JP2004297044A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】同じイオン注入用マスクを用いてフィールドインプラとチャネルインプラを順次に実施し、PEP工程数を削減し、製造コストを低減する。
【解決手段】半導体層20にトレンチ埋め込み型のSTI 21を形成し、STI 21によって囲まれた半導体層20からなるMOS型素子領域22を形成する工程と、MOS型素子領域22の全領域上及びMOS型素子領域の周囲に設けられたSTI 21の一部の領域上に渡って連続するように開口された開口部26を有するマスク層25を半導体層20上に形成する工程と、不純物プロファイルのピークがSTI 21の底面直下の半導体層20内に位置するように、第1の不純物イオンをマスク層25を介して全面に注入する工程と、不純物プロファイルのピークがSTI 21の深さ方向の途中に位置するように、第2の不純物イオンをマスク層25を介して全面に注入する工程と、第1、第2の不純物イオンを活性化する工程とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に係り、特にシャロートレンチ型の素子分離領域(STI)により素子分離された絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(MOSFET)を搭載した半導体装置及びその製造方法に関するもので、不揮発性半導体メモリなどに適用されるものである。
半導体装置、例えば不揮発性半導体メモリデバイスにおいて、微細な素子分離を実現する技術として、シャロートレンチ型の素子分離領域(STI)を通過し、STIの底面直下部の基板に、基板と同一導電型の不純物を導入することでフィールド反転防止領域を形成する技術が用いられている。
図9は従来の半導体装置におけるMOSFETの製造工程の一例を示すフローチャートである。また、図10(a)、(b)は図9のフローチャートに対応する製造工程を示す断面図である。
以下、図9及び図10を参照して従来の半導体装置の製造工程を簡単に説明する。図10(a)に示すように、半導体基板10の表面領域にシャロートレンチ型の素子分離領域(STI)11が形成される。次に、写真蝕刻(PEP)工程により、第1の開口部12が開口されたレジスト層13が基板10上に形成される。次に、上記レジスト層13をマスクに用いて、例えばディプリージョン(depression)タイプのNMOSFET用の閾値電圧制御を行うための不純物イオンの注入(第1回PEPチャネルイオンインプラ(I/I))が行われる。
次に、図10(a)の工程で用いられたレジスト層13が剥離され、続いて図10(b)に示すように、複数の第2の開口部14が開口されたレジスト層15がPEPにより基板10上に新たに形成される。続いて、上記レジスト層15をマスクに用いて、STI 11の底面直下部の半導体基板10にフィールド反転防止領域を形成するための不純物イオンの注入(第2回フィールドイオンインプラ(I/I))が行われる。
上記したように従来では、チャネルインプラに使用されるレジスト層を形成するためのPEPと、フィールドインプラに使用されるレジスト層を形成するためのPEPが別々に実施されるので、PEPによるレジスト層の形成、及びレジスト層の剥離の回数が多くなる。素子の高密度化及び高性能化の要求を満たすために、異なる閾値電圧を持つ複数のMOSFETを同一基板上に搭載する場合、閾値電圧が異なるMOSFETのグループ毎にチャネルインプラに使用されるレジスト層を形成するためのPEPと、フィールドインプラに使用されるレジスト層を形成するためのPEPとを別々に実施すると、特に製造コストが上昇する要因となる。
なお、STIを通過してSTIの底面直下部の基板に、基板と同一導電型及び逆導電型の不純物を導入する技術については、例えば特許文献1に記載されている。
上記したように従来では、チャネルインプラに使用されるレジスト層を形成するためのPEPと、フィールドインプラに使用されるレジスト層を形成するためのPEPとが別々に実施される。このため、従来では製造コストが上昇するという問題がある。
特開平9−322348号公報
本発明は上記の問題点を解決すべくなされたもので、同じイオン注入マスクパターンを用いてフィールドインプラとチャネルインプラを順次に実施することによって、PEP工程数を削減し、製造コストを低減し得る半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、カスケード接続状態で隣接する高耐圧系のMOSトランジスタと低耐圧系のMOSトランジスタの占有領域を低減し得る半導体装置を提供することにある。
本発明の半導体装置の製造方法の第1の態様は、第1導電型の半導体層の表面領域に素子分離領域を形成し、前記素子分離領域によって囲まれた前記半導体層からなるMOS型素子領域を形成する工程と、前記MOS型素子領域の全領域上及び前記MOS型素子領域の周囲に設けられた前記素子分離領域の一部の領域上に渡って連続するように開口された開口部を有するマスク層を上記半導体層上に形成する工程と、不純物プロファイルのピークが前記素子分離領域の底面直下の前記半導体層内に位置するように、第1の不純物イオンを前記マスク層を介して全面に注入する工程と、不純物プロファイルのピークが前記素子分離領域の深さ方向の途中に位置するように、第2の不純物イオンを前記マスク層を介して全面に注入する工程と、前記第1、第2の不純物イオンを活性化する工程とを具備したことを特徴とする。
本発明の半導体装置の製造方法の第2の態様は、第1導電型の半導体層の表面領域に第1、第2の素子分離領域を形成し、前記第1の素子分離領域によって囲まれた前記半導体層からなる第1のMOS型素子領域と前記第2の素子分離領域によって囲まれた前記半導体層からなる第2のMOS型素子領域を形成する工程と、前記第1のMOS型素子領域の全領域上及び前記第1のMOS型素子領域の周囲に設けられた前記第1の素子分離領域の一部の領域上に渡って連続するように開口された第1の開口部、及び前記第2のMOS型素子領域の周囲に設けられた前記第2の素子分離領域のほぼ中央の領域上に対応した位置に開口された第2の開口部を有するマスク層を上記半導体層上に形成する工程と、不純物プロファイルのピークが前記第1及び第2の素子分離領域の底面直下の前記半導体層内に位置するように、第1の不純物イオンを前記マスク層を介して全面に注入する工程と、不純物プロファイルのピークが前記第1及び第2の素子分離領域の深さ方向の途中に位置するように、第2の不純物イオンを前記マスク層を介して全面に注入する工程と、前記第1、第2の不純物イオンを活性化する工程とを具備したことを特徴とする。
本発明の半導体装置は、半導体層内に形成された素子分離領域によって素子分離された素子領域と、前記素子領域内に形成され、それぞれソース領域とドレイン領域とが設けられ、一方のソース領域と他方のドレイン領域とは共有され、第1の膜厚の第1のゲート絶縁膜が設けられた第1のゲート電極を有する第1のMOSトランジスタ及び上記第1の膜厚よりも薄い第2の膜厚の第2のゲート絶縁膜が設けられた第2のゲート電極を有する第2のMOSトランジスタと、前記素子分離領域のうち前記第1のMOSトランジスタのソース領域及びドレイン領域から離間するように前記素子分離領域の下部に形成された第1のフィールド反転防止領域と、前記素子分離領域のうち前記第2のMOSトランジスタのソース領域及びドレイン領域と接するように前記素子分離領域の下部に形成された第2のフィールド反転防止領域とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、PEP工程数を削減し、製造コストを低減し得る半導体装置の製造方法及びそれにより製造された半導体装置を提供することができる。
また、本発明の半導体装置によれば、カスケード接続状態で隣接する高耐圧系のMOSトランジスタと低耐圧系のMOSトランジスタの占有領域を低減することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
<第1の実施形態>
第1の実施形態では、エンハンスメント(enhancement)タイプ(以下、Eタイプと称する)のNMOSFETと、ディプリージョン(depression)(以下、Dタイプと称する)のNMOSFETとが同一基板上に形成される半導体装置を製造する場合を例にして説明する。
まず、図1(a)に示すように、P型の半導体基板(半導体層)20の表面領域に浅い溝部が形成される。続いて全面に絶縁膜、例えばシリコン酸化膜(SiO2膜)が堆積されて上記溝部が埋め込まれ、続いて例えば化学的機械的研磨法(CMP)により絶縁膜が削られることで表面が平坦化され、溝部が絶縁膜によって埋め込まれた複数のSTI 21が形成される。
図1(a)の右側には、STI 21によって囲まれた基板20によってDタイプのNMOSFET領域22が形成されている状態を示し、左側には、STI 21によって囲まれた基板20によってEタイプのNMOSFET領域23が形成されている状態を示している。
次に、図1(b)に示すように、全面にバッファ用の絶縁膜、例えばシリコン酸化膜24が堆積された後、PEP工程によりシリコン酸化膜24上にイオン注入用のマスクが形成される。このマスクとして例えばレジスト層25が形成される。このレジスト層25には、DタイプのNMOSFET領域22の全領域上及びこの領域22の周囲に設けられたSTI 21の一部、例えばDタイプのNMOSFET領域22の端部からSTI 21のほぼ中央部上に渡って連続するように開口された第1の開口部26と、EタイプのNMOSFET領域23の周囲に設けられたSTI 21の一部、例えばSTI 21のほぼ中央部上に対応した位置に開口された第2の開口部27が形成される。続いて、上記レジスト層25をマスク層として用いて、基板20と同一導電型、つまりP型の不純物イオン、例えばボロンイオン(B+)が注入され、フィールドインプラのためのイオン注入領域28が形成される。このイオン注入の際に、図2に示すように、ボロンイオン(B+)はSTI 21を通過してSTI 21の底面直下部に達し、注入されたイオンの不純物プロファィルのピークがSTI 21の底面直下の基板20内に位置するように、イオンの加速エネルギー等のイオン注入条件が設定される。
次に、図1(c)に示すように、図1(b)の工程で使用されたレジスト層25をマスクとして用いて、基板20とは反対導電型、つまりN型の不純物イオン、例えばリンイオン(P+)が注入され、DタイプのNMOSFET領域22に形成されるDタイプのNMOSFETの閾値電圧を制御する、つまりチャネルインプラのためのイオン注入領域29が形成される。このイオン注入の際に、図2に示すように、注入されたリンイオン(P+)の不純物プロファィルのピークがSTI 21の深さ方向の途中に位置するように、イオンの加速エネルギー等のイオン注入条件が設定される。
次に、上記レジスト層25が剥離された後、熱処理が施されて、図1(d)に示すように、上記イオン注入領域28、29が活性化されて、DタイプのNMOSFET領域22及びその周辺にP型のフィールド反転防止領域30が形成され、かつDタイプのNMOSFET領域22の表面領域にN型のチャネルインプラ領域31が形成される。また、EタイプのNMOSFET領域23の周囲に設けられたSTI 21の底部にP型のフィールド反転防止領域32が形成される。さらに全面に新たにゲート酸化膜、例えば、シリコン酸化膜33が堆積され、その上にゲート電極用の導電体膜、例えば多結晶シリコン膜が堆積され、続いてPEPによりこの多結晶シリコン膜がパターニングされてDタイプのNMOSFET領域22及びEタイプのNMOSFET領域23にゲート電極34がそれぞれ形成される。続いて、上記各ゲート電極34をマスクに用いて、DタイプのNMOSFET領域22及びEタイプのNMOSFET領域23にN型不純物が導入され、拡散されることでN型のソース、ドレイン領域35が形成される。
なお、図1(c)の工程でチャネルインプラが行われる際、低加速エネルギーでリンイオン(P+)が注入されることにより、EタイプのNMOSFET領域23ではリンイオンがSTI 21を通過することはなく、STI 21中に溜まるので、フィールド反転防止領域32の不純物濃度プロファイルに影響を及ぼすことがない。従って、MOSFETの微細化に伴うフィールド間リーク電流の増加や、MOSFETの接合耐圧の低下をもたらすこともなく、素子分離能力の低下を引き起こすおそれはない。
因みに、上記したように形成されるEタイプのMOSFETのゲート電圧Vg対ドレイン電流Id特性をシミュレーションした結果、特性の低下は認められなかった。
なお、閾値制御用の不純物イオンはSTI 21を通過しないものであればよい。また、閾値制御用の不純物イオン種とフィールドインプラ用の不純物イオン種とは異なるものでもよく、本例のように、第1の不純物イオン種としてボロン、第2の不純物イオン種としてリンを用いてもよい。
上記したような製造方法によれば、DタイプのNMOSFET領域22に例えば4V程度の低耐圧のDタイプのNMOSFETを、EタイプのNMOSFET領域23に例えば30V程度の高耐圧のEタイプのNMOSFETを形成するために、チャネルインプラとフィールドインプラとを1回のPEP工程で形成された同じレジスト層を用いて実施することができる。
即ち、閾値電圧が異なるMOSFETのグループ毎にフィールドインプラとチャネルインプラとを1回のPEP工程で形成された同じレジスト層を用いて実施できるので、従来、必要としたチャネルインプラ専用のマスクの形成/剥離工程を削減でき、製造コストが抑制できる。
なお、上記実施形態では、フィールドインプラを行った後にチャネルインプラを行う場合について説明したが、これは始めにチャネルインプラを行った後にフィールドインプラを行うように変形してもよい。この場合、両方のインプラ時に使用されるマスクは勿論同じものである。
また、EタイプのNMOSFET領域23に形成される高耐圧のEタイプMOSFETを構成するゲート酸化膜と、DタイプのNMOSFET領域22に形成されるDタイプMOSFETを構成するゲート酸化膜の膜厚を異ならせるようにしてもよい。EタイプのNMOSFET領域23に形成される高耐圧のEタイプMOSFETが要求される耐圧を実現するために、DタイプのNMOSFET領域22に形成されるDタイプMOSFETを構成するゲート酸化膜の膜厚よりも厚いゲート酸化膜を使用することで所望の耐圧が実現でき、さらに効果的である。
加えて、EタイプのNMOSFET領域23に形成される高耐圧のEタイプMOSFETを構成するソース、ドレイン拡散層35は、DタイプのNMOSFET領域22に形成されるDタイプMOSFETを構成するソース、ドレイン拡散層35と同一の不純物濃度及び不純物種を持つものでなくともよい。例えば、EタイプのNMOSFET領域23に形成される高耐圧のEタイプMOSFETが要求される耐圧を実現するために、EタイプのNMOSFETのソース、ドレイン領域の不純物濃度を、DタイプのNMOSFET領域22に形成されるDタイプMOSFETのソース、ドレイン領域よりも低濃度にすることで所望の高耐圧が実現できる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、EタイプのNMOSFET、高耐圧のDタイプのNMOSFET、及び低耐圧のDタイプのNMOSFETそれぞれにおけるフィールドインプラとチャネルインプラとが、第1の実施形態に準じて1回のPEP工程で作成されたレジスト層を用いて行われる例を説明する。
図3(a)は上記各MOSFETのパターンレイアウトを一部透視して概略的に示す平面図であり、図3(b)は図3(a)中のA−A´線に沿う断面図である。なお、図1(a)乃至図1(d)と対応する箇所には同じ符号を付してその説明は省略する。
図3(b)において、41、42、43は、それぞれSTI 21によって囲まれた基板20によって形成されたEタイプのNMOSFET領域、高耐圧のDタイプのNMOSFET領域、低耐圧のDタイプのNMOSFET領域である。EタイプのNMOSFET領域41に形成されるEタイプのNMOSFET、及びDタイプのNMOSFET領域43に形成される低耐圧のDタイプのNMOSFETの構造は、第1の実施形態の図1(d)中に示される各NMOSFETと同じ構造を有する。
高耐圧のDタイプのNMOSFETは、低耐圧のDタイプのNMOSFETと比べて、フィールド反転防止領域が、STI 21の中央部底面直下部に位置するフィールド反転防止領域36Aと、DタイプのNMOSFET領域42の中央部の下方部に形成されるフィールド反転防止領域36Bとに分離されている。つまり、フィールド反転防止領域36Aとソース、ドレイン領域35との間にギャップがある点が異なり、その他は同じである。なお、低耐圧のDタイプのNMOSFETは、高耐圧のDタイプのNMOSFETよりも高閾値電圧を実現する構造である。
上記した各MOSFETの製造工程において、チャネルインプラとフィールドインプラのイオン注入マスクとして使用されるレジスト層の平面パターンは、EタイプのNMOSFET領域41と低耐圧のDタイプのNMOSFET領域43においては、図1(b)、(c)を参照して前述した第1の実施形態と同様である。そして、高耐圧のDタイプのNMOSFET領域42で使用されるレジスト層は、フィールド反転防止領域36Aに対応した開口部と、フィールド反転防止領域36Bに対応した開口部とを有する。
この場合、3種類のMOSFETのフィールドインプラとチャネルインプラとを、1回のPEP工程で形成されたマスク層を用いて実施することができ、従来、必要としたチャネルインプラ専用のマスク層の形成/剥離工程を削減することができ、製造コストを抑制することができる。
<第1の実施形態の変形例>
前述した第1の実施形態において、低耐圧のDタイプのNMOSFETに代えて、第2の実施形態に示したような高耐圧のDタイプのNMOSFETを製造する、つまり、EタイプのNMOSFETと高耐圧のDタイプのNMOSFETのフィールドインプラとチャネルインプラとを、1回のPEP工程で形成された1つのマスク層を用いて実施するように変更できる。この場合にも、前述した第1の実施形態と同様の効果が得られる。
<第3の実施形態>
図4(a)は耐圧が異なる2つのDタイプのNMOSFETがカスケード接続された半導体装置の等価回路を示す。
ここでは、高耐圧のDタイプのNMOSFET 51のドレイン領域に例えば30V程度の高電圧が印加され、低耐圧のDタイプのNMOSFET 52のソース領域には例えば1.5V程度の低電圧が印加される。そして、それぞれのNMOSFETのゲートに0Vのバイアスが印加された状態で、高電圧から低電圧に向かって流れる電流を遮断する様子を示している。
図4(b)は、図4(a)に示した回路を実現した平面パターンの一例を示す。高耐圧のDタイプのNMOSFET 51と低耐圧のDタイプのNMOSFET 52とは、STI 21によって囲まれた半導体基板からなる1つのDタイプのNMOSFET領域内に隣接して形成されている。図4(b)中、151は高耐圧のDタイプのNMOSFET 51のゲート電極、161はNMOSFET 51のドレイン領域、162 NMOSFET 51のソース領域と低耐圧のDタイプのNMOSFET 52のドレイン領域とを兼ねた領域、152は低耐圧のDタイプのNMOSFET 52のゲート電極、163は低耐圧のDタイプのNMOSFET 52のソース領域である。
高耐圧のDタイプのNMOSFET 51では、図4(b)中に斜線で示すように、STI 21の中央部の底面直下部でそのドレイン、ソース領域から離れた位置にフィールドインプラ領域131が形成されている。これに対して、低耐圧のDタイプのNMOSFET 52では、図4(b)中に斜線で示すように、STI 21の底面直下部でそのドレイン、ソース領域に隣接する位置にフィールドインプラ領域132が形成されている。
図3(b)に示す場合と同様に、高耐圧のDタイプのNMOSFET 51のゲート電極151の下部にはシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜が設けられ、同様に、低耐圧のDタイプのNMOSFET 52のゲート電極152の下部にはシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜が設けられている。そして、ゲート電極152の下部に設けられたゲート絶縁膜の膜厚は、ゲート電極151の下部に設けられたゲート絶縁膜よりも薄い。
なお、図4(a)に示した回路を実現する場合、従来では、高耐圧のDタイプのNMOSFET 51を形成する工程と、低耐圧のDタイプのNMOSFET 52を形成する工程を別々に実施し、高耐圧のDタイプのNMOSFET 51のソース領域と低耐圧のDタイプのNMOSFET 52のドレイン領域との間を配線で接続していた。
これに対して、図4(b)に示したパターンを有する半導体装置では、PEP工程の削減及び占有領域、つまりパターン占有面積が縮小できる。
<第4の実施形態>
第1の実施形態では、ゲート酸化膜及びゲート電極用の導電体膜の堆積がプロセスの後半で行われる場合を説明した。これに対し、第4の実施形態では、ゲート酸化膜及びゲート電極用の導電体膜の堆積がプロセスの初期の段階で行われる。この場合にも、第1の実施形態と同様に、EタイプのNMOSFETとDタイプのNMOSFETとが同一基板上に形成される半導体装置を製造する場合を例にして説明する。
まず、図5(a)に示すように、P型の半導体基板(半導体層)20の表面上に、800℃のドライ雰囲気中で厚さが10nmのゲート酸化膜61が堆積され、続いてLP-CVD(低圧CVD)法により、厚さ50nmの多結晶シリコン層62が堆積される。この多結晶シリコン層62の堆積時に不純物としてリン(P)がドープされ、多結晶シリコン層62は低抵抗化される。
次に、多結晶シリコン層62、ゲート酸化膜61及びその下部の半導体基板20が選択的にエッチングされ、半導体基板20の表面領域に浅い溝部が形成される。続いて全面に絶縁膜、例えばシリコン酸化膜(SiO2膜)が堆積されて上記溝部が埋め込まれ、続いて例えば化学的機械的研磨法(CMP)により絶縁膜が削られることで表面が平坦化され、図5(b)に示すように、溝部が絶縁膜によって埋め込まれた複数のSTI 21が形成される。溝部を形成する際に、溝部は、多結晶シリコン層62及びゲート酸化膜61に対して自己整合的に形成される。
ここで、図5(b)の右側には、STI 21によって囲まれた基板20によってDタイプのNMOSFET領域22が形成されている状態を示し、左側には、STI 21によって囲まれた基板20によってEタイプのNMOSFET領域23が形成されている状態を示している。
次に、図5(c)に示すように、PEP工程によりイオン注入用のマスクが形成される。このマスクとして例えばレジスト層25が形成される。このレジスト層25には、DタイプのNMOSFET領域22の全領域上及びこの領域22の周囲に設けられたSTI 21の一部、例えばDタイプのNMOSFET領域22の端部からSTI 21のほぼ中央部上に渡って連続するように開口された第1の開口部26と、EタイプのNMOSFET領域23の周囲に設けられたSTI 21の一部、例えばSTI 21のほぼ中央部上に対応した位置に開口された第2の開口部27が形成される。続いて、上記レジスト層25をマスク層として用いて、基板20と同一導電型、つまりP型の不純物イオン、例えばボロンイオン(B+)が注入され、フィールドインプラのためのイオン注入領域28が形成される。このイオン注入の際に、図2に示すように、ボロンイオン(B+)はSTI 21を通過してSTI 21の底面直下部に達し、注入されたイオンの不純物プロファィルのピークがSTI 21の底面直下の基板20内に位置するように、イオンの加速エネルギー等のイオン注入条件が設定される。
次に、図6(a)に示すように、図5(c)の工程で使用されたレジスト層25をマスクとして用いて、基板20とは反対導電型、つまりN型の不純物イオン、例えばリンイオン(P+)が注入され、DタイプのNMOSFET領域22に形成されるDタイプのNMOSFETの閾値電圧を制御する、つまりチャネルインプラのためのイオン注入領域29が形成される。このイオン注入の際に、図2に示すように、注入されたリンイオン(P+)の不純物プロファィルのピークがSTI 21の深さ方向の途中に位置するように、イオンの加速エネルギー等のイオン注入条件が設定される。
次に、上記レジスト層25が剥離された後、熱処理が施されて、図6(b)に示すように、上記イオン注入領域28、29が活性化されて、DタイプのNMOSFET領域22及びその周辺にP型のフィールド反転防止領域30が形成され、かつDタイプのNMOSFET領域22の表面領域にN型のチャネルインプラ領域31が形成される。また、EタイプのNMOSFET領域23の周囲に設けられたSTI 21の底部にP型のフィールド反転防止領域32が形成される。
さらに全面に新たに多結晶シリコン膜63が堆積され、続いてPEPにより多結晶シリコン膜63、62がパターニングされてDタイプのNMOSFET領域22及びEタイプのNMOSFET領域23にゲート電極34がそれぞれ形成される。続いて、上記各ゲート電極34をマスクに用いて、DタイプのNMOSFET領域22及びEタイプのNMOSFET領域23にN型不純物が導入され、拡散されることでN型のソース、ドレイン領域35が形成される。
第4の実施形態においても、閾値電圧が異なるMOSFETのグループ毎にフィールドインプラとチャネルインプラとを1回のPEP工程で形成された同じレジスト層を用いて実施できるので、従来、必要としたチャネルインプラ専用のマスクの形成/剥離工程を削減でき、製造コストが抑制できる。
第4の実施形態においても、第1の実施形態の場合と同様に、EタイプのNMOSFET領域23に形成される高耐圧のEタイプMOSFETを構成するゲート酸化膜と、DタイプのNMOSFET領域22に形成されるDタイプMOSFETを構成するゲート酸化膜の膜厚を異ならせるようにしてもよい。
さらに、第1の実施形態の場合と同様に、EタイプのNMOSFET領域23に形成される高耐圧のEタイプMOSFETを構成するソース、ドレイン拡散層35は、DタイプのNMOSFET領域22に形成されるDタイプMOSFETを構成するソース、ドレイン拡散層35と同一の不純物濃度及び不純物種を持つものでなくともよい。
また、第4の実施形態では、ゲート酸化膜及びゲート電極用の導電体膜の堆積がプロセスの初期の段階で行われ、その後、STI 21が形成される。MOS型半導体装置を製造する際、高密度化、低価格を実現する手法として、MOSトランジスタのソース領域、ドレイン領域の形成予定領域及びチャネル領域に、ゲート電極材料の一部を形成した後、ゲート電極材料をマスクに用いて自己整合的に素子分離領域を形成するものが文献(T.Ukeda, et.al.,SSDM 1996, pp260-262)に開示されている。従って、この実施の形態においても、自己整合的に素子領域及びSTI領域を確保することができるので、加工ばらつきの影響を最小限にでき、素子の高密度化が実現される。
さらに、第4の実施形態では、フィールドインプラとチャネルインプラとが行われる前は、多結晶シリコン膜62として薄い膜厚のものを形成しておき、ゲート電極をパターニング形成する際に、改めて別の多結晶シリコン膜63を追加してパターニングするようにしている。このため、チャネルインプラの際に、薄い膜厚の多結晶シリコン膜62を介して不純物イオンを注入するので、比較的低加速度で注入でき、チャネリングによるイオン注入のバラツキが低減できる。また、ゲート電極34は2層の多結晶シリコン膜62、63により形成され、膜厚を十分に厚くできるので、ゲート抵抗も増大しない。
<第5の実施形態>
第4の実施形態では、STI 21が形成された後にフィールドインプラとチャネルインプラとが行われる場合を説明した。これに対し、第5の実施形態では、フィールドインプラとチャネルインプラとが行われた後にSTI 21が形成される。以下、図7乃至図8を参照して第5の実施形態の方法を説明する。
まず、図7(a)に示すように、図6(a)の工程と同様に、P型の半導体基板(半導体層)20の表面上にゲート酸化膜61が堆積され、続いて多結晶シリコン層62が堆積される。この多結晶シリコン層62には不純物としてリン(P)がドープされており、低抵抗化されている。
次に、図7(b)に示すように、図5(b)の工程で形成されたものと同じパターンを持つレジスト層25が形成される。続いて、上記レジスト層25をマスク層として用いて、基板20と同一導電型、つまりP型の不純物イオン、例えばボロンイオン(B+)が注入され、フィールドインプラのためのイオン注入領域28が形成される。このイオン注入の際は、注入されたイオンの不純物プロファィルのピークが、後の工程で形成されるSTIの底面直下の基板20内に位置するように、イオンの加速エネルギー等のイオン注入条件が設定される。
次に、図7(c)に示すように、図7(b)の工程で使用されたレジスト層25をマスクとして用いて、基板20とは反対導電型、つまりN型の不純物イオン、例えばリンイオン(P+)が注入され、DタイプのNMOSFET領域22に形成されるDタイプのNMOSFETの閾値電圧を制御する、つまりチャネルインプラのためのイオン注入領域29が形成される。このイオン注入の際は、注入されたリンイオン(P+)の不純物プロファィルのピークが、後の工程で形成されるSTIの深さ方向の途中に位置するように、イオンの加速エネルギー等のイオン注入条件が設定される。
次に、上記レジスト層25が剥離された後、熱処理が施されて、図8(a)に示すように、上記イオン注入領域28、29が活性化されて、DタイプのNMOSFET領域22及びその周辺にP型のフィールド反転防止領域30が形成され、かつDタイプのNMOSFET領域22の表面領域にN型のチャネルインプラ領域31が形成される。また、EタイプのNMOSFET領域23の周囲にはP型のフィールド反転防止領域32が形成される。
次に、多結晶シリコン層62、ゲート酸化膜61及びその下部の半導体基板20が選択的にエッチングされ、半導体基板20の表面領域に浅い溝部が形成される。続いて全面に絶縁膜、例えばシリコン酸化膜(SiO2膜)が堆積されて上記溝部が埋め込まれ、続いて例えば化学的機械的研磨法(CMP)により絶縁膜が削られることで表面が平坦化され、図8(b)に示すように、溝部が絶縁膜によって埋め込まれた複数のSTI 21が形成される。
この後、全面に新たに多結晶シリコン膜63が堆積され、続いてPEPにより多結晶シリコン膜63、62がパターニングされてDタイプのNMOSFET領域22及びEタイプのNMOSFET領域23にゲート電極34がそれぞれ形成される。続いて、上記各ゲート電極34をマスクに用いて、DタイプのNMOSFET領域22及びEタイプのNMOSFET領域23にN型不純物が導入され、拡散されることで、図8(c)に示すようにN型のソース、ドレイン領域35が形成される。
第5の実施形態でも第4の実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置のMOSFET部の製造工程の一例を示す断面図。 図1に示した工程により形成されたSTI及びその底面直下部の深さ方向における不純物濃度プロファイルの一例を示す特性図。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の3種類のMOSFET部のパターンレイアウトを一部透視して概略的に示す平面図及び構造の一例を概略的に示す断面図。 耐圧が異なる2つのDタイプのNMOSFETがカスケード接続された等価回路及びこれを実現する本発明の第3の実施形態に係る半導体装置のMOSFET部のパターンレイアウトの一例を示す平面図。 本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一例を示す断面図。 図5に続く工程を示す断面図。 本発明の第5の実施形態に係る半導体装置の製造工程の一例を示す断面図。 図7に続く工程を示す断面図。 従来の半導体装置のMOSFET部の製造工程の一例を示すフローチャート。 図9のフローチャートに対応する製造工程を示す断面図。
符号の説明
20…半導体基板(半導体層)、21…STI(素子分離領域)、22…DタイプのNMOSFET領域、23…EタイプのNMOSFET領域、24…シリコン酸化膜、25…レジスト層、26…第1の開口部、27…第2の開口部、28、29…イオン注入領域、30…P型のフィールド反転防止領域、31…N型のチャネルインプラ領域、32…P型のフィールド反転防止領域、33…シリコン酸化膜(ゲート絶縁膜)、34…ゲート電極、35…N型のソース、ドレイン領域。

Claims (5)

  1. 第1導電型の半導体層の表面領域に素子分離領域を形成し、前記素子分離領域によって囲まれた前記半導体層からなるMOS型素子領域を形成する工程と、
    前記MOS型素子領域の全領域上及び前記MOS型素子領域の周囲に設けられた前記素子分離領域の一部の領域上に渡って連続するように開口された開口部を有するマスク層を上記半導体層上に形成する工程と、
    不純物プロファイルのピークが前記素子分離領域の底面直下の前記半導体層内に位置するように、第1の不純物イオンを前記マスク層を介して全面に注入する工程と、
    不純物プロファイルのピークが前記素子分離領域の深さ方向の途中に位置するように、第2の不純物イオンを前記マスク層を介して全面に注入する工程と、
    前記第1、第2の不純物イオンを活性化する工程
    とを具備したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 第1導電型の半導体層の表面領域に第1、第2の素子分離領域を形成し、前記第1の素子分離領域によって囲まれた前記半導体層からなる第1のMOS型素子領域と前記第2の素子分離領域によって囲まれた前記半導体層からなる第2のMOS型素子領域を形成する工程と、
    前記第1のMOS型素子領域の全領域上及び前記第1のMOS型素子領域の周囲に設けられた前記第1の素子分離領域の一部の領域上に渡って連続するように開口された第1の開口部、及び前記第2のMOS型素子領域の周囲に設けられた前記第2の素子分離領域のほぼ中央の領域上に対応した位置に開口された第2の開口部を有するマスク層を上記半導体層上に形成する工程と、
    不純物プロファイルのピークが前記第1及び第2の素子分離領域の底面直下の前記半導体層内に位置するように、第1の不純物イオンを前記マスク層を介して全面に注入する工程と、
    不純物プロファイルのピークが前記第1及び第2の素子分離領域の深さ方向の途中に位置するように、第2の不純物イオンを前記マスク層を介して全面に注入する工程と、
    前記第1、第2の不純物イオンを活性化する工程
    とを具備したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 半導体層内に形成された素子分離領域によって素子分離された素子領域と、
    上記素子領域内に形成され、それぞれソース領域とドレイン領域とが設けられ、一方のソース領域と他方のドレイン領域とは共有され、第1の膜厚の第1のゲート絶縁膜が設けられた第1のゲート電極を有する第1のMOSトランジスタ及び上記第1の膜厚よりも薄い第2の膜厚の第2のゲート絶縁膜が設けられた第2のゲート電極を有する第2のMOSトランジスタと、
    前記素子分離領域のうち前記第1のMOSトランジスタのソース領域及びドレイン領域から離間するように前記素子分離領域の下部に形成された第1のフィールド反転防止領域と、
    前記素子分離領域のうち前記第2のMOSトランジスタのソース領域及びドレイン領域と接するように前記素子分離領域の下部に形成された第2のフィールド反転防止領域
    とを具備したことを特徴とする半導体装置。
  4. 第1導電型の半導体層の表面上にゲート酸化膜及び導電体膜を順次堆積する工程と、
    前記導電体膜、ゲート酸化膜及び前記半導体層を選択的に除去し、絶縁膜によって埋め込まれたトレンチ埋め込み型の第1、第2の素子分離領域を形成し、前記第1の素子分離領域によって囲まれた前記半導体層からなる第1のMOS型素子領域と前記第2の素子分離領域によって囲まれた前記半導体層からなる第2のMOS型素子領域を形成する工程と、
    前記第1のMOS型素子領域の全領域上及び前記第1のMOS型素子領域の周囲に設けられた前記第1の素子分離領域の一部の領域上に渡って連続するように開口された第1の開口部、及び前記第2のMOS型素子領域の周囲に設けられた前記第2の素子分離領域のほぼ中央の領域上に対応した位置に開口された第2の開口部を有するマスク層を上記半導体層上に形成する工程と、
    不純物プロファイルのピークが前記第1及び第2の素子分離領域の底面直下の前記半導体層内に位置するように、第1の不純物イオンを前記マスク層を介して全面に注入する工程と、
    不純物プロファイルのピークが前記第1及び第2の素子分離領域の深さ方向の途中に位置するように、第2の不純物イオンを前記マスク層を介して全面に注入する工程と、
    前記第1、第2の不純物イオンを活性化する工程
    とを具備したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 第1導電型の半導体層の表面上にゲート酸化膜及び導電体膜を順次堆積する工程と、
    前記半導体層の第1のMOS型素子形成予定領域に第1の開口部、及び第2のMOS型素子形成予定領域の周囲を囲む素子分離形成予定領域に第2の開口部を有するマスク層を前記半導体層上に形成する工程と、
    不純物プロファイルのピークが第1の深さに位置するように、第1の不純物イオンを前記マスク層を介して全面に注入する工程と、
    不純物プロファイルのピークが前記第1の深さよりも浅い第2の深さに位置するように、第2の不純物イオンを前記マスク層を介して全面に注入する工程と、
    前記第1、第2の不純物イオンを活性化する工程と、
    前記導電体膜、ゲート酸化膜及び前記半導体層を選択的に除去し、絶縁膜によって埋め込まれたトレンチ埋め込み型の第1の素子分離領域を前記第1のMOS型素子形成予定領域の周囲に形成し、トレンチ埋め込み型の第2の素子分離領域を前記第2のMOS型素子形成予定領域の周囲に形成する工程
    とを具備したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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