JP2004294027A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】外気導入時に、送風ファンおよび正回転させた補助ファンにより室内の空気と共に外気を導入できるようにし、排気時に、逆回転させた補助ファンにより室内の空気の一部を排出できるようにした換気装置を備えた空気調和機を提供する。
【解決手段】据付板2に壁孔Cに対応する連通孔2aを、ベース6に前記連通孔2aに対応する吸気孔6aを夫々設け、前記連通孔2aの周縁に、前記壁孔Cを通しダクト14の一端に接続される接続部Dを備えたダクトフランジ15を取り付けると共に、前記ダクト14に正回転または逆回転可能に起動させることにより外気を導入または室内の空気を排出する補助ファン19を設けてなり、外気導入時に、送風ファン13および正回転させた前記補助ファン19により室内の空気と共に外気を導入できるようにし、排気時に、逆回転させた前記補助ファン19により室内の空気の一部を排出できるようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】据付板2に壁孔Cに対応する連通孔2aを、ベース6に前記連通孔2aに対応する吸気孔6aを夫々設け、前記連通孔2aの周縁に、前記壁孔Cを通しダクト14の一端に接続される接続部Dを備えたダクトフランジ15を取り付けると共に、前記ダクト14に正回転または逆回転可能に起動させることにより外気を導入または室内の空気を排出する補助ファン19を設けてなり、外気導入時に、送風ファン13および正回転させた前記補助ファン19により室内の空気と共に外気を導入できるようにし、排気時に、逆回転させた前記補助ファン19により室内の空気の一部を排出できるようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、外気導入時に、送風ファンおよび正回転させた補助ファンにより室内の空気と共に外気を導入できるようにし、排気時に、逆回転させた補助ファンにより室内の空気の一部を排出できるようにした換気装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の外気導入装置を備えた空調機器として、室温の制御と本体に外気を導入する制御とを関連づけることで本体の運転中に室内の空気の換気が行なえ、且つ室温の制御が効率的に行なえるものを提供するため、換気用ファンによって本体内部に吸い込まれた外気がクロスフローファンにより本体の空気吹出口から吹き出されるので室内の換気が行なえ、また、クロスフローファンの回転速度や室温と設定温度との差に応じて、換気用ファンの回転速度を制御することで、室温の制御と本体に外気を導入する制御とを関連づけているものがあり、外気を導入する換気ダクトの開口部近傍に換気用ファンを備えた構成が図示されていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
そして、一時的に換気用ファンを逆回転させることで、室内の空気を強制的に室外に送出(排気)することにより、換気効率を向上させることができるようにしてもよいとの記載が見受けられる。
【0004】
しかしながら、上記構成でなる外気導入装置においては、上記換気用ファンを一定時間毎(例えば1時間毎)に所定時間(例えば1分)だけ逆回転させて強制的に室内の空気を室外に放出するようにしてもよいと記載されており、この場合、外気を導入することが主要な機能になっているため、例えば外気がきれいなところでは快適な空気調和(換気)を実現できる反面、外気が汚れているような場合には、室内の空気を室外に放出することが主要な機能になっていないので、快適な空気調和(換気)を実現できないという問題点を有していた。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−115888号公報(第1頁〜第2頁または第8頁、第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、外気導入時に、送風ファンおよび正回転させた補助ファンにより室内の空気と共に外気を導入できるようにし、排気時に、逆回転させた補助ファンにより室内の空気の一部を排出できるようにした換気装置を備えた空気調和機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、被空調室の壁面に固着された据付板の係止爪に係脱可能に係合される係合部を背面上部に備え、背面下部に接続配管を収容する収容部を備えたベースと、同ベースの前部に装着された吸込口と吹出口とを備えた前面パネルと、前記吸込口と前記吹出口とを結ぶ空気通路に設けられ、前部熱交換器と後部熱交換器とで逆V字状に形成された熱交換器と、送風ファンとからなる空気調和機において、
前記壁面に壁孔を、前記据付板に前記壁孔に対応する連通孔を、前記後部熱交換器の風上側となる前記ベースの背面に前記連通孔に対応する吸気孔を夫々設け、前記連通孔の周縁に、前記壁孔を挿通してダクトの一端に接続される接続部を備えたダクトフランジを取り付けると共に、前記ダクトに正回転または逆回転可能に起動させることにより外気を導入または室内の空気を排出する補助ファンを設けてなり、
外気導入時に、前記送風ファンおよび正回転させた前記補助ファンにより室内の空気と共に外気を導入できるようにし、排気時に、逆回転させた前記補助ファンにより室内の空気の一部を排出できるようにしてなる構成となっている。
【0008】
また、前記補助ファンを、リモコン操作により起動または停止させるようにしてなる構成となっている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機の説明図で、(A)は断面図、(B)は要部断面図であり、図2は本発明による空気調和機の要部説明図で、(A)は断面図、(B)は斜視図であり、図3は本発明による空気調和機の説明図で、(A)は外気を導入する状態を示す断面図、(B)は室内の空気を排出する状態を示す断面図であり、図4は換気をしない状態を示す断面図である。
【0010】
本発明による空気調和機は、図で示すように、被空調室の壁面Bにねじ締めされることによって固着され、上端部に断面略L字状の係止爪1を備えた据付板2により本体Aが据付設置されるようになっている。
【0011】
前記本体Aは、背面上部に前記据付板2の係止爪1に係脱可能に係止される係止部3を備え、背面下部に接続配管4を収容する収容部5を備えたベース6と、同ベース6の前部に装着され、上部に吸込口7を備え下部に吹出口8を備えた前面パネル9と、前記吸込口7と前記吹出口8とを結ぶ空気通路に設けられ、前部熱交換器10と後部熱交換器11とで逆V字状に形成された熱交換器12と、送風ファン13とからなる構成になっている。
【0012】
そして、前記壁面Bには壁孔Cが設けられ、前記据付板2には前記壁孔Cに対応する連通孔2aが設けられ、前記後部熱交換器11の風上側となる前記ベース6の背面には、前記連通孔2aに対応する吸気孔6aが設けられ、ねじ孔を備えた前記連通孔2aの周縁には、前記壁孔Cを挿通してダクト14の一端に接続される接続部Dを備えたダクトフランジ15がねじ締めされることによって取り付けられた構成になっている。
【0013】
同時に、前記据付板2および前記ベース6の間には、前記連通孔2aおよび前記吸気孔6aを連通した状態でシールするシール部材16が介装されるように構成されている。
【0014】
また、前記ダクト14の他端には、開口面積を拡開させる拡開部17を備えたノズル18が設けられ、同ノズル18の拡開部17には、正回転または逆回転可能に起動させることにより外気を導入または室内の空気を排出する補助ファン19が設けられると共に、開口部には、集塵用のフィルタ20およびファンガード21が夫々設けられた構成になっている。
【0015】
これらにより、前記ノズル18から外気を導入する際、同ノズル18の開口部に前記フィルタ19が設けられていても、同ノズル18は前記拡開部17を備えることにより開口面積が拡開されていることから、外気の吸込量を減少させないよう効果的に導入できるようになっている。
【0016】
また、前記ノズル18が前記拡開部17を備えることによってその開口面積が拡開されたことにより、該箇所に前記補助ファン19を取り付けやすくした構造になっている。
【0017】
なお、前記補助ファン19は、前記ダクト14、前記ダクトフランジ15または前記ノズル18からなる流通路の何処かに設けられればよいので、本発明の実施の形態においては、前記ノズル18の拡開部17に設けられるものとして説明している。
【0018】
以上の構成により、次にその動作について説明する。
運転時にきれいな外気を導入する際、図3(A)で示す矢印のように、前記補助ファン19を正回転で起動することにより、前記送風ファン13によって前記吸込口7から室内の空気が吸い込まれるのと同時に、前記補助ファン19により、外気が前記ノズル18から前記ダクト14および前記ダクトフランジ15を経て前記後部熱交換器11の上流側に導入される。
【0019】
これにより、きれいな外気を前記後部熱交換器11の上流側に導入できるようになるので、同後部熱交換器11により、前記吸込口7から吸い込まれた室内の空気といっしょに、前記ノズル18から導入されたきれいな外気を熱交換して前記吹出口8に送出できるようになり、例えば、浴室や洗面所などから汚れた空気を屋外に排出してなる24時間換気システムが導入された住宅にあっては、とりわけ理想的な換気を実現できるようになる。
【0020】
また、汚れた室内の空気を屋外に排出する際、図3(B)で示す矢印のように、前記補助ファン19を逆回転で起動することにより、前記送風ファン13によって前記吸込口7から室内の空気が吸い込まれるのと同時に、前記補助ファン19により、吸い込まれた室内の空気の一部が、前記ダクトフランジ15および前記ダクト14を経て前記ノズル18から排出される。
【0021】
これにより、前記吸込口7から吸い込まれた室内の空気が、前記後部熱交換器11により熱交換されて前記吹出口8に送出できると共に、吸い込まれた室内の空気の一部を、前記後部熱交換器11を通過させることなく屋外に排出できるようになる。
【0022】
なお、換気を行なわない場合、例えば室内空気があまり汚れていない上、外気がかなり汚れているような状況では、図4で示す矢印ように、前記補助ファン19を停止することにより、前記送風ファン13によって前記吸込口7から吸い込まれた室内の空気を前記熱交換器12で熱交換して前記吹出口8に送出させるようにすればよい。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、外気導入時に、送風ファンおよび正回転させた補助ファンにより室内の空気と共に外気を導入できるようにし、排気時に、逆回転させた補助ファンにより室内の空気の一部を排出できるようにした換気装置を備えた空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の説明図で、(A)は断面図であり、(B)は要部断面図である。
【図2】本発明による空気調和機の要部説明図で、(A)は断面図であり、(B)は斜視図である。
【図3】本発明による空気調和機の説明図で、(A)は外気を導入する状態を示す断面図であり、(B)は室内の空気を排出する状態を示す断面図である。
【図4】本発明による空気調和機の換気をしない状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 係止爪
2 据付板
2a 連通孔
3 係止部
4 接続配管
5 収容部
6 ベース
6a 吸気孔
7 吸込口
8 吹出口
9 前面パネル
10 前部熱交換器
11 後部熱交換器
12 熱交換器
13 送風ファン
14 ダクト
15 ダクトフランジ
16 シール部材
17 拡開部
18 ノズル
19 補助ファン
20 フィルタ
21 ファンガード
A 本体
B 壁面
C 壁孔
D 接続部
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、外気導入時に、送風ファンおよび正回転させた補助ファンにより室内の空気と共に外気を導入できるようにし、排気時に、逆回転させた補助ファンにより室内の空気の一部を排出できるようにした換気装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の外気導入装置を備えた空調機器として、室温の制御と本体に外気を導入する制御とを関連づけることで本体の運転中に室内の空気の換気が行なえ、且つ室温の制御が効率的に行なえるものを提供するため、換気用ファンによって本体内部に吸い込まれた外気がクロスフローファンにより本体の空気吹出口から吹き出されるので室内の換気が行なえ、また、クロスフローファンの回転速度や室温と設定温度との差に応じて、換気用ファンの回転速度を制御することで、室温の制御と本体に外気を導入する制御とを関連づけているものがあり、外気を導入する換気ダクトの開口部近傍に換気用ファンを備えた構成が図示されていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
そして、一時的に換気用ファンを逆回転させることで、室内の空気を強制的に室外に送出(排気)することにより、換気効率を向上させることができるようにしてもよいとの記載が見受けられる。
【0004】
しかしながら、上記構成でなる外気導入装置においては、上記換気用ファンを一定時間毎(例えば1時間毎)に所定時間(例えば1分)だけ逆回転させて強制的に室内の空気を室外に放出するようにしてもよいと記載されており、この場合、外気を導入することが主要な機能になっているため、例えば外気がきれいなところでは快適な空気調和(換気)を実現できる反面、外気が汚れているような場合には、室内の空気を室外に放出することが主要な機能になっていないので、快適な空気調和(換気)を実現できないという問題点を有していた。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−115888号公報(第1頁〜第2頁または第8頁、第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、外気導入時に、送風ファンおよび正回転させた補助ファンにより室内の空気と共に外気を導入できるようにし、排気時に、逆回転させた補助ファンにより室内の空気の一部を排出できるようにした換気装置を備えた空気調和機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、被空調室の壁面に固着された据付板の係止爪に係脱可能に係合される係合部を背面上部に備え、背面下部に接続配管を収容する収容部を備えたベースと、同ベースの前部に装着された吸込口と吹出口とを備えた前面パネルと、前記吸込口と前記吹出口とを結ぶ空気通路に設けられ、前部熱交換器と後部熱交換器とで逆V字状に形成された熱交換器と、送風ファンとからなる空気調和機において、
前記壁面に壁孔を、前記据付板に前記壁孔に対応する連通孔を、前記後部熱交換器の風上側となる前記ベースの背面に前記連通孔に対応する吸気孔を夫々設け、前記連通孔の周縁に、前記壁孔を挿通してダクトの一端に接続される接続部を備えたダクトフランジを取り付けると共に、前記ダクトに正回転または逆回転可能に起動させることにより外気を導入または室内の空気を排出する補助ファンを設けてなり、
外気導入時に、前記送風ファンおよび正回転させた前記補助ファンにより室内の空気と共に外気を導入できるようにし、排気時に、逆回転させた前記補助ファンにより室内の空気の一部を排出できるようにしてなる構成となっている。
【0008】
また、前記補助ファンを、リモコン操作により起動または停止させるようにしてなる構成となっている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機の説明図で、(A)は断面図、(B)は要部断面図であり、図2は本発明による空気調和機の要部説明図で、(A)は断面図、(B)は斜視図であり、図3は本発明による空気調和機の説明図で、(A)は外気を導入する状態を示す断面図、(B)は室内の空気を排出する状態を示す断面図であり、図4は換気をしない状態を示す断面図である。
【0010】
本発明による空気調和機は、図で示すように、被空調室の壁面Bにねじ締めされることによって固着され、上端部に断面略L字状の係止爪1を備えた据付板2により本体Aが据付設置されるようになっている。
【0011】
前記本体Aは、背面上部に前記据付板2の係止爪1に係脱可能に係止される係止部3を備え、背面下部に接続配管4を収容する収容部5を備えたベース6と、同ベース6の前部に装着され、上部に吸込口7を備え下部に吹出口8を備えた前面パネル9と、前記吸込口7と前記吹出口8とを結ぶ空気通路に設けられ、前部熱交換器10と後部熱交換器11とで逆V字状に形成された熱交換器12と、送風ファン13とからなる構成になっている。
【0012】
そして、前記壁面Bには壁孔Cが設けられ、前記据付板2には前記壁孔Cに対応する連通孔2aが設けられ、前記後部熱交換器11の風上側となる前記ベース6の背面には、前記連通孔2aに対応する吸気孔6aが設けられ、ねじ孔を備えた前記連通孔2aの周縁には、前記壁孔Cを挿通してダクト14の一端に接続される接続部Dを備えたダクトフランジ15がねじ締めされることによって取り付けられた構成になっている。
【0013】
同時に、前記据付板2および前記ベース6の間には、前記連通孔2aおよび前記吸気孔6aを連通した状態でシールするシール部材16が介装されるように構成されている。
【0014】
また、前記ダクト14の他端には、開口面積を拡開させる拡開部17を備えたノズル18が設けられ、同ノズル18の拡開部17には、正回転または逆回転可能に起動させることにより外気を導入または室内の空気を排出する補助ファン19が設けられると共に、開口部には、集塵用のフィルタ20およびファンガード21が夫々設けられた構成になっている。
【0015】
これらにより、前記ノズル18から外気を導入する際、同ノズル18の開口部に前記フィルタ19が設けられていても、同ノズル18は前記拡開部17を備えることにより開口面積が拡開されていることから、外気の吸込量を減少させないよう効果的に導入できるようになっている。
【0016】
また、前記ノズル18が前記拡開部17を備えることによってその開口面積が拡開されたことにより、該箇所に前記補助ファン19を取り付けやすくした構造になっている。
【0017】
なお、前記補助ファン19は、前記ダクト14、前記ダクトフランジ15または前記ノズル18からなる流通路の何処かに設けられればよいので、本発明の実施の形態においては、前記ノズル18の拡開部17に設けられるものとして説明している。
【0018】
以上の構成により、次にその動作について説明する。
運転時にきれいな外気を導入する際、図3(A)で示す矢印のように、前記補助ファン19を正回転で起動することにより、前記送風ファン13によって前記吸込口7から室内の空気が吸い込まれるのと同時に、前記補助ファン19により、外気が前記ノズル18から前記ダクト14および前記ダクトフランジ15を経て前記後部熱交換器11の上流側に導入される。
【0019】
これにより、きれいな外気を前記後部熱交換器11の上流側に導入できるようになるので、同後部熱交換器11により、前記吸込口7から吸い込まれた室内の空気といっしょに、前記ノズル18から導入されたきれいな外気を熱交換して前記吹出口8に送出できるようになり、例えば、浴室や洗面所などから汚れた空気を屋外に排出してなる24時間換気システムが導入された住宅にあっては、とりわけ理想的な換気を実現できるようになる。
【0020】
また、汚れた室内の空気を屋外に排出する際、図3(B)で示す矢印のように、前記補助ファン19を逆回転で起動することにより、前記送風ファン13によって前記吸込口7から室内の空気が吸い込まれるのと同時に、前記補助ファン19により、吸い込まれた室内の空気の一部が、前記ダクトフランジ15および前記ダクト14を経て前記ノズル18から排出される。
【0021】
これにより、前記吸込口7から吸い込まれた室内の空気が、前記後部熱交換器11により熱交換されて前記吹出口8に送出できると共に、吸い込まれた室内の空気の一部を、前記後部熱交換器11を通過させることなく屋外に排出できるようになる。
【0022】
なお、換気を行なわない場合、例えば室内空気があまり汚れていない上、外気がかなり汚れているような状況では、図4で示す矢印ように、前記補助ファン19を停止することにより、前記送風ファン13によって前記吸込口7から吸い込まれた室内の空気を前記熱交換器12で熱交換して前記吹出口8に送出させるようにすればよい。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、外気導入時に、送風ファンおよび正回転させた補助ファンにより室内の空気と共に外気を導入できるようにし、排気時に、逆回転させた補助ファンにより室内の空気の一部を排出できるようにした換気装置を備えた空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の説明図で、(A)は断面図であり、(B)は要部断面図である。
【図2】本発明による空気調和機の要部説明図で、(A)は断面図であり、(B)は斜視図である。
【図3】本発明による空気調和機の説明図で、(A)は外気を導入する状態を示す断面図であり、(B)は室内の空気を排出する状態を示す断面図である。
【図4】本発明による空気調和機の換気をしない状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 係止爪
2 据付板
2a 連通孔
3 係止部
4 接続配管
5 収容部
6 ベース
6a 吸気孔
7 吸込口
8 吹出口
9 前面パネル
10 前部熱交換器
11 後部熱交換器
12 熱交換器
13 送風ファン
14 ダクト
15 ダクトフランジ
16 シール部材
17 拡開部
18 ノズル
19 補助ファン
20 フィルタ
21 ファンガード
A 本体
B 壁面
C 壁孔
D 接続部
Claims (2)
- 被空調室の壁面に固着された据付板の係止爪に係脱可能に係合される係合部を背面上部に備え、背面下部に接続配管を収容する収容部を備えたベースと、同ベースの前部に装着された吸込口と吹出口とを備えた前面パネルと、前記吸込口と前記吹出口とを結ぶ空気通路に設けられ、前部熱交換器と後部熱交換器とで逆V字状に形成された熱交換器と、送風ファンとからなる空気調和機において、
前記壁面に壁孔を、前記据付板に前記壁孔に対応する連通孔を、前記後部熱交換器の風上側となる前記ベースの背面に前記連通孔に対応する吸気孔を夫々設け、前記連通孔の周縁に、前記壁孔を挿通してダクトの一端に接続される接続部を備えたダクトフランジを取り付けると共に、前記ダクトに正回転または逆回転可能に起動させることにより外気を導入または室内の空気を排出する補助ファンを設けてなり、
外気導入時に、前記送風ファンおよび正回転させた前記補助ファンにより室内の空気と共に外気を導入できるようにし、排気時に、逆回転させた前記補助ファンにより室内の空気の一部を排出できるようにしてなることを特徴とする空気調和機。 - 前記補助ファンを、リモコン操作により起動または停止させるようにしてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003090462A JP2004294027A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003090462A JP2004294027A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004294027A true JP2004294027A (ja) | 2004-10-21 |
Family
ID=33404088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003090462A Pending JP2004294027A (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004294027A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013032911A (ja) * | 2012-11-21 | 2013-02-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和装置 |
CN105937787A (zh) * | 2016-06-01 | 2016-09-14 | 广东美的暖通设备有限公司 | 风管式空调机 |
JP7181488B1 (ja) | 2021-08-06 | 2022-12-01 | ダイキン工業株式会社 | 空調室内機及び空調機 |
-
2003
- 2003-03-28 JP JP2003090462A patent/JP2004294027A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013032911A (ja) * | 2012-11-21 | 2013-02-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和装置 |
CN105937787A (zh) * | 2016-06-01 | 2016-09-14 | 广东美的暖通设备有限公司 | 风管式空调机 |
JP7181488B1 (ja) | 2021-08-06 | 2022-12-01 | ダイキン工業株式会社 | 空調室内機及び空調機 |
WO2023013581A1 (ja) * | 2021-08-06 | 2023-02-09 | ダイキン工業株式会社 | 空調室内機及び空調機 |
JP2023024122A (ja) * | 2021-08-06 | 2023-02-16 | ダイキン工業株式会社 | 空調室内機及び空調機 |
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