JP5155522B2 - 給紙装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置その他のトレイ上に積載したシートを1枚ずつ分離して給送する給紙装置に係わり、詳細にはトレイ上に積載した大容量のシートを順次最上シートから確実に繰出し、トレイ先端の分離給送手段で1枚ずつ確実に分離して給送する給紙部の改良に関する。
一般に給紙装置は、積層状態でシートを載置するトレイと、このトレイ先端に設けた給紙ローラとこれに圧接したパッド、ローラなどの分離部材とで構成され、トレイ上のシートを1枚ずつ分離して画像形成装置などの装置内に供給する装置として広く知られている。そして、トレイ上のシートを給紙ローラに繰り出す方法としてトレイを傾斜させてシートの自重で繰り出す構成と、トレイの上方に配置したキックローラで繰り出す構成がそれぞれ知られている。本発明は後者のキックローラでトレイ上のシートを繰り出す構成の装置に係わり、トレイ上の最上シートからキックローラで給紙ローラに繰り出す際に順次繰り出したシートがトレイ上に数枚のとき、束状に重なってシートが搬出され、ダブルフィード或いはノンフィードを招くことがある。これは数枚のシートのときキックローラの搬送力が強く作用する一方、トレイを樹脂などの滑りやすい素材で構成すると最下紙が同時に連れ送りされ分離不能となるためである。
そこで特許文献1にはキックローラに対向する位置に高摩擦部材のシート、例えばコルクプレートを配置している。同公報には材質、摩擦係数について開示されていないがキックローラと対向する位置にガイド板が設けられ、このガイド板の表面はシートを載置するトレイ面と面一(同一平面)の位置に設けられている。このような給紙装置で、例えば画像読取りなど下流側の装置の高速化、或いはその連続処理化が進むに従って大容量のシートをトレイ上に載置して順次繰り出すことが要求されるに至っている。
特開2002−145472号公報(図2)
上述の給紙装置でトレイ上のシートをキックローラ手段で順次繰り出す際にトレイ上に大容量のシートを載置すると下流側の給紙ローラ部位でノンフィード、ダブルフィードなどの分離ミスを引き起こす。これは大容量のシートを載置するためにトレイ深さを深くすると最下層のシートはトレイ前面壁に沿って大きく上方に迫り上がるように湾曲して給紙ローラに突き当たる。これを図10の従来装置で示すとトレイ100に載置された下層部のシートは底面100aに沿ってトレイ前面の捌き面103に突き当たりこの面に沿って上方に反り返るように湾曲して給紙ローラ105に到達する。このとき給紙ローラ105と分離パッド(或いはローラ)106との圧接点である分離ポイントP0とトレイ底面100aとの高さ距離Hdが大きいとシートには大きな湾曲によって大きなストレスが及ぶ、この大きなストレス状態で重なり合った数枚のシートは捌かれることなく分離ポイントP0に送られ、重送或いは圧接部に進入しないでノンフィードをもたらす。この為、通常トレイ底面と分離ポイントとの高さ距離Hdは一定の範囲内に設定され、これを超えると分離不能となることが知られている。
従来このような場合、トレイ底面壁をシートの積載厚さに応じて昇降する機構を採用しているが、この昇降機構の採用で装置が複雑となり、また大型化する問題があった。特に画像読取装置などのトレイ構造としては大型化による装置デザインへの影響が問題となる。従って、本発明はトレイ上に大容量のシートを積載する際に簡単な構造で安定した確実な分離性能が得られる給紙装置を簡単な構造で小型にすることをその課題としている。また、本発明は画像読取装置などにおいてトレイ上に大容量の原稿シートを積載してこれを安定して分離給送することが可能な原稿給送装置の提供をその課題としている。
本発明は、上記課題を解決するために以下の構成を採用する。
シートを載置するシート載置面を有する載置手段と、この載置手段上のシートの最上面に当接してシートを繰り出すキックローラと、前記キックローラにて繰り出されたシートを分離して給紙する給紙ローラ及び分離手段と、給紙方向に向って高くなるように傾斜し、前記キックローラから繰り出されたシートを前記給紙ローラに案内する前面壁と、を備えた給紙装置において、前記載置手段の前記シート載置面における前記キックローラに対向した位置に配置し、前記シート載置面から突出して前記シート載置面上に載置されたシートの一部を支持するシート支持面を有するジャンプ台と、前記ジャンプ台の給紙方向上流側端部を支持する支持フレームとを備える。
前記ジャンプ台の前記シート支持面を前記シート載置面に対して給紙方向に向って高くなるように傾斜させるとともに前記ジャンプ台の給紙方向中央部と前記支持フレームとの間に空洞部を形成して前記シート支持面を湾曲させる。
このジャンプ台はシート中央部を上方に盛り上げた状態で上記給紙ローラに給送すると共に、シートとの摩擦係数がシート相互間の摩擦係数より大きい素材で形成する。
これによってシート載置面から上方に突出したジャンプ台でシート量が大きいときにはシート先端側が垂れ下がって給紙ローラの分離圧接点に案内され、シート量が少なくなったときにはシートは幅方向に湾曲して腰付けされた状態で分離圧接点に案内され安定した分離作用が得られる。
また、上記ジャンプ台のシート支持面は、前記キックローラ手段の外周に沿って給紙方向に漸次高くなるように傾斜配置する。これによってシート量が少なくなったときキックローラの圧接力はより広い面積でシートと係合して分散される。この圧接力の分散でシート支持面の摩擦作用が所期の静的な条件が得られ下層シートが連れ送りされることなく例えば前方の前捌きガイドで確実に捌かれて分離圧接部に送られる。更に、上記シート支持面をキックローラ手段の外周に沿って上方に湾曲させることによって上記圧接力の分散はより確実に得られ安定した分離作用が得られる。同様に上記ジャンプ台をキックローラ手段の圧接力に応じて弾性変形する多孔質材で構成することによって更に確実な分離作用が得られる。
本発明は、シート積載面を備えたトレイにキックローラ手段に対向する位置で載置面より上方に突出するジャンプ台を設け、このジャンプ台でシートを幅方向の中央部が盛り上がる状態でキックローラによって繰り出すように構成したので、トレイ上に載置されたシートはその上層部を繰り出すときにはシート先端側が下方に垂れ下がった状態で給紙ローラ手段の分離圧接部に案内され、また載置面にシートが数枚の状態ではシートはジャンプ台で幅方向に湾曲して腰付けされた状態で繰り出されてトレイ前面の捌きガイドなどに沿って分離圧接部に到達し、このときの分離圧接部とシートの間隔距離をジャンプ台で所定の間隔に設定することが出来、安定した分離が可能となる。
また、上記ジャンプ台のシート支持面を給紙方向に漸次高くなるように傾斜させることによってトレイ上の数枚のシートを繰り出す際にはシートはキックローラ手段の外周に沿って広い面積でローラと接するためにローラの圧接力が分散される。この圧接力の分散でシート相互間の摩擦係数より大きい摩擦係数のシート支持面でシートの連れ送りが防止される。つまり円形のローラとシート支持面が線接触など局部的に接触すると振動、回転斑などの影響で所期の静的な摩擦作用が期待できないが広い面積で接触するとこれらの影響を受けずに所定の摩擦作用が得られる。
更に、上記シート支持面を湾曲した状態で傾斜させることによって上記の作用はより確実に得られ、シートを捌きながら繰り出すことが可能となる。これと同様に上記ジャンプ台をキックローラの圧接力に応じて弾性変形可能に構成するとトレイ上のシートが低減して数枚のときローラの圧接力は分散されシート支持面の摩擦力でシートが勢いよく束状に繰り出されることがなく、前方の捌きガイドなどで所定の捌き作用が働くこととなる。
以下図示の本発明の好適な実施の態様に基づいて本発明を詳述する。図1は画像読取装置における原稿給送装置のレイアウト構成を示し、図2はその給紙トレイの外観形状を示す斜視図であり、図3は給紙トレイ部の要部拡大説明図である。図5及び図6はシート繰り出し状態を示す動作状態説明図である。
まず、本発明の給紙装置Bについて説明すると、給紙装置Bは給紙トレイ10とキックローラ手段16と、給紙ローラ手段20と、分離手段22とで構成される。給紙トレイ10は、載置するシートの幅サイズより大きいシート載置面11を有する平板状トレイで形成され、例えば合成樹脂のモールド成形によって作成する。この給紙トレイ10は先端に一体の前面壁10aを備え、この前面壁10aは給紙方向に漸次高くなるように形成され給紙トレイ上のシートをクサビ状に捌く前捌きガイド15が設けられている。またシートの左右端面を支持する側縁規制部材を構成するサイドガイド13、14が設けられている。図示のサイドガイド13、14は左右一対設けられ、シートをセンタ基準で整列するように互いに連動してシート幅方向に移動するように給紙トレイ10に配置されている。
この連動機構は種々のものが知られているので説明を省く。またこのサイドガイド13、14は一方を固定し、他方が幅方向に移動することによってシートをサイド基準で整列するようにしても良い。また給紙トレイ10に設けた前面壁10aには幅方向センタを基準に中央部に切欠凹部17が設けられ、この切欠凹部17に前捌きガイド15が取付けられている。この前捌きガイド15は高摩擦係数のゴム質材のプレートで構成され、給紙トレイ10のシート載置面11に沿って繰り出されるシートの先端をクサビ形状に捌くために給紙方向に漸次高くなるように傾斜配置されている。
上記給紙トレイ10には、その上方にキックローラ手段16が、その前方に給紙ローラ手段20がそれぞれ配置されている。キックローラ手段16はトレイの幅方向中央部に位置するロール部材で構成され、ブラケット部材18で上下昇降自在に配置されている。また給紙ローラ手段20は給紙トレイ10の前方下流側に配置され、給紙トレイ上のシートの幅方向中央部に位置している。つまり給紙トレイ10上にシートはセンタ基準で整列され、このシートセンターを基準に給紙トレイ10上方にキックローラ手段16が、給紙トレイ前方に給紙ローラ手段20がそれぞれ配置されている。この給紙ローラ手段20の回転軸20aには正逆転可能な駆動モータM1が連結され、給紙ローラ手段20は回転軸20aにワンウェイクラッチOWを介して一方向(給紙回転方向)にのみ回転する。
また、キックローラ手段16はブラケット部材18の先端部に回転自在に軸承され、ブラケット部材18の基端部は回転軸20aにバネクラッチを介して軸承され、同時にワンウェイクラッチOWを介して回転軸20aの回転をベルトなどの伝動機構でキックローラ手段16に伝動するように構成されている。詳細を図示しないがこれらの機構によって駆動モータM1(図4に基づいて後述する)を給紙回転方向(図4時計方向)に回転すると回転軸20aの回転はワンウェイクラッチOWがON状態となって給紙ローラ手段20を時計方向に回転する。同時にこの回転軸20aの回転はバネクラッチが緩んだOFF状態となってブラケット部材18は図4実線の待機位置から鎖線の繰出位置に降下すると共にワンウェイクラッチがON状態となってキックローラ手段16に給紙回転方向の回転力を伝達する。
一方駆動モータM1を図示反時計方向に回転するとワンウェイクラッチOWはOFF状態となり、バネクラッチは緊縮したON状態となってブラケット部材18は図4の繰出位置から待機位置に移動しストッパ部材に突き当たってその姿勢で保持される。上記給紙ローラ手段20には圧接して対向する位置に分離手段22が配置される。この分離手段22はパッド部材(図4)、或いはローラ部材(図3)などで構成され、付勢手段(図示せず)で上方に付勢されている。この給紙ローラ手段20と分離手段22とは既に知られた構成として給紙ローラ手段20と係合するシートを下流側に搬送し、分離手段22と係合するシートが下流側に搬送されるのを阻止する摩擦関係に設定されている。
このような構成において本発明は上記給紙トレイ10のシート支持面に次の構成のジャンプ台30を設ける。このジャンプ台30は給紙トレイ10のセンタを基準に幅方向中央部に上記キックローラ手段16と対向する位置に配置する。そしてこのジャンプ台30がシートと係合するシート支持面30aは給紙トレイ10のシート載置面11から上方に所定量(図3に示すd)突出してシート中央部を盛り上げるように構成する。そしてこのシート支持面30aはシートとの摩擦係数がシート相互間の摩擦係数より大きく設定する。図示のものは後述する多孔質材の表面にウレタンゴムを貼着して上記摩擦関係を形成している。
更に、上記ジャンプ台30は、そのシート支持面30aを上記キックローラ手段16の外周に沿って給紙方向に漸次高くなるように傾斜(図示α;図6(b)参照)させる。この傾斜角度αは5度乃至20度が好ましく、好適には10度に設定すると良い。また、上記ジャンプ台30は前記分離手段22を収容保持する分離部下部ユニット24に保持され、前述の給紙トレイ10に形成した切欠凹部17に配置されている。ジャンプ台30は多孔質材、例えばスポンジなどの多孔質材のパッド基材31と、その表面に貼着したウレタンゴムなどの高摩擦シート32で構成されている。このパッド基材31を分離部下部ユニット24の支持フレーム24aに給紙方向基端部(上流側端部)と下流側先端部とを固定支持し、給紙方向中央部には空洞部33が設けてある。従って前述のキックローラ手段16がジャンプ台30上のシートを押圧するとパッド基材31は弾性変形し、表面の高摩擦シート32はローラ外周に沿って変形する。このとき空洞部33はこの変形を確実に保証することとなる。
以上のように構成された給紙装置Bは、図5(a)乃至図6(b)に示す状態で給紙トレイ10上のシートをキックローラ手段16で順次繰り出すこととなる。まず図5(a)には給紙トレイ上に最大容量に近いシートが載置された場合を示し、この状態でシートは先端側の中央部をジャンプ台30で押し上げられ、このジャンプ台30から更に先のシート先端側(図示Se部)は下方に垂れ下がるように支持される。この状態でシートの左右側縁は同図(b)のように湾曲してサイドガイド(側縁規制部材)13、14に溢れることなく支持され、サイドガイド13、14によって正しい姿勢に整列保持される。そこでキックローラ手段16が図示時計方向に回転すると最上シートS1は給紙ローラ手段20と分離手段22との圧接点(分離ポイント)P0に前捌きガイド15に沿って捌かれながら繰出される。この繰り出し過程で重なり合ったシート間に空気が進入し、密着した状態が解かれ分離ポイントで確実に1枚ずつ分離されることとなる。
このようなシートの繰り出しが進み給紙トレイ10上に数枚のシートが残った状態では図6(a)に示すように、この数枚のシートS2はキックローラ手段16で図示下方に押圧される。このときまずジャンプ台30がシート載置面11より上方に突出しているため、シートは同図(b)のように幅方向に湾曲して腰づけされるためシート先端部Seが下側に湾曲してトレイ底面に巻き込まれて紙詰まりを起こすことがない。
次に上記ジャンプ台30のシート支持面30aは給紙方向上方に角度αで傾斜しているため、シート中央部はより高い位置から分離ポイントP0に向かい分離点とシートとの高さ距離Hd(図7参照)をシート両側部に比べ小さくすることが出来る。従ってこの高さ距離Hdを予め設定された高さ位置に設定しても、給紙トレイ10上に載置するシートの容量を増大することが可能となる。これと同時に、キックローラ手段16の押圧力は傾斜したシート支持面30aでより広い面積でシートと係合して分散される。この押圧力の分散でシート相互間より大きい摩擦係数の高摩擦シート32によって、より静的な(スタティクな)摩擦関係が得られ上方のシートに下方のシートが連れ送りされる程度が軽減される。
これに対し、従来のキックローラ周面が線接触など局部的にシートと接触すると、キックローラとシートと高摩擦シートとの間には駆動力の変動、振動などが働いて動的な(ダイナミックな)摩擦関係となり、設計した摩擦関係が崩れて上方シートに連なって多くの下層シートが繰り出されることがあり、上記構成はこのような問題を解消する。そこで上記シート支持面30aはキックローラ手段16の外周に沿って湾曲すると、上記作用は一層確実となり、更に上記シート支持面30aをキックローラ手段16の押圧力に従って弾性変形させると、上記作用は更に一層確実となる。
次に、上述の給紙装置Bを備えた原稿給送装置Aについて説明する。尚給紙トレイを備えた給紙機構部は前述のものと同一であるので、同一符合を付してその説明を省く。図1に示す原稿給送装置Aはスキャナなどの画像読取装置Hの第1読取プラテン1に据え付けられ、この原稿給送装置Aに前述の給紙装置Bが組み込まれる。図示2は原稿給送装置Aから送られたシートを読み取る第2読取プラテンであり、3は光源、縮小レンズ、読取手段を搭載した光学キャリッジであり、第1、第2読取プラテン1、2に沿って往復動自在に支持されている。上記読取手段はCCDなどの光電変換素子などのラインセンサで構成され、画像処理部4でデジタル処理され外部の装置、例えば複写機、コンピュータなどにデータ転送する。
そこで原稿給送装置Aは、上記第2読取プラテン2に給紙トレイ10から原稿シートを1枚ずつ分離給送し、プラテンで読み取った原稿シートを排紙トレイ41に収納する。この給紙トレイ10と排紙トレイ41とは図1に示すように略々水平方向で給紙トレイ10の下に排紙トレイ41が配置されている。この給紙トレイ10には前述のジャンプ台30とキックローラ手段16と給紙ローラ手段20とがそれぞれ前記構成で配置されている。そして給紙トレイ10と排紙トレイ41との間には略U字状の搬送経路42が設けられ、その中央部に第2読取プラテン2が位置している。
上記搬送経路42には上記給紙ローラ手段20の下流側にレジストローラ43と第2読取プラテン2の上流側にリードローラ44が配置されている。従って給紙ローラ手段20からの原稿シートはレジストローラ43で先端揃えされた後、給紙ローラ手段20が停止した状態でシート先端をレジストローラ43で引き出し、リードローラ44に給送する。リードローラ44は所定のタイミングでこの原稿シートをレジストローラ43と協働して所定速度で第2読取プラテン2に送る。またこの第2読取プラテン2の下流側には搬出ローラ45と排紙ローラ46が配置され、読み取り後の原稿シートを排紙トレイ41に搬出するように構成されている。
図4は上記各ローラ手段の駆動系を示し、図示のものは2つの駆動モータで給紙トレイ10から排紙トレイ41に原稿シートを搬出する。第1の駆動モータM1は正逆転モータで、その正転で前述のキックローラ手段16と給紙ローラ手段20を給紙方向に回転駆動し、また同時にキックローラ手段16を待機位置から繰出位置にシフトする。そしてこの第1の駆動モータM1は逆方向回転で上記レジストローラ43を給紙方向に回転し、同時にキックローラ手段16を繰出位置から待機位置にシフトする。次に第2の駆動モータM2は一方向に回転するモータで構成され、上記リードローラ44と搬出ローラ45と排紙ローラ46とをそれぞれ同一周速度でシート搬出方向に回転駆動する。尚図示47はバックアップローラで第2読取プラテン2の上方に配置され原稿シートを上記リードローラ44と同一周速度で搬送するように第2の駆動モータM2に連結されている。このバックアップローラ47によって読取位置で原稿シートが上下に振れるのを防止している。
なお、上記実施例においては、ジャンプ台30をスポンジ等の多孔質部材のパット基材31とウレタンゴム等の高摩擦シート32で構成したが、図8に示すようにパッド基材31に換えて繰り出しローラに対向する表面を傾斜させた硬質の部材100を取り付けてもよい。また、図8では部材100を給紙トレイ10と別体としたが、図9のように給紙トレイ10に突出部201を形成した構成としてもよい。このように、突出部材をキックローラに対向する位置に別体、または一体で設けることにより、簡素で安価な手段にて原稿の繰り出し位置を給紙トレイや支持部材の原稿支持面に対して高い位置に設定でき、上向きに繰り出すことができる。
本発明の原稿給送装置の実施態様を示す説明図。 図1の装置に於ける給紙トレイの外観形状を示す斜視図。 図1の装置の給紙トレイを示す要部拡大説明図。 図1の装置に於ける給紙機構を示す説明図。 図1の装置に於けるシート繰り出し状態を示す動作状態説明図であり、(a)は用紙積載量が多いときの給紙トレイの状態を示し、(b)は(a)の断面図である。 図1の装置に於けるシート繰り出し状態を示す動作状態説明図であり、(a)は用紙積載量が少ないときの給紙トレイの状態を示し、(b)はキックローラ手段とジャンプ台との押圧力を示す説明図。 従来の装置に於けるシート繰り出し状態のモデル図。 図3の装置と異なる実施形態の給紙トレイ構造を示す説明図。 図3及び図8の装置と異なる実施形態の給紙トレイ構造を示す説明図。
符号の説明
10 給紙トレイ
11 シート載置面
13 サイドガイド(側縁規制部材)
14 サイドガイド(側縁規制部材)
15 前捌きガイド
16 キックローラ手段
20 給紙ローラ手段
22 分離手段(分離パッド)
24 分離部下部ユニット
30 ジャンプ台
30a シート支持面
31 パッド基材
32 高摩擦シート
P0 分離ポイント

Claims (3)

  1. シートを載置するシート載置面を有する載置手段と、
    前記載置手段上に配置され、給紙方向に回転するキックローラと、
    前記キックローラを、前記載置手段上のシートの最上面を押圧する繰出位置とシートから離間した待機位置との間で昇降させる昇降シフト手段
    前記キックローラで給紙方向に繰り出されたシートを分離して給紙する給紙ローラ及び分離手段と、
    給紙方向に向って高くなるように傾斜し、前記キックローラから繰り出されたシートを前記給紙ローラに案内する前面壁と、
    を備えた給紙装置において、
    前記載置手段の前記シート載置面における前記キックローラに対向した位置に配置され、前記シート載置面から突出して前記シート載置面上に載置されたシートの一部を支持するシート支持面を有するジャンプ台と、
    前記ジャンプ台の給紙方向上流側端部を支持する支持フレームと、
    を備え、
    前記ジャンプ台の前記シート支持面を前記シート載置面に対して給紙方向に向って高くなるように傾斜させると共に、前記ジャンプ台の給紙方向中央部と前記支持フレームとの間に空洞部を形成し、前記キックローラの押圧力で前記シート支持面を湾曲させたことを特徴とする給紙装置。
  2. 前記ジャンプ台のシート支持面は弾性変形することを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記ジャンプ台は、多孔質部材とこの多孔質部材の表面に貼着された高摩擦部材とから構成されていることを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
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