JP2004290967A - 排水の処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フッ素及び重金属を含む排水より、簡易に、且つ、効率的に重金属を凝集沈殿せしめて高度に除去することが可能な排水の処理方法を提供する。
【解決手段】重金属を含む排水に塩化カルシウムを溶解せしめた後、凝集剤を添加し、且つ、液のpHを4〜7に調整し、生成する固形物を除去する。その際、重金属を含む排水中には、塩化カルシウムを1〜9g/100ccの濃度で溶解させることが好ましい。また、凝集剤としてシリカ−鉄無機高分子凝集剤と高分子系凝集剤とを併用することが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、重金属を含む排水の新規な処理方法に関する。詳しくは、重金属を含む排水より、簡易に、且つ、効率的に重金属を凝集沈殿せしめて高度に除去することが可能な排水の処理方法を提供するものである。
都市ゴミ等の廃棄物を焼却処理して得られる焼却灰の水洗後に得られる排水、クロムメッキ排水等の重金属を含有する排水は、そのまま河川等に放流することはできず、含有される重金属を除去することが必要である。
従来、排水中の重金属を除去する方法としては、排水のpHを含有される重金属の最適値に調整して順次固形分として除去する方法(特許文献1)や、排水に水酸化カルシウムを添加して、含有される重金属をスラッジとして分離除去する方法(非特許文献1)などが提案されている。
特開平7−195051号公報 ケミカル・エンジニヤリング 2002年7月号 42頁、左欄19〜23行
しかしながら、前記排水のpHを順次調整する方法は、重金属の種類に応じて最適pHとする処理が複雑であり、また、水酸化カルシウムを使用する方法は、大量のスラッジの発生を招くと共に、重金属の除去率についても、改善の余地があった。
本発明者らは、上記問題を解決すべく研究を重ねた結果、重金属を含有する排水に塩化カルシウムを溶解せしめた後、凝集剤を添加すると共に特定のpHに調整することによって、重金属を固形分として高い除去率で分離し得ることを見いだし、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、重金属を含む排水に塩化カルシウムを溶解せしめた後、凝集剤を添加し、且つ、液のpHを4〜7に調整し、生成する固形物を除去することを特徴とする排水の処理方法である。
以上の説明より理解されるように、本発明の方法によれば、重金属、特に六価クロムを含む排水より、簡易に、且つ、効率的に重金属を、凝集沈殿せしめて高度に除去することが可能であり、工業的に極めて優れた方法であるといえる。
また、本発明の下記方法によれば、重金属と共にフッ素イオンを含有する排水より、重金属及びフッ素イオンを高度に除去することも可能である。
本発明において、処理の対象となる排水は、重金属を含有するものであれば特に制限されないが、特に、六価クロムを含有する排水に対して有効である。具体的には、前記都市ゴミ等の焼却処理によって生成する焼却灰を水洗或いは酸洗時に生成する排水、クロムメッキ排水等に対して好適に適用される。通常、上記排水には、クロム等の重金属を0.3〜2ppm程度含有している。
また、本発明の処理は、上記重金属と共にフッ素イオンを含む排水に対しても適用が可能であり、後述するように、かかる排水から重金属は勿論、フッ素イオンをも効果的に除去することができる。このように、重金属と共にフッ素イオンを含有する排水としては、半導体製造業、鉄鋼製造業、ガラス製造業、化学工業、肥料製造業等の工場からの排水が挙げられる。上記排水には、通常、重金属を10〜300ppm程度、また、フッ素イオンを50〜2000ppmのものが存在する。また、pHが0.1〜12の幅広い範囲のpHのものが存在する。
以下、特記しない場合は、上述の排水を単に「排水」と称する。
本発明において、上記排水に塩化カルシウムを溶解せしめることが重要である。即ち、塩化カルシウムを溶解せしめることによって、前記水酸化カルシウムを添加する場合のようにスラッジの大量発生を伴うことなく、しかも、排水に含有される六価クロム等の重金属イオンの捕捉効果を高め、後述するpHおよび凝集剤の作用との組み合わせにより、排水中の重金属を高度に分離除去することができる。
前記排水に添加する塩化カルシウムの量は、排水に含有される重金属の量によって異なり、一概に限定されるものではないが、排水中にCaCL濃度で1〜9g/100cc、特に、3〜8g/100ccの濃度となるように決定することが好ましい。
排水に塩化カルシウムを添加するに際し、排水がフッ素イオンを含有する場合、該排水のpHは、1.5〜4、好ましくは、1.5〜2.5に調整することが好ましい。上記pHの調整は、必要に応じて、塩酸等の酸、或いは水酸化カルシウム等のアルカリを添加することによって行なわれる。また、添加する塩化カルシウムの量は、前記添加量の範囲内で、排水中のフッ素量に対して1.5〜8倍当量、好ましくは、2.0〜7.5倍当量となる量となるように調整することが更に好ましい。
上記塩化カルシウムの溶解は、反応槽において、攪拌下に実施することが好ましい。また、添加温度は、0〜40℃が適当であり、塩化カルシウム添加後、2〜5分間保持することが望ましい。
上記操作によって、排水中のフッ素イオンは、最終的にろ過分離がし易いフッ化カルシウム粒子となり、重金属と共に効果的に分離される。
本発明において、塩化カルシウムを溶解せしめた排水には、凝集剤を添加することによって重金属を取り込んだ固形物を生成せしめる。
上記凝集剤は、公知の凝集剤が特に制限なく使用されるが、最も好適に使用することができるのは、重合ケイ酸に鉄(第二鉄)塩、アルミニウム塩等の水溶性金属塩を添加した金属−シリカ無機高分子凝集剤、特に金属塩が鉄塩である、鉄−シリカ無機高分子凝集剤である。
上記金属−シリカ無機高分子凝集剤は、例えば、特公平4−75796号公報、特許第2732067号公報等に記載されているように、ケイ酸塩水溶液を塩酸、硫酸等の無機酸水溶液へ添加して、SiO濃度が1〜6重量%程度のシリカゾルを得、次いで該シリカゾルを室温程度で数時間攪拌しつつ重合を進行(熟成)させた後、そこへ前記水溶性金属塩を添加することにより得ることができる。
上記シリカゾルは、前記文献に記載された方法によって得られるものより高濃度のものを使用することも可能である。具体的には、SiO濃度の上限が18重量%程度のシリカゾルを使用し、これを室温程度で数時間攪拌又は静置しつつ重合を進行(熟成)させ、水で希釈した後、そこへ前記水溶性金属塩を添加することによって無機高分子凝集剤とすることも可能である。かかる高濃度のシリカゾルは、珪酸塩水溶液と無機酸水溶液を5〜15m/秒の流速で、例えば、Y字型の衝突混合器を用いて反応させ、排出速度1m/秒以上にすることによって製造することができる。
本発明において、最も好適に使用できる前記シリカゾルの濃度は、SiOで1〜5g/100mlである
また、上記凝集剤の他に、本発明において使用できる凝集剤を具体的に例示すれば、クリフロック(栗田工業製)等の高分子系凝集剤、塩化第二鉄系凝集剤、硫酸アルミニウム系凝集剤、ポリ塩化アルミニウム系凝集剤などが挙げられる。
これらその他の凝集剤は、それぞれ単独で使用することもできるが、前記金属−シリカ無機高分子凝集剤と組み合わせて使用することが好ましい。シリカと金属のモル比はSi/Meで、0.3〜3のものが好ましい。かかる組み合わせにおいて、金属−シリカ無機高分子凝集剤と高分子系凝集剤とを併用することが好ましい態様である。この場合、凝集剤の使用は、金属−シリカ無機高分子凝集剤の添加に続いて高分子系凝集剤を添加する2段添加が好ましい。
本発明において、凝集剤の添加量は、その種類によって一概に限定することはできない。従って、使用する凝集剤について好適な量を予め実験によって確認することが好ましい。例えば、金属−シリカ無機高分子凝集剤は、排水量に対して、50〜800(mg−金属/L)、好ましくは、80〜600(mg−金属/L)の濃度で使用することが好ましい。
また、上記凝集剤を添加した液のpHは、4〜7、好ましくは、4.5〜6.5となるように調整することが、塩化カルシウムの溶解と共に作用して、重金属の高度な除去効果を達成するために重要である。
即ち、上記液のpHが4未満の場合、或いは、7を超える場合、クロムを始めとする重金属の除去が不十分となり、本発明の目的を達成することができない。
尚、凝集剤を添加する前に、排液に塩化カルシウムを溶解していない場合は、液のpHを上記範囲に調整したとしても、フッ素及び重金属の除去効果は低く、本発明の目的を達成することができない。
また、前記pHの調整は、排水がアルカリの場合は、硫酸、塩酸等の酸を添加して行うこともできるが、凝集剤が酸性を示す場合、かかる凝集剤の添加によって目的とするpHに調整することが好ましい。勿論、この場合、上記酸を併用することは可能である。また、排水が酸性の場合は、水酸化ナトリウム等のアルカリを添加することによってpHを調整することができる。
本発明において、排水に前記塩化カルシウムを添加することにより、重金属を高度に除去できる機構は明らかではないが、塩化カルシウムは重金属と錯体を形成することが可能であり、かかる錯体が、重金属の沈降し易い特定のpHにおいて、凝集剤との作用により、固形分として極めて好都合に分離されることによるものと推定される。また、フッ素イオンに対しては、CaFとして共沈させる。
本発明において、上記凝集剤の添加により生成する固形物は、公知の方法によって除去される。例えば、フィルタープレス、ベルトフィルター、多重円板脱水機、スクリュープレス、遠心脱水機等による濾過、デカンテーション、遠心分離等の方法が好適である。
また、上記固形物を分離後の排液は、重金属が極めて少量に低減されたものであり、必要に応じて中和処理、COD成分の除去を行った後、放流するか、或いは、工業用水として利用することができる。
一方、分離された固形物は、セメント等に混合して固化せしめることによって処理することができる。
この場合、本発明の方法において生成する固形物の量は、前記水酸化カルシウムを使用する方法に比して極めて少ないので、その処理コストを著しく低減することができる。
本発明において、塩化カルシウムで処理した分離後の排水中にフッ素イオンを含有する場合、火山性土中のガラス質の微小粒子、所謂、「シラス」と接触せしめることにより、廃水中のフッ素イオンをより高度に低減することが出来好ましい。
具体的には、前記固形分分離後の排水にシラスを固形分濃度30〜70重量%となる割合で添加した後、該固形分と共に分離する方法、また、固形分分離後の排水をシラスを充填した充填塔に通過せしめる方法などが挙げられる。
ここで、上記シラスとしては、比表面積3000〜15000cm/gのものが好適に使用される。シラスは市販されており、例えば、シルト#250(丸中白土株式会社製)等が使用される。
以下、本発明を更に具体的に説明するため実施例を示すが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
(シリカ−鉄無機高分子凝集剤の製造方法)
市販の珪酸ソーダ(SiO:28.78g/100mL,モル比:3.07)、1.05L/分と希硫酸(HSO:20.69g/100mL)0.93L/分を衝突混合して、シリカゾル(SiO:15.26g/100L)5Lを製造した。次にこのシリカゾルを室温で熟成し、液粘度が10mPa・sに上昇したところで、100mLを1Lのビーカーに採取し、水510mLを添加した後、塩化第二鉄(FeCL3:39.4g/100g)151mLを混合してシリカ−鉄無機高分子凝集剤を得た。この時の組成はSi濃度(0.92g/100mL)、Fe濃度(3.81g/100mL)でSi/Feのモル比が0.48であった。
実施例1
都市ゴミ等を焼却処理した後の焼却灰を水洗した排水300mLを500mLビーカーに取り、塩化カルシウム溶液(CaCL濃度:35.5[g/100g])30mL(排水中濃度:4.81g/100mL)を添加し、2分間攪拌した。この時の液のpHは10.93であった。
次に、シリカ−鉄無機高分子凝集剤を0.78mL(液中濃度:100[mg−Fe/L])添加し、150rpmで3分間急速攪拌した。この時の液のpHは5.22であった。次にクリフロックPA362の0.2(g/100mL)濃度のものを0.3mL添加し、50rpmで10分間攪拌した後、10分間静置し、上澄み液を60mLサンプリングして、ICP分析装置により、全クロム量を測定した。
又、残量を250mLのメスシリンダーへ移し、2時間静置後のスラッジ体積を測定及びスラッジの重量を測定した。その結果を表1に示す。
実施例2
実施例1と同じ排水を使用し、塩化カルシウム溶液50mL(排水中濃度:8.01g/100mL)添加し、この時のpHは10.8であった。又、シリカ−鉄無機高分子凝集剤を0.94mL(液中濃度:120[mg−Fe/L])添加し、この時のpHは4.84になった。上記以外は実施例1と同様に処理を行った。処理後の排水の全クロム量と、生成したスラッジ体積及びスラッジの重量を測定した。測定結果を表1に示す。
実施例3
実施例1と同じ排水を使用し、塩化カルシウム溶液10mL(排水中濃度:1.60g/100mL)添加し、この時のpHは10.96であった。又、シリカ−鉄無機高分子凝集剤を0.78mL(液中濃度:100[mg−Fe/L])添加し、液pH5.36にした以外は実施例1と同様に処理を行った。処理後の排水の全クロム量と、生成したスラッジ体積及びスラッジの重量を測定した。結果を表1に示す。
実施例4
実施例3において、シリカ−鉄無機高分子凝集剤を0.55mL(液中濃度:70[mg−Fe/L]とし、液pH5.82にした以外は実施例1と同様に処理を行った。処理後の排水の全クロム量と、生成したスラッジ体積及びスラッジの重量を測定した。結果を表1に示す。
比較例1
実施例1において、塩化カルシウム溶液を添加せず、シリカ−鉄無機高分子凝集剤を0.78mL添加し、この時の液pHを5.1にした以外は同様に処理を行った。処理後の排水の全クロム量と、生成したスラッジ体積及びスラッジの重量を測定した。結果を表1に示す。
比較例2
実施例1において、シリカ−鉄無機高分子凝集剤を0.39mL(液中濃度:50[mg−Fe/L])添加し、この時の液pHを8.41にした以外は同様に処理を行った。処理後の排水の全クロム量と、生成したスラッジ体積及びスラッジの重量を測定した。結果を表1に示す。
比較例3
実施例1において、石灰乳57mL(CaO:19.7g/100L)を添加し、液pHを11.5にした以外は実施例1と同様に処理を行った。処理後の排水の全クロム量と、生成したスラッジ体積及びスラッジの重量を測定した。結果を表1に示す。
実施例5
実施例2において、塩化カルシウム溶液を30mL添加し(この時のpHは10.97)、シリカ−鉄無機高分子凝集剤に代えて塩化第二鉄(FeCl濃度=1.87g/100L)を1.8mL添加した(この時のpHは5.85)以外は実施例1と同様に処理を行った。処理後の排水の全クロム量と、生成したスラッジ体積及びスラッジの重量を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2004290967
実施例6
フッ素3000mg/Lを含む鉄鋼廃液150ml(PH:1.29)を300mlビーカーに取り、攪拌速度250rpmで攪拌しながら、一段目の48%苛性12.95ml添加し、pH2.03に調整した。次に、35.5wt%の塩化カルシウムを26.5ml添加した。この時のpHは1.53と成った。次に、再び48%苛性6.6ml添加し、液のpHを6.51として、シリカ−鉄無機高分子凝集剤(Si/Feモル比0.5)を1.3ml(濃度314mg−Fe/L)添加し、5分間攪拌した。上記シリカ−鉄無機高分子凝集剤添加後の液pHは6.13であった。上記方法により生成したスラッジ体積及びスラッジの重量を測定した。結果を表2に示す。
次に、攪拌速度を100rpmに減速し、攪拌しながら、クリフロック362(栗田工業製)の0.2%液を0.3ml添加した後、10分間放置した。
この処理液を5Aのろ紙で、分離後、濾液を再び0.1μmのメンブランフィルターを用いてろ過し、フッ素濃度測定液とした。このろ液を日本ダイオネクス製DX−AQを使用して、イオンクロマト法で測定した。このろ液中のフッ素イオン濃度は9mg/Lとなった。その結果を表2に示す。
実施例7
実施例6において、35.5%塩化カルシウムを39.75ml、二段目の48%苛性6.9mlにした以外は同様に実施した。シリカ−鉄無機高分子凝集剤添加後の液pHは6.27であった。上記方法により生成したスラッジ体積及びスラッジの重量を測定した。結果を表2に示す。
また、ろ液中のフッ素濃度は測定限界濃度の5mg/L以下となった。その結果を表2に示す。
実施例8
実施例6において、処理液を5Aで、ろ過したろ液を50mlビーカーに分取し、シルト#250(丸中白土製)25gを入れ、20分混合した後、再びろ過した。ろ液は実施例6と同様に処理し、フッ素濃度を測定した。その結果、フッ素濃度は5mg/Lとなった。その結果を表2に示す。
Figure 2004290967

Claims (5)

  1. 重金属を含む排水に塩化カルシウムを溶解せしめた後、凝集剤を添加し、且つ、液のpHを4〜7に調整し、生成する固形物を除去することを特徴とする排水の処理方法。
  2. 重金属を含む排水中に塩化カルシウムを1〜9g/100ccの濃度で溶解させる請求項1記載の排水の処理方法。
  3. 重金属を含む排水が、焼却灰を水洗して得られる排水である請求項1又は2記載の排水の処理方法。
  4. 凝集剤がシリカ−鉄無機高分子凝集剤である請求項1〜3のいずれかに記載の排水の処理方法。
  5. 凝集剤として高分子系凝集剤を併用する請求項4記載の排水の処理方法。
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