JP2004298424A - 昇降棚付き収納庫 - Google Patents

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賢悟 浦住
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Abstract

【課題】電動昇降棚の収納スペース部に、ユーザーが自分の使い勝手に合わせた収納形態を作り出すことができ、また、収納スペース部に被収納物を出し入れ可能な昇降棚付き収納庫を提供する。
【解決手段】昇降棚付き収納庫1は、ケース104と、ケースに電動で昇降可能に取付けられ収納引き出し可能な電動昇降棚105とを備え、システムキッチンの上部に配置される。電動昇降棚は、一対の側板143の間に縦方向に設けられて電動昇降棚の内部を、主要収納棚部30と収納スペース部31とに区画する仕切り板40と、収納スペース部に設けられ、側板と仕切り板40に取付けられた受けレール41と、スライド自在に受けレールに係合し被収納物を支持する支持部材42とを有する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、システムキッチン(複合厨房家具)などの上部に配置される昇降棚付き収納庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
台所の上方空間を有効に活用するために、システムキッチンなどの上部に吊戸棚や収納庫を配置する場合がある。この吊戸棚や収納庫は高い位置にあるので、椅子などを使って被収納物の出し入れをすることが多い。
そこで、昇降動作可能な昇降棚を吊戸棚などに設け、この昇降棚を下方に引き出し可能にした昇降棚付き収納庫が知られている。
【0003】
たとえば、特許文献1(実開昭57−12045号公報)には、正面戸棚部と、この正面戸棚部の背部に設けられ前方が開口した収納箱(昇降棚)とからなり、且つこの収納箱を下方に引き出し自在となした吊戸棚が提案されている。
この吊戸棚は、椅子などに頼らなくても被収納物を吊戸棚の奥の方に容易に出し入れすることを目的としており、収納箱は、前方のみが開口した矩形状をなしている。
そして、収納箱の内側には、被収納物を整理するための吊金具や棚などの各種部材が設けられており、これら各種部材は、決まった位置に固定されている。
【0004】
【特許文献1】
実開昭57−12045号公報(第1頁,第1図,第2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ユーザー(人)が流し台(キッチン)で調理などを行うとき、収納箱に対して被収納物を出し入れする状態は、個人個人で異なっており、また調理作業の内容によっても異なる場合が多い。
そのため、ユーザーは、吊金具や棚などを自分の使い勝手に合わせて変更したいと思ってもなかなか難しいので、不便を感じながらも収納箱に被収納物を出し入れするというのが実情であった。前記特許文献1にも、そのための対策に関する記載はない。
また、乾いた被収納物と濡れた被収納物があると、これらを同じ昇降棚内に収納するのは湿気の点で好ましくないので、このような場合でも良好な収納形態を任意に作り出すことができれば好都合である。
【0006】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、電動昇降棚に形成された収納スペース部に、ユーザーが自分の使い勝手に合わせた良好な収納形態を任意に且つ容易に作り出すことができ、また、収納スペース部に対して被収納物を容易に出し入れすることができる昇降棚付き収納庫を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明にかかる昇降棚付き収納庫は、下方が開口したケースと、このケースに電動で昇降可能に取付けられて収納引き出し可能な電動昇降棚とを備え、キッチンの上部に配置される昇降棚付き収納庫であって、前記電動昇降棚は、一対の側板の間に縦方向に設けられて前記電動昇降棚の内部を、幅広で乾燥または収納の機能を有する主要収納棚部と幅の狭い収納スペース部とに区画する少なくとも1枚の仕切り板と、前記収納スペース部に少なくとも一つ設けられ、前記側板および前記仕切り板の少なくとも一方に前後方向にほぼ水平に取付けられた受けレールと、前後方向にスライド自在にこの受けレールに係合し被収納物を支持可能な支持部材とを備えている。
前記受けレールは、前記側板に少なくとも一つ設けられるとともに、前記仕切り板の前記収納スペース部側の面に少なくとも一つ設けられているのが好ましい。
前記支持部材は、前記被収納物の種類に応じて複数種類設けられ、前記受けレールに着脱可能であるのが好ましい。
前記電動昇降棚は、2枚の前記仕切り板で仕切られた前記主要収納棚部の両側に前記収納スペース部が一対配置されているのが好ましい。
前記昇降棚付き収納庫には、下方が開口した付属ケースとこの付属ケースに手動で昇降可能に取付けられて収納引き出し可能な手動昇降棚とを有する昇降棚部が並設され、前記手動昇降棚は、一対の側板の間に縦方向に設けられて前記手動昇降棚の内部を複数の収納スペース部に区画する少なくとも1枚の仕切り板と、前記収納スペース部に少なくとも一つ設けられ、前記側板および前記仕切り板の少なくとも一方に前後方向にほぼ水平に取付けられた受けレールと、前後方向にスライド自在にこの受けレールに係合し被収納物を支持可能な支持部材とを備えた場合であってもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる実施の形態の一例を、図1ないし図8を参照して説明する。
図1は、昇降棚付き収納庫とシステムキッチンの正面図、図2は図1のII−II線平面図、図3は、図1に示す昇降棚付き収納庫と昇降棚部の概略正面図、図4,図5は、それぞれ図1に示す昇降棚付き収納庫の詳細な正面図,側面から見た内部構造図である。
図6(A)は、本発明の基本的な構成の昇降棚付き収納庫の正面図、図6(B)は、その変形例にかかる昇降棚付き収納庫の正面図、図7は、被収納物を収納した状態の昇降棚の部分正面図、図8は、被収納物を収納した状態の昇降棚付き収納庫の正面図である。
なお、説明の便宜上、図1の左,右,上,下,紙面前方,紙面後方を、それぞれ昇降棚付き収納庫とシステムキッチンの左方,右方,上方,下方,前方,後方として説明する。
【0009】
図1ないし図8に示すように、本実施形態では、台所に設置されるキッチンの一種であるシステムキッチン(複合厨房家具)2の上部に昇降棚付き収納庫(以下、収納庫と記載)1が配置された場合を例にとって説明する。なお、収納庫1は、キッチンとしての流し台の上部に配置された場合であってもよい。
図1ないし図5に示す実施形態では、電動の収納庫1に手動(または、電動)の昇降棚部3が並設された場合を示している。なお、本発明にかかる昇降棚付き収納庫1自体の基本的な構成は、図6(A)に示すように電動昇降棚7のみが設けられた場合である。したがって、収納庫1に昇降棚部3が並設されていない場合であってもよい。
【0010】
システムキッチン2は、床面上に設置されたキャビネット10を有している。キャビネット10には、各種形状,構造の複数の引き出し(引き出し11,12,13など)が、引き出し収納自在に設けられている。
キャビネット10は、左方から右方に順次並設された、コンロキャビネット14,一方の調理台キャビネット15,シンクキャビネット16および他方の調理台キャビネット17と、キャビネット14〜17の上部を覆って取付けられたワークトップ18とにより構成されている。
コンロキャビネット14にはコンロ19が組み込まれている。一方の調理台キャビネット12の上部のワークトップ18は調理台20になっている。シンクキャビネット16の上部のワークトップ18には、シンク21が形成されている。
他方の調理台キャビネット17には食器洗い乾燥機22が取付けられ、上部のワークトップ18は調理台20になっている。
各キャビネット14〜17の内方の左右には、側板23が縦方向に設けられ、側板23もキャビネット10の一部を構成している。隣合うキャビネット14〜17同士の間の側板23は仕切り壁の機能を有しており、コンロキャビネット14の左側の側板23と他方の調理台キャビネット17の右側の側板23は、それぞれ外壁板としての機能を有している。
【0011】
このように、コンロキャビネット14に、コンロ19,複数の引き出しなどが設けられて、単体としての厨房家具が構成されている。これと同様に、他のキャビネット15,16もそれぞれシンク21や引き出しなどを有し、キャビネット17も食器洗い乾燥機22と引き出しを有しているので、システムキッチン2は、単体としての厨房家具が複合した複合厨房家具を構成している。
各キャビネット14〜17にそれぞれ設けられた引き出しのうち、キャビネット14〜17の最下段に配置された引き出し(引き出し11など)は、蹴込み24が形成され内部の収納用スペースを広くするように蹴込み24の奥も含んだ構成を有する足下収納引き出しである。
【0012】
収納庫1の横にはレンジフード26が並設されている。レンジフード26は、コンロ19の上方で且つ収納庫1の左側に配置されている。レンジフード26は、台所の壁および天井の一方または両方に、取付け具(図示せず)を介して支持されている。
なお、上方に延びた立ち上がり部(図示せず)をシステムキッチン2に設け、この立ち上がり部にレンジフード26を設けてもよい。
【0013】
収納庫1は、端部(ここでは、左側端部)に昇降棚部3を有してシステムキッチン2の上部に配置されている。収納庫1は、レンジフード26と並んで右方向にほぼ水平に延びて配置された吊戸棚になっており、台所の壁および天井の一方または両方に取付け具(図示せず)を介して支持されている。
収納庫1は、下方が開口したケース104と、ケース104に電動で昇降可能に取付けられて収納引き出し可能な電動昇降棚105とを備えている。電動昇降棚105内には、被収納物6を出し入れ可能に収納できる。
被収納物6の種類としては、調理中に頻繁に使用されるものたとえば、調味料6a,ふきん6b,まな板6c,キッチンペーパー6d,小物類6e,食品類(粉物,パック類),お茶類,その他各種のものがある。
電動昇降棚105は、左右に縦方向に設けられた互いに平行な一対の側板143と、側板143の間にほぼ水平に取付けられた底板147および天井板(図示せず)と、側板143,底板147,天井板に固定されて背面に配置された背板148とを有し、前方が開放された矩形状をなしている。
【0014】
ケース104は、矩形状に形成されて下方が開口している。ケース104の後面と収納棚部3の後面は、レンジフード26の後面と面一になっており、ケース104の上面と収納棚部3の上面とレンジフード26の上面は、ほぼ水平方向に面一になっている。
したがって、収納庫1,昇降棚部3およびレンジフード26を、台所の壁面や天井面などに対して隙間がないように容易に設置することができる。
【0015】
電動昇降棚105は、少なくとも一枚(ここでは、二枚)の仕切り板40と、受けレール41と、支持部材42とを備えている。二枚の仕切り板40は、一対の側板143の間に縦方向に設けられている。仕切り板40は、電動昇降棚105の内部を、幅広で乾燥または収納の機能を有する主要収納棚部30と、幅の狭い収納スペース部31とに区画している。
収納棚部30において、その上下方向の中間に棚32がほぼ水平に配置されている。棚32の両端部は仕切り板40に固定され、後面は背板148に固定されている。主要収納棚部30は乾燥の機能を有しているので、ここに被収納物を収納すれば、温風により被収納物が乾燥する。なお、主要収納棚部30は、収納の機能のみを有し乾燥機能がない場合であってもよい。
主要収納棚部30の両側に一対の収納スペース部31が配置されている。各収納スペース部31は、一方の側板143,仕切り板40,底板147,天井板,背板148により、前方が開放した矩形状をなしている。
【0016】
図1〜図5,図6(A),図7,図8に示す電動昇降棚105,7では、二枚の仕切り板40で仕切られた主要収納棚部30の両側に一対の収納スペース部31が設けられた場合を示している。このようにすれば、電動昇降棚全体としての左右のバランスがよいので、設計上および外観上好ましい。
なお、図6(B)に示す電動昇降棚7aのように、主要収納棚部30の一方のみ(ここでは、右方のみ)に収納スペース部31が設けられた場合であってもよい。
この電動昇降棚7aでは、一枚の仕切り板40が、一対の側板143の間に縦方向に設けられて、電動昇降棚7aの内部を主要収納棚部30と収納スペース部31とに区画している。
【0017】
電動昇降棚105では、受けレール41は、収納スペース部31毎に少なくとも一つ(ここでは、二つまたは三つ)設けられ、側板143および仕切り板40の少なくとも一方(ここでは、両方)に、前後方向にほぼ水平に取付けられている。
左側の収納スペース部31における受けレール41は、側板143に少なくとも一つ(ここでは、一つ)設けられるとともに、仕切り板40の収納スペース部31側の面に少なくとも一つ(ここでは、二つ)設けられている。
右側の収納スペース部31における受けレール41は、側板143には設けられていないが、仕切り板40の収納スペース部31側の面には少なくとも一つ(ここでは、二つ)設けられている。仕切り板40を縦方向に配置したので、受けレール41を、この仕切り板40の任意の高さ位置に設けることができる。
支持部材42は、前後方向にスライド自在に受けレール41に係合し、被収納物6を支持可能である。受けレール41にそれぞれ支持部材42を係合させて、各支持部材42で被収納物6をそれぞれ支持すれば、収納スペース部31の空間全体を有効に使って被収納物6を収納することができる。
【0018】
電動昇降棚105(電動昇降棚7,7aも同様)によれば、ユーザーが自分の使い勝手に合わせた良好な収納形態を任意に且つ容易に作り出すことができ、また、収納スペース部31に対して被収納物6を容易に出し入れすることができる。
収納庫1の前方表面は、平面視でシステムキッチン2の前方表面より後方に下がった位置に配置されている。電動昇降棚105は、下方に引き出されるとシンク21の後方側に位置する。
ユーザーがシステムキッチン2で調理などの作業を行うとき、電動昇降棚105を下方に引き出した状態で被収納物6を容易に出し入れできて使い勝手がよく、また、電動昇降棚105が下方に引き出されてもそれほど作業の邪魔にはならない。
【0019】
左右の各収納スペース部31では、二つの受けレール41が仕切り板40の表面に上下に並んでほぼ平行に取付けられている。左の収納スペース部31の側板143の内面には、一つの受けレール41が取付けられている。収納スペース部31に設ける受けレール41の数は他の場合であってもよい。
受けレール41には、スライド部材(図示せず)が前後方向にスライド自在に係合しており、このスライド部材は支持部材42の所定位置に固定されている。したがって、支持部材42は、受けレール41とスライド部材を介して電動昇降棚105に対して前後方向に自在に移動する。
【0020】
支持部材42は、被収納物6の種類に応じて複数種類設けられ、受けレール41に着脱可能である。支持部材42は、各種の被収納物6を支持し易いように、線材や板材などにより所定形状に形成されている。
たとえば、支持部材42として、調味料ラック42aは調味料6aを、ふきん掛けラック42bはふきん6bを、まな板ラック42cはまな板6cを、ペーパーホルダ42dはキッチンペーパー6dを、小物ラック42eは小物類6eを、それぞれ支持可能である。
【0021】
各収納スペース部31における収納形態の分類の一例として、調味料6aを収納する調味料収納タイプ(図7(A))、ふきん6bおよびまな板6cなど濡れた状態の被収納物を収納するウェット収納タイプ(図7(B))、および、キッチンペーパー6dや小物類6eなど乾いた状態の被収納物を収納するドライ収納タイプ(図7(C))などがある。
図7(A)〜(C)に示すような収納形態を任意に組み合わせることにより、たとえば、図8(A),(B)に示すような良好な収納形態を容易に作り出すことができる。
図8(A)に示す電動昇降棚105,7では、左側の収納スペース部31がウェット収納タイプ、右側の収納スペース部31がドライ収納タイプである。この場合、電動昇降棚105,7をケース104に収納しても、仕切り板40で電動昇降棚105,7が仕切られているので、濡れたままのふきん6bやまな板6cの湿気が、キッチンペーパー6dなどを湿らせる恐れはない。
図8(B)に示す電動昇降棚105,7は、左側の収納スペース部31には、レードルラックを設けて濡れた状態のレードルなどを収納可能にしたウェット収納タイプで、右側の収納スペース部31はドライ収納タイプの場合である。
【0022】
支持部材42の取付け位置,種類,数などを容易に変更できるので、被収納物6は、電動昇降棚105,7内の所望の位置で支持部材42に支持される。こうして、各種の収納形態を、ユーザーは自分の使い勝手に合わせて任意に且つ容易に作り出すことができる。
したがって、電動昇降棚105,7では、被収納物6の種類などに合わせて、上述の同じ収納タイプまたは異なった収納タイプを任意に組み合わせて収納することができる。
仕切り板40で電動昇降棚105,7が仕切られているので、濡れた状態の被収納物が、乾いた状態の被収納物と直接接触することはなく湿気も防げる。
支持部材42(各種のラック42a〜42c,42e,レードルラック,ペーパーホルダ42d)は、受けレール41に着脱可能になっている。したがって、電動昇降棚105,7の奥の方に被収納物6を出し入れするときは、支持部材42ごと受けレール41から取外して、被収納物6を支持部材42に対して収納,取り出しすることができる。
【0023】
電動昇降棚105の把手145の操作部149を操作すれば、操作部149から出力される信号でモータなどを有する駆動部150が駆動される。これにより、電動昇降棚105が、矢印Eに示すように昇降してケース104に対して収納引き出し可能になる。
操作部149を操作すれば、電動昇降棚105は、駆動部150に駆動されて上昇動作と下降動作を行うとともに、任意の位置で停止可能である。したがって、システムキッチン2での調理などの作業時に、電動昇降棚105を容易に下方に引き出すことができる。この状態で、主要収納棚部30とその両側の収納スペース部31とに対して、被収納物6を出し入れする。
上述の収納庫1によれば、システムキッチン2での調理などの作業時に、電動昇降棚105を下方に引き出した状態で主要収納棚部30のほかに収納スペース部31に容易に出し入れできるので使い勝手がよく、電動昇降棚105は下降してもそれほど作業の邪魔にはならない。
【0024】
図1,図3,図7に示すように、収納庫1に並設された収納棚部3は、下方が開口した付属ケース4と、この付属ケース4に手動で昇降可能に取付けられて収納引き出し可能な手動昇降棚5とを有している。
手動昇降棚5は、電動昇降棚105の左の収納スペース部31と右の収納スペース部31とを直接合わせたような構成になっている。すなわち、手動昇降棚5は、少なくとも一枚(ここでは、一枚)の仕切り板40と、受けレール41と、支持部材42とを備えている。
仕切り板40,受けレール41,支持部材42は、電動昇降棚105における仕切り板40,受けレール41,支持部材42とそれぞれほぼ共通である。仕切り板40は、一対の側板43の間に縦方向に設けられて、手動昇降棚5の内部を複数(ここでは、二つ)の収納スペース部44に区画している。
【0025】
受けレール41は、各収納スペース部44に少なくとも一つ(ここでは、三つ)設けられ、側板43および仕切り板40の少なくとも一方(ここでは、両方)に前後方向にほぼ水平に取付けられている。支持部材42は、前後方向にスライド自在に受けレール41に係合し被収納物6を支持可能である。
昇降棚部3は、収納庫1の左側端部に取付けられて、一つのユニットを構成している。昇降棚部3がユニットになっているので、収納庫1に昇降棚部3を容易に組み込むことができる。
【0026】
本実施形態では、昇降棚部3が収納庫1の左方の端部に配置されているが、収納庫1の右方の端部に配置してもよい。すなわち、システムキッチン,昇降棚付き収納庫およびレンジフード26が、本実施形態のものとは左右対称の構成で、レンジフード26とコンロ19が右側に配置されている場合には、収納庫1は、システムキッチンの上部に配置され、且つ収納棚部3を収納庫1の右側端部に配設するのが好ましい。
このように、昇降棚部3を収納庫1に並設すれば、電動昇降棚105と手動昇降棚5を適宜使い分けることができるので、作業の能率がさらに向上する。
【0027】
以上、本発明の実施形態(変形例を含む)を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲で種々の変形,付加などが可能である。
なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【0028】
【発明の効果】
本発明にかかる昇降棚付き収納庫は、上述のように構成したので、電動昇降棚に形成された収納スペース部に、ユーザーが自分の使い勝手に合わせた良好な収納形態を任意に且つ容易に作り出すことができ、また、収納スペース部に対して被収納物を容易に出し入れすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図8は本発明の実施形態の一例を示す図で、図1は昇降棚付き収納庫とシステムキッチンの正面図である。
【図2】図1のII−II線平面図である。
【図3】図1に示す昇降棚付き収納庫と昇降棚部の概略正面図である。
【図4】図1に示す昇降棚付き収納庫の詳細な正面図である。
【図5】図1に示す昇降棚付き収納庫を側面から見た内部構造図である。
【図6】図6(A)は、本発明の基本的な構成の昇降棚付き収納庫の正面図、図6(B)は、その変形例にかかる昇降棚付き収納庫の正面図である。
【図7】被収納物を収納した状態の昇降棚の部分正面図である。
【図8】被収納物を収納した状態の昇降棚付き収納庫の正面図である。
【符号の説明】
1 昇降棚付き収納庫
2 システムキッチン(キッチン)
3 昇降棚部
4 付属ケース
5 手動昇降棚
6 被収納物
6a 調味料(被収納物)
6b ふきん(被収納物)
6c まな板(被収納物)
6d キッチンペーパー(被収納物)
6e 小物類(被収納物)
7,7a 電動昇降棚
30 主要収納棚部
31 収納スペース部
40 仕切り板
41 受けレール
42 支持部材
42a 調味料ラック(支持部材)
42b ふきん掛けラック(支持部材)
42c まな板ラック(支持部材)
42d ペーパーホルダ(支持部材)
42e 小物類ラック(支持部材)
43 側板
44 収納スペース部
104 ケース
105 電動昇降棚
143 側板

Claims (5)

  1. 下方が開口したケースと、このケースに電動で昇降可能に取付けられて収納引き出し可能な電動昇降棚とを備え、キッチンの上部に配置される昇降棚付き収納庫であって、
    前記電動昇降棚は、
    一対の側板の間に縦方向に設けられて前記電動昇降棚の内部を、幅広で乾燥または収納の機能を有する主要収納棚部と幅の狭い収納スペース部とに区画する少なくとも1枚の仕切り板と、
    前記収納スペース部に少なくとも一つ設けられ、前記側板および前記仕切り板の少なくとも一方に前後方向にほぼ水平に取付けられた受けレールと、
    前後方向にスライド自在にこの受けレールに係合し被収納物を支持可能な支持部材とを備えたことを特徴とする昇降棚付き収納庫。
  2. 請求項1に記載の昇降棚付き収納庫であって、
    前記受けレールは、前記側板に少なくとも一つ設けられるとともに、前記仕切り板の前記収納スペース部側の面に少なくとも一つ設けられていることを特徴とする昇降棚付き収納庫。
  3. 請求項1または2に記載の昇降棚付き収納庫であって、
    前記支持部材は、前記被収納物の種類に応じて複数種類設けられ、前記受けレールに着脱可能であることを特徴とする昇降棚付き収納庫。
  4. 請求項1,2または3に記載の昇降棚付き収納庫であって、前記電動昇降棚は、2枚の前記仕切り板で仕切られた前記主要収納棚部の両側に前記収納スペース部が一対配置されていることを特徴とする昇降棚付き収納庫。
  5. 請求項1ないし4のいずれかの項に記載の昇降棚付き収納庫であって、
    この昇降棚付き収納庫には、下方が開口した付属ケースとこの付属ケースに手動で昇降可能に取付けられて収納引き出し可能な手動昇降棚とを有する昇降棚部が並設され、
    前記手動昇降棚は、
    一対の側板の間に縦方向に設けられて前記手動昇降棚の内部を複数の収納スペース部に区画する少なくとも1枚の仕切り板と、
    前記収納スペース部に少なくとも一つ設けられ、前記側板および前記仕切り板の少なくとも一方に前後方向にほぼ水平に取付けられた受けレールと、
    前後方向にスライド自在にこの受けレールに係合し被収納物を支持可能な支持部材とを備えたことを特徴とする昇降棚付き収納庫。
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