JP2011054548A - 電気回路部材用コネクタ - Google Patents

電気回路部材用コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2011054548A
JP2011054548A JP2009221540A JP2009221540A JP2011054548A JP 2011054548 A JP2011054548 A JP 2011054548A JP 2009221540 A JP2009221540 A JP 2009221540A JP 2009221540 A JP2009221540 A JP 2009221540A JP 2011054548 A JP2011054548 A JP 2011054548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
arm
connection base
circuit member
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009221540A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Oshitani
明良 押谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ACE FIVE KK
Original Assignee
ACE FIVE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ACE FIVE KK filed Critical ACE FIVE KK
Priority to JP2009221540A priority Critical patent/JP2011054548A/ja
Publication of JP2011054548A publication Critical patent/JP2011054548A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connecting Device With Holders (AREA)

Abstract

【課題】 データ伝送の高速化に対応できるとともに、電気的接続の信頼性が良い電気回路部材用コネクタを提供する。
【解決手段】 コイルスプリング31は、その一端側が第1接続基部23に係止されるとともにその他端側が第2接続基部43に係止されており、第1コンタクト22は、第1接続基部の一端部を基端として延出するフォーク状の第1アーム24を有し、第2コンタクト42は、第2接続基部の一端部を基端として延出するフォーク状の第2アーム44を有し、第1コンタクトと第2コンタクトは、第1アームの先端部25が第2接続基部を挟んでこれに接触するとともに第2アームの先端部45が第1接続基部を挟んでこれに接触するように構成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、(例えばIC、基板モジュールなどの)導電性パッドや導電性ピンを外部接続電極とする電気回路部材と(例えば、プリント配線基板などの)基板とを相互接続するための電気回路部材用コネクタに関するものである。
近年、CPU、MPU等のICパッケージとして、多数の外部接続電極を有するランドグリッドアレイ型やボールグリッドアレイ型のパッケージが多用され。また、抵抗やコンデンサなどの電子部品を搭載し片面に外部接続電極をグリッド状に配した基板モジュールも多用されている。このような外部接続電極を有するパッケージやモジュールを用いた電気回路部材をプリント配線基板上に着脱可能に取り付け、その電気回路部材の電極とプリント配線基板とを電気的に接続する方式として押圧式のコネクタが用いられている。そして、この種のコネクタとして、特開2003−109716号公報にて開示された電子部品用ソケットの形態が知られている。この従来の構造の一例を、図8を参照して簡単に説明する。
図8において、ソケット本体の電極部(コンタクト)は、所定の厚さの板材を打ち抜き加工してプリント基板10の電極(不図示)と接触する第1接続端部20aおよび第1接続端部20aから伸びるU字状アーム20bを有する音叉形状の導電性の第1可動子20と、U字状アーム20b内に装入された導電性のコイルスプリング30と、コイルスプリング30を介して第1可動子20に接続され、電子部品50の電極(不図示)と接触する第2接続端部40aを有する丸棒形状の導電性の第2可動子40とを備えている。
このような構成のソケットコネクタによれば、コイルスプリング30が撓みその弾性力により、電子部品50の電極自体の個体差及び押圧荷重の不均一に伴う電子部品とソケット本体との接触不良を防止し、電子部品50の電極とソケット本体60の電極部との間、並びにプリント基板10の電極とソケット本体60の電極部との間における接触を確実に行なわせることができるとされている。
特開2003−109716号公報
データ伝送の高速化が進む電子機器において、この種の電気回路部材用コネクタは、その高速化に対応できるとともに、電気的接続の信頼性が良い形態であることが望ましい。
しかしながら、上述の従来例において、電子部品50とプリント基板10間の導通(電気的接続)経路は、電子部品50の電極、第2可動子40、コイルスプリング30、第1可動子20、プリント基板10の電極の順で形成されるとしており、導電路長が長いためインダクタンスが小さくない(螺旋状の)コイルスプリング30を導通経路とするこの構造は、高速データ(高周波)伝送用として適当ではない。
また、(上述の特許文献1では説明されていないが)U字状アーム20bの先端部で第2可動子40の丸棒形状部分40aを挟み、第2可動子40と第1可動子20とを直接的に導通させる(導電路長を短くする)ことも想定できる。しかし、(例えば、ICパッケージなどの電子部品に付属する冷却ファンの振動などにより)電子部品50に振動が加わった場合、第2可動子40に振動が伝わり、(垂直方向の振動に対しては、コイルスプリング30の大きな反発付勢力により第2可動子40が垂直方向に共振することを防ぐことが可能であるが)第2可動子40がU字状アーム20bの弾性変位方向と一致する水平方向に振動し、これを挟むU字アーム20bの(電子部品50に近い側に位置する)先端部を共振させることが有り得る。この共振現象により、(振動によりU字状アームが瞬間的に開き)上述の第2可動子40と第1可動子20との直接的導通経路に瞬断(導通不良)が発生することがあり、電気的接続の信頼性を低下させる。
よって、本発明の目的とするところは、上述のごとき従来技術の有する問題点を解決するものであって、データ伝送の高速化に対応できるとともに、電気的接続の信頼性が良い電気回路部材用コネクタを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の電気回路部材用コネクタは、基板の電極と電気回路部材の電極とを接続するコネクタであって、基板と電気回路部材の間に位置される絶縁材料製のコネクタ基体と、そのコネクタ基体に配列されるコンタクト組立体とを有し、コンタクト組立体は、基板の電極に当接される第1接続基部を有する導電材料製の第1コンタクトと;電気回路部材の電極に当接される第2接続基部を有する導電材料製の第2コンタクトと;第1コンタクトと第2コンタクトとを反発付勢するコイルスプリングと;を有し、コイルスプリングは、その一端側が第1接続基部に係止されるとともにその他端側が第2接続基部に係止されており、第1コンタクトは、第1接続基部の一端部近傍を基端として延出するフォーク状の第1アームを有し、第2コンタクトは、第2接続基部の一端部近傍を基端として延出するフォーク状の第2アームを有し、第1コンタクトと第2コンタクトは、第1アームの先端部が第2接続基部を挟んでこれに接触するとともに第2アームの先端部が第1接続基部を挟んでこれに接触するように構成されている。
このように、基板および電気回路部材の電極にそれぞれ当接する第1および第2接続基部が、そのそれぞれから(コイルスプリンブ内を貫通、もしくはコイルスプリングを跨いで)延出するアームにより相互に接触し合う構成は、第1および第2接続基部の間に(コイルスプリングに因らない)直接的な複数の導通経路を形成できる。
また、第1接続基部と第2アームの先端部との接触箇所は、上述の構成から必然的に(電気回路部材と当接する)第2接続基部とは離れた位置となり、電気回路部材の振動による悪影響(共振による瞬断)を受け難い導通経路が形成できる。さらに、第2接続基部と第1アームの先端部との接触箇所は、上述の構成から必然的に(基板と当接する)第1接続基部とは離れた位置となり、基板の振動による悪影響(共振による瞬断)を受け難い導通経路が形成できる。
また、請求項2によれば、第1アームおよび第2アームは二股フォーク状に形成され、第1コンタクトと第2コンタクトは、第1コンタクトが第1アームの先端部側を先頭にコイルスプリングの一端側よりコイルスプリング内に挿入されて、第2コンタクトが第2アームの先端部側を先頭にコイルスプリングの他端側よりコイルスプリング内に挿入されて、前記(第1アームの先端部が第2接続基部を挟んでこれに接触するとともに第2アームの先端部が第1接続基部を挟んでこれに接触するように)構成されている。
このように、アームを簡素な二股構造とする構成は、その外形を小さく(アームやアーム間を細く)することを容易とし、コンタクト組立体の外形(特に、アームが挿入されるコイルスプリングの外径)が小さくなることにより(コネクタ基体における)その配列の狭ピッチ化が図れる。また、アーム部分を(その先端部から挿入して)コイルスプリング内に収める構成は、不用意な外力に対して、(延出する)アームを保護でき、コンタクト組立体としてこれをコネクタ基体に配列(装着)する際の作業が容易となる。さらに、その作業性をより向上させるために、アーム先端部がコイルスプリング内に挿入されて相手接続基部を挟む過程においてアーム先端部が相手接続基部に仮保持可能となるように、アーム先端部に(相手接続基部と接触する側に突出する)突部を形成し、接続基部にアーム先端部の突部が係止できる凹部を形成させても良い。
上述したように、本発明の電気回路部材用コネクタは、データ伝送の高速化に対応できるとともに電気的接続の信頼性が良く、さらに小型化が可能で組立性も良いものである。
本発明の電気回路部材用コネクタ及びこれに係わる電気回路部材、基板を示した斜視図 本発明の電気回路部材用コネクタを構成するコンタクト組立体の第一実施例の正面図および側面図 図2で示したコンタクト組立体を構成する第1コンタクトの斜視図 図2で示したコンタクト組立体を用いた本発明の電気回路部材用コネクタの部分断面図 図4で示した電気回路部材用コネクタが基板と電気回路部材を接続する状態を示した部分断面図 本発明の電気回路部材用コネクタを構成するコンタクト組立体の第二実施例の正面図および側面図 図6で示したコンタクト組立体を構成する第1コンタクトの斜視図 従来の電子部品用ソケット及びこれに係わる電子部品、プリント基板を示した部分断面斜視図
以下、添付図面の図1から図7に基づき本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の電気回路部材用コネクタの基本構造例を示し、図2から図5は、本発明の電気回路部材用コネクタの第一実施例を示している。(図中、コイルスプリングは、一部断面をカット)
図1において、本発明の電気回路部材用コネクタ1は、グリッド状に配された外部接続用の電極51を底面52に配した電気回路部材50とグリッド状に配された外部接続用の電極11を上面12に配した基板10とを位置決めするための構造体2と、電極11,51に当接するための端部を有したコンタクト組立体21とで基本構成されている。構造体2は、任意の電極51とコンタクト組立体21の端部とを当接可能とするように、電気回路部材50の収容位置を定めるための内側壁5を備えたガイド部材3およびコンタクト組立体21を電極51の配列に対応して配列せしめる絶縁材料製のコネクタ基体4を有し、さらに、電気回路部材50を押し込むためのカバー部材6と、カバー部材6をガイド部材3に固定しガイド部材3を基板10に固定するための固定手段7,8とを有している。なお、電気回路部材50は、1列10極(中間の列は6極)で10列に配された電極51を外部接続電極とするICパッケージを、また、基板10は、同状に配された電極11を外部接続電極とするプリント配線基板を例として示している。したがって、この実施例による電気回路部材用コネクタ1では、電極11,51の配置に対応してコンタクト組立体21を配列しているが、その構成は、接続対象となる電気回路部材50や基板10の外部接続電極の配置や配線回路によって変わるものである。また、電気回路部材50の押し込み方法は、カバー部材6をネジ式の固定手段7にて締め付ける方法を例として示しているが、ガイド部材3に対して回転開閉式に軸支されるカバー構造としたり、カバーを付加せずに他の着脱手段(例えば自動ICハンドラー)を用いて電気回路部材50をガイド部材3に位置決めしても良い。さらに、ガイド部材3とコネクタ基体4とを一体化した形態としても良い。
図2は、コンタクト組立体の第一実施例を示しており、図2(a)は、その正面図、図2(b)は、その側面図、図3は、これを構成する第1コンタクトの斜視図である。コンタクト組立体21は、薄板状で弾性を有する導電性金属板から打ち抜き加工された第1および第2コンタクト22,42と、ばね用線材からなる螺旋状の(圧縮コイルばねとも称される)コイルスプリング31とで基本構成されて組み立てられている。なお、本実施例において、第1コンタクト22と第2コンタクト42は、同一形状としている。
第1コンタクト22は、伸長する板状の第1接続基部23の一端部23a側を基端として延出する二股フォーク状の第1アーム24を有しており、また、第1接続基部23には、他端部23b側に突出する突状の第1接続端部26とコイルスプリング31の一端側32が突き当たる幅広状の係止部27とが形成されている。そして、第2コンタクト42は、第1コンタクト22と同様に第2接続基部43と第2アーム44を有しており、第2接続基部43には、第1接続基部と同様に突状の第2接続端部46とコイルスプリング31の他端側33が突き当たる幅広状の係止部47とが形成されている。
次に、コンタクト組立体21の組み立て手順を説明する。先ず、第1コンタクト22が第1アーム24の先端部25側を先頭にコイルスプリング31の一端側32よりコイルスプリング31内に挿入される。次に、第2コンタクト22が第2アーム44の先端部45側を先頭にコイルスプリング31の他端側33よりコイルスプリング31内に挿入される。この際、第1アーム24の先端部25と第2アーム44の先端部45とは、その先端部44,45同士が突き当たらないように、互いに(アームの延出方向に直交する断面視で十字状になるような)交差する向きに角度調整されて挿入を開始する。
そして、第1コンタクト22と第2コンタクト42は、第1アーム24の先端部25が第2接続基部43を挟むまで、第2アーム44の先端部45が第1接続基部23を挟むまで挿入を進め、組み立てが完了される。この状態で、先端部25と第2接続基部43との当接部および先端部45と第1接続基部23との当接部に(アームの弾性力により)任意の接触力が発生するように、予め(例えば、アームの先端部の隙間と接続基部の厚みとの差の設定などの)設定がなされている。また、この状態で、コイルスプリング31は、その一端側32および他端部33が係止部27、47に突き当たって係止されているが、第1コンタクト22と第2コンタクト42に対して(第1コンタクト22と第2コンタクト42との当接部に働く摩擦力を上回って第1コンタクト22と第2コンタクト42とが外れる程の)大きな反発付勢力が発生しないように、僅かに縮む程度に設定されている。また、第1アーム24および第2アーム44を簡素な二股構造とした構成は、その外形を小さくすることを容易とし、これが挿入されるコイルスプリング31の外径を(例えば、線径0.1mmでコイル外径が0.6mm程度の)小径にすることができ、コンタクト組立体21の配列ピッチの(例えば、0.8mmピッチ程度の)狭小化を実現できる。また、第1および第2アーム24,44の延出部分がコイルスプリング内に収められている構成は、コンタクト組立体としてこれをコネクタ基体に装着する際、その延出部分の変形を防ぎ、装着作業を容易にさせることができる。
図4は、コンタクト組立体がコネクタ基体に配(装着)された状態を示しており、図5は、コネクタ基体にコンタクト組立体が配された電気回路部材用コネクタが基板の電極と電気回路部材の電極とを接続する状態を示している。
図4において、コネクタ基体4には、(図1に示す)電気回路部材50の電極51の配列ピッチに合わせた装着孔9が形成されており、その装着孔9には、コンタクト組立体21が電気回路部材50の電極51に当接可能な第2接続端部46と(図1に示す)基板10の電極11に当接可能な第1接続端部26とがそれぞれ上下(図4における上下方向)に向く配置で装着されている。そして、第1接続端部26および第2接続端部46は、装着孔9から先端が(図4における上下方向に)出没可能であり、基板10側および電気回路部材50側から押圧された場合は、コイルスプリング31によって反発力が発生できる。また、第1コンタクト22と第2コンタクト42とは、常に、第1アーム24の先端部25が第2接続基部43を挟んで接触し、第2アーム44の先端部45が第1接続基部23を挟んで接触しているため、電気的導通経路が複数形成されており、さらに、第1コンタクト22と第2コンタクト42とにコイルスプリング31に抗して圧力が加わった状態においても、先端部25が第2接続基部43上を摺動し、先端部45が第1接続基部23上を摺動して両コンタクト間の電気的導通が引き続き確保される構成であることがわかる。
図5において、基板10と電気回路部材50の間に位置される(コネクタ基体4に配された)コンタクト組立体21は、(図1に示すカバー部材6により押し込まれた)電気回路部材50と基板10に挟まれて(コイルスプリング31が圧縮されつつ)第1接続基部23と第2接続基部43間の距離が縮められている。この状態で、コイルスプリング31は、第1コンタクト22と第2コンタクト42とに対して、これらを引き離す方向(図5における上下方向)に反発付勢しており、この付勢力により、基板10の電極11と第1接続端部26との当接箇所、および、電気回路部材50の電極51と第2接続端部46との当接箇所には接触力が働いており、確実な電気的接続を可能としている。
また、第1接続基部23と第2接続基部43とは、そのそれぞれから延出する第1アーム24および第2アーム44により相互に接触し合っており、第1接続基部23と第2接続基部43との間には、(コイルスプリング31に因らない)直接的な複数の導通経路が確保されていることがわかる。また、第1接続基部23と第2アーム44の先端部45との接触箇所は、(電気回路部材50と当接する)第2接続基部43とは離れた下方(図5における下方向)の位置にあり、電気回路部材50の(特に水平方向の)振動が伝わり難いことがわかる。さらに、第2接続基部43と第1アーム24の先端部25との接触箇所は、(電気回路部材50と当接する)第1接続基部23とは離れた上方(図5における上方向)の位置にあり、基板10の(特に水平方向の)振動が伝わり難いことがわかる。よって、この電気回路部材用コネクタ1は、振動による悪影響(共振による瞬断)を受け難い導通経路が形成された接続信頼性の高いコネクタであるといえる。なお、本実施例において、第1アーム24および第2アーム44は、二股フォーク状としたが、二股以上に分岐された形態でも良い。また、対象形の2片のアームの長さを異なる長さとしても良い。
図6は、コンタクト組立体の第二実施例を示しており、図6(a)は、その正面図、図6(b)は、その側面図、図7は、これを構成する第1コンタクトの斜視図である。コンタクト組立体121は、上述の第一実施例と同様に薄板状で弾性を有する導電性金属板から打ち抜き加工された第1および第2コンタクト122,142と、ばね用線材からなる螺旋状の(圧縮コイルばねとも称される)コイルスプリング31とで基本構成されて組み立てられている。なお、本実施例においても、第1コンタクト122と第2コンタクト142は、同一形状としている。そして、上述の第一実施例と比較して、第1コンタクト122および第2コンタクト142は、接続基部の形状を一部変えている。
第1コンタクト122の第1接続基部123および第2コンタクト142の第2接続基部143には、凹状の凹部129,149が形成されており、第1コンタクト122と第2コンタクト142とが組み合わされた状態で、第1アーム124の先端部125および第2アーム144の先端部145に形成された突部128,148が、それぞれ凹部149,129に(落ち込むように)係合している。この状態で、第1コンタクト122と第2コンタクト142とは外れないように互いに保持し合っており、コンタクト組立体121としてコネクタ基体4に装着されるまで、この仮保持状態を維持できる。なお、凹部129,149の段差部には、コンタクト組立体121がコネクタ基体4に装着されて、電気回路部材50と基板10とを接続するする過程において、(突部128,148が凹部149,129を容易に乗り越えて)この仮保持状態が解かれ、第1コンタクト122と第2コンタクト142とが、(第1接続基部123と第2接続基部143間の距離が縮められる方向に)互いに移動し易いように面取りが施されている。
また、第1接続基部123および第2接続基部143の係止部127、147の片側部分127a、147aは、(断面視で)約45度の角度で曲げ起こされている。第1コンタクト122および第2コンタクト142を順送プレス方式で製作する場合、この片側部分127a、147aの端縁部127b,147bを(キャリアとの)繋ぎ部分として連鎖状に複数繋げた形態とすれば、連鎖状態のままで(キャリアに対して約45度の角度で傾いて繋がっているため、第1アーム124の先端部125と第2アーム144の先端部145とを向かい合わせた時、断面視で先端部125と先端部145とが十字状に交差して)上述の組み合わせが可能となり、組み合わせ作業の効率が上げられる。
なお、本実施例において、第1コンタクト22,122と第2コンタクト42,142とは、同一形状とする形態にて説明したが、用途に応じて、別形状としても良い。
4 コネクタ基体
10 基板
11 基板の電極
21,121 コンタクト組立体
22,122 第1コンタクト
23,123 第1接続基部
24,124 第1アーム
25,125 第1アームの先端部
31 コイルスプリング
32 コイルスプリングの一端側
33 コイルスプリングの他端側
42,142 第2コンタクト
43,143 第2接続基部
44,144 第2アーム
45,145 第2アームの先端部
50 電気回路部材
51 電気回路部材の電極

Claims (2)

  1. 基板の電極と電気回路部材の電極とを接続するコネクタであって、前記基板と前記電気回路部材の間に位置される絶縁材料製のコネクタ基体と、そのコネクタ基体に配列されるコンタクト組立体とを有し、
    前記コンタクト組立体は、前記基板の電極に当接される第1接続基部を有する導電材料製の第1コンタクトと;前記電気回路部材の電極に当接される第2接続基部を有する導電材料製の第2コンタクトと;前記第1コンタクトと前記第2コンタクトとを反発付勢するコイルスプリングと;を有し、
    前記コイルスプリングは、その一端側が前記第1接続基部に係止されるとともにその他端側が前記第2接続基部に係止されており、
    前記第1コンタクトは、前記第1接続基部の一端部近傍を基端として延出するフォーク状の第1アームを有し、前記第2コンタクトは、前記第2接続基部の一端部近傍を基端として延出するフォーク状の第2アームを有し、前記第1コンタクトと前記第2コンタクトは、前記第1アームの先端部が前記第2接続基部を挟んでこれに接触するとともに前記第2アームの先端部が前記第1接続基部を挟んでこれに接触するように構成されていることを特徴とする電気回路部材用コネクタ。
  2. 前記第1アームおよび前記第2アームは二股フォーク状に形成され、前記第1コンタクトと前記第2コンタクトは、前記第1コンタクトが前記第1アームの先端部側を先頭に前記コイルスプリングの一端側より前記コイルスプリング内に挿入されて、前記第2コンタクトが前記第2アームの先端部側を先頭に前記コイルスプリングの他端側より前記コイルスプリング内に挿入されて、前記構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気回路部材用コネクタ。
JP2009221540A 2009-09-01 2009-09-01 電気回路部材用コネクタ Pending JP2011054548A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009221540A JP2011054548A (ja) 2009-09-01 2009-09-01 電気回路部材用コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009221540A JP2011054548A (ja) 2009-09-01 2009-09-01 電気回路部材用コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011054548A true JP2011054548A (ja) 2011-03-17

Family

ID=43943321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009221540A Pending JP2011054548A (ja) 2009-09-01 2009-09-01 電気回路部材用コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011054548A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4956609B2 (ja) ファインピッチ電気接続アセンブリのための複合端子
US8821191B2 (en) Electrical connector assembly
JP4258432B2 (ja) 基板接合部材ならびにそれを用いた三次元接続構造体
JP5517180B2 (ja) プラグコネクタソケット用のコンタクトスプリング
JP5532041B2 (ja) スイッチ付同軸コネクタ
US7448877B1 (en) High density flexible socket interconnect system
US20120003879A1 (en) Electrical connector for an electronic module
US9054450B2 (en) Connector
JP5356621B1 (ja) コネクタ
US20060240686A1 (en) IC socket
US7758366B2 (en) Connector for electrical connection
JP2020129435A (ja) 雌型コンタクト
US8668499B2 (en) Connector
JP5561470B2 (ja) ソケット、該ソケットと電子装置との接続構造、および半導体装置
WO2021060431A1 (ja) 電子部品ユニット、その製造方法、電子部品ユニットを備えた電子機器の製造方法、および実装部材
JP7388098B2 (ja) 電子部品ユニット、その製造方法および実装部材
JP2011054548A (ja) 電気回路部材用コネクタ
CN111293448B (zh) 压接结构的一体型弹簧针
JP2011181419A (ja) コネクタ
JP2011181420A (ja) ブレードおよびこれを用いたコネクタセット
US20130171893A1 (en) Electrical connecting device
US20060046525A1 (en) Printed circuit board type connector using surface mount and through hole technologies
JP4352383B2 (ja) プリント基板の接続構造
JP4282638B2 (ja) 基板接合部材およびこれを使用した三次元接続構造体
EP2919327B1 (en) Contact and method for mounting such contact