JP2007321390A - スライドパネルの移動装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】 固定キャスターが取付けられて構成されたスライドパネルを間仕切りパネルと平行に立設し、スライドパネルの上面に外嵌する上部倒れ止め金具を、間仕切りパネルの上面前端部に着脱自在に設ける一方、スライドパネルの下面に外嵌する下部振れ止め金具を、前記固定キャスター間に位置するよう間仕切りパネルの下面前端部に着脱自在に設け、間仕切りパネルのアジャスター間に渡って下面が開口する下向き略コ字形の案内レールを間仕切りパネルの下面に設ける一方、案内レールに下面から嵌合する案内ローラーを下面後端部から後方に突出するようスライドパネルに設ける。
【選択図】 図2
Description
そして、構成された空間をさらに必要に応じて手軽に区画したり、あるいは、区画された空間を開放したりすることで、間仕切り用のパネルによって区画された空間内を種々の使い方ができる機能を有するものとして、床面に対して略鉛直の間仕切りパネルを複数枚、平面視において平行に重なるよう並べて配設し、この間仕切りパネルにおける表裏両面のうち隣接する間仕切りパネルに面する側に、横方向に延びるレール溝を少なくとも上下一対設ける一方、前記間仕切りパネルの端部における上下に、前記レール溝にその長手方向に摺動可能に嵌り係合する連結体を装着したものがある。(例えば、特許文献1参照。)
又、摺動するパネル下側の連結体と間仕切りパネルの下側のレール溝の連結作業を、床面と摺動するパネル下面の狭い間隙で行わねばならず作業性が非常に悪かった。
この場合、床面の凹凸、傾斜にはある程度対応できるものの、固定キャスターがスライドパネルに対して確実に所定の状態に固定されていないと、スライドパネルは、間仕切りパネルと平行に移動せず、間仕切りパネルから次第に離間したり、あるいは逆に間仕切りパネルに接触したりすることが多々あった。
本発明が第3の手段として構成したところは、前記第2の手段に加え、スライドパネルの閉鎖時と開放時に上部倒れ止め金具の開放側端部と閉鎖側端部に当接する閉鎖用上部ストッパーと開放用上部ストッパーがスライドパネル開閉側端部上面に設けられているものである。
又、スライドパネルは固定キャスターによって床面に支持されているので、スライドパネルの転倒を防止する倒れ止め金具を間仕切りパネルに設けるだけでスライドパネルは円滑に移動し、倒れ止め金具は、倒れ止めの機能を必要とするだけの金具であるから、スライドパネルの上面と下面に外嵌する簡単な構造にすることが出来、結果として安価に製作出来る。
符号1・・・は、間仕切りパネルを示し、符号6はスライドパネルを示している。
スライドパネル6は、間仕切りパネル1に着脱自在に取付けられる上部倒れ止め金具7、下部振れ止め金具8、間仕切りパネル1のアジャスター200、200間に渡って設けられた案内レール3に下面から嵌合する案内ローラー931によって、間仕切りパネル1に対し所定範囲で移動可能に支持されている。
すなわち、下枠12は、下縁部121と、下縁部121の上方に突出して形成された表面板下支持突部124よりなり、表面板下支持突部124の内部が空洞とされ、空洞の左右端部を左右の下側のコーナー金具2、2の一部が圧入嵌合する下側の圧入嵌合孔126、126とし、下縁部121の所定位置にアジャスター200、あるいは固定キャスター300の取付孔129(図4に示す。)が形成されている。
縦枠13は、側端面の上下方向に端面側が小さく奥部側が大きく形成された横向き台形状の連結用嵌合溝131を有する基部130と、基部130の奥部側に形成された表面板側支持突部133と、表面板側支持突部133の内部の上下方向に円形空洞部を有し、円形空洞部の上下端部を左右の上下のコーナー金具2、2との連結孔134、134とした連結用突条135より構成され、基部130と表面板側支持突部133、連結用突条135にて形成された空洞の上下端部を、上側のコーナー金具2の一部および下側のコーナー金具2の一部が圧入嵌合する、圧入嵌入孔136、136としている。
ここでは、先ず、上枠11と左右の縦枠13、13のうち一方の縦枠13の上端とを連結する上側のコーナー金具2として使用される場合について説明する。
すなわち、コーナー金具2は、端部に縦枠13の連結用嵌合溝131と同形の嵌合切り欠き部21を有するコーナー基板23と、コーナー基板23の下面より下方に突出し、前記縦枠13の上側の圧入嵌入孔136に圧入嵌合する縦枠圧入嵌合突部24と、コーナー基板23から突出し、前記上枠11の上側の圧入嵌合孔116に圧入嵌合する上下枠圧入嵌合突部25と、コーナー基板23の上面より上方に突出し、表裏両側にスライド凹溝を有する上支持突条26より構成され、コーナー基板23には、縦枠13の連結孔134に対応して、貫通孔20が形成されている。
すなわち、上コーナーキャップ28は、縦枠13の上側の連結孔134およびコーナー金具2の貫通孔20に対応して、取付け孔280が形成され、上支持突条26に外嵌し、連結用嵌合溝131、及び、嵌合切り欠き部21の上端を隠蔽する。
又、下枠12と左右の縦枠13、13のうち一方の縦枠13の下端とを連結する下側のコーナー金具2として使用される場合には、上下枠圧入嵌合突部25に形成されたアジャスー取付用保持孔29に、下枠12のアジャスター取付孔129を貫通したアジャスター200(固定キャスター300)が螺合して使用される。
そして、スライド凹溝27、27にスライド自在に保持される受け部材201が取付けられる。
上記の如く構成された間仕切りパネル1は、上コーナーキャップ28に代わる直線連結金具30、支柱用直線連結金具、T字形連結金具、十字形連結金具、L字形連結金具、段違い連結金具、支柱用端部連結金具90、及び、支柱5によって間仕切りパネル1の上部同士が連結され、下部同士は支柱用端部連結金具90、及び、支柱5によって連結される。
そして、直線的あるいはL字形等に連結された複数枚の間仕切りパネルのうち、端部に位置する間仕切パネル1の下面のアジャスター200、200間にだけ、後述する案内レール3が取付けられる。
なお、間仕切りパネル1・・・同士の連結に関する構成、間仕切りパネル1と支柱5の連結に関する構成については、特開2005−120614号公報に開示された発明と同一であるので省略する。
そして、いずれの場合においても、間仕切りパネル1・・・の端部に位置する間仕切りパネル1には、支柱用端部連結金具90を介して支柱5が(間仕切りパネル1同士を、L形、T字形等に連結する時に使用される。)連結される。
スライドパネル6は、間仕切りパネル1と同一の上下枠11、12、左右の縦枠13、13、コーナー金具2・・・と、上コーナーキャップ28、28と、上枠11と下枠12と左右の縦枠13、13間の前後側両面にペーパーハニカム15を介して圧着された表面板16、16からなるスライドパネル本体60と、スライドパネル本体60の下面に取付けられた固定キャスター300、300と、スライドパネル本体60の開放側端部より開放側に突出し間仕切りパネル1側に延出する案内ローラー931を有するローラー支持部材9、スライドパネル本体60の閉鎖側の縦枠13に取付けられた移動操作用の把手600等より構成されている。
尚、実施例では、自在キャスター310と首振り防止部材320で固定キャスター300を構成しているが、自在キャスター310の代わりに固定キャスターを使用しても良いことは云うまでもない。
すなわち、固定キャスター300、300の間隔と、下部振れ止め金具8の開閉方向の寸法とによってスライドパネル6の移動幅が決定されるが、スライドパネル6の閉鎖時と開放時に、上部倒れ止め金具7の開放側端部と閉鎖側端部に当接する閉鎖用上部ストッパー611と開放用上部ストッパー612をスライドパネル6の開閉側端部上面に着脱自在に設ける事により、固定キャスター300、300の間隔から下部振れ止め金具8の開閉方向の寸法を差し引いた寸法内であれば、スライドパネル6の移動幅を適宜決定することが可能である。
そして、スライドパネル6の閉鎖用上部ストッパー611がスライド領域調整用きり欠き731の閉鎖側端面に当接することで、スライドパネル6の閉鎖側への移動が停止される。
又、開放側上部ストッパー612が上部倒れ止め金具7(上方基板73)の閉鎖側端面
に当接することでスライドパネル6の開放側への移動が停止される。
そして、スライドパネル6の開放側の固定キャスター300(取付け軸311)が下部振れ止め金具8(下方基板83)の開放側端面に当接してスライドパネル6の閉鎖側への移動が停止される。
又、閉鎖側の固定キャスター300(取付け軸311)が下部振れ止め金具8(下方基板83)の閉鎖側端面に当接してスライドパネル6の開放側への移動が停止される。
そして、ローラー取付け面93の上面には案内レール3に下方から嵌合する案内ローラー931が回転自在に取付けられている。
そして、前側垂下突片32は後側垂下突片33より短めに形成されている。
直線的あるいはL字形等に連結された複数枚の間仕切りパネル1・・・の端部の間仕切りパネル1にスライドパネル6を取付ける時は、まず、他の間仕切りパネル1との連結状態を解除し、複数枚の間仕切りパネル1・・・の端部の間仕切りパネル1のアジャスター200、200間に渡って案内レール3をネジ止めし、次に、縦枠13の閉鎖側に支柱5を当接させて、支柱用端部連結金具90の連結脚部904を縦枠13の嵌合溝131の下側と支柱5の支柱嵌合溝54の下側に嵌入し、さらに、外装部901を下側のコーナー金具2の下支持突条26に外嵌させ、縦枠13の連結孔134の下側と支柱5の連結孔51の下側に、連結用筒部の連結孔905と支柱用連結孔909を一致させ、さらに、下部倒れ止め部材84を上向きの状態で、振れ止め金具下連結孔86、86を、支柱5の連結孔51、支柱用連結孔909、連結孔905、縦枠13の連結孔134を一致させ、連結ネジ50・・・にて下部振れ止め金具8、支柱用端部連結金具90、支柱5と間仕切りパネル1の下端部を連結する。
次に、支柱5と上側のコーナー金具2(間仕切りパネル1の上端部)を支柱用端部連結金具90で仮連結する。
次に、下コーナーキャップ4と共に連結ネジ900、900にてローラー支持部材9、固定キャスター300、300が取付けられたスライドパネル6の開放側端部を、間仕切りパネル1を持ち上げた状態の案内レール3内に、やや斜め下方から案内ローラー931が嵌合するよう移動させ、案内ローラー931を案内レール3に嵌合させ、さらにスライドパネル6を間仕切りパネル1と平行にする段階で、閉鎖側端部を持ち上げて下部振れ止め金具8の前後側下突壁81、82間に上方より固定キャスター300、300間のスライドパネル6の下端部を嵌入させる。
この時、上部倒れ止め金具7の上方基板73とスライドパネル6の上枠11間、および、スライドパネル6の下枠12と下部振れ止め金具8の下方基板83間に所定の間隙が形成される。
又、スライドパネル6が開放側に移動した際、下部振れ止め金具8の閉鎖側端部に閉鎖側の固定キャスター300の開放側(固定キャスター300の取付けボルト311の開放側)が当接して停止すると同時に、上部触れ止め金具7の閉鎖側端部に開放用上部ストッパー612が当接するよう、スライドパネル6の上端面に開放用上部ストッパー612を着脱自在に取付ける。
さらに、間仕切りパネル1に案内レール3を設け、スライドパネル6に案内レール3に嵌合する案内ローラー931を設けているので、前後方向(開閉方向と交わる方向)に床面が傾斜していてもスライドパネル6の後端部の前後方向への移動範囲が一定し、そのため、スライドパネル6の開放側端部の前後方向へのブレ(移動)が小さくなり、したがって、間仕切りパネルと平行に移動させることが可能となる。
また、案内レール3は、間仕切パネル1の下面のアジャスター200、200間に渡って配設されているため、目立たず、間仕切パネル1の意匠性を損なわない。
134 縦枠の連結孔
2 コーナー金具
200 アジャスター
3 案内レール
300 固定キャスター
51 支柱の連結孔
6 スライドパネル
611 閉鎖用上部ストッパー
612 開放用上部ストッパー
7 上部倒れ止め金具
8 下部振れ止め金具
9 ローラー支持金具
931 案内ローラー
Claims (3)
- 間仕切りパネルのアジャスターの代わりに固定キャスターが取付けられて構成されたスライドパネルを間仕切りパネルと平行に立設し、スライドパネルの上面に外嵌する上部倒れ止め金具を、間仕切りパネルの上面前端部に着脱自在に設ける一方、スライドパネルの下面に外嵌する下部振れ止め金具を、前記固定キャスター間に位置するよう間仕切りパネルの下面前端部に着脱自在に設け、間仕切りパネルのアジャスター間に渡って下面が開口する下向き略コ字形の案内レールを間仕切りパネルの下面に設ける一方、案内レールに下面から嵌合する案内ローラーを下面後端部から後方に突出するようスライドパネルに設けることにより、間仕切りパネルに対しスライドパネルを所定範囲で移動可能としたことを特徴とするスライドパネルの移動装置。
- 上部倒れ止め金具と下部振れ止め金具は、間仕切りパネル同士を連結する連結孔を利用して取付けられることを特徴とする請求項1に記載のスライドパネルの移動装置。
- スライドパネルの閉鎖時と開放時に上部倒れ止め金具の開放側端部と閉鎖側端部に当接する閉鎖用上部ストッパーと開放用上部ストッパーがスライドパネル開閉側端部上面に設けられている事を特徴とする請求項1、および2に記載のスライドパネルの移動装置。
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- 2006-05-31 JP JP2006151103A patent/JP4838635B2/ja not_active Expired - Fee Related
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