JP2009011388A - キッチン用昇降式吊戸棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】システムキッチンの上方の空いている空間を有効利用しつつ、作業し易い高さに、コストや占有空間の増加を招くことなく除菌庫と乾燥庫とを別体に設け、調理器具を十分に除菌および乾燥させる。
【解決手段】キッチン用昇降式吊戸棚110は、底面が開放されたキャビネット170と、キャビネットの下方にてキャビネットの内外へ昇降する昇降ラック180と、昇降ラック内に配置された除菌庫230と、昇降ラック内に配置された乾燥庫220と、温風を生成し、除菌庫に送出する温風器と、除菌庫に設けられた連絡孔を通じて温風を乾燥庫に案内する案内路とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、システムキッチンの上方の壁面に設けられる吊戸棚であって、内部に昇降ラックを収納するキッチン用昇降式吊戸棚に関するものである。
昨今のシステムキッチンには、シンク下等のみならず、収納スペースを確保するため、システムキッチンの上方の空いている空間を有効活用し、かかる空間に吊戸棚や収納庫を配置するものがある。しかし、かかる高所に設けられた吊戸棚や収納庫から被収納物を出し入れするのは煩雑な作業である。そこで、被収納物の出し入れを容易にするために、たとえば下方を開放したキャビネット内に昇降自在の昇降ラックを設けた昇降式吊戸棚が提案されている(例えば、特許文献1)。
システムキッチンは典型的には、シンク、調理スペースおよびコンロで構成されている。これは、シンクで洗い、調理スペースで切った食材をコンロで加熱するという一連の作業を円滑化するためのレイアウトである。そして昇降式吊戸棚はシンクや調理スペースの上方に設けられるのが一般的である。これは、コンロの上方にはレンジフードがあって昇降式吊戸棚を設置できないことに加え、シンクや調理スペースの上方に設置してキッチン使用者の目の高さまで被収納物を下降させることができれば、キッチン使用者にとって便利だからである。したがって昇降式吊戸棚は、必然的に、コンロの上方のレンジフードと隣接するレイアウトとなることが多い。
また、上述した昇降式吊戸棚同様、食器類を乾燥させる食器乾燥庫を昇降自在に構成する技術も開示されている(例えば、特許文献2)。一般的に食器乾燥庫は、システムキッチン側に設置されるが、シンクの占有領域の問題でシンク直下には配置することができない。従って、使用者は、洗浄後の食器を食器乾燥機に移す際、食器を把持した状態での移動等を強いられていた。かかる昇降自在な食器乾燥庫により使い勝手を向上させることが可能となった。
このような食器乾燥機では、食器類は当然のことながら、まな板等の調理器具も乾燥することができる。また、キッチンに備え付けの食器乾燥機において、まな板の除菌を遂行する技術も開示されている(例えば、特許文献3)。
特開2004−187768号公報 特開2001−218725号公報 特開2005−065939号公報
食器乾燥機で乾燥した食器類は、システムキッチンの収納庫のみならず吊戸棚にも収納できるので、食器乾燥機と吊戸棚とが同時に利用されることも多く、吊戸棚を昇降自在に構成した場合、食器乾燥機はその中にビルトインする構成にした方が、一つの操作で両者を同時に利用でき、駆動部が一つで済む等コスト的に有利となる。
また、乾燥が必要な台所用品としては、食器類の他に、まな板や布巾等の払拭布もある。まな板は包丁等による多数の傷があり、洗剤で洗い流したとしても雑菌が残留している可能性が高い。また、払拭布も濡れた状態で長時間放置されるので、雑菌が繁殖することもある。従って、まな板や払拭布に関しては他の台所用品と同様の乾燥に加えて除菌を行うとよい。
しかし、除菌と乾燥といった2つの機能を一つの機器で実現しようとした場合、温風(熱風)の温度があまり高くできずに十分に除菌できないといった問題が生じる。かかる温度差の問題は除菌庫と乾燥庫を別空間で形成することで解決できるが、熱源を複数準備する必要が生じ、コストや占有体積が増加するといった新たな問題も招く。
本発明は、まな板等調理器具の除菌に関する上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、システムキッチンの上方の空いている空間を有効利用しつつ、作業し易い高さに、コストや占有空間の増加を招くことなく除菌庫と乾燥庫とを別体に設け、調理器具を十分に除菌および乾燥することが可能な、キッチン用昇降式吊戸棚を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、底面が開放されたキャビネットと、キャビネットの下方にてキャビネットの内外へ昇降する昇降ラックと、昇降ラック内に配置された除菌庫と、昇降ラック内に配置された乾燥庫と、温風を生成し、除菌庫に送出する温風器と、除菌庫に設けられた連絡孔を通じて温風を乾燥庫に案内する案内路と、を備えることを特徴とする、キッチン用昇降式吊戸棚が提供される。
まな板等の調理器具の除菌加熱を行う除菌庫と食器類の乾燥を行う乾燥庫の両方を昇降ラック内に設ける構成により、システムキッチンのワークトップ下の空間を有効利用できる。また、昇降ラックを降ろすと除菌庫内の調理器具も乾燥庫内の調理器具も一度に取り出しできるようになるので、調理器具の両者間移動も容易かつ迅速に遂行できる。また、除菌庫と乾燥庫を別体に設けることで、庫内をそれぞれの機能に適した温度雰囲気にすることが可能となる。
さらに、除菌庫で調理器具に晒された温風を連絡孔から抜き出し、案内路を通じて乾燥庫に案内することで、除菌庫には高温の温風(熱風)を放出でき、除菌庫内より温度が低下し乾燥に適した温度となった温風を乾燥庫内に循環させることができる。従って、除菌庫内の温風を生成する一つの熱源で除菌庫および乾燥庫の両方の温風を管理でき、コストや占有空間の増加を招くことなく調理器具を十分に除菌および乾燥することが可能となる。
案内路は、除菌庫の底板の下方において二重底空間で形成され、除菌庫とは連絡孔で、乾燥庫とは除菌庫と乾燥庫との隔壁の下方における連通口で連通してもよい。
かかる二重底空間は、除菌庫に対しては魔法瓶のような放熱防止効果により高温を保たせることができ、乾燥庫に対しては昇降ラックの底板による適度な放熱で適切な温度に低下した温風を提供することができる。
キッチン用昇降式吊戸棚は、被乾燥器具を載置して乾燥庫の底面および側面と被乾燥器具との間に空隙を形成する乾燥ラックをさらに備え、案内路に案内された温風は空隙を通じて被乾燥器具を乾燥してもよい。
かかる乾燥ラックにより被乾燥器具を乾燥庫の外壁から離隔することができ、その間に温風を回り込ませることで、被乾燥器具全体に満遍なく温風を当てることが可能となり、被乾燥器具を効果的に乾燥することができる。
乾燥庫内の温風を排出する排出口を乾燥庫上方にさらに備えてもよい。かかる排出口により温風の経路を操作することが可能となり、温風器、除菌庫、案内路、乾燥庫、排出口といった温風の流れを効率的に形成することができる。
キッチン用昇降式吊戸棚は、除菌庫内に突出し、被除菌器具が載置されるべき領域に向かう所定の方向に温風器からの温風を噴出する通風部と、被除菌器具を載置して除菌庫の底面および側面と被除菌器具との間に空隙を形成する除菌ラックと、をさらに備え、通風部は、空隙に温風が流入する方向に温風を噴射してもよい。こうして、通風部は、温風を、被除菌器具の一面に直接当て、他面に空隙を通じて間接的に当てることができる。
かかる構成により被除菌器具の一面には温風を深い角度で衝突させることができ、また、他面には空隙を通じて温風が回り込むので被除菌器具全体を一度にかつ効率的に加熱することができ、十分な除菌効果が得られる。
通風部は、温風器からの温風が流入する中空部と中空部に取り込んだ温風によって加熱される外壁とをさらに備え、外壁の外表面の少なくとも一部に払拭布が接触する傾斜面を有していてもよい。
上記の構成では、温風によりまず通風部の外壁が加熱され、その熱をもってして払拭布が間接的に加熱されるので、気化熱により直接熱が奪われることなく、払拭布を雑菌の死滅温度である80℃まで上昇させることができ、払拭布が乾燥していない、濡れたままの状態において十分に除菌することが可能となる。また、傾斜面を有する構成により、払拭布が重力を受けて傾斜面に付勢されるので、払拭布と傾斜面との接触を安定的にかつ長時間維持することができる。従って、外壁外表面の熱を払拭布のみに十分に伝達することが可能となる。
通風部の傾斜面は、断面が略三角形に形成されてもよい。頂部を境にした2つの傾斜面に跨るように、払拭布を広げた状態で接触させることで、頂部を境に両方向に張力が生じ、払拭布が通風部に掛止されることとなる。従って、払拭布と傾斜面との接触をさらに安定的にかつ長時間維持することができ、外壁外表面の熱を払拭布のみに十分に伝達することが可能となる。
外壁を加熱した温風は、通風部の外に流出し、除菌庫内を循環して払拭布を乾燥させてもよい。
かかる構成により、払拭布は、一面が外壁からの熱で除菌され、他面が温風により乾燥される。従って、除菌および乾燥を迅速かつ効率良く遂行することが可能となる。
キッチン用昇降式吊戸棚は、温風器からの温風を通風部に案内するダクトをさらに含んでもよい。かかる構成により、温風器と通風部とを自由に配置することが可能となり、温風器と通風部とを同一平面に並置することなく鉛直方向に重ねて配置できるので、空間の占有効率を向上することができる。
本発明によれば、システムキッチンの上方の空いている空間を有効利用しつつ、作業し易い高さに、コストや占有空間の増加を招くことなく除菌庫と乾燥庫とを別体に設け、調理器具を十分に除菌および乾燥することが可能となり、除菌効果の向上を図ることができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。なお、以下の実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。
本実施形態は、キッチン用昇降式吊戸棚(以下「吊戸棚」と略称する)の昇降ラックに除菌庫および乾燥庫を設け、一つの熱源で両庫の機能を賄うことを特徴としている。ここでは、本実施形態の理解を容易にするため、まず吊戸棚の配置および駆動機構について説明し、その後で本実施形態の特徴を詳述する。
図1は、本実施形態のシステムキッチンと吊戸棚との位置関係を示した斜視図である。システムキッチン100は調理に必要な火(加熱)や水を中心に調理器具がその大きさに応じて各収納庫に配されている。吊戸棚110は、システムキッチン100の上方に設置されているが、高所にある扉を開閉することなく、収納部分をキッチン使用者の目の高さまで下ろし、前方に手を伸ばして被収納物を収納または取り出せるようにしたものである。
上記システムキッチン100は、シンク130、調理スペース140およびコンロ150の概ね3つの部位で構成されている。かかるシステムキッチン100のうち、シンク130および調理スペース140の幅にわたる領域の上方において、吊戸棚110は、壁500に背面を固定支持されている。一方、火気を扱うコンロ150の上方には、吊戸棚110に隣接して、レンジフード160が吊戸棚同様に壁500に固定支持されている。
吊戸棚110は、下方が開放されたキャビネット170と、キャビネット170の下方にてキャビネット170の内外へ昇降する昇降ラック180とを含む。昇降ラック180は収納部を有し、前面の大部分が開放されていて、食器や台所回りの物品を出し入れすることができる。
また、キャビネット170の前面には上扉172と下扉174とが配置されていて、昇降ラック180が下降してキャビネット170の下方に出現するときは、これと連動して下扉174が上方へ移動する。従って、昇降ラック180の上端がキャビネット170の下端より下降せずとも、昇降ラック180の開放前面は使用者の目の前に出現する。かかる構成により昇降ラック180の可動範囲を狭くすることができ、昇降動作時間を短縮したり、吊戸棚110の高さ方向の寸法を大きくして容積増大を図ったりすることができる。以下に昇降ラック180と、下扉174とを連動させる駆動機構について説明する。
図2は、昇降ラック180の駆動機構を示した図である。図2では理解を容易にするため下扉174は図示を省略している。
まず、駆動モータ190の回転によって、水平方向左右に2条の幅広ベルト200が巻き出される。これらのベルトは、キャビネット170の両側板の近傍に固定設置された転向プーリ210(定滑車)によって垂直方向に転向され、端部はそれぞれ昇降ラック180に固定されたプーリ212(動滑車)を巻回して、キャビネット170の上方に固定されている。したがって、駆動モータ190の回転によって、昇降ラック180は昇降する。
昇降ラック180が降下すると食器類や調理器具を収納可能な収納部が出現し、収納部には、除菌庫230および乾燥庫220が隔離設置されている。かかる除菌庫230は、周囲の除菌壁と開閉扉とによって他と隔離された空間を形成し、乾燥庫220は、周囲の乾燥壁と上扉172、下扉174とによって除菌庫230とは別の空間を形成する。
このように、払拭布やまな板等の調理器具の除菌加熱を行う除菌庫230および食器類を乾燥する乾燥庫220を昇降ラック内に設ける構成により、システムキッチン100のワークトップ下の空間を有効利用できる。また、昇降ラック180を降ろすと昇降ラック内の調理器具も除菌庫内の調理器具も一度に取り出しできるようになるので、調理器具の両者間移動も容易かつ迅速に遂行できる。
図3は、除菌庫230および乾燥庫220内の温風の経路を示した説明図である。ここでは、理解を容易にするため除菌庫230の開閉扉の図示を省略する。図3では、熱源である温風器254で除菌可能に温度が高められた温風が、ダクト256を通じて通風部258の中空部に送られ、さらに通風部258のノズル290から流出した温風は、除菌庫230内を循環する。このとき、除菌庫230底面には乾燥庫220との連絡孔292が設けられており、連絡孔292から抜けた温風は、案内路294を通じて乾燥庫220に案内される。かかる温風は、案内路294内で乾燥庫220内の空気と混ざって多少温度が低下するものの、乾燥庫220内の食器類を乾燥する機能を果たす。そして、最後に排出口298を経て昇降ラック180外に排出される。
このように除菌庫230で調理器具に晒された温風を連絡孔292から抜き出し、案内路294を通じて乾燥庫220に案内することで、除菌庫には高温の温風(熱風)を放出でき、除菌庫230内より温度が低下し乾燥に適した温度となった温風を乾燥庫220内に循環させることができる。従って、除菌庫230内の温風を生成する一つの熱源(温風器254)で除菌庫230および乾燥庫220の両方の温風を管理でき、コストや占有空間の増加を招くことなく調理器具を十分に除菌および乾燥することが可能となる。
また、案内路294は、除菌庫230の底板の下方において二重底空間で形成され、除菌庫230とは連絡孔292で、乾燥庫220とは除菌庫と乾燥庫との隔壁の下方における連通口296で連通している。
かかる二重底空間は、除菌庫230に対しては魔法瓶のような放熱防止効果により高温を保たせることができ、乾燥庫220に対しては昇降ラック180の底板による適度な放熱で、適切な温度に低下した温風を提供することができる。
さらに、乾燥庫220内の温風を排出する排出口298を乾燥庫220上方に備えることで、温風の経路を操作すること、即ち、乾燥庫220底側から放出された温風を天井から意図的に排出することが可能となり、温風器254、ダクト256、除菌庫230、案内路294、乾燥庫220、排出口298といった温風の流れを効率的に形成することができる。
ここで、除菌庫が密封空間となっていないが、温風器254からの温風はまず除菌庫230のみに送風されるため、除菌庫230の気圧が高くなり、密封空間としなくても他の空間、例えば乾燥庫220からの空気の流入を防止することができる。
以下、温風器254からの温風が経由する除菌庫230および乾燥庫220の具体的構成を個々に述べる。
(除菌庫230)
図4は、本実施形態の除菌庫230の構成を示した斜視図である。当該除菌庫230は、除菌壁250と、開閉扉252と、温風器254と、ダクト256と、通風部258と、連絡孔292とを含んで構成される。本実施形態では、この除菌庫230によってまな板の除菌を為し得る。従って、48cm×27cm程度に収まる通常のまな板はそのまま縦置きに載置することができる。
上記除菌壁250は、除菌庫230の周囲を形成し、昇降ラック内における他の空間と隔離すべく設けられている。
上記開閉扉252は、透明または半透明の耐熱性のある樹脂で形成され、ヒンジ機構によって昇降ラック180に回動自在に取り付けられている。本実施形態の雑菌処理を遂行するときには、かかる開閉扉252を開状態にすることで被除菌器具としてのまな板268(以下、単にまな板268とする。)を設置でき、マグネット272の吸着力により開閉扉252を閉状態にした後、雑菌処理を開始する。また、雑菌処理が終了した後のまな板268の取り出し口としても機能する。
上記温風器254は、除菌壁250の外側で除菌庫230の鉛直上方に配置され、温風を生成する。かかる温風の温度は、後述する通風部258からまな板268に噴射する温風が80℃近辺となるように、やや高めに設定される。また、コストと除菌効果との兼ね合いで80℃以上の例えば、95℃といった設定も可能である。
上記ダクト256は、温風器254で生成された温風を通風部258に流し込むための管路として機能する。従って、管路の一端が温風器254に、中央および他端が2つの通風部258に接続されている。
このようなダクト256を用いると、温風器254と通風部258とを自由に配置することが可能となり、温風器254と通風部258とを同一平面に並置することなく鉛直方向に重ねて配置できるので、空間の占有効率を向上することができる。
また、ダクト256内の気圧は温風器254に近いほど高くなるので、各々の通風部258への温風の流量を等しくするために、ダクト256から通風部258への流入口の大きさを温風器254と通風部258との距離に応じて変化させている(図示せず)。即ち、図4において温風器254に近い側の通風部258aへの流入口は、温風器254に遠い側の通風部258bへの流入口より小さくなる。
上記通風部258は、外表面がステンレスで形成され、除菌庫内に突出し、まな板268が載置されるべき領域、ここでは図4の左方向に向かう所定の方向に温風器254からの温風を噴出するノズル290を有している。
かかる構成では、まな板268に向かって温風を直接噴出するので、まな板268に温風を深い角度で衝突させることができ、まな板268への効果的な熱伝導を遂行できる。従って、まな板268を十分に加熱することが可能となり、高い除菌効果を得ることができる。
このとき、まな板268は、除菌庫内に別途設けられた器具ラック260に載置されている。
図5は、器具ラック260およびまな板268の載置構造を示す説明図である。まず、除菌庫230内面には、樹脂から形成された4つの掛止部材262が予め除菌壁250にネジで締結されており、器具ラック260をその掛止部材に嵌合、掛止する。まな板268は器具ラック260に載置することで除菌庫230の底面および側面とまな板268との間に空隙を形成する。
図6は、器具ラック260へのまな板268の載置による温風の循環経路を説明するための説明図である。かかる図6を参照すると、温風器254で生成されダクト256から流入口288を通じて通風部258に流入した温風(図中破線で示す。)は、まな板268方向に噴出される。ここで、2つの通風部258のうち、通風部258aは、その温風をまな板268の通風部側表面に直接噴射する(図中実線で示す。)。また、通風部258bは、器具ラック260により形成された空隙に温風が流入する方向に温風を噴射する(図中実線で示す。)。
この器具ラック260によりまな板268を除菌庫230の外壁から離隔することができ、その間に温風を回り込ませることで、まな板268の通風部258に面していない部分にも温風を当てることが可能となり、まな板268を効果的に加熱、除菌することができる。このように複数の通風部258の少なくとも一つがまな板268の一面に、他の少なくとも一つが他面に温風を当てることで、まな板268全体を一度に加熱することができ、十分な除菌効果が得られる。
上記連絡孔292は、除菌庫230内で循環する温風の一部を、案内路294に引き込むための孔である。かかる連絡孔292により乾燥庫220は温風の供給を受けることができ、一つの熱源で除菌および乾燥の2つの機能を遂行することが可能となる。
また、本実施形態では、通風部258の形状を工夫することで、通風部に払拭布を載置し、かつ、その払拭布を除菌、乾燥することも可能である。
図7は、除菌庫230の他の構成を示した斜視図である。上述した除菌庫230と比較すると、ここでは通風部358の構成のみ相異し、他の構成要素は実質的に機能が等しい。従って、通風部358以外の構成要素に関する重複説明を省略する。
ここでの通風部358は、ステンレスで形成され、ダクト256からの温風が流入する中空部376と、中空部376に取り込んだ温風によって加熱される外壁378と、外壁378を加熱した温風を流出するノズル290とを有している。そして、除菌対象である払拭布370を外壁378の外表面に接触させて除菌する。
除菌を遂行するためには払拭布370を例えば80℃に加熱する必要がある。これは、同温度で加熱した場合に払拭布の湿度が高い状態の方が雑菌に与えるダメージが大きいからである。しかし、従来の送風や温風を直接当ててその水気を飛ばす方法では水気を飛ばすときの気化熱によって払拭布370の熱が余り上昇しない。本実施形態では、温風器254からの温風によりまず通風部358の外壁378が加熱され、その熱をもってして払拭布370が間接的に加熱されるので、気化熱により熱が奪われることなく、払拭布370を雑菌の死滅温度である80℃まで上昇することができ、払拭布370が乾燥していない、濡れたままの状態において十分に除菌することが可能となる。
ここで、通風部358は、外壁378の外表面の少なくとも一部に払拭布370が接触する傾斜面を有している。かかる構成では、払拭布370が重力を受けて傾斜面に付勢されるので、払拭布370と傾斜面との接触を安定的にかつ長時間維持することができる。従って、外壁外表面の熱を払拭布370のみに十分に伝達することが可能となる。
また、通風部358の傾斜面は、断面が略三角形に形成されている。頂部を境にした2つの傾斜面に跨るように、払拭布370を広げた状態で接触させることで、頂部を境に両方向に張力が生じ、払拭布370が通風部に掛止されることとなる。従って、払拭布370と傾斜面との接触をさらに安定的にかつ長時間維持することができ、外壁外表面の熱を払拭布370のみに十分に伝達することが可能となる。また、外観も布巾掛けに掛止したような状態になるので、使用者に清潔なイメージを与えることができる。
図8は、通風部358の他の実施形態を示した参考図である。上述したように、通風部358は断面が略三角形に形成され、三角錐を倒したような形状となっている。しかし、通風部358の形状は、かかる場合に限られず、払拭布370と当接する傾斜面が一部にでも形成されていればどのような形状に形成してもよい。例えば、図8(a)では、図4の通風部358の断面頂部(凸部)をなだらかな半楕円380とし、図8(b)では、さらに通風部358の全体を断面球形状382としている。
また、本実施形態の目的が払拭布370と通風部358との面接触であることを鑑みると、図8(c)に示すような通風部358の接触面が平面384であっても本実施形態の範疇であり、かつ、本実施形態の目的および効果を奏することができる。
このようにして、通風部358の外壁を加熱した温風は、さらに通風部358の外に流出し、通風部358の周囲を循環して払拭布370を乾燥させる。
図9は、温風の循環経路を説明するための説明図である。かかる図9を参照すると、温風器254で生成されダクト256から流入口288を通じて通風部358に流入した温風は、まず、通風部358の外壁378に当たり外壁378自体を加熱する(図9では破線の矢印)。外壁378を加熱した温風は、通風部358の端部に設けられたノズル290から流出する。ノズル290は垂直に対して少し角度を有しているので、温風は一方向に偏って流出され、その温風が除菌庫230内で循環する(図9では実線の矢印)。
かかる構成により、まな板268が除菌されるのは勿論のこと、払拭布370は、一面が外壁378からの熱で除菌され、他面が温風により乾燥される。従って、除菌および乾燥を迅速かつ効率良く遂行することが可能となる。
また、循環している温風の一部は、連絡孔292を通じて乾燥庫220に送られ、乾燥庫220の熱源となる。
以上、説明したように本実施形態におけるキッチン用昇降式吊戸棚は、システムキッチンの上方の空いている空間を有効利用しつつ、作業し易い高さに設けられた除菌庫で効果的に温風を当て、調理器具を十分に加熱、除菌することが可能となり、除菌効果の向上を図ることができる。
(乾燥庫)
図10は、本実施形態の乾燥庫220の構成を示した斜視図である。当該乾燥庫220は、乾燥壁450と、乾燥ラック452と、排出口298とを含んで構成される。
上記乾燥壁450は、乾燥庫220の周囲を形成し、除菌庫230と隔離すべく設けられている。
上記乾燥ラック452は、被乾燥器具を載置して乾燥庫の底面および側面と被乾燥器具との間に空隙を形成する。そして、案内路294に案内された温風はこの乾燥ラック452によって形成された空隙を通じて被乾燥器具を乾燥する。
かかる乾燥ラック452により被乾燥器具を乾燥庫220の外壁から離隔することができ、その間に温風を回り込ませることで、被乾燥器具全体に満遍なく温風を当てることが可能となり、被乾燥器具を効果的に乾燥することができる。
上記排出口298は、上述したように、乾燥庫220底側から放出された温風を天井から意図的に排出するために設けられ、温風器254、ダクト256、除菌庫230、案内路294、乾燥庫220、排出口298といった温風の流れを効率的に形成することができる。
上述したように本実施形態におけるキッチン用昇降式吊戸棚は、システムキッチンの上方の空いている空間を有効利用しつつ、作業し易い高さに、コストや占有空間の増加を招くことなく除菌庫と乾燥庫とを別体に設け、調理器具を十分に除菌および乾燥することが可能となり、除菌効果の向上を図ることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、システムキッチンの上方の壁面に設けられる吊戸棚であって、内部に昇降ラックを収納するキッチン用昇降式吊戸棚に適用可能である。
本実施形態のシステムキッチンと吊戸棚との位置関係を示した斜視図である。 昇降ラックの駆動機構を示した図である。 除菌庫および乾燥庫内の温風の経路を示した説明図である。 本実施形態の除菌庫の構成を示した斜視図である。 除菌ラックおよびまな板の載置構造を示す説明図である。 除菌ラックへのまな板の載置による温風の循環経路を説明するための説明図である。 除菌庫の他の構成を示した斜視図である。 通風部の他の実施形態を示した参考図である。 温風の循環経路を説明するための説明図である。 本実施形態の乾燥庫の構成を示した斜視図である。
符号の説明
110 …吊戸棚
170 …キャビネット
180 …昇降ラック
220 …乾燥庫
230 …除菌庫
250 …除菌壁
252 …開閉扉
254 …温風器
256 …ダクト
258、358 …通風部
260 …除菌ラック
290 …ノズル
292 …連絡孔
294 …案内路
298 …排出口
370 …払拭布
376 …中空部
378 …外壁
450 …乾燥壁
452 …乾燥ラック

Claims (9)

  1. 底面が開放されたキャビネットと、
    前記キャビネットの下方にて該キャビネットの内外へ昇降する昇降ラックと、
    前記昇降ラック内に配置された除菌庫と、
    前記昇降ラック内に配置された乾燥庫と、
    温風を生成し、前記除菌庫に送出する温風器と、
    前記除菌庫に設けられた連絡孔を通じて温風を前記乾燥庫に案内する案内路と、
    を備えることを特徴とする、キッチン用昇降式吊戸棚。
  2. 前記案内路は、前記除菌庫の底板の下方において二重底空間で形成され、該除菌庫とは連絡孔で、前記乾燥庫とは該除菌庫と該乾燥庫との隔壁の下方における連通口で連通していることを特徴とする、請求項1に記載のキッチン用昇降式吊戸棚。
  3. 被乾燥器具を載置して前記乾燥庫の底面および側面と該被乾燥器具との間に空隙を形成する乾燥ラックをさらに備え、
    前記案内路に案内された温風は前記空隙を通じて前記被乾燥器具を乾燥することを特徴とする、請求項1または2に記載のキッチン用昇降式吊戸棚。
  4. 前記乾燥庫内の温風を排出する排出口を該乾燥庫上方にさらに備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のキッチン用昇降式吊戸棚。
  5. 前記除菌庫内に突出し、被除菌器具が載置されるべき領域に向かう所定の方向に前記温風器からの温風を噴出する通風部と、
    前記被除菌器具を載置して前記除菌庫の底面および側面と該被除菌器具との間に空隙を形成する除菌ラックと、
    をさらに備え、
    前記通風部は、前記空隙に温風が流入する方向に温風を噴射することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のキッチン用昇降式吊戸棚。
  6. 前記通風部は、前記温風器からの温風が流入する中空部と該中空部に取り込んだ温風によって加熱される外壁とをさらに備え、前記外壁の外表面の少なくとも一部に払拭布が接触する傾斜面を有していることを特徴とする、請求項5に記載のキッチン用昇降式吊戸棚。
  7. 前記通風部の傾斜面は、断面が略三角形に形成されていることを特徴とする、請求項6に記載のキッチン用昇降式吊戸棚。
  8. 前記外壁を加熱した温風は、前記通風部の外に流出し、前記除菌庫内を循環して払拭布を乾燥させることを特徴とする、請求項6または7に記載のキッチン用昇降式吊戸棚。
  9. 前記温風器からの温風を前記通風部に案内するダクトをさらに含むことを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載のキッチン用昇降式吊戸棚。
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