JP3508446B2 - 機能指示方式 - Google Patents

機能指示方式

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JP3508446B2
JP3508446B2 JP03371197A JP3371197A JP3508446B2 JP 3508446 B2 JP3508446 B2 JP 3508446B2 JP 03371197 A JP03371197 A JP 03371197A JP 3371197 A JP3371197 A JP 3371197A JP 3508446 B2 JP3508446 B2 JP 3508446B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、装置の機能を指示
する機能指示方式に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータやワーク
ステーション等におけるアプリケーションでは、図2に
示すように、CRT等の表示装置上においてグラフィカ
ルなユーザインタフェースを提供しているものがある。 【0003】このようなユーザインタフェースでは、メ
ニューバーあるいはツールバーと呼ばれるものを実装し
ており、メニューバーに配置されたメニューや、ツール
バーに配置されたツールボタンにはそれぞれアプリケー
ションの機能を指示するコマンドが対応づけられてい
る。ユーザは、メニューを選択したり、ツールボタンを
押下することによって、アプリケーションの処理を指示
するコマンドを実行することができる。 【0004】特に、ツールボタンには図が張り付けられ
たり、文字が記述されているため、ツールボタンを押下
した場合の処理を直感的に判断でき、コマンドの実行が
メニューに比べて容易であることから、使用頻度の高い
と予想されるコマンドに対応したツールボタンを表示
し、アプリケーションのコマンドを使いやすくしてい
た。また、アプリケーションによっては、ツールボタン
はツールボタン毎に表示/非表示をユーザの指示によっ
て切り替えることができるものもある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のアプリケーションでは、ユーザの判別に基づいてツ
ールボタンの表示/非表示を切り替えていたため、ユー
ザが使用頻度が高いツールボタンを表示させたつもりで
あっても、実際には、使用頻度の低い無駄なツールボタ
ンを表示させている場合があり、却ってアプリケーショ
ンのコマンドが使いづらい場合も生じていた。 【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、使用頻度の高いツールボタンの
みを配置してアプリケーションのコマンドをより使い易
くした機能指示方式を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の機能指示方式は、装置の
各機能に対応して、それぞれの機能を指示するための機
能指示手段を各機能毎に複数種類備え、且つその複数種
類の機能指示手段のうち少なくとも一つは、機能毎に使
用可否を設定可能な機能指示手段としたものを対象とし
て、特に、前記各機能に対応する各機能指示手段が操作
された操作回数を、各機能に対応する各機能指示手段毎
に記憶する操作回数記憶手段と、前記各機能指示手段が
操作された場合に、前記操作回数記憶手段に記憶された
操作回数を増加させる操作回数増加手段と、前記操作回
数記憶手段に記憶された操作回数を、各機能毎に前記複
数種類の機能指示手段について比較し、その比較結果に
基づいて、前記使用可否を設定可能な機能指示手段を使
用可とするか否かを判別する使用可否判別手段と、前記
使用可否判別手段の判別結果に基づき、前記使用可否を
設定可能な機能指示手段の使用の可否を設定する使用可
否設定手段とを備えている。 【0008】従って、前記操作回数記憶手段は、前記各
機能に対応する各機能指示手段が操作された操作回数
を、各機能に対応する各機能指示手段毎に記憶し、前記
操作回数増加手段は、前記各機能指示手段が操作された
場合に、前記操作回数記憶手段に記憶された操作回数を
増加させ、前記使用可否判別手段は、前記操作回数記憶
手段に記憶された操作回数を、各機能毎に前記複数種類
の機能指示手段について比較し、その比較結果に基づい
て、前記使用可否を設定可能な機能指示手段が、各機能
において相対的に使用頻度が高い場合は使用可とする判
別をし、低い場合は使用不可とする判別をし、使用可否
設定手段は、前記使用可否判別手段の判別結果に基づ
き、前記使用可否を設定可能な機能指示手段の使用の可
否を設定する。 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】 【発明の実施の形態】以下、本発明の機能指示方式を具
体化した第一の実施の形態について図面を参照して説明
する。本実施の形態は、本発明をパーソナルコンピュー
タ(以降、パソコンと記述する)に適用したものであ
る。 【0022】図1は、本実施の形態におけるパソコンの
システム構成を示すブロック図である。 【0023】本実施の形態におけるパソコンは、基本的
には、マイクロコンピュータ部1と、CRT27と、マ
ウス26と、キーボード28とから構成されている。 【0024】マイクロコンピュータ部1は、プログラム
の実行等のデータ処理を行う部分であり、CPU20
と、プログラムROM21と、コマンドメモリ22と、
ワークメモリ30とを備えており、これらはバス25に
よって接続されている。 【0025】CPU20は、本実施の形態におけるパソ
コンの機能を実現するための制御を行うものである。 【0026】プログラムROM21は、前記CPU20
で行う制御を実行するためのプログラムを記憶するため
のメモリである。 【0027】コマンドメモリ22は、本実施の形態のパ
ソコンが有する機能を実現するためのプログラムの処理
に対応したコマンド情報55を記憶する書き換え可能な
メモリである。 【0028】ワークメモリ30は、前記CPU20がプ
ログラムを実行する過程で一時的にデータを記憶してお
くためのメモリである。 【0029】CRT27は、前記マイクロコンピュータ
部1からの指令に基づいて、文字や図形等の画像データ
を表示する装置である。 【0030】マウス26、及びキーボード28は、ユー
ザがデータを前記マイクロコンピュータ部1に入力する
ための装置である。 【0031】尚、CRT27、マウス26、及びキーボ
ード28は前記バス25を介して前記マイクロコンピュ
ータ部1と電気的に接続されている。 【0032】次に、前記コマンドメモリ22の詳細な構
成について、図4を参照して説明する。 【0033】コマンド情報55は、リスト部51、カウ
ント部52、表示フラグ部53、対応機能部54、及び
閾値部56から構成されている。 【0034】リスト部51には、各機能の名称を表す文
字列が記憶されている。例えば、「ファイルを開く」と
いう機能に対しては文字列「Open」が、「ファイル
を保存する」という機能に対しては文字列「Save」
が、それぞれ記憶されている。 【0035】カウント部52には、各機能が指示された
指示回数が記憶されている。例えば、図3は、「Ope
n」なる機能についてはカウント部52が「5」である
ので、当該機能が5回指示されたことを意味し、同様に
「Save」なる機能についてはカウント部52が「2
6」であるので、当該機能が26回指示されたことを意
味する。 【0036】表示フラグ部53には、後述するツールボ
タン44を表示画面上に表示するか否かを示すフラグが
記憶されており、ONは”表示”を表し、OFFは”非
表示”を表す。例えば、「Open」なる機能について
は、表示フラグ部54の内容がONとなっているので、
「Open」のツールボタン44が表示画面上に表示さ
れるが、「Cut」なる機能については表示フラグ部5
4の内容がOFFとなっているので、「Cut」のツー
ルボタン44は表示画面上に表示されない。 【0037】対応機能部54は、各機能の処理プログラ
ムを記憶しておく部分である。尚、図4では、「Ope
n」なる機能に対しては「ファイルを開く」という処理
内容のプログラムが、「Save」なる機能に対して
「ファイルを保存する」という処理内容のプログラムが
それぞれ記憶されていることを表すものとする。 【0038】閾値部56は、ツールボタン44を表示可
とするか否かを判別する処理に用いられる閾値を記憶す
る部分であり、本実施の形態では予め閾値が記憶されて
いるものとする。 【0039】尚、カウント部52が本発明の指示回数記
憶手段を、閾値部56が第一の閾値記憶手段をそれぞれ
構成するものである。 【0040】次に、前記CRT27における表示画面の
構成について図2を参照して説明する。 【0041】図2は、前記CRT27の表示画面の構成
を示す概略構成図である。 【0042】本実施の形態の表示画面は、メニューバー
40、ツールバー41、及びビュー42から構成され
る。 【0043】メニューバー40には、メニュー43が配
置されている。 【0044】メニュー43は、各機能の第一階層のメニ
ューを示すものである。メニュー43は、ユーザがマウ
ス26によりカーソル45をいずれかのメニュー43上
に移動させてマウスボタンを押下する(以下、クリック
と称する)ことにより選択すると、第二階層のメニュー
(プルダウンメニュー)が表示され、さらにカーソル4
5をそのプルダウンメニュー内のいずれかの機能名上に
合わせてマウスボタンを押下して選択することにより当
該機能が実行されるというものである。 【0045】図3は、「ファイル(F)」なるメニュー
43を選択してプルダウンメニュー46を表示した状態
を示しており、プルダウンメニュー46内の「Ope
n」,「Save」等は各機能名を示している。従っ
て、例えば、「ファイルを開く」という機能を実行する
場合には、まず、ユーザは「ファイル(F)」なるメニ
ュー43を選択してプルダウンメニュー46を表示さ
せ、次に、プルダウンメニュー46内の機能名「Ope
n」を選択するという操作を行うのである。尚、同様
に、「編集(E)」なるメニュー43を選択することに
より、プルダウンメニューより「Cut」,「Past
e」,「Copy」等の機能を選択し、実行することが
できる。 【0046】尚、メニュー43は、本発明の機能指示手
段に相当するものである。 【0047】ツールバー41には、ツールボタン44が
配置されている。 【0048】ツールボタン44は、各ボタン毎に一つの
機能が割り当てられており、ユーザがマウス26により
カーソル45を所望の機能が割り当てられたボタン上に
移動させてクリックすると、当該ボタンに割り当てられ
た機能が直ちに実行されるというものである。ツールボ
タン44を使用することにより、メニュー43から機能
を選択するよりも迅速に機能を指示することができると
いう利点がある。また、各ツールボタン44上には、機
能を視覚により直感的に認識可能な文字や絵が表示され
ているので、容易に機能の選択を行うことができる。例
えば、「ファイルを開く」や「ファイルを保存する」等
の機能を、ツールボタン44から選択して実行すること
ができる。 【0049】また、ツールボタン44については、機能
毎に表示/非表示の設定を行うことが可能であり、非表
示の機能についてはツールボタン44から機能を実行す
ることができない。また、表示/非表示の別は、前述し
たコマンドメモリ22の表示フラグ53の内容に対応し
ている。 【0050】尚、ツールボタン44は本発明の使用可否
を設定可能な機能指示手段に相当するものである。 【0051】ビュー42は、各機能の実行結果を表示す
る部分である。 【0052】次に、ツールボタン44が押下された場
合、またはメニュー43が選択された場合の処理につい
て、図5のフローチャートを用いて説明する。尚、コマ
ンドメモリ22には、図4に示すようにコマンド情報5
5が記憶されているものとして説明する。 【0053】まず、ツールボタン44またはメニュー4
3に割り当てられた機能に対応するコマンド情報55
を、コマンドメモリ50から探索する(ステップ61、
以下S61と略記する。他のステップも同様であ
る。)。 【0054】次に、S61で探索されたリスト部51に
対応するカウント部52に記憶されている値を1増加さ
せる(S62)。例えば、「Open」に対応するツー
ルボタン44aが押下された場合には、カウント部52
に記憶されている値の「5」を1増加させて「6」にす
る。 【0055】尚、S62の処理が、本発明の指示回数増
加手段として機能している。 【0056】次に、対応機能部54に記憶されているプ
ログラムの処理を実行し、ツールボタン44の押下、ま
たはメニュー43の選択の処理を終了する(S63)。
例えば、ツールボタン44が押下された場合には、機能
対応部54に記憶されている「ファイルを開く」という
プログラムの処理を実行する。 【0057】次に、各機能に対応するツールボタン44
を表示するか否かを判別する処理について、図6のフロ
ーチャートを参照して説明する。 【0058】尚、本実施の形態では、ツールボタン44
を表示するか否かは、頻繁に使われる機能か否かにより
判断され、頻繁に使われる機能か否かの判断は、プログ
ラムの処理が動作した回数に基づいて行うように構成し
ている。また、図6のフローチャートに示す処理は、表
示画面上のツールボタン44の整理を行う処理において
呼び出されるのであるが、かかる画面表示の整理は、パ
ソコンの使用者がマウス26やキーボード28より直接
指示することにより行ってもよく、また、アプリケーシ
ョンが起動されたときや、アプリケーションが終了した
とき、あるいは定められた時間毎等にプログラムが自動
的に行うように構成してもよい。尚、コマンドメモリ2
2には、図4に示すようにコマンド情報55が記憶され
ているものとする。 【0059】まず、コマンドメモリ50の読み出し位置
を、先頭のコマンド情報55にする(S70)。 【0060】次に、当該コマンド情報55のカウント部
52に記憶されている値を、予め閾値部56に記憶され
た閾値と比較する(S73)。そして、カウント部52
に記憶されている値の方が、閾値部56に記憶された閾
値よりも大きい場合は(S73:Yes)、表示フラグ
を立てる(S74)。一方、カウント部52に記憶され
ている値と閾値部56に記憶された閾値とが等しいか、
あるいはカウント部52に記憶されている値の方が小さ
い場合は(S73:No)、表示フラグを降ろす(S7
5)。尚、「表示フラグを立てる」とは、前記表示フラ
グ53の内容をONにすることを、「表示フラグを降ろ
す」とは、前記表示フラグ53の内容をOFFにするこ
とを意味する。 【0061】例えば、リスト部51が「Open」であ
るコマンド情報55であれば、カウンタ部52に記憶さ
れている値が「5」、閾値部56に記憶されている閾値
が「10」であり、カウンタ部52に記憶されている値
の方が小さいので(S73:No)、表示フラグを降ろ
す(S75)。一方、リスト部51が「Save」であ
るコマンド情報55であれば、カウンタ部52に記憶さ
れている値が「26」、閾値部56に記憶されている閾
値が「20」であり、カウンタ部52に記憶されている
値の方が大きいので(S73:YES)、表示フラグを
立てる(S74)。尚、S73の処理が本発明の第一の
使用可否判別手段として、S74及びS75の処理が第
一の使用可否設定手段としてそれぞれ機能するものであ
る。 【0062】尚、S74の処理において、既に表示フラ
グ53がONとなっている場合は何もしないで次のステ
ップへ進む。同様に、S75の処理において、既に表示
フラグ53がOFFとなっている場合は何もしないで次
のステップへ進む。 【0063】次に、コマンドメモリ50の読み出し位置
を次のコマンド情報55にする(S76)。 【0064】次に、コマンド情報55があるか否かを判
別する(S77)。そして、コマンド情報55がある場
合は(S77:Yes)、S73以降の処理を繰り返
す。一方、コマンド情報がない場合は(S77:N
o)、本フローチャートの処理を終了する。 【0065】本実施の形態によれば、使用頻度の高い機
能についてのみ、ツールボタン44を表示させ、一方、
使用頻度の低い機能についてはツールボタン44を表示
させないでおくことができるので、ユーザにおける操作
性が向上する。 【0066】本実施の形態によれば、使用頻度の高い機
能についてのみ、ツールボタン44を表示させ、一方、
使用頻度の低い機能についてはツールボタン44を表示
させないでおくことができるので、必要性の低い機能の
ツールボタン44が多数表示されているために自分の必
要な機能のツールボタン44を探すのに苦労するといっ
た弊害が無く、ユーザにおける操作性が格段に向上す
る。 【0067】次に、本発明の第二の実施の形態について
図面を参照して説明する。尚、前記第一の実施の形態と
同一の部材には同一の符号を付し、その詳細な説明は省
略する。 【0068】前記第一の実施の形態では、「ファイルを
開く」等の各機能毎にその機能が指示された回数を記憶
し、各機能の使用頻度によりそのツールボタン44の表
示/非表示を判別する構成であった。本実施の形態で
は、各機能に対応する各機能指示手段(即ち、メニュー
43、ツールボタン44)毎に操作回数を記憶し、それ
らの各機能指示手段毎の操作頻度により表示/非表示を
判別するように構成している。 【0069】本実施の形態において、コマンドメモリ2
2の内容は図7に示す構成となっている。 【0070】リスト部51には、各機能についてメニュ
ー43またはツールボタン44のいずれの機能指示手段
に対応するかを識別可能な文字列が記憶される。例え
ば、メニュー43の「Open」機能であれば、「メニ
ュー − Open」なる文字列が記憶され、ツールボ
タン44の「Open」機能であれば、「ボタン −O
pen」なる文字列が記憶される。 【0071】カウンタ部52は、リスト部51の機能指
示手段が操作された回数を記憶する。 【0072】表示フラグ部53は、リスト部51の機能
指示手段、即ち、メニュー43あるいはツールボタン4
4の表示/非表示を示すものであり、ONは表示を、O
FFは非表示を示すものである。 【0073】対応機能部54は、リスト部51の機能指
示手段に対応するプログラムを記憶する。尚、リスト部
51が「メニュー − Open」の場合と、「ボタン
− Open」の場合とは、それぞれ「ファイルを開
く」という同一の処理を行うので、両者には同一のプロ
グラムが記憶されている。 【0074】閾値部56は、リスト部51の機能指示手
段に対応して、メニュー43あるいはツールボタン44
の表示/非表示を判別するための閾値を記憶する。 【0075】尚、カウンタ部52は本発明の操作回数記
憶手段に相当するものである。 【0076】以下、本実施の形態においてツールボタン
44の表示/非表示を設定する処理について、図8のフ
ローチャートを参照して説明する。また、本実施の形態
では、各ツールボタン44は既に表示されており、本フ
ローチャートは、使用頻度の低い機能に対応するツール
ボタン44を非表示とする処理である。 【0077】まず、コマンドメモリ50の読み出し位置
を、先頭のコマンド情報55にする(S88)。 【0078】次に、メニュー43のカウント部52に記
憶された回数を読み込む(S82)。尚、以下の説明で
は、この回数をメニュー43の操作回数と記述する。例
えば、図7に示すコマンドメモリ50の構成であれば、
リスト部51が「メニュー−Open」というコマンド
情報55のカウント部52の内容、即ち、「5」という
数値を読み込む。 【0079】S82の処理で読み込んだメニュー43に
対応付けられた機能と同一の機能に対応するツールボタ
ン44のカウント部52に記憶された操作回数を読み込
む(S83)。尚、以下の説明では、この回数をメニュ
ー44の操作回数と記述する。例えば、図6に示すコマ
ンドメモリ50では、メニュー43に対応したコマンド
情報55の次の記憶領域に、同一の機能に対応するツー
ルボタン44のコマンド情報55が記憶されているた
め、次のコマンド情報55(リスト部51が「ボタン
− open」であるコマンド情報55)のカウント部
52に記憶された回数を、即ち、「11」という数値を
読み込む。 【0080】次に、ツールボタン44の操作回数が、メ
ニュー43の操作回数よりも大きいか否かを判別する
(S84)。ツールボタン44の操作回数がメニュー4
3の操作回数よりも大きい場合は(S84:YES)、
ツールボタン44を表示したままにしておくためにS8
6の処理へ進む。一方、ツールボタン44の操作回数と
メニュー43の操作回数とが等しいか、あるいはツール
ボタン44の操作回数の方が小さい場合は(S84:N
o)、ツールボタン44の表示フラグを降ろす(S8
5)。 【0081】次に、コマンドメモリ50の読み出し位置
を次のコマンド情報55にする(S86)。 【0082】次に、読み出していないコマンド情報55
があるか否かを判別する(S87)。コマンド情報55
がある場合は(S87:YES)、S84以降の処理を
繰り返す。一方、コマンド情報55が無い場合は(S8
7:No)、本フローチャートの処理を終了する。 【0083】尚、S84の処理は本発明の第二の使用可
否判別手段として、S85は第二の使用可否設定手段と
してそれぞれ機能するものである。 【0084】本実施の形態によれば、使用頻度の高いツ
ールボタン44のみを表示させ、一方、使用頻度の低い
ツールボタン44を表示させないでおくことができるの
で、必要性の低いツールボタン44が多数表示されてい
るために自分の必要なツールボタン44を探すのに苦労
するといった弊害が無く、ユーザにおける操作性が格段
に向上する。 【0085】尚、本発明は以上詳述した実施の形態に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々の変更を加えることができる。 【0086】例えば、前記第二の実施の形態では、図7
に示す前記閾値部56に記憶された閾値を使用せずに、
ツールボタン44の操作回数とメニューボタン43の操
作回数とを比較することによりツールボタン44の表示
/非表示の判別を行うように構成したが、前記閾値部5
6に記憶した閾値よりも操作回数が大きければ、ツール
ボタン44を表示可とする判別をしてもよい。また、メ
ニュー43及びツールボタン44の全てに共通する閾値
を予め記憶するように構成してもよい。尚、閾値部56
は本発明の第二の閾値記憶手段に相当するものである。 【0087】また、予め閾値を記憶せずに、表示するツ
ールボタン44の個数を予め決定しておき、指示された
回数が多い機能から順に、前記個数分のツールボタン4
4を表示するように構成してもよい。ここで、表示する
ツールボタン44の個数を予め決定するために、ツール
バー41の横幅よりツールバー41上に表示可能なツー
ルボタン44の個数を算出する処理(個数算出手段)を
設ける構成が考えられる。また、表示するツールボタン
44の個数を予め記憶する個数記憶手段を設ける構成と
し、使用者がキーボード28等を用いて表示したいツー
ルボタン44の個数を設定するようにしてもよい。尚、
個数算出手段、または個数記憶手段は本発明の使用可能
数決定手段として機能するものである。 【0088】また、前記各実施の形態では対応機能部5
4に実際に各機能の処理を記述したプログラムを直接記
憶するように構成したが、前記各プログラムを別の記憶
領域に記憶し、ここには各プログラムを指し示す記述子
を記憶する構成としてもよい。 【0089】また、前記各実施の形態では、閾値部56
の閾値は予め記憶されているものとしたが、使用者がキ
ーボード28等を用いて設定するように構成してもよ
い。 【0090】また、前記各実施の形態では、各機能毎に
閾値を記憶したが、すべての機能に共通の閾値を一つ記
憶するように構成してもよい。 【0091】また、前記各実施の形態では、ツールボタ
ン44の表示/非表示を切り替えるように構成したが、
要は、使用頻度の低いツールボタン44が使用不可とな
っていればよく、例えば、使用頻度の低いツールボタン
44についてはネガ表示を行う等表示態様を変化させる
ように構成してもよい。 【0092】さらに、前記各実施の形態では、本発明を
パーソナルコンピュータで動作するアプリケーションに
適用した場合を示したが、ワークステーション等のコン
ピュータで動作するアプリケーション、あるいは、プリ
ンタ、ディスプレイ、クーラー、洗濯機など使用者が装
置の機能を指示するためのユーザインターフェースを備
えたいかなる装置について適用することが可能である。 【0093】 【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の請求項1に記載の機能指示方式は、装置の各機能
に対応して、それぞれの機能を指示するための機能指示
手段を各機能毎に複数種類備え、且つその複数種類の機
能指示手段のうち少なくとも一つは、機能毎に使用可否
を設定可能な機能指示手段としたものを対象として、特
に、前記各機能に対応する各機能指示手段が操作された
操作回数を、各機能に対応する各機能指示手段毎に記憶
する操作回数記憶手段と、前記各機能指示手段が操作さ
れた場合に、前記操作回数記憶手段に記憶された操作回
数を増加させる操作回数増加手段と、前記操作回数記憶
手段に記憶された操作回数を、各機能毎に前記複数種類
の機能指示手段について比較し、その比較結果に基づい
て、前記使用可否を設定可能な機能指示手段を使用可と
するか否かを判別する使用可否判別手段と、前記使用可
否判別手段の判別結果に基づき、前記使用可否を設定可
能な機能指示 手段の使用の可否を設定する使用可否設定
手段とを備えている。 【0094】従って、使用可否を設定可能な機能指示手
段の使用の可否が、各機能に対応する機能指示手段の操
作回数に基づいて設定されるので、使用頻度の高い機能
指示手段については使用可とし、使用頻度の低い機能指
示手段については使用不可とすることにより、機能指示
手段の使用頻度に即した操作性の高い機能指示方式を提
供することができる。 【0095】 【0096】 【0097】 【0098】 【0099】 【0100】 【0101】 【0102】 【0103】 【0104】 【0105】 【0106】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態のパソコンのシステム構成
を示すブロック図である。 【図2】表示画面の構成を説明する説明図である。 【図3】プルダウンメニューを表示した状態の表示画面
の構成を説明する説明図である。 【図4】本発明の第一の実施の形態のコマンドメモリの
内容を示す説明図である。 【図5】ツールボタンが押下、またはメニューが選択さ
れた場合の処理を示すフローチャートである。 【図6】第一の実施の形態におけるツールボタンを表示
するか否かを判別する処理を示すフローチャートであ
る。 【図7】本発明の第二の実施の形態のコマンドメモリの
内容を示すの説明図である。 【図8】第二の実施の形態におけるツールボタンを表示
するか否かを判別する処理を示すフローチャートであ
る。 【符号の説明】 1 マイクロコンピュータ部 20 CPU 21 プログラムROM 22 コマンドメモリ 26 マウス 27 CRT 28 キーボード 43 メニュー 44 ツールボタン 51 リスト部 52 カウンタ部 53 表示フラグ部 56 閾値部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 装置の各機能に対応して、それぞれの機
    能を指示するための機能指示手段を各機能毎に複数種類
    備え、且つその複数種類の機能指示手段のうち少なくと
    も一つは、機能毎に使用可否を設定可能な機能指示手段
    とした機能指示方式において、前記各機能に対応する各機能指示手段が操作された操作
    回数を、各機能に対応する各機能指示手段毎に記憶する
    操作回数記憶手段と、 前記各機能指示手段が操作された場合に、前記操作回数
    記憶手段に記憶された操作回数を増加させる操作回数増
    加手段と、 前記操作回数記憶手段に記憶された操作回数を、各機能
    毎に前記複数種類の機能指示手段について比較し、その
    比較結果に基づいて、前記使用可否を設定可能な機能指
    示手段を使用可とするか否かを判別する使用可否判別手
    段と、前記使用可否判別手段の判別結果に基づき、前記使用可
    否を設定可能な機能指示手段の使用の可否を設定する使
    用可否設定手段 とを備えたことを特徴とする機能指示方
    式。
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