JP2004280179A - 口座振込管理方法及び口座振込管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】利用者端末10は、インターネットIを介して情報管理システム20から振込受付ウェブページを取得する。この振込受付ウェブページには、イベント内容及び応募者情報を入力するための利用者入力欄が設けられている。応募する場合には、利用者端末10は、応募者情報を含む応募依頼を情報管理システム20に送信する。管理コンピュータ21は、金融機関ホストシステム30から割り振られた代理口座の識別子を応募者情報に関連づけて利用者データ記憶部24に記録する。そして、利用者端末10に代理口座を提示する。そして、代理口座に振込が行なわれた振込集計結果を募集者に提供する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金融機関に開設された預金口座を利用して、応募に対する集金を効率的に行なうことができる口座振込管理方法及び口座振込管理プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
集金を行なう場合、金融機関に開設した預金口座への振込を利用することがある。例えば、広く募金を行なう場合には、口座振込を利用する場合がある。この場合、募集者がテレビ放送や雑誌等のマスメディアを介して募集者が設定した口座番号等の情報を開示する。応募者は金融機関等に設置されている現金自動預入払機を利用して、この口座への振込を行なう。
【0003】
さらに、現金自動預入払機を利用して、効率よく募金を行なうことができる募金取引システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この募金取引システムでは、現金自動預入払機に募金取引を含む複数の処理対象の取引項目に関する画面を表示する。そして、募金取引の項目の選択入力に基づき、募金取引のためのガイダンス画面を表示する。予め登録された金融機関名や口座番号等の募金の振込先情報に従って募金取引を行ない、振込処理を行なう。これにより、現金自動預入払機での募金操作を容易にし、利用者の募金活動への参加を促進して募金活動を活性化させ、かつ募金活動業務の省力化を図ることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−225801号公報(図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、応募者に振込先の預金口座に入金してもらうためには、応募者に対して募集者が設定した預金口座に関する情報を知らせる必要がある。特に、広く募金や商取引を行なう場合、不特定の者に対して、募集者が設定した預金口座に関する情報を知らせることになる。不特定者に預金口座に関する情報を知らせることは危険であり、また募集者にとって預金口座に関する情報を無制限に開示することには抵抗感がある。
【0006】
一方、振込を行なう場合、利用者(応募者)は、振込先の預金口座の名義人名等によって送金先を確認することが多い。
さらに、口座番号は桁数が定められており、その数は有限である。このため、金融機関は無制限に預金口座を利用者に提供することはできず、限られた預金口座を効率的に活用する必要がある。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、金融機関に開設された預金口座を利用して、応募に対する集金を効率的に行なうことができる口座振込管理方法及び口座振込管理プログラムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、イベント案内と募集者口座とに関するデータを関連づけて記録した案内データ記憶手段、応募者情報を記録する応募データ記憶手段及びユーザ端末に接続された管理コンピュータを用いて応募に関する振込の管理を行なう方法であって、前記管理コンピュータが、前記イベント案内を前記ユーザ端末に提示して、応募者情報の入力を促す第1の段階と、応募に対して振込識別子を割り振った代理口座を前記ユーザ端末に提示し、前記応募者情報に関連づけて前記応募データ記憶手段に記録する第2の段階と、前記振込識別子を用いて代理口座に振込があった場合、前記募集者口座への振替処理を実行する第3の段階とを含むことを要旨とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の口座振込管理方法において、前記振込識別子は、応募毎に割り振られた代理口座の識別子であることを要旨とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の口座振込管理方法において、前記案内データ記憶手段には、前記イベント案内についての募集制限に関するデータがさらに記録され、前記第1の段階は、前記募集制限に達していないイベント案内を前記案内データ記憶手段から抽出して前記ユーザ端末に提示することを要旨とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の口座振込管理方法において、前記管理コンピュータは、代理口座と振替先口座に関するデータを記録するための代理口座データ記憶手段にさらに接続されており、前記第2の段階は、前記ユーザ端末から応募があった場合に、前記代理口座データ記憶手段から、振替先口座の関連づけられていない代理口座を取得し、この代理口座に対して、前記応募の対象のイベント案内に関連づけられた募集者口座を振替先口座として前記代理口座データ記憶手段に記録することを要旨とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の口座振込管理方法において、前記案内データ記憶手段には、募集主体に関するデータがさらに記録され、前記代理口座データ記憶手段への記録は、前記募集主体を前記代理口座の名義人としてさらに記録することを要旨とする。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の口座振込管理方法において、前記口座振込管理方法は、管理コンピュータが、前記応募者に前記代理口座に関する情報を提示して前記代理口座への振込を確認させる段階をさらに含むことを要旨とする。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の口座振込管理方法において、前記口座振込管理方法は、前記管理コンピュータが、前記応募者情報に前記振込完了に関する情報を付加して出力する段階を、さらに含むことを要旨とする。
【0015】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の口座振込管理方法において、前記口座振込管理方法は、前記管理コンピュータが、前記募集者口座への振替処理を実行した場合、前記振込完了に関する情報を前記募集者情報と関連づけて記録し、前記代理口座と前記募集者口座との関連づけを削除する段階を、さらに含むことを要旨とする。
【0016】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の口座振込管理方法において、前記案内データ記憶手段には、前記イベント案内に関しての振込期限に関するデータがさらに記録され、前記口座振込管理方法は、前記管理コンピュータが、前記振込期限が終了した場合、前記代理口座と前記募集者口座との関連づけを削除する段階を、さらに含むことを要旨とする。
【0017】
請求項10に記載の発明は、請求項9のいずれか1項に記載の口座振込管理方法において、前記応募者情報には、応募者連絡先に関する情報を含み、前記口座振込管理方法は、前記管理コンピュータが、前記振込期限の所定期間前になった場合、振込の完了していない応募者情報を抽出し、前記応募者情報に含まれる応募者連絡先に、振込を促す督促を行なう段階を、さらに含むことを要旨とする。
【0018】
請求項11に記載の発明は、請求項4〜10のいずれか1項に記載の口座振込管理方法において、前記応募者情報には、応募者の所在地に関する情報を含み、前記代理口座データ記憶手段には、代理口座毎に金融機関の実店舗と関連づけられて設定されており、前記第2の段階は、前記応募者の所在地に基づいて実店舗を特定し、この実店舗の代理口座を割り振ることを要旨とする。
【0019】
請求項12に記載の発明は、イベント案内と募集者口座とに関するデータを関連づけて記録した案内データ記憶手段、応募者情報を記録する応募データ記憶手段及びユーザ端末に接続された管理コンピュータを用いて応募に関する振込の管理を行なうプログラムであって、前記管理コンピュータを、前記イベント案内を前記ユーザ端末に提示して、応募者情報の入力を促す第1の手段と、応募に対して振込識別子を割り振った代理口座を前記ユーザ端末に提示し、前記応募者情報に関連づけて前記応募データ記憶手段に記録する第2の手段と、前記振込識別子を用いて代理口座に振込があった場合、前記募集者口座への振替処理を実行する第3の手段、として機能させることを要旨とする。
【0020】
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の口座振込管理プログラムにおいて、前記振込識別子は、応募毎に割り振られた代理口座の識別子であることを要旨とする。
【0021】
請求項14に記載の発明は、請求項12又は13に記載の口座振込管理プログラムにおいて、前記案内データ記憶手段には、前記イベント案内についての募集制限に関するデータがさらに記録され、前記第1の手段は、前記募集制限に達していないイベント案内を前記案内データ記憶手段から抽出して前記ユーザ端末に提示することを要旨とする。
【0022】
請求項15に記載の発明は、請求項12〜14のいずれか1項に記載の口座振込管理プログラムにおいて、前記管理コンピュータは、代理口座と振替先口座に関するデータを記録するための代理口座データ記憶手段にさらに接続されており、前記第2の手段は、前記ユーザ端末から応募があった場合に、前記代理口座データ記憶手段から、振替先口座の関連づけられていない代理口座を取得し、この代理口座に対して、前記応募の対象のイベント案内に関連づけられた募集者口座を振替先口座として前記代理口座データ記憶手段に記録することを要旨とする。
【0023】
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の口座振込管理プログラムにおいて、前記案内データ記憶手段には、募集主体に関するデータがさらに記録され、前記代理口座データ記憶手段への記録は、前記募集主体を前記代理口座の名義人としてさらに記録することを要旨とする。
【0024】
請求項17に記載の発明は、請求項12〜16のいずれか1項に記載の口座振込管理プログラムにおいて、前記口座振込管理プログラムは、管理コンピュータが、前記応募者に前記代理口座に関する情報を提示して前記代理口座への振込を確認させる手段としてさらに機能させることを要旨とする。
【0025】
請求項18に記載の発明は、請求項12〜17のいずれか1項に記載の口座振込管理プログラムにおいて、前記口座振込管理プログラムは、前記管理コンピュータを、前記応募者情報に前記振込完了に関する情報を付加して出力する手段としてさらに機能させることを要旨とする。
【0026】
請求項19に記載の発明は、請求項12〜18のいずれか1項に記載の口座振込管理プログラムにおいて、前記口座振込管理プログラムは、前記管理コンピュータを、前記募集者口座への振替処理を実行した場合、前記振込完了に関する情報を前記募集者情報と関連づけて記録し、前記代理口座と前記募集者口座との関連づけを削除する手段としてさらに機能させることを要旨とする。
【0027】
請求項20に記載の発明は、請求項12〜19のいずれか1項に記載の口座振込管理プログラムにおいて、前記案内データ記憶手段には、前記イベント案内に関しての振込期限に関するデータがさらに記録され、前記口座振込管理プログラムは、前記管理コンピュータを、前記振込期限が終了した場合、前記代理口座と前記募集者口座との関連づけを削除する手段としてさらに機能させることを要旨とする。
【0028】
請求項21に記載の発明は、請求項20に記載の口座振込管理プログラムにおいて、前記応募者情報には、応募者連絡先に関する情報を含み、前記口座振込管理プログラムは、前記管理コンピュータを、前記振込期限の所定期間前になった場合、振込の完了していない応募者情報を抽出し、前記応募者情報に含まれる応募者連絡先に、振込を促す督促を行なう手段としてさらに機能させることを要旨とする。
【0029】
請求項22に記載の発明は、請求項15〜21のいずれか1項に記載の口座振込管理プログラムにおいて、前記応募者情報には、応募者の所在地に関する情報を含み、前記代理口座データ記憶手段には、代理口座毎に金融機関の実店舗と関連づけられて設定されており、前記第2の手段は、前記応募者の所在地に基づいて実店舗を特定し、この実店舗の代理口座を割り振ることを要旨とする。
【0030】
(作用)
請求項1又は12に記載の発明によれば、イベント案内と募集者口座とに関するデータを関連づけて記録した案内データ記憶手段、応募者情報を記録する応募データ記憶手段及びユーザ端末に接続された管理コンピュータを用いて応募に関する振込の管理を行なう。このとき、前記管理コンピュータが、前記イベント案内を前記ユーザ端末に提示して、応募者情報の入力を促す。さらに、前記管理コンピュータは応募に対して振込識別子を割り振った代理口座を前記ユーザ端末に提示し、前記応募者情報に関連づけて前記応募データ記憶手段に記録する。そして、前記振込識別子を用いて代理口座に振込があった場合、前記募集者口座への振替処理を実行する。このため、募集者は振込識別子を用いて振込を行なった応募者を特定でき、その応募者情報を取得することができる。さらに、応募に対して振込先の口座として代理口座を用いるので、募集者自身の口座に関する情報を応募者に提供する必要がない。さらに、代理口座に振込があった場合、募集者口座への振替処理が行なわれるので、募集者は資金の集中管理を行なうことができる。
【0031】
請求項2又は13に記載の発明によれば、前記振込識別子は、応募毎に割り振られた代理口座の識別子である。このため、募集者は代理口座識別子を用いて振込を行なった応募者を特定することができる。
【0032】
請求項3又は14に記載の発明によれば、前記案内データ記憶手段には、前記イベント案内についての募集制限に関するデータがさらに記録される。そして、管理コンピュータが、前記募集制限に達していないイベント案内を前記案内データ記憶手段から抽出して前記ユーザ端末に提示する。通常、イベントには期限や数量制限があるが、利用者は応募可能なイベント案内を用いて効率的に応募を行なうことができる。
【0033】
請求項4又は15に記載の発明によれば、前記管理コンピュータは、代理口座と振替先口座に関するデータを記録した代理口座データ記憶手段にさらに接続されている。そして、前記ユーザ端末から応募があった場合に、管理コンピュータが、前記代理口座データ記憶手段から、振替先口座の関連づけられていない代理口座を取得する。そして、この代理口座に対して、前記応募の対象のイベント案内に関連づけられた募集者口座を振替先口座として前記代理口座データ記憶手段に記録する。このため、いわゆる振込専用口座を代理口座として利用することができる。
【0034】
請求項5又は16に記載の発明によれば、前記案内データ記憶手段には、募集主体に関するデータがさらに記録される。そして、前記代理口座データ記憶手段への記録は、前記募集主体を前記代理口座の名義人としてさらに記録する。このため、応募者は振込先口座の募集主体を確認することができる。
【0035】
請求項6又は17に記載の発明によれば、管理コンピュータが、前記ユーザ端末に前記代理口座に関する情報を出力して、前記代理口座への振込を促す。このため、応募者は代理口座を確認して、より確実に振込処理を行なうことができる。
【0036】
請求項7又は18に記載の発明によれば、前記管理コンピュータが、前記応募者情報に前記振込完了に関する情報を付加して出力する。このため、募集者は応募者情報とともに、振込完了に関する情報に基づき振込状況を把握することができる。
【0037】
請求項8又は19に記載の発明によれば、前記管理コンピュータが、前記募集者口座への振替処理を実行した場合、前記振込完了に関する情報を前記募集者情報と関連づけて記録し、前記代理口座と前記募集者口座との関連づけを削除する。代理口座は募集者口座毎または応募毎に提供することがある。このため、振替処理を完了した場合、代理口座を他の募集や応募に再利用することができる。
【0038】
請求項9又は20に記載の発明によれば、前記案内データ記憶手段には、前記イベント案内に関しての振込期限に関するデータがさらに記録される。そして、前記管理コンピュータが、前記振込期限が終了した場合、前記代理口座と前記募集者口座との関連づけを削除する。このため、振込期限が終了した場合、代理口座を再利用することができる。
【0039】
請求項10又は21に記載の発明によれば、前記応募者情報には、応募者連絡先に関する情報を含む。そして、前記管理コンピュータが、前記振込期限の所定期間前になった場合、振込の完了していない応募者情報を抽出し、前記応募者情報に含まれる応募者連絡先に、振込を促す督促を行なう。応募とは別に後から振込を行なう場合、応募者が振込を失念することがある。このため、振込を失念している募集者に対して注意を喚起することができる。従って、募集者は、より確実に集金を行なうことができる。
【0040】
請求項11又は22に記載の発明によれば、前記応募者情報には、応募者の所在地に関する情報を含む。さらに、前記代理口座データ記憶手段には、代理口座毎に金融機関の実店舗と関連づけられて設定されている。そして、前記管理コンピュータが、前記応募者の所在地に基づいて実店舗を特定し、この実店舗の代理口座を割り振る。このため、応募者は所在地に近い金融機関の実店舗を利用して、効率的に振込処理を行なうことができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜図16に従って説明する。本実施形態では、インターネットを介して提供したイベントの募集案内に関する送金を受け付けるサービスを金融機関が提供する場合に用いる口座振込管理方法及び口座振込管理プログラムとして説明する。ここでは、ウェブページに掲載された募集案内(イベント案内)を見た利用者が、口座振込を利用して応募を行なう場合を想定する。
【0042】
本実施形態では、利用者は、図1に示すように、ユーザ端末としての利用者端末10を用いて各イベントの募集案内を閲覧する。ここでのイベント案内には、商取引を伴う商品販売等のみならず、寄付金を伴う募金案内、香典を伴う葬式案内、お祝い金を集める結婚式案内等のように、広く集金を伴う行事の案内が含まれる。
【0043】
利用者端末10は、ネットワークを介してデータを送信する機能や、受信したデータを表示する機能等を有する利用者のコンピュータ端末である。この利用者端末10は、図示しないCPU、RAM、ROMの他、キーボード、マウス等の入力手段、ディスプレイ等の出力手段、モデム等の通信手段等を有する。
【0044】
また、利用者端末10は、図1に示すように、ネットワークとしてのインターネットIを介して、情報管理システム20に接続されている。情報管理システム20は、利用者に提供する情報や、利用者からの応募を管理に関するための各種データ処理を行なうコンピュータシステムである。この情報管理システム20は、管理コンピュータ21を備えている。
【0045】
この管理コンピュータ21は、利用者端末10や金融機関ホストシステム30との間でのデータ送受信や、各種情報の管理を実行するためのデータの管理処理等を行なう。この管理コンピュータ21は、図示しないCPU、RAM、ROM等を有し、後述する処理(第1の段階、第2の段階、第3の段階等を含む処理)を行なう。そのための口座振込管理プログラムを実行することにより、管理コンピュータ21は、第1の手段、第2の手段、第3の手段等として機能する。
【0046】
さらに情報管理システム20は、案内データ記憶手段としてのウェブページ管理データ記憶部22、振込受付ウェブページデータ記憶部23及び応募データ記憶手段としての利用者データ記憶部24を備えている。
【0047】
ウェブページ管理データ記憶部22には、図2に示すように、本サービスを利用するイベントの振込受付ウェブページを管理するためのウェブページ管理データ220が記録されている。このウェブページ管理データ220は、本サービスを利用しての募集に関する登録申請が行なわれた場合に設定される。ウェブページ管理データ220は、振込受付ウェブページ毎に、ウェブページ識別子、タイトル、募集者氏名、電子メールアドレス、募集制限としてのウェブページ有効期限、募集者口座識別子、振込期限に関するデータを含んで構成される。
【0048】
ウェブページ識別子データ領域には、振込受付ウェブページを特定するための識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、ウェブページ識別子として「001」等の番号が割り振られる。
【0049】
タイトルデータ領域には、振込受付ウェブページに関する募集の内容を特定するためのタイトルに関するデータが記録される。
募集者氏名データ領域には、振込受付ウェブページを提供した募集者(募集主体)の氏名に関するデータが記録される。
【0050】
電子メールアドレスデータ領域には、振込受付ウェブページを提供した募集者の電子メールアドレスに関するデータが記録される。
ウェブページ有効期限データ領域には、振込受付ウェブページを利用者に提供する期限に関するデータが記録される。このウェブページ有効期限はイベント案内についての募集制限として用いられる。
【0051】
募集者口座識別子データ領域には、この金融機関において募集者が有する預金口座(募集者口座)を特定するための識別子に関するデータが記録される。この募集者口座は、振込受付ウェブページを介して行なう募集の最終的な振込先として用いられる。本実施形態では、預金口座識別子データは、募集者口座を特定するために、支店名、預金種目、口座番号に関するデータ等を含んで構成される。
【0052】
振込期限データ領域には、振込受付ウェブページに関する振込の期限を特定するためのデータが記録される。
振込受付ウェブページデータ記憶部23には、図3に示すように、本サービスにおいて用いる振込受付ウェブページに関する振込受付ウェブページデータ230が記録されている。この振込受付ウェブページデータ230は、本サービスに関しての登録申請が行なわれた場合に設定される。振込受付ウェブページデータ230には、振込受付ウェブページ毎に、ウェブページ識別子とともに振込受付ウェブページに表示させる募集案内(イベント案内)に関するデータが記録される。実施形態では、ウェブページ識別子を介して、ウェブページ管理データ記憶部22に記録された募集者口座と、振込受付ウェブページデータ記憶部23に記録された募集案内(イベント案内)とが関連づけられ記録される。
【0053】
利用者データ記憶部24には、図4に示すように、本サービスを利用して応募を行なう利用者の属性(応募者情報)に関する利用者データ240が記録されている。この利用者データ240は、利用者が応募を行なった場合に設定される。利用者データ240は、利用(応募)毎に、利用識別子、ウェブページ識別子、氏名、住所、電子メールアドレス、電話番号及びコメントに関するデータを含んで構成される。さらに、利用者データ240は、代理口座識別子及び振込完了日に関するデータを含んで構成される。
【0054】
利用識別子データ領域には、各応募を特定するための識別子に関するデータが記録される。
ウェブページ識別子データ領域には、応募対象を特定するための識別子として、応募を行なう場合に閲覧した振込受付ウェブページの識別子に関するデータが記録される。
【0055】
氏名データ領域、住所データ領域、電子メールアドレスデータ領域及び電話番号データ領域には、それぞれ応募を行なう利用者の氏名、住所、電子メールアドレス及び電話番号に関するデータが記録される。
【0056】
コメントデータ領域には、応募の際に利用者によってウェブページに入力されたコメント等に関するデータが記録される。
代理口座識別子データ領域には、応募時に利用者毎に割り振られた預金口座を特定するための識別子に関するデータが記録される。この預金口座は、この応募に関する振込を受け付けるための預金口座であり、以下「代理口座」と呼ぶ。本実施形態では、代理口座識別子データは、支店名、預金種目、口座番号に関するデータ等を含んで構成される。
【0057】
振込完了日データ領域には、この代理口座への振込が行なわれた月日に関するデータが記録される。この振込完了日は振込完了に関する情報として用いられ、利用者データ240に振込完了日データが記録されている場合には、振込が完了していることを示す。
【0058】
さらに、情報管理システム20は、図1に示すように金融機関ホストシステム30との間でデータ通信を行なう。この金融機関ホストシステム30は、金融機関の預金口座を管理するコンピュータシステムである。この金融機関ホストシステム30は預金口座の残高の管理、預金口座への入金、預金口座からの出金、振替処理等を管理する。この預金口座の中には、本サービスにおいて代理口座として機能する預金口座も含まれる。このため、金融機関ホストシステム30は、代理口座データ記憶手段としての代理口座データ記憶部31を備えている。
【0059】
代理口座データ記憶部31には、図5に示すように、本サービスに利用される預金口座(代理口座)に関する代理口座データ310が記録されている。この代理口座データ310は、このサービスに供する預金口座が決まった場合に設定される。代理口座データ310は、代理口座毎に、代理口座識別子、口座名義人名称及び振替先口座識別子に関するデータを含んで構成される。
【0060】
代理口座識別子データ領域には、応募に対して割り振った代理口座を特定するための識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、代理口座として、実店舗のないネットワーク上に設けられた支店に設定されたいわゆる振込専用口座を用いる。
【0061】
口座名義人名称データ領域には、この代理口座が割り振られた募集を行なう募集主体を特定するための識別子に関するデータが記録される。
振替先口座識別子データ領域には、この代理口座を割り振られた募集を行なう募集者の預金口座(振替先口座)を特定するための識別子に関するデータが記録される。この預金口座は最終的に金銭が入金される預金口座である。
【0062】
このように口座名義人名称や振替先口座識別子の各データ領域は、この代理口座が割り振られる前は空欄である。そして、この代理口座が割り振られた場合に、それぞれ口座名義人名称や振替先口座識別子に関するデータが記録される。
【0063】
上記のように構成されたシステムにおいて、本サービスを利用して応募、振込を行なう場合の処理手順を説明する。ここで、振込受付ウェブページの登録段階、利用者の応募段階、預金口座への振込段階及び振込集計結果の通知段階の順に説明する。
【0064】
(振込受付ウェブページの登録段階)
まず、振込受付ウェブページの登録段階の処理を説明する。本実施形態では、本サービスを利用して募集を希望する募集者は、振込受付ウェブページの登録を行なう必要がある。この場合、まず、募集者は募集を行なうための募集案内を作成する。この募集案内には、募集の趣旨の他、応募者に関する情報等、募集者が必要とする情報の入力欄を設けておく。この入力欄には、例えば、応募者の氏名、住所、電子メールアドレス、電話番号、コメント等を書き込むための欄が含まれる。そして、この募集案内は振込受付ウェブページに埋め込まれて表示される。
【0065】
次に、募集者はウェブページ登録依頼を、このサービスの提供者である金融機関に提出する。本実施形態では、募集者は募集者端末50からインターネットIを介して、ウェブページ登録依頼を情報管理システム20に送信する。このウェブページ登録依頼には、募集者が作成した募集案内の他、タイトル、募集者氏名、電子メールアドレスに関するデータが含まれる。さらに、このウェブページ登録依頼には、ウェブページ有効期限、最終的な入金先である募集者口座識別子及び振込期限に関するデータを含める。
【0066】
ウェブページ登録依頼を受信した管理コンピュータ21は、この依頼に対してウェブページ識別子を割り振る。そして、管理コンピュータ21は、割り振ったウェブページ識別子とともに、タイトル、募集者氏名、電子メールアドレス、ウェブページ有効期限、募集者預金口座識別子、振込期限に関するデータをウェブページ管理データ記憶部22に記録する。
【0067】
さらに、管理コンピュータ21は、割り振ったウェブページ識別子とともに、募集者端末50から受信した募集案内に関するデータを振込受付ウェブページデータ記憶部23に登録する。これにより、募集案内を含む振込受付ウェブページは提供可能な状態になる。
【0068】
(利用者の応募段階)
次に、利用者が応募を行なう段階の処理について、図6を用いて説明する。まず、利用者は情報管理システム20へのアクセスを行なう。ここでは、まず利用者端末10を用いて、金融機関ウェブページの要求を、インターネットIを介して情報管理システム20に送信する(S1−1)。この要求を受信した管理コンピュータ21は、金融機関ウェブページを、インターネットIを介して利用者端末10に送信する(S1−2)。
【0069】
金融機関ウェブページを受信した利用者端末10のディスプレイには、図10に示す表示画面500が出力される(S1−3)。この表示画面500には、金融機関が利用者に提供する各種情報が掲載されている。この表示画面500には、トピックス表示欄501、金融機関が提供する各種サービスに関するサービス選択ボタン502、各種商品案内を表示させるための商品案内選択ボタン503が含まれる。ここでは、振込受付サービスのサービス選択ボタン502を押す。この場合、利用者端末10は、インターネットIを介して振込受付リストの要求を情報管理システム20に送信する(S1−4)。
【0070】
この振込受付リスト要求を受信した管理コンピュータ21は、振込受付リストの生成を行なう(S1−5)。具体的には、管理コンピュータ21は、ウェブページ管理データ記憶部22からウェブページ有効期限が到来していないウェブページ識別子を抽出する。そして、管理コンピュータ21は、抽出されたウェブページ識別子のタイトルを編集して振込受付リストを生成する。
【0071】
そして、管理コンピュータ21は、生成した振込受付リストを、インターネットIを介して利用者端末10に送信する(S1−6)。
振込受付リストを受信した利用者端末10のディスプレイには図11に示す表示画面510が出力される(S1−7)。この表示画面510には、本サービスの利用可能なイベントに関する選択ボタン511が表示される。ここで、選択ボタン511毎に表示される「001」〜「004」はウェブページ識別子である。表示画面510には、さらに、その他のイベントを表示させるための次候補表示ボタン512とが含まれる。
【0072】
さらに、表示画面510には、キーワード検索を行なうためのキーワード入力欄513及び検索ボタン514が含まれる。検索を希望する文言がキーワード入力欄513に入力され、検索ボタン514が押された場合、利用者端末10はキーワード入力欄513に入力されたキーワードを含む検索指示を情報管理システム20に送信する。そして、管理コンピュータ21は、受信したキーワードを含むウェブページ管理データ220を抽出し、振込受付リストを再生成し、利用者端末10に返信する。
【0073】
ここでは、「002」の「BBさんのイベントチケット」に関する選択ボタン511を押す場合を想定する。この場合、利用者端末10は振込受付ウェブページの要求を、インターネットIを介して情報管理システム20に送信する(S1−8)。この振込受付ウェブページの要求には、選択された振込受付ウェブページを特定するための識別子(ここでは、ウェブページ識別子)に関するデータが含まれる。
【0074】
この要求を受信した管理コンピュータ21は、受信したウェブページ識別子に基づいて振込受付ウェブページデータ記憶部23から振込受付ウェブページを抽出する。そして、管理コンピュータ21は、インターネットIを介して利用者端末10に、抽出した振込受付ウェブページを送信する(S1−9)。
【0075】
振込受付ウェブページを受信した利用者端末10のディスプレイには図12に示す表示画面520が出力される(S1−10)。この表示画面520には、募集者が作成した募集案内521を含む振込受付ウェブページが含まれる。この募集案内521には、イベントに関する詳細内容が含まれる。ここでは、イベントの開催時刻、開催場所及び参加料金に関する情報が含まれる。
【0076】
さらに、募集案内521には、応募者情報を入力するための利用者入力欄522が設けられている。この利用者入力欄522は、募集者が利用者から各種情報を入手するための入力欄である。本実施形態では、利用者の氏名、住所、電子メールアドレス、電話番号及びコメントの入力欄が設定されている。この利用者入力欄522に対して、利用者は、利用者端末10のキーボード等を用いて文字や数字等を入力することができる。
【0077】
また、表示画面520には、イベントに応募するための支払を行なうための選択ボタン(523、524)が表示される。本実施形態では、インターネットバンキングサービスを利用するための選択ボタン523と、インターネットバンキングサービスを利用しない場合の選択ボタン524とを設けている。
【0078】
このイベントに応募する場合には、利用者入力欄522に必要事項を入力し、選択ボタン(523又は524)を押す。この場合、利用者端末10は応募依頼を、インターネットIを介して情報管理システム20に送信する(S2−1)。この応募依頼は、利用者入力欄522に入力された利用者に関するデータを含む。
【0079】
この応募依頼を受信した管理コンピュータ21は、この応募依頼に対して利用識別子を割り振る。そして、管理コンピュータ21は、割り振った利用識別子とともに、受信した利用者に関するデータ(応募者情報)を利用者データ記憶部24に記録する(S2−2)。
【0080】
次に、管理コンピュータ21は、金融機関ホストシステム30に対して、代理口座の割り振りを要求する(S2−3)。この場合、管理コンピュータ21は、利用者が応募を行なったイベントに関するウェブページについての募集者氏名及び募集者口座識別子を、ウェブページ管理データ記憶部22から抽出する。そして、これらのデータを含めた代理口座割当要求を金融機関ホストシステム30に送信する。
【0081】
この代理口座割当要求を受けた金融機関ホストシステム30は、代理口座データ記憶部31から、利用されていない代理口座を抽出する。具体的には、金融機関ホストシステム30は、代理口座データ記憶部31から口座名義人名称データ領域及び振替先口座識別子データ領域が空欄の代理口座データ310を抽出する。そして、金融機関ホストシステム30は、抽出した代理口座データ310に、代理口座割当要求に含まれる募集者氏名及び募集者口座識別子に関するデータを記録する。この場合、代理口座の名義人としては、この募集者氏名が表示されることになる。
【0082】
次に、金融機関ホストシステム30は、割り振った代理口座の識別子(代理口座識別子)を情報管理システム20に提供する(S2−4)。そして、管理コンピュータ21は、提供された代理口座識別子に関するデータを利用者データ記憶部24に利用者データ240として記録する(S2−5)。
【0083】
次に、管理コンピュータ21は、インターネットIを介して利用者端末10に確認ウェブページを送信する(S2−6)。この確認ウェブページには、割り振られた代理口座に関する情報を含める。このウェブページを受信した利用者端末10のディスプレイには、確認画面が出力される(S2−7)。ここで、この確認画面は、利用者が選択した支払方法によって異なる。
【0084】
まず、インターネットバンキングサービスを利用するための選択ボタン523を押した場合について説明する。この場合、利用者端末10のディスプレイには図13に示す表示画面530が出力される。この表示画面530には、振込先表示欄531及び振込金額表示欄532が含まれる。この振込先表示欄531には、金融機関ホストシステム30が割り振った代理口座に関する情報が表示される。また、本実施形態では、振込金額表示欄532には、募集者が募集案内において設定した金額が表示される。
【0085】
さらに、表示画面530には、インターネットバンキングサービスを利用するためのお客様番号及びパスワードの入力欄533が設けられている。ここで、お客様番号及びパスワードは、インターネットバンキングサービスの登録者に、予め提供されたユーザ認証用の識別子である。さらに、この表示画面530には、インターネットバンキングサービスを利用できる状態にするためのログインボタン534が含まれる。
【0086】
次に、インターネットバンキングサービスを利用しない場合の選択ボタン524を押した場合について説明する。この場合、利用者端末10のディスプレイには図14に示す表示画面540が出力される。この表示画面540には、振込先表示欄541及び振込金額表示欄542が含まれる。この振込先表示欄541には、図13の振込先表示欄531と同様に、金融機関ホストシステム30が割り振った代理口座に関する情報が表示される。また、本実施形態では、振込金額表示欄542には募集者が設定した金額が表示される。
【0087】
さらに、表示画面540には、金融機関の窓口や現金自動預け払い機等を利用して振込みを行なう場合の振込期限表示欄543が設けられている。この振込期限表示欄543には、ウェブページ管理データ記憶部22に記録されたウェブページ管理データ220において設定された振込期限が表示される。以上により、利用者が応募を行なう段階の処理を終了する。
【0088】
(預金口座への振込段階)
次に、代理口座への振込段階の処理を、図8に従って説明する。ここでは、まずインターネットバンキングサービスを利用する場合について説明する。図13に示す表示画面530の入力欄533に必要事項を入力し、ログインボタン534を押した場合、利用者端末10はログイン要求を、インターネットIを介して金融機関ホストシステム30に送信する。このログイン要求には、入力欄533に入力されたお客様番号、パスワードに関するデータ、及び代理口座識別子、振込金額に関するデータを含む。
【0089】
ログイン要求を受信した金融機関ホストシステム30は、まずユーザ認証を行なう。具体的には、管理コンピュータ21が、ログイン要求に含まれるお客様番号、パスワードを用いて認証を行なう。ユーザ認証が完了した場合、管理コンピュータ21は、インターネットIを介して利用者端末10に振込確認ウェブページを送信する。このウェブページを受信した利用者端末10のディスプレイには、図15に示す表示画面550が出力される。この表示画面550には、引出口座選択欄551、振込先表示欄552及び振込金額表示欄553が含まれる。引出口座選択欄551には、この利用者が保有する預金口座の一覧が表示され、この預金口座の中から引出口座を選択することができる。振込先表示欄552、振込金額表示欄553には、表示画面530から引き継いだ振込先口座、振込金額が表示される。
【0090】
また、表示画面550には、代理口座への振込を実行するための振込実行ボタン554が含まれる。このように、通常のインターネットバンキングサービスと同様に、利用者が選択した預金口座を用いて振込を依頼することができる。
【0091】
この振込実行ボタン554を押した場合、利用者端末10は、インターネットIを介して、代理口座への振込依頼を金融機関ホストシステム30に送信する(S3−1)。この振込依頼には、引出口座、振込先口座及び振込金額に関するデータが含まれる。
【0092】
振込依頼を受信した金融機関ホストシステム30は代理口座への振込処理を実行する(S3−2)。そして、振込完了後、金融機関ホストシステム30は、振込結果を利用者端末10に対して送信する(S3−3)。この場合、利用者端末10のディスプレイには、図16に示す表示画面560が出力される(S3−4)。この表示画面560には、振込先表示欄561及び振込金額表示欄562が含まれる。この振込先表示欄561には、金融機関ホストシステム30が割り振った代理口座に関する情報が表示される。これにより、利用者は代理口座への振込を完了したことを把握できる。
【0093】
次に、金融機関ホストシステム30は、代理口座に振り込まれた金額を、代理口座から募集者口座への振替処理を行なう(S3−5)。具体的には、金融機関ホストシステム30は代理口座データ記憶部31から、代理口座識別子に関連づけて記録された募集者口座識別子を抽出し、この募集者口座への振替を行なう。
【0094】
さらに、金融機関ホストシステム30は振込結果を情報管理システム20に提供する(S3−6)。この振込結果には、代理口座識別子、募集者口座識別子、振替金額、振込完了月日に関するデータが含まれる。
【0095】
このように代理口座への振込が行なわれ、募集者口座への振替処理が完了した場合、金融機関ホストシステム30は代理口座と募集者口座との関連づけを削除する。具体的には、この応募に関する代理口座データ310の口座名義人名称データ領域及び振替先口座識別子データ領域をリセットして空欄にする。
【0096】
振込結果を受けた管理コンピュータ21は、この振込に関する利用者データ240を抽出し、振込完了日を追加記録する(S3−7)。
以上により、預金口座への振込段階の処理を終了する。ここでは、利用者端末10を用いてインターネットバンキングサービスを利用する場合の処理を説明した。この預金口座への振込段階の処理は、現金自動預入払機等を用いた場合も同様に行なわれる。この場合は、利用者端末10の代わりに現金自動預入払機を用い、通常の振込処理、振替処理が行なわれる。
【0097】
(振込集計結果の通知段階)
次に、振込集計結果の通知段階の処理について、図9を用いて説明する。管理コンピュータ21は、定期的に振込期限の到来した募集があるかどうかを確認する(S4−1)。具体的には、管理コンピュータ21は、振込期限の到来したウェブページ管理データ220があるかどうかを確認する。
【0098】
振込期限の到来した募集がない場合(ステップ(S4−1)において「No」の場合)、この処理を終了する。
振込期限の到来した募集がある場合(ステップ(S4−1)において「Yes」の場合)、この募集に関する利用者データ240を利用者データ記憶部24から抽出する(S4−2)。本実施形態では、管理コンピュータ21は、振込期限の到来したウェブページ管理データ220のウェブページ識別子を含む利用者データ240を、利用者データ記憶部24から抽出する。
【0099】
そして、抽出した利用者データ240を集計して振込集計結果を作成し、インターネットIを介して募集者端末50に送信する。この振込集計結果は応募者情報に前記振込完了に関する情報が付加されている。具体的には、振込集計結果は、振込を完了した応募と振込未完了の応募とを識別できるようにして作成される。さらに、振込集計結果は、振込を行なった利用者に関する情報(氏名、住所、電子メールアドレス、電話番号及びコメント等に関する情報)を含む。以上により、振込集計結果の通知段階の処理についての説明を終了する。
【0100】
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、利用者端末10から応募依頼を受信した場合、管理コンピュータ21は、金融機関ホストシステム30に対して、代理口座の割り振りを要求する。次に、管理コンピュータ21は、インターネットIを介して利用者端末10に確認ウェブページを送信する。この確認ウェブページには、割り振られた代理口座に関する情報を含める。このため、利用者はこの代理口座を利用して振込を行なうことができる。従って、募集者は自身の預金口座を利用者に提示することなく、振込を指示することができる。
【0101】
・ 上記実施形態では、応募毎に代理口座を割り振る。そして、利用者データ記憶部24には、代理口座識別子に関連づけて利用者に関するデータが記録される。このため、この代理口座に振込が行なわれた場合に、各応募(応募者)を特定することができる。具体的には、この代理口座の識別子に基づいて、管理コンピュータ21は利用者データ記憶部24から利用者データ240を抽出することができる。従って、入金された代理口座に基づいて、管理コンピュータ21は振込を行なった利用者の属性を特定することができる。
【0102】
・ 上記実施形態では、金融機関ホストシステム30は、代理口座割当要求を受けた場合に、応募毎に代理口座の割り振りを行なう。このため、応募があった場合のみ代理口座を提供することになり、代理口座を有効に活用することができる。
【0103】
・ 上記実施形態では、代理口座への振込が行なわれ、募集者口座への振替処理が完了した場合、金融機関ホストシステム30は代理口座と募集者口座との関連づけを削除する。このため、振込、振替処理の完了した代理口座を開放して再利用することができる。従って、代理口座を、有効に活用することができる。
【0104】
・ 上記実施形態では、代理口座データ記憶部31には、本サービスに利用される預金口座(代理口座)に関する代理口座データ310が記録されている。この代理口座データ310は、代理口座毎に、代理口座識別子に対して、振込先口座識別子として募集者口座識別子に関するデータが関連づけられて記録されている。このため、金融機関ホストシステム30は、代理口座に振り込まれた金額を、代理口座から募集者口座への振替処理を行なうことができる。
【0105】
・ 上記実施形態では、情報管理システム20は、振込受付ウェブページデータ記憶部23を備えている。この振込受付ウェブページデータ記憶部23には、本サービスにおいて用いる振込受付ウェブページに関する振込受付ウェブページデータ230が記録されている。すなわち、本サービスで利用される振込受付ウェブページには、募集者が作成した募集案内(イベント案内)が埋め込まれる。この募集案内には、募集の趣旨や応募者に関する情報等を入力させるための欄を設けておくことができる。従って、募集者の希望に基づいて、多様な利用者情報を入手することができる。
【0106】
・ 上記実施形態では、ウェブページ管理データ記憶部22には、本サービスを利用するイベントの振込受付ウェブページを管理するためのウェブページ管理データ220が記録されている。このウェブページ管理データ220は、振込受付ウェブページ毎に募集者氏名に関するデータを含んで構成される。そして、この募集者氏名に関するデータは、代理口座割当要求に含めて金融機関ホストシステム30に送信される。この場合、金融機関ホストシステム30は、割り振る代理口座の口座名義人名称として募集者氏名に関するデータを記録する。この結果、図13の表示画面530、図14の表示画面540や図15の表示画面550のように、振込先の口座の名義人として、この募集者(募集主体)の氏名が表示される。これにより、利用者は振込先口座の名義人を確認して、より確実に手続を行なうことができる。
【0107】
・ 上記実施形態では、ウェブページ管理データ記憶部22には、本サービスを利用するイベントの振込受付ウェブページを管理するためのウェブページ管理データ220が記録されている。このウェブページ管理データ220は、振込受付ウェブページ毎に、ウェブページ有効期限に関するデータを含んで構成される。このため、設定されたウェブページ有効期限に基づいて、利用可能な振込受付ウェブページを利用者端末10に提供することができる。
【0108】
・ 上記実施形態では、ウェブページ管理データ記憶部22には、本サービスを利用するイベントの振込受付ウェブページを管理するためのウェブページ管理データ220が記録されている。このウェブページ管理データ220は、振込受付ウェブページ毎に振込期限に関するデータを含んで構成される。このため、管理コンピュータ21は、図14の表示画面540に振込期限を表示し、利用者に周知させることができる。インターネットバンキングサービスを利用しない場合、利用者は別途、現金自動預入払機等を用いて振込手続を行なうことになるが、利用者はその期限を把握することができる。
【0109】
・ 上記実施形態では、管理コンピュータ21は、定期的に振込期限の到来した募集があるかどうかを確認する。そして、振込期限の到来した募集がある場合、この募集に関する利用者データ240を利用者データ記憶部24から抽出する。そして、抽出した利用者データ240を集計して作成した振込集計結果を作成し、インターネットIを介して募集者端末50に送信する。この振込集計結果には、振込を完了した応募と振込未完了の応募を識別できるようにして作成されている。このため、募集者は振込結果を用いて、応募を行なった利用者の一覧することができる。例えば、募集者の預金口座に直接、振込が行なわれた場合、通常、振込者の氏名等に関する情報を入手することができるが、振込者氏名だけでは応募者を具体的に特定できない場合がある。また、香典や結婚祝金の場合、通常、返礼を行なうことが多いが、その贈り先が分らない場合もある。本実施形態では、利用者(応募者)の情報が電子データで利用者データ記憶部24に蓄積され、電子データで募集者に提供されるので、振込を行なった募集者に関する応募者情報を募集者は入手できる。従って、募集者は応募者に対して、応募者に対して、より確実かつ効率的に対応を行なうことができる。
【0110】
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
・ 上記実施形態では、利用者端末10として、利用者のコンピュータ端末を用いる。利用者端末10はこれに限られるものではなく、現金自動預入払機等の公共的な端末であってもよい。
【0111】
・ 上記実施形態では、管理コンピュータ21は、応募依頼毎に金融機関ホストシステム30に対して、代理口座の割り振りを要求する。そして、応募毎に代理口座が付与される。これに代えて、本サービス全体で一つの代理口座を用いてもよい。この場合は、管理コンピュータ21は、応募毎に振込識別子を利用者に付与する。具体的には、管理コンピュータ21は、利用者データ記憶部24に記録された利用者データ240に含まれる「代理口座識別子」の代わりに「振込識別子」に関するデータを記録する。そして、代理口座への振込時には、この振込識別子を用いてもらう。例えば、現金自動預入払機を用いて代理口座に振り込む場合には、利用者に、この振込識別子を入力してもらう。この場合、管理コンピュータ21は、利用者データ記憶部24に記録された振込識別子と照合し、ウェブページ識別子を特定する。そして、管理コンピュータ21は、ウェブページ管理データ記憶部22を用いて募集者口座識別子を特定し、この募集者口座に振替処理を行なう。これによっても、募集者口座に振替を行ない、さらに振込を行なった応募者を特定することができる。そして、応募毎に代理口座を付与する場合と異なり、1つの代理口座で本サービスを実現することができる。
【0112】
・ 上記実施形態では、管理コンピュータ21は、応募依頼毎に金融機関ホストシステム30に対して、代理口座の割り振りを要求する。そして、応募毎に代理口座が付与される。これに代えて、管理コンピュータ21は、募集者口座毎に代理口座を付与してもよい。この場合、上記実施形態と同様に、代理口座データ記憶部31には、代理口座識別子、口座名義人名称及び振替先口座識別子(ここでは、募集者口座識別子)に関するデータを含む代理口座データ310を記録する。そして、管理コンピュータ21は、応募毎に振込識別子を利用者に提供する。具体的には、管理コンピュータ21は、利用者データ記憶部24に記録された利用者データ240に振込識別子に関するデータを含めて記録する。なお、利用者データ240に含まれる「代理口座識別子」には、募集者口座毎に割り振った代理口座の識別子を記録しておく。
【0113】
そして、代理口座への振込時には、この振込識別子を用いてもらう。例えば、現金自動預入払機を用いて代理口座に振り込む場合、利用者に、この振込識別子を入力してもらう。この場合、代理口座データ記憶部31を用いて募集者口座への振替処理が行なわれる。この処理では、募集者口座毎に代理口座が割り振られているので、応募者は、代理口座の口座名義人名称を確認しながら振込を行なうことができる。さらに、振込時に入力された振込識別子を用いて振込を行なった応募者を特定することができる。そして、応募毎に代理口座を付与する場合と異なり、少ない代理口座で本サービスを実現することができる。
【0114】
・ 上記実施形態では、振込金額は、募集案内において募集者が設定する。これに代えて、振込金額は応募者が設定できるようにしてもよい。この場合、図13の表示画面530や図14の表示画面540の振込金額表示欄(532、542)に代えて、応募金額設定欄を設け、応募者が自由に入力できるようにしておく。そして、利用者端末10は、応募依頼に、応募金額設定欄に設定された応募金額に関するデータを含めて送信する。応募依頼を受信した管理コンピュータ21は、利用者データ記憶部24に記録される利用者データ240に、応募金額を併せて記録する。これにより、応募者が自由に金額を設定できる。例えば、募金、香典や結婚祝金の金額は、通常、応募者が設定するが、このように多様なイベントに対しても本発明を利用することができる。
【0115】
・ 上記実施形態では、利用者データ記憶部24には、本サービスを利用して応募を行なう利用者の属性に関する利用者データ240が記録されている。この利用者データ240には、利用(応募)毎に、利用識別子、ウェブページ識別子、氏名、住所、電子メールアドレス、電話番号及びコメントに関するデータを含んで構成される。さらに、利用者データ240は、代理口座識別子及び振込完了日に関するデータを含んで構成される。利用者データ240に含めるデータはこれらに限られるものではない。そして、利用者データ記憶部24に記録されるデータは、募集の設定項目に基づいてウェブページ識別子毎に内容を変更してもよい。これにより、募集者の希望に基づいて多様な情報を収集することができる。
【0116】
・ 上記実施形態では、図12に示す表示画面520には、イベントに応募するための支払を行なうための選択ボタンが表示される。ここでは、インターネットバンキングサービスを利用する場合と、インターネットバンキングサービスを利用しない場合とに分けて処理する。支払方法はこれらに限られるものではなく、いずれか一方であってもよい。
【0117】
・ 上記実施形態では、管理コンピュータ21は、定期的に振込期限の到来した募集があるかどうかを確認する。振込期限の到来した募集がある場合、この募集に関する利用者データ240を利用者データ記憶部24から抽出し、集計して振込結果を作成する。これに代えて、管理コンピュータ21は、振込期限の到来前に、振込の行われていない応募を行なった利用者に対して振込を促す督促を行ない、注意を喚起してもよい。具体的には、まず管理コンピュータ21が、振込期限の所定期間前のイベントをウェブページ管理データ記憶部22から抽出する。そして、このイベントに関連して振込の完了していない利用者データ240を抽出する。そして、利用者データ240に含まれる連絡先に注意を喚起する。インターネットバンキングサービスを利用しない場合、振込を失念する場合があるが、このような振込忘れを抑制することができる。
【0118】
・ 上記実施形態では、ウェブページ管理データ記憶部22には、本サービスを利用するイベントの振込受付ウェブページを管理するためのウェブページ管理データ220が記録されている。このウェブページ管理データ220は、募集制限としてのウェブページ有効期限に関するデータを含んで構成される。そして、このウェブページ有効期限に基づいて利用者に提供する振込受付ウェブページを抽出する。これに代えて、募集制限としての利用者の提供する数量に関する制限を設定してもよい。例えば、本サービスを利用して商品等を販売する場合、販売予定の数量の応募があった場合に、振込受付ウェブページの提供を中止してもよい。これにより、所定数量の応募があった場合や、所定数量の振込があり、提供目標を達成した場合、振込受付ウェブページの提供を中止することにより、効率的に募集を行なうことができる。
【0119】
・ 上記実施形態では、代理口座データ記憶部31には、本サービスに利用される預金口座(代理口座)に関する代理口座データ310が記録されている。そして、この代理口座として、実店舗のないネットワーク上に設けられた支店に設定されたいわゆる振込専用口座を用いる。これに代えて、各地の支店(金融機関の実店舗)において開設され、現在利用されていない預金口座に関するデータを代理口座データ記憶部31に蓄積しておいてもよい。そして、管理コンピュータ21は、利用者データ240に基づいて応募者の住所地域(所在地)を特定し、金融機関ホストシステム30に提供する。この場合、金融機関ホストシステム30は、この住所地域に基づいて預金口座(代理口座)を割り振る。これにより、利用者の近所の支店に開設された口座に振り込むことができる。通常、同一本支店の口座への振込手数料は、他支店への振込手数料に比べ安く設定されている。このため、利用者はこの支店に出向くことにより振込手数料を軽減することができる。
【0120】
・ 上記実施形態では、代理口座への振込が行なわれ、募集者口座への振替処理が完了した場合、金融機関ホストシステム30は代理口座と募集者口座との関連づけを削除する。これに代えて、振込期限が終了した場合、代理口座と募集者口座との関連づけを削除してもよい。これにより、一括して代理口座を開放することができる。従って、代理口座を、効率的に活用することができる。
【0121】
・ 上記実施形態では、金融機関が本サービスを提供する。これに代えて、複数の代理口座を管理する第三者が本サービスを提供してもよい。この場合、募集者から振込のあった代理口座に関する情報を取得し、利用者データ記憶部24に記録された利用者データ240の代理口座識別子とのマッティングを行なう。これにより、振込を行なった利用者を特定するとともに、応募者に利用者の情報を提供することができる。
【0122】
・ 上記実施形態では、情報管理システム20と金融機関ホストシステム30とを分けて設定する。これに限られるものではなく、同じシステムの中に、ウェブページ管理データ記憶部22、振込受付ウェブページデータ記憶部23、利用者データ記憶部24及び代理口座データ記憶部31を備えてもよい。
【0123】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、金融機関に開設された預金口座を利用して、応募に対する集金を効率的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシステム概略図。
【図2】ウェブページ管理データ記憶部に記録されたデータの説明図。
【図3】振込受付ウェブページデータ記憶部に記録されたデータの説明図。
【図4】利用者データ記憶部に記録されたデータの説明図。
【図5】代理口座データ記憶部に記録されたデータの説明図。
【図6】本実施形態の処理手順の説明図。
【図7】本実施形態の処理手順の説明図。
【図8】本実施形態の処理手順の説明図。
【図9】本実施形態の処理手順の説明図。
【図10】利用者端末に表示された表示画面の説明図。
【図11】利用者端末に表示された表示画面の説明図。
【図12】利用者端末に表示された表示画面の説明図。
【図13】利用者端末に表示された表示画面の説明図。
【図14】利用者端末に表示された表示画面の説明図。
【図15】利用者端末に表示された表示画面の説明図。
【図16】利用者端末に表示された表示画面の説明図。
【符号の説明】
10…ユーザ端末としての利用者端末、21…管理コンピュータ、22…案内データ記憶手段としてのウェブページ管理データ記憶部、23…案内データ記憶手段としての振込受付ウェブページデータ記憶部、24…応募データ記憶手段としての利用者データ記憶部、31…代理口座データ記憶手段としての代理口座データ記憶部、521…イベント案内としての募集案内、I…ネットワークとしてのインターネット。
Claims (22)
- イベント案内と募集者口座とに関するデータを関連づけて記録した案内データ記憶手段、応募者情報を記録する応募データ記憶手段及びユーザ端末に接続された管理コンピュータを用いて応募に関する振込の管理を行なう方法であって、
前記管理コンピュータが、
前記イベント案内を前記ユーザ端末に提示して、応募者情報の入力を促す第1の段階と、
応募に対して振込識別子を割り振った代理口座を前記ユーザ端末に提示し、前記応募者情報に関連づけて前記応募データ記憶手段に記録する第2の段階と、
前記振込識別子を用いて代理口座に振込があった場合、前記募集者口座への振替処理を実行する第3の段階と
を含むことを特徴とする口座振込管理方法。 - 前記振込識別子は、応募毎に割り振られた代理口座の識別子であることを特徴とする請求項1に記載の口座振込管理方法。
- 前記案内データ記憶手段には、前記イベント案内についての募集制限に関するデータがさらに記録され、
前記第1の段階は、前記募集制限に達していないイベント案内を前記案内データ記憶手段から抽出して前記ユーザ端末に提示することを特徴とする請求項1又は2に記載の口座振込管理方法。 - 前記管理コンピュータは、代理口座と振替先口座に関するデータを記録するための代理口座データ記憶手段にさらに接続されており、
前記第2の段階は、
前記ユーザ端末から応募があった場合に、前記代理口座データ記憶手段から、振替先口座の関連づけられていない代理口座を取得し、
この代理口座に対して、前記応募の対象のイベント案内に関連づけられた募集者口座を振替先口座として前記代理口座データ記憶手段に記録することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の口座振込管理方法。 - 前記案内データ記憶手段には、募集主体に関するデータがさらに記録され、
前記代理口座データ記憶手段への記録は、前記募集主体を前記代理口座の名義人としてさらに記録することを特徴とする請求項4に記載の口座振込管理方法。 - 前記口座振込管理方法は、
管理コンピュータが、前記応募者に前記代理口座に関する情報を提示して前記代理口座への振込を確認させる段階をさらに含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の口座振込管理方法。 - 前記口座振込管理方法は、
前記管理コンピュータが、前記応募者情報に前記振込完了に関する情報を付加して出力する段階を、さらに含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の口座振込管理方法。 - 前記口座振込管理方法は、
前記管理コンピュータが、
前記募集者口座への振替処理を実行した場合、
前記振込完了に関する情報を前記募集者情報と関連づけて記録し、
前記代理口座と前記募集者口座との関連づけを削除する段階を、さらに含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の口座振込管理方法。 - 前記案内データ記憶手段には、前記イベント案内に関しての振込期限に関するデータがさらに記録され、
前記口座振込管理方法は、
前記管理コンピュータが、前記振込期限が終了した場合、
前記代理口座と前記募集者口座との関連づけを削除する段階を、さらに含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の口座振込管理方法。 - 前記応募者情報には、応募者連絡先に関する情報を含み、
前記口座振込管理方法は、
前記管理コンピュータが、
前記振込期限の所定期間前になった場合、振込の完了していない応募者情報を抽出し、
前記応募者情報に含まれる応募者連絡先に、振込を促す督促を行なう段階を、さらに含むことを特徴とする請求項9のいずれか1項に記載の口座振込管理方法。 - 前記応募者情報には、応募者の所在地に関する情報を含み、
前記代理口座データ記憶手段には、代理口座毎に金融機関の実店舗と関連づけられて設定されており、
前記第2の段階は、
前記応募者の所在地に基づいて実店舗を特定し、この実店舗の代理口座を割り振ることを特徴とする請求項4〜10のいずれか1項に記載の口座振込管理方法。 - イベント案内と募集者口座とに関するデータを関連づけて記録した案内データ記憶手段、応募者情報を記録する応募データ記憶手段及びユーザ端末に接続された管理コンピュータを用いて応募に関する振込の管理を行なうプログラムであって、
前記管理コンピュータを、
前記イベント案内を前記ユーザ端末に提示して、応募者情報の入力を促す第1の手段と、
応募に対して振込識別子を割り振った代理口座を前記ユーザ端末に提示し、前記応募者情報に関連づけて前記応募データ記憶手段に記録する第2の手段と、
前記振込識別子を用いて代理口座に振込があった場合、前記募集者口座への振替処理を実行する第3の手段、
として機能させることを特徴とする口座振込管理プログラム。 - 前記振込識別子は、応募毎に割り振られた代理口座の識別子であることを特徴とする請求項12に記載の口座振込管理プログラム。
- 前記案内データ記憶手段には、前記イベント案内についての募集制限に関するデータがさらに記録され、
前記第1の手段は、前記募集制限に達していないイベント案内を前記案内データ記憶手段から抽出して前記ユーザ端末に提示することを特徴とする請求項12又は13に記載の口座振込管理プログラム。 - 前記管理コンピュータは、代理口座と振替先口座に関するデータを記録するための代理口座データ記憶手段にさらに接続されており、
前記第2の手段は、
前記ユーザ端末から応募があった場合に、前記代理口座データ記憶手段から、振替先口座の関連づけられていない代理口座を取得し、
この代理口座に対して、前記応募の対象のイベント案内に関連づけられた募集者口座を振替先口座として前記代理口座データ記憶手段に記録することを特徴とする請求項12〜14のいずれか1項に記載の口座振込管理プログラム。 - 前記案内データ記憶手段には、募集主体に関するデータがさらに記録され、
前記代理口座データ記憶手段への記録は、前記募集主体を前記代理口座の名義人としてさらに記録することを特徴とする請求項15に記載の口座振込管理プログラム。 - 前記口座振込管理プログラムは、
管理コンピュータが、前記応募者に前記代理口座に関する情報を提示して前記代理口座への振込を確認させる手段としてさらに機能させることを特徴とする請求項12〜16のいずれか1項に記載の口座振込管理プログラム。 - 前記口座振込管理プログラムは、
前記管理コンピュータを、前記応募者情報に前記振込完了に関する情報を付加して出力する手段としてさらに機能させることを特徴とする請求項12〜17のいずれか1項に記載の口座振込管理プログラム。 - 前記口座振込管理プログラムは、
前記管理コンピュータを、
前記募集者口座への振替処理を実行した場合、
前記振込完了に関する情報を前記募集者情報と関連づけて記録し、
前記代理口座と前記募集者口座との関連づけを削除する手段としてさらに機能させることを特徴とする請求項12〜18のいずれか1項に記載の口座振込管理プログラム。 - 前記案内データ記憶手段には、前記イベント案内に関しての振込期限に関するデータがさらに記録され、
前記口座振込管理プログラムは、
前記管理コンピュータを、前記振込期限が終了した場合、
前記代理口座と前記募集者口座との関連づけを削除する手段としてさらに機能させることを特徴とする請求項12〜19のいずれか1項に記載の口座振込管理プログラム。 - 前記応募者情報には、応募者連絡先に関する情報を含み、
前記口座振込管理プログラムは、
前記管理コンピュータを、
前記振込期限の所定期間前になった場合、振込の完了していない応募者情報を抽出し、
前記応募者情報に含まれる応募者連絡先に、振込を促す督促を行なう手段としてさらに機能させることを特徴とする請求項20に記載の口座振込管理プログラム。 - 前記応募者情報には、応募者の所在地に関する情報を含み、
前記代理口座データ記憶手段には、代理口座毎に金融機関の実店舗と関連づけられて設定されており、
前記第2の手段は、
前記応募者の所在地に基づいて実店舗を特定し、この実店舗の代理口座を割り振ることを特徴とする請求項15〜21のいずれか1項に記載の口座振込管理プログラム。
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JP2010218429A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-09-30 | Hirosumi Dobashi | 募金による社会貢献証明サービス提供サーバ及び提供方法 |
JP2019114063A (ja) * | 2017-12-25 | 2019-07-11 | 株式会社日本総合研究所 | 振込処理装置、振込処理方法、およびプログラム |
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2003
- 2003-03-12 JP JP2003067084A patent/JP4476555B2/ja not_active Expired - Lifetime
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