JP2004297037A - コンタクト - Google Patents

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Abstract

【課題】 プリント配線板と接地導体との間に配されるコンタクトの塑性変形を防止する。
【解決手段】 コンタクト1の平坦部31bに接地導体60を圧接させると、コンタクト部31が支持バネ部21との接続部分を中心として、支持バネ部21が折り返し部分11cを中心として弾性変形し、エラストマー体40も押しつぶされるように弾性変形する。コンタクト部31に及ぼされる押圧力がエラストマー体40にも作用しエラストマー体40が抵抗となるので、コンタクト1が過剰に変形させられることはない。コンタクト部31を弾性変形させる力が過剰になっても、コンタクト部31が塑性変形してバネ特性が失われてしまうのを防止できる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、プリント配線板に表面実装されて、プリント配線板のアースパターンと接地導体との導通を図るコンタクトに関する。
プリント配線板のアースパターンにコンタクトを表面実装し、その状態でプリント配線板を固定するとコンタクトがケースなどの接地導体に圧接するようにして、コンタクトを介してプリント配線板のアースパターンを接地導体に接地する技術が知られている。特に近年、コンピュータ技術の発達に伴いマイクロコンピュータを組み込んだ機器が多く製品化されており、このような機器内部のプリント配線板を接地するのに欠かせない技術となっている。
この種のコンタクトは、プリント配線板のアースパターンと接地導体との導通を確実にするために導電性弾性板にて形成されることが多く、また電磁波シールドを目的として導電性の弾性体と組み合わせて使われることもある。
例えば特表2002−510873号公報には、一対のばね状指部が端から折り曲げられて設けられた板金製のコンタクトに導電性ガスケット材を取り付けた例が開示されている(Fig.10)。
特表2002−510873号公報(Fig.10)
ところで、コンタクトをプリント配線板のアースパターンと筐体などの接地導体との間に配してボルトなどで筐体の蓋を強く締めつけると、コンタクトが塑性変形してバネ特性が失われてしまい、元の形状に弾性復帰できなくなるおそれがあった。弾性復元力が失われると、例えば筺体を開けて再び閉じた際にコンタクトと筐体との接触が確保されず、導通不良になるおそれがある。
なお、特許文献1のFig.10に開示されている導電性ガスケット材は、フィンガーを押しつぶそうとする力に対して抵抗として作用すると考えられるが、特許文献1にはフィンガーの弾性復元力が失われた場合の問題には言及がなく、また弾性復元力が失われてしまった場合の対策についても記載されていない。
請求項1記載のコンタクトは、導電性及び弾性を有する薄板部材とエラストマー体とからなり、前記薄板部材には、少なくとも一部がプリント配線板のアースパターンに表面実装されるベース部と、前記ベース部と対面する姿勢で配され、前記ベース部が表面実装された前記プリント配線板とは別の接地導体との接点となるコンタクト部と、前記ベース部の一部と前記コンタクト部の基端部とに連設され、前記コンタクト部を前記ベース部に接近、遠離させる方向に弾性変形可能に前記コンタクト部を支持する支持バネ部とが形成され、前記エラストマー体は、前記ベース部と前記コンタクト部との間に位置して前記支持バネ部の一部を内部に貫入させることで該支持バネ部に取付けられていることを特徴とする。
このコンタクトは、ベース部の一部をアースパターンに表面実装されてプリント配線板に取り付けられる。そして、ベース部と対面する姿勢で(例えばベース部と平行な方向に沿って)配されたコンタクト部に接地導体を押し付けるようにして接触させることで、プリント配線板のアースパターンと接地導体との導通が図られる。
薄板部材は1枚とするのが望ましいが、複数枚を例えばスポット溶接などで連結して用いてもよい。
ベース部の一部とコンタクト部の基端部とに連設されてコンタクト部を支持する支持バネ部が、コンタクト部を前記ベース部に接近、遠離させる方向に弾性変形可能にコンタクト部を支持しているので、接地導体によってコンタクト部が押圧された際には、コンタクト部をベース部に接近させる方向に弾性変形する。これに伴うコンタクト部の弾性反発力によりコンタクト部と接地導体との接触が強められるから、アースパターンと接地導体との導通が良好になる。
エラストマー体はコンタクト部を弾性変形させる外力が及ぼされると弾性変形し、その外力の解除に伴って弾性復帰するから、コンタクト部を上記のように弾性変形させる力が過剰になっても、エラストマー体がこの力に対する抵抗となるので、コンタクト部が塑性変形してバネ特性が失われてしまうのを防止できる。
また、コンタクト部のバネ特性が弱くなって復元率が低下した場合にも、エラストマー体がバネ特性を補って十分な復元率を発揮させるので、コンタクト部のバネ特性が弱まっても(或いは失われても)、コンタクト部は元の形状に復帰できる。したがって、例えば筺体を開けて再び閉じた際にコンタクトと接地導体との接触は確保されて、導通不良にはならない。
しかも、エラストマー体は支持バネ部の一部を内部に貫入させることで支持バネ部に取付けられているので、例えばばね材の圧縮と解放の繰り返し、または熱膨張などの経年変化があっても(接着剤を使用していると、そのような伸縮変化で接着剤がはがれる可能性があるが)、エラストマー体が支持バネ部から脱落するおそれがない。
いうまでもないが、エラストマー体と支持バネ部とを接着剤などで固着させる必要もないから、接着しにくい材料をエラストマー体とすることも可能である。但し、接着剤の使用を否定するわけではなく、エラストマー体の材質、使用環境等に応じて接着剤を用いてもよい。
なお、支持バネ部の一部をエラストマー体の内部に貫入させる場合、エラストマー体に貫通穴を設けてこれに支持バネ部の貫入部分を貫通させてもよいし、支持バネ部の貫入部分が埋没する程度に深い溝を設けてこれに支持バネ部を挿通させてもよい。
また、弾性体はベース部と支持バネ部との間に配されているので、支持バネ部に接触してこれを弾性変形させる接地導体は、まず支持バネ部に当接する。従って、エラストマー体が接地導体と支持バネ部とのアース導通を阻害することはない。
この説明から明らかであるが、エラストマー体がベース部又はコンタクト部からはみ出す大きさのときでも、ベース部の延長面とコンタクト部の延長面の間に収まるのが望ましい。
なお、エラストマー体はエラストマーを主成分としていればよく、例えば導電性粒子や導電性繊維等のフィラーが練り込んであってもよい。エラストマー体に導電性粒子等を練り込んで導電性とした場合には、アースパターンと接地導体との導通距離がより短くなる。
請求項2記載のコンタクトは、請求項1記載のコンタクトにおいて、前記コンタクト部を弾性変形させる外力が該コンタクトに及ぼされていない状態でも、前記エラストマー体は前記コンタクト部及び前記ベース部に接触しているので、コンタクト部をベース部側へ弾性変形させる外力が及ぼされれば、その外力がただちにエラストマー体にも作用する。よって、請求項1で説明したエラストマー体の機能がより良好に発揮される。
請求項3記載のコンタクトは、請求項1又は2記載のコンタクトにおいて、前記コンタクト部には、自動実装機によって吸着可能な吸着面が設けられているので、自動実装機によってコンタクトをプリント配線板上にマウントできる。
請求項4記載のコンタクトは、請求項3記載のコンタクトにおいて、前記コンタクト部を弾性変形させる外力が該コンタクトに及ぼされていない状態では前記吸着面と前記ベース部とが略平行で、前記コンタクト部が前記ベース部に接近する方向に弾性変形する際にも前記吸着面が前記ベース部と略平行な位置関係を保つべく設定されているので、自動実装機の吸着ノズルの当接により弾性変形が生じた場合でもノズルと吸着面との間に隙間が生じるのを抑制できる。これにより、効率よくコンタクトを吸着することができ、自動実装効率の向上が図られる。
請求項5記載のコンタクトは、請求項1から4のいずれか1項に記載のコンタクトにおいて、前記エラストマー体の前記コンタクト部の下側になる場所に空洞部が設けられていることを特徴とする。
エラストマー体のコンタクト部の下側になる場所に設けられている空洞部は、エラストマー体を圧縮変形させる際にエラストマー体の変形代(逃がし)になるから、コンタクト部をベース部に接近させる方向への支持バネ部を弾性変形させる時にエラストマー体の抵抗が小さくなる。すなわち、支持バネ部及びコンタクト部に過剰な応力が作用しないから、これらの塑性変形を防止する効果が高い。
特にコンタクト部の先端部の下側を空洞部とすることにより、コンタクト部の先端部に過剰な応力が作用するのを(つまり、この部分の変形を)良好に防止できる。
空洞部は、圧縮変形時にエラストマー体の変形代(逃がし)になる限りにおいて形状やサイズに制限はないが、少なくとも1端が開口した穴状であると射出成形にて空洞部を形成できる。つまり、エラストマー体を射出成形するのに適している。
請求項6記載のコンタクトは、請求項5記載のコンタクトにおいて、前記空洞部は、前記ベース部側から前記コンタクト部側に貫通する縦穴であることを特徴とするので、上記の少なくとも1端が開口した穴状であることによる効果が得られる。また、コンタクト部側の開口をコンタクト部の先端部に対応させれば、上述の変形防止効果が得られる。
請求項7記載のコンタクトは、請求項5記載のコンタクトにおいて、前記空洞部は、前記支持バネ部が前記コンタクト部を前記ベース部に接近、遠離させる方向に弾性変形する際の該支持バネ部の変位方向と交差する方向に沿って貫通する横穴であるので、上記の少なくとも1端が開口した穴状であることによる効果が得られる。
また、エラストマー体の圧縮変形の初期には横穴の両側が接触していないからコンタクト部をベース部に接近させる方向への支持バネ部を弾性変形させる場合、その初期には横穴の両側が接触していないから、この変形に対するエラストマー体の抵抗が小さく、支持バネ部及びコンタクト部に過剰な応力が作用して塑性変形するのを良好に防止できる。一方、エラストマー体の圧縮変形が大きくなって横穴の両側が接触すると、この変形に対するエラストマー体の抵抗が格段に大きくなって、支持バネ部が過剰に変形するのを(例えば押しつぶされてしまうのを)防止する。この過剰変形を防止する作用はコンタクト部に対しても有効である。
本発明のコンタクトは、ベース部の少なくとも一部がプリント配線板のアースパターンに表面実装されるのであるが、この表面実装は半田付けによるのが普通である。従って、エラストマー体には半田付けに伴う加熱(一般的には最高で260℃程度)に耐えうる材質とすることが望ましい。
請求項8記載のコンタクトは、請求項1から7のいずれか1項に記載のコンタクトにおいて、前記エラストマー体は少なくとも260℃に耐える耐熱性を備えていることを特徴とするので、半田付けによる表面実装に適している。
このような耐熱性を有するエラストマー材料としては、特開平7−11010号公報に記載のシリコーンゴム、特開平7−157569号公報に記載の耐熱熱伝導性パッキンに用いられている材料等が例示されるが、これらに限定されるわけではない。
次に、いくつかの実施例により本発明の実施の形態を説明する。
[実施例1]
図1に示すように、コンタクト70は、薄板部材80とエラストマー体90とで構成されている。
薄板部材80は板金(材質は、例えばベリリウム銅やリン青銅)であって、板厚は0.3mm〜0.8mm程度とされる。
薄板部材80は、打ち抜きや折り曲げ等の公知のプレス加工が施されて、ベース部81、支持バネ部82及びコンタクト部83が設けられている。
ベース部81の外形は略長方形であり、中央部には支持バネ部82及びコンタクト部83の切り起こしに伴う、略長方形の長穴81aが形成されている。従って、プリント配線板の回路パターンに半田付けされる接合面81bとされるのは、長穴81aを取り囲んでいる枠状の部分の下面である。
支持バネ部82は、長穴81aの一辺にてベース部81に連設された傾斜面とされている。
支持バネ部82の先端側はベース部81とほぼ平行に折り曲げられて、ここに平坦なコンタクト部83が形成されている。
支持バネ部82は、ベース部81との連設部分を支点として、コンタクト部83をベース部81(接合面81b)に近づける方向及びその逆方向に弾性変形可能である。
エラストマー体90は260℃の加熱に耐えるシリコーンエラストマーであり、全体的な形状は四角錐台であるが、その中心部には直方体状の横穴91が設けられている。横穴91はほぼ直方体状で、長穴81aの支持バネ部82が延出されている辺と直交する辺に面した2箇所と長穴81aの中央部にて下面に開口する1箇所の計3箇所で開口している。
また、エラストマー体90には、図2(a)に示されるように連結穴94が設けられており、この連結穴94を支持バネ部82が貫通している。これによって、エラストマー体90が薄板部材80に取り付けられている。
さらに、エラストマー体90の底部は長穴81aに嵌合しており、これによってもエラストマー体90と薄板部材80とが連結されている。
このコンタクト70は、図2に示すように、プリント配線板50に実装されて用いられる。プリント配線板50への実装は、コンタクト部83の上面(またはコンタクト部83及びエラストマー体90の上面部92)を吸着面として自動実装機で吸着してコンタクト70を保持し、そのコンタクト70を、接合面81bが回路パターンのクリーム半田に乗るように対応させて、プリント配線板50上に載置する。そして、リフローソルダリングによって、クリーム半田を溶融させ冷却することにより、コンタクト70をプリント配線板50に半田付けする。
このようにプリント配線板50上に表面実装されたコンタクト70は、例えばプリント配線板50を収容した筐体の閉鎖に伴って、コンタクト部83が筐体などの接地導体60に圧接させられる。
コンタクト70を挟んだプリント配線板50と接地導体60との間隔は、外力が及ぼされていないときのコンタクト70の高さ(接合面81b〜コンタクト部83の上面)よりも小さく設定されているので、接地導体60からの押圧力がコンタクト部83に及ぼされる。
図2(b)に示すように、この押圧力により、支持バネ部82がベース部81との接続部分を支点として倒れるように弾性変形する。また、この押圧力は、支持バネ部82及びコンタクト部83を介して、また直接にもエラストマー体90に作用するので、エラストマー体90も押しつぶされるように弾性変形する。
コンタクト部83に及ぼされる押圧力がエラストマー体90にも作用しエラストマー体90が抵抗となるので、コンタクト70が過剰に変形させられることはない。したがって、コンタクト70を上記のように弾性変形させる力が過剰になっても、コンタクト部83や支持バネ部82が塑性変形してバネ特性が失われてしまうのを防止できる。
このようにエラストマー体90が弾性変形する際には、横穴91がエラストマー体90の変形代(逃がし)になるから、コンタクト部83をベース部81に接近させる方向に支持バネ部82を弾性変形させる時にエラストマー体90の抵抗が小さくなる。すなわち、支持バネ部82及びコンタクト部83に過剰な応力が作用しないから、これらの塑性変形を防止する効果が高い。
また、図2(b)のように押圧によるコンタクト70の弾性変形量が小さいとき(変形の初期)には、横穴91の存在によりエラストマー体90の変形が容易であり、少ない力で上記のように変形させることができる。
そして、図2(c)のように変形量が大きくなると、横穴91の内壁同士が接触し合うので、エラストマー体90の弾性反発力がそれまでよりも大きくなって、コンタクト部83及び支持バネ部82を支えるので、これらの部分が限界を超えて変形するのを、すなわち塑性変形等の不具合が発生するのを良好に防止する。
また、エラストマー体90はベース部81の上側に配されているのが、コンタクト70を弾性変形させる接地導体60は、まずコンタクト部83(及びエラストマー体90の上面部92)に当接する。従って、エラストマー体90が接地導体60とコンタクト部83との接触を阻害することはない。
筐体の開放等に伴って接地導体60がコンタクト70から離れて押圧力が解除されればエラストマー体90が弾性復帰するので、接地導体60の圧接によって変形させられた支持バネ部82のバネ特性が弱くなって復元率が低下した場合にも、エラストマー体90がバネ特性を補って十分な復元率を発揮させる。このため、薄板部材80のバネ特性が弱まっても(或いは失われても)、コンタクト部83は元の状態に復帰できる。したがって、例えば筺体を開けて再び閉じた際にコンタクト70と接地導体60との接触は確保されて、導通不良にはならない。
しかも、エラストマー体90は支持バネ部82の一部を連結穴94に貫入させることで支持バネ部82に取付けられているので、例えば接着不良、接着剤の劣化等が原因でエラストマー体90が支持バネ部82(すなわち薄板部材80)から脱落するおそれがない。エラストマー体90と支持バネ部82とを接着剤などで固着させる必要もないから、接着しにくい材料をエラストマー体90とすることも可能である。
なお、本実施例では、コンタクト70を弾性変形させる外力がコンタクト70に及ぼされていない状態でも、エラストマー体90はコンタクト部83及びベース部81に接触している構成を採用したので、コンタクト部83をベース部81側へ弾性変形させる外力が及ぼされれば、その外力がただちにエラストマー体90にも作用する。
しかし、弾性変形させる外力がコンタクト70に及ぼされていない状態ではエラストマー体90はコンタクト部83又はベース部81に接触しておらず、コンタクト部83が設定量以上ベース部81側へ変位してから、該弾性変形させる外力がエラストマー体90にも作用する構成としてもよい。こうすると、例えばコンタクト部83の変位量(支持バネ部82の弾性変形量)が少ないときには薄板部材80の弾性反発力だけでコンタクト部83と接地導体60との圧接導通を確保し(接地導体60及びプリント配線板50にかかる応力を抑制し)、支持バネ部82の弾性変形量が過剰になるのをエラストマー体90によって防止することができる。
さらに、本実施例のコンタクト70のコンタクト部83の上面は平坦面であり、自動実装機によって吸着可能な吸着面となるので、自動実装機によってこの平坦面を吸着してコンタクト70をプリント配線板50上にマウントできる。この際にエラストマー体90の上面部92をも吸着面にできるので、自動実装機による吸着位置が多少ずれても問題がない。
[実施例2]
本例は実施例1と同様に横穴を有するエラストマー体(材質は実施例1と同じ)を用いた例であるが、横穴の形状が実施例1とは異なっている。
図3、図4に示すように、本実施例のエラストマー体100に設けられている横穴101は、図4(a)に量に示されているように台形状である。この点以外は実施例1と同様であるから、実施例1と同じ符号を使用して説明を省略する。
図3に示すように、本実施例のエラストマー体100には横穴101が設けられている。横穴101はほぼ直方体状で、長穴81aの支持バネ部82が延出されている辺と直交する辺に面した2箇所と長穴81aの中央部にて下面に開口する1箇所の計3箇所で開口している。
また実施例1と同様の上面部92を備え、実施例1と同様の連結穴94にて支持バネ部82と連結されている。
このコンタクト70は、実施例1同様にプリント配線板50に実装されて用いられる(図4参照)。プリント配線板50上に表面実装されたコンタクト70は、例えばプリント配線板50を収容した筐体の閉鎖に伴って、コンタクト部83が筐体などの接地導体60に圧接させられる(図4(b)、(c)参照)。
コンタクト70を挟んだプリント配線板50と接地導体60との間隔は、外力が及ぼされていないときのコンタクト70の高さ(接合面81b〜コンタクト部83の上面)よりも小さく設定されているので、接地導体60からの押圧力がコンタクト部83に及ぼされる。
図4(b)に示すように、この押圧力により、支持バネ部82がベース部81との接続部分を支点として倒れるように弾性変形する。また、この押圧力は、支持バネ部82及びコンタクト部83を介して、また直接にもエラストマー体100に作用するので、エラストマー体100も押しつぶされるように弾性変形する。
コンタクト部83に及ぼされる押圧力がエラストマー体100にも作用しエラストマー体100が抵抗となるので、コンタクト70が過剰に変形させられることはない。したがって、コンタクト70を上記のように弾性変形させる力が過剰になっても、コンタクト部83や支持バネ部82が塑性変形してバネ特性が失われてしまうのを防止できる。
このようにエラストマー体100が弾性変形する際には、横穴101がエラストマー体90の変形代(逃がし)になるから、コンタクト部83をベース部81に接近させる方向に支持バネ部82を弾性変形させる時にエラストマー体100の抵抗が小さくなる。すなわち、支持バネ部82及びコンタクト部83に過剰な応力が作用しないから、これらの塑性変形を防止する効果が高い。
また、図4(b)のように押圧によるコンタクト70の弾性変形量が小さいとき(変形の初期)には、横穴101の存在によりエラストマー体100の変形が容易であり、少ない力で上記のように変形させることができる。このような状況では、コンタクト部83の先端部がエラストマー体100を引き下げるので、それに対する弾性反発力がエラストマー体100に発生し、コンタクト70の過剰な変形を抑制する。
そして、図4(c)のように変形量が大きくなると、横穴101がほぼ収縮しきってしまい、エラストマー体100が弾性変形から塑性変形に移行し始める。これによりエラストマー体100の反発力がそれまでよりも大きくなって、コンタクト部83及び支持バネ部82を支えるので、これらの部分が限界を超えて変形するのを、すなわち塑性変形等の不具合が発生するのを良好に防止する。
また、エラストマー体100はベース部81の上側に配されているのが、コンタクト70を弾性変形させる接地導体60は、まずコンタクト部83(及びエラストマー体100の上面部92)に当接する。従って、エラストマー体100が接地導体60とコンタクト部83との接触を阻害することはない。
筐体の開放等に伴って接地導体60がコンタクト70から離れて押圧力が解除されればエラストマー体100が弾性復帰するので、接地導体60の圧接によって変形させられた支持バネ部82のバネ特性が弱くなって復元率が低下した場合にも、エラストマー体100がバネ特性を補って十分な復元率を発揮させる。このため、薄板部材80のバネ特性が弱まっても(或いは失われても)、コンタクト部83は元の状態に復帰できる。したがって、例えば筺体を開けて再び閉じた際にコンタクト70と接地導体60との接触は確保されて、導通不良にはならない。
しかも、エラストマー体100は支持バネ部82の一部を連結穴94に貫入させることで支持バネ部82に取付けられているので、例えば接着不良、接着剤の劣化等が原因でエラストマー体100が支持バネ部82(すなわち薄板部材80)から脱落するおそれがない。エラストマー体100と支持バネ部82とを接着剤などで固着させる必要もないから、接着しにくい材料をエラストマー体100とすることも可能である。
なお、本実施例では、コンタクト70を弾性変形させる外力がコンタクト70に及ぼされていない状態でも、エラストマー体100はコンタクト部83及びベース部81に接触している構成を採用したので、コンタクト部83をベース部81側へ弾性変形させる外力が及ぼされれば、その外力がただちにエラストマー体100にも作用する。
しかし、弾性変形させる外力がコンタクト70に及ぼされていない状態ではエラストマー体100はコンタクト部83又はベース部81に接触しておらず、コンタクト部83が設定量以上ベース部81側へ変位してから、該弾性変形させる外力がエラストマー体100にも作用する構成としてもよい。こうすると、例えばコンタクト部83の変位量(支持バネ部82の弾性変形量)が少ないときには薄板部材80の弾性反発力だけでコンタクト部83と接地導体60との圧接導通を確保し(接地導体60及びプリント配線板50にかかる応力を抑制し)、支持バネ部82の弾性変形量が過剰になるのをエラストマー体100によって防止することができる。
さらに、本実施例のコンタクト70のコンタクト部83の上面は平坦面であり、自動実装機によって吸着可能な吸着面となるので、自動実装機によってこの平坦面を吸着してコンタクト70をプリント配線板50上にマウントできる。この際にエラストマー体100の上面部92をも吸着面にできるので、自動実装機による吸着位置が多少ずれても問題がない。
[実施例3]
本例は縦穴を有するエラストマー体(材質は実施例1と同じ)を用いた例である。薄板部材80は実施例1と同様であるから、同じ符号を使用して説明を省略する。
図5、図6に示すように、本実施例のエラストマー体110の中心部にはシリンダ状の縦穴111が設けられている。縦穴111は、下端が長穴81aの中央部に開口し、上端はコンタクト部83の下面に達して開口している。但し、上端は全面的に開口しているわけではなく、直径の1/2ほどはコンタクト部83と段差無く接続する平坦な上面部92によって閉鎖されている。
また実施例1と同様の連結穴94にて支持バネ部82と連結されている。
このコンタクト70は、実施例1と同様にプリント配線板50に実装されて用いられる(図6参照)
このようにプリント配線板50上に表面実装されたコンタクト70は、例えばプリント配線板50を収容した筐体の閉鎖に伴って、コンタクト部83が筐体などの接地導体60に圧接させられる。
コンタクト70を挟んだプリント配線板50と接地導体60との間隔は、外力が及ぼされていないときのコンタクト70の高さ(接合面81b〜コンタクト部83の上面)よりも小さく設定されているので、接地導体60からの押圧力がコンタクト部83に及ぼされる。
図6(b)に示すように、この押圧力により、支持バネ部82がベース部81との接続部分を支点として倒れるように弾性変形する。また、この押圧力は、支持バネ部82及びコンタクト部83を介して、また直接にもエラストマー体110に作用するので、エラストマー体110も押しつぶされるように弾性変形する。
コンタクト部83に及ぼされる押圧力がエラストマー体110にも作用しエラストマー体110が抵抗となるので、コンタクト70が過剰に変形させられることはない。したがって、コンタクト70を上記のように弾性変形させる力が過剰になっても、コンタクト部83や支持バネ部82が塑性変形してバネ特性が失われてしまうのを防止できる。
このようにエラストマー体110が弾性変形する際には、縦穴111がエラストマー体110の変形代(逃がし)になるから、コンタクト部83をベース部81に接近させる方向に支持バネ部82を弾性変形させる時にエラストマー体110の抵抗が小さくなる。すなわち、支持バネ部82及びコンタクト部83に過剰な応力が作用しないから、これらの塑性変形を防止する効果が高い。特にコンタクト部83の先端部の下側が縦穴111になっているので、コンタクト部83の先端部に過剰な応力が作用するのを(つまり、この部分の変形を)良好に防止できる。
比較例として縦穴111を備えないエラストマー体120を使用した場合を図60(c)に示す。この場合はエラストマー体120の反発力により、コンタクト部83と支持バネ部82との折り曲げ部分を広げる方向の応力が発生するので、図示のように押し広げられて折り曲げ部分が塑性変形するおそれがある。
また、エラストマー体110はベース部81の上側に配されているのが、コンタクト70を弾性変形させる接地導体60は、まずコンタクト部83(及びエラストマー体110の上面部92)に当接する。従って、エラストマー体110が接地導体60とコンタクト部83との接触を阻害することはない。
筐体の開放等に伴って接地導体60がコンタクト70から離れて押圧力が解除されればエラストマー体110が弾性復帰するので、接地導体60の圧接によって変形させられた支持バネ部82のバネ特性が弱くなって復元率が低下した場合にも、エラストマー体110がバネ特性を補って十分な復元率を発揮させる。このため、薄板部材80のバネ特性が弱まっても(或いは失われても)、コンタクト部83は元の状態に復帰できる。したがって、例えば筺体を開けて再び閉じた際にコンタクト70と接地導体60との接触は確保されて、導通不良にはならない。
しかも、エラストマー体110は支持バネ部82の一部を連結穴94に貫入させることで支持バネ部82に取付けられているので、例えば接着不良、接着剤の劣化等が原因でエラストマー体110が支持バネ部82(すなわち薄板部材80)から脱落するおそれがない。エラストマー体110と支持バネ部82とを接着剤などで固着させる必要もないから、接着しにくい材料をエラストマー体110とすることも可能である。
なお、本実施例では、コンタクト70を弾性変形させる外力がコンタクト70に及ぼされていない状態でも、エラストマー体110はコンタクト部83及びベース部81に接触している構成を採用したので、コンタクト部83をベース部81側へ弾性変形させる外力が及ぼされれば、その外力がただちにエラストマー体110にも作用する。
しかし、弾性変形させる外力がコンタクト70に及ぼされていない状態ではエラストマー体110はコンタクト部83又はベース部81に接触しておらず、コンタクト部83が設定量以上ベース部81側へ変位してから、該弾性変形させる外力がエラストマー体110にも作用する構成としてもよい。こうすると、例えばコンタクト部83の変位量(支持バネ部82の弾性変形量)が少ないときには薄板部材80の弾性反発力だけでコンタクト部83と接地導体60との圧接導通を確保し(接地導体60及びプリント配線板50にかかる応力を抑制し)、支持バネ部82の弾性変形量が過剰になるのをエラストマー体110によって防止することができる。
さらに、本実施例のコンタクト70のコンタクト部83の上面は平坦面であり、自動実装機によって吸着可能な吸着面となるので、自動実装機によってこの平坦面を吸着してコンタクト70をプリント配線板50上にマウントできる。この際にエラストマー体110の上面部92をも吸着面にできるので、自動実装機による吸着位置が多少ずれても問題がない。
[実施例4]
図7及び図8に示すように、コンタクト1は、薄板部材10とエラストマー体40とで構成されている。
薄板部材10は板金(材質は、例えばベリリウム銅やリン青銅)であって、板厚は0.3mm〜0.8mm程度とされる。
薄板部材10は、打ち抜きや折り曲げ等の公知のプレス加工が施されて、ベース部11、支持バネ部21及びコンタクト部31が設けられている。
ベース部11は略長方形であり、中央部には下面側が凹、上面側が凸となる凹部11bが幅方向に沿って形成されている。この凹部11bの両隣部分は平面状で、プリント配線板の回路パターンに半田付けされる接合面11aとされる。
また、一方の端部は円弧状に反り返り、他方の端部は接合面11aの反対側にUターン状に折り返されており、この折り返し部分11cは支持バネ部21との連接部となっている。
支持バネ部21は、全体的にきわめて緩やかな(曲率半径が大きい)弧状で、折り返し部分11cから先端部分へ向かうほどベース部11から離れるように折り曲げられているが、先端部分に近づくほどベース部11に対する傾斜は緩やかになっている。また、支持バネ部21の先端21bは、ベース部11側へ半円状に折り曲げられている。
そして、支持バネ部21の幅方向(図8(a)中に記号Xで示した方向)の中央部分を切り起こして、支持バネ部21に対し約1/3の幅を持ちベース部11と対面状に配された、コンタクト部31が形成されている。
コンタクト部31には、支持バネ部21の先端部分に連接してベース部11から離れる方向へ傾斜した接続部31a、接続部31aから折り曲げられてベース部11(接合面11a)にほぼ平行な平坦部31b及び平坦部31bから折り曲げられてベース部11へ近づく方向へ傾斜した自由端部31cが設けられている。接続部31aと支持バネ部21との接続部分がコンタクト部31の基端部α、自由端部31cの先端が自由端となる。
また、支持バネ部21の中央部分には、コンタクト部31の切り起こしに伴って、略長方形の長穴21aが形成されている。
エラストマー体40は260℃の加熱に耐えるシリコーンエラストマーであり、断面形状が小判形の棒状体である。エラストマー体40には、図8(c)に良好に示されるように両端部に深溝41が設けられている。
エラストマー体40は、図8(b)に良好に示されるとおり、ベース部11(凹部11bの上面)とコンタクト部31(平坦部31bの下面)とに挟まれるように配されている。
エラストマー体40の深溝41には支持バネ部21の一部が貫入しており、これによってエラストマー体40は支持バネ部21すなわち薄板部材10に取り付けられている。また、エラストマー体40はコンタクト部31の下側を貫通しているが、コンタクト部31ともベース部11とも連結されていない(接着等はされていない)。
このコンタクト1は、図9に示すように、プリント配線板50に実装されて用いられる。具体的には、平坦部31bの上面(吸着面)を自動実装機で吸着してコンタクト1を保持し、そのコンタクト1を、接合面11aが回路パターン51のクリーム半田51aに乗るように対応させて、プリント配線板50上に載置する。そして、リフローソルダリングによって、クリーム半田51aを溶融させ冷却することにより、コンタクト1をプリント配線板50に半田付けする。
このようにプリント配線板50上に表面実装されたコンタクト1は、例えばプリント配線板50を収容した筐体の閉鎖に伴って、平坦部31bが筐体などの接地導体60に圧接させられる。
コンタクト1を挟んだプリント配線板50と接地導体60との間隔は、外力が及ぼされていないときのコンタクト1の高さ(接合面11a〜平坦部31b上面)よりも小さく設定されているので、接地導体60からの押圧力が平坦部31bに及ぼされる。
図9(a)に示すように、この押圧力により、コンタクト部31が支持バネ部21との接続部分(基端部α)を中心として、また、支持バネ部21がベース部11からの折り返し部分11cを中心として弾性変形する。このとき、平坦部31bは、接合面11aと略平行の位置関係を保って変位する。また、この押圧力は、コンタクト部31を介してエラストマー体40にも作用するので、エラストマー体40も押しつぶされるように弾性変形する。図9(a)には、コンタクト部31、支持バネ部21及びエラストマー体40が弾性変形した様子を二点鎖線で示した。
コンタクト部31に及ぼされる押圧力がエラストマー体40にも作用しエラストマー体40が抵抗となるので、図9(b)に例示のエラストマー体40を備えない場合のように(コンタクト部31及び支持バネ部21を弾性変形した様子を二点鎖線で示す。)、コンタクト1が過剰に変形させられることはない。したがって、コンタクト部31を上記のように弾性変形させる力が過剰になっても、コンタクト部31が塑性変形してバネ特性が失われてしまうのを防止できる。
また、エラストマー体40はベース部11とコンタクト部31との間に配されているので、コンタクト部31に接触してこれを弾性変形させる接地導体60は、まずコンタクト部31(平坦部31b)に当接する。従って、エラストマー体40が接地導体60とコンタクト部31との接触を阻害することはない。
筐体の開放等に伴って接地導体60が平坦部31bから離れて押圧力が解除されればエラストマー体40が弾性復帰するので、接地導体60の圧接によって変形させられたコンタクト部31のバネ特性が弱くなって復元率が低下した場合にも、エラストマー体40がバネ特性を補って十分な復元率を発揮させるので、コンタクト部31のバネ特性が弱まっても(或いは失われても)、コンタクト部31は元の形状に復帰できる。したがって、例えば筺体を開けて再び閉じた際にコンタクト1と接地導体60との接触は確保されて、導通不良にはならない。
しかも、エラストマー体40は支持バネ部21の一部を深溝41に貫入させることで支持バネ部21に取付けられているので、例えば接着不良、接着剤の劣化等が原因でエラストマー体40が支持バネ部21(すなわち薄板部材10)から脱落するおそれがない。エラストマー体40と支持バネ部21とを接着剤などで固着させる必要もないから、接着しにくい材料をエラストマー体40とすることも可能である。
なお、本実施例では、コンタクト部31を弾性変形させる外力がコンタクト1に及ぼされていない状態でも、エラストマー体40はコンタクト部31及びベース部11に接触している構成を採用したので、コンタクト部31をベース部11側へ弾性変形させる外力が及ぼされれば、その外力がただちにエラストマー体40にも作用する。
しかし、コンタクト部31を弾性変形させる外力がコンタクト1に及ぼされていない状態ではエラストマー体40はコンタクト部31又はベース部11に接触しておらず、コンタクト部31が設定量以上ベース部11側へ弾性変形してから、その弾性変形させる外力がエラストマー体40にも作用する構成としてもよい。こうすると、例えばコンタクト部31の弾性変形量が少ないときには薄板部材10の弾性反発力だけでコンタクト部31と接地導体60との圧接導通を確保し(接地導体60及びプリント配線板50にかかる応力を抑制し)、コンタクト部31の弾性変形が過剰になるのをエラストマー体40によって防止することができる。
さらに、本実施例のコンタクト1のコンタクト部31には、自動実装機によって吸着可能な吸着面となる平坦部31bが設けられているので、自動実装機によって平坦部31b吸着してコンタクト1をプリント配線板50上にマウントできる。
しかも、コンタクト部31を弾性変形させる外力がコンタクト1に及ぼされていない状態では平坦部31bと接合面11aとが略平行で、コンタクト部31が自由端部31cをベース部11に接近させる方向に弾性変形する際にも平坦部31bが接合面11aと略平行な位置関係を保つべく設定されているので、自動実装機の吸着ノズルの当接により弾性変形が生じた場合でもノズルと平坦部31bとの間に隙間が生じるのを抑制できる。これにより、効率よくコンタクト1を吸着することができ、自動実装効率の向上が図られる。
[比較実験]
実施例1のコンタクト1とエラストマー体40を備えず薄板部材10のみからなる比較例のコンタクトとを用いて、コンタクト部31(平坦部31b)に荷重をかけて復元率を測定した。その結果を図13(a)(実施例コンタクト)と図14(a)(比較例コンタクト)に示す。なお、各図の(b)は荷重(圧縮力)のグラフである。
図13(a)と図14(a)の比較から明らかなとおり、実施例のコンタクト1は圧縮変形からの復元率が優れている。
[薄板部材の変形例]
上記実施例1では、長穴21aの長手方向の中央部分は、丁度、コンタクト部31の平坦部31bと同じ幅になっていた。これに対して、図10(a)に示すように、コンタクト部31の平坦部31bの幅よりも広い幅を有する長穴22aを備えた支持バネ部22を形成してもよい。
また、上記実施例1では、コンタクト部31を支持バネ部21から切り起こして形成していたが、コンタクト部を、支持バネ部の先端部分から折り曲げるようにして延設することも考えられる。例えば図10(b)に示すように、コンタクト部33を、支持バネ部23の先端23bからベース部13の反対側へ折り曲げて形成することが考えられる。また例えば図10(c)に示すように、支持バネ部24の先端24bをベース部14側へ折り曲げ、支持バネ部24の長穴24aを挿通する接続部34aを有したコンタクト部34を形成してもよい。
[エラストマー体の変形例」
上記実施例1では断面形状が小判形のエラストマー体40を使用したが、断面形状を円形(図11(a))、楕円形(図11(b))、正方形又は長方形(図11(c))、多角形(図11(d))等にしてもよい。
また、図12に例示するように、薄板部材10の内側になる空間のほぼ全体をエラストマー体40(明瞭にするためにハッチングを施してある。)で充填するような構造も可能である。
[その他]
以上、実施例などにより本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらの例に何等限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得る。
実施例1のコンタクトの説明図であり、(a)は薄板部材の斜視図、(b)はコンタクトの上面斜視図、(c)はコンタクトの底面斜視図である。 実施例1のコンタクトの使用状態の説明図であり、(a)はプリント配線板に実装した状態の図1(b)のB−B断面図、(b)はコンタクトの変形量が小さいときの説明図、(c)はコンタクトの変形量が大きいときの説明図である。 実施例2のコンタクトの説明図であり、(a)はコンタクトの上面斜視図、(b)はコンタクトの底面斜視図である。 実施例2のコンタクトの使用状態の説明図であり、(a)はプリント配線板に実装した状態の断面図、(b)はコンタクトの変形量が小さいときの説明図、(c)はコンタクトの変形量が大きいときの説明図である。 実施例3のコンタクトの説明図であり、(a)はコンタクトの上面斜視図、(b)はコンタクトの底面斜視図である。 実施例3のコンタクトの使用状態の説明図であり、(a)はプリント配線板に実装した状態の断面図、(b)はコンタクトの変形量が小さいときの説明図、(c)はコンタクトの変形量が大きいときの説明図である。 実施例4のコンタクトの外観を示す斜視図である。 実施例4のコンタクトの説明図であり、(a)はコンタクトの平面図、(b)はコンタクトの側面図、(c)は(b)のA−Aでの断面図である。 実施例4及び比較例のコンタクトの使用説明図であり、(a)は実施例のコンタクトの説明図、(b)はエラストマー体を備えない比較例の説明図である。 薄板部材の変形例の説明図である。 エラストマー体の変形例の説明図である。 エラストマー体の変形例の説明図である。 実施例4のコンタクトの圧縮、復元実験のグラフ。 比較例のコンタクトの圧縮、復元実験のグラフ。
符号の説明
1 、70コンタクト
10、80 薄板部材
11、81 ベース部
11a 、81b接合面
21 、82支持バネ部
31 、83コンタクト部
31a 接続部
31b 平坦部(吸着面)
31c 自由端部
40、90、100、110 エラストマー体
41 深溝
50 プリント配線板
51 回路パターン
60 接地導体
α 基端部
91・・・横穴(空洞部)、
92・・・上面部、
94・・・連結穴、
101・・・横穴(空洞部)、
111・・・縦穴(空洞部)。

Claims (8)

  1. 導電性及び弾性を有する薄板部材とエラストマー体とからなり、
    前記薄板部材には、
    少なくとも一部がプリント配線板のアースパターンに表面実装されるベース部と、
    前記ベース部と対面する姿勢で配され、前記ベース部が表面実装された前記プリント配線板とは別の接地導体との接点となるコンタクト部と、
    前記ベース部の一部と前記コンタクト部の基端部とに連設され、前記コンタクト部を前記ベース部に接近、遠離させる方向に弾性変形可能に前記コンタクト部を支持する支持バネ部と
    が形成され、
    前記エラストマー体は、
    前記ベース部と前記コンタクト部との間に位置して前記支持バネ部の一部を内部に貫入させることで該支持バネ部に取付けられている
    ことを特徴とするコンタクト。
  2. 請求項1記載のコンタクトにおいて、
    前記コンタクト部を弾性変形させる外力が該コンタクトに及ぼされていない状態でも、前記エラストマー体は前記コンタクト部及び前記ベース部に接触している
    ことを特徴とするコンタクト。
  3. 請求項1又は2記載のコンタクトにおいて、
    前記コンタクト部には、自動実装機によって吸着可能な吸着面が設けられていることを特徴とするコンタクト。
  4. 請求項3記載のコンタクトにおいて、
    前記コンタクト部を弾性変形させる外力が該コンタクトに及ぼされていない状態では前記吸着面と前記ベース部とが略平行で、
    前記コンタクト部が前記ベース部に接近する方向に弾性変形する際にも前記吸着面が前記ベース部と略平行な位置関係を保つべく設定されている
    ことを特徴とするコンタクト。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のコンタクトにおいて、
    前記エラストマー体の前記コンタクト部の下側になる場所に空洞部が設けられていることを特徴とするコンタクト。
  6. 請求項5記載のコンタクトにおいて、
    前記空洞部は、前記ベース部側から前記コンタクト部側に貫通する縦穴であることを特徴とするコンタクト。
  7. 請求項5記載のコンタクトにおいて、
    前記空洞部は、前記支持バネ部が前記コンタクト部を前記ベース部に接近、遠離させる方向に弾性変形する際の該支持バネ部の変位方向と交差する方向に沿って貫通する横穴であることを特徴とするコンタクト。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載のコンタクトにおいて、
    前記エラストマー体は少なくとも260℃に耐える耐熱性を備えていることを特徴とするコンタクト。
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