JP2004308332A - 梯子装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】階下の床面1と階上の床面2との間の壁面3の上部または階上の床面2に取り付けられる支持部Aと、前記壁面3に対して立て掛けた状態で下端部を階下の床面1に設置する使用姿勢と前記壁面3に近接してほぼ垂直になる収納姿勢のいずれかに切り換え自在に前記支持部Aに対して上部が上下方向に移動自在に且つ回転自在に連結されている梯子本体Bとを備えた梯子装置である。これにおいて、梯子本体Bを支持部Aに対して上方に引き上げられるように付勢するバネ4を梯子本体Bの梯子桁5に内装する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、中二階等の階上とその階下とを行き来するの使用する梯子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物の内部空間を有効活用して住宅の多機能化の要請に対応するために、天井の上方に屋根裏部屋を設けて物置にしたり、部屋の内部に中二階部屋を設けて寝床にすること行われており、このような屋根裏部屋や中二階部屋(本発明の説明ではこれらロフトという)を設ける場合、ロフトと階下室との間を行き来するためのロフト梯子装置が必要となる。かかるロフト梯子装置としては、上部における上下方向に離れた位置に上下二段のフックが設けられた梯子本体と、壁面の上部に固定され且つフックが着脱自在に係止される取り付けパイプとから構成されたものが既に市販されている。
【0003】
この市販のロフト梯子装置は、上段側のフックを壁面側の取り付けパイプに引っ掛けて梯子本体を壁面に立て掛けることによって使用され、また不要時には、下段側のフックを前記取り付けパイプに引っ掛けて梯子本体を壁面に近接させて垂直状態に吊り下げることにより、壁面側に収納できるようになっている。しかし、この市販のロフト梯子装置では、梯子本体を立て掛けた状態の使用姿勢から不要時の収納姿勢に切り換えるためには、梯子本体そのものを自力で持ち上げ、この状態で上段側のフックから下段側のフックに掛け直す必要があるため、梯子本体を姿勢変更する作業が非常に重労働で且つ面倒であるという欠点がある。
【0004】
そこで、梯子本体を持ち上げるとき軽く持ち上げることができて梯子本体の姿勢変更を行えるようにしたロフト梯子装置が既に開発されている、これは、壁面に固定された支持部とこの支持部に対して上部が上下方向に移動自在且つ回転自在に連結された梯子本体とを具備し、梯子本体が上方に軽く持ち上がるように付勢するためにバランサーユニットやガスダンパー等のバランサー手段を支持部に設けてある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−89162号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例では、バランサーユニットやガスダンパー等のバランサー手段を設けてあるので梯子本体の姿勢を変更するために梯子本体を持ち上げるときに軽く持ち上げることができて姿勢の変更が容易にできるが、壁面やロフトの床面に取り付ける支持部にバランサーユニットやガスダンパー等のバランサー手段を設けなければならないため、支持部が大型になり、ロフトの使用の邪魔になったり外観が悪くなったりするという問題がある。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、バネにて梯子本体が軽く持ち上がって梯子本体の姿勢の変更が労力なしに行えるのは勿論、バネを梯子本体の梯子桁に納めたことにより支持部が大型にならなく、階上の空間の使用に弊害が生じたり外観が悪くなったりするおそれのない梯子装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の梯子装置は、階下の床面1と階上の床面2との間の壁面3の上部または階上の床面2に取り付けられる支持部Aと、前記壁面3に対して立て掛けた状態で下端部を階下の床面1に設置する使用姿勢と前記壁面3に近接してほぼ垂直になる収納姿勢のいずれかに切り換え自在に前記支持部Aに対して上部が上下方向に移動自在に且つ回転自在に連結されている梯子本体Bとを備えた梯子装置において、梯子本体Bを支持部Aに対して上方に引き上げられるように付勢するバネ4を梯子本体Bの梯子桁5に内装したことを特徴とする。
【0009】
上記のように梯子本体Bを支持部Aに対して上方に引き上げられるように付勢するバネ4を設けたことにより、バネ4によって梯子本体Bを持ち上げるときに軽く持ち上がり、梯子本体Bの姿勢変更が労力なしに行える。しかもバネ4を梯子本体Bの梯子桁5に内装したことによりバネ4が梯子桁5内の空間を有効に利用して納められ、支持部Aがコンパクトになって外観よくなると共に階上の空間の使用の支障とならない。
【0010】
また梯子本体Bの梯子桁5は外側を開口せる断面リップ付きコ字状の溝型材5aで形成され、断面リップ付きコ字状の溝型材5aの内部を移動のガイド部としたことを特徴とすることも好ましい。この場合、梯子桁5を強固にできると共に支持部Aに対する移動を円滑にガイドできる。また梯子桁5間に架設する踏み板6の端面を溝型材5aのウェッブに当接して結合することで踏み板6の端面を面接触させて取り付けることができて踏み板6を安定よく取り付けることができる。
【0011】
また支持部Aは壁面3の上部または階上の床面2に取り付けられる支持板部7とこの支持板部7に回転可能に取り付けられた軸部8とこの軸部8に取り付けられたスライド部9でなり、断面リップ付きコ字状の溝型材5aからなる梯子桁5内にスライド部9を上下動自在に収納したことを特徴とすることも好ましい。この場合、梯子本体Bを支持部Aに対して回転自在且つ上下に移動自在に支持しながらスライド部9が梯子桁5から抜けることなくスムーズな上下移動が可能となる。
【0012】
またスライド部9は両端に突起10を有し、断面リップ付きコ字状の溝型材5aの梯子桁5内の開口と反対の奥面に突起10を摺接させて両端の突起10間の部分を前記奥面に対して浮かせて成ることを特徴とすることも好ましい。突起10が点的または線的に接触して安定し且つ円滑なスライドができる。また梯子桁5と踏み板6とを結合する結合部分もスライド部9のスライドの邪魔にならない。
【0013】
またバネ4は板巻きバネ4aで構成され、板巻きバネ4aの伸張した平面は断面リップ付きコ字状の溝型材5aの梯子桁5内の開口と反対の奥面とほぼ平行にしたことを特徴とすることも好ましい。バネ4が伸縮するときに梯子桁5と接触して発生するバネ音を少なくできる。
【0014】
また板巻きバネ4aの巻き取り側の本体部は梯子本体B側に取り付けられ、本体部と反対の板巻きバネ4aの先端部がスライド部9に取り付けられたことを特徴とすることも好ましい。この場合、板状巻きバネ4aの本体部側を梯子本体B側に取り付けることにより支持部A側をコンパクトにできてシンプルな形状にできる。
【0015】
また支持板部7には周方向の一部を開口せる軸孔11が設けられ、軸部8が開口11aから軸孔11に挿通されると共に軸部8の先端から止め具12が被着され、軸孔11の開口11aから軸部8が外れないようにするために止め具12に当接する抜け止め部13が支持板部7に設けられたことを特徴とすることも好ましい。この場合、支持板部7を取り付けた後に軸部8を軸孔11に挿通して梯子本体Bの装着が可能となり、また止め具12を抜け止め部13に当接して抜け落ちる弊害を防止できる。
【0016】
また板巻きバネ4aの巻き取り側の本体部を覆うバネ部カバー14が梯子桁5に被嵌され、梯子桁5に取り付ける手摺りバー15の端部がバネ部カバー14の挿通孔16に挿通され、梯子桁5から挿通孔16を介して手摺りバー15の端部に固着具17が挿通されて手摺りバー15の端部とバネ部カバー14とが一緒に取り付けられたことを特徴することも好ましい。この場合、バネ部カバー14の取り付けと一緒に手摺りバー15の取り付けができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
梯子本体Bは図2乃至図4に示すように左右両側に平行に立設した梯子桁5間に上下に間隔を隔てて複数の踏み板6を配置し、踏み板6の両端を梯子桁5に結合して組み立ててある。梯子桁5は断面リップ付きコ字状の溝型材5aにて形成されており、溝型材5aの開口を外側に向けると共に溝型材5aのウェッブを踏み板6の端面に面接触させ、溝型材5aの内部からビスのような固着具36を踏み板6に螺合して踏み板6を梯子桁5に結合してある。上記梯子桁5や踏み板6はアルミニウムのような金属にて主体が構成されている。
【0018】
この梯子本体Bは図1に示すように階下の床面1と階上のロフト(以下、階上の空間が屋根裏部屋や中二階部屋のロフトの例で説明する)の床面2との間で昇り降りするのに用いられるものであり、階下の床面1と階上のロフトの床面2との間の壁面3に対して図1の実線に示すように立て掛けた状態で下端部が階下の床面1に設置する使用姿勢と図1の想像線で示すように壁面3に近接してほぼ垂直になる収納姿勢のいずれかに切り換え自在になるように梯子本体Bを上部を上下方向に移動自在に且つ回転自在にしてある。
【0019】
梯子本体Bの上部を回転自在に且つ上下に移動自在に支持する支持部Aは梯子本体Bの両側の梯子桁5に対応するように一対設けられるが、この支持部Aは本例の場合、支持板部7と軸部8とスライド部9とで主体が構成されている。支持板部7はブラケット状のものであり、支持板部7の基部に取り付け板18を一体に設けてあり、取り付け板18の取り付け孔19からビス等の固着具を打入して取り付けられるようになっている。本例の場合、壁面3の上部に取り付け板18を沿わせて取り付けてあるが、支持板部7をロフトの床面2に取り付けるようにしてもよい。この支持板部7の先端側には軸孔11が穿孔してあるが、この軸孔11は上方が開口11aにより開放してある。この支持板部7の周囲には断面略L字状の補強部20を一体に設けてある。
【0020】
支持部Aのスライド部9はポリアセタール樹脂のような滑性のある合成樹脂にて形成されており、軸部8は金属にて形成されており、スライド部9と軸部8とは一体化されている。スライド部9は溝型材5aからなる梯子桁5内に沿うブロック状の形成されているが、四隅に隅部方向に突出する突起10を設けてあり、スライド部9を溝型材5aの梯子桁5内に収納したとき、突起10が溝型材5のウェッブ及び溝型材5aの両側のフランジの先端のリップ部に当接し、突起10が梯子桁5の内面に当接してスライドするようになっている。このように突起10が当接して摺動することにより、スライド抵抗が少なくスムーズにスライドさせることができ、また突起10によりウェッブに対して浮かせることで踏み板6を固着する固着具36の頭に当たらないようにスライド部9を摺動させることができるようになっている。
【0021】
軸部8は基部側に基板21を一体に設けてあり、先端側に雄ねじ部22を設けてあり、基板21をスライド部9にインサート成形などで一体化してある。スライド部9を梯子桁5内にスライド自在に収納した状態で軸部8が外側に突出している。また溝型材5aの梯子桁5内に上限用及び下限用のストッパー突起38を設けてあり、スライド部9が上限まで移動したときや下限まで移動したときストッパー突起38に当たってそれ以上スライドしないようになっている。
【0022】
上記スライド部9は常に下方にスライドするように下方にバネ4にて付勢されているが、本例の場合、このバネとして板巻きバネ4aを用いている。この板巻きバネ4aは伸張した板平面が溝型材5aの梯子桁5内のウェッブと平行になるように収納してある。板巻きバネ4aの先端は軸部8の基板21に当接してあり、板巻きバネ4aの先端から基板21にビスのような固着具24を螺入して結合してある。板巻きバネ4aの基部側の本体部は巻き取り部25となっており、巻き取り部25に巻き取るように引っ張っている。上記のようにバネ4が板巻きバネ4aにしてあると、スライド部9をスライドさせるときバネ4が伸縮してもバネ音を抑えることができる。本例の場合、スライド部9をバネ4にて下方に引っ張っているが、スライド部9が下方に下がるようにバネ4にて上から押して付勢してもよい。
【0023】
溝型材5aの梯子桁5の開口部には合成樹脂にて形成せる蓋カバー26を略全長に亙るように嵌め込んで被着してある。この蓋カバー26のうちスライド部9がスライドする範囲には透孔26aを長孔状に穿孔してあり、この透孔26aに軸部8を挿通して軸部8の先端を突出させてある。上記板巻きバネ4aの巻き取り部25を配置する部分では蓋カバー26が被着されず、バネ部カバー14が被着されるようになっている。このバネ部カバー14は内部に巻き取り部25を収納し得る袋状に合成樹脂にて形成されており、巻き取り部25をバネ部カバー14内に収納した状態で巻き取り部25の支持軸27を回転自在に支持できるようになっている。巻き取り部25を収納したバネ部カバー14は梯子桁5の開口を覆うように梯子桁5に被嵌して取り付けられる。
【0024】
バネ部カバー14には挿通孔16が設られており、手摺りバー15の一方の端部が挿通孔16に挿通されている。そして溝型材5aの梯子桁5のウェッブ側から挿通孔16を介して手摺りバー15までビスのような固着具17が螺合されており、この固着具17にて手摺りバー15の端部とバネ部カバー14とが一緒に取り付けられている。また梯子桁5の上端部分でも蓋カバー26が被着されず、端部支持カバー28が被着されるようになっている。この端部支持カバー28にも挿通孔16が設けられており、この挿通孔16に手摺りバー15の他方の端部が挿通されており、溝型材5aの梯子桁5のウェッブ側から挿通孔16を介して手摺りバー15までビスのような固着具17が螺合されており、この固着具17にて手摺りバー15の端部と端部支持カバー28が一緒に取り付けられている。
【0025】
支持部Aの支持板部7をロフト側に取り付けた状態で、梯子本体Bを取り付ける場合、軸部8の先端の雄ねじ部22を支持板部7の開口11aから軸孔11に挿通し、ワッシャー30を介してナットのような止め具12を雄ねじ部22に螺合して締め付けことで軸部8を支持板部7に連結する。このとき、開口11aから軸部8を軸孔11に挿通できるため、支持板部7を施工した後に梯子本体B側を取り付ける施工ができる。このように開口11aから軸部8を挿通できても支持板部7の補強部20の開口11aの近傍に位置する部分が止め具12の抜け止め部13となって上方に抜けるのを防止できる。ナットのような止め具12を締め付けた後、止め具に化粧キャップ32を被着して外観よく仕上げてある。
【0026】
上記のようにロフト梯子装置が構成されるが、梯子本体Bが支持部Aに対して回転自在且つ上下動自在にしてあるために図1の実線に示すように立て掛けた状態で下端部を階下の床面1に設置する使用姿勢と図1の想像線で示すように壁面3に近接してほぼ垂直になる収納姿勢のいずれかに切り換えることができる。この切り換え操作を行うとき、バネ4による付勢にて梯子本体Bが軽く持ち上がり、労力を余り要せずに梯子本体Bの姿勢を容易に変えることができる。このとき梯子本体Bの梯子桁5内にバネ4を収納してあるために支持部A側をコンパクト且つ外観よくできる。
【0027】
また図7、図8は他の例の概略を示すものである。図7の例の場合、支持部Aに軸部8を設けてあり、支持部Aの取り付け板18を壁面3に取着してある。梯子本体Bの板状の梯子桁5には長孔33を穿孔してあり、長孔33に軸部8を挿通してある。この場合、バネ4としてコイルスプリング4bを用いており、長孔33にコイルスプリング4bを配置してあり、コイルスプリング4bの一端を軸部3に連結すると共にコイルスプリング4bの他端を梯子桁5の止め孔34に連結してある。図8の例の場合、梯子桁5は断面コ字状にしてあり、この梯子桁5内にバネ4としてのコイルスプリング4bを収納してある。軸部8は断面コ字状の梯子桁5内に摺動自在に挿通してあり、コイルスプリング4bの一端を軸部8に連結すると共にコイルスプリング4bの他端を梯子桁5の止めピン35に連結してある。これらの例でも梯子本体Bを使用姿勢や収納姿勢に変更するときバネ4にて軽く梯子本体Bを持ち上げることができ、労力を余り要せずに梯子本体Bの姿勢を容易に変えることができる。このときも梯子本体Bの梯子桁5内にバネ4を収納してあるために支持部A側をコンパクト且つ外観よくできる。
【0028】
上記実施の形態では、階上の空間がロフトでこのロフトに昇り降りする梯子装置について述べたが、天井裏収納室に昇り降りする梯子装置や地下室に対して昇り降りする梯子装置や2段ベッドに昇り降りする梯子装置やその他これに類似した梯子装置として用いることもできる。
【0029】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、叙述の如く梯子本体を支持部に対して上方に引き上げられるように付勢するバネを設けたので、バネによって梯子本体を持ち上げるときに軽く持ち上がり、梯子本体の姿勢変更が労力なしに行えるものであり、しかもバネを梯子本体の梯子桁に内装したので、バネが梯子桁内の空間を有効に利用して納められ、支持部がコンパクトになって外観よくなると共に階上の空間の使用の支障とならないものである。
【0030】
また本発明の請求項2の発明は、請求項1において、梯子本体の梯子桁は外側を開口せる断面リップ付きコ字状の溝型材で形成され、断面リップ付きコ字状の溝型材の内部を移動のガイド部としたので、梯子桁を強固にできると共に支持部に対する移動を円滑にガイドできるものである。
【0031】
また本発明の請求項3の発明は、請求項1において、支持部は壁面の上部または階上の床面に取り付けられる支持板部とこの支持板部に回転可能に取り付けられた軸部とこの軸部に取り付けられたスライド部でなり、断面リップ付きコ字状の溝型材からなる梯子桁内にスライド部を上下動自在に収納したので、梯子本体を支持部に対して回転自在且つ上下に移動自在に支持しながらスライド部が梯子桁から抜けることなくスムーズな上下移動が可能となるものである。
【0032】
また本発明の請求項4の発明は、請求項3において、スライド部は両端に突起を有し、断面リップ付きコ字状の溝型材の梯子桁内の開口と反対の奥面に突起を摺接させて両端の突起間の部分を前記奥面に対して浮かせているので、突起が点的または線的に接触して安定し且つ円滑なスライドができるものであり、また梯子桁と踏み板とを結合する結合部分もスライド部のスライドの邪魔にならないものである。
【0033】
また本発明の請求項5の発明は、請求項2乃至請求項4のいずれかにおいて、バネは板巻きバネで構成され、板巻きバネの伸張した平面は断面リップ付きコ字状の溝型材の梯子桁内の開口と反対の奥面とほぼ平行にしたので、バネが伸縮するときに梯子桁と接触して発生するバネ音を少なくできるものである。
【0034】
また本発明の請求項6の発明は、請求項5において、板巻きバネの巻き取り側の本体部は梯子本体側に取り付けられ、本体部と反対の板巻きバネの先端部がスライド部に取り付られたので、板状巻きバネの本体部側を梯子本体側に取り付けることにより支持部側をコンパクトにできてシンプルな形状にできるものである。
【0035】
また本発明の請求項7の発明は、請求項3において、支持板部には周方向の一部を開口せる軸孔が設けられ、軸部が開口から軸孔に挿通されると共に軸部の先端から止め具が被着され、軸孔の開口から軸部が外れないようにするために止め具に当接する抜け止め部が支持板部に設けられたので、支持板部を取り付けた後に軸部を軸孔に挿通して梯子本体の装着が可能となり、また止め具を抜け止め部に当接して抜け落ちる弊害を防止できるものである。
【0036】
また本発明の請求項8の発明は、請求項5において、板巻きバネの巻き取り側の本体部を覆うバネ部カバーが梯子桁に被嵌され、梯子桁に取り付ける手摺りバーの端部がバネ部カバーの挿通孔に挿通され、梯子桁から挿通孔を介して手摺りバーの端部に固着具が挿通されて手摺りバーの端部とバネ部カバーとが一緒に取り付けられたので、バネ部カバーの取り付けと一緒に手摺りバーの取り付けができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の一部切欠側面図である。
【図2】同上の斜視図である。
【図3】図2とは異なる方向から見た斜視図である。
【図4】同上の要部の分解斜視図である。
【図5】同上の支持部の分解斜視図である。
【図6】(a)が同上の梯子本体の要部の縦断面図、(b)は同上のスライド部近傍で破断した横断面図である。
【図7】同上の他の例の概略分解斜視図である。
【図8】同上のさらに他の例の概略斜視図である。
【符号の説明】
A 支持部
B 梯子本体
1 階下の床面
2 階上の床面
3 壁面
4 バネ
4a 板巻きバネ
5 梯子桁
5a 溝型材
6 踏み板
7 支持板部
8 軸部
9 スライド部
10 突起
11 軸孔
11a 開口
12 止め具
13 抜け止め部
14 バネ部カバー
15 手摺りバー
16 挿通孔
Claims (8)
- 階下の床面と階上の床面との間の壁面の上部または階上の床面に取り付けられる支持部と、前記壁面に対して立て掛けた状態で下端部を階下の床面に設置する使用姿勢と前記壁面に近接してほぼ垂直になる収納姿勢のいずれかに切り換え自在に前記支持部に対して上部が上下方向に移動自在に且つ回転自在に連結されている梯子本体とを備えた梯子装置において、梯子本体を支持部に対して上方に引き上げられるように付勢するバネを梯子本体の梯子桁に内装したことを特徴とする梯子装置。
- 梯子本体の梯子桁は外側を開口せる断面リップ付きコ字状の溝型材で形成され、断面リップ付きコ字状の溝型材の内部を移動のガイド部としたことを特徴とする請求項1記載の梯子装置。
- 支持部は壁面の上部または階上の床面に取り付けられる支持板部とこの支持板部に回転可能に取り付けられた軸部とこの軸部に取り付けられたスライド部でなり、断面リップ付きコ字状の溝型材からなる梯子桁内にスライド部を上下動自在に収納したことを特徴とする請求項1記載の梯子装置。
- スライド部は両端に突起を有し、断面リップ付きコ字状の溝型材の梯子桁内の開口と反対の奥面に突起を摺接させて両端の突起間の部分を前記奥面に対して浮かせて成ることを特徴とする請求項3記載の梯子装置。
- バネは板巻きバネで構成され、板巻きバネの伸張した平面は断面リップ付きコ字状の溝型材の梯子桁内の開口と反対の奥面とほぼ平行にしたことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の梯子装置。
- 板巻きバネの巻き取り側の本体部は梯子本体側に取り付けられ、本体部と反対の板状巻きバネの先端部がスライド部に取り付けられたことを特徴とする請求項5記載の梯子装置。
- 支持板部には周方向の一部を開口せる軸孔が設けられ、軸部が開口から軸孔に挿通されると共に軸部の先端から止め具が被着され、軸孔の開口からの軸部が外れないようにするために止め具に当接する抜け止め部が支持板部に設けられたことを特徴とする請求項3記載の梯子装置。
- 板巻きバネの巻き取り側の本体部を覆うバネ部カバーが梯子桁に被嵌され、梯子桁に取り付ける手摺りバーの端部がバネ部カバーの挿通孔に挿通され、梯子桁から挿通孔を介して手摺りバーの端部に固着具が挿通されて手摺りバーの端部とバネ部カバーとが一緒に取り付けられたことを特徴する請求項5記載の梯子装置。
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