JP2020033052A - 基板収納カセット - Google Patents
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Abstract
Description
ダイシング前の半導体基板は、薄いうえに平面寸法が大きいため、たわみやすい。大型のプリント配線基板も同様にたわみやすい。また、半導体基板のデバイス形成領域やプリント配線基板の配線形成領域が、カセットの部材や収納された他の基板等に接触すると、傷つき等により、商品価値を損なう場合がある。
また、基板には清浄度が求められるため、基板収納カセットも定期的に洗浄されるが、特許文献1に記載の基板収納カセットは、複数の基板を収容するために、内部に多数の凹凸を有する構造となっている。そのため、隅々まで洗浄することが難しく汚れが残りやすい。
図1は、本実施形態に係る基板収納カセット(以下、単に「カセット」と称することがある)1の斜視図である。カセット1は、カセット1の外形および収納空間を規定するフレーム部(本体部)10と、フレーム部10に取り付けられたベース部20と、ベース部20に取り付けられるピラー(後述)とを備えている。
本実施形態においては、すべてのフレーム11の長さが同一であり、フレーム部10が立方体である例を示している。これに代えて、長さの異なる複数種類のフレームにより、フレーム部が他の多面体形状、例えば直方体を形成してもよい。
フレーム11の材質としては、基板収納時にフレーム部10の外形を保持できる程度の剛性を有するものであれば特に制限はなく、金属、樹脂、木材等を例示できる。フレーム11の接続方法としては、ネジ止め、溶接、接着等を例示できる。
一対の端部ベース22は、それぞれフレーム部10の底面内において、中央ベースが接続されていない2つの辺を構成するフレーム11Bに沿って取り付けられている。
カセット1において、中央ベース21の上面の高さと、端部ベース22の上面の高さとは、同一または略同一である。端部ベース22の上面の高さは、取り付けられたフレーム11Bと同一であってもよいし、異なっていてもよい。フレーム11Bの上面の高さを端部ベース22の上面の高さより高くしてもよい。
図3に、カセット1に収納される基板の一例を示す。図3に示す基板100は、大型のプリント配線基板であり、2つの配線形成領域101および102を有する。配線形成領域101と配線形成領域102との間には、一定幅の非形成領域103が設けられている。非形成領域103には配線が形成されていないため、基板100の運搬時等にカセット1と接触しても問題が少ない部位である。
さらに、取り付けるピラーの数を増やすことにより、より多くの基板を互いに非接触状態を保持しつつ収納することもできる。
また、使用後にピラー30をベース部20から取り外すことにより、隅々まで容易に洗浄できる。
中央ベース21の上面の高さと、端部ベース21の上面の高さが同一または略同一であるため、収納した基板が傾かず安定する。
図4(a)に示すピラー30Aは、外周面に複数の肉抜き穴35を有する。これにより、ピラー30と実質的に同一の直径としつつ、軽量化することができる。
図4(b)に示すピラー30Bは、取り付け部31を除く棒状の部位において、両端の直径を最大、かつ中間部の直径を最小とし、両端から中間部に向かって径が徐々に小さくなる形状としている。この変形例では、収容された基板との接触面積を低減することができる。
ピラーは、図4(c)に示すピラー30Cのように、角柱状であってもよい。ピラーが角柱状であっても、外周面上で長手方向に延びる稜線を基板に対向させて配置することにより、丸棒状のピラーと同様に、収容された基板と線接触させることができる。非形成領域の寸法が十分である場合は、外周面の平面部分を基板に対向させ、ピラーと基板とが面接触する配置としてもかまわない。
本体部131は、本体部131の全長にわたって配置された棒状の本体132と、本体131の取り付け部135側の端部に固定された第一大径部133と、反対側の端部に取り付けられた第二大径部134とを有する。第二大径部134は、管状の部材であり、本体132に対して移動可能である。第二大径部134は、公知の締め込み機構等を備えており、締めこむことにより本体132の任意の位置に固定可能である。
台座136は、平行な一対の壁部138および139を有する。壁部138と壁部139との距離は、中央ベース21の幅よりも長い。
パッド137には、ネジ140が取り付けられている。ネジ138は、壁部138に設けられたネジ穴138aに嵌合している。
本実施形態の中央ベース21には、穴21aは設けられていない。
さらに、ピラー130が取り付け部135を備えるため、ベース部にピラーを取り付け可能な位置が穴により制限されない。したがって、ピラーの設置位置や間隔等を、収納する基板等に応じて自由に変更することができ、汎用性が高い。
図8の(a)および(b)は、ベース部(中央ベース21および端部ベース22)、ピラー30、および収納された基板100をカセット1の上方から見た状態を模式的に示している。図8(a)に示すように、一対の端部ベース22に、2つのストッパ60が基板100を厚さ方向から挟むように一つずつストッパ60を配置すると、基板100がいずれの方向に回転しようとしてもストッパ60に当たるため、収納中の基板100の回転が防止される。
ストッパ60の位置を適切に設定すると、図8(b)に示すように、大きなサイズの基板120をカセット1内に安定して収納することも可能である。
ストッパ60の取り付けおよび取り外しは、ピラーと同様にネジ嵌合やモノレール方式等で行える。さらに、それ以外の方法で行ってもよい。
10 フレーム部(本体部)
11、11A、11B フレーム
20 ベース部
21 中央ベース
22 端部ベース
30、30A、30B、30C、130 ピラー
100、110、120 基板
Claims (4)
- 内部に収納空間を有する本体部と、
前記本体部に取り付けられたベース部と、
前記ベース部に取り付けおよび取り外し可能に構成された複数のピラーと、
を備える、
基板収納カセット。 - 前記本体部は、複数の棒状のフレームからなる、
請求項1に記載の基板収納カセット。 - 前記ベース部は、
前記フレームに沿って配置された一対の端部ベースと、
前記一対の端部ベース間に配置された中央ベースと、を有し、
前記ピラーは、前記中央ベースに取り付けおよび取り外し可能に構成されている、
請求項2に記載の基板収納カセット。 - 前記端部ベースの上面の高さと、前記中央ベースの上面の高さとが同一である、
請求項3に記載の基板収納カセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018160505A JP2020033052A (ja) | 2018-08-29 | 2018-08-29 | 基板収納カセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018160505A JP2020033052A (ja) | 2018-08-29 | 2018-08-29 | 基板収納カセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020033052A true JP2020033052A (ja) | 2020-03-05 |
Family
ID=69666909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018160505A Pending JP2020033052A (ja) | 2018-08-29 | 2018-08-29 | 基板収納カセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020033052A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4033597A (en) * | 1975-12-22 | 1977-07-05 | Boyer Ambroise O | Apparatus for carrying glass panels |
JPH0299798U (ja) * | 1989-01-25 | 1990-08-08 | ||
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-
2018
- 2018-08-29 JP JP2018160505A patent/JP2020033052A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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