JP2004286173A - 電磁クラッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】弾性部材14が溶断するトルクリミッタ−機構作用後に、不支持となってしまったアーマチュア6が所定の可動範囲を超えて移動することを規制できる電磁クラッチを提供する。
【解決手段】アーマチュア6が所定の可動範囲を超えて移動しようとすると、アーマチュア6に当接することで、アーマチュア6の移動をプレート折り曲げ部15aを設けることで規制する。これにより、弾性部材14が溶断し、不支持となってしまったアーマチュア6が所定の可動範囲を超えて移動してしまうことによる不具合の発生を防止できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は回転駆動力の伝達および遮断を行う電磁クラッチに関し、カーエアコンなどの圧縮機作動を断続させるのに好適である。
【0002】
【従来の技術】
従来知られている電磁クラッチの技術として、特許文献1がある。図9はその電磁クラッチ101の断面図である。図9において、図面左側を電磁クラッチ101のフロント側、図面右側を電磁クラッチ101のリア側とする。
【0003】
圧縮機110にリング状支持部材109を介して取り付けられた電磁クラッチ101は、ステータ102に内蔵された電磁コイル103と、その周囲を自在に回転するロータ104と、ロータ104と一体に回転し図示しないエンジンからの動力を伝達するプーリ114と、電磁コイル103の発生する磁力によりロータ104に吸着するアーマチュア105と、アーマチュア105と一緒に回転する円筒状のハブ106を有する。
【0004】
ハブ106は板バネ部材111とリベット113により接続されている。板バネ部材111のリア側は、焼付接着により弾性部材107のフロント側と接着されている。また、弾性部材107のリア側は、アーマチュア105のフロント側と焼付接着によって接着されている。また、ハブ106はボルト112によって圧縮機の回転軸108の回転方向に一体に嵌合されている。
【0005】
アーマチュア105はロータ104の摩擦面に所定の微小隙間を隔てて対向配置されるもので、鉄などの磁性体でリング状に形成されており、アーマチュア105のフロント側には弾性部材107のリア側が焼付接着されている。そして、弾性部材107のフロント側に焼付接着された板バネ部材111の弾性変形により、アーマチュア105と弾性部材107が回転軸108の軸方向へ移動することが可能となり、電磁コイル103に電流が流れると、アーマチュア105は電磁コイル103の磁力によりロータ104に吸引される。この時生じるアーマチュア105とロータ104の摩擦面との衝突の衝撃音は弾性部材107により吸収される。
【0006】
また、圧縮機110が異物を噛み込む等して、ロックする現象が生じると、圧縮機110の回転軸と一体に回転するハブ106に繋がったアーマチュア105もまた回転しなくなり、回転しつづけるロータ104との摩擦で熱が発生する。この熱がアーマチュア105を介して弾性部材107に伝わることにより弾性部材107が溶断し、アーマチュア105が板バネ部材111、ハブ106、回転軸108といった圧縮機110のロック現象により回転しなくなる部材から切り離される。これにより、過負荷状態の長時間継続によるベルト切れや異常な温度の上昇といった不具合の発生を未然に防止することが出来る。すなわち、電磁クラッチ101はいわゆるトルクリミッター機能も持ち合わせている。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−161389号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記の電磁クラッチは、圧縮機110が異物を噛み込んだ等の理由によりロックした場合に、トルクリミッター機構が作用し、アーマチュア105が回転軸108から切り離される。この時、アーマチュア105を支持していた弾性部材107が溶断してしまうので、アーマチュア105は電磁コイル103の発生する磁界によってロータ104に吸引されているのみで、不支持の状態となる。そして、遠心力等によりアーマチュア105は径方向に移動してしまい、回転するインナーハブ115に接触するなどして異常音が発生するという不具合が生じる事がある。
【0009】
また、圧縮機110のロック現象で、弾性部材107が溶断するまで電磁クラッチ101にかかる過負荷トルクが原因で、リベット113が破損した場合には、アーマチュア105が電磁クラッチ101のフロント側軸方向へ移動して、外れてしまうという不具合が生じる事がある。
【0010】
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、故障時にアーマチュア105が所定の可動範囲を超えて径方向や軸方向に移動することによる異常音の発生や不具合を防止できる電磁クラッチの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、請求項1記載の本発明では、アーマチュア(6)がハブ(7)と非接続になってしまったときに、アーマチュア(6)がアーマチュア(6)の径方向へ移動することを規制する規制手段(15a、20、18、15b、7d)を設けた事を特徴とする。
【0012】
請求項2記載の本発明では、プレート(15)の一部(15a、15b)をアーマチュア(6)に当接させて、アーマチュア(6)の径方向への移動を規制することを特徴とする。
【0013】
請求項3記載の本発明では、取り付け手段(18)の一部をアーマチュア(6)に当接させて、アーマチュア(6)の径方向への移動を規制することを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の本発明では、ハブ(7)の一部(7d)をアーマチュア(6)に当接させて、アーマチュア(6)の径方向への移動を規制することを特徴とする。
【0015】
以上のように、請求項1〜請求項4記載の本発明では、アーマチュア(6)がアーマチュア(6)の径方向に移動することを規制する規制手段(15a、20、18、15b、7d)を設けることで、アーマチュア(6)がハブ(7)と非接続となったときにアーマチュア(6)が所定の可動範囲を超えて移動するという不具合の発生を防止する。
【0016】
また、請求項5記載の本発明では、アーマチュア(6)がハブ(7)と非接続となったときにアーマチュア(6)がハブ(7)の軸方向へ移動することを規制する規制手段(15a、6a、7a)を設けた事を特徴とする。
【0017】
請求項6記載の本発明では、ハブ(7)はフランジ部(7a)を有しており、フランジ部(7a)の外径がプレート(15)の一部(15a)の内径よりも大きくなっており、プレート(15)の一部(15a)をフランジ部(7a)に当接させて、アーマチュア(6)のハブ(7)の軸方向への移動を規制することを特徴とする。
【0018】
請求項7記載の本発明では、フランジ部(7a)の外径がアーマチュア(6)の内径部(6a)よりも大きくなっており、フランジ部(7a)をアーマチュア(6)の内径部(6a)に当接させて、アーマチュア(6)のハブ(7)の軸方向への移動を規制することを特徴とする。
【0019】
以上のように、請求項5〜請求項7記載の本発明では、アーマチュア(6)がハブ(7)の軸方向に移動することを規制する規制手段(15a)を設けることで、アーマチュア(6)がハブ(7)と非接続となったときに、アーマチュア(6)が所定の可動範囲を超えて移動するという不具合の発生を防止する。
【0020】
尚、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施の形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1、図2は第1の実施形態の図であり、図1は車両空調用冷凍サイクルの冷媒圧縮機8(以下、圧縮機)に装着され、駆動源からの動力を断続する電磁クラッチ1の一部断面図である。以下、図1の図面左側から見た面を電磁クラッチ1のフロント側、図面右側から見た面を電磁クラッチ1のリア側という。
【0022】
電磁クラッチ1は主に電磁コイル3、ロータ4、アーマチュア6、およびハブ7から構成されている。
【0023】
電磁コイル3はリング状の支持部材10を介して圧縮機8に固定されており、鉄などの磁性体で形成された断面コ字形のステータ2内に収容されている。また、電磁コイル3は樹脂製の巻き枠3aに巻回されてエポキシ等の絶縁樹脂部材によって電気絶縁してモールド固定されている。
【0024】
ロータ4はその内周部にベアリング21を備え、このベアリング21によって圧縮機8ハウジングの円筒ボス部8aの外周面上に回転自在に支持され、駆動源である車両エンジン(図示せず)から回転駆動力を受け取る駆動側回転部材である。ロータ4は外周部にVベルト(図示せず)が掛け渡されるプーリ5を有し、Vベルトを介して伝達されたエンジンの回転駆動力によって回転する。また、ロータ4は鉄などの磁性体で形成されており、ステータ2を微小隙間を隔てて収容する断面コ字形に形成されている。
【0025】
アーマチュア6は鉄などの磁性体で円板状を形成している。電磁コイル3の通電停止時は、アーマチュア6のリア側端面はロータ4の摩擦面4aに微小隙間(例えば0.5mm程度)を隔てて対向配置されており、ロータ4内に収容する電磁コイル3の発生する磁力によってロータ4の摩擦面4aに吸引される。アーマチュア6のフロント側には弾性部材14のリア側が焼付接着され、さらに弾性部材14のフロント側に焼付接着された後述するプレート15を介して板バネ部材12に連結されている。板バネ部材12のバネ部12aの働きにより、アーマチュア6は弾性部材14とプレート15と一体に回転軸9の軸方向に所定量のみ移動することが可能である。
【0026】
ハブ7は、鉄系金属にて円筒状に形成されたインナーハブ7bを有し、このインナーハブ7bの円筒部内周面にはスプライン嵌合部7cが形成され、このスプライン嵌合部7cによって回転軸9に一体に嵌合される。ハブ7において、インナーハブ7bの円筒部軸方向の一端部から径方向の外方へ伸びる取り付けフランジ部7aが一体成型されている。このハブ7は従動側機器である冷媒圧縮機8の回転軸9に連結され、アーマチュア6がロータ4の摩擦面4aに吸引された際、ロータ4および回転するアーマチュア6からの回転を圧縮機8に伝える役割を持つ。
【0027】
弾性部材14は、中心部に穴の空いた円板状をなし、同じく中心部に穴の空いた円板状のプレート15のリア側とアーマチュア6のフロント側とに挟まれるようにしてそれぞれに焼付接着されている。
【0028】
弾性部材14に用いるゴム材質としては、車両の使用環境温度の広範な変化(‐30℃〜120℃)に対してトルク伝達およびトルク変動吸収(振動減衰)の面で優れた特性を発揮するものが好ましく、具体的には塩素化ブチルゴム、アクリロニトリル、ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム等を用いるとよい。
【0029】
プレート15の内径側にはプレート折り曲げ部15aが設けてあり、図6はその拡大図である。プレート折り曲げ部15aはアーマチュア6の内径部6aに潜り込むようにリア側に折り曲げられている。すなわち、プレート折り曲げ部15aは、アーマチュア6の内周部をフロント側からリア側に向かって延在するように形成されている。
【0030】
また、ハブ7の円板状を成す取り付けフランジ部7aの外径をφA、プレート折り曲げ部15aの内径をφBとすると、φAはφBよりも大きくなっている。
【0031】
板バネ部材12は外周部を外側リベット19によりプレート15に固定され、内周部を内側リベット18によりハブ7に固定されている。図2はフロント側から見たハブ7と板バネ部材12、プレート15の結合状態を示す図である。板バネ部材12は打ち抜き部16を有する略三角形状で、三角形の頂点と頂点を結ぶ中間部でバネ部12aが形成されている。
【0032】
プレート15には、プレート孔部15cが設けられており、プレート孔部15cから弾性部材14の一部が突出することによってストッパ部17が形成される。ストッパ部17は、外側リベット19との位置関係により、バネ部12aを屈曲させてバネ部12aに初期たわみを持たせている。このため、電磁コイル3への通電停止時には、バネ部12aの弾性復元力によって板バネ部材12に結合された弾性部材14とアーマチュア6がロータ4から微小隙間だけ離れた位置に支持されることになる。
【0033】
(本実施の形態の作動)
電磁コイル3への通電が遮断されている時には、アーマチュア6は、ロータ4の摩擦面4aに微小隙間を隔てて対向配置されているので、ロータ4がエンジンからの回転駆動力を受けて回転しても、アーマチュア6は回転しない。したがって、ハブ7、回転軸9もまた回転せず、圧縮機8は運転されない。
【0034】
そして、電磁コイル3へ通電が始まると電磁コイル3の発生する磁力により、アーマチュア6はロータ4の方向に吸引され、板バネ部材12のバネ部12aが弾性変形することにより、アーマチュア6がロータ4の摩擦面4aに吸着され、ロータ4と一体に回転しだす。この時、アーマチュア6とプレート15との間に挟まれた弾性部材14はアーマチュア6がロータ4の摩擦面4aに吸着される際の衝撃音を緩和する働きをする。
【0035】
次に、異物を噛み込んだ等の原因で圧縮機8にロック現象が生じた時、圧縮機8からの過負荷トルクの伝達を遮断し、図示しないVベルトおよび他のエンジン補機を保護するトルクリミッター機能について説明する。圧縮機8のロック現象により回転軸9が回転しなくなると、回転軸9にハブ7や板バネ部材12を介して接続されており、回転しなくなってしまったアーマチュア6と、エンジンからの回転駆動力を受けて回転しつづけるロータ4の摩擦面4aとの間で摩擦熱が発生する。
【0036】
その熱がアーマチュア6を介して弾性部材14に伝わることにより、弾性部材14が溶断し、プレート15からアーマチュア6へのトルク伝達が遮断され、アーマチュア6が圧縮機8の回転軸9から開放されるので、電磁クラッチ1への過負荷状態が解除される。
【0037】
(本実施の形態の効果)
上記トルクリミッター機構の働きにより弾性部材14が溶断すると、それまでアーマチュア6を支えていた弾性部材14が溶断してなくなり、アーマチュア6は電磁コイル3の発生する電磁力によりロータ4の摩擦面4aに吸着されたままとなってしまうが、遠心力などによりアーマチュア6が径方向に移動しようとすると、図6に示すように、プレート折り曲げ部15aがアーマチュア内径部6aに接するので、アーマチュア6がそれ以上径方向に移動することを規制できる。これにより、トルクリミッタ−機構の作用後、アーマチュア6が不支持の状態で径方向に移動し、回転するインナーハブ7bに接触するなどして異常音が発生するという不具合を防止することができる。
【0038】
また、過負荷トルクにより板バネ部材12、内側リベット18のいずれかが破損した場合には、プレート15と弾性部材14、アーマチュア6が結合した状態でフロント側軸方向へ移動してしまい外れてしまうが、ハブ7のフランジ部7aの外径φAがプレート折り曲げ部15aの内径φBよりも大きく、プレート15がフロント側軸方向へ移動しようとすると、プレート折り曲げ部15aがフランジ部7aに接するので、プレート15のフロント側軸方向への移動も規制することができる。
【0039】
更に、ストッパ部17をバネ部12aの中央に接触させてバネ部12aに初期たわみを持たせることで、バネ部12aがストッパ部17を中心に均等にたわむことができ、バネ部12aの弾性作用を最大限に利用できる。
【0040】
(第2の実施の形態)
図3に第2の実施の形態におけるハブ7と板バネ部材12、プレート15、弾性部材14、アーマチュア6の断面図を示す。第1の実施の形態ではプレート15に折り曲げ部15aを設けたのに対し、本実施形態では、ハブ7のフランジ部7aのリア側と内側リベット18とに挟まれて固定された別体の規制部位20を設けてある。これにより、トルクリミッター機構作用後において、アーマチュア6の径方向への移動を規制している。この別体の規制部位20は中心部に穴の空いた円板状で、外径部がアーマチュア6の内径部6aに接するように折り曲げられたものである。
【0041】
(第3の実施の形態)
図4に第3の実施の形態におけるハブ7と板バネ部材12、プレート15、弾性部材14、アーマチュア6の断面図を示す。第1、第2の実施の形態に対し、本実施の形態では、内側リベット18のリア側の形状を、アーマチュア6が径方向に移動しようとするとアーマチュア6の内径部6aに接する位置まで延長し、アーマチュア6の径方向への移動を規制できるようにしている。
【0042】
(第4の実施の形態)
図5に第4の実施の形態におけるハブ7と板バネ部材12、プレート15、弾性部材14、アーマチュア6の断面図を示す。本実施の形態では、プレート外径部15bをアーマチュア6の方向に折り曲げ、アーマチュア6の径方向への移動を外側から規制している。
【0043】
上記の第2、第3、第4の実施の形態では、ハブ7のフランジ部7aの外径φAとアーマチュア内径部6aの内径φCとの関係が図7に示すように、フランジ部7aの外径φAの方が大きくなっている。
【0044】
過負荷トルクにより板バネ部材12、内側リベット18のいずれかが破損した場合に、プレート15と弾性部材14、アーマチュア6が結合した状態でフロント側軸方向へ移動して外れようとするが、ハブ7のフランジ部7aの外径φAがアーマチュア内径部6aの内径φCよりも大きく、プレート15がフロント側軸方向へ移動しようとすると、アーマチュア内径部6aがフランジ部7aに接するので、アーマチュア6のフロント側軸方向への移動も規制することができる。
【0045】
(第5の実施の形態)
図8に第5の実施の形態におけるハブ7と板バネ部材12、プレート15、弾性部材14、アーマチュア6の断面図を示す。本実施の形態では、フランジ部7aを折り曲げてフランジ折り曲げ部7dを形成し、アーマチュア6の径方向への移動を規制している。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の電磁クラッチ1の断面図である。
【図2】フロント側から見た第1の実施の形態のハブ7と板バネ部材12、プレート15、弾性部材14、アーマチュア6の結合状態を示す図である。
【図3】第2の実施の形態のハブ7と板バネ部材12、プレート15、弾性部材14、アーマチュア6の結合状態を示す断面図である。
【図4】第3の実施の形態のハブ7と板バネ部材12、プレート15、弾性部材14、アーマチュア6の結合状態を示す断面図である。
【図5】第4の実施の形態のハブ7と板バネ部材12、プレート15、弾性部材14、アーマチュア6の結合状態を示す断面図である。
【図6】第1の実施の形態のフランジ部7aの外径φA、プレート折り曲げ部15aの内径φB、アーマチュア内径部6aの関係を示す図1の拡大図である。
【図7】第2、第3、第4の実施の形態のフランジ部7aの外径φAとアーマチュア内径部6aの内径φCの関係を示す拡大図である。
【図8】第5の実施の形態のハブ7と板バネ部材12、プレート15、弾性部材14、アーマチュア6の結合状態を示す断面図である。
【図9】従来の技術における電磁クラッチ101の断面図である。
【符号の説明】
1…電磁クラッチ、
6…アーマチュア、
6a…アーマチュア内径部、
7…ハブ、
7a…フランジ部、
15…プレート、
15a…プレート折り曲げ部、
15b…プレート外径部、
18…内側リベット、
20…規制部位。

Claims (7)

  1. 通電によって電磁力を発生する電磁コイル(3)と、
    駆動源により回転駆動されるロータ(4)と、
    前記電磁コイル(3)の発生する電磁力によって前記ロータ(4)に吸着され、前記ロータ(4)の回転を受けるアーマチュア(6)と、
    従動側機器(8)に連結されるハブ(7)と、
    前記ハブ(7)に接続されたバネ手段(12)と、
    前記バネ手段(12)に接続されたプレート(15)と、
    前記アーマチュア(6)および前記プレート(15)とに接着され、前記アーマチュア(6)と前記プレート(15)との間に介在されている弾性部材(14)と、
    前記アーマチュア(6)がハブ(7)と非接続状態になったときに、前記アーマチュア(6)が前記アーマチュア(6)の径方向へ移動することを規制する規制手段(15a、20、18、15b、7d)とを設けた事を特徴とする電磁クラッチ。
  2. 前記プレート(15)の一部(15a、15b)を前記アーマチュア(6)に当接させて、前記アーマチュア(6)の径方向への移動を規制することを特徴とする請求項1記載の電磁クラッチ。
  3. 前記板バネ手段(12)は前記ハブ(7)に取り付け手段(18)によって接続されており、
    前記取り付け手段(18)の一部を前記アーマチュア(6)に当接させて、前記アーマチュア(6)の径方向への移動を規制することを特徴とする請求項1記載の電磁クラッチ。
  4. ハブ(7)の一部(7d)を前記アーマチュア(6)に当接させて、前記アーマチュア(6)の径方向への移動を規制することを特徴とする請求項1記載の電磁クラッチ。
  5. 通電によって電磁力を発生する電磁コイル(3)と、
    駆動源により回転駆動されるロータ(4)と、
    前記電磁コイル(3)の発生する電磁力によって前記ロータ(4)に吸着され、前記ロータ(4)の回転を受けるアーマチュア(6)と、
    従動側機器(8)に連結されるハブ(7)と、
    前記ハブ(7)に接続されたバネ手段(12)と、
    前記バネ手段(12)に接続されたプレート(15)と、
    前記アーマチュア(6)および前記プレート(15)とに接着され、前記アーマチュア(6)と前記プレート(15)との間に介在されている弾性部材(14)と、
    前記アーマチュア(6)がハブ(7)と非接続状態になったときに、前記アーマチュア(6)が前記ハブ(7)の軸方向へ移動することを規制する規制手段(15a、6a、7a)を設けた事を特徴とする電磁クラッチ。
  6. 前記ハブ(7)はフランジ部(7a)を有しており、
    前記フランジ部(7a)の外径が前記プレート(15)の一部(15a)の内径よりも大きくなっており、前記プレート(15)の一部(15a)を前記フランジ部(7a)に当接させて、前記アーマチュア(6)の前記ハブ(7)の軸方向への移動を規制することを特徴とする請求項5記載の電磁クラッチ。
  7. 前記フランジ部(7a)の外径が前記アーマチュア(6)の内径部(6a)よりも大きくなっており、前記フランジ部(7a)を前記アーマチュア(6)の前記内径部(6a)に当接させて、前記アーマチュア(6)の前記ハブ(7)の軸方向への移動を規制することを特徴とする請求項5記載の電磁クラッチ。
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