JPH10174922A - 塗布装置及び塗布方法 - Google Patents

塗布装置及び塗布方法

Info

Publication number
JPH10174922A
JPH10174922A JP33953896A JP33953896A JPH10174922A JP H10174922 A JPH10174922 A JP H10174922A JP 33953896 A JP33953896 A JP 33953896A JP 33953896 A JP33953896 A JP 33953896A JP H10174922 A JPH10174922 A JP H10174922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
coating liquid
resin
outlet
cylindrical substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33953896A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ohira
晃 大平
Junji Ujihara
淳二 氏原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP33953896A priority Critical patent/JPH10174922A/ja
Publication of JPH10174922A publication Critical patent/JPH10174922A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 円筒状基材の外周面に塗布する塗布装置にお
いて、塗布装置の蓋エッジ部における塗布液の盛り上が
りがなく、塗布液スライド面の塗布液の流れが均一であ
り、従って塗布膜厚が均一に長時間の安定塗布を行う。
これにより塗布ムラ、色ムラ、膜厚変動特に長手方向の
ムラ、段ムラがなく、また塗布ムラに起因する濃度ムラ
もなく良好な画像が得られる電子写真感光体を提供す
る。 【解決手段】 円筒状基材をその長手方向に移動させな
がら外周面に塗布する装置であり、塗布液分配スリット
及び塗布液流出口が基材外周を取り囲むように円形に形
成され、塗布液流出口の下側に塗布液スライド面を有す
る塗布装置において、塗布液流出口の上側の材質が、疎
水性で有機溶媒に不溶の樹脂であることを特徴とする塗
布装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体等
の感光層又は感光補助層の塗布に用いられる塗布装置及
び塗布方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒状基材の外周面上への薄膜で
均一な塗布を行うための手段として、スプレー塗布法、
浸漬塗布法、ブレード塗布法、ロール塗布法等の種々の
方法が検討されている。
【0003】特に電子写真感光体のように比較的多量に
用いられ、薄膜で均一な塗布層を要するものについて
は、生産性の優れた塗布装置を開発すべく多くの検討が
なされている。しかしながら、従来のエンドレス基材へ
の塗布方法においては、均一な塗膜が得られなかったり
生産性が悪い等の短所があった。
【0004】スプレー塗布法ではスプレーガンより噴出
した塗布液滴が、該基材の外周面上に到達するまでに、
溶媒が蒸発するため、塗布液滴の固形分濃度が上昇して
しまう。それにともない塗布液滴の粘度上昇が起って液
滴が面に到達したとき、液滴が面上で充分に広がらない
ために、あるいは乾燥固化してしまった粒子が表面に付
着するために、塗布表面の平滑性の良いものがえられな
い。また該連続面を有する基材への液滴の到達率が10
0%でなく塗布液のロスがあったり部分的にも不均一で
ある為、膜厚コントロールが非常に困難である。更に、
高分子溶液等では、いわゆる糸引き現象を起こす事があ
るため使用する溶媒及び樹脂に制限がある。
【0005】ブレード塗布法、ロール塗布法は例えば円
筒状基材の長さ方向にブレードもしくはロールを配置
し、該円筒状基材を回転させて塗布を行い、円筒状基材
を1回転させた後ブレードもしくはロールを後退させる
ものである。しかしながら、ブレードもしくはロールを
後退させる際、塗布液の粘性により、塗布膜厚の一部に
他の部分より厚い部分が生じ、均一な塗膜が得られない
欠点がある。
【0006】浸漬塗布法は、上記におけるような塗布液
表面の平滑性、塗布膜の均一性の悪い点は改良される。
【0007】しかし、塗布膜厚が塗布液物性、例えば粘
度、表面張力、密度、温度等と塗布速度に支配され、塗
布液物性の調整が非常に重要となる。また一般的にいっ
て、塗布速度も上げられず、塗布液槽を満たすためには
ある一定量以上の液量が必要である。さらに重層する場
合、下層成分が溶け出し、層界面が乱れ、しかも塗布液
槽が汚染されやすい等の欠点がある。
【0008】そこで特開昭58−189061号公報に
記載の如く円形量規制型塗布装置(この中の代表例とし
てスライドホッパ型塗布装置が含まれる)が開発され
た。この円形量規制型のスライドホッパ型塗布装置につ
いて説明すると、エンドレスに形成された連続周面を有
する円筒状基材を連続的にその長手方向に移動させなが
ら、その周囲を環状に取り囲み、円筒状基材の外周面に
対して塗布液を塗布するものである。さらに、この塗布
装置は環状の液溜まり室と、この液溜まり室内の一部に
外部から塗布液を供給する供給口と、前記液溜まり室の
内方に開口する塗布液分配スリットとを有する。このス
リットから流出した塗布液を斜め下方に傾斜するスライ
ド面上を流下させ、スライド面の下端の唇状部のスライ
ドエッジと円筒状基材との僅かな間隙部分にビードを形
成し、円筒状基材の移動に伴ってその外周面に塗布する
ものである。
【0009】この塗布技術は画期的なものであり、他の
塗布方法より薄膜に安定して塗布することが出来る。し
かし、それだけにスライドホッパ型塗布装置の性能を十
分に発揮させるためには、解決すべき問題も残っている
ことが判明してきた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を解決するために成されたものである。
【0011】即ち、円筒状基材の外周面に塗布するスラ
イドホッパ型塗布装置において、塗布装置の蓋エッジ部
における塗布液の盛り上がりがなく、塗布液スライド面
の塗布液の流れが均一であり、従って塗布膜厚が均一に
長時間の安定塗布を行うことの出来る塗布装置及び方法
を提供することにある。
【0012】これにより塗布ムラ、色ムラ、膜厚変動特
に長手方向のムラ、段ムラがなく、また塗布ムラに起因
する画像濃度ムラもなく良好な画像が得られる電子写真
感光体の塗布方法を提供することにある。
【0013】さらに本発明の目的は、同一塗布装置から
複数の塗布層を同時に基材上に形成させるいわゆる同時
重層塗布においても、優れた感光体の塗布装置及び方法
を提供することにある。
【0014】さらに又本発明の目的は、複数の塗布装置
から塗布層を逐次基材上に形成させるいわゆる逐次重層
塗布においても、優れた感光体の塗布装置及び方法を提
供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記構
成を採ることにより達成される。
【0016】(1) 円筒状基材を長手方向に下から上
へ移動させ該円筒状基材の外周面に塗布液を塗布する装
置であって、塗布液を塗布液流出口より流出させるため
に、円筒状基材を取り囲むように設けた塗布液分配スリ
ット、該塗布液分配スリットが流出した塗布液を連結し
ている塗布液スライド面にスライドさせる、円筒状基材
を取り囲むように設けた塗布液流出口、及び塗布液流出
口から流出した塗布液をスライドさせ、前記移動する円
筒状基材の外周面へ供給する、該塗布液流出口の下流側
と連結し、円筒状基材を取り囲むように設けた塗布液ス
ライド面を設け、前記塗布液流出口の上側が疎水性で有
機溶媒に不溶の樹脂で構成されていることを特徴とする
塗布装置。
【0017】(2) 前記疎水性で有機溶媒に不溶の樹
脂が含フッ素ポリマー樹脂であることを特徴とする
(1)記載の塗布装置。
【0018】(3) 前記塗布装置の塗布液流出口の上
側を含む塗布装置の蓋部全体の材質が疎水性で有機溶媒
に不溶の樹脂であることを特徴とする(1)又は(2)
記載の塗布装置。
【0019】(4) 前記塗布装置の塗布液流出口の上
側が疎水性で有機溶媒に不溶の樹脂でコーティングされ
ていることを特徴とする(1)又は(2)記載の塗布装
置。
【0020】(5) 円筒状基材を長手方向に移動させ
該円筒状基材の外周面に塗布液を塗布する方法におい
て、塗布液分配スリット、塗布液流出口及び塗布液スラ
イド面と、円筒状基材を取り囲むように設け、塗布液分
配スリットから塗布液流出口を通して流出した塗布液を
塗布液スライド面をスライドさせ、前記円筒状基材の外
周面に塗布する方法であって、該塗布液流出口の上側の
表面部分が疎水性で有機溶媒に不溶の樹脂で構成されて
いることを特徴とする塗布方法。
【0021】(6) 各々複数の塗布液分配スリット及
び塗布液流出口を持ち、各々異なる塗布液を各々の塗布
液流出口から同一の塗布液スライド面に流出させて、複
数の塗布層を同時に塗布することを特徴とする(5)記
載の塗布方法。
【0022】(7) 各々複数の塗布液分配スリット、
塗布液流出口及び塗布液スライド面を持ち、各々異なる
塗布液を各々の塗布液流出口から各々異なる塗布液スラ
イド面に流出させて、複数の塗布層を逐次に塗布するこ
とを特徴とする(5)記載の塗布方法。
【0023】電子写真感光体の性能向上のためには塗布
精度と安定性向上が重要であり、円形量規制型その中で
もスライドホッパ型塗布装置は、現在最もこの要求に適
合した塗布方法といえる。
【0024】従来、これらの塗布装置においては、その
構成部品にはステンレス材が多用されてきた。その理由
は、加工性にやや難点はあるものの、加工すれば機械的
精度が確保出来、錆びず、耐久性にまさるためである。
尚、ステンレス材の中でも、SUS403、404等が
用いられてきたが、その理由は、塗布液流出口の上側部
分は、リング状のかなり大型の部材(いわゆる蓋部)と
なり、非磁性のSUS304、316では、磁力を利用
して支持し、工作機にて加工することが出来ないためで
ある。
【0025】しかし、このスライドホッパ型塗布装置を
用いての塗布において、塗布液流出口の上側に塗布液が
せり上がりコブ状の液だまりが数箇所出来ることがあ
る。此の部分は塗布液の停滞が起こるため、液の整流性
が阻害されまたしばしばその表面には皮膜を生じる。此
の状態で塗布を続けるとコブ状の液だまりが原因となっ
て、塗布液スライド面を流れ落ちる整流性がそこなわれ
塗布液濃度及び液層の厚さにむらが生じ、結果的に感光
体の塗布膜厚にむらが出来る(塗布装置の具体的構成例
とその部材名は後述図2〜5を参照されたい)。
【0026】此の影響は当然薄膜塗布の場合に顕著に現
れ、従って、通常膜厚が0.1〜2μm程度のUCL
(下引層)、CGL(電荷発生層)のごとき層では、膜
厚が5〜50μm程度の電荷輸送層等より大きく、より
深刻なものとなる。
【0027】本発明の発明者等は鋭意検討した結果、コ
ブ状の液だまりの発生原因は従来用いられていた塗布液
流出口上部の材質によることを突き止め、これを疎水性
で有機溶媒に不溶の樹脂にすることにより、上記の問題
を解決出来ることを見いだし、本発明に至った。
【0028】本発明における上記有機溶媒とは、下記の
ものを指し、有機溶媒に不溶の樹脂とは、該有機溶媒を
常圧における沸点近くまで加熱しその中に10時間浸漬
しても、実質的に重量変化が起きない樹脂という意味で
ある。又、疎水性とは通常用いられる意味で疎水性であ
ればよい。
【0029】上述の有機溶媒を記載すれば下記のごとき
ものがある。
【0030】アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソプロピルケトン、シクロヘキサノン、トルエン、ジク
ロロメタン、1,2−ジクロロエタン、1,2−ジクロ
ロプロパン、1,1,2−トリクロロエタン、1,1,
1−トリクロロエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、酢酸エチル、酢酸ブチル、等が挙げられる。
【0031】又、本発明に好ましく用いられる樹脂とし
ては、含フッ素ポリマー、例えばポリトリフルオロクロ
ロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン(テフロ
ン)、ポリヘキサフルオロプロピレン等の単量体中に3
個以上のフッ素原子を含むものが良く、中でもポリテト
ラフルオロエチレン(テフロン)がよい。
【0032】さらに、これら樹脂をスライドホッパ型塗
布装置の塗布液流出口9の上部に用いる方法としては、
そのエッジ部に設置されていれば良く、具体的設置方法
としては図1(a)のごとく、樹脂材を張り付ける、図
1(b)のごとく表面にコーティングする、あるいは図
1(c)のごとく、塗布装置の蓋部の素材を上記樹脂に
する等の方法がある(図1中のハッチング部分が当該樹
脂材料)。尚、図1において各図面の全体がスライドホ
ッパ型の塗布装置3の一部を表し、4は塗布液スライド
面、8は塗布液分配スリット、9は塗布液流出口であ
る。
【0033】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の塗布装置の概要
断面図である。図2に於いて、中心線Yに沿って垂直状
に重ね合わした円筒状基材1A、1Bと、該円筒状基材
1A、1Bに順次感光層用の塗布液2を塗布するスライ
ドホッパ型の塗布装置3を示す。
【0034】前記円筒状基材1Aを取り囲む様に、塗布
液2の塗布液スライド面4が形成され、該塗布液スライ
ド面4に供給された塗布液2を前記円筒状基材1Aに順
次塗布する様に構成している。塗布方法としては、前記
環状の塗布装置3を固定し、前記円筒状基材1Aを中心
線Yに沿って矢印方向に上昇移動させながら上端部より
塗布を行う。前記塗布装置3の塗布液スライド面4に塗
布液2を供給するため、外部に設けた塗布液タンク5よ
り送液ポンプ6−1と送液管6−1′と、塗布液供給部
6Aにより前記環状の円形量規制型塗布装置3に接続
し、塗布液2を供給する。
【0035】次に供給された塗布液2は、前記環状の塗
布装置3内に形成した環状の塗布液分配室7に供給され
て塗布液分配スリット8より送液され、エンドレスの塗
布液流出口9より前記塗布液スライド面4に塗布液2が
連続的に供給され、塗布液2は前記円筒状基材1Aの全
周面に塗布される。12は、前記塗布液スライド面4よ
り落下した塗布液2を液溜めする液溜部である。
【0036】図3は、図2に示す前記スライドホッパ型
塗布装置3の一部を切欠いて示す斜視図である。
【0037】図4は、スライドホッパ型の塗布装置3を
用いて円筒状基材1A、1Bに感光体となる塗布液を同
時に重層塗布する本発明の好ましい実施態様例(同時重
層塗布方法)を示す塗布装置の概要断面図である。
【0038】図4に於いて、中心線Yに沿って垂直状に
重ね合わした円筒状基材1A、1Bと、該円筒状基材1
A、1Bに順次感光用の塗布液2を塗布する環状の塗布
装置3を示す。図の様に前記円筒状基材1Aを取り囲む
様に、塗布液2,2Aの塗布液スライド面4が形成さ
れ、該塗布液スライド面4に供給される塗布液2,2A
を前記円筒状基材1Aに順次塗布する様に構成してい
る。塗布方法としては、前記環状の塗布装置3を固定
し、円筒状基材1Aを中心線Yに沿って矢印方向に上昇
移動させながら上端部より塗布を行う。前記塗布装置3
の塗布液スライド面4に塗布液2,2Aを供給するた
め、外部に設けた塗布液タンク5より送液ポンプ6−1
と送液管6−1′と、塗布液供給部6Aから塗布液分配
室7に塗布液を送る。
【0039】塗布液タンク51から塗布液分配室71へ
の送液も同様に行う。
【0040】次に供給された塗布液2,2Aは、塗布装
置3内に形成した環状の塗布液分配室7には前記塗布液
2を供給し、該塗布装置3内に形成した環状の塗布液分
配室71には前記塗布液2Aを供給する。先ず供給され
た塗布液2は塗布液分配スリット8よりエンドレスの塗
布液流出口9より塗布液スライド面4に塗布液2が連続
的に供給され、前記円筒状基材1Aの全周面に先ず塗布
液2が塗布される。
【0041】更に前記塗布液分配室71には前記塗布液
2Aが供給される。供給された塗布液2Aは塗布液分配
スリット81よりエンドレスの塗布液流出口91より前
記塗布液2面上に連続的に供給され、前記円筒状基材1
Aの全周面に先ず塗布液2が、その上に塗布液2Aが重
層塗布される。
【0042】12は、前記塗布液スライド面4より落下
した塗布液2を液溜めする液溜部である。
【0043】図5は前記図2の実施態様例に使用されて
いる塗布装置3を上下に配置した、本発明のもう一つの
好ましい実施態様例(逐次重層塗布方法)に用いられる
塗布装置の概要断面図である。これも前記図4に示すよ
うなエンドレスに形成した円筒状基材1A、1Bに塗布
液の重層塗布を行う実施態様例である。
【0044】先ず前記図2と同様に塗布液スライド面4
に供給される塗布液2を円筒状基材1Aに塗布する。塗
布方法としては、塗布装置3を固定し、前記円筒状基材
1Aを中心線Yに沿って矢印方向に上昇移動させながら
上端部より塗布を行う。前記塗布装置3の塗布液スライ
ド面4に塗布液2を供給するため、外部に設けた塗布液
タンク5より送液ポンプ6−1と送液管6−1′と、塗
布液供給部6Aから塗布液分配室7に塗布液を送る(塗
布液タンク52から塗布液分配室72への送液も同様に
行う)。
【0045】これにより塗布装置3内に形成した環状の
塗布液分配室7に供給されて塗布液分配スリット8より
エンドレスの塗布液流出口9より前記塗布液スライド面
4に塗布液2が連続的に供給され、塗布液2は前記円筒
状基材1Aの全周面に一層目が塗布される。
【0046】更に塗布装置3の上部に塗布装置32が設
けられている。
【0047】一層目の塗布液2が塗布された、円筒状基
材1Aは矢示方向に上昇し、塗布装置32の塗布液スラ
イド面42のところに進入する。塗布液スライド面42
に供給される塗布液2Aを前記円筒状基材1Aに塗布さ
れた塗布液2面上に順次重層塗布する。塗布方法として
は、前記同様に塗布装置32を固定し、前記円筒状基材
1Aを中心線Yに沿って矢印方向に上昇移動させながら
上端部より重層塗布を行う。
【0048】前記環状の塗布装置32の塗布液スライド
面42に塗布液2Aを供給するため、外部に設けた塗布
液タンク52より送液ポンプの塗布液供給部を塗布装置
32に接続し(接続方法は前記塗布装置3に対するのと
同一)、塗布液2Aを供給する。次に供給された塗布液
2Aは、塗布装置32内に形成した環状の塗布液分配室
72に供給されて塗布液分配スリット82よりエンドレ
スの塗布液流出口92より前記塗布液スライド面42に
塗布液2Aが連続的に供給され、塗布液2Aは前記円筒
状基材1Aに塗布された塗布液2面上の全周面に塗布さ
れる。
【0049】本発明の電子写真用感光体における円筒状
基材としては、アルミニウム、銅、鉄、亜鉛、ニッケル
などの金属のドラム及びシート、紙、プラスチック又は
ガラス上にアルミニウム、銅、金、銀、白金、パラジウ
ム、チタン、ニッケル−クロム、ステンレス、銅−イン
ジウムなどの金属を蒸着するか、酸化インジウム、酸化
錫などの導電性金属酸化物を蒸着するか、金属箔をラミ
ネートするか、又はカーボンブラック、酸化インジウ
ム、酸化錫−酸化アンチモン粉、金属粉、ヨウ化銅など
を結着樹脂に分散し、塗布することによっても導電処理
したドラム状、シート状、プレート状のものなど、公知
の材料を用いることができるが、本発明はこれらに限定
されるものではない。
【0050】更に、必要に応じて円筒状基材の表面は、
画質に影響のない範囲で各種の処理を行うことができ
る。例えば、表面の酸化処理、薬品処理、着色処理等を
行うことができる。
【0051】又、円筒状基材と電荷発生層(CGL)の
間に更に下引き層を設けることが出来るが、この下引き
層は帯電時において、積層構造からなる感光層における
導電性の円筒状基材から感光層への電荷の注入を阻止す
るとともに、感光層を導電性の円筒状基材に対して一体
的に接着保持せしめる接着層としての作用、或いは円筒
状基材からの反射光の防止作用等を示す。この下引き層
(UCL)に用いる樹脂は、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリアミド樹
脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、
ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド樹脂、塩
化ビニリデン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、水
溶性ポリエステル、ニトロセルロース又はカゼイン、ゼ
ラチンなどの樹脂を用いることができるが、これらに限
定されるものではない。
【0052】また、下引き層の厚みは0.01〜10μ
m、好ましくは0.05〜2μmが適当である。
【0053】電荷発生層は例えばモノアゾ色素、ジスア
ゾ色素、トリスアゾ色素などのアゾ系色素、ペリレン酸
無水物、ペリレン酸イミドなどのペリレン系色素、イン
ジゴ、チオインジゴなどのインジゴ系色素、アンスラキ
ノン、ピレンキノン及びフラパンスロン類などの多環キ
ノン類、キナグリドン系色素、ビスベンゾイミダゾール
系色素、インダスロン系色素、スクエアリリウム系色
素、金属フタロシアニン、無金属フタロシアニンなどの
フタロシアニン系顔料、ピリリウム塩色素、チアピリリ
ウム塩色素とポリカーボネートから形成される共晶錯体
等、各種の電荷発生物質(CGM)を適当なバインダー
樹脂及び必要により電荷輸送物質(CTM)と共に溶媒
中に溶解或いは分散し、塗布することによって形成する
ことができる。
【0054】電荷発生物質を樹脂中に分散させる方法と
してはボールミル分散法、アトライター分散法、サンド
ミル分散法などを用いることができる。この際、電荷発
生物質は、体積平均粒径で5μm以下、好ましくは2μ
m以下、最適には0.5μm以下の粒子サイズにするこ
とが有効である。これらの分散に用いる溶剤として、メ
タノール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノ
ール、ベンジルアルコール、メチルセルソルブ、エチル
セルソルブ、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘ
キサノン、酢酸メチル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、メチレンクロライド、クロロホルム、1,2−ジク
ロロエタン、モノクロロベンゼン、キシレンなどの通常
の有機溶剤を単独或いは2種類以上混合して用いること
ができる。
【0055】本発明で用いるの電荷発生層の膜厚は、一
般的には0.1〜5μm、好ましくは0.2〜2μmが
適当である。
【0056】本発明の電子写真感光体における電荷輸送
層(CTL)は、電荷輸送物質(CTM)を適当なバイ
ンダー中に含有させて形成される。電荷輸送物質として
は、2,5−ビス(p−ジエチルアミノフェニル)−
1,3,4−オキサジアゾールなどのオキサジアゾール
誘導体、1,3,5−トリフェニル−ピラゾリン、1−
〔ピリジル−(2)〕−3−(p−ジエチルアミノスチ
リル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリ
ンなどのピラゾリン誘導体、トリフェニルアミン、スチ
リルトリフェニルアミン、ジベンジルアニリンなどの芳
香族第3級アミノ化合物、N,N′−ジフェニル−N,
N′−ビス(3−メチルフェニル)−1,1−ビフェニ
ル−4,4′−ジアミンなどの芳香族第3級ジアミノ化
合物、3−(4′−ジメチルアミノフェニル)−5,6
−ジ−(4′−メトキシフェニル)−1,2,4−トリ
アジンなどの1,2,4−トリアジン誘導体、4−ジエ
チルアミノベンズアルデヒド−1,1−ジフェニルヒド
ラゾンなどのヒドラゾン誘導体、2−フェニル−4−ス
チリル−キンゾリンなどのキナゾリン誘導体、6−ヒド
ロキシ−2,3−ジ(p−メトキシフェニル)−ベンゾ
フランなどのベンゾフラン誘導体、p−(2,2−ジフ
ェニルビニル)−N,N−ジフェニルアニリンなどのα
−スチルベン誘導体、“Journal of Ima
ging Science”29:7〜10(198
5)に記載されているエナミン誘導体、N−エチルカル
バゾールなどのカルバゾール誘導体、ポリ−N−ビニル
カルバゾールなどのポリ−N−ビニルカルバゾール及び
その誘導体、ポリ−γ−カルバゾリルエチルグルタナー
ト及びその誘導体、更にはピレン、ポリビニルピレン、
ポリビニルアントラセン、ポリビニルアクリジン、ポリ
−9−ビフェニルアントラセン、ピレン−ホルムアルデ
ヒド樹脂、エチルカルバゾールホルムアルデヒド樹脂な
どの公知の電荷輸送物質を用いることができるが、これ
らに限定されるものではない。また、これらの電荷輸送
物質は単独或いは2種以上混合して用いることができ
る。
【0057】更に、電荷輸送層における結着樹脂として
は、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、メタク
リル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩
化ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセ
テート樹脂、ブチレン−ブタジエン共重合体、塩化ビニ
リデン−アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイ
ン酸共重合体、シリコーン樹脂、シリコーン−アルキッ
ド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、スチレン
−アルキッド樹脂、ポリ−Nビニルカルバゾールなどの
公知の樹脂を用いることができるが、これらに限定され
るものではない。また、これらの結着樹脂は単独或いは
2種以上混合して用いることができる。
【0058】電荷輸送物質と結着樹脂との配合比(重量
比)は10:1〜1:5が好ましい。本発明で用いる電
荷輸送層の膜厚は一般的には5〜50μm、好ましくは
10〜30μmが適当である。
【0059】更に、電荷輸送層を設ける際に用いる溶剤
としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロルベン
ゼンなどの芳香族系炭化水素類、アセトン、2−ブタノ
ンなどのケトン類、塩化メチレン、クロロホルム、塩化
エチレンなどのハロゲン化脂肪族系炭化水素類、テトラ
ヒドロフラン、エチルエーテルなどの環状若しくは直鎖
状のエーテル類などの通常の有機溶剤を単独或いは2種
類以上混合して用いることができる。
【0060】更に、必要に応じて電荷輸送層の上に保護
層(OCL)を設けてもよい。この保護層は、積層構造
からなる感光層の帯電時の電荷輸送層の化学的変質を防
止すると共に、感光層の機械的強度を改善する為に用い
られる。
【0061】又前記保護層中に前述した電荷輸送材料を
添加してもよい。
【0062】また、この保護層に用いる結着樹脂として
は、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂、ポリケトン樹脂、ポリカーボネー
ト、ポリビニルケトン樹脂、ポリスチレン、ポリアクリ
ルアミド樹脂などの公知の樹脂を用いることができる。
【0063】本発明で用いる保護層の膜厚は0.5〜2
0μm、好ましくは1〜10μmが適当である。
【0064】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0065】実施例1 (実施例及び比較例)導電性支持体としては鏡面加工を
施した直径80mm、高さ355mmのアルミニウムド
ラム支持体を用いた。
【0066】前記支持体上に下記の如く塗布液組成物U
CL−1を調製し、図2に記載の如くのスライドホッパ
−型塗布装置で、塗布液流出口上部(蓋エッジ部)を表
1に記載の如く変更した塗布装置を用い(図1参照)、
塗布液を塗布量流出させその状態を6時間保持した後塗
布開始し、塗布ドラムNo.1−1〜1−5を得た。な
お比較例として塗布液流出口上部をSUS−403製に
した塗布装置(蓋部も材質は同じ)を用いた。
【0067】 UCL−1塗布液組成物 塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体(エスレックMF−10 積水化学社製) 50g アセトン/シクロヘキサノン=10/1 (Vol比) 7000ml 結果を表1に示す。
【0068】
【表1】
【0069】本発明によると塗布液流出口の上側(蓋エ
ッジ部)の材質が含フッ素ポリマ−であるとき、塗布液
流出口の上側盛り上がり現象がなく、膜厚変動、膜厚ム
ラが見られず良好である。その理由としては塗布液流出
口の上側(蓋エッジ部)に塗布液が長時間塗布でも付着
せず塗布液のスライド面の膜厚が安定な為である。
【0070】実施例2 (実施例及び比較例)円筒状基材としては鏡面加工を施
した直径80mm、高さ355mmのアルミニウムドラ
ム支持体を用いた。
【0071】前記円筒状基材上に下記の如く塗布液組成
物CGL−1を調整し、実施例1と同様にして塗布し塗
布ドラムNo.2−1〜2−5を得た。なお比較例とし
て塗布液流出口の上側(蓋エッジ部)を含めSUS−4
03製の塗布装置を用いた。
【0072】 CGL−1塗布液組成物 ペリレン系顔料(CGM−1) 50g ブチラール樹脂(エスレックBX−L 積水化学社製) 50g メチルエチルケトン 2400ml 上記塗布液組成物をサンドミルを用いて20時間分散し
たもの。
【0073】塗布結果を表2に示す。
【0074】
【化1】
【0075】
【表2】
【0076】本発明によると塗布液流出口の上側(蓋エ
ッジ部)が含フッ素ポリマー樹脂であるとき、塗布液流
出口の上側(蓋エッジ部)の塗布液盛り上がり現象がな
く、膜厚変動、膜厚ムラが見られず良好である。
【0077】実施例3 円筒状基材としては鏡面加工を施した直径80mm、高
さ355mmのアルミニウムドラム支持体を用いた。
【0078】前記円筒状基材上に下記の如く塗布液組成
物CTL−1を調製し、実施例1と同様にして塗布し、
塗布ドラムNo.3−1〜3−4を得た。なお比較例と
して蓋エッジ部をSUS−403製とした塗布装置を用
いた。
【0079】 CTL−1塗布液組成物 CTM−1 5000g ポリカ−ボネ−ト(Z−200 三菱瓦斯化学社製) 5600g 1,2−ジクロロエタン 28000ml 結果を表3に示す。
【0080】
【化2】
【0081】
【表3】
【0082】本発明によると塗布液流出口の上側(蓋エ
ッジ部)が含フッ素ポリマー樹脂であるとき、塗布液の
盛り上がり現象がなく、膜厚変動、膜厚ムラが見られず
良好である。
【0083】実施例4 円筒状基材としては鏡面加工を施した直径80mm、高
さ355mmのアルミニウムドラム支持体を用いた。
【0084】図5に記載された形式の逐次連続塗布装置
(塗布装置が3段に重なっているもの)を用い、実施例
1の塗布ドラムNo.1−3(乾燥膜厚1.0μm)と
同様に塗布し、その上に実施例2の塗布液組成物CGL
−1を塗布ドラムNo.2−1と同様にして乾燥膜厚
0.5μmになるように、更にこの上に実施例3の塗布
液組成物CTL−1を塗布ドラムNo.3−2と同様に
し、乾燥膜厚23μmになるように逐次重層塗布した。
この場合の塗布速度は15mm/secに設定した。
【0085】
【表4】
【0086】塗布結果を表4に示す。各の塗布試料の塗
布時の状態と乾燥後の状態を肉眼にて観察したが、塗布
性、重層性は良好であり、周方向や長手方向の塗布膜厚
ムラもなかった。
【0087】また実写テストを行ったところ、塗布ムラ
に起因する画像ムラはなく良好な画像が得られた。
【0088】本発明の塗布方法によれば、表1〜4から
明らかな如く塗布ムラ、色ムラ、膜厚変動特に長手方向
のムラ、段ムラがなく、また塗布ムラに起因する濃度ム
ラもなく良好な画像が得られた。
【0089】
【発明の効果】本発明により、円筒状基材の外周面に塗
布する塗布装置において、塗布装置の塗布液流出口の上
側(蓋エッジ部)における塗布液の盛り上がりがなく、
塗布液スライド面の塗布液の流れが均一であり、従って
塗布膜厚が均一に長時間の安定塗布が出来る。
【0090】これにより塗布ムラ、色ムラ、膜厚変動特
に長手方向のムラ、段ムラがなく、また塗布ムラに起因
する濃度ムラもなく良好な画像が得られる電子写真感光
体を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂を設置した塗布装置の塗布液
流出口の上側(蓋エッジ部)とその周辺の断面図。
【図2】本発明の塗布装置の概要断面図。
【図3】本発明に係わるスライドホッパ型塗布装置の斜
視図。
【図4】本発明の好ましい態様(同時重層塗布方法)の
塗布装置の概要断面図。
【図5】本発明の好ましい、もう一つの態様(逐次重層
塗布方法)の塗布装置の概要断面図。
【符号の説明】
1A,1B 円筒状基材 2,2A 塗布液 3,32 塗布装置 4,42 塗布液スライド面 5,51,52 塗布液タンク 6−1 送液ポンプ 6−1′ 送液管 6A 塗布液供給部 7,71,72 塗布液分配室 8,82 塗布液分配スリット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状基材を長手方向に下から上へ移動
    させ該円筒状基材の外周面に塗布液を塗布する装置であ
    って、 塗布液を塗布液流出口より流出させるために、円筒状基
    材を取り囲むように設けた塗布液分配スリット、 該塗布液分配スリットが流出した塗布液を連結している
    塗布液スライド面にスライドさせる、円筒状基材を取り
    囲むように設けた塗布液流出口、及び塗布液流出口から
    流出した塗布液をスライドさせ、前記移動する円筒状基
    材の外周面へ供給する、該塗布液流出口の下流側と連結
    し、円筒状基材を取り囲むように設けた塗布液スライド
    面を設け、 前記塗布液流出口の上側が疎水性で有機溶媒に不溶の樹
    脂で構成されていることを特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】 前記疎水性で有機溶媒に不溶の樹脂が含
    フッ素ポリマー樹脂であることを特徴とする請求項1記
    載の塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記塗布装置の塗布液流出口の上側を含
    む塗布装置の蓋部全体の材質が疎水性で有機溶媒に不溶
    の樹脂であることを特徴とする請求項1又は2記載の塗
    布装置。
  4. 【請求項4】 前記塗布装置の塗布液流出口の上側が疎
    水性で有機溶媒に不溶の樹脂でコーティングされている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の塗布装置。
  5. 【請求項5】 円筒状基材を長手方向に移動させ該円筒
    状基材の外周面に塗布液を塗布する方法において、塗布
    液分配スリット、塗布液流出口及び塗布液スライド面
    と、円筒状基材を取り囲むように設け、 塗布液分配スリットから塗布液流出口を通して流出した
    塗布液を塗布液スライド面をスライドさせ、前記円筒状
    基材の外周面に塗布する方法であって、該塗布液流出口
    の上側の表面部分が疎水性で有機溶媒に不溶の樹脂で構
    成されていることを特徴とする塗布方法。
  6. 【請求項6】 各々複数の塗布液分配スリット及び塗布
    液流出口を持ち、各々異なる塗布液を各々の塗布液流出
    口から同一の塗布液スライド面に流出させて、複数の塗
    布層を同時に塗布することを特徴とする請求項5記載の
    塗布方法。
  7. 【請求項7】 各々複数の塗布液分配スリット、塗布液
    流出口及び塗布液スライド面を持ち、各々異なる塗布液
    を各々の塗布液流出口から各々異なる塗布液スライド面
    に流出させて、複数の塗布層を逐次に塗布することを特
    徴とする請求項5記載の塗布方法。
JP33953896A 1996-12-19 1996-12-19 塗布装置及び塗布方法 Pending JPH10174922A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33953896A JPH10174922A (ja) 1996-12-19 1996-12-19 塗布装置及び塗布方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33953896A JPH10174922A (ja) 1996-12-19 1996-12-19 塗布装置及び塗布方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10174922A true JPH10174922A (ja) 1998-06-30

Family

ID=18328426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33953896A Pending JPH10174922A (ja) 1996-12-19 1996-12-19 塗布装置及び塗布方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10174922A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100376330C (zh) * 2003-04-14 2008-03-26 东京応化工业株式会社 狭缝喷嘴及使用该狭缝喷嘴的处理液供给装置
JP2014054618A (ja) * 2012-08-10 2014-03-27 Tokyo Electron Ltd スリットノズル及び塗布装置及び塗布方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100376330C (zh) * 2003-04-14 2008-03-26 东京応化工业株式会社 狭缝喷嘴及使用该狭缝喷嘴的处理液供给装置
JP2014054618A (ja) * 2012-08-10 2014-03-27 Tokyo Electron Ltd スリットノズル及び塗布装置及び塗布方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6312522B1 (en) Immersion coating system
JPH10174922A (ja) 塗布装置及び塗布方法
JP3800496B2 (ja) チャッキング装置
JPH10156256A (ja) 塗布装置及び塗布方法
JP4360587B2 (ja) 電子写真感光体の製造装置
JP3797532B2 (ja) 電子写真感光体の製造装置
JPH10133398A (ja) 電子写真感光体及び製造方法
JP2003015330A (ja) 電子写真感光体及びその製造方法
JPH10104855A (ja) 電子写真感光体の製造方法
JP4137398B2 (ja) 浸漬塗工装置およびそれにより形成された電子写真感光体
JPH10286504A (ja) 塗布装置及び塗布方法
JPH01171671A (ja) 塗布装置
JP3861668B2 (ja) 電子写真感光体とその塗布方法及びチャック装置
JPH09304949A (ja) オーバーフロー型浸漬塗布方法及び電子写真感光体
JP3943265B2 (ja) 浸漬塗布方法
JP2623119B2 (ja) 電子写真感光体の製造装置
JPH10286516A (ja) 塗布方法
JP3920546B2 (ja) 浸漬塗布装置
JP4040837B2 (ja) 電子写真感光体の製造装置及び電子写真感光体の製造方法
JP2707655B2 (ja) シームレスベルト型感光体の製造方法
JP2002189305A (ja) 電子写真感光体の製造装置および製造方法
JPH10177257A (ja) 電子写真感光体の塗布方法
JP2000325863A (ja) 円筒状基体への塗料塗布方法および電子写真用感光体ドラムの製造方法
JP3658921B2 (ja) 塗布済み円筒状基材の分離排出装置及び分離排出方法
JPH0527456A (ja) 感光体及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041101

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20041124

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050520

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20050613

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20050701

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912