JP2004279918A - 電子写真感光体の塗工方法および塗工装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上下の基体支持具9で円筒状基体2の両端を支持し、塗工桶5と円筒状基体2とを相対移動することにより電子写真感光体を塗工する塗工方法において、前記塗工桶5は、塗工前待機時においても、その中に塗工液を溜めた状態である電子写真感光体の塗工方法。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真感光体の塗工方法及び装置に関するものである。詳しくは、塗工桶を移動することにより電子写真用感光体を塗工する塗工方法、塗工装置に関する。さらに詳しくは、小型な塗布装置にて塗膜を形成する塗工方法、塗工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
感光基体の周面に感光体材料を塗布して製造する技術は従来から知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−29760号公報
【特許文献2】
特開平10−80656号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
電子写真感光体は、感光基体の周面に感光体材料を塗布して製造される。そして、その塗布方法としては、通常、感光体材料の塗布液(塗工液)を収容した容器(塗工槽)と基体とを相対移動させて基体を塗布液中に浸漬させたのち引上げるディッピング方式が採用される。
【0005】
しかし、ディッピング方式では塗液中に基体を浸漬しなければならないため、装置が大型となり塗液も多量に必要となる。また、円筒状基体の上端側に対し下端側が浸漬時間に関して長くなることによる塗工部の再溶解といった問題も生じる。
【0006】
とくに下地層を溶解可能な溶媒を用いた塗布液を塗工するさいに大きな問題である。このため、装置の小型化、および塗布液の少量化手段として塗工桶を移動することにより基体の浸漬時間を短くし円筒状基体の上端から下端に均一時間で液中浸漬できる、いわゆるリングコーティング法が知られている。
【0007】
しかし、現在カラー化により高感度かつ高解像度が得られるための均一な膜厚の感光体が求められているが、特許文献1に示した塗布液供給量で膜厚を形成する方式や、特許文献2に示した塗布液掻き取り部で膜厚を形成する方式では、ポンプの脈動や、塗布液掻き取りのギャップ変動等で膜厚が変動するという問題がある。
【0008】
また、機構の複雑化により設備が大掛かりとなるとともに、上記リングコーティング法では、塗工待機時に塗布液が、塗工桶内より漏れてしまうことを防ぐため、塗布液の供給停止もしくは、塗布液面を下げる等の必要が発生する。
【0009】
このため、供給停止もしくは、塗布液面を下げる等を行なったとしても、塗工桶内に微量に残った塗布液が乾燥することにより液カスが発生したり、フィラー等が含まれた分散液のさいには、塗工桶内で分散液が沈降したりして、これが塗工時に円筒状基体に付着し異物欠陥になるという問題がある。
【0010】
そこで本発明の目的は、上記の問題点を解決するために、液カスの発生に起因した品質不良を減少し、生産性の向上によってディッピング法と同等以上の良好な塗膜を形成する電子写真感光体の塗工方法および塗工装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明では、上下の基体支持具で円筒状基体の両端を支持し、塗工桶と円筒状基体とを相対移動することにより電子写真感光体を塗工する塗工方法において、前記塗工桶は、塗工前待機時においても、その中に塗工液を溜めた状態である電子写真感光体の塗工方法を最も主要な特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明では、前記待機状態で、塗工液を循環している請求項1記載の電子写真感光体の塗工方法を主要な特徴とする。
【0013】
請求項3記載の発明では、前記塗工桶を前記円筒状基体に対し相対的に移動して塗膜を形成し、塗膜形成後の前記円筒状基体を次工程に排出する請求項1または2に記載の電子写真感光体の塗工方法を主要な特徴とする。
【0014】
請求項4記載の発明では、前記塗膜形成後、前記円筒状基体上方を支持していた前記基体支持具を前記円筒状基体から外してから基体支持具移載機構にて前記円筒状基体下方を支持するように下方に移載させ、前記円筒状基体下方を支持していた前記基体支持具を、前記塗工桶に具備された状態で上方に移載させ、前記基体支持具の上下を入れ換える請求項3記載の電子写真感光体の塗工方法を主要な特徴とする。
【0015】
請求項5記載の発明では、前記基体支持具によって円筒状基体の上方を固定するさいに、前記基体支持具の段付細部を前記円筒状基体内面に挿入し固定する請求項1ないし4のいずれか1項記載の電子写真感光体の塗工方法を主要な特徴とする。
【0016】
請求項6記載の発明では、前記円筒状基体上方を支持していた前記基体支持具を、前記円筒状基体から外してから前記基体支持具移載機構にて前記円筒状基体下方を支持するように下方に移載させ、前記円筒状基体下方を支持していた前記基体支持具を、前記塗工桶に具備された状態で上方に移載させ、前記基体支持具の上下を入れ換える間に、基体支持具洗浄装置によって前記基体支持具に付着した塗工液の除去を行う電子写真感光体の塗工方法を主要な特徴とする。
【0017】
請求項7記載の発明では、前記基体支持具を3個以上使用し、2個の前記基体支持具を使用して前記円筒状基体の上下を支持し塗膜形成を行う間に、残りの前記基体支持具を前記基体支持具洗浄装置によって前記基体支持具に付着した塗工液の除去を行うか若しくは待機状態として3個以上の前記基体支持具を使い回す電子写真感光体の塗工方法を主要な特徴とする。
【0018】
請求項8記載の発明では、上下の基体支持具で円筒状基体の両端を支持し、塗工桶と円筒状基体とを相対移動することにより電子写真感光体を塗工する電子写真感光体の塗工装置において、前記塗工桶は、塗工前待機時においても、その中に塗工液を溜めた状態である電子写真感光体の塗工装置を最も主要な特徴とする。
【0019】
請求項9記載の発明では、前記塗工桶内部には、前記円筒状基体が挿入されるための円形開口部が設けられているシール部材と、塗工液面高さ調整用のオーバーフロー壁が設けられている請求項8記載の電子写真感光体の塗工装置を主要な特徴とする。
【0020】
請求項10記載の発明では、基体支持具洗浄装置が設けられている請求項8または9のいずれか1項記載の電子写真感光体の塗工装置を主要な特徴とする。
【0021】
請求項11記載の発明では、前記基体支持具は、上部および下部が段付構造となっている請求項8ないし10のいずれか1項記載の電子写真感光体の塗工装置を主要な特徴とする。
【0022】
請求項12記載の発明では、前記基体支持具の上部および下部段付細部の外径は前記円筒状基体内径に対し−0.5mm以下の寸法公差であり、前記円筒状基体内面に挿入し前記円筒状基体を保持する請求項11記載の電子写真感光体の塗工装置を主要な特徴とする。
【0023】
請求項13記載の発明では、前記基体支持具の段付太部の外径は前記円筒状基体の外径外形に対し±0.5mm以下の寸法公差である請求項11または12のいずれか1項記載の電子写真感光体の塗工装置を主要な特徴とする。
【0024】
請求項14記載の発明では、前記基体支持具は、アース処理が施されている請求項8ないし13のいずれか1項記載の電子写真感光体の塗工装置を主要な特徴とする。
【0025】
請求項15記載の発明では、前記塗工桶の表面は、導電性表面処理を施してある請求項8ないし14のいずれか1項記載の電子写真感光体の塗工装置を主要な特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明による塗工装置全体を示す概略図である。図において塗工装置は基台1、およびこの基台1上に筒状空間を形成する壁部材2から構成される。塗工液はタンク3からポンプ4により筒状空間Aの上部に配置される塗工桶5に送られる。
【0027】
筒状空間A内には壁部材2に沿ってボールネジ6が配置されモータ7によって駆動可能になっている。図においてボールネジ6と反対の側には円筒状基体8を上下で支持する基体支持具9を備えている。この場合に円筒状基体8は上下の基体支持具9の間に挟まれる。
【0028】
上方の基体支持具9は基体支持具移載機10と連係し、下方の基体支持具9は基台1上の基体支持具載置台11に載っている。基台1と基体支持具載置台11との間には反転機構12が配置されている。
【0029】
タンク3と塗工桶5の間はバルブ13を介して供給配管14と、そして回収配管15で接続されている。図中、符号16は基体支持具9を洗浄するための洗浄機構である。
【0030】
円筒状基体8は固定されたまま、塗工桶5がモータ7により上下することで塗工され電子写真感光体が形成される。
【0031】
図2は本発明による塗工装置の塗工桶を示す拡大図である。塗工桶5内には塗工液17が、シール部材18と、塗工中は円筒状基体8と、そして待機中は基体支持具9とで密封され、塗工桶5内に常に塗工液を満たしかつ循環できる構造となり塗工液の乾きによる液カスが発生しない。塗工桶5の表面には導電性処理が施されている。
【0032】
シール部材18は円筒状基体を挿入するための円径開口18aを備え、そして使用塗工液の溶媒に耐え得ることが可能なフッ素樹脂もしくはフッ素ゴムからなるのが好ましい。塗工液17は、ポンプにより塗工桶内で循環している。塗工桶5内にオーバーフロー壁19を設けており、余分な塗工液17だけ溢れて常に新鮮な塗工液17が維持され、かつ塗工液面を一定に保つことができる。
【0033】
こういった循環がなされていないと、塗工液17が停滞して液カス発生の原因となりやすい。塗工液が蒸発しないように、蓋20がされている。オーバーフロー壁19のオーバーフロー面21を超えて溢れ出た塗工液17は排出される。
【0034】
図3は本発明による塗工装置の基体支持具移載機の基体把持機構を示す概略図である。図3において基体支持具9の上部および下部段付細部9aの外径は円筒状基体8の内径に対し−0.5mm以下の寸法公差であり、円筒状基体8の内面に挿入して円筒状基体8を保持することにより、ガタツキなくスムーズに円筒状基体8の支持固定ができる。
【0035】
基体支持具9の段付太部9bの外径は円筒状基体8の外径に対し±0.5mm以下の寸法公差であることにより、円筒状基体8の外周面と、基体支持具9の太部9bの外周面との段差が小さくなり、塗工桶5が下降し、シール部材18が基体支持具9と円筒状基体8との継ぎ目を液漏れなど無く滑らかに通過ができる。
【0036】
図4は本発明による塗工装置の実施の形態の動作を示す概略図である。この図は円筒状基体8の供給を待機している状態であり、この状態で、塗工桶5とタンク3間で塗工液(塗布液)を循環する。
【0037】
図5は本発明による塗工装置の実施の形態の動作を示す概略図である。この図の段階において円筒状基体8を、下方の基体支持具9の上側段付細部9aに挿入する。
【0038】
図6は本発明による塗工装置の実施の形態の動作を示す概略図である。この図において上方の基体支持具9の下側段付細部9a(図3参照)を円筒状基体8に挿入し、上下の基体支持具9で挟み込むことにより円筒状基体8を固定する。なお、上方の基体支持具9を円筒状基体8に挿入するさい、塗工桶5も同期して下降する。
【0039】
図7は本発明による塗工装置の実施の形態の動作を示す概略図である。図8は本発明による塗工装置の実施の形態の動作を示す概略図である。図9は本発明による塗工装置の実施の形態の動作を示す概略図である。図10は本発明による塗工装置の実施の形態の動作を示す概略図である。図7ないし図10において、想定塗布膜厚に見合った速度で塗工桶5を塗布液面が円筒状基体8の下方を固定する基体支持具9に達するまで下降させ、塗膜形成を行う。
【0040】
図11は本発明による塗工装置の実施の形態の動作を示す概略図である。図12は本発明による塗工装置の実施の形態の動作を示す概略図である。図11および図12において、円筒状基体8の上端を固定していた上側の基体支持具9を上昇させて外し、塗布完了した円筒状基体8を次工程に排出する。
【0041】
図13は本発明による塗工装置の実施の形態の洗浄動作を示す概略図である。図14は本発明による塗工装置の実施の形態の洗浄動作を示す概略図である。図15は発明による塗工装置の実施の形態の洗浄動作を示す概略図である。図16は発明による塗工装置の実施の形態の洗浄動作を示す概略図である。図17は発明による塗工装置の実施の形態の洗浄動作を示す概略図である。
【0042】
図13ないし図17において、円筒状基体8の上端を固定していた上側の基体支持具9を外した後、基体支持具洗浄機構16にて洗浄を行い基体支持具移載機10にて円筒状基体8下方を保持するように、下方に移載させる。
【0043】
図18は本発明による塗工装置の実施の形態の洗浄動作を示す概略図である。図19は本発明による塗工装置の実施の形態の洗浄動作を示す概略図である。図20は本発明による塗工装置の実施の形態の洗浄動作を示す概略図である。図21は本発明による塗工装置の実施の形態の洗浄動作を示す概略図である。
【0044】
図18ないし図21において、円筒状基体8の下端を固定していた下側の基体支持具9を塗工桶5と同時に上方に移動する。この動作により基体支持具9の上下を入れ換える。
【0045】
上記記載の塗工装置は、本発明による塗工装置の1つの実施の形態でありこれに限るものではない。
【0046】
上記記載の塗工装置は、円筒状基体8が固定された状態で塗工桶5を下降させることにより塗膜を形成するが、塗工桶5が固定された状態で円筒状基体8を上昇させることにより塗膜を形成する方式でも良い。
【0047】
上記記載の塗工装置は、塗工桶5とタンク3間で塗布液を常に循環させているが、待機中や塗工中に停止させる方式でも良い。
【0048】
上記記載の塗工装置は、基体支持具9を2つ使用し、上下を入れ換えて行っているが3つ以上使用し、塗工のさいに円筒状基体8を固定するための2つ以外を、基体支持具洗浄機構16で洗浄を行うことにより、塗工時間と基体支持具9の洗浄時間をオーバーラップさせ、3つ以上の基体支持具9を順々に使用して塗工タクトを短縮しても良い。
【0049】
上記記載の塗工装置のシール部材18(図2)は、円筒状基体8とシール部材18とが接触し、塗布液(塗工液)17の漏れをシールしているが、円筒状基体8の外径より微小に大きい開口を持たせ非接触とし、塗布液17の表面張力等で漏れを密封する方式としても良い。
【0050】
基体支持具9は、アース処理が施されていることで、安全性が向上する。アース処理は基体支持具9表面を導電性樹脂材料、例えば塗布液17の溶媒に耐え得ることが可能な導電性フッ素樹脂、導電性表面処理を施した金属であるか、基体支持具9に、アース板(図示せず)が取り付けられ円筒状基体8に接地することなどによる。
【0051】
アース板が取り付けられた基体支持具9に用いられる材質は、アルミニウム、ステンレス、鉄にタフラム処理、カニフロンメッキ等を施してある、もしくは使用塗工液の溶媒に耐え得ることが可能なフッ素樹脂であれば好ましい。
【0052】
塗工桶5の表面は、導電性表面処理を施してあることが好ましい。塗工液の溶媒に耐え得ることが可能な導電性フッ素樹脂が好ましい。例えば、アルミニウム、ステンレス、鉄に少なくとも接液部にカニフロンメッキ、タフラム処理、導電性フッ素コーティングを施してあるものである。
【0053】
本発明に用いられる円筒状基体8としては、アルミニウム、銅、鉄、亜鉛、ニッケルなどの金属のドラムおよびシート、紙、プラスチックまたはガラス上にアルミニウム、銅、金、銀、白金、パラジウム、チタン、ニッケル−クロム、ステンレス、銅−インジウムなどの金属を蒸着するか、酸化インジウム、酸化錫などの導電性金属酸化物を蒸着したものが用いられる。
【0054】
また、金属箔をラミネートするか、またはカーボンブラック、酸化インジウム、酸化錫−酸化アンチモン粉、金属粉、ヨウ化銅などを結着樹脂に分散し、塗布することによっても導電処理したドラム状、シート状、プレート状のものなど、公知の材料を用いることができるが、本発明はこれらに限定されるものではない。さらに、必要に応じて導電性支持体の表面は、画質に影響のない範囲で各種の処理を行うことができる。例えば、表面の酸化処理、薬品処理、着色処理等を行うことができる。
【0055】
さらに、導電性支持体と電荷発生層の間にさらに下引き層を設けることができるが、この下引き層は帯電時において、積層構造からなる感光層における導電性支持体から感光層への電荷の注入を阻止するとともに、感光層を導電性支持体に対して一体的に接着保持せしめる接着層としての作用、或いは導電性支持体からの反射光の防止作用等を示す。
【0056】
この下引き層に用いる樹脂は、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、水溶性ポリエステル、ニトロセルロースまたはカゼイン、ゼラチンなど公知な樹脂を用いることができるが、これらに限定されるものではない。
【0057】
また、下引き層の厚みは0.01〜10μm、好ましくは0.3〜7μmが適当である。電荷発生層(キャリア発生層)は例えばモノアゾ色素、ジスアゾ色素、トリスアゾ色素などのアゾ系色素、ペリレン酸無水物、ペリレン酸イミドなどのペリレン系色素、インジゴ、チオインジゴなどのインジゴ系色素、アンスラキノン、ピレンキノン及びフラパンスロン類などの多環キノン類を使用することができる。
【0058】
さらに、キナグリドン系色素、ビスベンゾイミダゾール系色素、インダスロン系色素、スクエアリリウム系色素、金属フタロシアニン、無金属フタロシアニンなどのフタロシアニン系顔料、ピリリウム塩色素、チアピリリウム塩色素とポリカーボネートから形成される共晶錯体等、公知各種の電荷発生物質(キャリア発生物質)を適当なバインダ樹脂および必要により電荷輸送物質(キャリア輸送物質)と共に溶媒中に溶解或いは分散し、塗布液とする。
【0059】
電荷発生物質を樹脂中に分散させる方法としてはボールミル分散法、アトライター分散法、サンドミル分散法などを用いることができる。このさい、電荷発生物質は、体積平均粒径で5μm以下、好ましくは2μm以下、最適には0.5μm以下の粒子サイズにすることが有効である。本発明で用いる電荷発生層の膜厚は、一般的には0.1〜5μm、好ましくは0.2〜2μmが適当である。
【0060】
本発明の電子写真感光体における電荷輸送層は、電荷輸送物質を適当なバインダ中に含有させて形成される。電荷輸送物質としては、2,5−ビス(p−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジアゾールなどのオキサジアゾール誘導体、1,3,5−トリフェニル−ピラゾリン、1−〔ピリジル−(2)〕−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリンなどのピラゾリン誘導体、トリフェニルアミン、スチリルトリフェニルアミン、ジベンジルアニリンなどの芳香族、第3級アミノ化合物、N,N′−ジフェニル−N,N′−ビス(3−メチルフェニル)−1,1−ビフェニル−4,4′−ジアミンなどの芳香族第3級ジアミノ化合物を使用することができる。
【0061】
また、3−(4′−ジメチルアミノフェニル)−5,6−ジ−(4′−メトキシフェニル)−1,2,4−トリアジンなどの1,2,4−トリアジン誘導体、4−ジエチルアミノベンズアルデヒド−1,1−ジフェニルヒドラゾンなどのヒドラゾン誘導体、2−フェニル−4−スチリル−キンゾリンなどのキナゾリン誘導体、6−ヒドロキシ−2,3−ジ(p−メトキシフェニル)−ベンゾフランなどのベンゾフラン誘導体、p−(2,2−ジフェニルビニル)−N、N−ジフェニルアニリンなどのα−スチルベン誘導体を使用することができる。
【0062】
さらに、雑誌「イメージング・サイエンス(“Journal of Imaging Science”)」、29:7〜10(1985)に記載されているエナミン誘導体、N−エチルカルバゾールなどのカルバゾール誘導体、ポリ−N−ビニルカルバゾールなどのポリ−N−ビニルカルバゾールおよびその誘導体、ポリ−γ−カルバゾリルエチルグルタナートおよびその誘導体を使用することができる。
【0063】
さらには、ピレン、ポリビニルピレン、ポリビニルアントラセン、ポリビニルアクリジン、ポリ−9−ビフェニルアントラセン、ピレン−ホルムアルデヒド樹脂、エチルカルバゾールホルムアルデヒド樹脂などの公知の電荷輸送物質を用いることができるが、これらに限定されるものではない。また、これらの電荷輸送物質は単独或いは2種以上混合して用いることができる。
【0064】
さらに、電荷輸送層における結着樹脂としては、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、ブチレン−ブタジエン共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、シリコーン樹脂、シリコーン−アルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、スチレン−アルキッド樹脂、ポリ−Nビニルカルバゾールなどの公知の樹脂を用いることができるが、これらに限定されるものではない。
【0065】
また、これらの結着樹脂は単独或いは2種以上混合して用いることができる。電荷輸送材料と結着樹脂との配合比(重量比)は10:1〜1:5が好ましい。本発明で用いる電荷輸送層の膜厚は一般的には5〜50μm、好ましくは10〜30μmが適当である。その他本発明の電子写真感光体においては、保護層として上記電荷輸送層の上に電荷輸送物質と顔料を適当なバインダ中に含有させて形成される。顔料としては、アルミナ、酸化チタン等の無機顔料の他、有機顔料を使用しても良い。
【0066】
全固形分中の顔料の重量配合率は5〜30%が好ましい。厚みは一般的には2〜10μm、好ましくは4〜8μmが適当である。なお、保護層は使われる複写機、プリンタによっては設ける必要が無い場合もある。
【0067】
下記に各液の処方を明記し、その液での実施例を挙げて本発明を詳細に説明する。これらは、本発明の一態様に過ぎずこれらにより本発明の技術的範囲が定められるものではない。
【0068】
1.下引き層塗布液の形成
以下の材料を分散して下引き層塗布液を調合した。
メラミン樹脂 5重量部
酸化チタン 20重量部
シクロヘキサノン 35重量部
メチルエチルケトン 35重量部
【0069】
2.電荷発生層塗布液の作成
構造式1に示す電荷発生剤 1重量部
ポリビニルブチラール 0.5重量部
シクロヘキサノン 40重量部
メチルエチルケトン 60重量部
ボールミル分散後、シクロヘキサノンとメチルエチルケトンを加えて電荷発生層塗布液とした。
【0070】
3.電荷輸送層塗布液の作成
構造式2に示す電荷輸送剤 4重量部
ポリカーボネート 6重量部
シクロヘキサノン 45重量部
テトラヒドロフラン 45重量部
シリコンオイル 0.001重量部
を溶解して電荷輸送層塗布液を調合した。
【0071】
4.保護層液の作成
構造式2に示す電荷輸送剤 2重量部
アルミナ 2重量部
ポリカーボネート 2重量部
シクロヘキサノン 20重量部
テトラヒドロフラン 65重量部
ボールミル分散後、シクロヘキサノンとテトラヒドロフランを加えて保護層塗布液とした。
【0072】
【化1】
【0073】
【化2】
【0074】
外径30mm、長さ340mmのアルミニウム製の円筒状基体に、上で調合した下引き層(UL)塗布液を塗布し、110℃で15分間乾燥して、厚さ5μmの下引き層を形成した。
【0075】
次にこの上に電荷発生層(CGL)、電荷輸送層(CTL)、保護層を塗布・乾燥し積層感光体試料を作成した。なお電荷発生層は乾燥膜厚0.2μm、電荷輸送層は23μm、保護層は5μmになるような条件で行った。
【0076】
実施例1
図1の塗工装置において、100本連続で生産し、1タクトごとに1分の待機状態をおき、この待機時に桶内で塗布液を循環しUL、CGL、CTL、保護層を形成し感光体を作製した。以下の実施例および比較例も含め、自社製のデジタル複写機での画像を評価した結果を以下に示す。
【0077】
比較例1:実施例1において保護層の塗工のみ待機時に塗布液の循環を停止した。
【0078】
比較例2:実施例1において保護層の塗工のみ待機時に塗布液を塗工桶より一端抜いて塗工した。
【0079】
<結果3>
実施例1:塗工桶内に塗布液の顔料等の沈降、液粘度のよどみの発生を生じず、100本とも同等の品質が得られた。→○
【0080】
比較例2:塗工桶内に塗布液のフィラーの沈降発生がみられ、80本程度以降に円筒状基体の部分的にフィラーの凝集物の付着、液粘度のよどみの発生による膜厚のバラツキがみられる製品が発生し、画像に影響がでた。→×
【0081】
比較例3:桶内に塗布液のフィラーの沈降および液カスの発生がみられ、30本程度以降に円筒状基体の部分的にフィラーの凝集物の付着、液カスの付着、液粘度のよどみの発生による膜厚のバラツキがみられる製品が発生し、画像に影響がでた。→×
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によれば、塗工時、待機時ともに塗工桶内に塗工液を満たした状態の塗工方法を用いることにより塗工桶内での液カス、フィラー凝集、液粘度のバラツキ等の発生を抑制可能となり、また、塗工液を循環することで効果が高い。および可能な塗工装置を用いることにより塗工桶内での液カス、フィラー凝集、液粘度のバラツキ等の発生を抑制可能となり、また、塗布液を循環することで効果が高い。
【0083】
請求項2によれば、塗工液は待機中でも循環しているので塗工桶内での液カス、沈降を防止できる。
【0084】
請求項3によれば、塗膜形成後、円筒上基体は塗工装置から排出されるので、円筒上基体の下端側で親戚時間が長くなり塗工部の再溶解を生じる恐れがない。
【0085】
請求項4によれば、基体支持具を入れ換えながら塗工を行うので、塗工桶内での液カス、沈降を防止できる。
【0086】
請求項5によれば、基体支持具の段付細部を円筒状基体内面に挿入し固定するので、塗工作業が安定し、優れた特性を有し、良好な画像が得られる感光体を製造することができる。
【0087】
請求項6によれば、基体支持具の上下を入れ換える間に、基体支持具洗浄装置によって前記基体支持具に付着した塗工液の除去を行うので、作業時間の短縮が可能となる。
【0088】
請求項7によれば、基体支持具の上下を入れ換える間に、基体支持具洗浄装置によって前記基体支持具に付着した塗工液の除去を行うので、作業時間の短縮が可能となる。
【0089】
請求項8によれば、塗工桶内での液カス、フィラー凝集、液粘度のバラツキ等の発生を抑制可能となり、また、塗工液を循環することで効果が高い。
【0090】
請求項9によれば、塗工液を一定に保持することが可能となる。
【0091】
請求項10によれば、基体支持具洗浄装置によって前記基体支持具に付着した塗工液の除去を行うので、作業時間の短縮が可能となる。
【0092】
請求項11によれば、基体支持具の段付細部を円筒状基体内面に挿入し固定するので、塗工作業が安定し、優れた特性を有し、良好な画像が得られる感光体を製造することができる。
【0093】
請求項12によれば、基体支持具の段付細部を円筒状基体内面に挿入し固定するので、塗工作業が安定し、優れた特性を有し、良好な画像が得られる感光体を製造することができる。
【0094】
請求項13によれば、基体支持具の段付細部を円筒状基体内面に挿入し固定するので、塗工作業が安定し、優れた特性を有し、良好な画像が得られる感光体を製造することができる。
【0095】
請求項14によれば、基体支持具のアース処理によって塗工作業の安全性を確保することが可能となる。
【0096】
請求項15によれば、基体支持具のアース処理と同様に塗工作業の安全性を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による塗工装置全体を示す概略図である。
【図2】本発明による塗工装置の塗工桶を示す拡大図である。
【図3】本発明による塗工装置の基体支持具移載機の基体把持機構を示す概略図である。
【図4】本発明による塗工装置の実施の形態の動作を示す概略図である。
【図5】本発明による塗工装置の実施の形態の動作を示す概略図である。
【図6】本発明による塗工装置の実施の形態の動作を示す概略図である。
【図7】本発明による塗工装置の実施の形態の動作を示す概略図である。
【図8】本発明による塗工装置の実施の形態の動作を示す概略図である。
【図9】本発明による塗工装置の実施の形態の動作を示す概略図である。
【図10】本発明による塗工装置の実施の形態の動作を示す概略図である。
【図11】本発明による塗工装置の実施の形態の動作を示す概略図である。
【図12】本発明による塗工装置の実施の形態の動作を示す概略図である。
【図13】本発明による塗工装置の実施の形態の洗浄動作を示す概略図である。
【図14】本発明による塗工装置の実施の形態の洗浄動作を示す概略図である。
【図15】本発明による塗工装置の実施の形態の洗浄動作を示す概略図である。
【図16】本発明による塗工装置の実施の形態の洗浄動作を示す概略図である。
【図17】本発明による塗工装置の実施の形態の洗浄動作を示す概略図である。
【図18】本発明による塗工装置の実施の形態の洗浄動作を示す概略図である。
【図19】本発明による塗工装置の実施の形態の洗浄動作を示す概略図である。
【図20】本発明による塗工装置の実施の形態の洗浄動作を示す概略図である。
【図21】本発明による塗工装置の実施の形態の洗浄動作を示す概略図である。
【符号の説明】
5 塗工桶
8 円筒状基体
9 基体支持具
9a 段付き細部
9b 段付き太部
10 基体支持具移載機
16 基体支持具洗浄装置
17 塗工液(塗布液)
18 シール部材
18a 円形開口部
19 オーバーフロー壁
21 オーバーフロー面
Claims (15)
- 上下の基体支持具で円筒状基体の両端を支持し、塗工桶と円筒状基体とを相対移動することにより電子写真感光体を塗工する塗工方法において、前記塗工桶は、塗工前待機時においても、その中に塗工液を溜めた状態であることを特徴とする電子写真感光体の塗工方法。
- 前記待機状態で、塗工液を循環していることを特徴とする請求項1記載の電子写真感光体の塗工方法。
- 前記塗工桶を前記円筒状基体に対し相対的に移動して塗膜を形成し、塗膜形成後の前記円筒状基体を次工程に排出することを特徴とする請求項1または2に記載の電子写真感光体の塗工方法。
- 前記塗膜形成後、前記円筒状基体上方を支持していた前記基体支持具を前記円筒状基体から外してから基体支持具移載機構にて前記円筒状基体下方を支持するように下方に移載させ、前記円筒状基体下方を支持していた前記基体支持具を、前記塗工桶に具備された状態で上方に移載させ、前記基体支持具の上下を入れ換えることを特徴とする請求項3記載の電子写真感光体の塗工方法。
- 前記基体支持具によって円筒状基体の上方を固定するさいに、前記基体支持具の段付細部を前記円筒状基体内面に挿入し固定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の電子写真感光体の塗工方法。
- 前記円筒状基体上方を支持していた前記基体支持具を、前記円筒状基体から外してから前記基体支持具移載機構にて前記円筒状基体下方を支持するように下方に移載させ、前記円筒状基体下方を支持していた前記基体支持具を、前記塗工桶に具備された状態で上方に移載させ、前記基体支持具の上下を入れ換える間に、基体支持具洗浄装置によって前記基体支持具に付着した塗工液の除去を行うことを特徴とする電子写真感光体の塗工方法。
- 前記基体支持具を3個以上使用し、2個の前記基体支持具を使用して前記円筒状基体の上下を支持し塗膜形成を行う間に、残りの前記基体支持具を前記基体支持具洗浄装置によって前記基体支持具に付着した塗工液の除去を行うか若しくは待機状態として3個以上の前記基体支持具を使い回すことを特徴とする電子写真感光体の塗工方法。
- 上下の基体支持具で円筒状基体の両端を支持し、塗工桶と円筒状基体とを相対移動することにより電子写真感光体を塗工する電子写真感光体の塗工装置において、前記塗工桶は、塗工前待機時においても、その中に塗工液を溜めた状態であることを特徴とする電子写真感光体の塗工装置。
- 前記塗工桶内部には、前記円筒状基体が挿入されるための円形開口部が設けられているシール部材と、塗工液面高さ調整用のオーバーフロー壁が設けられていることを特徴とする請求項8記載の塗工装置。
- 基体支持具洗浄装置が設けられていることを特徴とする請求項8または9のいずれか1項記載の塗工装置。
- 前記基体支持具は、上部および下部が段付構造となっていることを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1項記載の電子写真感光体の塗工装置。
- 前記基体支持具の上部および下部段付細部の外径は前記円筒状基体内径に対し−0.5mm以下の寸法公差であり、前記円筒状基体内面に挿入し前記円筒状基体を保持することを特徴とする請求項11記載の電子写真感光体の塗工装置。
- 前記基体支持具の段付太部の外径は前記円筒状基体の外径外形に対し±0.5mm以下の寸法公差であることを特徴とする請求項11または12のいずれか1項記載の電子写真感光体の塗工装置。
- 前記基体支持具は、アース処理が施されていることを特徴とする請求項8ないし13のいずれか1項記載の電子写真感光体の塗工装置。
- 前記塗工桶の表面は、導電性表面処理を施してあることを特徴とする請求項8ないし14のいずれか1項記載の電子写真感光体の塗工装置。
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JP2007245073A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Ricoh Co Ltd | 塗膜形成装置 |
JP2013008943A (ja) * | 2011-05-25 | 2013-01-10 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 立体的回路基板の製造装置及び製造方法 |
-
2003
- 2003-03-18 JP JP2003073694A patent/JP2004279918A/ja active Pending
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