JP2004296752A - 基板用カセット - Google Patents

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Abstract

【課題】収納する基板に合わせてカセットの幅を調整する必要が無い基板用カセットを提供する。
【解決手段】左右に配設され、上下方向に所定間隔毎に基板の載支用の側部棚片7を内側に突設した複数の支持体3を、上枠体1と下枠体2との間に連結して直方体状の箱型構造としてなるとともに、幅が異なる少なくとも2種類の基板の収容が可能な基板用カセットであって、側部棚片7の先端部には、基板の左右の側部を載支する側部載支部を設けると共に、側部棚片7の基端部には、第1の基板の左端または右端を当止可能な外側サイドストッパを設け、側部棚片7の途中部には、第1の基板より幅が狭い第2の基板の左端または右端を当止可能な内側サイドストッパを設けてなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、基板用カセットに係わり、更に詳しくは、大きさの異なるディスプレイ用基板を多段に収容することが可能な基板用カセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ディスプレイの大型化に伴い、カセットに収容する基板の寸法も大型化してきている。しかし、中型や小型のディスプレイ用の基板も依然使用されており、1台のカセットに大きさの異なる基板が収納可能であれば、カセットの効率的な使用ができる。そこで従来、特許文献1や特許文献2に記載されているような機構をカセットに備えることにより、これを実現している。特許文献1に記載されたカセットは、棚片を離間して上下に配設して保持溝を形成した支持部材を設けた一対の枠体を並行配設し、枠体同士を連結したスライドレールの伸縮により、収納される基板の幅に応じて、カセット幅を調整可能としたものである。また、特許文献2に記載されたカセットは、上下方向に所定間隔毎に基板を載支する棚片を突設した複数の支持体を上枠体と下枠体との間に架設したカセットにおいて、支持体の上枠体および下枠体への取付位置を、収納される基板の幅に応じて、カセットの幅方向に移動可能とする機構を設けたものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−322056号公報
【特許文献2】
特開平11−171287号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載されたカセットでは、収納する基板に合わせて、上下四箇所のスライドレールの伸縮を調整する必要性があり、手間を要する。また、特許文献2に記載されたカセットでは、支持体の上枠体及び下枠体への上下四箇所の取付位置を、収納する基板の幅に応じて、カセットの幅方向に移動調整する必要があり、特許文献1に記載されたカセット同様、手間を要する。即ち、上記両カセットとも、収納される基板の幅に応じて、カセットの幅を調整するという、かなり手間を要する調整が必要であるという問題があった。
そこでこの発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、収納する基板に合わせてカセットの幅を調整する必要が無い基板用カセットを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の基板用カセットは、左右に配設され、上下方向に所定間隔毎に基板の載支用の側部棚片を内側に突設した複数の支持体を、上枠体と下枠体との間に連結して直方体状の箱型構造としてなるとともに、幅が異なる少なくとも2種類の前記基板の収容が可能な基板用カセットであって、前記側部棚片の先端部には、前記基板の左右の側部を載支する側部載支部を設けると共に、前記側部棚片の基端部には、第1の基板の左端または右端を当止可能な外側サイドストッパを設け、前記側部棚片の途中部には、前記第1の基板より幅が狭い第2の基板の左端または右端を当止可能な内側サイドストッパを設けてなることを特徴としている。
上記の第1の基板は、通常、この基板用カセットに収容可能な最大幅を有する基板である。
【0006】
上記の基板用カセットにおいて、同一の前記側部棚片に、幅が異なる複数の前記第2の基板のそれぞれに対応する前記内側サイドストッパを備えるようにしてもよい。
【0007】
また、上記の基板用カセットにおいて、前記基板の奥行寸法に合わせて付設される着脱可能な中央部支持体を、収容される前記基板の後端辺の位置に立設して、前記上枠体と前記下枠体とに連結するとともに、前記中央部支持体には前記所定間隔毎に前記基板の載支用の後部棚片を前方に突設し、該後部棚片の先端部には前記基板の後部を載支する後部載支部を設けるのが好ましい。
【0008】
また、上記の基板用カセットにおいて、前記後部載支部の上端の位置が、該後部載支部に載支される前記基板を同時に載支する前記側部棚片に設けられた前記側部載支部の上端の位置より高くするのが好ましい。
【0009】
また、上記の基板用カセットにおいて、前記内側サイドストッパの上端の高さを、前記側部載支部の上端の高さと等しくするのが好ましい。
【0010】
また、上記の基板用カセットにおいて、前記内側サイドストッパの前記上端より低い位置に設けた前記第2の基板の左端または右端を保持する保持部と、該保持部から立ち上がる規制部とを前記内側サイドストッパに備えるとともに、前記後部棚片の高さを、前記第2の基板の前記左端及び前記右端が前記側部載支部よりも下がるように設定するのが好ましい。
【0011】
また、上記の基板用カセットにおいて、前記後部載支部が前記基板の略中心部を載支するように、前記後部棚片の長さを設定してもよい。
【0012】
また、上記の基板用カセットにおいて、前記後部棚片の基端部に、前記基板の後端を当止する後部棚片バックストッパを設けるようにしてもよい。
【0013】
また、上記の基板用カセットにおいて、前記側部棚片に、前記基板の後端を当止するとともに上下方向に可撓性を有する側部棚片バックストッパを備えるようにしてもよい。
【0014】
また、上記の基板用カセットにおいて、最前部の左右の前記支持体には、前記側部棚片に替えて、前記基板の前端を当止するフロントストッパを備えたフロント側部棚片を突設するようにしてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態につき、図面に基づき詳しく説明する。図1は、本実施例の基板用カセットの外観を示した斜視図、図2は、図1において、着脱可能な一部の部材(中央部支持体)をカセットから取り外した斜視図、そして、図3は、本実施例の基板用カセットの上枠体を省略した状態の平面図である。本実施例の基板用カセットは、図1、2及び3に示すように、直方体状の箱型構造をしており、上枠体縦杆1aと上枠体横杆1bとでなる長方形状の上枠体1と、下枠体縦杆2aと下枠体横杆2bとでなる下枠体2との間に、12本の側部支持体3と、2本の後部支持体4及び、2本の角部支持体5を連結して構成している。ここで、側部支持体3、後部支持体4及び角部支持体5が前述した支持体に相当する。
【0016】
上枠体1は、上枠体縦杆1aと上枠体横杆1bとでなる四角形状枠と、この四角形状枠の枠面を横方向に2分する上枠体縦桟1cと、この上枠体縦桟1cと交差し且つ上記の上枠体縦杆1aと上枠体横杆1bとでなる四角形状枠の枠面を縦方向に2分する上枠体横桟1dとで構成される田の字形枠体で構成されている。下枠体2は、下枠体縦杆2aと下枠体横杆2bとで形成される四角形状枠と、この四角形状枠の枠面を横方向に2分する下枠体縦桟2cと、この下枠体縦桟2cと交差し且つ上記の四角形状枠の枠面を縦方向に2分する下枠体横桟2dとで構成される田の字形枠体でなるとともに、下枠体縦桟2cと下枠体横桟2dとの交点から外方向へ所定距離離れた下枠体縦桟2c上の地点から、下枠体縦杆2aと外方向側にある下枠体横杆2bとで形成される角から内方向へ上記と同じ所定距離離れた下枠体縦杆2a上の地点へ到る下枠体斜桟2eを備えている。
また、左右の下枠体縦杆2a上には、側部支持体3が6本づつ、それぞれ立設され、2本の後部支持体4が下枠体2の奥の下枠体横杆2b上に立設され、そして、2本の角部支持体5が下枠体縦杆2aと手前の下枠体横杆2bとがなす角の上に立設される。この基板用カセットには、その前方から挿入される基板を支えるため、側部支持体3には、複数の側部棚片7が、後部支持体4には、複数の最後部棚片8が、そして、角部支持体5には、複数の前側部棚片10がそれぞれ内側に向かって、上下方向に所定間隔毎に突設されている。
【0017】
本実施例の基板用カセットには、大きさの異なる大型基板、中型基板、及び、小型基板を収容することができる。大型基板は、幅寸法と奥行寸法とがともに収納可能な最大寸法であり、中型基板は、幅寸法が収納可能な最大寸法で奥行寸法が収納可能な最大寸法より小さく、小型基板は幅寸法と奥行寸法とがともに収納可能な最大寸法より小さい。具体的には、図3の2点差線で示した部分が基板の形状を示しており、大型基板としては、Aの1種類、中型基板としては、B、C、D及びEの4種類、そして、小型基板としては、Fの1種類の合計6種類である。
大型基板Aはその後端が最後部棚片8で載支される。中型基板の後端寄りの左右の側部は、中型基板Bが一番奥の側部棚片7で載支され、中型基板Cは奥から2番目の側部棚片7で載支され、中型基板Dは奥から3番目の側部棚片7で載支され、そして、中型基板Eは奥から4番目の側部棚片7で載支される。即ち、奥行寸法の関係は、A>B>C>D>Eである。また、小型基板Fはその後端寄りの左右の側部が奥から3番目の側部棚片7で載支される。また、小型基板Fの奥行寸法の関係は、D>F>Eである。
ここで、幅寸法が収納可能な最大寸法であるA、B、C、D及びEの基板が、前述した第1の基板に相当し、これらの基板よりも幅寸法が小さいFの基板が、前述した第2の基板に相当する。
【0018】
側部支持体3に突設された側部棚片7は、図4(a)、(b)及び図5に示すように、金属製の側部支持ピン7aと、この先端部に備えられた側部載支部7b、側部支持ピン7aの基端部に備えられた外側サイドストッパ7c、及び、側部支持ピン7aの途中部に備えられた内側サイドストッパ7dとで構成される。側部載支部7bは上端面が水平面であり、大型基板A、中型基板B(C、D、E)または小型基板Fの左右の側部を載支するのに用いられる。外側サイドストッパ7cは、大型基板Aまたは中型基板B(C、D、E)の左端または右端を当止して載支するのに用いられ、上面が水平面の外側サイドストッパ保持部7c1と、この外側サイドストッパ保持部7c1から立ち上がる外側サイドストッパ規制部7c2とで構成される。外側サイドストッパ規制部7c2は、大型基板または中型基板の左端または右端の当止が容易なように、上方斜め外側に緩やかに傾斜している。内側サイドストッパ7dは、小型基板Fの左端または右端を当止して載支するのに用いられ、上面が水平面の内側サイドストッパ保持部7d2と、この内側サイドストッパ保持部7d2から立ち上がる内側サイドストッパ規制部7d3とで構成される。また、側部棚片7は、図4(b)に示すように、内側サイドストッパ規制部7d3から連なる内側サイドストッパ上端部7d1の上面の高さは、側部載支部7bの上端面の高さ、及び、外側サイドストッパ保持部7c1の上面の高さと等しくなるようにするとともに、この高さよりも、内側サイドストッパ保持部7d2の上面の高さが低くなるように各部が構成される。
【0019】
また、角部支持体5には、上記の側部棚片7を突設してもよいが、本実施例では、側部棚片7に替えて、図6に示す、金属製の側部支持ピン10aと、この先端部に備えられたフロントストッパ10bとで構成されるフロント側部棚片10を突設している。このフロント側部棚片10に備えられているフロントストッパ10bは、側部棚片7に備えられた側部載支部7bよりも高さを高くしており、これにより、図7に示すように、収納された基板が前方に飛び出すのを防止する機能を有している。フロントストッパとしては、図13に示すような段部を有するフロントストッパ10cを用いてもよい。
【0020】
上記の本実施例の基板用カセットに、幅寸法と奥行寸法とがともに収納可能な最大寸法よりも小さい小型基板Fを収容するために、図8に示すように、着脱可能な中央部支持体6を上記の基板用カセットの下枠体縦桟2c上に立設して取り付ける。即ち、下枠体2の下枠体縦桟2cの上面上の位置で、上記の基板用カセットに収容された小型基板Fの後端辺の中点付近の位置に相当する位置に、予めL形取付片6bが溶接されている。このL形取付片6bに中央部支持体6の下端部が接するように、中央部支持体6を下枠体縦桟2c上に立設するとともに、中央部支持体6を、取付ボルト6dと取付ナット6eにより、中央部支持体6の下端の中央部支持体取付孔6aとL形取付片6bのL形取付片取付孔6cとを用いて、L形取付片6bに固定する。このL形取付片6bと同様の取付片が上枠体縦杆1aの下面にも溶接されており、この取付片に中央部支持体6の上端を上記と同様にして固定する。
【0021】
中央部支持体6には、小型基板Fの載支用の後部棚片9が、側部支持体3における側部棚片7の突設間隔と同じ間隔で、前方に向かって突設されている。この後部棚片9は、図8に示すように、金属製の後部支持ピン9aと、この先端部に備えられた後部載支部9b、及び、後部支持ピン9aの基端部に備えられた後部棚片バックストッパ9cとで構成されている。後部棚片バックストッパ9cは、小型基板Fの後端を当止して載支するので、小型基板Fを収納中に前後方向に移動するようなことがなく安定に収納することができる。後部載支部9bは小型基板Fを載支するのに用いられ、その上面は水平面である。また、後部支持ピン9aの長さは、後部載支部9bが小型基板Fの中心部付近を載支するように、小型基板Fの中心部付近に届く長さとなっている。このため、後部載支部9bにより小型基板Fを安定に載支することができる。
【0022】
図9は、側部棚片7と後部棚片9とにより、小型基板Fが載支される状態を示しており、図10は側部棚片7と後部棚片9との関係を示している。前述したように、小型基板Fの左右の側部は側部棚片7の側部載支部7bによって載支されるとともに、小型基板Fの左端及び右端は側部棚片7の内側サイドストッパ7dによって、当止されて載置される。また、図9及び10に示すように、後部載支部9bの上面の高さが、後部載支部9bが載支するのと同じ小型基板Fの側部を載支する側部棚片7の側部載支部7bの上面の高さよりも高い位置となるように、後部棚片9が中央部支持体6に取り付けられており、図10の側部載支部7bと後部載支部9bとの高さの差lは、小型基板Fの左端及び右端が側部載支部7bの上端面よりも下がるように設定される。また、この小型基板Fの左端または右端が当止されて載支される内側サイドストッパ保持部7d2の上面の高さは、前述したように、側部載支部7bの上端面の高さよりも低く設定されており、収容した小型基板Fは、図9に示すように上方に緩やかに膨らむように撓った状態で、その左端及び右端が内側サイドストッパ7dによって当止されて載支されるので、小型基板Fの幅寸法が、本実施例の基板用カセットに収納可能な最大寸法より小さいにもかかわらず、小型基板Fが本実施例の基板用カセット内で横方向に移動することを防止できるとともに、小型基板Fを安定な状態で収納することができる。
【0023】
上記の本実施例の基板用カセットでは、小型基板としてはの1種類のみであるが、これには限られず、寸法の異なる複数の小型基板を収納するようにすることができ、その場合は、内側サイドストッパ7dを、その小型基板の幅に合わせて側部棚片7の側部支持ピン7aの最適な位置に設けるとともに、中央部支持体6の取付位置や中央部支持体6に突設する後部棚片9の長さ等を、その小型基板の奥行に合わせて最適なように設定すればよい。
また、同一の側部棚片7の側部支持ピン7aに、収納される幅寸法の異なる複数の小型基板のそれぞれに対応する内側サイドストッパ7dのいくつか或いは全てを備え、これらの幅寸法の異なる複数の小型基板のそれぞれのいずれでも、その同一の側部棚片7に収納可能とすることもできる。このようにすることにより、1台の基板用カセットを幅寸法の異なる基板の収容に用いることができ、基板用カセットの運用をフレキシブルに行なうことができる。
【0024】
上記の本実施例の基板用カセットに、大型基板Aまたは、中型基板B、C、D若しくはEの何れかを収納する場合は、小型基板Fの収納用に設置する中央部支持体6は不要であり、大型基板Aと、収納する中型基板B、C、D若しくはEの場合は、その奥行寸法によっては、取り外す必要がある。図11は、上記の本実施例の基板用カセットに、幅寸法が収納可能な最大寸法である大型基板Aまたは中型基板B、C、D或いはEの何れかを収容した状態を示している。大型基板Aまたは中型基板B、C、D或いはEは、上述したように、その左端または右端が外側サイドストッパ7cに当止されて載支され、その左右の側部が側部載支部7bに載支されて、図11に示すように、ウエーブ状に撓った状態で保持される。
この場合、上述したように、側部棚片7の内側サイドストッパ上端部7d1の上端の高さを、図4(b)に示すように、側部載支部7bの上端の高さと等しくしているので、収納された基板が、内側サイドストッパ上端部7d1の上端に触れる等して、バランスを崩すことは無く、大型基板や中型基板を安定に収納することができる。
【0025】
上記の本実施例の基板用カセットによれば、側部支持体3に突設された側部棚片7に、側部載支部7bと外側サイドストッパ7c、及び、内側サイドストッパ7dを設けており、収納される基板の全ての左右の側部を側部載支部7bにより載支するとともに、幅寸法が収納可能な最大寸法の大型基板及び中型基板の左端または右端を、外側サイドストッパ7cにより当止して載支し、幅寸法が収納可能な最大寸法よりも小さい小型基板の左端または右端を、内側サイドストッパ7dにより当止して載支するので、収納する基板に合わせてカセットの幅を調整する必要が無い基板用カセットを提供することができる。
【0026】
上記の本実施例の基板用カセットにおいて、この基板用カセットを中型基板B、C、DまたはE、若しくは小型基板Fの収容に用いる場合に、側部支持体3に突設された側部棚片7に、図12(a)に示すような、側部棚片バックストッパ7eを設けてもよい。そうすることにより、図12(b)に示すように、側部棚片バックストッパ7eが中型基板若しくは小型基板の後端を当止するので、中型基板を収納中に後方向に移動するようなことがなく安定に収納することができる。この場合、側部棚片バックストッパ7eを可撓性を有する樹脂等で製作することにより、側部棚片バックストッパ7eの上下方向に可撓性を持たせるのが好ましく、こうすることにより、次の利点がある。即ち、奥行寸法の長い基板を収容する場合、図12(b)に示すように、基板の後端を当止する側部棚片バックストッパ7eを有する側部支持体3よりも手前の側部支持体3の側部棚片バックストッパ7eの後端の上端が、その上を覆う基板の重力で下方に押し付けられると、側部棚片バックストッパ7eの後端が下方に下がるように側部棚片バックストッパ7eが撓むので、その上を覆う基板に無理な力がかかるのを防ぐことができる。
【0027】
また、上記の本実施例の基板用カセットを中型基板B、C、D若しくはEの収容に用いる場合に、上記の小型基板Fの収納に用いる中央部支持体6を併用するようにしてもよい。このようにすることにより、中型基板B、C、D若しくはEの中心部付近を、中央部支持体6に突設された後部棚片9の後部載支部9bが載支するので、中型基板を安定に収納することができる。
【0028】
【発明の効果】
請求項1記載の基板用カセットによれば、側部支持体に突設された側部棚片に、側部載支部と外側サイドストッパ、及び、内側サイドストッパを設けており、第1の基板及び、第1の基板より幅が狭い第2の基板を、共にその左右の側部を載支するするとともに、その左端及び右端を当止することができるので、収納する基板に合わせてカセットの幅を調整する必要が無い基板用カセットを提供することができる。
【0029】
請求項2記載の基板用カセットによれば、同一の側部棚片に、幅が異なる複数の第2の基板のそれぞれに対応する内側サイドストッパを備えているので、幅寸法の異なる複数の第2の基板のそれぞれを、その同一の側部棚片に収納可能とすることができ、基板用カセットの運用をフレキシブルに行なうことができる。
【0030】
請求項3記載の基板用カセットによれば、基板の奥行寸法に合わせて付設される着脱可能な中央部支持体を、収容される基板の後端辺の位置に立設すると共に、中央部支持体は、基板の後部を載支する後部載支部を備えた後部棚片を前方に突設しているので、第1の基板より幅が狭い第2の基板も収容して保持することができる。
【0031】
請求項4記載の基板用カセットによれば、後部載支部の上端の位置が、該後部載支部に載支される基板を同時に載支する側部棚片に設けられた側部載支部の上端の位置より高くしているので、第1の基板より幅が狭い第2の基板を、その中央部分が上方に緩やかに膨らむように撓った状態で収容保持することができ、第1の基板より幅が狭い第2の基板を安定に収納することができる。
【0032】
請求項5記載の基板用カセットによれば、内側サイドストッパの上端の高さを、側部載支部の上端の高さと等しくしているので、第1の基板が、内側サイドストッパの上端に触れる等して、バランスを崩すことが無く、第1の基板を安定に収納することができる。
【0033】
請求項6記載の基板用カセットによれば、内側サイドストッパの上端より低い位置に設けた第2の基板の左端または右端を保持する保持部と、該保持部から立ち上がる規制部とを内側サイドストッパに備えるとともに、後部棚片の高さを、第2の基板の左端及び右端が側部載支部よりも下がるように設定しているので、第1の基板より幅が狭い第2の基板を収容した際に、基板用カセット内で横方向に移動することを防止することができる。
【0034】
請求項7記載の基板用カセットによれば、中央部支持体の後部棚片に備えられた後部載支部が基板の略中心部を載支するように、後部棚片の長さを設定しているので、収容した基板を安定に載支することができる。
【0035】
請求項8記載の基板用カセットによれば、中央部支持体の後部棚片の基端部に、基板の後端を当止する後部棚片バックストッパを設けているので、基板を収納中に後方向に移動するようなことがなく安定に収納することができる。
【0036】
請求項9記載の基板用カセットによれば、側部棚片に、基板の後端を当止する側部棚片バックストッパを備えているので、請求項8記載の基板用カセット同様、基板を収納中に後方向に移動するようなことがなく安定に収納することができる。
【0037】
請求項10記載の基板用カセットによれば、最前部の左右の支持体には、側部棚片に替えて、基板の前端を当止するフロントストッパを備えたフロント側部棚片を突設しているので、基板を収納中に前方向に移動するようなことがなく安定に収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の基板用カセットの外観を示した斜視図である。
【図2】本実施例の基板用カセットの着脱可能な一部の部材をカセットから取り外した斜視図である。
【図3】本実施例の基板用カセットの上枠体を省略した状態の平面図である。
【図4】(a)は本実施例の側部支持体の一部の説明図、(b)は側部支持体に突設された側部棚片の説明図である。
【図5】本実施例の基板用カセットの側部支持体に突設された側部棚片の斜視図である。
【図6】本実施例の基板用カセットの角部支持体に突設されたフロント側部棚片の斜視図である。
【図7】本実施例の基板用カセットの角部支持体に突設されたフロント側部棚片の説明図である。
【図8】本実施例の基板用カセットの中央部支持体及びその取り付け方法を示した説明図である。
【図9】本実施例の基板用カセットに小型基板が収容される状態を示した説明図である。
【図10】本実施例の基板用カセットの側部棚片と後部棚片との関係を示した説明図である。
【図11】本実施例の基板用カセットに大型基板または中型基板が収容される状態を示した説明図である。
【図12】(a)は本実施例の基板用カセットの側部バックストッパを備えた側部棚片の斜視図、(b)はその説明図である。
【図13】本実施例の基板用カセットの角部支持体に立設されたフロント側部棚片の他の例の斜視図である。
【符号の説明】
1 上枠体 1a 上枠体縦杆
1b 上枠体横杆 1c 上枠体縦桟
1d 上枠体横桟 2 下枠体
2a 下枠体縦杆 2b 下枠体横杆
2c 下枠体縦桟 2d 下枠体横桟
2e 下枠体斜桟 3 側部支持体
4 後部支持体 5 角部支持体
6 中央部支持体 6a 中央部支持体取付孔
6b L形取付片 6c L形取付片取付孔
6d 取付ボルト 6e 取付ナット
7 側部棚片 7a 側部支持ピン
7b 側部載支部 7c 外側サイドストッパ
7c1 外側サイドストッパ保持部
7c2 外側サイドストッパ規制部
7d 内側サイドストッパ
7d1 内側サイドストッパ上端部
7d2 内側サイドストッパ保持部
7d3 内側サイドストッパ規制部
7e 側部棚片バックストッパ
8 最後部棚片 9 後部棚片
9a 後部支持ピン 9b 後部載支部
9c 後部棚片バックストッパ
10 フロント側部棚片
10a 側部支持ピン
10b フロントストッパ
10c フロントストッパ

Claims (10)

  1. 左右に配設され、上下方向に所定間隔毎に基板の載支用の側部棚片を内側に突設した複数の支持体を、上枠体と下枠体との間に連結して直方体状の箱型構造としてなるとともに、幅が異なる少なくとも2種類の前記基板の収容が可能な基板用カセットであって、
    前記側部棚片の先端部には、前記基板の左右の側部を載支する側部載支部を設けると共に、前記側部棚片の基端部には、第1の基板の左端または右端を当止可能な外側サイドストッパを設け、前記側部棚片の途中部には、前記第1の基板より幅が狭い第2の基板の左端または右端を当止可能な内側サイドストッパを設けてなることを特徴とする基板用カセット。
  2. 同一の前記側部棚片に、幅が異なる複数の前記第2の基板のそれぞれに対応する前記内側サイドストッパを備えてなる請求項1記載の基板用カセット。
  3. 前記基板の奥行寸法に合わせて付設される着脱可能な中央部支持体を、収容される前記基板の後端辺の位置に立設して、前記上枠体と前記下枠体とに連結するとともに、前記中央部支持体には前記所定間隔毎に前記基板の載支用の後部棚片を前方に突設し、該後部棚片の先端部には前記基板の後部を載支する後部載支部を設けてなる請求項1または2記載の基板用カセット。
  4. 前記後部載支部の上端の位置が、該後部載支部に載支される前記基板を同時に載支する前記側部棚片に設けられた前記側部載支部の上端の位置より高くしてなる請求項3記載の基板用カセット。
  5. 前記内側サイドストッパの上端の高さを、前記側部載支部の上端の高さと等しくしてなる請求項1から4のいずれか1項に記載の基板用カセット。
  6. 前記内側サイドストッパの前記上端より低い位置に設けた前記第2の基板の左端または右端を保持する保持部と、該保持部から立ち上がる規制部とを前記内側サイドストッパに備えるとともに、前記後部棚片の高さを、前記第2の基板の前記左端及び前記右端が前記側部載支部よりも下がるように設定してなる請求項1から5のいずれか1項に記載の基板用カセット。
  7. 前記後部載支部が前記基板の略中心部を載支するように、前記後部棚片の長さを設定してなる請求項1から6のいずれか1項に記載の基板用カセット。
  8. 前記後部棚片の基端部に、前記基板の後端を当止する後部棚片バックストッパを設けてなる請求項1から7のいずれか1項に記載の基板用カセット。
  9. 前記側部棚片に、前記基板の後端を当止するとともに上下方向に可撓性を有する側部棚片バックストッパを備えてなる請求項1から8のいずれか1項に記載の基板用カセット。
  10. 最前部の左右の前記支持体には、前記側部棚片に替えて、前記基板の前端を当止するフロントストッパを備えたフロント側部棚片を突設してなる請求項1から9のいずれか1項に記載の基板用カセット。
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