JP2004280589A - ユーザパラメータ設定支援装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】パラメータ設定用の設定画面が複数に分かれる場合でも、ユーザが不便を感じることなく効率的に設定を行えるようなパラメータ設定支援装置を提供する。
【解決手段】入力画面管理部11、一覧画面管理部12がそれぞれパラメータ用の入力画面、一覧画面を画面表示させる。一覧画面には各パラメータの設定値を併せて表示し、一覧画面管理部12は、ユーザが一覧画面上から特定のパラメータを指定すると、当該パラメータの識別情報を入力画面管理部11に送り、入力画面管理部11は、画面表示を、当該パラメータを含む入力画面に切り替える。
【選択図】 図1
【解決手段】入力画面管理部11、一覧画面管理部12がそれぞれパラメータ用の入力画面、一覧画面を画面表示させる。一覧画面には各パラメータの設定値を併せて表示し、一覧画面管理部12は、ユーザが一覧画面上から特定のパラメータを指定すると、当該パラメータの識別情報を入力画面管理部11に送り、入力画面管理部11は、画面表示を、当該パラメータを含む入力画面に切り替える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ユーザがユーザパラメータの指定を画面から行うのを支援するユーザパラメータ設定支援装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、コンピュータシステム上でユーザの操作に応じて動作するプログラムやその周辺機器に対して、ユーザはパラメータを設定することで処理を制御する。こうしたユーザパラメータの設定は、専用のパラメータ入力・編集画面を介して行われる。こうしたパラメータの一般的な例は、文書作成プログラムにおける「書式設定」画面や、プリンターによる印刷処理を制御するドライバープログラムにおける「印刷条件」設定画面などに見られる。
【0003】
こうしたパラメータは、プログラムが実行する処理の内容によっては非常に数が多くなる。そうした場合、全パラメータが1つの設定用(入力・編集用)画面には収まらず、複数の設定用画面に分けて設定の受付を行うことになる。そうすると、それら画面間の切り替え方法を工夫するなどしてユーザの便宜を図らなければならない。
【0004】
そこで、例えば特開平11−242484号公報に開示されている「楽音パラメータ設定装置」は、パラメータ設定用画面を階層化する手法を採用している。すなわち、多数あるパラメータをグループ分けし、ユーザ指定に応じてグループ単位でパラメータ入力編集画面を表示して、ユーザによるパラメータ設定を受け付ける。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−242484号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数の画面に分けてパラメータを設定する方法では、ユーザが不便な操作を余儀なくされる場合がある。
例えば、設定したいパラメータの名称は分かっているが、それが複数ある入力編集用画面のいずれに含まれるか分からない場合、ユーザは順次画面の表示を切り替えながら、所望のパラメータを設定するための画面を探さなければならない。
【0007】
また、パラメータの中には、文書作成プログラムにおいて、「フォントサイズ」の設定値によって「1ページに書き込める行数」又は「1行あたりの文字数」に設定できる値が制限される場合のように、互いに依存関係を有するものがある。こうしたパラメータに値を設定する場合は、依存する他のパラメータの値を参照しながら設定を行う必要があるが、依存関係を有するパラメータが必ず同じ画面に含まれるとは限らない。依存関係のある他パラメータが別の画面にある場合、ユーザは画面を切り替えて当該パラメータの値を確認した上で所望のパラメータを含む画面に再び切り替えを行ってから値を設定しなければならない。
【0008】
本発明は上記課題に鑑み、パラメータ設定において設定用の画面が複数に分かれる場合に、ユーザが不便を感じることなく効率的に設定を行うことができるようにするパラメータ設定支援の装置及び方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のユーザパラメータ設定支援装置は、機器又はプログラムの動作特性を規定するための複数パラメータの設定を、複数のパラメータ入力画面に分けて行う場合のパラメータ設定支援装置であって、前記複数のパラメータ入力画面のいずれかをディスプレイ上に表示する入力画面表示手段と、前記複数パラメータの一覧を示す一覧画面を前記複数のパラメータ入力画面とは別にディスプレイに表示する一覧表示手段と、前記一覧画面からユーザによるパラメータの指定を受け付ける受付手段と、を有し、前記入力画面表示手段は、前記受付手段がパラメータ指定を受け付けた場合、前記指定されたパラメータを含むパラメータ入力画面を表示すること、を特徴とする。
【0010】
これによれば、ユーザは、値を設定しようとするパラメータを一覧から指定することで、当該パラメータを含むパラメータ入力画面を表示させることができるので、効率的にパラメータ設定を行うことができる。
また、上記の目的は、機器又はプログラムの動作特性を規定するための複数パラメータの設定を、複数のパラメータ入力画面に分けて行う場合のパラメータ設定支援方法であって、前記複数パラメータの一覧を示す一覧画面をディスプレイに表示する一覧表示ステップと、前記一覧画面からユーザによるパラメータの指定を受け付ける受付ステップと、前記複数のパラメータ入力画面のうち、前記受付ステップにおいて指定されたパラメータを含むパラメータ入力画面をディスプレイ上に表示する入力画面表示ステップと、を有すること、を特徴とするパラメータ設定支援方法によっても達成することが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】
(概要)
以下、本発明のパラメータ設定支援装置に関する実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態におけるパラメータ設定支援装置は、コンピュータ上で動作するプログラムのサブルーチンであり、自身を含むプログラムに関する動作特性を規定するパラメータのユーザ設定を受け付けるにあたって起動し、ユーザによるパラメータ設定(入力及び編集)を支援するものである。本パラメータ設定支援装置の特徴は、設定すべきパラメータの数が多くパラメータ値の入力・編集を受け付けるための画面(以下、「入力画面」という)が複数に分かれる場合、入力画面に加えて、全パラメータの名称とその時点での設定値との一覧を示す「一覧画面」を画面に表示する、という点である。
【0012】
さらに、本パラメータ設定支援装置は、入力画面と一覧画面とを対応付けて、それらの表示の内容や様態を切り替えることで、ユーザがパラメータ設定操作を行う際の利便性を高める。具体的には、一覧画面からユーザが特定のパラメータを指定した場合、入力画面の表示を、当該パラメータを含むものに切り替える、などの処理を行う。
【0013】
なお、以下の説明において、本実施の形態のパラメータ設定支援装置は、ビデオデータエンコーダ(ビデオデータを媒体への記録のために圧縮するプログラム)のサブルーチンとして、当該エンコーダに対するユーザのパラメータ設定を支援するものとする。
(構成)
図1は、パラメータ設定支援装置1の構成を示すブロック図である。パラメータ設定支援装置1は、パーソナルコンピュータ内の演算装置が他のハードウェア構成を利用しながらパラメータ設定支援用のプログラムを実行することで実現される。
【0014】
パラメータ設定支援装置1は、入力画面管理部11、一覧画面管理部12、データ格納部13、表示制御部14、インタフェース部15を有する。これら構成部は、それぞれ、上記プログラムのうち対応する処理を行う部分とその実行に伴って駆動されるハードウェア構成とを包括した概念である。
表示制御部14は、ディスプレイモニタDにパラメータの入力画面、一覧画面を表示させるほか、画面上のカーソル、ポインタの位置解析、ユーザが画面から行った操作(パラメータ値の入力、マウスクリック)の解析を行い、解析結果を他の構成部に通知する。インタフェース部15は、マウスやキーボードを介してユーザからの各種操作を受け付け、その内容を関連する構成部に通知する。
【0015】
入力画面管理部11、一覧画面管理部12は、それぞれ、入力画面、一覧画面の表示させ、ユーザ操作の内容に応じて表示内容や表示様態を切り替える。
図2は、パラメータ設定支援装置1がディスプレイモニタDに表示させる入力画面、一覧画面の表示例である。
同図(a)は、入力画面と一覧画面とを初期状態で示す図である。同図(b)は、ユーザ操作の結果、表示の内容が切り替えられた状態での画面を示す。
【0016】
これら画面は、パラメータ設定支援装置1の起動時に、入力画面管理部11、一覧画面管理部12がデータ格納部13から読み出したデータを用いて表示制御部14が画面表示させる。
入力画面210は、主要な項目(具体的には各種ファイル名)の設定を受け付けるための主要項目入力部220と、詳細項目の設定を受け付けるための詳細項目入力部230とに分かれている。詳細項目入力部230には複数種類の詳細入力画面が切り替え表示される。詳細入力画面の切り替えは、ユーザが所望の詳細入力画面に対応する識別子表示(「入力画面1」、「入力画面2」、「入力画面3」、「入力画面4」)をクリックすることで実行される。
【0017】
図2(a)には、「入力画面1」に対応する詳細入力画面231が表示されており、図2(b)には、「入力画面2」に対応する詳細入力画面232が表示されている。詳細入力画面231からは7項目のパラメータが、詳細入力画面232からは5項目のパラメータがそれぞれ設定可能である。
同図に示す一覧画面240には、入力画面210の主要項目入力部220、詳細項目入力部230の各詳細入力画面において設定が受け付けられるパラメータについて、名称とパラメータ設定値(デフォルト値として予め設定されている値も含む)とが表示される。例えば、「ビデオファイル」のパラメータの場合、パラメータ名として「ビデオ」、設定値情報としてファイル名「AAA」が表示される。パラメータの総数が多いため、「入力画面3」、「入力画面4」に対応する詳細画面上にあるパラメータは画面外にはみ出し、表示されていない。これらはスクロール指定受付部241で下スクロールを指定することで表示させることができる。
【0018】
同図に示す入力画面210、一覧画面240においてユーザが行った操作と、それに伴なう画面表示内容の変化とは、以下の通りである。先ず、同図(a)の状態で、一覧画面240からパラメータ「量子化係数」をユーザが指定する。この指定に応じて入力画面210の表示内容は、同図(b)に示す詳細入力画面232を含むものに切り替えられる。そして、この詳細入力画面232で、ユーザは「量子化行列」の設定値を「CG/アニメ」に設定する。その結果、一覧画面240における「量子化行列」の設定値の表示も「自然画」から「CG/アニメ」に変更される。また、この「量子化行列」は別の詳細画面にあるパラメータ「圧縮率」と依存関係を有するが、ユーザは設定にあたって、この「圧縮率」の設定値を一覧画面240で参照できる(入力画面を切り替えて「圧縮率」の設定値を確認する必要はない)。
【0019】
データ格納部13には、図2に示した入力画面210、一覧画面240の表示に関連する各種のデータが格納されている。入力画面に関するものとしては、画面フォーマット、画面に表示される文字列(パラメータ名など)などがあり、一覧画面の表示に関するものとしては、画面フォーマット、パラメータ設定値(デフォルト値を含む)などがある。これらのうち、パラメータ設定値以外のデータは、予め格納された固定のデータであり、パラメータ設定値のみ、ユーザの指定に応じて更新される。
【0020】
以下、これらデータのうち、入力画面及び一覧画面の表示、これら画面からのユーザ操作に対応して行われる処理に関連するもののことをパラメータデータと言う。
図3は、パラメータデータの内容例を表形式で示す図である。ただし、表形式で示すのは説明上の便宜のためであり、パラメータデータは、必ずしも図3に示した単一テーブルの形式で格納されている必要はない。図3は、パラメータ毎に以下に説明する項目のデータが存在することを示すのみである。
【0021】
パラメータデータ300は、ID部310、名称部320、対応画面部330、設定値部340などを有する。
ID部310には、各パラメータに対応するユニークな識別情報が格納される。
名称部320には、入力画面及び一覧画面に表示される各パラメータの名称の文字列データが格納される。
【0022】
対応画面部330には、各パラメータが属する入力画面の識別情報と、当該入力画面における表示位置(座標)の情報とが格納される。入力画面管理部11は、この情報及び、画面制御部14から通知されるカーソル位置情報などから、ユーザが入力画面上でどのパラメータに設定を行っているかを認識する。
設定値部340には、入力画面及び一覧画面に表示されるパラメータ設定値のデータが格納されている。パラメータ設定値は、デフォルト値の形で予め格納されている場合もあるが、それ以外は、入力画面からユーザが設定した値を入力画面管理部11が格納する。
【0023】
(入力画面管理部11)
入力画面管理部11は、入力画面の表示及び表示切り替えの処理、表示した入力画面からパラメータ値の設定を受け付ける処理を行う。
入力画面管理部11は、パラメータ設定支援装置1が起動する段階で、入力画面表示に必要なデータをデータ格納部13から読み出す。入力画面表示に必要なデータには、画面フォーマット、画面上に表示すべき文字列、値の入力を受け付ける入力エリアの配置情報などが含まれる。また、パラメータに値が設定されている場合は、その値を入力エリアに表示する必要があるので、データ格納部13からパラメータ値の情報もデータ格納部13から読み出す。
【0024】
入力画面管理部11は、これらデータを表示制御部14に送って入力画面をディスプレイモニタDに表示させる。また、その処理と共に、一覧画面管理部12に一覧画面表示の指示を出す。
入力画面管理部11は、ユーザが入力画面から新たなパラメータ値を設定した場合、そのパラメータの識別情報とパラメータ値とを一覧画面管理部12に出力し、一覧画面に表示されている当該パラメータの設定値をこの新たなパラメータ値に変更するよう指示する。また、データ格納部13内のパラメータデータにおける当該パラメータの設定値を、ユーザが設定した値に更新する。
【0025】
また、入力画面管理部11は、ユーザが一覧画面から特定パラメータを指定するのに応じて一覧画面管理部12から当該パラメータの識別情報が送られてくると、パラメータデータを参照して当該パラメータを含む入力画面(詳細画面)を特定し、その画面の表示に必要な各種データをデータ格納部13から読み出して表示制御部14に送り、画面表示を当該入力画面に切り替えさせる。
【0026】
(一覧画面管理部12)
一覧画面管理部12は、一覧画面の表示及び表示切り替えの処理、一覧画面からのユーザ指定を受け付ける処理を行う。
一覧画面管理部12は、パラメータ設定支援装置1が起動した後、入力画面管理部11からの指示に応じて起動する。一覧画面管理部12は、データ格納部13から、一覧画面のもととなるデータ(一覧画面のフォーマットデータ、パラメータの名称及び設定値のデータなど)を読み出し、表示制御部14に出力して一覧画面をディスプレイモニタDに表示させる。
【0027】
一覧画面管理部12は、ユーザが一覧画面上から特定のパラメータをマウスクリックで指定すると、入力画面管理部11に当該パラメータの識別情報を送り、表示する入力画面を、当該パラメータを含む画面に切り替えさせる。
また、一覧画面管理部12は、入力画面管理部11からユーザが新たに設定したパラメータ値を通知されると、一覧画面上の表示するパラメータ値を、通知された値に変更する。
【0028】
上記の処理を行うために、一覧画面管理部12は、一覧画面表示にあたって各パラメータを一覧画面上のどの位置に表示するかを示す位置情報を保持しておく。そして、表示制御部14が検出したクリック位置と当該位置情報とからユーザが指定したパラメータを特定し、位置情報から新たに設定されたパラメータ値を一覧画面上のどの位置に表示するかを判定する。
【0029】
(動作)
次いで、本実施の形態におけるパラメータ設定支援装置1の動作について、図面を参照しながら説明する。
図4は、パラメータ設定支援装置1の処理の流れを示すフローチャートである。
【0030】
先ず、エンコーダプログラムが起動された状態から、ユーザがパラメータ設定開始を指示する操作を行うことで、パラメータ設定支援装置1がエンコーダプログラムによって起動させられる。
パラメータ設定支援装置1の起動時、入力画面管理部11、一覧画面管理部12は、それぞれ必要なデータをデータ格納部13から読み出して表示制御部14に送り、入力画面、一覧画面をそれぞれ表示させる(S401)。そして、これら画面に対するユーザ操作を待つ(S402:Yes)。この後の処理の流れは、ユーザ操作の内容によって異なる。
【0031】
ユーザが、入力画面上から特定のパラメータに値を設定した場合(S403:“入力画面”)、表示制御部14は入力された値と画面における入力位置の情報とを入力画面管理部11に通知する。入力画面管理部11は、現在表示中の入力画面のフォーマットデータと入力位置情報とからユーザが値を設定したパラメータを特定する(S404)。そのうえで、データ格納部13に格納されたパラメータデータのうち当該パラメータに対する設定値を前記入力値に置き換える。
【0032】
さらに、入力画面管理部11は、ユーザが新たに値を設定したパラメータの識別情報と入力値とを一覧画面管理部12に通知する。これに応じて、一覧画面管理部12は、一覧画面に表示する当該パラメータの設定値を、受け取った入力値に変更する(S405)。
一方、ユーザがマウス操作により、一覧画面上で特定パラメータを指定した場合(S403:“一覧画面”)、表示制御部14は、画面上の指定位置を検出して一覧画面管理部12に出力し、一覧画面管理部12はこの情報と、自身がステップS401において一覧画面を画面表示させた際に生成、保持していた位置情報とからユーザが指定したパラメータを特定する。そのうえでパラメータデータ(図3)を参照して、指定されたパラメータが含まれる詳細画面を特定する(S406)。
【0033】
そして、この特定した詳細画面の識別情報を入力画面管理部11に通知する。入力画面管理部11は、当該詳細画面を含む入力画面を表示するためのデータをデータ格納部13から読み出して表示制御部14に送り、当該入力画面に画面表示を切り替えさせる(S407)。
上記のステップS402〜S407までの処理は、ユーザがパラメータ設定の完了を指示するまで繰り返される(S408:Yes)。
(まとめ)
上記の通り、本実施の形態におけるパラメータ設定支援装置は、従来表示していたパラメータ設定用の入力画面に加えて、全パラメータの名称とその設定値とを示す一覧画面を表示する。さらに、一覧画面からパラメータ指定を受け付けると、画面表示する入力画面を、当該パラメータを含むものに切り替える。
【0034】
よって、設定したいパラメータの名称は分かっているが、それが入力画面のいずれに含まれるか分からない場合でも、ユーザは一覧画面から当該パラメータを指定するだけで、それを含む入力画面を直ちに表示させることができ、速やかにパラメータ設定を行える。
また、互いに依存関係を有するパラメータが別々の入力画面に分かれている場合でも、一覧画面に全パラメータの設定値が一覧表示されているので、入力画面を切り替えることなしに依存関係を有する他パラメータの値を確認でき、速やかに所望のパラメータに値を設定できる。
【0035】
このように、本パラメータ設定支援装置によって、ユーザは不便を感じることなく効率的にパラメータ設定を行うことができる。
(変形例1)
また、一覧画面に関しては、パラメータの数が多い場合、全てのパラメータを表示できないこともある。すると、ユーザは、一覧の下の方にあって画面からはみ出しているパラメータを参照したい場合、一覧画面を下スクロールする必要がある。このように数が多い場合、表示順を調整して、なるべくユーザにスクロール操作の手間がかからないようにすることも考えられる。例えば、その時点で表示中の入力画面上にあるパラメータについては、名称や内容を入力画面上で確認できるので、一覧表示においては下の位置に置き、表示中でない入力画面に含まれるパラメータを一覧画面の上位に表示する。あるいは、表示中の入力画面上にあるパラメータは一覧画面への表示の対象外とすることも考えられる。
【0036】
これを実現するには、一覧画面管理部が表示中の入力画面に含まれるパラメータを認識する必要があるが、入力画面管理部から表示中の入力画面の識別情報を取得し、これを検索キーにしてパラメータデータ(図3)を参照すれば、容易に認識できる。
図5は、こうした形での一覧画面表示の例を示す模式図である。ここでは入力画面が3つの画面に分かれており、一覧画面には、パラメータが入力画面ごとにグループ分けされて表示される。同図(a)では第1の入力画面511が表示されており、一覧画面520には、第2の入力画面に含まれるパラメータのグループと第3の入力画面に含まれるパラメータのグループとが表示されている。第1の入力画面511に含まれるパラメータのグループは一覧の下の方に置かれて画面からはみだし、下スクロールしないと画面上に表示されない。同図(b)では、入力画面の表示が第3の入力画面513に切り替えられている。そして、それに伴なって、一覧画面520ではパラメータグループの表示順序が切り替えられ、第1の入力画面及び第2の入力画面に対応するパラメータのグループが表示され、第3の入力画面に対応するパラメータのグループは一覧の下方に移されて画面上から見えなくなっている。
【0037】
このような表示様態とするのは、「ユーザが参照したいと望む項目は、その時点で入力画面上にない項目であることが多い」という前提に基づく。このようにすることで、パラメータ数が多い場合でも一覧画面上にユーザ所望のパラメータが表示される確率は高くなり、スクロール操作の手間がかからなくなる。
また、一覧画面に全パラメータが表示でき、スクロールが必要ない場合でも、表示中の入力画面に含まれるパラメータとそれ以外のパラメータとを表示様態(「赤色表示」など)で区別することが考えられる。そうすれば、ユーザが誤って、入力画面に表示中のパラメータを一覧から指定する、といった無駄な操作を行うことを防止できる。
(変形例2)
また、一部パラメータが他のパラメータと依存関係を有することは既に書いたが、この依存関係を一覧画面上でユーザが認識できるようにすることも考えられる。パラメータ間の依存関係をユーザが予め認識しているとは限らないからである。
【0038】
具体的には、入力画面上でユーザが特定のパラメータの入力エリアにカーソルを位置づけた時点で、画面制御部から位置情報を取得した入力画面管理部が当該パラメータを特定し、その識別情報を一覧画面管理部に送って指示を出す。指示を受けた一覧画面管理部は、パラメータデータを参照して当該パラメータに依存関係を有する他パラメータを特定し、特定したパラメータの一覧画面上での位置を示す情報を画面制御部に送って、これらパラメータを一覧画面上で赤色表示させるよう指示する。
【0039】
図6は、こうした依存関係を有するパラメータの表示例である。同図に示した依存関係を有するパラメータの例は、「量子化行列」と「圧縮率」とであり、両者には、「量子化行列の種類に応じて、画質の低下を招くことなく設定できる圧縮率の値が左右される」という依存関係がある。入力画面611上で、パラメータ「量子化行列」にカーソルCが位置づけられたのに応じて、一覧画面620上で、パラメータ「圧縮率」が赤色表示(図面ではアミカケで示す)されている。
【0040】
依存関係を示す情報は、パラメータデータ(図3)の一部としてデータ格納部に格納されているものとする。例えば、図3の内容に「関連パラメータ」という項目を追加し、依存関係を有するパラメータの識別情報を格納する、という形である。この関連パラメータのデータは、画面フォーマットなどの他のパラメータデータと共に予め生成して格納しておく、とすればよい。ただし、それ以外にもユーザが任意に依存関係を指定することも考えられる。その場合は、例えば、一覧画面からユーザが特定のパラメータに対して所定の操作を行うことで、一覧画面管理部が依存関係指定のための画面を表示し、そこからユーザが他パラメータを指定すると、一覧画面管理部は、これらパラメータに対応するパラメータデータの各々について、関連パラメータとして互いの識別情報を格納する、という手順で指定を受け付ければよい。
(備考)
なお、上記実施の形態は一例であり、本発明の内容は上記実施の形態に限定されない。
【0041】
例えば、上記実施の形態においては、入力画面と一覧画面とが1つのウィンドウに一緒に表示されているが、別々のウィンドウに表示することとしてもよい。
また、設定処理の開始時、入力画面と一覧画面とが同時に画面表示されるものとして説明したが、まず一覧画面のみ表示して、そこからユーザによるパラメータ指定を受け付け、指定されたパラメータを含む入力画面を表示する、という形にしてもよい。
【0042】
また、一覧画面及び入力画面の表示や、その切り替えに必要なパラメータデータの内容や構成も、図3に示したものに限定されない。各パラメータについて、設定値、名称(入力画面に表示されるもの)の文字列データなど処理に必要なデータが特定できるのであれば、どのようなものでもよい。
また、上記実施の形態におけるパラメータ設定支援装置は、パラメータ設定の対象となるプログラム(アプリケーション、機器制御用ドライバープログラム)のサブルーチンとして説明してあるが、独立した別プログラムとし、引数として上記パラメータデータを所定の形式で引き渡すプログラムからコールされることとしてもよい。
【0043】
また、一覧画面におけるパラメータの表示順序は、50音順やアルファベット順で表示してもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のパラメータ設定支援装置は、機器又はプログラムの動作特性を規定するための複数パラメータの設定を、複数のパラメータ入力画面に分けて行う場合のパラメータ設定支援装置であって、前記複数のパラメータ入力画面のいずれかをディスプレイ上に表示する入力画面表示手段と、前記複数パラメータの一覧を示す一覧画面を前記複数のパラメータ入力画面とは別にディスプレイに表示する一覧表示手段と、前記一覧画面からユーザによるパラメータの指定を受け付ける受付手段と、を有し、前記入力画面表示手段は、前記受付手段がパラメータ指定を受け付けた場合、前記指定されたパラメータを含むパラメータ入力画面を表示すること、を特徴とする。この構成によって、ユーザは、所望のパラメータがどの入力画面に含まれているか分からない場合、一覧画面から当該パラメータを指定するだけで、これを含む入力画面を表示させ、速やかにパラメータ設定を行える、という形で利便性を向上させることができる。
【0045】
また、前記一覧表示手段は、前記複数のパラメータの設定値を前記一覧画面に表示すること、としてもよい。この構成によれば、一覧画面には各パラメータの設定値が表示されるので、ユーザは、所望のパラメータについて値を設定しようとする場合、当該パラメータとは別の入力画面に含まれ、しかも当該パラメータ依存関係を有するパラメータについて、その値を一覧画面上で(当該パラメータを含む入力画面への表示切り替えを行うことなく)参照し、考慮しながら所望のパラメータに値を設定できる、という形で利便性を向上させることができる。
【0046】
また、前記複数のパラメータの少なくとも1つは、他のパラメータの少なくとも1つと依存関係を有し、前記一覧表示手段は、ディスプレイ表示中のパラメータ入力画面に表示されたパラメータのいずれかに対してユーザが値の設定のためにカーソルを位置づけた際、前記カーソルを位置づけられたパラメータと依存関係を有するパラメータの前記一覧画面における表示様態を、依存関係を有さないパラメータと異なるものとする、としてもよい。この構成によれば、設定を行おうとするパラメータと依存関係を有する他のパラメータを一覧画面上で確認できる、という形で利便性を向上させることができる。
【0047】
なお、上に述べた効果は、上記各手段が実行する処理をステップとして含むパラメータ設定支援方法、及び、そうしたパラメータ設定支援方法をコンピュータに実行させるプログラムによっても得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わるパラメータ設定支援装置の実施の形態における構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態においてディスプレイに表示される入力画面及び一覧画面の表示例を示す図である。
【図3】同実施の形態におけるパラメータデータの内容例を表形式で示す図である。
【図4】同実施の形態のパラメータ設定支援装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】同実施の形態の変形例における一覧画面表示の例を示す図である。
【図6】同実施の形態の別の変形例における一覧画面表示の例を示す図である。
【符号の説明】
1 パラメータ設定支援装置
11 入力画面管理部
12 一覧画面管理部
13 データ格納部
14 表示制御部
15 インタフェース部
D ディスプレイモニタ
【発明が属する技術分野】
本発明は、ユーザがユーザパラメータの指定を画面から行うのを支援するユーザパラメータ設定支援装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、コンピュータシステム上でユーザの操作に応じて動作するプログラムやその周辺機器に対して、ユーザはパラメータを設定することで処理を制御する。こうしたユーザパラメータの設定は、専用のパラメータ入力・編集画面を介して行われる。こうしたパラメータの一般的な例は、文書作成プログラムにおける「書式設定」画面や、プリンターによる印刷処理を制御するドライバープログラムにおける「印刷条件」設定画面などに見られる。
【0003】
こうしたパラメータは、プログラムが実行する処理の内容によっては非常に数が多くなる。そうした場合、全パラメータが1つの設定用(入力・編集用)画面には収まらず、複数の設定用画面に分けて設定の受付を行うことになる。そうすると、それら画面間の切り替え方法を工夫するなどしてユーザの便宜を図らなければならない。
【0004】
そこで、例えば特開平11−242484号公報に開示されている「楽音パラメータ設定装置」は、パラメータ設定用画面を階層化する手法を採用している。すなわち、多数あるパラメータをグループ分けし、ユーザ指定に応じてグループ単位でパラメータ入力編集画面を表示して、ユーザによるパラメータ設定を受け付ける。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−242484号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数の画面に分けてパラメータを設定する方法では、ユーザが不便な操作を余儀なくされる場合がある。
例えば、設定したいパラメータの名称は分かっているが、それが複数ある入力編集用画面のいずれに含まれるか分からない場合、ユーザは順次画面の表示を切り替えながら、所望のパラメータを設定するための画面を探さなければならない。
【0007】
また、パラメータの中には、文書作成プログラムにおいて、「フォントサイズ」の設定値によって「1ページに書き込める行数」又は「1行あたりの文字数」に設定できる値が制限される場合のように、互いに依存関係を有するものがある。こうしたパラメータに値を設定する場合は、依存する他のパラメータの値を参照しながら設定を行う必要があるが、依存関係を有するパラメータが必ず同じ画面に含まれるとは限らない。依存関係のある他パラメータが別の画面にある場合、ユーザは画面を切り替えて当該パラメータの値を確認した上で所望のパラメータを含む画面に再び切り替えを行ってから値を設定しなければならない。
【0008】
本発明は上記課題に鑑み、パラメータ設定において設定用の画面が複数に分かれる場合に、ユーザが不便を感じることなく効率的に設定を行うことができるようにするパラメータ設定支援の装置及び方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のユーザパラメータ設定支援装置は、機器又はプログラムの動作特性を規定するための複数パラメータの設定を、複数のパラメータ入力画面に分けて行う場合のパラメータ設定支援装置であって、前記複数のパラメータ入力画面のいずれかをディスプレイ上に表示する入力画面表示手段と、前記複数パラメータの一覧を示す一覧画面を前記複数のパラメータ入力画面とは別にディスプレイに表示する一覧表示手段と、前記一覧画面からユーザによるパラメータの指定を受け付ける受付手段と、を有し、前記入力画面表示手段は、前記受付手段がパラメータ指定を受け付けた場合、前記指定されたパラメータを含むパラメータ入力画面を表示すること、を特徴とする。
【0010】
これによれば、ユーザは、値を設定しようとするパラメータを一覧から指定することで、当該パラメータを含むパラメータ入力画面を表示させることができるので、効率的にパラメータ設定を行うことができる。
また、上記の目的は、機器又はプログラムの動作特性を規定するための複数パラメータの設定を、複数のパラメータ入力画面に分けて行う場合のパラメータ設定支援方法であって、前記複数パラメータの一覧を示す一覧画面をディスプレイに表示する一覧表示ステップと、前記一覧画面からユーザによるパラメータの指定を受け付ける受付ステップと、前記複数のパラメータ入力画面のうち、前記受付ステップにおいて指定されたパラメータを含むパラメータ入力画面をディスプレイ上に表示する入力画面表示ステップと、を有すること、を特徴とするパラメータ設定支援方法によっても達成することが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】
(概要)
以下、本発明のパラメータ設定支援装置に関する実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態におけるパラメータ設定支援装置は、コンピュータ上で動作するプログラムのサブルーチンであり、自身を含むプログラムに関する動作特性を規定するパラメータのユーザ設定を受け付けるにあたって起動し、ユーザによるパラメータ設定(入力及び編集)を支援するものである。本パラメータ設定支援装置の特徴は、設定すべきパラメータの数が多くパラメータ値の入力・編集を受け付けるための画面(以下、「入力画面」という)が複数に分かれる場合、入力画面に加えて、全パラメータの名称とその時点での設定値との一覧を示す「一覧画面」を画面に表示する、という点である。
【0012】
さらに、本パラメータ設定支援装置は、入力画面と一覧画面とを対応付けて、それらの表示の内容や様態を切り替えることで、ユーザがパラメータ設定操作を行う際の利便性を高める。具体的には、一覧画面からユーザが特定のパラメータを指定した場合、入力画面の表示を、当該パラメータを含むものに切り替える、などの処理を行う。
【0013】
なお、以下の説明において、本実施の形態のパラメータ設定支援装置は、ビデオデータエンコーダ(ビデオデータを媒体への記録のために圧縮するプログラム)のサブルーチンとして、当該エンコーダに対するユーザのパラメータ設定を支援するものとする。
(構成)
図1は、パラメータ設定支援装置1の構成を示すブロック図である。パラメータ設定支援装置1は、パーソナルコンピュータ内の演算装置が他のハードウェア構成を利用しながらパラメータ設定支援用のプログラムを実行することで実現される。
【0014】
パラメータ設定支援装置1は、入力画面管理部11、一覧画面管理部12、データ格納部13、表示制御部14、インタフェース部15を有する。これら構成部は、それぞれ、上記プログラムのうち対応する処理を行う部分とその実行に伴って駆動されるハードウェア構成とを包括した概念である。
表示制御部14は、ディスプレイモニタDにパラメータの入力画面、一覧画面を表示させるほか、画面上のカーソル、ポインタの位置解析、ユーザが画面から行った操作(パラメータ値の入力、マウスクリック)の解析を行い、解析結果を他の構成部に通知する。インタフェース部15は、マウスやキーボードを介してユーザからの各種操作を受け付け、その内容を関連する構成部に通知する。
【0015】
入力画面管理部11、一覧画面管理部12は、それぞれ、入力画面、一覧画面の表示させ、ユーザ操作の内容に応じて表示内容や表示様態を切り替える。
図2は、パラメータ設定支援装置1がディスプレイモニタDに表示させる入力画面、一覧画面の表示例である。
同図(a)は、入力画面と一覧画面とを初期状態で示す図である。同図(b)は、ユーザ操作の結果、表示の内容が切り替えられた状態での画面を示す。
【0016】
これら画面は、パラメータ設定支援装置1の起動時に、入力画面管理部11、一覧画面管理部12がデータ格納部13から読み出したデータを用いて表示制御部14が画面表示させる。
入力画面210は、主要な項目(具体的には各種ファイル名)の設定を受け付けるための主要項目入力部220と、詳細項目の設定を受け付けるための詳細項目入力部230とに分かれている。詳細項目入力部230には複数種類の詳細入力画面が切り替え表示される。詳細入力画面の切り替えは、ユーザが所望の詳細入力画面に対応する識別子表示(「入力画面1」、「入力画面2」、「入力画面3」、「入力画面4」)をクリックすることで実行される。
【0017】
図2(a)には、「入力画面1」に対応する詳細入力画面231が表示されており、図2(b)には、「入力画面2」に対応する詳細入力画面232が表示されている。詳細入力画面231からは7項目のパラメータが、詳細入力画面232からは5項目のパラメータがそれぞれ設定可能である。
同図に示す一覧画面240には、入力画面210の主要項目入力部220、詳細項目入力部230の各詳細入力画面において設定が受け付けられるパラメータについて、名称とパラメータ設定値(デフォルト値として予め設定されている値も含む)とが表示される。例えば、「ビデオファイル」のパラメータの場合、パラメータ名として「ビデオ」、設定値情報としてファイル名「AAA」が表示される。パラメータの総数が多いため、「入力画面3」、「入力画面4」に対応する詳細画面上にあるパラメータは画面外にはみ出し、表示されていない。これらはスクロール指定受付部241で下スクロールを指定することで表示させることができる。
【0018】
同図に示す入力画面210、一覧画面240においてユーザが行った操作と、それに伴なう画面表示内容の変化とは、以下の通りである。先ず、同図(a)の状態で、一覧画面240からパラメータ「量子化係数」をユーザが指定する。この指定に応じて入力画面210の表示内容は、同図(b)に示す詳細入力画面232を含むものに切り替えられる。そして、この詳細入力画面232で、ユーザは「量子化行列」の設定値を「CG/アニメ」に設定する。その結果、一覧画面240における「量子化行列」の設定値の表示も「自然画」から「CG/アニメ」に変更される。また、この「量子化行列」は別の詳細画面にあるパラメータ「圧縮率」と依存関係を有するが、ユーザは設定にあたって、この「圧縮率」の設定値を一覧画面240で参照できる(入力画面を切り替えて「圧縮率」の設定値を確認する必要はない)。
【0019】
データ格納部13には、図2に示した入力画面210、一覧画面240の表示に関連する各種のデータが格納されている。入力画面に関するものとしては、画面フォーマット、画面に表示される文字列(パラメータ名など)などがあり、一覧画面の表示に関するものとしては、画面フォーマット、パラメータ設定値(デフォルト値を含む)などがある。これらのうち、パラメータ設定値以外のデータは、予め格納された固定のデータであり、パラメータ設定値のみ、ユーザの指定に応じて更新される。
【0020】
以下、これらデータのうち、入力画面及び一覧画面の表示、これら画面からのユーザ操作に対応して行われる処理に関連するもののことをパラメータデータと言う。
図3は、パラメータデータの内容例を表形式で示す図である。ただし、表形式で示すのは説明上の便宜のためであり、パラメータデータは、必ずしも図3に示した単一テーブルの形式で格納されている必要はない。図3は、パラメータ毎に以下に説明する項目のデータが存在することを示すのみである。
【0021】
パラメータデータ300は、ID部310、名称部320、対応画面部330、設定値部340などを有する。
ID部310には、各パラメータに対応するユニークな識別情報が格納される。
名称部320には、入力画面及び一覧画面に表示される各パラメータの名称の文字列データが格納される。
【0022】
対応画面部330には、各パラメータが属する入力画面の識別情報と、当該入力画面における表示位置(座標)の情報とが格納される。入力画面管理部11は、この情報及び、画面制御部14から通知されるカーソル位置情報などから、ユーザが入力画面上でどのパラメータに設定を行っているかを認識する。
設定値部340には、入力画面及び一覧画面に表示されるパラメータ設定値のデータが格納されている。パラメータ設定値は、デフォルト値の形で予め格納されている場合もあるが、それ以外は、入力画面からユーザが設定した値を入力画面管理部11が格納する。
【0023】
(入力画面管理部11)
入力画面管理部11は、入力画面の表示及び表示切り替えの処理、表示した入力画面からパラメータ値の設定を受け付ける処理を行う。
入力画面管理部11は、パラメータ設定支援装置1が起動する段階で、入力画面表示に必要なデータをデータ格納部13から読み出す。入力画面表示に必要なデータには、画面フォーマット、画面上に表示すべき文字列、値の入力を受け付ける入力エリアの配置情報などが含まれる。また、パラメータに値が設定されている場合は、その値を入力エリアに表示する必要があるので、データ格納部13からパラメータ値の情報もデータ格納部13から読み出す。
【0024】
入力画面管理部11は、これらデータを表示制御部14に送って入力画面をディスプレイモニタDに表示させる。また、その処理と共に、一覧画面管理部12に一覧画面表示の指示を出す。
入力画面管理部11は、ユーザが入力画面から新たなパラメータ値を設定した場合、そのパラメータの識別情報とパラメータ値とを一覧画面管理部12に出力し、一覧画面に表示されている当該パラメータの設定値をこの新たなパラメータ値に変更するよう指示する。また、データ格納部13内のパラメータデータにおける当該パラメータの設定値を、ユーザが設定した値に更新する。
【0025】
また、入力画面管理部11は、ユーザが一覧画面から特定パラメータを指定するのに応じて一覧画面管理部12から当該パラメータの識別情報が送られてくると、パラメータデータを参照して当該パラメータを含む入力画面(詳細画面)を特定し、その画面の表示に必要な各種データをデータ格納部13から読み出して表示制御部14に送り、画面表示を当該入力画面に切り替えさせる。
【0026】
(一覧画面管理部12)
一覧画面管理部12は、一覧画面の表示及び表示切り替えの処理、一覧画面からのユーザ指定を受け付ける処理を行う。
一覧画面管理部12は、パラメータ設定支援装置1が起動した後、入力画面管理部11からの指示に応じて起動する。一覧画面管理部12は、データ格納部13から、一覧画面のもととなるデータ(一覧画面のフォーマットデータ、パラメータの名称及び設定値のデータなど)を読み出し、表示制御部14に出力して一覧画面をディスプレイモニタDに表示させる。
【0027】
一覧画面管理部12は、ユーザが一覧画面上から特定のパラメータをマウスクリックで指定すると、入力画面管理部11に当該パラメータの識別情報を送り、表示する入力画面を、当該パラメータを含む画面に切り替えさせる。
また、一覧画面管理部12は、入力画面管理部11からユーザが新たに設定したパラメータ値を通知されると、一覧画面上の表示するパラメータ値を、通知された値に変更する。
【0028】
上記の処理を行うために、一覧画面管理部12は、一覧画面表示にあたって各パラメータを一覧画面上のどの位置に表示するかを示す位置情報を保持しておく。そして、表示制御部14が検出したクリック位置と当該位置情報とからユーザが指定したパラメータを特定し、位置情報から新たに設定されたパラメータ値を一覧画面上のどの位置に表示するかを判定する。
【0029】
(動作)
次いで、本実施の形態におけるパラメータ設定支援装置1の動作について、図面を参照しながら説明する。
図4は、パラメータ設定支援装置1の処理の流れを示すフローチャートである。
【0030】
先ず、エンコーダプログラムが起動された状態から、ユーザがパラメータ設定開始を指示する操作を行うことで、パラメータ設定支援装置1がエンコーダプログラムによって起動させられる。
パラメータ設定支援装置1の起動時、入力画面管理部11、一覧画面管理部12は、それぞれ必要なデータをデータ格納部13から読み出して表示制御部14に送り、入力画面、一覧画面をそれぞれ表示させる(S401)。そして、これら画面に対するユーザ操作を待つ(S402:Yes)。この後の処理の流れは、ユーザ操作の内容によって異なる。
【0031】
ユーザが、入力画面上から特定のパラメータに値を設定した場合(S403:“入力画面”)、表示制御部14は入力された値と画面における入力位置の情報とを入力画面管理部11に通知する。入力画面管理部11は、現在表示中の入力画面のフォーマットデータと入力位置情報とからユーザが値を設定したパラメータを特定する(S404)。そのうえで、データ格納部13に格納されたパラメータデータのうち当該パラメータに対する設定値を前記入力値に置き換える。
【0032】
さらに、入力画面管理部11は、ユーザが新たに値を設定したパラメータの識別情報と入力値とを一覧画面管理部12に通知する。これに応じて、一覧画面管理部12は、一覧画面に表示する当該パラメータの設定値を、受け取った入力値に変更する(S405)。
一方、ユーザがマウス操作により、一覧画面上で特定パラメータを指定した場合(S403:“一覧画面”)、表示制御部14は、画面上の指定位置を検出して一覧画面管理部12に出力し、一覧画面管理部12はこの情報と、自身がステップS401において一覧画面を画面表示させた際に生成、保持していた位置情報とからユーザが指定したパラメータを特定する。そのうえでパラメータデータ(図3)を参照して、指定されたパラメータが含まれる詳細画面を特定する(S406)。
【0033】
そして、この特定した詳細画面の識別情報を入力画面管理部11に通知する。入力画面管理部11は、当該詳細画面を含む入力画面を表示するためのデータをデータ格納部13から読み出して表示制御部14に送り、当該入力画面に画面表示を切り替えさせる(S407)。
上記のステップS402〜S407までの処理は、ユーザがパラメータ設定の完了を指示するまで繰り返される(S408:Yes)。
(まとめ)
上記の通り、本実施の形態におけるパラメータ設定支援装置は、従来表示していたパラメータ設定用の入力画面に加えて、全パラメータの名称とその設定値とを示す一覧画面を表示する。さらに、一覧画面からパラメータ指定を受け付けると、画面表示する入力画面を、当該パラメータを含むものに切り替える。
【0034】
よって、設定したいパラメータの名称は分かっているが、それが入力画面のいずれに含まれるか分からない場合でも、ユーザは一覧画面から当該パラメータを指定するだけで、それを含む入力画面を直ちに表示させることができ、速やかにパラメータ設定を行える。
また、互いに依存関係を有するパラメータが別々の入力画面に分かれている場合でも、一覧画面に全パラメータの設定値が一覧表示されているので、入力画面を切り替えることなしに依存関係を有する他パラメータの値を確認でき、速やかに所望のパラメータに値を設定できる。
【0035】
このように、本パラメータ設定支援装置によって、ユーザは不便を感じることなく効率的にパラメータ設定を行うことができる。
(変形例1)
また、一覧画面に関しては、パラメータの数が多い場合、全てのパラメータを表示できないこともある。すると、ユーザは、一覧の下の方にあって画面からはみ出しているパラメータを参照したい場合、一覧画面を下スクロールする必要がある。このように数が多い場合、表示順を調整して、なるべくユーザにスクロール操作の手間がかからないようにすることも考えられる。例えば、その時点で表示中の入力画面上にあるパラメータについては、名称や内容を入力画面上で確認できるので、一覧表示においては下の位置に置き、表示中でない入力画面に含まれるパラメータを一覧画面の上位に表示する。あるいは、表示中の入力画面上にあるパラメータは一覧画面への表示の対象外とすることも考えられる。
【0036】
これを実現するには、一覧画面管理部が表示中の入力画面に含まれるパラメータを認識する必要があるが、入力画面管理部から表示中の入力画面の識別情報を取得し、これを検索キーにしてパラメータデータ(図3)を参照すれば、容易に認識できる。
図5は、こうした形での一覧画面表示の例を示す模式図である。ここでは入力画面が3つの画面に分かれており、一覧画面には、パラメータが入力画面ごとにグループ分けされて表示される。同図(a)では第1の入力画面511が表示されており、一覧画面520には、第2の入力画面に含まれるパラメータのグループと第3の入力画面に含まれるパラメータのグループとが表示されている。第1の入力画面511に含まれるパラメータのグループは一覧の下の方に置かれて画面からはみだし、下スクロールしないと画面上に表示されない。同図(b)では、入力画面の表示が第3の入力画面513に切り替えられている。そして、それに伴なって、一覧画面520ではパラメータグループの表示順序が切り替えられ、第1の入力画面及び第2の入力画面に対応するパラメータのグループが表示され、第3の入力画面に対応するパラメータのグループは一覧の下方に移されて画面上から見えなくなっている。
【0037】
このような表示様態とするのは、「ユーザが参照したいと望む項目は、その時点で入力画面上にない項目であることが多い」という前提に基づく。このようにすることで、パラメータ数が多い場合でも一覧画面上にユーザ所望のパラメータが表示される確率は高くなり、スクロール操作の手間がかからなくなる。
また、一覧画面に全パラメータが表示でき、スクロールが必要ない場合でも、表示中の入力画面に含まれるパラメータとそれ以外のパラメータとを表示様態(「赤色表示」など)で区別することが考えられる。そうすれば、ユーザが誤って、入力画面に表示中のパラメータを一覧から指定する、といった無駄な操作を行うことを防止できる。
(変形例2)
また、一部パラメータが他のパラメータと依存関係を有することは既に書いたが、この依存関係を一覧画面上でユーザが認識できるようにすることも考えられる。パラメータ間の依存関係をユーザが予め認識しているとは限らないからである。
【0038】
具体的には、入力画面上でユーザが特定のパラメータの入力エリアにカーソルを位置づけた時点で、画面制御部から位置情報を取得した入力画面管理部が当該パラメータを特定し、その識別情報を一覧画面管理部に送って指示を出す。指示を受けた一覧画面管理部は、パラメータデータを参照して当該パラメータに依存関係を有する他パラメータを特定し、特定したパラメータの一覧画面上での位置を示す情報を画面制御部に送って、これらパラメータを一覧画面上で赤色表示させるよう指示する。
【0039】
図6は、こうした依存関係を有するパラメータの表示例である。同図に示した依存関係を有するパラメータの例は、「量子化行列」と「圧縮率」とであり、両者には、「量子化行列の種類に応じて、画質の低下を招くことなく設定できる圧縮率の値が左右される」という依存関係がある。入力画面611上で、パラメータ「量子化行列」にカーソルCが位置づけられたのに応じて、一覧画面620上で、パラメータ「圧縮率」が赤色表示(図面ではアミカケで示す)されている。
【0040】
依存関係を示す情報は、パラメータデータ(図3)の一部としてデータ格納部に格納されているものとする。例えば、図3の内容に「関連パラメータ」という項目を追加し、依存関係を有するパラメータの識別情報を格納する、という形である。この関連パラメータのデータは、画面フォーマットなどの他のパラメータデータと共に予め生成して格納しておく、とすればよい。ただし、それ以外にもユーザが任意に依存関係を指定することも考えられる。その場合は、例えば、一覧画面からユーザが特定のパラメータに対して所定の操作を行うことで、一覧画面管理部が依存関係指定のための画面を表示し、そこからユーザが他パラメータを指定すると、一覧画面管理部は、これらパラメータに対応するパラメータデータの各々について、関連パラメータとして互いの識別情報を格納する、という手順で指定を受け付ければよい。
(備考)
なお、上記実施の形態は一例であり、本発明の内容は上記実施の形態に限定されない。
【0041】
例えば、上記実施の形態においては、入力画面と一覧画面とが1つのウィンドウに一緒に表示されているが、別々のウィンドウに表示することとしてもよい。
また、設定処理の開始時、入力画面と一覧画面とが同時に画面表示されるものとして説明したが、まず一覧画面のみ表示して、そこからユーザによるパラメータ指定を受け付け、指定されたパラメータを含む入力画面を表示する、という形にしてもよい。
【0042】
また、一覧画面及び入力画面の表示や、その切り替えに必要なパラメータデータの内容や構成も、図3に示したものに限定されない。各パラメータについて、設定値、名称(入力画面に表示されるもの)の文字列データなど処理に必要なデータが特定できるのであれば、どのようなものでもよい。
また、上記実施の形態におけるパラメータ設定支援装置は、パラメータ設定の対象となるプログラム(アプリケーション、機器制御用ドライバープログラム)のサブルーチンとして説明してあるが、独立した別プログラムとし、引数として上記パラメータデータを所定の形式で引き渡すプログラムからコールされることとしてもよい。
【0043】
また、一覧画面におけるパラメータの表示順序は、50音順やアルファベット順で表示してもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のパラメータ設定支援装置は、機器又はプログラムの動作特性を規定するための複数パラメータの設定を、複数のパラメータ入力画面に分けて行う場合のパラメータ設定支援装置であって、前記複数のパラメータ入力画面のいずれかをディスプレイ上に表示する入力画面表示手段と、前記複数パラメータの一覧を示す一覧画面を前記複数のパラメータ入力画面とは別にディスプレイに表示する一覧表示手段と、前記一覧画面からユーザによるパラメータの指定を受け付ける受付手段と、を有し、前記入力画面表示手段は、前記受付手段がパラメータ指定を受け付けた場合、前記指定されたパラメータを含むパラメータ入力画面を表示すること、を特徴とする。この構成によって、ユーザは、所望のパラメータがどの入力画面に含まれているか分からない場合、一覧画面から当該パラメータを指定するだけで、これを含む入力画面を表示させ、速やかにパラメータ設定を行える、という形で利便性を向上させることができる。
【0045】
また、前記一覧表示手段は、前記複数のパラメータの設定値を前記一覧画面に表示すること、としてもよい。この構成によれば、一覧画面には各パラメータの設定値が表示されるので、ユーザは、所望のパラメータについて値を設定しようとする場合、当該パラメータとは別の入力画面に含まれ、しかも当該パラメータ依存関係を有するパラメータについて、その値を一覧画面上で(当該パラメータを含む入力画面への表示切り替えを行うことなく)参照し、考慮しながら所望のパラメータに値を設定できる、という形で利便性を向上させることができる。
【0046】
また、前記複数のパラメータの少なくとも1つは、他のパラメータの少なくとも1つと依存関係を有し、前記一覧表示手段は、ディスプレイ表示中のパラメータ入力画面に表示されたパラメータのいずれかに対してユーザが値の設定のためにカーソルを位置づけた際、前記カーソルを位置づけられたパラメータと依存関係を有するパラメータの前記一覧画面における表示様態を、依存関係を有さないパラメータと異なるものとする、としてもよい。この構成によれば、設定を行おうとするパラメータと依存関係を有する他のパラメータを一覧画面上で確認できる、という形で利便性を向上させることができる。
【0047】
なお、上に述べた効果は、上記各手段が実行する処理をステップとして含むパラメータ設定支援方法、及び、そうしたパラメータ設定支援方法をコンピュータに実行させるプログラムによっても得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わるパラメータ設定支援装置の実施の形態における構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態においてディスプレイに表示される入力画面及び一覧画面の表示例を示す図である。
【図3】同実施の形態におけるパラメータデータの内容例を表形式で示す図である。
【図4】同実施の形態のパラメータ設定支援装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】同実施の形態の変形例における一覧画面表示の例を示す図である。
【図6】同実施の形態の別の変形例における一覧画面表示の例を示す図である。
【符号の説明】
1 パラメータ設定支援装置
11 入力画面管理部
12 一覧画面管理部
13 データ格納部
14 表示制御部
15 インタフェース部
D ディスプレイモニタ
Claims (5)
- 機器又はプログラムの動作特性を規定するための複数パラメータの設定を、複数のパラメータ入力画面に分けて行う場合のパラメータ設定支援装置であって、
前記複数のパラメータ入力画面のいずれかをディスプレイ上に表示する入力画面表示手段と、
前記複数パラメータの一覧を示す一覧画面を前記複数のパラメータ入力画面とは別にディスプレイに表示する一覧表示手段と、
前記一覧画面からユーザによるパラメータの指定を受け付ける受付手段と、を有し、
前記入力画面表示手段は、前記受付手段がパラメータ指定を受け付けた場合、前記指定されたパラメータを含むパラメータ入力画面を表示すること、
を特徴とするパラメータ設定支援装置。 - 前記一覧表示手段は、前記複数パラメータの設定値を前記一覧画面に表示すること、
を特徴とする請求項1に記載のパラメータ設定支援装置。 - 前記複数パラメータの少なくとも1つは、他のパラメータの少なくとも1つと依存関係を有し、
前記一覧表示手段は、ディスプレイ表示中のパラメータ入力画面に表示されたパラメータのいずれかに対してユーザが値の設定のためにカーソルを位置づけた際、前記カーソルを位置づけられたパラメータと依存関係を有するパラメータの前記一覧画面における表示様態を、依存関係を有さないパラメータと異なるものとすること、
を特徴とする請求項1に記載のパラメータ設定支援装置。 - 機器又はプログラムの動作特性を規定するための複数パラメータの設定を、複数のパラメータ入力画面に分けて行う場合のパラメータ設定支援方法であって、
前記複数パラメータの一覧を示す一覧画面をディスプレイに表示する一覧表示ステップと、
前記一覧画面からユーザによるパラメータの指定を受け付ける受付ステップと、
前記複数のパラメータ入力画面のうち、前記受付ステップにおいて指定されたパラメータを含むパラメータ入力画面をディスプレイ上に表示する入力画面表示ステップと、を有すること、
を特徴とするパラメータ設定支援方法。 - 機器又はプログラムの動作特性を規定するための複数パラメータの設定を、複数のパラメータ入力画面に分けて行う場合のパラメータ設定支援方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記パラメータ設定支援方法は、
前記複数パラメータの一覧を示す一覧画面をディスプレイに表示する一覧表示ステップと、
前記一覧画面からユーザによるパラメータの指定を受け付ける受付ステップと、
前記複数のパラメータ入力画面のうち、前記受付ステップにおいて指定されたパラメータを含むパラメータ入力画面をディスプレイ上に表示する入力画面表示ステップと、を有すること、
を特徴とするプログラム。
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