JP2004307092A - シート供給装置 - Google Patents

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充啓 柴田
Tsuneo Oki
恒生 沖
Mutsuhiro Nishioka
睦博 西岡
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Abstract

【課題】シートとピックアップローラの間の摩擦がピックアップローラの経年変化などにより低下した場合でも、確実にシートを供給できるシート供給装置を提供する。
【解決手段】載置台10上に積み上げたシート2のうち最上層のものにピックアップローラ24を接触させる。ピックアップローラ24は垂直面内で回転するアーム22の先端に支持されている。アーム22を一方向に回転付勢する圧縮コイルばね27が、シート2に対する接触圧をピックアップローラ24に付与する加圧手段として機能する。制御装置50が載置台10を上昇させれば、シート2の最上層の上昇につれて圧縮コイルばね27がピックアップローラ24の接触圧を上昇させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカットペーパーのようなシートの供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
シート供給装置は、例えばPPC(Plain Paper Copier)、ファクシミリ、プリンタなどの画像形成装置において、カットペーパーの給紙用として用いられる。画像形成装置におけるシート供給装置は、昇降可能な載置台の上に積み上げられたシート(カットペーパー)のうち、最上層のものにピックアップローラを接触させ、このピックアップローラを回転させてシートを1枚ずつ分離供給する構成としたものが多い。このようなシート供給装置の例を特許文献1〜5に見ることができる。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−118746号公報
【特許文献2】
特開平7−228390号公報
【特許文献3】
特開平6−1489号公報
【特許文献4】
特開平7−33284号公報
【特許文献5】
特開平6−171771号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
シート供給装置により供給されるシートは、その物理的特性が常に一定であるとは限らない。カットペーパーの場合、表面の摩擦係数や腰の強さは様々であるし、摩擦係数などは湿度によっても影響される。ピックアップローラの方も、長期間使用すれば表面の摩耗や変質などにより摩擦係数が変化する。これらの要因があるため、シートを1枚ずつ確実に供給するという動作を保証することは容易ではない。無給紙や給紙遅れといった供給の失敗は必ず起こるということを前提にし、失敗したときにリカバリーする設計にしておくことが重要になる。この点に関し、特許文献1〜3ではそれぞれ次のような対策が講じられている。
【0005】
特許文献1に記載されたシート供給装置では、シートが所定時間内に所定箇所を通過しなかった場合はピックアップローラを再度シートに圧接させる。また表面の滑り易いシートのときにはピックアップローラの圧接解除のタイミングを遅らせてフィードローラによる搬送を補助する。この手法は、ピックアップローラの圧接力を変えないままで何度も圧接させたり、圧接解除のタイミングを遅らせたりしているので、シートとピックアップローラの間の摩擦が低下している状況下では効果が発揮されにくい。
【0006】
特許文献2に記載されたシート供給装置では、シートが供給されなかった場合、ホッパテーブルを下降させ、シートの自重と供給ガイドの傾斜により、シートをずらしながら沈下させ、手でさばいたのと同様の動きをシートに与えた後、再度ホッパテーブルを上昇させ、供給を再開する。この手法は、ホッパテーブルを一旦下降させてから上昇させるため、リトライ可能な状態になるまでに時間がかかる。また重量のあるシートを上げ下げするため、エネルギー消費も大きい。さらに、シートとピックアップローラの間の摩擦が低下している状況下ではリトライが無駄に終わる可能性が高い。
【0007】
特許文献3に記載されたシート供給装置では、シートの最上層の位置を検出する位置検出手段を設け、ピックアップローラに対するシートの圧接力が基準値を維持するようにしている。この構成の場合、シートとピックアップローラの間の摩擦がピックアップローラの経年変化などにより低下し、基準値の圧接力ではシートを送りきれなくなった場合はなすすべがない。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、シートとピックアップローラの間の摩擦がピックアップローラの経年変化などにより低下した場合でも、確実にシートを供給できるシート供給装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明ではシート供給装置を次のように構成した。
【0010】
(1)載置台上に積み上げたシートのうち最上層のものにピックアップローラを接触させ、このピックアップローラを回転させてシートを1枚ずつ分離供給するシート供給装置において、前記載置台の高さ及びピックアップローラの回転を制御する制御装置と、前記ピックアップローラに前記シートへの接触圧を付与する加圧手段とを備え、前記加圧手段は、シート最上層が上昇するにつれて前記接触圧を上昇させるものであることとした。
【0011】
この構成によれば、載置台の高さを上げて行けばピックアップローラの接触圧が上昇する。そのため、シートとピックアップローラの間の摩擦がピックアップローラの経年変化などにより低下していたとしても、シートを送り出すに足るレベルの摩擦を容易に回復することができる。
【0012】
(2)上記のようなシート供給装置において、前記接触圧はシート最上層の高さに比例して上昇するものとした。
【0013】
この構成によれば、シート最上層の高さを制御することによりピックアップローラの接触圧を正確に制御し、所期の接触圧を確実に得ることができる。
【0014】
(3)上記のようなシート供給装置において、垂直面内で回転するアームの先端に前記ピックアップローラを配置するとともに、このアームを一方向に回転付勢する弾性手段をもって前記加圧手段を構成した。
【0015】
この構成によれば、少ない部品点数で、堅牢且つコスト安な加圧手段を得ることができる。
【0016】
(4)上記のようなシート供給装置において、前記弾性手段をばねにより構成した。
【0017】
この構成によれば、弾性手段を容易に入手できる。様々な仕様のばねが市販されているので、弾性体として必要とされる特性を備えたものを選びやすい。
【0018】
(5)上記のようなシート供給装置において、前記ピックアップローラによるシートの供給を監視する監視手段を備え、この監視手段がシート供給の失敗を検知したときには、前記制御装置は、前記載置台を段階的に上昇させてはピックアップローラを回転させる試みを所定条件が満たされるまで繰り返すものとした。
【0019】
この構成によれば、シートを送り出す試みを、ピックアップローラの接触圧を段階的に高めつつ何度も行うから、シート供給の成功率を高めることができる。
【0020】
(6)載置台上に積み上げたシートのうち最上層のものにピックアップローラを接触させ、このピックアップローラを回転させてシートを1枚ずつ分離供給するシート供給装置において、前記ピックアップローラに前記シートへの接触圧を付与する加圧手段と、前記載置台の高さ、ピックアップローラの回転、及び加圧手段の圧力を制御する制御装置とを備えるものとした。
【0021】
この構成によれば、加圧手段の圧力を制御してピックアップローラの接触圧を上昇させることができる。そのため、シートとピックアップローラの間の摩擦がピックアップローラの経年変化などにより低下していたとしても、シートを送り出すに足るレベルの摩擦を容易に回復することができる。
【0022】
(7)上記のようなシート供給装置において、垂直面内で回転するアームの先端に前記ピックアップローラを配置し、このアームを一方向に回転付勢する弾性手段をもって前記加圧手段を構成するとともに、前記制御装置がこの弾性手段の変形度を調節することによって加圧手段の圧力制御が行われるものとした。
【0023】
この構成によれば、加圧手段の圧力変化を簡素な機構で実現することができる。
【0024】
(8)上記のようなシート供給装置において、前記弾性手段をばねにより構成した。
【0025】
この構成によれば、弾性手段を容易に入手できる。様々な仕様のばねが市販されているので、弾性体として必要とされる特性を備えたものを選びやすい。
【0026】
(9)上記のようなシート供給装置において、前記ピックアップローラによるシートの供給を監視する監視手段を備え、この監視手段がシート供給の失敗を検知したときには、前記制御装置は、前記ピックアップローラの接触圧を段階的に上昇させてはピックアップローラを回転させる試みを所定条件が満たされるまで繰り返すものとした。
【0027】
この構成によれば、シートを送り出す試みを、ピックアップローラの接触圧を段階的に高めつつ何度も行うから、シート供給の成功率を高めることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態を図1、2に基づき説明する。図1はシート供給装置の構成を示す模型的正面図、図2は動作のフローチャートである。
【0029】
シート供給装置1は載置台10を備える。載置台10の上にはカットペーパーなどのシート2を平積み状態で積み上げる。載置台10は昇降機構11により高さを変える。昇降機構11としては、ジャッキのように下から押し上げる機構を採用してもよく、エレベータのように上方に吊り上げる機構を採用してもよい。昇降機構11の動力源はモータ12である。
【0030】
載置台10の上方には供給部20が配置される。供給部20のシャーシ21にはアーム22が取り付けられている。アーム22は水平な支軸23を中心として垂直面内で回転可能であり、先端にピックアップローラ24を支持している。シャーシ21に取り付けられたモータ25が、歯車やベルトなど周知の動力伝達機構を介してピックアップローラ24を回転させる。
【0031】
アーム22には、ピックアップローラ24にシート2への接触圧を付与する加圧手段が設けられる。加圧手段はアーム22を一方向に回転付勢する弾性手段により構成される。第1実施形態の場合、シャーシ21に高さ不動に設けられたばね受26とアーム22との間に挿入された圧縮コイルばね27が弾性手段の役割を果たす。圧縮コイルばね27はアーム22を図において反時計方向に回転付勢する。シャーシ21にはアーム22の回転範囲を制限するストッパ(図示せず)が設けられており、アーム22は所定角度に達したところでそれ以上反時計方向に回転しなくなる。
【0032】
シャーシ21には昇降位置検知手段28が配置される。昇降位置検知手段28は、アーム22との距離を計測して、あるいはアーム22の角度を計測して、シート2の最上層の高さを知るためのものであり、マイクロスイッチ、透過型あるいは反射型の光センサ、リードスイッチなどにより、あるいはこれらの組み合わせにより、構成することができる。
【0033】
供給部20に対し、ピックアップローラ24により送り出されたシート2を迎え入れる搬送経路40が配置されている。搬送経路40の中には上流側にフィードローラ41、下流側にフィードローラ42が設けられる。フィードローラ41、42はそれぞれ2本ずつ対をなすローラで構成される。
【0034】
搬送経路40にはシート2の供給を監視する監視手段43が配置される。監視手段43はピックアップローラ24が確実にシート2を送り出し、フィードローラ41がそれを受け取って下流に送ったかどうかを検知するものである。監視手段43は、透過型あるいは反射型の光センサや、シート2に接触するアクチュエータを備えたマイクロスイッチなどにより構成することができる。
【0035】
制御装置50がシート供給装置1の動作を司る。制御装置50はアーム位置検知手段27及び監視手段43から情報を受け取り、モータ12、25の駆動制御を行う。またフィードローラ41、42の原動モータ(図示せず)の駆動制御も行う。
【0036】
次に、図2のフローチャートを参照しつつシート供給装置1の動作を説明する。
【0037】
制御装置50は、シート2の最上層が所定の高さに到達するように載置台10の高さを制御する。シート2が所定高さに到達したことを昇降位置検知手段28が検知すると、載置台10の上昇は停止する。この状態で圧縮コイルばね27には所定量の縮みが生じ、これによりピックアップローラ24は最上層のシート2に対し所定の接触圧を及ぼす。
【0038】
シート供給動作をスタートさせると、フローチャートのステップ#101に進み、制御装置50がモータ25を駆動してピックアップローラ24を回転させる。
ピックアップローラ24は最上層のシート2を搬送経路40の方に送ろうとする。
【0039】
ステップ#102では監視手段43がシート2の供給を監視する。ステップ#103では供給が失敗に終わったか成功したかをチェックし、失敗の場合はステップ#104に進む。成功の場合は新しいシート2の供給動作を行うべくフローの最初に戻る。
【0040】
ステップ#104では、失敗の回数が設定回数未満かどうかをチェックする。この場合の失敗回数は、今供給しようとしているシート2についての、しかも現在のピックアップローラ接触圧においての失敗回数である。設定回数未満であればステップ#101に戻り、再度シート2の供給を試みる。供給に成功すれば新しいシート2につきフローの最初から動作を行う。再度供給に失敗すれば、またステップ#104に戻る。
【0041】
失敗回数が所定回数に達すると、ステップ#104からステップ#105に進む。ステップ#105では制御装置50がモータ12を駆動して載置台10を一段階上昇させる。するとシート2の最上層の高さが上昇し、圧縮コイルばね27は一層縮むことになる。これにより、ピックアップローラ24がシート2に及ぼす接触圧は一層上昇する。こうしておいてステップ#101に戻り、再度シート2の供給を試みる。
【0042】
このようにして、同一の接触圧において所定回数の送り動作を繰り返しつつ、ピックアップローラ24の接触圧を段階的に高めて行く。シート2をどうしても送り出すことができず、シート2の最上層が上限として定められた高さに達してしまったときは、所定条件が満たされたことになり、制御装置50はそれ以上ピックアップローラ24を回転させるのをやめ、音や制御パネルへの表示など適宜の手段で警告を発して使用者に処置を促す。
【0043】
シート2の最上層が上限として定められた高さに到達することをもってシート供給の試みをやめるための所定条件が満たされることとすると、かなり長時間にわたって供給の試みを続けることになる可能性がある。そこで、時間を節約するため、適当回数の供給失敗をもって所定条件が満たされることにしてもよい。
【0044】
次に、本発明の第2実施形態を図3、4に基づき説明する。図3はシート供給装置の構成を示す模型的正面図、図4は動作のフローチャートである。
【0045】
第2実施形態のシート供給装置1は、第1実施形態のシート供給装置1と多くの点で構成が共通する。説明の重複を避けるため、第1実施形態と共通する構成要素には第1実施形態の説明で使用したのと同じ符号を付し、説明は省略する。
【0046】
第1実施形態のシート供給装置1では、ばね受26は高さ不動であった。第2実施形態のシート供給装置1では、ばね受26は図示しないガイド部材に案内されて上下する。偏心カム29がばね受26を上下させ、これにより圧縮コイルばね27の変形度(縮み度)が変化する。モータ30が図示しない減速手段を介して偏心カム29の角度を変える。制御装置50がモータ30を駆動制御する。
【0047】
続いて図4のフローチャートを参照しつつシート供給装置1の動作を説明する。
【0048】
制御装置50は、シート2の最上層が所定の高さに到達するように載置台10の高さを制御する。シート2が所定高さに到達したことを昇降位置検知手段28が検知すると、載置台10の上昇は停止する。この状態で圧縮コイルばね27には所定量の変形、すなわち縮みが生じ、これによりピックアップローラ24は最上層のシート2に対し所定の接触圧を及ぼしている。
【0049】
シート供給動作をスタートさせると、フローチャートのステップ#111に進み、制御装置50がモータ25を駆動してピックアップローラ24を回転させる。
ピックアップローラ24は最上層のシート2を搬送経路40の方に送ろうとする。
【0050】
ステップ#112では監視手段43がシート2の供給を監視する。ステップ#113では供給が失敗に終わったか成功したかをチェックし、失敗の場合はステップ#114に進む。成功の場合は新しいシート2の供給動作を行うべくフローの最初に戻る。
【0051】
ステップ#114では、失敗の回数が設定回数未満かどうかをチェックする。図2のフローと同じく、この場合の失敗回数は、今供給しようとしているシート2についての、しかも現在のピックアップローラ接触圧においての失敗回数である。設定回数未満であればステップ#111に戻り、再度シート2の供給を試みる。供給に成功すれば新しいシート2につきフローの最初から動作を行う。再度供給に失敗すれば、またステップ#114に戻る。
【0052】
失敗回数が所定回数に達すると、ステップ#114からステップ#115に進む。ステップ#115では制御装置50がモータ30を駆動して偏心カム29の角度を変え、ばね受26を一段階押し下げる。すると圧縮コイルばね27は一層縮み、ピックアップローラ24がシート2に及ぼす接触圧は一層上昇する。こうしておいてステップ#111に戻り、再度シート2の供給を試みる。
【0053】
このようにして、同一の接触圧において所定回数の送り動作を繰り返しつつ、ピックアップローラ24の接触圧を段階的に高めて行く。シート2をどうしても送り出すことができず、ばね受26が下限として定められた高さまで下がってしまったときは、所定条件が満たされたことになり、制御装置50はそれ以上ピックアップローラ24を回転させるのをやめ、音や制御パネルへの表示など適宜の手段で警告を発して使用者に処置を促す。
【0054】
ばね受26が下限として定められた高さまで下がったことをもってシート供給の試みをやめるための所定条件が満たされることとすると、かなり長時間にわたって供給の試みを続けることになる可能性がある。そこで、時間を節約するため、適当回数の供給失敗をもって所定条件が満たされることにしてもよい。
【0055】
以上本発明の各実施形態につき説明したが、この他、発明の主旨から逸脱しない範囲で種々の改変を加えて実施することができる。例えば、加圧手段としての弾性手段はばねに限定されない。ゴムのブロックにより構成することもできる。ばねにしても、圧縮コイルばねの他、引張コイルばね、ねじりコイルばね、トーションバー、ガススプリングなど、様々な種類のばねが使用可能である。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、シートを積み上げた載置台の高さを上げて行けばピックアップローラの接触圧がそれにつれて上昇するから、シートとピックアップローラの間の摩擦がピックアップローラの経年変化などにより低下していたとしても、シートを送り出すに足るレベルの摩擦を容易に回復することができる。またピックアップローラにシートへの接触圧を付与する加圧手段の圧力を制御装置で制御してピックアップローラの接触圧を上昇させ、摩擦を回復することができる。そして、シートを送り出す試みを、ピックアップローラの接触圧を段階的に高めつつ何度も行うから、シート供給の成功率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るシート供給装置の構成を示す模型的正面図
【図2】第1実施形態に係るシート供給装置の動作のフローチャート
【図3】第2実施形態に係るシート供給装置の構成を示す模型的正面図
【図4】第2実施形態に係るシート供給装置の動作のフローチャート
【符号の説明】
1 シート供給装置
2 シート
10 載置台
11 昇降機構
12 モータ
20 供給部
22 アーム
24 ピックアップローラ
25 モータ
27 圧縮コイルばね(弾性手段)
29 偏心カム
30 モータ
40 搬送経路
43 監視手段
50 制御装置

Claims (9)

  1. 載置台上に積み上げたシートのうち最上層のものにピックアップローラを接触させ、このピックアップローラを回転させてシートを1枚ずつ分離供給するシート供給装置において、
    前記載置台の高さ及びピックアップローラの回転を制御する制御装置と、前記ピックアップローラに前記シートへの接触圧を付与する加圧手段とを備え、前記加圧手段は、シート最上層が上昇するにつれて前記接触圧を上昇させるものであることを特徴とするシート供給装置。
  2. 前記接触圧はシート最上層の高さに比例して上昇するものであることを特徴とする請求項1に記載のシート供給装置。
  3. 垂直面内で回転するアームの先端に前記ピックアップローラを配置するとともに、このアームを一方向に回転付勢する弾性手段をもって前記加圧手段を構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート供給装置。
  4. 前記弾性手段をばねにより構成したことを特徴とする請求項3に記載のシート供給装置。
  5. 前記ピックアップローラによるシートの供給を監視する監視手段を備え、この監視手段がシート供給の失敗を検知したときには、前記制御装置は、前記載置台を段階的に上昇させてはピックアップローラを回転させる試みを所定条件が満たされるまで繰り返すことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のシート供給装置。
  6. 載置台上に積み上げたシートのうち最上層のものにピックアップローラを接触させ、このピックアップローラを回転させてシートを1枚ずつ分離供給するシート供給装置において、
    前記ピックアップローラに前記シートへの接触圧を付与する加圧手段と、前記載置台の高さ、ピックアップローラの回転、及び加圧手段の圧力を制御する制御装置とを備えたことを特徴とするシート供給装置。
  7. 垂直面内で回転するアームの先端に前記ピックアップローラを配置し、このアームを一方向に回転付勢する弾性手段をもって前記加圧手段を構成するとともに、前記制御装置がこの弾性手段の変形度を調節することによって加圧手段の圧力制御が行われることを特徴とする請求項6に記載のシート供給装置。
  8. 前記弾性手段をばねにより構成したことを特徴とする請求項7に記載のシート供給装置。
  9. 前記ピックアップローラによるシートの供給を監視する監視手段を備え、この監視手段がシート供給の失敗を検知したときには、前記制御装置は、前記ピックアップローラの接触圧を段階的に上昇させてはピックアップローラを回転させる試みを所定条件が満たされるまで繰り返すことを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれかに記載のシート供給装置。
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