JP2004291997A - シールテープ形成貼付け装置及びシールテープ形成貼付け方法 - Google Patents

シールテープ形成貼付け装置及びシールテープ形成貼付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】構造及び動作がシンプルにすることができ、構成部品を削減して信頼性を向上し、低コスト化が図れるシールテープ形成貼付け装置を提供することにある。
【解決手段】供給された長尺のシールテープAを所定のテープに加工するシールテープ形成ユニット1と、シールテープ形成ユニット1と協働してシールテープAの端部を折畳むシールテープ折畳みユニット21と、端部を折畳み加工したシールテープAをカットするカッタユニット10とにより所定の長さのシールテープAにカットした後、加工されたシールテープAを他のキャリアテープBに貼付けするテープ貼付け手段とからなるシールテープ形成貼付け装置において、前記シールテープ形成ユニット1の一端及び他端に、加工されたシールテープAの保持部を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、電子部品を収納したキャリアテープを巻取りリールに巻取る巻取り機等において、巻取りリールに巻き取られたキャリアテープの巻き戻りを防止するためのシールテープを所定の形に形成するとともに、形成したシールテープをキャリアテープの終端部に貼付けるシールテープ形成貼付け装置及びシールテープ形成貼付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
シールテープ形成貼付け装置としては、本出願人は、既に特許を取得している(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2553303号公報。
【0004】
特許文献1の主要部について説明すると、図11に示すように構成されている。リール30にロール状に巻回されたシールテープAはガイドローラ30aによって粘着面Aaが上向きとなって回転体31に送り込まれる。回転体31は半月状で、回転中心31aを中心として回転駆動され、回転体31の外周32の一部に設けられたテープ押え部34が上側に位置した状態で停止する。
【0005】
シールテープAはガイド41によってガイドされて回転体31に送り込まれ、シールテープAの先端の粘着面Aaがカッタ37の先端部に付着する。テープ押え部34には差込溝34aが設けられ、この差込溝34aはスプリング40によって開となっており、差込板36がアクチュエータ46によって下降すると、シールテープAを折り返しながら差込溝34a内に進入される。次に、アクチュエータ48によってテープ押え部34が押圧されて差込溝34aが閉となり、シールテープAの折り返し部を圧着してシールテープAの引出タブが形成される。
【0006】
次に、回転体31はテープ押え部34において、シールテープAの引出タブを保持し、回転体31の外周32にシールテープAを懸け回しながら時計方向に180°回転し、テープ押え部34を下側に位置して停止する。次に、カット部35の吸着部39によりシールテープAを吸着固定し、カッタ37がアクチュエータ47により駆動されて下降する。そして、カッタ37がカット溝38内に進入してシールテープAを所定の長さ(回転体31の円周の1/2)に切断すると、引出タブを有するシールテープAが得られる。
【0007】
カッタ37による切断時にへら42により予めシールテープAを持ち上げ、シールテープAに遊びを作っておくことにより、シールテープAの切断面をカッタ37の先端を付着させ、巻き癖等による姿勢の乱れを防止することができる。
【0008】
次に、シールテープAをキャリアテープBの終端部に貼り付けさせるには、まず、回転体31をさらに180°時計方向に回転して初期位置に戻して停止する。前述したシールテープAの製作は、巻取りリールRがキャリアテープBを巻き取っている間に、短時間で行われ、巻取り機側からの貼付け信号を待機する。
【0009】
キャリアテープBの終端部(シールテープ貼付け位置)が、カット部35の直下に到達すると、巻取り機側から貼付け信号がシールテープ形成貼付け装置側に入力される。この場合、カット部35がアクチュエータ49により下降してシールテープAの一端をキャリアテープBの終端部に圧接して貼付け、同時にシールテープAを吸着固定する吸着手段39と引出タブを保持しているテープ押え部34が解放される。
【0010】
ついで、巻取りリールRが再び駆動され、シールテープAはキャリアテープBによって巻取りリールR側に導かれ、テープガイド43により姿勢を整えた後、圧接ローラ44,45によって既に巻き取られているキャリアテープBの外周部に貼付け固定される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
前述したシールテープ形成貼付け装置は、回転機構を用いてシールテープAを形成するとともに、所定の長さに切断し、キャリアテープBに貼付けするようになっている。しかし、回転機構を用いたことにより、シールテープ形成貼付け装置の機構そのものが複雑となっている。従って、キャリアテープBの巻取り装置全体を大型化する要因ともなり、巻取り機の省スペース化の妨げとなっていた。また、シールテープ形成貼付け装置を構成する部品点数が多く、かつ個々の部品の形状や表面処理などの関係から部品価格が高価となり、巻取り機の低コスト化を妨げる要因となっている。
【0012】
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、シールテープを形成してキャリアテープに貼り付けるまでの全ての動作がアクチュエータによる往復動作とし、構造及び動作がシンプルにすることができ、構成部品を削減して低コスト化が図れ、また、装置のコンパクト化により省スペース化も図れるシールテープ形成貼付け装置及びシールテープ形成貼付け方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記目的を達成するために、請求項1は、供給された長尺のシールテープを所定のテープに加工するシールテープ形成手段と、前記シールテープ形成手段と協働して前記シールテープの端部を折畳むシールテープ折畳み手段と、端部を折畳み加工したシールテープをカットするシールテープカット手段とにより所定の長さのシールテープにカットした後、加工されたシールテープを他のテープに貼付けするテープ貼付け手段とからなるシールテープ形成貼付け装置において、前記シールテープ形成手段に、加工されたシールテープの保持部を設けたことを特徴とする。
【0014】
請求項2は、請求項1の前記保持部は、シールテープ形成手段の一端と他端に設けられていることを特徴とする。
【0015】
請求項3は、請求項1の前記保持部は、シールテープ折畳み挟持手段であることを特徴とする。
【0016】
請求項4は、請求項3の前記シールテープ折畳み挟持手段は、前記シールテープ形成手段の一端に設けた折畳み用の空間と、前記シールテープ折畳み手段と、折畳んだシールテープを圧着挟持する圧着挟持手段とからなることを特徴とする。
【0017】
請求項5は、請求項1または4の前記シールテープ折畳み手段は、シールテープを折り曲げる当接部及びテープ圧着溝とからなる折畳み板と、この折畳み板を進退させる駆動部とからなることを特徴とする。
【0018】
請求項6は、請求項4の前記圧着挟持手段は、前記シールテープ形成手段に設けた受け部材と、前記折畳み板のテープ圧着溝を通して折畳まれたシールテープを圧着する圧着具と、この圧着具を駆動する駆動部とからなることを特徴とする。
【0019】
請求項7は、請求項1または2の前記保持部は、前記シールテープ形成手段に設けられ、シールテープを吸着する吸着保持面と吸着手段とからなることを特徴とする。
【0020】
請求項8は、請求項7の前記吸着手段は、前記吸着保持面に設けた真空吸引手段であることを特徴とする。
【0021】
請求項9は、請求項1〜8のいずれかの前記シールテープ形成手段は、第1の位置と第2の位置を直線的に往復運動することを特徴とする。
【0022】
請求項10は、請求項1の前記シールテープカット手段は、前記シールテープを所定の長さにカットするカッタユニットと、前記シールテープを挟んでカッタユニットと反対側に設けたカッタダイスユニットとからなることを特徴とする。
【0023】
請求項11は、請求項10の前記カッタユニットは、先端部を有するカッタ取付け台と、このカッタ取付け台に取付けられたカッタと、前記カッタ取付け台を支持するカッタフレームと、圧縮空気噴射手段と、前記カッタフレームと前記圧縮空気噴射手段を移動させるアクチュエータとからなることを特徴とする。
【0024】
請求項12は、請求項11の前記カッタフレームに、前記圧縮空気噴射手段としての圧縮空気噴射孔を設けたことを特徴とする。
【0025】
請求項13は、請求項10の前記カッタダイスユニットは、カッタダイスと、このカッタダイスを移動させるアクチュエータとからなることを特徴とする。
【0026】
請求項14は、請求項10の前記カッタダイスユニットは、カッタダイスと、切断したシールテープを押圧する押圧部とからなることを特徴とする。
【0027】
請求項15は、請求項1の前記テープ貼付け手段は、テープガイドと押圧手段とからなることを特徴とする。
【0028】
請求項16は、シールテープ供給工程と、供給された前記シールテープの端部を折畳むシールテープ折畳み工程と、端部を折畳み加工されたシールテープを所定の長さのシールテープにカットするカット工程と、カットされた前記シールテープの端部を保持する保持工程と、前記保持工程により保持したシールテープの端部を他のテープに貼付けするテープ貼付け工程とからなるシールテープ形成貼付け方法にある。
【0029】
請求項17は、請求項16の前記シールテープ折畳み工程は、折畳みユニットとシールテープ形成ユニットの一端部よりシールテープの一端の折畳みと挟持を同時に行うことを特徴とする。
【0030】
請求項18は、請求項16の前記カット工程は、前記シールテープの他端をカッタユニットとカッタダイスユニットとにより所定長さにカットするとともに、残りのシールテープの先端をカッタ取付け台の先端部に押圧貼付けすることを特徴とする。
【0031】
請求項19は、請求項16の前記保持工程は、前記シールテープの他端をシールテープ形成ユニットの他端部に設けた吸着保持面へ押し当て工程により押し当てるとともに、吸着保持させることを特徴とする。
【0032】
請求項20は、請求項19の前記押し当て工程は、圧縮空気の噴射であることを特徴とする。
【0033】
請求項21は、請求項16の前記貼付け工程は、前記シールテープ形成ユニットの吸着保持面に保持した所定長さの前記シールテープの他端部を、リールに巻回した他のテープの端部近傍に近づけ、他のテープの裏面から押圧して貼り付けた後、前記シールテープ形成ユニットの一端の保持を解放することを特徴とする。
【0034】
前記構成によれば、片面に粘着面を有するシールテープを所定の長さに切断し、その一端部を折り返して引出タブを形成した後、シールテープの他端部を他のテープに貼り付ける一連の動作が自動的に行える。
【0035】
しかも、供給された長尺のシールテープを所定のシールテープに加工するシールテープ形成手段、前記シールテープの端部を折畳むシールテープ折畳み手段、シールテープをカットするシールテープカット手段及び加工されたシールテープを他のテープに貼付けするテープ貼付け手段を、回転を伴わない直線往復運動させることにより、構造及び動作がシンプルで高速化が図れる。
【0036】
しかも、シールテープの一端部を折り返して形成した引出タブをシールテープ形成手段の一端に挟持して保持し、この挟持した側にシールテープ形成手段を移動させることにより、リールから所定長さのシールテープを引出すことができる。また、シールテープ形成手段の他端でシールテープをカットしてシールテープ形成手段に吸着保持することができる。さらに、所定の長さ及び形状に形成されたシールテープをシールテープ形成手段の挟持端と吸着端とで保持して移動し、シールテープ形成手段の吸着端をリール等に巻回された他のテープに押し付け、このテープを巻取りリール等で巻回して引き込むことにより、シールテープがテープに貼り付けられる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0038】
図1〜図10は第1の実施形態を示し、図1はシールテープ形成貼付け装置の一部を示す正面図、図2は折畳みユニットを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、図3〜図10は作用説明図である。
【0039】
図1及び図2に示すように、シールテープ形成手段としてのシールテープ形成ユニット1は、駆動機構(図示しない)によって垂直方向に往復移動自在に支持されている。シールテープ形成ユニット1の垂直方向に支持部材2が設けられ、この支持部材2の上端部には前方へ水平に突出する受け部材3が設けられている。受け部材3の下方には引出タブ形成空間4を挟んで凸形の圧着部5aを有する圧着具5が設けられ、この圧着具5はアクチュエータ6によって上下動するようになっている。
【0040】
シールテープ形成ユニット1の下端部には傾斜面を有する吸着保持面7が設けられ、この吸着保持面7には吸引孔8が設けられている。吸引孔8は真空配管9を介して真空ポンプ等の真空発生源(図示しない)に連通しており、吸着保持面7に吸着保持力を発生させるようになっている。
【0041】
シールテープ形成ユニット1を挟んでシールテープカット手段であるカッタユニット10とカッタダイスユニット11とが互いに対向して水平状態に設置されている。カッタユニット10にはアクチュエータ12が設けられ、このアクチュエータ12の先端部には垂直方向にカッタフレーム13が設けられている。さらに、カッタフレーム13にはL字状のカッタ取付け台14を介してカッタ15が取り付けられている。従って、カッタ15はアクチュエータ12によってカッタダイスユニット11に対して往復運動自在である。なお、カッタ15は剣先状に形成すると、後述するシールテープAをバランス良く切れるので好ましい。
【0042】
カッタ取付け台14の先端部14aは平面に形成され、シールテープAの先端の粘着面Aaが貼り付けられる被貼付け面に形成されている。また、カッタフレーム13の前部にはシールテープ形成ユニット1に圧縮空気を噴射するための噴射孔16が設けられ、この噴射孔16は圧縮空気供給孔17を介して圧縮空気供給源(図示しない)に連通している。
【0043】
前記カッタダイスユニット11は、カッタダイス18が設けられ、この前面にはダイス溝19及びその下側に押圧部としての押圧突起19aが設けられている。このカッタダイス18はアクチュエータ20の先端部に取り付けられ、カッタ15に対して進退自在であり、前進時にはカッタ15がダイス溝19に挿入されるようになっている。
【0044】
さらに、カッタユニット10の下側にはこれと平行にシールテープAを折畳むシールテープ折畳み手段としての折畳みユニット21が設けられている。この折畳みユニット21にはアクチュエータ22によってカッタ15と同一方向に進退自在な折畳み板23が設けられている。
【0045】
折畳み板23は、その先端部にシールテープAより幅広の凹所からなるテープガイド23aが形成され、この底部にはシールテープAを折り曲げる当接部23bが形成されている。さらに、テープガイド23aの幅方向の中央部には圧着具5に嵌合可能な幅のテープ圧着溝23cが設けられている。
【0046】
一方、シールテープAは、長尺で片面に粘着面Aaを有し、リール(図示しない)から繰り出され、複数個のガイドローラ24a,24b,24cによってカッタユニット10の下側から迂回してカッタ取付け台14方向に供給されるようになっており、シールテープAの粘着面Aaはガイドローラ24cの外周面に粘着しながら送られるようになっている。
【0047】
シールテープ形成ユニット1の下方には吸着保持面7と対向して他のテープとしてのキャリアテープBの走行をガイドするテープガイド25が傾斜して設けられている。テープガイド25にはアクチュエータ26によってテープ走行面27に対して突没自在な押圧具28が設けられている。
【0048】
次に、シールテープ形成貼付け装置の作用について説明する。図1は初期状態を示し、リールから繰り出されたシールテープAはガイドローラ24a,24b,24cによってガイドされ、シールテープAの先端部はカッタ取付け台14の先端部14aに貼り付けられて保持されている。シールテープ形成ユニット1は上限位置にあり、カッタユニット10、カッタダイスユニット11及び折畳みユニット21は後退位置にある。
【0049】
図3において、シールテープ形成ユニット1が垂直下降して下降限に達すると、受け部材3と圧着具5により構成された引出タブ形成空間4の中央上方位置と折畳み板23がシールテープAを挟んで対向する。この状態で、アクチュエータ22によって折畳み板23が前進すると、図4に示すように、シールテープAの粘着面Aa側が押圧されてシールテープAの先端部をカッタ取付け台14の先端部14aから引き剥がす。そして、シールテープAをくの字状に折り曲げながらシールテープAの先端部を引出タブ形成空間4内に挿入する。
【0050】
折畳み板23が前進限位置に到達すると、アクチュエータ6によって圧着具5が受け部材3側に押し上げられる。そして、くの字状に折れ曲がったシールテープAの先端部を受け部材3と圧着具5により挟持して押圧し、シールテープAの粘着面Aa同士を圧着して引出タブ29が形成される。
【0051】
圧着具5が上昇してシールテープAが圧着されると同時に折畳み板23がアクチュエータ22によって後退して引出タブ形成空間4から抜け出し、後退位置に戻ると、図5及び図6に示すように、受け部材3と圧着具5により引出タブ29を挟持したままシールテープ形成ユニット1が垂直に上昇するとシールテープAがリールから繰り出される。
【0052】
ここで、引出タブ29を折畳み形成する過程を図2に基づいて説明すると、折畳み板23はテープガイド23aと当接部23b及びテープ圧着溝23cとから構成されている。シールテープ形成ユニット1の圧着具5には凸形の圧着部5aが設けられているため、図3の状態から折畳み板23が前進すると、シールテープAはテープガイド23aの当接部23bにより折り曲げられる。
【0053】
そして、圧着具5がさらに上昇して受け部材3と圧着具5との間にシールテープAが折畳み板23を介在させて折畳まれた状態となる。このとき、折畳み板23にはテープ圧着溝23cがあるため、折畳み板23を介して上下のシールテープAの粘着面Aaは、テープ圧着溝23cを介して向き合う。そして、テープ圧着溝23cに嵌合する位置に設けられた圧着具5の圧着部5aの更なる上昇によりシールテープAは受け部材3との間で押圧され、テープ圧着溝23cで、シールテープAの粘着面Aa同士を強固に粘着する。
【0054】
なお、シールテープAが押圧されるのはテープ圧着溝23c内であるため、折畳み板23には強い押圧力が加わることはなく、図5に示すように、シールテープAの折畳み後、折畳み板23を引出タブ形成空間4から容易に抜取ることができる。また、折畳み板23はシールテープAの粘着面Aaに接触するので、接触部には、剥離性の良い、例えばテフロン(登録商標)、パラフィンあるいはシリコン等の不活性材を用いることが好ましい。
【0055】
シールテープ形成ユニット1が上昇限位置に到達すると、図6に示すように、アクチュエータ12によってカッタ15が前進すると同時にカッタダイス18がアクチュエータ20によって前進する。そして、カッタ15がダイス溝19に挿入されると、シールテープAが切断される。
【0056】
シールテープ形成ユニット1側の切断されたシールテープ片Abは図7に示すように、カッタフレーム13の噴射孔16から噴射される圧縮空気によってシールテープ形成ユニット1側に吹き寄せられて切断部分が吸着保持面7に接触すると、吸引孔8の吸引力によって吸着保持面7に吸着されて保持される。
【0057】
一方、カッタ取付け台14側の連続するシールテープAは、カッタダイス18の押圧突起19aに押圧されてカッタ取付け台14の先端部14aの平面部に貼付けられて保持される。そして、図8に示すように、カッタフレーム13及びカッタダイス18が後退して待機状態となる。
【0058】
次に、図9に示すように、シールテープ形成ユニット1が切断されたシールテープ片Abを保持したまま下降し、下降限においてテープガイド25のテープ走行面27上に待機しているキャリアテープBの終端部上に、吸着保持面7に吸着されたシールテープ片Abの端部が対向して待機する。
【0059】
次に、テープガイド25に設けられた押圧具28がアクチュエータ26により付勢されてテープ走行面27上に突出し、その後、キャリアテープBを裏面側から押圧してシールテープ片Abの端部に圧接して貼り付ける。
【0060】
シールテープ形成ユニット1の圧着具7が下降し、挟持して保持していたシールテープ片Abの引出タブ29が保持状態から解放されると同時に、巻取りリール(図示しない)が駆動してキャリアテープBが巻き取られると、シールテープ片AbがキャリアテープBの終端部に貼り付けられながら引き込められる。
【0061】
従って、図10に示すように、キャリアテープBの終端が押圧具28を通過し終えると、押圧具28がアクチュエータ26によって下降し、シールテープ形成ユニット1も上昇して図1に示す初期状態に復帰してシールテープ形成貼付け工程が完了する。
【0062】
なお、その後、シールテープ片Abの未貼付け部は従来例と同様に、テープガイド26により姿勢を整えた後、圧接ローラ(図示しない)により、既に巻き取られているキャリアテープBの外周部に固定される。また、シールテープ形成ユニット1の受け部材3から吸着保持面7までにより形成されたシールテープ片Abの長さはキャリアテープBの終端部にシールテープ片Abが貼り付けられ、押圧具28を通過したキャリアテープBの終端から延伸し、巻取りリールに巻き取られたキャリアテープBに貼付けしてキャリアテープBの巻き戻しを防止するのに必要な十分な長さのシールテープ片Abが確保されるようになっている。
【0063】
前述したように、片面に粘着面Aaを有するシールテープAを所定の長さに切断し、その一端部を折り返して引出タブ29を形成した後、シールテープAの他端部を他のキャリアテープBに貼り付ける一連の動作が自動的に行える。
【0064】
しかも、供給された長尺のシールテープAを所定のシールテープAに加工するシールテープ形成ユニット1、前記シールテープAの端部を折畳むシールテープ折畳みユニット21、シールテープAをカットするカッタユニット10及び加工されたシールテープ片Abを他のキャリアテープBに貼付けするテープ貼付け手段を、回転を伴わない直線往復運動させることにより、構造及び動作がシンプルで高速化が図れる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、シールテープを形成してキャリアテープに貼り付けるまでの全ての動作がアクチュエータによる往復動作とすることにより、構造及び動作がシンプルにすることができ、構成部品を削減して信頼性を向上し、低コスト化が図れる。また、装置のコンパクト化により省スペース化も図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示し、シールテープ形成貼付け装置の一部の正面図。
【図2】同実施形態の折畳みユニットを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図。
【図3】同実施形態のシールテープ形成貼付け装置の作用を示す説明図。
【図4】同実施形態のシールテープ形成貼付け装置の作用を示す説明図。
【図5】同実施形態のシールテープ形成貼付け装置の作用を示す説明図。
【図6】同実施形態のシールテープ形成貼付け装置の作用を示す説明図。
【図7】同実施形態のシールテープ形成貼付け装置の作用を示す説明図。
【図8】同実施形態のシールテープ形成貼付け装置の作用を示す説明図。
【図9】同実施形態のシールテープ形成貼付け装置の作用を示す説明図。
【図10】同実施形態のシールテープ形成貼付け装置の作用を示す説明図。
【図11】従来のシールテープ形成貼付け装置の一部を示す正面図。
【符号の説明】
1…シールテープ形成ユニット、3…受け部材、4…引出タブ形成空間、7…吸着保持面、10…カッタユニット、11…カッタダイスユニット、カッタ取付け台、15…カッタ、16…噴射孔、18…カッタダイス、21…折畳みユニット、23…折畳み板、25…テープガイド、A…シールテープ、Aa…粘着面、B…キャリアテープ

Claims (21)

  1. 供給された長尺のシールテープを所定のテープに加工するシールテープ形成手段と、
    前記シールテープ形成手段と協働して前記シールテープの端部を折畳むシールテープ折畳み手段と、
    端部を折畳み加工したシールテープをカットするシールテープカット手段とにより所定の長さのシールテープにカットした後、加工されたシールテープを他のテープに貼付けするテープ貼付け手段とからなるシールテープ形成貼付け装置において、
    前記シールテープ形成手段に、加工されたシールテープの保持部を設けたことを特徴とするシールテープ形成貼付け装置。
  2. 前記保持部は、シールテープ形成手段の一端と他端に設けられていることを特徴とする請求項1記載のシールテープ形成貼付け装置。
  3. 前記保持部は、シールテープ折畳み挟持手段であることを特徴とする請求項1記載のシールテープ形成貼付け装置。
  4. 前記シールテープ折畳み挟持手段は、前記シールテープ形成手段の一端に設けた折畳み用の空間と、前記シールテープ折畳み手段と、折畳んだシールテープを圧着挟持する圧着挟持手段とからなることを特徴とする請求項3記載のシールテープ形成貼付け装置。
  5. 前記シールテープ折畳み手段は、シールテープを折り曲げる当接部及びテープ圧着溝とからなる折畳み板と、この折畳み板を進退させる駆動部とからなることを特徴とする請求項1または4記載のシールテープ形成貼付け装置。
  6. 前記圧着挟持手段は、前記シールテープ形成手段に設けた受け部材と、前記折畳み板のテープ圧着溝を通して折畳まれたシールテープを圧着する圧着具と、この圧着具を駆動する駆動部とからなることを特徴とする請求項4記載のシールテープ形成貼付け装置。
  7. 前記保持部は、前記シールテープ形成手段に設けられ、シールテープを吸着する吸着保持面と吸着手段とからなることを特徴とする請求項1または2記載のシールテープ形成貼付け装置。
  8. 前記吸着手段は、前記吸着保持面に設けた真空吸引手段であることを特徴とする請求項7記載のシールテープ形成貼付け装置。
  9. 前記シールテープ形成手段は、第1の位置と第2の位置を直線的に往復運動することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のシールテープ形成貼付け装置。
  10. 前記シールテープカット手段は、前記シールテープを所定の長さにカットするカッタユニットと、前記シールテープを挟んでカッタユニットと反対側に設けたカッタダイスユニットとからなることを特徴とする請求項1記載のシールテープ形成貼付け装置。
  11. 前記カッタユニットは、先端部を有するカッタ取付け台と、このカッタ取付け台に取付けられたカッタと、前記カッタ取付け台を支持するカッタフレームと、圧縮空気噴射手段と、前記カッタフレームと前記圧縮空気噴射手段を移動させるアクチュエータとからなることを特徴とする請求項10記載のシールテープ形成貼付け装置。
  12. 前記カッタフレームに、前記圧縮空気噴射手段としての圧縮空気噴射孔を設けたことを特徴とする請求項11記載のシールテープ形成貼付け装置。
  13. 前記カッタダイスユニットは、カッタダイスと、このカッタダイスを移動させるアクチュエータとからなることを特徴とする請求項10記載のシールテープ形成貼付け装置。
  14. 前記カッタダイスユニットは、カッタダイスと、切断したシールテープを押圧する押圧部とからなることを特徴とする請求項10記載のシールテープ形成貼付け装置。
  15. 前記テープ貼付け手段は、テープガイドと押圧手段とからなることを特徴とする請求項1記載のシールテープ形成貼付け装置。
  16. シールテープ供給工程と、供給された前記シールテープの端部を折畳むシールテープ折畳み工程と、端部を折畳み加工されたシールテープを所定の長さのシールテープにカットするカット工程と、カットされた前記シールテープの端部を保持する保持工程と、前記保持工程により保持したシールテープの端部を他のテープに貼付けするテープ貼付け工程とからなるシールテープ形成貼付け方法。
  17. 前記シールテープ折畳み工程は、折畳みユニットとシールテープ形成ユニットの一端部よりシールテープの一端の折畳みと挟持を同時に行うことを特徴とする請求項16記載のシールテープ形成貼付け方法。
  18. 前記カット工程は、前記シールテープの他端をカッタユニットとカッタダイスユニットとにより所定長さにカットするとともに、残りのシールテープの先端をカッタ取付け台の先端部に押圧貼付けすることを特徴とする請求項16記載のシールテープ形成貼付け方法。
  19. 前記保持工程は、前記シールテープの他端をシールテープ形成ユニットの他端部に設けた吸着保持面へ押し当て工程により押し当てるとともに、吸着保持させることを特徴とする請求項16記載のシールテープ形成貼付け方法。
  20. 前記押し当て工程は、圧縮空気の噴射であることを特徴とする請求項19記載のシールテープ形成貼付け方法。
  21. 前記貼付け工程は、前記シールテープ形成ユニットの吸着保持面に保持した所定長さの前記シールテープの他端部を、リールに巻回した他のテープの端部近傍に近づけ、他のテープの裏面から押圧して貼り付けた後、前記シールテープ形成ユニットの一端の保持を解放することを特徴とする請求項16記載のシールテープ形成貼付け方法。
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