JP2004305730A - 食器洗い機 - Google Patents

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彰一 向井
Toshio Eki
驛  利男
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Abstract

【課題】 給水ホースを屈曲することなく長さ調節可能に収納する。
【解決手段】 食器などの被洗浄物を収納する洗浄槽と前記洗浄槽を覆う外装部材と前記洗浄槽に水または湯を供給するために前記洗浄槽の背面または側面に設けた給水口と一端が前記給水口に接続され一端が給水源に接続される給水ホースと前記洗浄槽と前記外装部材との間に前記給水ホースの少なくとも一部を収納可能な収納空間とを備えた食器洗い機において、前記収納空間に収納された前記給水ホースを、前記収納空間より取出すための給水ホース導出口と、前記給水ホースの伸出時に前記収納空間内で前記給水ホースが形成するホース曲げ径を前記給水ホースの折れ限界径以上に規制する内部折れ防止部材とを備える。
【選択図】 図2


Description

本発明は、洗浄槽内に洗浄水を供給する給水ホースを備えた食器洗い機に関するものである。
従来の食器洗い機は、外装部材の内部に食器等の被洗浄物を収納する洗浄槽を備え、洗浄槽の一部は扉体によって覆われており、扉体を開いて被洗浄物を出し入れする。外装部材は上部を構成する外装板と下部を構成する下部トレイを組合せて構成される。洗浄槽背面には水または湯を供給するための給水口を備え、給水口には給水弁が接続される。外装部材の背面下部には給水ホースを接続するための給水ホース接続口および排水ホースを接続するための排水ホース接続口を備える。給水ホース接続口は洗浄槽と外装部材の間に配設した給水管によって給水弁と接続され、排水ホース接続口は洗浄槽と外装部材の間に配設した排水管によって排水ポンプと接続される。給水ホースは、一端が給水ホース接続口に接続され、もう一端が給水源に接続され、給水源の止水栓を開放することで食器洗い機に給水し、食器洗い機まで給水された水または湯は給水弁の開放によって洗浄槽内に給水され洗浄水として使用される。排水ホースは、一端が排水ホース接続口に接続され、もう一端は流し台のシンク内等に配置され、排水ポンプの駆動により洗浄水をシンクに排水する。また、機体背面をキッチンの壁面に当接した状態で食器洗い機を設置できるように、給水ホースおよび排水ホースの逃がし用の凹部を機体の背面下部に設けている。(例えば、特許文献1参照)
以上のような構成により、給水ホースおよび排水ホースを凹部に収まるように食器洗い機本体に沿わせることで、食器洗い機本体から給水ホースおよび排水ホースがはみ出すことなく設置できる。同様に、食器洗い機本体の側面下部にも同様の凹部を設けることで、機体側面から給水ホースおよび排水ホースがはみ出すことなく機体を設置できる。したがって、機体を設置可能な場所があれば、給水ホースおよび排水ホースを含めた状態で設置できるため、特に流し台の天板上などの壁に囲まれた狭い場所などに機体を壁に密着させた状態で設置するのに好適である。
食器洗い機に接続された給水ホースおよび排水ホースの取り回しについては、機体の一面に設けた略U字型の凹部に給水ホースおよび排水ホースを収めるように機体に沿わせて設置する方法も考案されている。(例えば、特許文献2参照)
特開平5−115414号公報(第4頁 図1) 特開平7−275177号公報(第3頁 図2)
特許文献1の従来例の食器洗い機においては、食器洗い機本体から給水源およびシンクまでの流し台上に給水ホースおよび排水ホースが露出することになる。したがって、給水ホースについては、食器洗い機を設置して流し台上に給水ホースを引き回して給水源に接続したときに給水ホースの長さが不必要に長くない状態が望ましい。また、排水ホースについては、食器洗い機を設置して流し台上に排水ホースを引き回してシンクに設置したときに排水ホースの長さが不必要に長くない状態が望ましい。
ところが、機体の設置位置によっては給水ホースおよび排水ホースが長すぎて流し台上に余ってしまうことがある。この様な場合、排水ホースは切断することによって長さを自由に調節することが可能であるが、給水ホースは給水源と直結して主に水道の一次圧がかかる状態で使用する部材であるため切断による長さ調節が不可能である。したがって、給水ホースの余った部分を屈曲させて設置せざるを得ないため、キッチンの美観を損ねるばかりでなく、給水ホースの折れ曲がりが発生し易くなり正常に運転できなくなるといった問題があった。さらに、キッチンの美観を損ねないように、余った給水ホースを食器洗い機で隠蔽しようとすると、食器洗い機を壁に密着させた状態で設置できなくなり、設置性が悪化するといった問題があった。
こういった問題を解決するための手段として、特許文献2の従来例のように、機体の一面に設けた凹部に給水ホースを収納することによって長さを調節する方法が考案されている。しかしながら、この方法では、凹部に収納したホースを規制する部材がないため、凹部内でホースに折れが発生し正常に運転できなくなる可能性がある。また、凹部を機体の側面または背面に設けた場合、機体の設置状態によっては凹部が必ずしもキッチンの壁面と当接するとは限らないため、給水ホースおよび凹部が露出することになり美観を損ねるとともに、凹部および凹部に収納した給水ホース付近に汚れが非常に溜まり易く、清掃性が著しく悪化するといった問題が発生するため、十分な効果を得るためには凹部の配置は機体の底面に制限されてしまう。
本発明は上記課題を解決するもので、食器洗い機の設置時に給水ホースによってキッチンの美観を損なうことがなく、且つ、信頼性、清掃性、設置性に優れた食器洗い機を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段および効果
上記課題を解決するために、請求項1では、食器などの被洗浄物を収納する洗浄槽と、洗浄槽を覆う外装部材と、洗浄槽に水または湯を供給するために洗浄槽の背面または側面に設けた給水口と、一端が給水口に接続され一端が給水源に接続される給水ホースと、洗浄槽と外装部材との間に設けた給水ホース収納空間と、給水ホース収納空間に収納された給水ホースを給水ホース収納空間より機外へ出し入れするための給水ホース出入口とを備えた食器洗い機において、給水ホースの伸出時に給水ホース収納空間内で給水ホースが形成するホース曲げ径を給水ホースの折れ限界径以上に規制する1つまたは複数の折れ防止部材を設け、給水口から折れ防止部材を経由して給水ホース出入口に到るまでの給水ホースの軌道の最小径が給水ホースの折れ限界径以上となる位置に折れ防止部材を配設した。
これにより、食器洗い機の設置時に余った給水ホースを機体内に収納して長さを自由に調節することが可能となり、キッチンの美観を損なうことなく食器洗い機を設置できるとともに、給水ホース収納空間内での給水ホースの折れを防止できる。また、給水ホース収納空間を洗浄槽と外装部材との間に設けたため、食器洗い機をどこに設置しても収納された給水ホースを確実に隠蔽できるとともに、機体外観の凹凸が少なくなり清掃性にも優れる。
請求項2では、給水ホースの伸出・収納時に給水ホースの伸出・収納方向を規制するためのホースガイド部材を給水ホース出入口の近傍に設けた。
これにより、給水ホースの伸出・収納作業をスムーズに行うことができる。
請求項3では、給水ホースの収納時に給水ホースの少なくとも一部が当接する仕切り部材を給水ホース収納空間に備えた。
これにより、給水ホースの収納時に給水ホースがホース収納空間以外の場所に進入するのを防止できる。
請求項4では、給水口に接続された給水ホースが給水ホース収納空間に収納される直前に、給水ホースの少なくとも一部を洗浄槽に固定するための給水ホース固定部材を備えた。
これにより、給水口とホース収納空間を同一面上に配置しなくても請求項1で示した効果と同様の効果が得られるため、食器洗い機を構成する部材のレイアウト上、給水口とホース収納空間を同一面上に配置できない場合に有効である。
請求項5では、給水ホース出入口より機外へ露出した給水ホースの少なくとも一部を外装部材に略固定するための給水ホース固定部材を備えた。
これにより、給水ホースを最適な長さに調整した後にその状態を維持できるため、長さ調整後に本体を移動したときに長さが意図せぬ長さに変化したり、設置後に給水ホースの自重などによって給水ホースが必要以上に出てきたりするのを防ぐことができる。
請求項6では、給水ホースにおいて、最大伸出時に機外へ露出した部分のうち、給水ホース出入口近傍の箇所に目印を付けた。
この目印を、給水ホース伸出の限界を示す警告印として、使用者にガイダンスすることにより、無理な力で給水ホースを引っ張られたりすることを防止することが出来る。
請求項7では、給水ホースにおいて、最大伸出時に、洗浄槽に固定するための給水ホース固定部材の上端近傍の給水ホース壁面に、給水ホース固定部材のホース摺動部径よりも大きいフランジを設けた。
これにより、給水ホースの最大伸出状態からさらに、使用者が給水ホースを引き出そうと、フランジが給水ホース固定部材に干渉しストッパの役目を果たし、結果、前記した仕切り部材をはじめ、破損の恐れがあるテンションが掛かることを回避することが出来る。
請求項8では、前記洗浄槽と前記外装部材との間に構成される給水ホース収納空間のうち、給水ホースと洗浄槽の間、若しくは給水ホースと外装板の間に、発泡材などからなる吸音材を付与した。
一般に給湯ホースはゴム材やエラストマー、洗浄槽や外装板の壁面は樹脂や金属板で出来ているため、給湯ホースが洗浄槽や外装板に接触した部分の摩擦抵抗が大きくなることがあるが、発泡材からなる吸音材との接触にすることにより、運転中の吸音効果が得られると同時に、摩擦抵抗が下がり、結果、給水ホースのスムースな伸縮を行うことが出来る。
(第1の実施形態)
図1に本発明の食器洗い機の側面視内部構造図、図2に背面視内部構造図(給水ホース収納時)、図3に背面内部構造図(給水ホース引出時)、図4に背面ない図構造図(応用例)を示し、本発明の構造について説明する。なお、図1および図2は食器洗い機に給水ホースを収納した状態のものである。さらに、図2乃至図4では後述する外装板103を除いた状態を示している。
食器洗い機は内部に食器などの被洗浄物を収納する洗浄槽101を備えている。食器洗い機の外装部材は下部トレー102と外装板103によって構成されており、洗浄槽101は下部トレー102に載置して固定され、天面、側面、背面は外装板103で覆われている。前面には開閉自在に回動する扉体104と操作部105を備え、扉体104を開いて洗浄槽101に被洗浄物を出し入れする。
洗浄槽101の背面と外装板103の隙間には給水ホース収納部106を設け、給水ホース収納部106の外周には洗浄槽101の外壁面に設けた直線状仕切り117および円弧状仕切り118を設けている。この直線状仕切り117および円弧状仕切り118の高さは給水ホース109の直径よりも大きく、且つ仕切り先端と外装板103との距離は給水ホース109よりも小さく設定されている。洗浄槽101の背面から見て、給水ホース収納部106の左端下方には洗浄槽101へ洗浄水を供給するための給水口107を備えている。給水口107には給水弁108を介して給水ホース109を接続する。給水弁108と給水ホース109の接続部が給水ホース収納部106の方へ向いているため、給水弁108に給水ホース109を接続すれば給水ホース109は必然的に給水ホース収納部106に収まるようになる。給水口107から給水ホース収納部106の方向へ伸びた給水ホース109は給水ホース収納部106に収まり、直線状仕切り117および円弧状仕切り118に沿って洗浄槽101の背面下部中央付近(洗浄槽101の背面から見て、給水ホース収納部106の右端下方)まで案内される。
洗浄槽101の背面から見て、給水ホース収納部106の右端下方には給水ホース109を給水ホース収納部106へ出し入れする際の方向を上下方向に規制するための筒状のガイド部材110を設け、給水ホース109を挟み込むようにして洗浄槽101の背面に固定している。また、給水ホース109を給水ホース収納部106へ出し入れする際の給水ホース109の動きによって、給水口107および給水弁108にストレスがかかるのを防止するため、給水ホース収納部106の給水弁108側の開口部近傍に給水ホース固定部材111を設け、給水ホース109を洗浄槽101に固定している。
下部トレー102の背面には給水ホース出入口114を設け、その直下には給水ホース固定兼左右案内部材115を設けている。給水ホース出入口114より機外へ出された給水ホース109は給水ホース固定兼左右案内部材115によって下部トレー102に略固定され、左方向または右方向に案内される(図2は背面から見て右方向に案内された状態)ため、給水ホース109の意図せぬ伸出・収納を防止できるとともに、折れを防止することができる。下部トレー102の背面および側面には凹部116を設けており、給水ホース109は凹部116に収まるように引き回され、図示しない給水栓や止水栓などの給水源に接続される。
以上のような構成により、ユーザーが給水ホース出入口114より露出した給水ホース109を引張ることで給水ホースを引出すことが可能となるが、給水ホース109の引出し過ぎによって給水ホース収納部106の内部で給水ホース109が折れたりつぶれたりする可能性がある。そこで本実施例においては、給水ホースの伸出限界を示す警告印として、警告テープ112を、最大伸出時に機外へ露出した部分のうち、給水ホース出入口近傍の箇所に巻きつけている。この警告テープは、給水ホースの伸出長さの限界である、と使用者にガイダンスすることにより、使用者により、無理な力で給水ホース109を引っ張られるのを防ぐことが出来る。
さらに本実施例においては、給水ホース収納部106の下方に半円状の折れ防止部材113を設けている。折れ防止部材113は、給水口107から折れ防止部材113を経由して給水ホース出入口114に到るまでの給水ホース109の軌道の最小径が給水ホース109の折れ限界径以上となる位置に配設する。このことにより、最大伸出状態においても、折れ限界径以下に給水ホース109が曲がるのを防ぐことが出来る。
次に、図3に給水ホース109を最大に引出した状態での背面視内部構造図を示し、図2および図3を用いて、本発明における給水ホース109の長さ調節方法について説明する。
給水ホース収納部106外周の直線状仕切り117の長さをL1、給水ホース109最大収納時の機外に露出する給水ホース109の長さをL2、給水ホース109最大引出時の機外に露出する給水ホース109の長さをL3とする。また、給水ホース収納部106外周の円弧状仕切り118の半径をR1、折れ防止部材113の半径をR2、給水ホース固定兼左右案内部材115の半径をR3、給水ホース109の直径をφ1、給水ホース109の折れ曲がりを防止できる最小半径をRminとする。
機外に露出する給水ホース109の長さL2を長くする場合、ユーザーは給水ホース固定兼左右案内部材115に嵌め込まれた状態で略固定された給水ホース109を取り外し、食器洗い機の設置状態に応じて適切な長さになるまで給水ホース109を引き出す。給水ホース109はガイド部材110に規制されて下方向に摺動し、給水ホース収納部106より機外へ露出する。給水ホース109を適切な長さに調節したら、再び給水ホース109を給水ホース固定兼左右案内部材115に嵌め込み略固定し、凹部116に収まるように下部トレー102を沿わせて引き回し、給水源に接続する。ここで、給水ホース109に折れが発生しないよう、給水ホース固定兼左右案内部材115の内側の半径は、R3≧Rminとする。
給水ホース109が最大限まで引き出された場合(図3の状態)、警告テープ112が機外に露出するため、給水ホース109の引き出し過ぎに対して、ユーザーに注意を促すことができる。このときの最大引出量はL1の約2倍となるため、給水ホース109の長さL3=L2+2×L1となる。この状態からさらに引き出そうとしても、給水ホース109は折れ防止部材113に沿って規制されるため、給水ホース109の引き出し過ぎによる折れ曲がりを防止することができる。ただし、折れ防止部材113の半径は、R2≧Rminとし、給水弁108から折れ防止部材113を経由して給水ホース出入口114に至るまでの給水ホース109の軌跡の最小径はRmin以上とする。
本実施例では折れ防止部材113を円弧状のリブにて形成したが、給水ホース109を沿わせた時の曲げRがRmin未満にならないような形状であればどのような形状でも同様の効果が得られる。例えば、図4(a)、図4(b)に示すようなピン状の折れ防止部材113や分割して構成した折れ防止部材113などが考えられる。これは、給水ホース固定兼左右案内部材115についても同様である。また、給水ホース109が最大限まで引き出された状態において、ガイド部材110上端近傍の給水ホースにフランジ状のストッパーを設けることでも同様の効果が得られる。また、直線状仕切り117や円弧状仕切り118などは、洗浄槽101の外壁面ではなく、外装板103の内側壁面に設けることでも同様な効果を得られることは言うまでもない。
機外に露出した給水ホース109を短くする場合も同様に、給水ホース固定兼左右案内部材115に嵌め込まれた状態で略固定された給水ホース109を取り外し、食器洗い機の設置状態に応じて適切な長さになるまで給水ホース109を押し込む。給水ホース109はガイド部材110に規制されて上方向に摺動し、給水ホース収納部106へ収まる。給水ホース109が最大限まで押し込まれた状態(図2の状態)からさらに押し込もうとしても、給水ホース109は給水ホース収納部106の円弧状仕切り118および直線状仕切り117に沿って規制されるため、給水ホース109の押し込み過ぎによる折れを防止することができるとともに、給水ホース収納部106の近傍に配設された図示せぬ他部材に給水ホース109が干渉するのを防止することができる。
以上のように、給水ホース109を引き出したり押し込んだりすることで、機外に露出する給水ホース109を最適な長さに調節することが可能となり、食器洗い機をどのように設置しても、キッチンの美観を損なうことを極力低減することができる。また、余った給水ホースを本体内部に隠蔽することによって、汚れの付着を防止でき、食器洗い機周りの清掃性が向上する。さらに、余った給水ホースの収納による、設置性の悪化や折れ曲がりによる動作不良を防止することができる。現在主流となっているコンパクトタイプの食器洗い機においては給水ホースの標準長さは1300mmであり、別売品として短尺タイプのものがあり、最短のもので800mmとなっている。したがって、本実施例中の寸法をL1=250mm、L2=800mmとすれば、L3=L2+2×L1=1300mmとなり、給水ホース109の長さを800mm〜1300mmの幅で自由に調整することができる。
なお、上記実施例では給水ホース収納部106および給水ホース109の経路を構成する全ての部材を食器洗い機の背面に設けた場合について述べたが、天面、側面、底面などの他の面に設けても同様の効果が得られる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態として、給水ホース収納部106を食器洗い機の底面(下部トレー102の内部)に設け、給水口107を食器洗い機の背面に設けた場合を図5に示す。以下に明示しない構成は第1の実施形態と共通である。
本実施形態では、給水ホース固定部材111によって、給水ホース109が給水ホース収納部106の給水口107側の開口部近傍に固定されている。したがって、給水ホース109の出し入れによるストレスが給水口107および電磁弁108に直接伝わらないため給水口107近傍のシール性を確保できる。
(第3の実施形態)
図6、図7に、第3の実施例として、給水ホース収納エリアに吸音材を添付した例を示す。以下に明示しない構成は第1の実施形態と共通である。
図6、図7に示す通り、洗浄槽101の外壁面の給水ホース収納部106部分や外装板103の内壁面に、例えば、ウレタン樹脂を発泡させスポンジ状に形成した吸音部材119を添付することにより、通常、ゴム製やエラストマー部材で構成される給水ホースと洗浄槽101の外壁面・外装板103の内壁面との間に発生する摩擦を低減させることが出来るので、食器洗い機の運転中の騒音を低減させるという吸音部材119としての効果の他に、給水ホース109を出し入れする際にスムースな出し入れを行うことが出来る。
なお、直線状仕切り117の給水ホース摺動壁面に吸音部材119を貼付することでも、給水ホース109のスムースな出し入れ効果を増すことが出来る。また、本実施形態においては、吸音材をウレタン樹脂を発泡させたものとしたが、この例に限らず、ある程度の厚みを有する吸音材であればかまわない。例えば、フエルト等が考えられる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態に関わる背面視内部構造図を図8に示し説明する。
この実施形態で記載しない点は第1の実施形態と共通である。
図8において、本実施形態の特有な点である金属製の補強部材120を設けており(図8(a)参照)、この補強部材120は、洗浄槽のほぼ中央でしかも上下に渡り設けたもので、使用者が外装板に手を突いたときの変形を防止するためである。さらに、この補強部材はある程度の厚みを有しており、そのため、給水ホース109の出し入れの際、該ホース109がこの補強部材120に接してことで、給水ホースの垂れ下がりを防止するようにしている。
ここで、この補強部材120は、上部で前記洗浄槽上端101に覆い被さるように係合し(図8(a)のa−a断面図である図8(b)参照)、さらに下部で下部ケース102とネジで螺合する(図8(a)のb部拡大図である図8(c)参照)ことにより固定されている。
本発明に係る食器洗い機は、キッチンに設置して利用することができる。
本発明の実施形態における食器洗い機の側面視内部構造図。 (給水ホース収納時) 本発明の第一の実施形態における食器洗い機の背面視内部構造図。 (給水ホース収納時) 本発明の第一の実施形態における食器洗い機の背面視内部構造図。 (給水ホース露出時) 本発明の第一の実施形態の応用例を示す食器洗い機の背面視内部構造図。 本発明の第二の実施形態における食器洗い機の斜視内部構造図。 本発明の第三の実施形態における食器洗い機の側面視内部構造図。 本発明の第三の実施形態における食器洗い機の背面視内部構造図。 本発明の第四の実施形態における食器洗い機の背面視内部構造図。 第一の例として挙げた従来の食器洗い機のホース収納構造。 第二の例として挙げた従来の食器洗い機のホース収納構造。
符号の説明
101 … 洗浄槽
102 … 下部トレー
103 … 外装板
104 … 扉体
105 … 操作部
106 … 給水ホース収納部
107 … 給水口
108 … 給水弁
109 … 給水ホース
110 … ガイド部材
111 … 給水ホース固定部材
112 … 警告テープ
113 … 折れ防止部材
114 … 給水ホース出入口
115 … 給水ホース固定兼左右案内部材
116 … 凹部
117 … 直線状仕切り
118 … 円弧状仕切り
119 … 吸音部材
120 … 補強部材

Claims (8)

  1. 食器などの被洗浄物を収納する洗浄槽と、前記洗浄槽を覆う外装部材と、前記洗浄槽に水または湯を供給するために前記洗浄槽の背面または側面に設けた給水口と、一端が前記給水口に接続され一端が給水源に接続される給水ホースと、前記洗浄槽と前記外装部材との間に設けた給水ホース収納空間と、前記給水ホース収納空間に収納された前記給水ホースを前記給水ホース収納空間より機外へ出し入れするための給水ホース出入口とを備えた食器洗い機において、前記給水ホースの伸出時に前記給水ホース収納空間内で前記給水ホースが形成するホース曲げ径を前記給水ホースの折れ限界径以上に規制する1つまたは複数の折れ防止部材を設け、前記給水口から前記折れ防止部材を経由して前記給水ホース出入口に到るまでの前記給水ホースの軌道の最小径が前記給水ホースの折れ限界径以上となる位置に前記折れ防止部材を配設することを特徴とする食器洗い機。
  2. 前記給水ホースの伸出・収納時に前記給水ホースの伸出・収納方向を規制するためのホースガイド部材を前記給水ホース出入口の近傍に設け、
    前記ホースガイド部材によって規制される伸出・収納方向の延長線上に前記ホース収納空間が位置することを特徴とする請求項1記載の食器洗い機。
  3. 前記給水ホースの収納時に前記給水ホースの少なくとも一部が当接する仕切り部材を前記給水ホース収納空間に備えることを特徴とする請求項1記載の食器洗い機。
  4. 前記洗浄槽と前記外装部材との間の空間内において、前記給水口に接続された前記給水ホースが前記給水ホース収納空間に収納される直前に、前記給水ホースの少なくとも一部を前記洗浄槽に固定するための給水ホース固定部材を備えることを特徴とする請求項1記載の食器洗い機。
  5. 前記給水ホース出入口より機外へ露出した前記給水ホースの少なくとも一部を前記外装部材に略固定するための給水ホース固定部材を備えることを特徴とする請求項1記載の食器洗い機。
  6. 前記給水ホースの最大伸出時に、前記給水ホースにおける、前記食器洗い機外へ露出した部分のうち、前記給水ホース出入口近傍の箇所に目印を付けたことを特徴とする請求項1記載の食器洗い機。
  7. 前記給水ホースの最大伸出時に、前記洗浄槽に固定するための、前記給水ホース固定部材の上端近傍の給水ホース壁面に、前記給水ホース固定部材のホース摺動部径よりも大きいフランジを設けていることを特徴とする請求項4記載の食器洗い機。
  8. 前記洗浄槽と前記外装部材との間に構成される給水ホース収納空間のうち、前記給水ホースと前記洗浄槽との間、又は給水ホースと外装板との間に、発泡材などからなる吸音材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の食器洗い機。

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