JP2004291894A - ジャッキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】伸縮シリンダの張り出し時に路面を滑り、路面を損傷させないような接地板をジャッキ装置に設ける。
【解決手段】ジャッキ装置5が、車体2の側方に取り付けられたアウターポスト11と、アウターポスト11に内挿されたインナーポスト12と、インナーポスト12に内蔵された伸縮シリンダ13と、伸縮シリンダ13の下端にブラケット16を介して枢結されたアーム18と、アーム18の先端に枢結された接地板23と、ブラケット16とアーム18との枢結部に取り付けられアーム18を上方に揺動させる捩りバネ24とを有して構成される。伸縮シリンダ13を縮小させたときにはアウターポスト11の内壁がアーム18に当接してアーム18を下方に延びる格納位置に保持し、伸縮シリンダ13を下方に伸張させると捩りバネ24によりアーム18が車体幅方向外側に張り出して接地板23が車体幅方向外側に移動する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クレーン装置や高所作業車等において作業中に車体を支持するジャッキ装置に関し、特に伸縮シリンダと接地板との枢結部に特徴を有するジャッキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
クレーン車、高所作業車等の作業車に備えられるジャッキ装置は、上端部が車体に支持された伸縮シリンダと、伸縮シリンダの下端部に枢結された接地板とを有し、伸縮シリンダの伸張動作により車体を持ち上げ支持できるように構成されている。このようなジャッキ装置としては、車体前後の左右両側部に車体幅方向斜め下方へ延びた状態で八の字形に取り付けられ、格納時においては接地板の外側端が車体の側面よりも内側に位置し、張り出されると接地板の外側端が車体の側面よりも外側に位置するように構成されているものがあり、格納時には車体左右の接地板の間隔を小さくすることで車幅を狭くし、作業時にはジャッキ装置を車体幅方向の斜め外側に張り出して接地板の間隔を大きくすることで車体を安定支持することができる。
【0003】
一方特許文献1には、図7(A)に示すようなジャッキ装置が開示されている。このジャッキ装置50は車体の左右の側方にアウターポスト51が固設され、アウターポスト51にインナーポスト52が内挿され、インナーポスト52の内部には伸縮シリンダ53が車体側方に延設されており、内蔵の伸縮シリンダ53の伸縮作動によりインナーポスト52全体がその軸方向に伸縮動することができる。またインナーポスト52内には上下方向に伸縮自在な伸縮シリンダ54が取り付けられている。伸縮シリンダ54はインナーポスト52内に枢結されたシリンダロッド55をシリンダーチューブ56内に嵌入したもので構成され、伸縮シリンダ54の先端に車体横方向に揺動自在に、且つ伸縮シリンダ54に対して若干範囲だけ上下動可能に枢結されたアーム57と、アーム57の先端にアーム57に対し首振動可能に枢結された接地板58とを有する。
【0004】
図7(A)に示すようなジャッキ装置50を作動させて車体を支持するには、まず伸縮シリンダ53の伸張作動により、インナーポスト52をアウターポスト51内より車体の側方外方に張り出させ、シリンダーチューブ56内に供給される油圧力により伸縮シリンダ54を下方に伸張させる。それと同時に図7(B)に示すように、アーム57の長手軸方向が伸縮シリンダ54の長手方向の中心軸CL2線に重なるようにアーム57が自重により下動し、インナーポスト52の直下に格納されていた接地板58が旋回動する。そして接地板58を地面に当接させて伸縮シリンダ54を突っ張らせることにより、作業車を持ち上げ状態に支持させることができる。
【0005】
【特許文献1】実公昭59−46753公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のようなジャッキ装置では、伸縮シリンダ54の下方への伸張とともにアーム57をその自重により車体幅方向外側に下動させるため、アーム57が伸縮シリンダ54の長手方向の中心軸CL2線まで完全には下動せずに車体幅方向の斜め内側に張り出した状態で偶然に停止した場合、アーム57はそのままの状態を保持しながら伸縮シリンダ54が下方に伸張して接地板58が地面に当接することになり、この状態で伸縮シリンダ54が接地板58を押圧した場合、ジャッキ装置50は不安定な状態で車体を支持するおそれがある、という問題が生じていた。
【0007】
一方、車体の幅方向の斜め外側に八の字形に張り出して車体を支持するジャッキ装置の場合、接地板が地面に接地した後は、接地板を通して伝達される伸縮シリンダの押圧力が地面に対し斜めの方向(伸縮シリンダの長手軸方向)に作用するため、押圧力のうち路面に平行な成分が接地板が路面上を滑らせるように作用し、接地板に作用する地面からの静止摩擦力がそれに抗することができず、接地板が車体側方外方に路面を滑り、路面を損傷させるおそれがある、という問題があった。
【0008】
本発明では上記のような問題に鑑み、伸縮シリンダが地面に対して鉛直に接地板を押圧し、接地板が地面に当接するときに接地板が路面を滑り、路面を損傷させることなく車体を安定支持することのできるジャッキ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明に係るジャッキ装置は、車体側方に設けられた基材(例えば、実施形態におけるアウターポスト11)と、基材に基材に対して上下方向に伸縮自在に取り付けられた伸縮手段(例えば、実施形態におけるインナーポスト12および伸縮シリンダ13)と、伸縮手段の下端に上下に揺動自在に枢結されたアームと、アームの先端に少なくともアームの揺動方向に揺動自在に枢結された接地板と、伸縮手段に対して前記アームとの枢結部を中心としてアームを上方に揺動させるように付勢する付勢手段(例えば、実施形態における捩りバネ24)と、基材にアームに対してアームの揺動する側に設けられて伸縮手段を縮小させたときにアームに当接してアームを付勢手段の付勢に抗して下方に揺動させ下方に延びる格納位置に保持する当接部材(例えば、実施形態におけるアウターポスト11)とを有する。その上で、伸縮手段を下方に伸張させると、付勢手段によりアームが上方に揺動するとともに接地板が移動し、接地板を接地させて車体を持ち上げ支持するように構成される。
【0010】
上記のような構成のジャッキ装置では、例えば図1に示すようにインナーポストに内蔵された伸縮シリンダの格納姿勢においては、インナーポストを介し伸縮シリンダの下端に枢結されたアームはアウターポストの車体幅方向外側の内壁に当接して伸縮シリンダの長手軸方向下方に延びた状態を格納姿勢として保持される。伸縮シリンダの下方への伸張動作に従ってインナーポストが下動し、アームがアウターポストから張り出すと、アームを矢印A方向(車体幅方向外側)に揺動させるように付勢する捩りバネが、アームを矢印A方向に屈曲させて図2に示すような姿勢になる。さらに伸縮シリンダが下方に伸張しアームがアウターポストから完全に張り出した状態では、図3に示すようにアームは伸縮シリンダの長手方向の中心軸CL1線に対して直角になる向きまで屈曲し、アームの長手方向が地面に水平な状態になる。この結果、伸縮シリンダはアームを介して安定した状態で接地板を押圧することができる。
【0011】
また上記のような構成のジャッキ装置によれば、例えば図4に示すように、アームがアウターポストから完全に張り出した後、接地板を接地させたときには、伸縮シリンダの長手方向の中心軸CL1線から車体幅方向外側に寸法Xだけオフセットした位置に、アームと接地板とを係合する継手機構が位置する。このため、伸縮シリンダはこのオフセットした位置において、継手機構を介して接地板の上面を鉛直に押圧することができる。
【0012】
以上のような構成のジャッキ装置にすることで、アウトリガビームを車体側方外側に長く張り出したり、伸縮シリンダを車体幅方向の斜め外側に張り出すことなく車体左右の地面に接地する接地板の間隔を大きくすることができる。しかも伸縮シリンダが接地板を鉛直に押圧することで接地板が路面を滑り、路面を損傷させることなく車体を安定支持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るジャッキ装置の好ましい実施の形態を図1から図6に基いて説明する。図5に示すように、高所作業車1は車体2の前後左右に前輪3と後輪4を有し、また車体2の左右両側であって車体2の後端及び前輪3と後輪4との間に外側に張り出して車体2を安定支持するジャッキ装置5を有している。
【0014】
車体2の後部中央には上方に突出し、旋回動自在な旋回台6が設けられており、この旋回台6の上部には起伏動自在なブーム7が枢結されている。ブーム7は複数のブーム部材が入れ子式に組み合わさっており、図示しない内蔵の伸縮シリンダにより長手軸方向に全体を伸縮動させることができる。また、ブーム7の先端には水平方向に旋回動自在な作業台8が配設されている。
【0015】
【第1の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態に係る上記ジャッキ装置5について図1から図4に基いて説明する。図1に示すように車体2の側方に、車体幅方向に全体が伸縮自在なアウトリガビーム10が取り付けられ、アウトリガビーム10にジャッキ装置5が取り付けられている。このジャッキ装置5は、矩形断面の箱状のアウターポスト11が車体の上下方向に延びて取り付けられ、アウターポスト11に、内蔵の伸縮シリンダ13の上下方向への伸縮作動により全体が伸縮動可能なインナーポスト12が内挿されて構成されている。伸縮シリンダ13は、その上端がアウターポスト11に枢結され、その下端がインナーポスト12内部の下面に枢結されており、中空のシリンダーチューブ15とシリンダーチューブ15内に嵌入されたピストン部から下方に延びるロッド部を有するピストンロッド14とで構成される。
【0016】
インナーポスト12の下端外面には、ブラケット16が車体2の前後の側に2枚取り付けられ、ブラケット16には枢結ピン17を介して、車体幅方向に揺動自在なアーム18(リンク部材)が枢結されている。アーム18は伸縮シリンダ13の収縮時にアウターポスト11内に格納可能なように紙面に垂直な方向より視て先端部が楔状に形成されている。ブラケット16とアーム18との枢結部には捩りバネ24が取り付けられ、捩りバネ24がアーム18を常時矢印A方向(車体幅方向外側)に付勢しており、伸縮シリンダ13の格納状態において、アーム18の車体幅方向外側の面18aがアウターポスト11の車体幅方向外方の内壁11aに当接して伸縮シリンダ13の長手方向下方に延びて保持された状態がアーム18の格納姿勢となる。
【0017】
さらに図4に示すように、アーム18の張り出し姿勢における上面にはストッパ19が、アーム18の下面で車体幅方向外側の端部には、継手機構20を介して車体幅方向に揺動自在に接地板23が枢結されている。継手機構20は、アーム18の下面に接合されたU字状部材21と、アーム18の下面と接地板20との間の空間に、接地板23の上面に接合された逆U字状部材22を、入り込ませるようにして両部材が係合されているものから構成される。
【0018】
次に、本発明に関する高所作業車を用いた高所作業の一例について説明する。高所作業を行うときにはジャッキ装置5及びブーム7を格納した状態で高所作業車1を作業現場まで移動させる。そして図示しないビーム張り出し機構を作動させてアウトリガビーム10を車体2の外側に張り出させ、シリンダーチューブ15内に供給される油圧力により伸縮シリンダ13を車体2の下方に伸張させる。
【0019】
伸縮シリンダ13の車体2の下方への伸張に伴い、図1に示す状態からインナーポスト12が下動し、捩りバネ24の車体幅方向外側への付勢によりアウターポスト11の車体幅方向外側の内壁11aに図1に示すように当接していたアーム18がアウターポスト11の下端の開口部より張り出し、アーム18に付設されている捩りバネ24の弾性的な作用により、アーム18が枢結ピン17を軸に矢印A方向に屈曲し、図2に示すような状態になる。それに伴い接地板23が継手機構20を軸に車体幅方向外側に移動する。そして屈曲したアーム18とインナーポスト12との下端外面に挟まれるように、アーム18に取り付けられたストッパ19がインナーポスト12の下端外面12aに当接することにより、図3に示すようにアーム18は伸縮シリンダ13の長手方向の中心軸CL1線に対して直角の向きになるまで屈曲し、接地板23はさらに車体幅方向外側に移動する。
【0020】
その後、伸縮シリンダ13がさらに下方に伸張し、接地板23が地面に対して水平な状態で接地し、ジャッキ装置5が伸縮シリンダ13を突っ張らせることにより、作業車を持ち上げ状態に安定支持させ、高所作業を開始する。このとき、伸縮シリンダの長手方向の中心軸CL1線に対し車体幅方向外側に寸法Xだけオフセットした位置が接地板の車体支持位置になり、図4に示すように車体左右の車体支持位置間の長さである寸法Yは、オフセットした寸法Xだけ車体左右方向にそれぞれ大きくなり、接地板23は伸縮シリンダ13から伝達される押圧力を継手機構20の位置する位置(寸法Xだけオフセットした位置)で受ける。
【0021】
高所作業終了後はジャッキ装置5を作動させ、伸縮シリンダ13を収縮させてまず接地板23を地面から離す。その後インナーポスト12が上動してアウターポスト11内に完全に格納され、さらにアーム18がアウターポスト11内に突入を開始すると、アーム18がアウターポスト11の車体幅方向外側の内壁11aに当接することにより、捩りバネ24の矢印A方向への付勢に抗してアーム18が枢結ピン17を軸に矢印Aと逆方向に伸展し、伸縮シリンダ13の長手方向下方に延びた状態を格納姿勢として格納される。
【0022】
【第2の実施の形態】
次に、本発明の第2の実施形態に係るジャッキ装置5´を図6に基いて説明する。このジャッキ装置5´は、アウターポスト11及びインナーポスト12とを備える代わりに、車体2に伸縮シリンダ13の車体前後側を覆うように固設され、シリンダピン穴31及びガイド溝32とを有する2枚の板部材33と、2枚の板部材の下部に2枚の板部材33に挟まれるように取り付けられた板状の第1ストッパ34とを有し、2枚の板部材33の間に伸縮シリンダ13を取り付けたもので構成される。伸縮シリンダ13の下端にはブラケット16を介して車体幅方向外側に揺動自在にアーム18が枢結され、ブラケット16とアーム18との枢結部に捩りバネ24が取り付けられている。捩りバネ24はアーム18を枢結ピン17を軸として矢印A方向(車体幅方向外側)に付勢しており、アーム18は第1ストッパ34の車体幅方向内側の壁面に当接することにより捩りバネ24の付勢に抗して伸縮シリンダ13の長手方向下方に伸展した状態で格納される。
【0023】
ジャッキ装置5´を作動させると、シリンダチューブ15の側壁に取り付けられたシリンダピン35がガイド溝32に案内されるようにガイド溝32に沿って下方に摺動することにより、伸縮シリンダ13は垂直に車体下方に伸張する。アーム18が板部材33から張り出すと、アーム18が枢結ピン17を軸に矢印A方向に屈曲し、アーム18に取り付けられている第2ストッパ35がシリンダチューブ15の下面15aに当接することにより、アーム18は伸縮シリンダ13の長手方向の中心軸CL1線に対して直角の向きになるまで屈曲し、接地板23は車体幅方向外側に移動して図6の(C)に示すような張り出し状態になる。高所作業終了後は、アーム18の板部材32への突入とともに捩りバネ24の矢印A方向への付勢に抗して枢結ピン17を軸にアーム18が矢印Aと逆方向に伸展し、第1ストッパ34の車体幅方向内側の壁面に当接した状態で格納される。
【0024】
これまで本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、これは一例であり本発明の範囲は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば上述の実施形態においては、アーム18と接地板23との継手機構20は、U字状部材21と逆U字状部材22とが係合される構成であったが、必ずしもU字状部材21及び逆U字状部材22より構成であるものである必要はなく、アーム18の屈曲とともに接地板23が車体横方向に移動可能であればよいから、アーム18、接地板21それぞれに突出部を設け、突出部に枢結ピンを通して接地板23を車体横方向に揺動自在に枢結する構成であってもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に関するジャッキ装置においては、例えばインナーポストに内蔵された伸縮シリンダの格納姿勢においては、伸縮シリンダの先端に枢結されたアームはアウターポストの車体幅方向外側の内壁に当接した状態を格納姿勢として保持される。伸縮シリンダの下方への伸張動作に従ってインナーポストが下動し、アームがアウターポストから張り出すと、アームを車体幅方向外側に揺動させるように付勢する捩りバネが、アームを車体幅方向外側に屈曲させる。さらに伸縮シリンダが下方に伸張しアームがアウターポストから完全に張り出した状態では、アームは伸縮シリンダの長手方向の中心軸線に対して直角の向きになるまで屈曲し、アームの長手方向が地面に水平な状態になる。この結果、伸縮シリンダはアームを介して安定した状態で接地板を押圧することができる。
【0026】
また上記のような構成のジャッキ装置によれば、例えばアームがアウターポストから完全に張り出して接地板を接地させたときには、伸縮シリンダの長手方向の中心軸線から車体幅方向外側にオフセットした位置に、アームと接地板とを係合する継手機構が位置する。このため、伸縮シリンダはこのオフセットした位置において、継手機構を介して接地板の上面を押圧することができる。
【0027】
上記のような構成のジャッキ装置にすることで、アウトリガビームを車体側方外方に長く張り出したり、伸縮シリンダを車体幅方向の斜め外側に張り出すことなく車体左右の地面に接地する接地板の間隔を大きくすることができる。しかも伸縮シリンダが接地板を鉛直に押圧することで接地板が路面を滑り、路面を損傷させることなく車体を支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るジャッキ装置の格納時を示す断面図である。
【図2】本発明に係るジャッキ装置の張り出しの途中経過を示す断面図である。
【図3】本発明に係るジャッキ装置が完全に張り出された状態を示す断面図である。
【図4】本発明に係るジャッキ装置の張り出し時における要部を示す図で、(A)はその正面図、(B)はその側面図を示す。
【図5】本発明に係るジャッキ装置を用いた高所作業車の斜視図である。
【図6】本発明に係るジャッキ装置の一例を示す図で、(A)はその格納時の正面図、(B)はその格納時の側面図、(C)はその張り出し時の正面図を示す。
【図7】従来のジャッキ装置を示す断面図で、(A)はその格納時を示し、(B)はその張り出し時を示す。
【符号の説明】
1 高所作業車
2 車体
5 ジャッキ装置
11 アウターポスト(基材、当設部材)
12 インナーポスト(伸縮手段)
13 伸縮シリンダ(伸縮手段)
18 アーム
23 接地板
24 捩りバネ(付勢手段)
50 ジャッキ装置
54 伸縮シリンダ
57 アーム
58 接地板

Claims (1)

  1. 車体側方に設けられた基材と、前記基材に前記基材に対して上下方向に伸縮自在に取り付けられた伸縮手段と、前記伸縮手段の下端に上下に揺動自在に枢結されたアームと、前記アームの先端に少なくとも前記アームの揺動方向に揺動自在に枢結された接地板と、前記伸縮手段に対して前記アームとの枢結部を中心として前記アームを上方に揺動させるように付勢する付勢手段と、前記基材に前記アームに対して前記アームの揺動する側に設けられて前記伸縮手段を縮小させたときに前記アームに当接して前記アームを前記付勢手段の付勢に抗して下方に揺動させ下方に延びる格納位置に保持する当接部材とを有し、
    前記伸縮手段を下方に伸張させると、前記付勢手段により前記アームが上方に揺動するとともに前記接地板が移動し、前記接地板を接地させて前記車体を持ち上げ支持するように構成されたジャッキ装置。
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