JP2004303083A - 画像出力装置およびプログラム - Google Patents

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Masaya Hashimoto
昌也 橋本
Takeshi Morikawa
武 森川
Hiromasa Kawabata
博征 川畑
Daisuke Sakiyama
大輔 崎山
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Abstract

【課題】自己の記憶装置の記憶領域を効率よく使用でき、他の外部装置に対しては、なるべく負担をかけないようにして、ユーザが蓄積させておきたい画像データの蓄積を可能にする複写機を提供することを目的とする。
【解決手段】HDDを備えるMFP(複写機)において、HDDがフルでなく(ステップS603で「NO」)、(HDDの空き容量)<(第1ページの原稿の画像データの容量)であることを判断すると(ステップS605で「YES」)、当該画像データを分割し(ステップS606)、分割された一方のデータをHDDに蓄積させる(ステップS607)。そして、他のMFPに対し、残りのデータの格納を要求し(ステップS604)、格納可能であれば(ステップS610)、それを送信して(ステップS611)、蓄積させる。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像出力装置およびそのプログラムに関し、特に画像データの蓄積技術の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、コピー機能、ファックス機能等の複合機能を備え、コピージョブ、ファックスジョブ時にスキャナから読み取った画像データ等を、内蔵のハードディスク等の記憶装置に蓄積しておき、必要なときにコピー出力やファックス送信等を可能にした多機能複写機が提案されている。
【0003】
この多機能複写機によれば、蓄積された画像データを利用することによって、例えば同一の原稿を何回も読み取るといった処理を行わなくても当該原稿のコピー出力を何回も行える等のメリットがある。
ところが、画像データを蓄積する記憶装置にも容量の限界があることから、空き容量が蓄積すべき画像データの容量よりも少なくなると、それ以降のコピージョブ等による画像データについては蓄積できないことになる。
【0004】
そこで、例えば特許文献1には、一のジョブの画像データを蓄積しようとするとき、自己の記憶装置に蓄積できるだけの空き容量がなく蓄積できない場合には、ネットワークを介して接続されている一の外部機器に、そのデータを一括して送信し蓄積させておき、記憶装置の空き容量が増えると、当該外部機器からデータを返送させて、記憶装置に蓄積させる複写機が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−234493号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、例えば複写機側の記憶装置に、ある程度の空き領域が残っていても蓄積できないと判断されると、画像データを外部機器に送信してしまうので、複写機側のその空き領域は使用されないことになって効率が悪く、また外部機器側にとっては、他の複写機のために自己の記憶領域が減って負担となり、本来の蓄積すべきデータを蓄積できなくなる場合も生じ得る。
【0007】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、自己の記憶装置の記憶領域を効率よく使用でき、他の外部機器に対しては、なるべく負担をかけないようにしながら、ユーザが蓄積させておきたい画像データの蓄積を可能にする複写機等の画像出力装置およびプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る画像出力装置は、受け付けた画像データを内部蓄積データと外部蓄積データに分割し、前記内部蓄積データを記憶手段に蓄積すると共に前記外部蓄積データをネットワークを介して接続されている外部機器に蓄積させ、当該分割して蓄積された画像データを出力する画像出力装置であって、前記内部蓄積データおよび前記外部蓄積データと、その各蓄積先に関する情報とが対応付けられた管理情報を保持する保持手段と、前記内部蓄積データと前記外部蓄積データを、各蓄積先から取得する取得手段と、取得された内部蓄積データと外部蓄積データとを結合し、これを出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
ここで、上記「画像データ」とは、最終的にイメージ化が可能な全てのデータを意味しており、例えばテキストデータであってもフォント展開されてイメージ化が可能な以上、本発明における「画像データ」に含まれるものである。
本発明に係る画像出力装置は、受け付けた画像データを蓄積し、出力要求に基づいて、蓄積されている画像データを出力する画像出力装置であって、記憶手段と、前記受け付けた画像データを内部蓄積データと外部蓄積データに分割する分割手段と、前記内部蓄積データを前記記憶手段に蓄積させる蓄積手段と、ネットワークを介して接続されている外部機器の中から、前記外部蓄積データの蓄積先となる外部機器を探索し、探索された外部機器に前記外部蓄積データを送信する探索送信手段と、前記内部蓄積データおよび前記外部蓄積データと、その各蓄積先に関する情報とが対応付けられた管理情報を保持する保持手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る画像出力装置は、記憶手段と、出力対象となる画像データが、内部蓄積データと外部蓄積データとに分割され、当該内部蓄積データが、前記記憶手段に蓄積されており、前記外部蓄積データが、ネットワークを介して接続された外部機器に蓄積されている場合における、前記内部蓄積データおよび前記外部蓄積データと、その各蓄積先に関する情報とが対応付けられた管理情報を保持する保持手段と、前記内部蓄積データと前記外部蓄積データを、各蓄積先から取得する取得手段と、取得された内部蓄積データと外部蓄積データとを結合し、これを出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
本発明のプログラムは、受け付けた画像データを蓄積し、出力要求に基づいて、蓄積された画像データを出力する画像出力装置に、前記受け付けた画像データを内部蓄積データと外部蓄積データに分割する分割処理と、前記内部蓄積データを画像出力装置の記憶手段に蓄積させる蓄積処理と、ネットワークを介して接続されている外部機器の中から、前記外部蓄積データの蓄積先となる外部機器を探索し、探索された外部機器に前記外部蓄積データを送信する探索送信処理と、前記内部蓄積データおよび前記外部蓄積データと、その各蓄積先に関する情報とが対応付けられた管理情報を保持する保持処理と、を含む処理を実行させることを特徴とする。
【0012】
本発明のプログラムは、画像データを出力する画像出力装置に、出力対象となる画像データが、内部蓄積データと外部蓄積データとに分割され、前記内部蓄積データが画像出力装置の記憶手段に蓄積されており、前記外部蓄積データが、ネットワークを介して接続された外部機器に蓄積されている場合における、前記内部蓄積データおよび前記外部蓄積データと、その各蓄積先に関する情報とが対応付けられた管理情報を保持する保持処理と、前記内部蓄積データと前記外部蓄積データを、各蓄積先から取得する取得処理と、取得された内部蓄積データと外部蓄積データとを結合し、これを出力する出力処理と、を含む処理を実行させることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態に係る画像処理システム1の全体構成を示す図である。同図に示すように、画像処理システム1は、画像出力装置としてのMFP(Multiple Function Peripheral)100、200、300と、クライアント端末400が、ネットワーク、ここではLAN(Local Area Network)10を介して接続されてなり、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いて互いに各種データのやりとりが可能になっている。
【0014】
MFP100は、▲1▼セットされた原稿の画像を読み取り、読み取って得られたデータに基づいて画像を用紙にプリント(印刷)するコピージョブ、▲2▼原稿の画像を読み取り、読み取って得られたデータをHDD107(図2参照)内に蓄積させるスキャンジョブ、▲3▼クライアント端末400からネットワーク10を介して送信されて来る、画像の印刷に用いるためのPDL(Page Description Language)形式等のデータに基づいて、当該画像を用紙に印刷するプリントジョブ等の各種ジョブを実行する機能を有する多機能デジタル複写機である。以下、コピージョブ等において読み取りにより得られたデータ、プリントジョブによるPDL形式等のデータを、イメージ化が可能なデータを示すものとして「画像データ」ということにする。
【0015】
また、MFP100は、ユーザからの、実行されたジョブによる画像データの蓄積指示を受け付けると、当該画像データをジョブ単位でHDD107内に蓄積させる。また、出力指示を受け付けると、指示されたジョブの画像データをHDD107から読み出して、印刷を実行する機能を有している。
さらに、データ蓄積の際に、HDD107の空き容量が少ないため、蓄積しようとする画像データを一括して蓄積できない場合には、当該画像データを内部蓄積データと外部蓄積データに分割して、内部蓄積データを自己のHDD107内に、外部蓄積データを他のMFPの記憶装置内に分けて蓄積し、出力指示を受け付けると、内部蓄積データをHDD107から読み出すと共に、当該他のMFPから外部蓄積データを返送させて、印刷を実行することもできるようになっている。
【0016】
なお、MFP200、300は、MFP100と基本的に同じ構成なので、ここでの説明は省略するものとする。
一方、クライアント端末400は、パーソナルコンピュータからなり、文書、図面等作成のためのアプリケーションソフトを備えており、作成された文書等の画像の印刷に用いるためのPDL形式等のデータを生成し、これをMFP100等に送信して、プリントジョブを実行させる。その際、ユーザは、キーボード等からデータの蓄積を指示することができ、クライアント端末400は、その指示があると、送信すべきデータに蓄積指示を示す信号を付加させる。MFP100等では、受信したデータに当該蓄積指示信号が付加されていると、これをデータの蓄積指示として受け付ける。
【0017】
以下、MFP100の構成およびMFP100において実行される画像データ分割等の処理の内容について詳述する。
図2は、MFP100の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、MFP100は、主な構成要素として、通信インターフェース(I/F)部101、制御部102、スキャナ部103、プリンタ部104、操作パネル105、メモリ106およびHDD107を備えている。
【0018】
通信I/F部101は、LANカード、LANボードといったLAN10に接続するためのインターフェースである。
スキャナ部103は、セットされた原稿の画像を読み取って、原稿の画像データを得る公知の装置である。
プリンタ部104は、公知の電子写真方式により、スキャナ部103で読み取られた画像データに基づいて当該画像を用紙に印刷する。また、クライアント端末400からのプリントデータを、印刷のためのデータに変換し、変換後のデータに基づいて文書等の画像を印刷する。
【0019】
操作パネル105は、ここでは図示を省略しているが、コピースタートボタンやコピー枚数設定等のためのテンキーなどの他、表面にタッチパネルが積層された液晶表示部が設けられている。
この液晶表示部には、ユーザからの、コピージョブ等の各ジョブの選択、実行指示等を受け付ける画面(不図示)、およびジョブによる画像データを蓄積させるか否かの選択入力を受け付けるデータ蓄積選択入力受付画面(不図示)、現に蓄積されている画像データに対する、ジョブ名、蓄積先等を一覧表示する蓄積データ表示画面(不図示)、蓄積データの出力(印刷)指示を受け付ける蓄積データ印刷指示画面(不図示)等が表示されるようになっている。
【0020】
ユーザは、タッチ操作により、必要な画面を選択し表示させて、その画面からデータ蓄積の指示、ジョブ名等の一覧表示、印刷指示等を行うことができる。なお、蓄積データ表示画面は、後述の管理テーブル1061(図4参照)に書き込まれている内容(ジョブ名、ジョブID、ページ数、画像管理情報)が読み出されて、一覧形式にされて表示されるものである。
【0021】
HDD107は、ハードディスクドライブからなる記憶装置であり、各ジョブによる画像データ等が蓄積される。
メモリ106は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリからなり、管理テーブル1061を有している。管理テーブル1061の内容については、後述する。なお、メモリとしては、揮発性のSRAM等を用いることもできるが、電源オフでも管理テーブル1061の内容が消去されない(保持できる)ように、揮発性メモリを用いる場合には、電源オフの際に、その内容をHDD107に退避させて(書き込んで)おき、電源ON時に再度メモリ106に復帰させる(書き込む)構成とされる。
【0022】
制御部102は、CPU、ROM等からなり、ROMから必要なプログラムを読み出して、各部の動作タイミングを統一的に制御し、円滑なコピージョブ、プリントジョブ等の動作を実現させる。また、操作パネル105の液晶表示部に各種画面を表示させると共に、その入力情報を受信する。
また、所定時間経過しても操作パネル105からの入力がなかった場合やジョブ等が実行されないと、通信I/F部101と自己(制御部102)を除く、他のプリンタ部104、メモリ106、HDD107等への給電を自動的に停止して節電する節電モードに移行させるようにしており、操作パネル105の解除キー(不図示)が押されたり、他のMFPからのプリントジョブ実行要求や各種信号等を受信すると、節電モードを解除して、プリンタ部104等への給電を開始する処理を実行する。
【0023】
さらに、画像データを蓄積させるデータ蓄積処理、蓄積されたデータに基づいて印刷を行う蓄積データ印刷処理等を実行する。
図3は、データ蓄積処理の内容を示すフローチャートであり、ジョブが実行される毎に、当該ジョブとは別に行われる。
同図に示すように、実行されるジョブについて、ユーザからのデータ蓄積指示があったか否かを判断する(ステップS101)。この判断は、コピージョブの場合には、上記データ蓄積選択入力受付画面において、データ蓄積が選択されたか否かにより行われ、またプリントジョブの場合には、受信したデータに上記蓄積指示信号が付加されているか否かにより行われる。なお、スキャンジョブの場合には、蓄積を前提として、そのままステップS102に移る。
【0024】
蓄積指示があったことを判断すると(ステップS101で「YES」)、当該ジョブによる、第1ページから最終ページまでの全原稿の画像データの内、第Nページ(Nは、原稿のページ番号を示す変数:当該処理開始時には「1」に設定されているものである。)、ここでは第1ページの原稿について、その画像データの容量(大きさ)を求める(ステップS102)。
【0025】
具体的には、本実施の形態では、各ジョブによる画像データをHDD107に蓄積する場合、当該ジョブの、全ページの原稿の画像データを一時的にメモリ106内に格納させた後、HDD107に空き容量が十分にあればその全部をHDD107に蓄積させるが、全ページ分の空き容量がなければ、ページ単位で、HDD107と外部MFPのHDDに分割させて蓄積させるようにしており、制御部102は、メモリ106に格納されている画像データの内、第1ページの原稿の画像データの、格納領域の先頭と最後のアドレスを参照し、その参照結果からデータの容量を求める。
【0026】
そして、第1ページの原稿の画像データをHDD107内に格納可能な否かを判断する(ステップS103)。この判断は、求めたデータ容量と、HDD107の空き容量の大きさを比較することにより行われる。そして、(データ容量)≦(HDD107の空き容量)であれば、格納可能と判断し(ステップS103で「YES」)、そのデータをHDD107内に格納し(ステップS104)、ステップS109に移る。なお、格納の際のファイル名は、後述するように、ジョブIDの次に原稿のページ番号を付加した数値(図4参照:111111等)で表したものとされる。
【0027】
一方、(データ容量)>(HDD107の空き容量)であれば、格納不可と判断し(ステップS103で「NO」)、ネットワーク10に接続されている外部のMFPの中からデータを格納可能なMFPを探索する。具体的には、MFP200、300に対し、データの格納要求を行う(ステップS105)。より詳しくは、格納を要求する信号と共にそのデータ容量を示す情報をMFP200、300宛に送信して、各MFPからの応答を待つ。各MFPにおける当該格納要求を受け付けたときの処理(データ格納要求受付処理)の内容については後述するが、各MFPは、格納要求の応答として、データ格納可能または不可である旨の通知を要求元(ここでは、MFP100)に返信する。
【0028】
制御部102は、各MFPからの格納要求に対する応答を受信すると(ステップS106)、受信した応答結果から格納可能なMFPが存在するか否かを判断する。
格納可能なMFPが存在することを判断すると(ステップS107で「YES」)、その外部のMFPに当該画像データを送信する(ステップS108)。その際、上記ファイル名を示す情報も送信する。当該外部のMFPは、後述のデータ格納要求受付処理において、送信されて来た画像データを受信して、当該画像データを当該ファイル名で自己のHDD内に格納させる。
【0029】
なお、格納可能な外部のMFPが複数ある場合には、例えば最もHDDの空き容量が多いMFPを選択することができる。各MFPから、格納可または不可を示す情報と共に、自己の空き容量の大きさを示す情報を応答として受信する構成とすれば良い。この意味で、ステップS105〜S108の処理は、データ格納可能な装置を探し、送信する探索送信処理であり、制御部102は、探索送信手段としての機能を有しているといえる。また、上記では画像データを格納可能な装置を探索するとしたが、例えば予め蓄積先となるべき装置を決めておき、その装置に送信して蓄積させる構成とすることもできる。
【0030】
画像データを送信すると、送信した画像データに対するジョブ名等を示す情報(管理情報)を管理テーブル1061に書き込む(ステップS109)。
図4は、管理テーブル1061の構成を示す図である。
同図に示すように、管理テーブル1061には、ジョブ名、ジョブID、ページ数および画像管理情報の各欄が設けられている。
【0031】
制御部102は、「ジョブ名」欄に、実行されたジョブ名を、「ジョブID」欄に、当該ジョブの識別のために自動的に付与した数値を、「ページ数」欄に、当該ジョブに係る原稿の総ページ数を、「画像管理情報」欄の「ページ番号」欄に、原稿のページ番号を、「蓄積先」欄に、当該ページ番号に対応する、そのデータの蓄積先(存在する場所)を書き込む。
【0032】
ここで、「ジョブID」は、各ジョブで異なる数値が付与されるようになっており。「蓄積先」は、蓄積先の装置情報としての、装置名(MFP100等)の後に、格納場所情報としての、その画像データのファイル名(ジョブIDの次にページ番号を付加した数値)が続く形態で表わされるようになっている。
例えば、レコード1062、1063に示すように、ジョブIDが「11111」の「コピージョブ」の、第「1」ページの原稿の画像データに対するファイル名は「111111」になり、第「2」ページの原稿の画像データに対するファイル名は「111112」になる。そして、第「1」ページの原稿の画像データがMFP100のHDD107に格納された場合には、蓄積先が「MFP100/111111」とされ、第「2」ページの原稿の画像データがMFP200のHDDに格納された場合には、蓄積先が「MFP200/111112」とされることになる。制御部102は、管理テーブル1061を参照すれば、何番のジョブIDのジョブにおける、何ページ目の原稿の画像データがどの装置に何というファイル名で格納されているかを知ることができる。この意味で、管理テーブル1061は、画像データの蓄積先に関する情報を保持する保持手段としての機能を持っているものである。また、ページ番号は、各ページの原稿の画像データをページ順に出力させる場合における順番を示す順番情報として用いられるものである。
【0033】
図3に戻って、制御部102は、ステップS110において、変数Nの値(ここでは「1」)に「1」をインクリメントして、ステップS111において、Nの値(ここでは、「2」)が最終ページのページ番号と一致しているか否かを判断する。
ここで、一致していない、すなわち最終ページの原稿について、その画像データの蓄積を終わっていないことを判断すると(ステップS111で「NO」)、ステップS102に戻って、次に第2(N=2)ページの原稿について、その画像データの容量を求める。ステップS102〜S110の処理を繰り返し実行し、N=最終ページのページ番号になるまで、第2ページ以降の各ページの原稿の画像データを順次格納させて行く。
【0034】
そして、N=最終ページのページ番号、すなわち全ページ分の蓄積が終了したことを判断すると(ステップS111で「YES」)、変数Nの値を「1」に設定して(ステップS112)、ステップS101に戻る。その際、メモリ106内に格納させておいた全ページの原稿の画像データを破棄する。
一方、ステップS107で格納可能なMFPが存在しないことを判断すると、データを自己および他のMFPいずれでも蓄積できないということになるので、メモリ106内にある全ページの原稿の画像データを破棄して(ステップS113)、ステップS101に戻る。
【0035】
図5は、データ格納要求受付処理の内容を示すフローチャートである。
ここでは、MFP200が、MFP100からデータ格納要求を受け付けた場合の処理内容を説明する。
同図に示すように、外部のMFP(MFP100)からデータ格納要求があったことを判断すると(ステップS201で「YES」)、自己が節電モード中であるか否かを判断する(ステップS202)。この判断は、節電フラグ(節電モードに移行したときに「1」に設定され、節電モードが解除されると「0」に設定されるフラグ)を参照することにより行われる。
【0036】
節電モードでないことを判断すると(ステップS202で「NO」)、ステップS204に移って、HDD107の空き容量を検出する。一方、節電モードであることを判断すると(ステップS202で「YES」)、節電モードを解除して(ステップS203)、HDD107等の各部への給電を開始し、ステップS204に移る。
【0037】
そして、検出された空き容量が所定量よりも多いことを判断すると(ステップS205で「YES」)、格納要求元の外部のMFP(MFP100)に対し、当該要求の応答として、データの格納が可能であることを示す通知を送信する(ステップS206)。
そして、当該外部のMFP(MFP100)から、格納すべき画像データとその格納のためのファイル名を示す通知を受信すると、当該画像データを当該ファイル名でHDD107内に格納させる(ステップS207)。
【0038】
一方、検出された空き容量が所定量以下であることを判断すると(ステップS205で「NO」)、データの格納が不可であることを示す通知を送信する(ステップS208)。なお、上記所定量は、例えば原稿画像1ページ分のデータとして想定される最大の容量等として予め設定されるものであり、固定値であっても良いし、またユーザにより操作パネル105等から任意に変更可能な構成としても良い。
【0039】
上記ステップS202で節電モードが解除されていたことを判断すると(ステップS209で「YES」)、節電モードに移行して(ステップS210)、ステップS201に戻り、節電モードではなかったことを判断すると(ステップS209で「NO」)、そのままステップS201に戻る。
なお、上記したように、MFP100、200等は、基本的に同じ構成なので、MFP100が他のMFPからデータ格納要求を受け付けた場合も上記同様の処理が実行されることになる。
【0040】
図6は、蓄積データ出力処理の内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、ユーザからの出力(印刷)要求があったか否かを判断する(ステップS301)。この判断は、上記操作パネル105の液晶表示部に表示される蓄積データ印刷指示受付画面において、ユーザからのジョブIDの入力と、印刷実行の指示があったか否かにより行われる。
【0041】
出力要求があったことを判断すると(ステップS301で「YES」)、管理テーブル1061を参照して、入力されたジョブIDに対するジョブの出力対象ページ、ここでは第1ページの原稿の画像データに対する画像管理情報を読み出す(ステップS302)。そして、第1ページの原稿の画像データが自己のHDD107に格納されているか否かを判断する(ステップS303)。例えば、図4に示すように、ジョブIDが「11111」であった場合、第1ページの原稿の画像データ蓄積先は、MFP100であるので、HDD107ということになる。また、第2ページの原稿であれば、蓄積先がMFP200であるので、HDD107ではないことになる。
【0042】
HDD107には格納されていない、すなわち外部のMFPに格納されていることを判断すると(ステップS303で「NO」)、そのMFPに対しデータ転送を要求する(ステップS304)。このデータ転送要求の際には、要求する画像データのファイル名を指定する。
他のMFPからデータを受信すると、これをメモリ106に転送して一時的に格納させて(ステップS305)、ステップS307に移る。なお、外部のMFPが転送要求を受け付けたときの処理(転送要求受付処理)については、後述する。この意味で、ステップS304、S305は、外部蓄積データの蓄積先の外部機器から当該データを取得する取得手段としての機能を有するものである。
【0043】
一方、当該画像データがHDD107内に格納されていることを判断すると(ステップS303で「YES」)、当該ファイル名(例えば、ジョブIDが「11111」であり、第1ページの原稿の場合には、ファイル名「111111」になる。)のデータをHDD107から読み出して、これをメモリ106に転送して一時的に格納させて(ステップS306)、ステップS307に移る。この意味で、ステップS306は、内部蓄積データの蓄積先のHDD107から当該データを取得する取得手段として機能するものである。
【0044】
ステップS307では、第1ページの原稿の画像データをメモリ106からさらにプリンタ部104に転送して、プリンタ部104において、そのデータに基づく印刷処理を行って、ステップS308に移る。これにより、第1ページの原稿画像の印刷が行われたことになる。
ステップS308では、最終ページに対する原稿画像の印刷処理が終了したか否かを判断する。ここで、まだ終了していないことを判断すると(ステップS308で「NO」)、ステップS302に戻って、S307までの処理を実行し、第2ページの原稿の画像データの印刷処理を実行する。
【0045】
例えば、第2ページの原稿が、図4に示すジョブID「11111」のものである場合には、ステップS304において、MFP200に対しファイル名「111112」のデータの転送を要求することになる。
ステップS302〜S308の処理を繰り返し実行し、第2ページ以降の各ページの原稿画像の印刷処理を順次実行する。
【0046】
最終ページの原稿画像の印刷処理が終了したことを判断すると(ステップS308で「YES」)、ステップS301に戻る。これにより、一のジョブの、全ページの原稿画像の印刷処理が終了したことになる。この意味で、ステップS302〜S308は、ページ単位で分割された一のジョブの画像データを、ページ順に結合して出力する出力手段として機能するものである。
【0047】
このように、一のジョブについて、その全ページの原稿の画像データをページ単位で分割して自己のHDDと他のMFPに蓄積させた場合であっても、印刷出力時には、データ分割時に生成された管理テーブル1061を参照して、蓄積先から画像データを収集し、分割された画像データを一のジョブの画像データとしてまとめて(結合して)印刷出力するようにしているので、ユーザにとっては、蓄積先から画像データを返送させるための操作等、データ収集に関する操作を一切行う必要がなく使い勝手が良い。
【0048】
図7は、転送要求受付処理の内容を示すフローチャートである。
ここでは、MFP200が、MFP100から転送要求を受け付けた場合の処理内容を説明する。
同図に示すように、外部のMFP(MFP100)からデータ転送要求があったことを判断すると(ステップS401で「YES」)、自己が節電モード中であるか否かを判断する(ステップS402)。この判断は、上記ステップS202と同様に、節電フラグを参照することにより行われる。
【0049】
節電モードでないことを判断すると(ステップS402で「NO」)、ステップS404に移る。一方、節電モードであることを判断すると(ステップS402で「YES」)、節電モードを解除して、HDD107等の各部への給電を開始し(ステップS403)、ステップS404に移る。
ステップS404では、転送要求時に指定されたファイル名の画像データをHDD107から読み出す。そして、読み出した画像データを転送要求元のMFP(MFP100)に転送する(ステップS405)。
【0050】
上記ステップS402で節電モードが解除されていたことを判断すると(ステップS406で「YES」)、節電モードに移行して(ステップS407)、ステップS401に戻る。また、節電モードではなかったことを判断すると(ステップS406で「NO」)、そのままステップS401に戻る。
なお、上記ではMFP200がMFP100からの転送要求を受け付けた場合の例を説明したが、、MFP100が他のMFPから転送要求を受け付けた場合も上記同様の処理が実行されることになる。
【0051】
以上説明したように、本実施の形態のMFPは、自己のHDD内に一のジョブの画像データを一括して蓄積できない場合に、当該画像データをページ単位で分割して、自己のHDDと外部のMFPのHDDに分けて蓄積させる構成にしている。例えば、蓄積すべき画像データが10ページ分のデータであり、自己のHDDに5ページ分の画像データを格納できる空き容量しか残っていない場合であっても、10ページ分の画像データを5ページ分と5ページ分に分けて、自己と外部のMFPそれぞれのHDDに格納させることができるようになる。
【0052】
これにより、従来のように、自己のHDDに5ページ分の空き容量が残っていてもそれを使用せず、また外部機器に対しては10ページ分の画像データの容量を借りることにより負担をかけてしまうといったことがなくなり、外部機器への負担を少なくすると共に、自己のHDDの空き領域を効率良く使用できるという効果を奏する。
【0053】
そして、分割時に、各ジョブについて、分割された各画像データと、その蓄積先が対応付けられた管理テーブルを作成するので、当該管理テーブルを参照すれば、一のジョブの、何ページ目の原稿のデータが、どのMFPに蓄積されているかを知ることができ、分割された各ページの原稿の画像データを収集して、一のジョブとしてまとめて印刷出力することができる。
【0054】
したがって、ユーザは蓄積されているジョブの画像データについて、印刷したいものを操作パネル上から選択するだけで済み、操作性が向上する。
また、上記ではユーザが、画像データを蓄積させるかさせないかを選択、指示するとしたが、例えば実行されるジョブ全てのデータを蓄積させる構成とすれば、選択のための操作も不要になり、さらに操作性が向上するという効果がある。
【0055】
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、一のジョブの画像データを、ページ単位で分割して、分割した各ページの画像データを、自己のHDDと他のMFPに分けて蓄積させておく構成としたが、本実施の形態では、1ページ分の画像データを複数に分割し、これを自己のHDDと他のMFPに分けて蓄積させる構成としており、その点が大きく異なっている。以下、第1の実施の形態と異なる内容を中心に説明し、同じ内容については、その説明を省略することにする。また、同じ部材については、同じ符号を用いるものとする。
【0056】
図8は、本実施の形態に係る管理テーブル1065の構成を示す図である。
同図に示すように、管理テーブル1065には、ジョブ名、ジョブIDおよび画像管理情報の各欄が設けられている。
ここでジョブ名とジョブIDについては、第1の実施の形態と同じものである。「画像管理情報」欄には、「ページ番号」「順番情報」「蓄積先」欄が設けられている。ページ番号については、第1の実施の形態と同じであり、原稿のページ番号に相当するものである。
【0057】
「順番情報」欄には、原稿1ページについて、その画像データが分割された場合に、後で、それらを1ページの画像データとして結合する際の順番を示す情報が書き込まれる。同図の例では、第1ページの原稿画像のデータが2つに分割されており、その順番情報が「1」「2」となっている。これは、「1」の次に「2」のデータが続くことを示したものであり、その順でデータを結合すると、第1ページの原稿の画像データに戻すことができることになる。
【0058】
「蓄積先」欄は、蓄積先の装置情報としての「IPアドレス」、格納場所情報としての「HDDアドレス」「サイズ」欄に分けられている。
「IPアドレス」欄には、当該画像データの蓄積先となるMFPのネットワーク上におけるIPアドレスが書き込まれる。また、「HDDアドレス」欄には、当該画像データのHDD内における先頭の格納アドレスが書き込まれる。
【0059】
同図の例では、第1ページについて、その原稿の画像データの、第1の部分(順番が「1」の部分)が、アドレス「150.XX〜.77」の装置(例えば、MFP100)のHDD内において「0X0〜67」を先頭のアドレスとした格納領域に格納され、第2の部分(順番が「2」の部分)が「150.XX〜.78」の装置(例えば、MFP200)のHDD内において「0XF〜98」を先頭のアドレスとした格納領域に格納されていることを示している。
【0060】
なお、画像データを、他のMFPに送信して格納させる場合における当該他のMFPのHDDアドレスについては、自己では解らないため、そのアドレスを示す情報を当該他のMFPから取得して、それを書き込むようにしている。具体的には、後述のように、格納要求に対する応答としての格納可能通知の際に、当該HDDアドレスを当該他のMFPから送信してもらうようにしているのである。
【0061】
「サイズ」欄には、データの容量が書き込まれる。このサイズは、後述のステップS606において求められるものである。
図9は、本実施の形態におけるデータ蓄積処理の内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、まずユーザからのデータ蓄積指示があったか否かを判断する(ステップS601)。この処理は、上記ステップS101と同じである。
【0062】
蓄積指示があったことを判断すると(ステップS601で「YES」)、当該ジョブによる画像データの内、第Nページ、ここでは第1ページの原稿の画像データをメモリ106内に設けられた所定の格納領域に格納させる(ステップS602)。この所定の格納領域は、メモリ106内において所定のページ数分のデータを格納できる容量を持った領域であり、ここでは、その領域が一杯になると、古いデータから順次消去することで新たなデータを格納できるようにしており、メモリ106とHDD107双方に同じものを格納させる、いわゆるミラーリングとして用いられるものである。なお、メモリ106の所定の格納領域に格納されている画像データが、何番のジョブIDのジョブの、何ページ目の原稿の画像データであるかを管理するためのメモリ管理テーブル(すなわち、管理テーブル1065と同様の内容を示すテーブル)が別途設けられており(不図示)、その内容は、画像データの格納、消去に伴って更新されて行くようになっている。
【0063】
ステップS603では、HDD107がフル状態、すなわちデータを格納できるだけの空き容量が全くない状態であるか否かを判断する。
ここで、フル状態であることを判断すると(ステップS603で「YES」)、格納不可であるから、他のMFPに対しデータの格納要求を行う(ステップS604)。この処理は、上記ステップS105と同じである。
【0064】
一方、フル状態でないことを判断すると(ステップS603で「NO」)、ある程度の空き容量があることになるので、その空き容量と、第1ページの画像データの容量について、その大きさを比較する(ステップS605)。当該画像データの容量は、上記ステップS102の処理と同様に、メモリ106内のデータ格納領域のアドレスを参照することにより求められる。
【0065】
(HDD空き容量)<(画像データの容量)でない、すなわち(HDD空き容量)≧(画像データの容量)である場合には(ステップS605で「NO」)、当該画像データを自己のHDD107に格納し(ステップS608)、ステップS612に移る。
一方、(HDD空き容量)<(画像データの容量)であることを判断すると(ステップS605で「YES」)、当該画像データをそのままHDD107に格納できないため、これを分割する(ステップS606)。ここでは、当該画像データを、HDD107の空き容量の大きさに相当する第1の部分と、残りの第2の部分に分割する。その際、第1に部分が順番1に、第2の部分が順番2になるように決められる。第1の部分に相当するデータをメモリ106から読み出して、これをHDD107に格納させる(ステップS607)。
【0066】
第2の部分については、HDD107に格納できないので、ステップS604に移って、他のMFPに対し、データの格納要求を行う。
当該格納要求を受け付けた他のMFPにおける「データ格納要求受付処理」は、基本的に第1の実施の形態と同じであるが、ステップS206だけが異なっている。すなわち、格納可能通知に加えて、HDDに格納させる際の空き領域における先頭の格納アドレスを示す情報(図8のHDDアドレス欄の「0X・・」等)を合わせて送信するものである。
【0067】
ステップS609では、各MFPからの応答を受信する。これは、上記ステップS106と同じ処理である。
以下、ステップS610〜S616の処理については、上記ステップS107〜S113の各処理と同様である。すなわち、格納可能なMFP(例えば、MFP200)に対し、当該第2の部分の画像データとHDDアドレスを示す情報を送信して、当該第2の部分の画像データをMFP200のHDD内における当該HDDアドレスを先頭アドレスとした部分に格納させる(ステップS611)。
【0068】
そして、第1ページの原稿画像のデータに対する管理情報(ジョブ名、ジョブID、画像管理情報)を管理テーブル1065に書き込み、管理情報を作成する(ステップS612)。
順番情報については、分割時に決められた順番が、IPアドレスについては、蓄積先となるMFPに対し予め付与されたIPアドレスが、HDDアドレスについては、自己のHDD107に蓄積される場合にはその先頭アドレスが、他のMFPに蓄積される場合には、当該他のMFPから送られて来た先頭の格納アドレスが、サイズについては、分割されなかった場合には、ステップS605において求められた容量が、分割された場合には、ステップS606で分割されたときにおける各部分の画像データの容量が、それぞれ書き込まれる。
【0069】
そして、現在のNの値に「1」をインクリメントして(ステップS613)、当該Nの値が最終ページの値と一致していなければ(ステップS614で「NO」)、ステップS602に戻って、第2ページの原稿の画像データについて蓄積の処理を行う。N=最終ページの値になるまで、ステップS603〜S614の処理を繰り返し実行し、N=最終ページの値になると(ステップS614で「YES」)、Nの値を「1」に設定して(ステップS615)、ステップS601に戻る。
【0070】
一方、他のMFPにデータを格納できなければ(ステップS610で「NO」)、メモリ106内の当該ジョブのデータを全て破棄して(ステップS616)、ステップS601に戻る。
図10は、本実施の形態に係る蓄積データ出力処理の内容を示すフローチャートである。
【0071】
同図に示すように、ユーザからの出力(印刷)要求があったか否かを判断する(ステップS701)。この処理は、上記ステップS301と同じである。
出力要求があったことを判断すると(ステップS701で「YES」)、管理テーブル1061を参照して、入力されたジョブIDに対するジョブの出力対象ページ、ここでは第1ページの原稿の画像データに対する管理情報を読み出す(ステップS702)。そして、第1ページの原稿の、1ページ分全ての画像データが、メモリ106内の上記所定の格納領域に格納されているか否かを判断する(ステップS703)。この判断は、上記メモリ管理テーブルの内容を参照することにより行われる。
【0072】
格納されていることを判断すると(ステップS703で「YES」)、それをプリンタ部104に転送させて、プリンタ部104において、そのデータに基づく印刷を行って(ステップS704)、ステップS709に移る。これにより、第1ページの原稿画像の印刷が行われたことになる。
一方、メモリ106に格納されていないことを判断すると(ステップS703で「NO」)、読み出した管理情報から、その画像データがHDD107に格納されているか否かを判断する(ステップS705)。
【0073】
HDD107に格納されていることを判断すると(ステップS705で「YES」)、HDD107の、管理テーブル1065のHDDアドレス欄に書き込まれているアドレスを先頭として、当該画像データのサイズ分に相当する領域のデータを読み出して、これをメモリ106に転送させて(ステップS708)、ステップS103に戻る。
【0074】
HDD107に格納されておらず、他のMFPに格納されていることを判断すると(ステップS705で「NO」)、当該他のMFPにデータ転送要求を行う(ステップS706)。この転送要求の際には、HDDアドレスとサイズを示す情報も送信される。
当該転送要求を受け付けた他のMFPにおける「転送要求受付処理」は、第1の実施の形態と基本的に同じであるが、ステップS404だけが異なっている。すなわち、転送要求にHDDアドレスとサイズの情報が含まれているため、ステップS404では、当該アドレスを先頭として、そのサイズ分に相当する領域のデータを読み出す処理を行うものである。
【0075】
当該他のMFPからの画像データを受信すると、これをメモリ106に転送して(ステップS707)、ステップS703に戻る。
なお、画像データが、上記ステップS606において分割されたものである場合には、順番が最も小さいもの、図8の例であれば「1」の画像データについて、ステップS705〜S708の処理を行い、そのデータをメモリ106に格納させる。その後、次の順番「2」の画像データについて同様にステップS705〜S708の処理を行って、その画像データをメモリ106に格納させる。その格納の際、元の1ページ分の画像データとして出力できるように、分割された各画像データを順番情報の順番に応じてメモリ106内で展開して結合させる。
【0076】
第1ページの画像データがメモリ106に格納されると(ステップS703でで「YES」)、それをプリンタ部104に送って第1ページの原稿画像の印刷実行し(ステップS704)、ステップS709に移る。
ステップS709では、全ページの原稿画像の印刷出力が終了したか否かを判断する。ここで、まだ終了していないことを判断すると(ステップS709で「NO」)、ステップS702に戻って、ステップS702〜S709の処理を繰り返し実行し、第2ページ以降の各ページの原稿画像の印刷を順次実行する。
【0077】
最終ページの原稿画像の印刷が終了したことを判断すると(ステップS709で「YES」)、ステップS701に戻る。これにより、一のジョブによる原稿画像の印刷出力が終了したことになる。
以上説明したように、本実施の形態のMFPは、原稿1ページ分の画像データを自己のHDDに格納できない場合には、これを分割して、自己のHDDと、他のMFPに分けて格納させる構成なので、たとえ自己のHDDに1ページ分のデータを格納できるだけの空き容量が残っていなくても、データの蓄積が可能になり、HDDの空き領域をさらに効率良く使用することができる。
【0078】
また、HDDに格納すべきデータを、メモリ106にも格納させている。メモリ106への格納量が一定の容量を超えると古いものから消去されていくが、これにより、画像データがメモリ106に格納されていれば、メモリ106から読み出せば良く、HDD107にアクセスする必要がないので、その分読み出しを速めることができ、結果的に印刷の開始を早めることが可能になる。
【0079】
(第3の実施の形態)
上記実施の形態では、MFPが、自己が行ったジョブの画像データを自己のプリンタ部から印刷出力させる場合の構成例を説明したが、本実施の形態では、他のMFPにより実行されたジョブの画像データを、自己のジョブのものとまとめて(バインドして)印刷出力するジョブバインド機能を実行可能な構成になっており、その点が大きく異なっている。
【0080】
ここでは、ジョブバインド機能の内容を中心に説明し、第1の実施の形態と同じ内容については、その説明を省略することにする。また、同じ部材については、同じ符号を用いるものとする。
図11は、本実施の形態における蓄積データ出力処理の内容を示すフローチャートである。
【0081】
同図に示すように、この蓄積データ出力処理は、第1の実施の形態のものと基本的に同じであるが、ステップS301の前に、ステップS800のジョブバインドの実行が選択されたか否かを判断する処理が入っており、この点が異なっている。
本実施の形態では、上記の蓄積データ印刷指示受付画面に、ジョブバインド機能を選択するための選択キーが表示されるようになっており、この選択キーがユーザによりタッチされると、ジョブバインド機能が選択されたと判断する。なお、ジョブバインド機能が選択されなかった場合には、第1の実施の形態と同じ処理、すなわちステップS301以降の処理が実行される。
【0082】
ジョブバインド機能が選択されたことを判断すると(ステップS800で「YES」)、ステップS900のバインド処理を実行する。
図12は、バインド処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、操作パネル105の液晶表示部に、自己と、ネットワーク10に接続されている他のMFPの名称(例えば、MFP100、200等)をリスト表示させる(ステップS901)。ネットワーク10に接続されているMFPの名称は、例えば予め登録しておけば、それを読み出して表示させることができる。
【0083】
ユーザは、当該リスト表示の、その名称の部分をタッチすることで、バインドしたいジョブのデータを管理しているMFPを一つ以上選択することができる。
自己(MFP100)が選択されたことを判断すると(ステップS902で「YES」)、管理テーブル1061に現に書き込まれているジョブ名、ジョブID等の管理情報を全部読み出して(ステップS903)、それを液晶表示部に一覧表示させて(ステップS904)、ステップS905に移る。一覧表示された画面1071の例を図13(a)に示す。自己が選択されなかった場合には(ステップS902で「NO」)、ステップS905に移る。
【0084】
一方、他のMFPが選択されたことを判断すると(ステップS905で「YES」)、選択されたMFPに対し管理情報の送信を要求する(ステップS906)。当該選択されたMFPは、管理情報の送信要求を受け付けると、自己の管理テーブルに現に書き込まれている内容を全部読み出して、これを管理情報として、要求元(MFP100)に送信する。なお、選択されたMFPが複数ある場合には、各MFPに対し、当該送信要求を行う。
【0085】
MFP100は、他のMFPから管理情報を受信すると(ステップS907)、これを液晶表示部に一覧表示させる(ステップS908)。一覧表示された画面1072の例を図13(b)に示す。なお、複数のMFP(例えば、MFP100と他のMFP)が選択された場合には、画面上において、各管理情報を並べて一覧表示させる。
【0086】
そして、一覧表示されている全ジョブの内から、バインド対象となる2以上のジョブの、ユーザからの選択入力を受け付ける(ステップS906)。ここでは、ユーザは、一覧表示されている管理情報の内、ジョブ名が表示されている部分をタッチすることにより、ジョブを選択することができるようになっている。図13(a)の内容の表示例において一番上のジョブを選択する場合であれば、「コピー」の表示部分をタッチすれば良い。
【0087】
ユーザ選択入力の受付が終わると、選択された2以上のジョブに対する管理情報を結合し(ステップS910)、メインルーチンにリターンする。
図13(c)は、図13(a)に示すジョブID「XXX」のジョブと、図13(b)に示すジョブID「YYY」のジョブが選択された場合における各ジョブの管理情報を結合した管理情報テーブル1073の構成例を示したものである。
【0088】
MFP100は、図11に示すメインルーチンにおいて、この結合後のテーブル1073の情報を、印刷すべき一のジョブに対する管理情報として印刷を実行する。すなわち、テーブル1073を参照し、上から順に各ページ番号の原稿の画像データを、その蓄積先から読み出して(他のMFPに蓄積されている場合には、当該他のMFPから転送させて)、その画像データに基づく印刷を実行するものである。
【0089】
以上説明したように、本実施の形態のMFPは、他のMFPから管理情報を取得するので、取得した管理情報と自己の管理情報から、自己のジョブと他のMFPのジョブによる画像データをまとめて出力することができる。したがって、ユーザは、一のMFPを操作するだけで、他のMFPにより蓄積処理された原稿画像のデータをも、当該一のMFPにおいて印刷出力させることができるようになり大変便利である。
【0090】
また、管理情報の取得という点から、各MFPが他のMFPの管理情報を共有することが可能になり、例えば自己が管理情報を生成していなくても、他のMFPから管理情報を取得すれば、その管理情報から画像データの各蓄積先を知得でき、その蓄積先から必要な画像データを収集して印刷出力を実行することも可能である。
【0091】
なお、上記では、本発明に係る画像出力装置をMFPに適用した場合の例を説明したが、スキャナ等により読み取られた、もしくは他の外部機器等から送信されて来る画像データを受け付け、受け付けた画像データを蓄積し、蓄積されているデータに基づいて印刷出力を行うものであれば、MFPに限られず、プリンタ、FAX等に適用することもできる。また、蓄積対象とされる画像データについては、最終的にイメージ化が可能なデータであれば、その形式は特に限定されず、例えばビットマップ形式、TIFF形式、テキスト等の各種形式のデータとすることができる。さらに、出力形態としては、印刷出力に限られず、例えばディスプレイへの表示も出力形態の一つとしてとらえることもできる。
【0092】
また、本発明は、画像出力装置に限らず、画像データを分割して蓄積する方法、分割して蓄積されている画像データを収集して出力する方法等、上記した方法をコンピュータにより実現するプログラムに適用することもできる。そのプログラムとしては、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体、Smart Media(登録商標)などのフラッシュメモリ系記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態でインターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。
【0093】
また、本発明に係るプログラムは、上記に説明した処理をコンピュータに実行させるための全てのモジュールを含んでいる必要はなく、例えば通信プログラムやオペレーティングシステム(OS)に含まれるプログラムなど、別途情報処理装置にインストールすることができる各種汎用的なプログラムを利用して、本発明の各処理をコンピュータに実行させるようにしても良い。従って、上記した本発明の記録媒体に必ずしも上記全てのモジュールを記録している必要はないし、また必ずしも全てのモジュールを伝送する必要もない。さらに所定の処理を専用ハードウェアを利用して実行させるようにすることができる場合もある。
【0094】
(変形例)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記第1の実施の形態における蓄積データ出力処理では、ユーザからの印刷要求を自己の操作パネル105から受け付けたが(ステップS301)、例えばMFP200やクライアント端末400等の外部機器から受け付ける構成とすることもできる。この場合、外部機器において、ユーザがジョブIDを入力することができるようにしておき、外部機器が、入力されたジョブIDを印刷要求と共にMFP100に送信する構成とすれば良い。
【0095】
(2)上記第1の実施の形態では、データ蓄積処理において、どのMFPにも画像データを蓄積できない場合、そのデータを破棄する(ステップS113)としたが、例えばHDD107内の不要なファイルを削除して空き領域を増やす旨のメッセージを操作パネル105に表示させると共に、データを一旦メモり106に退避させておき、HDD107の空き領域が増えると、退避させておいたデータをメモリ106からHDD107に転送させる構成とすることもできる。また、公知の圧縮技術を用いてデータを圧縮させてHDD等に格納させる構成とすることができる。
【0096】
(3)上記第2の実施の形態では、ステップS606において、1ページ分の画像データを、HDDに蓄積するための第1の部分と、他のMFPに蓄積させるための第2の部分に分割し、第2の部分をいずれかのMFPに蓄積させる構成(S611)としたが、第2の部分をさらに複数に分割して、複数のMFPに蓄積させる構成とすることも可能である。
【0097】
なお、上述した具体的実施形態には、特許請求の範囲請求項1〜5に記載した発明以外にも、以下の構成を有する発明が含まれている。
[1]上記請求項1、2に記載の画像出力装置において、前記分割手段は、(前記画像データの容量)≧(前記記憶手段の空き容量)の場合、前記内部蓄積データが、前記記憶手段の空き容量に相当する容量になるように、前記画像データを分割することを特徴としている。
【0098】
このようにすれば、自己の記憶手段の空き領域を最も効率良く使用できるようになる。
[2]上記請求項1、2に記載の画像出力装置において、前記保持手段は、分割されたデータを元の画像データに戻すための順番情報を、内部蓄積データと外部蓄積データに対応付けて保持しており、前記出力手段は、当該順番情報に応じて内部蓄積データと外部蓄積データを結合することを特徴としている。
【0099】
これにより、分割の有無に関係なく、例えば分割により出力時におけるページ順が異なってしまうといったことを防止できる。
[3]上記請求項1〜3に記載の画像出力装置において、前記管理情報の蓄積先に関する情報は、蓄積先となる装置を示す装置情報と、その装置内の格納場所を示す格納場所情報を含むことを特徴としている。
【0100】
これにより、蓄積先の装置(自己も含む)と、その格納場所を特定でき、データの取得が容易になる。
[4]上記請求項1〜3に記載の画像出力装置において、前記管理情報を生成する生成手段を有し、前記保持手段は、前記生成手段により生成された管理情報を保持することを特徴としている。
【0101】
[5]上記請求項1〜3に記載の画像出力装置において、前記管理情報を前記外部機器から取得する管理情報取得手段を有し、前記保持手段は、前記管理情報取得手段により取得された管理情報を保持することを特徴としている。
これにより、当該管理情報を外部機器と共有することが可能になる。例えば、前記外部機器が、画像データの蓄積に際し、画像データを分割し、その分割されたデータの蓄積先に関する情報を管理情報として保持する画像出力装置、すなわち請求項2に記載の画像出力装置と同一の機能を有する装置である場合、当該外部機器において保持されている管理情報を取得して参照すれば、当該外部機器で分割されて各記憶手段に蓄積されている画像データを、当該画像出力装置は、その各記憶手段(蓄積先)から取得して出力できるようになる。したがって、ユーザにとってみれば、一の画像出力装置に対する出力の操作を行うだけで、他の外部機器により分割、蓄積されている画像データを当該一の画像出力装置から出力させることが可能になり、当該外部機器のところへ出向いて行って出力の操作を行うといった手間が不要であり、大変使い勝手が良くなる。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る画像出力装置は、画像データを内部蓄積データと外部蓄積データに分割し、内部蓄積データを記憶手段に蓄積し、外部蓄積データを外部機器に蓄積させ、前記内部蓄積データと前記外部蓄積データの蓄積先に関する情報を保持しており、そして前記内部蓄積データと前記外部蓄積データを各蓄積先から取得すると、これらを結合して出力する構成なので、従来に比べて、自己の記憶手段の空き領域を効率良く使用できると共に、外部機器に対しては記憶領域を借りることによる負担を軽減できるという効果を奏する。さらに、ユーザにとってみれば、蓄積、出力指示を行うだけで済み、画像データの分割、収集に関する操作については何も行う必要がなく操作性が良い。
【0103】
また、本発明に係る画像出力装置は、画像データを内部蓄積データと外部蓄積データに分割し、内部蓄積データを記憶手段に蓄積し、外部蓄積データを、蓄積先として探索された外部機器に送信し、前記内部蓄積データと前記外部蓄積データの蓄積先に関する情報を保持する構成なので、従来に比べて、自己の記憶手段の空き領域を効率良く使用できると共に、外部機器に対しては記憶領域を借りることによる負担を軽減できる。また、例えば外部蓄積データの蓄積先を示す情報を表示させるようにすれば、ユーザは、どの機器に蓄積されているかを確認することが可能になる。
【0104】
本発明に係る画像出力装置は、出力対象となる画像データが、内部蓄積データと外部蓄積データとに分割され、前記内部蓄積データが記憶手段に蓄積されており、前記外部蓄積データが、ネットワークを介して接続された外部機器に蓄積されている場合における、当該内部蓄積データと当該外部蓄積データの蓄積先に関する情報を保持しており、そして前記内部蓄積データと前記外部蓄積データを各蓄積先から取得すると、これらを結合して出力する構成なので、従来に比べて、自己の記憶手段の空き領域を効率良く使用できると共に、外部機器に対しては記憶領域を借りることによる負担を軽減できるという効果を奏する。さらに、ユーザにとってみれば、出力指示を行うだけで済み、画像データの収集に関する操作については何も行う必要がなく操作性が良い。
【0105】
また、本発明に係るプログラムは、画像データを内部蓄積データと外部蓄積データに分割し、内部蓄積データを画像出力装置の記憶手段に蓄積し、外部蓄積データを、蓄積先として探索された外部機器に送信し、前記内部蓄積データと前記外部蓄積データの蓄積先に関する情報を保持する処理を実行するので、従来に比べて、画像出力装置の記憶手段の空き領域を効率良く使用できると共に、外部機器に対しては記憶領域を借りることによる負担を軽減できる。
【0106】
本発明に係るプログラムは、出力対象となる画像データが、内部蓄積データと外部蓄積データとに分割され、前記内部蓄積データが画像出力装置の記憶手段に蓄積されており、前記外部蓄積データが、ネットワークを介して接続された外部機器に蓄積されている場合における、当該内部蓄積データと当該外部蓄積データの蓄積先に関する情報を保持しており、そして前記内部蓄積データと前記外部蓄積データを各蓄積先から取得すると、これらを結合して出力する構成なので、従来に比べて、画像出力装置の記憶手段の空き領域を効率良く使用できると共に、外部機器に対しては記憶領域を借りることによる負担を軽減できるという効果を奏する。さらに、ユーザにとってみれば、出力指示を行うだけで済み、画像データの収集に関する操作については何も行う必要がなく操作性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る画像処理システムの全体構成を示す図である。
【図2】MFPの構成を示すブロック図である。
【図3】データ蓄積処理の内容を示すフローチャートである。
【図4】管理テーブルの構成例を示す図である。
【図5】データ格納要求受付処理の内容を示すフローチャートである。
【図6】蓄積データ出力処理の内容を示すフローチャートである。
【図7】転送要求受付処理の内容を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施の形態に係る管理テーブルの構成例を示す図である。
【図9】第2の実施の形態に係るデータ蓄積処理の内容を示すフローチャートである。
【図10】第2の実施の形態に係る蓄積データ出力処理の内容を示すフローチャートである。
【図11】第3の実施の形態に係る蓄積データ出力処理の内容を示すフローチャートである。
【図12】第3の実施の形態に係るバインド処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。
【図13】(a)は、第3の実施の形態におけるMFPの管理情報の表示画面の例を示す図であり、(b)は、他のMFPによる管理情報の表示画面の例を示す図であり、(c)は、(a)(b)に示す情報を結合して生成された管理情報テーブルの内容例を示した図である。
【符号の説明】
1 画像処理システム
10 LAN
100、200、300 MFP
102 制御部
104 プリンタ部
105 操作パネル
106 メモリ
107 HDD
1061、1065、1073 管理テーブル
1071、1072 管理情報表示画面

Claims (5)

  1. 受け付けた画像データを内部蓄積データと外部蓄積データに分割し、前記内部蓄積データを記憶手段に蓄積すると共に前記外部蓄積データをネットワークを介して接続されている外部機器に蓄積させ、当該分割して蓄積された画像データを出力する画像出力装置であって、
    前記内部蓄積データおよび前記外部蓄積データと、その各蓄積先に関する情報とが対応付けられた管理情報を保持する保持手段と、
    前記内部蓄積データと前記外部蓄積データを、各蓄積先から取得する取得手段と、
    取得された内部蓄積データと外部蓄積データとを結合し、これを出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする画像出力装置。
  2. 受け付けた画像データを蓄積し、出力要求に基づいて、蓄積されている画像データを出力する画像出力装置であって、
    記憶手段と、
    前記受け付けた画像データを内部蓄積データと外部蓄積データに分割する分割手段と、
    前記内部蓄積データを前記記憶手段に蓄積させる蓄積手段と、
    ネットワークを介して接続されている外部機器の中から、前記外部蓄積データの蓄積先となる外部機器を探索し、探索された外部機器に前記外部蓄積データを送信する探索送信手段と、
    前記内部蓄積データおよび前記外部蓄積データと、その各蓄積先に関する情報とが対応付けられた管理情報を保持する保持手段と、
    を備えることを特徴とする画像出力装置。
  3. 記憶手段と、
    出力対象となる画像データが、内部蓄積データと外部蓄積データとに分割され、当該内部蓄積データが、前記記憶手段に蓄積されており、前記外部蓄積データが、ネットワークを介して接続された外部機器に蓄積されている場合における、前記内部蓄積データおよび前記外部蓄積データと、その各蓄積先に関する情報とが対応付けられた管理情報を保持する保持手段と、
    前記内部蓄積データと前記外部蓄積データを、各蓄積先から取得する取得手段と、
    取得された内部蓄積データと外部蓄積データとを結合し、これを出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする画像出力装置。
  4. 受け付けた画像データを蓄積し、出力要求に基づいて、蓄積された画像データを出力する画像出力装置に、
    前記受け付けた画像データを内部蓄積データと外部蓄積データに分割する分割処理と、
    前記内部蓄積データを画像出力装置の記憶手段に蓄積させる蓄積処理と、
    ネットワークを介して接続されている外部機器の中から、前記外部蓄積データの蓄積先となる外部機器を探索し、探索された外部機器に前記外部蓄積データを送信する探索送信処理と、
    前記内部蓄積データおよび前記外部蓄積データと、その各蓄積先に関する情報とが対応付けられた管理情報を保持する保持処理と、
    を含む処理を実行させるためのプログラム。
  5. 画像データを出力する画像出力装置に、
    出力対象となる画像データが、内部蓄積データと外部蓄積データとに分割され、前記内部蓄積データが画像出力装置の記憶手段に蓄積されており、前記外部蓄積データが、ネットワークを介して接続された外部機器に蓄積されている場合における、前記内部蓄積データおよび前記外部蓄積データと、その各蓄積先に関する情報とが対応付けられた管理情報を保持する保持処理と、
    前記内部蓄積データと前記外部蓄積データを、各蓄積先から取得する取得処理と、
    取得された内部蓄積データと外部蓄積データとを結合し、これを出力する出力処理と、
    を含む処理を実行させるためのプログラム。
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