑止される。
特に、前記滑り止め突出部28の突出方向を、前記コネクタ12の抜脱方向に略直交する方向としたことにより、滑りやすい状態の指をコネクタ12の抜脱側から確実に受け止めることが可能となり、指の滑りをより一層確実に抑止している。
また、コネクタ12に前記滑り止め突出部28を設けることで、作業時に自分の腕等が邪魔となって前記操作部25が十分に見えない場合にも、該滑り止め突出部28が案内の役割を兼ねることになり、手探りで的確に操作対象のコネクタ12の位置や操作部25の位置、あるいは抜脱方向を把握することが可能となる。
なお、上述のように、コネクタ12にあって、t1<T<t2(t1:押圧状態における操作部25の先端とコネクタ12の中心軸線CLとの距離、T:滑り止め突出部28の先端と中心軸線CLとの距離、t2:押圧前における操作部25の先端とコネクタ12の中心軸線CLとの距離)となるように寸法設定したため、前記操作部25を押圧した際に、操作する指が前記滑り止め突出部28に接触しやすくなり、滑り止めの効果が確実に得られると共に、操作部25の押圧操作が前記滑り止め突出部28によって邪魔されることがなく、作業性も損なわれない。
また、コネクタ本体18に対して、上記カバー部材20を装着する構成とすることにより、外部からの不正行為を好適に防止し得ると共に、滑り止め突出部28が形成されない既存のコネクタ本体18に対して滑り止め突出部28を取り付けることが可能となる。
なお、上記した実施例におけるコネクタ12は、操作部25が左右一対で設けられているものであるが、これに限定されることはなく、コネクタ12に対して一つの操作部25のみが設けられている構成であっても勿論よい。かかる場合にも、該コネクタ12の抜き動作の際に、操作部25を押圧する指と前記滑り止め突出部28の先端とが接触した状態となるよう滑り止め突出部28を設けることにより、操作部25を押圧する指の滑りを防止することができる。
また、上記した係合解除機構27は、上記したものに限定されることはなく、指で押圧することで係合を解除できる構成のものであれば、いかなる形状のものであっても構わない。
また、前記滑り止め突出部28は、1つの操作部25に対して2つ設ける必要はなく、単数であってもよいし、あるいは3つ以上設けられていても構わない。また、滑り止め突出部28の形状は、上記実施例に限定されることはなく、操作部25の押圧操作を行う際の滑りを抑制する役割を果たすものであれば本発明の主旨を逸脱しない限りどのような形状であっても構わない。
また、上記した実施例におけるカバー部材20は、互いに同一形状の一対のカバー体19,19によって構成されているが、これに代えて、形状の異なる部材同士を結合してカバー部材とするものであっても構わない。また、カバー部材20を別体のカバー体19,19からなるものとする必要はなく、一体化された形態のものであっても構わない。さらに、コネクタ本体18と滑り止め突出部28とが一体形成されてなる構成であっても構わない。
また、コネクタ接続構造10を構成する各部材の材料は特に限定されることはなく、例えば合成樹脂製とすることができる。
また、本発明は上記実施例に記載した電源装置3にのみに適用されるものではなく、配線コードXによって電気的に接続されるものであれば、他の部位に適用されても勿論構わない。また、本発明は、スロットマシン1に限定して適用されるものではなく、いわゆるパチンコ機やパロット機等の他の遊技機に適用されても勿論構わない。
1 スロットマシン(遊技機)
10 コネクタ接続構造
11 受け口
12 コネクタ
18 コネクタ本体
19 カバー体
20 カバー部材
25 操作部
27 係合解除機構
28 滑り止め突出部
X 配線コード

Claims (2)

  1. 遊技機における配線接続に用いられるコネクタの接続構造であって、
    前記コネクタは、コネクタ本体と、該コネクタ本体を被覆するカバー部材とで構成され、
    該コネクタ本体の外周面には、操作部が設けられ、
    該カバー部材の外周面には、滑り止め突出部が設けられ、
    受け口に係合されて接続状態となっているコネクタ本体を抜脱する際に、コネクタ本体に設けられた操作部をコネクタ本体の中心軸線に向かって押圧して該受け口と該コネクタ本体との係合状態が解除される係合解除機構を備え、
    さらに滑り止め突出部は該コネクタ本体における該操作部を基準として該操作部よりもコネクタ抜脱側に配置され、かつ該コネクタの抜脱方向と略直交する方向に突出形成されており、
    該コネクタ本体の抜き動作の際に、前記操作部を押圧する指と前記滑り止め突出部の先端とが接触した状態となることを特徴とするコネクタ接続構造。
  2. 前記カバー部材は、透明樹脂材料からなることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ接続構造。
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