JP2004278307A - Egr装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】イグニッションスイッチをONしてからEGRバルブの開度制御が開始される前までEGRバルブを強制開弁する技術では、クランキング中の空燃比の悪化により始動時間が長くなるとともに、始動時に大量のスモークが発生してしまう。
【解決手段】エンジン1の始動完了後のエンジン運転中に、ECU6がEGRバルブ5に開弁指示を与えても、目標リフトと実リフトの差が一定値以上で、目標リフトが所定値以上の状態が所定時間以上続くと、ECU6は閉弁固着を検出する。すると、ECU6は、通常の開度制御を一時中止してEGRバルブ5に全開指示を与え、EGRバルブ5を強制開弁する。閉弁固着が解除されて実リフトが所定リフトに達すると強制開弁を停止し、通常の開度制御に復帰する。このように、エンジン1の始動完了後のエンジン運転中に閉弁固着を認識した時にEGRバルブ5を強制開弁するため、クランキング中の空燃比の悪化を回避できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの排気ガスの一部を吸気側へ戻すEGR(排気ガス再循環)装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、排気規制が厳しくなっていく現状下においてEGR装置が重要となっており、エンジンの運転状態に応じてバルブ開度小〜バルブ開度大までのEGRバルブの開度制御が必要となっている。
例えば、ディーゼルエンジンでは、アイドリング時の排気ガスを低減する目的で排気ガスを吸気側に戻すが、アイドリング状態では吸気負圧が小さく、且つ排気圧も低いため、必要量の排気ガスを吸気側へ戻すためにEGRバルブのバルブ開度を大きくしている。この時、油分を含んだパティキュレートがEGRバルブのバルブシート等に付着し、付着したパティキュレートによってEGRバルブが開弁しない場合(閉弁固着)がある。
【0003】
ここで、EGRバルブの開度を可変するEGR装置では、EGRバルブの実開度をバルブリフト量や吸入空気量等から読取り、この実開度が目標開度になるようにフィードバック制御をしている。
このため、従来では、バルブシート等に付着したパティキュレートによってEGRバルブが閉弁固着した場合、EGRバルブの開弁指令値が徐々に大きくなっていく。そして、開弁に必要な駆動力に達するとEGRバルブが開弁する。
このため、EGRバルブに開弁指示が与えられてから実際に開弁するまでの開弁遅れが発生してしまう。つまり、閉弁固着が発生してしまうと、適切なEGR量が得られない時間が長くなってしまう不具合がある。
【0004】
また、上記作動による固着解消後の開弁は、実開度が本来目標とする開度より大きくなってしまうため、次にフィードバック制御によって実開度を小さくする動作を行う。つまり、従来では、固着解消のためにオーバーシュートした実開度をフィードバック制御で本来目標とする開度に近づけるため、固着解消後に目標開度に達するのにも時間がかかってしまう。
【0005】
EGRバルブの閉弁固着を回避する技術として、イグニッションスイッチをON(あるいはスタータスイッチをON)してから、EGRバルブの通常開度制御が開始される前までの期間に、EGRバルブのアクチュエータ(リニアソレノイド等)を強制通電させて閉弁固着を解消する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−293355号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に開示される技術は、エンジンの始動のためにイグニッションスイッチをON(あるいはスタータスイッチをON)してから、所定の時間、あるいはセンサによって固着解除が検出されるまでの間、EGRバルブを強制開弁する技術である。
このため、クランキング中においてEGRバルブが強制開弁され、クランキング中に燃焼室に吸い込まれる混合気の未燃焼ガスの割合が増え、逆に空気の割合が減る。このような空燃比の悪化により、始動時の着火性が下がるため、始動開始(イグニッションスイッチの操作)からエンジンが完爆するまでの始動時間が長くなるとともに、始動時に大量のスモークが発生してしまう。
【0008】
また、エンジンの始動性能の悪化を回避するために、EGRバルブを強制開弁する期間を、イグニッションスイッチONからクランキング開始(エンジン回転開始)までにすることも考えられるが、EGRバルブを強制開弁する時間が極めて短くなる。すると、EGRバルブが固着していても、強制開弁の実行時間が極めて短くなるため、固着解除できない可能性が高まる。
【0009】
ここで、上記特許文献1に開示される技術には、エンジンの始動時にEGRバルブの固着解除が検出されない場合、エンジンの始動完了後であっても通常開度制御の開始を延期して、再度強制通電させて強制開弁を図る技術が開示されている。
しかし、この技術であっても、再度強制通電を実施する前のクランキング中にもEGRバルブが強制開弁されていることに変わりがなく、クランキング中の空燃比の悪化により、始動時間が長くなるとともに、始動時に大量のスモークが発生する。
【0010】
【発明の目的】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、エンジンの始動性能の悪化を招くことなく、EGRバルブの固着を解除できるEGR装置の提供にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1の手段〕
請求項1の発明では、固着検出手段がエンジンの始動完了後のエンジン運転中にEGRバルブの閉弁固着を検出するように設けられており、この固着検出手段がEGRバルブの閉弁固着を検出すると、エンジンの始動完了後のエンジン運転中にアクチュエータへ開弁に必要な駆動力を与えて強制開弁する。このため、EGRバルブが閉弁固着した場合に、EGRバルブを素早く開弁できる。
このように、EGRバルブに閉弁固着が発生しても、素早く閉弁固着が解除されるため、素早く適切なEGR量を得ることができる。
【0012】
また、特許文献1で示した始動時(エンジンの完爆前)にEGRバルブを強制開弁する技術では、クランキング中の空燃比の悪化により、エンジンの始動時間が長くなるとともに、大量のスモークが発生する不具合が生じる。
これに対し、請求項1の発明は、エンジンの始動完了後のエンジン運転中にEGRバルブの閉弁固着を認識した時にEGRバルブを強制開弁する技術であるため、クランキング中に空燃比が悪化する不具合がない。このため、始動時間が延長する不具合がなく、また始動時に大量のスモークが発生する不具合も回避できる。
【0013】
〔請求項2の手段〕
請求項2の手段を採用し、EGRバルブの目標開度と実開度の差が一定値以上で、且つEGRバルブの目標開度が所定値以上の時に、EGRバルブの閉弁固着を検出するように設けても良い。
【0014】
〔請求項3の手段〕
請求項3の手段を採用し、EGRバルブの目標開度と実開度の差が一定値以上で、且つEGRバルブの目標開度が所定値以上の状態が所定時間以上続く時に、EGRバルブの閉弁固着を検出するように設けても良い。
【0015】
〔請求項4の手段〕
請求項4の手段を採用し、固着検出手段がEGRバルブの閉弁固着を検出しても、エンジンの回転数が所定回転以上で、且つエンジンにかかる負荷が所定負荷以上の時には、強制開弁の動作を実行しないように設けても良い。
このように設けることにより、エンジンのトルクが大きい時にEGR量が急激に変わってトルクが急激に変化する不具合がない。
【0016】
〔請求項5の手段〕
請求項5の手段を採用し、固着検出手段がEGRバルブの閉弁固着を検出して強制開弁を実行してEGRバルブの開弁が認められた時には、強制開弁の動作からEGRバルブの実開度を目標開度とする通常制御に復帰するように設けても良い。
【0017】
〔請求項6の手段〕
請求項6の手段を採用し、固着検出手段がEGRバルブの閉弁固着を検出して強制開弁を実行した際、所定時間に亘ってEGRバルブの開弁が認められない時には、強制開弁を停止してEGRバルブの異常信号を発生するように設けても良い。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、実施例および変形例を用いて説明する。
[実施例]
図1を参照してディーゼルエンジン等に搭載されるEGR装置を説明する。
EGR装置は、エンジン1の吸気管2と排気管3とを連通するEGR配管4に設けられたEGRバルブ5と、このEGRバルブ5の開度を調整するECU6(エンジン・コントロール・ユニットの略であり、制御装置に相当する)とを備える。
【0019】
EGRバルブ5は、図2の断面図に示されるように、吸気管2に連通する管内4aと、排気管3に連通する管内4bとを区画する仕切壁7に設けられた2つのバルブシート8を、2つの弁体9で開閉するものであり、2つの弁体9はリニアソレノイド10(アクチュエータの一例)によって駆動される。このリニアソレノイド10は、ECU6によってデューティ比制御されて、2つの弁体9の開度(EGR配管4の連通度合に相当する)を0%〜100%の範囲で調整するものである。
【0020】
ECU6は、車両の運転状態等に応じてエンジン1の制御(EGRバルブ5の制御を含む)を行うものであり、運転状態を検出するために種々のセンサ類からの出力を受ける。
ECU6に出力されるセンサ類の一例としては、図1に示されるように、吸気管2を流れる吸入空気量を検出するエアフローセンサ11、乗員が操作するアクセル開度を検出するスロットポジションセンサ12、エンジン回転速度を検出するエンジンスピードセンサ13、エンジン1の冷却水温度を検出するウォータテンプセンサ14、EGRバルブ5の開度を直接検出するリフトセンサ15等がある。
【0021】
ECU6は、上記センサ類によって検出された車両の運転状態に基づいてEGRバルブ5の目標リフト(目標開度に相当する)をマップや計算式等から演算し、演算によって求めた目標リフトが、リフトセンサ15で検出される実リフト(実開度に相当する)と一致するようにフィードバック制御するように設けられている。
【0022】
ここで、EGRバルブ5によって吸気管2に戻される排気ガスは、図2に示すバルブシート8内を通過するものであるため、排気ガス中に含まれるパティキュレートがバルブシート8や弁体9に付着する。特に、アイドル状態などの低負荷では、大きなEGR量を要求され、かつ排気ガス温度も低くなっていることにより、排気ガス中のパティキュレートは油分を多く含んでいる。
このため、バルブシート8や弁体9に付着した油分を含むパティキュレートによって弁体9が閉弁固着する可能性がある。
【0023】
そこで、ECU6は、エンジン1の始動完了後(スタータスイッチのOFF 時であり、クランキングの停止時)のエンジン運転中(エンジン1の回転速度がクランキングによる回転速度より速い状態)にEGRバルブ5の閉弁固着を検出する固着検出手段(固着検出のためのプログラム)を備える。
そして、ECU6は、この固着検出手段がEGRバルブ5の閉弁固着を検出すると、エンジン運転中における通常のフィードバック制御を一時中止して、リニアソレノイド10へ開弁に必要な駆動力(この実施例ではデューティ比100%)を与えて強制開弁し、リフトセンサ15によって開弁が確認された時には通常のフィードバック制御に復帰するように設けられている。
【0024】
この実施例における固着検出手段は、▲1▼ECU6が算出するEGRバルブ5の目標リフトとリフトセンサ15が検出する実リフトの差が一定値以上(目標リフト−実リフト≧一定値)であり、▲2▼ECU6が算出するEGRバルブ5の目標リフトが所定値以上(目標リフト≧所定値)であり、▲3▼上記▲1▼、▲2▼の状態が所定時間以上続く時(▲1▼、▲2▼の継続時間≧所定時間)に、EGRバルブ5の閉弁固着を検出するものである。
【0025】
また、ECU6は、上述した強制開弁を実施した後(リニアソレノイド10に全開指令であるデューティ比100%を出力した後)、▲4▼リフトセンサ15の検出する実リフトが所定リフトに達した時(実リフト≧所定リフト)に強制開弁を停止して、通常のフィードバック制御に復帰するものである。
しかし、ECU6は、固着検出手段がEGRバルブ5の閉弁固着を検出した時であっても、▲5▼エンジン1の回転数が所定回転以上であり、▲6▼エンジン1にかかる負荷が所定負荷以上(例えば、燃料噴射量が所定噴射量以上の時)には強制開弁の動作を実行しないように設けられている。これによって、エンジン1のトルクが大きい時にEGR量が急激に変化してドライバビリティが悪化する不具合を防いでいる。
【0026】
一方、ECU6には、EGRバルブ5の閉弁固着を検出して強制開弁を開始してから所定時間に亘ってEGRバルブ5の開弁が認められない時に強制開弁を停止してEGRバルブ5の異常信号を発生するプログラムが成されている。
このEGRバルブ5の異常信号が発生すると、ECU6内にプログラムされたEGRバルブ5の診断ロジックが作動してEGRバルブ5の異常が発生した旨が認識され、乗員等に警告ランプ等で警告するように設けられてる。
【0027】
次に、上記ECU6の制御を図3のフローチャートに基づいて説明する。
この制御フローでは、まずエンジン1の始動完了後のエンジン運転中であるか否かの判断を行う(ステップS1 )。具体的な一例を示すと、キースイッチのイグニッションスイッチ(IGスイッチ)がONの状態で、且つエンジン1の回転速度が所定の回転速度(クランキング時の回転速度)よりも速い状態であるか否かの判断を行う。この判断結果がNOの場合はリターンする。
【0028】
ステップS1 の判断結果がYES の場合は、EGRバルブ5の制御実行中であるか否かを判断する(ステップS2 )。この判断結果がNOの場合はリターンする。
ステップS2 の判断結果がYES の場合は、バルブ固着のフラグが立てられていないか否かの判断を行う(ステップS3 )。
このステップS3 の判断結果がYES の場合は上述した▲1▼、▲2▼が成立しているか否かを判断する(ステップS4 )。このステップS4 の判断結果がNOの場合はEGRバルブ5が正常動作していることを検出し(ステップS5 )、その後リターンする。
【0029】
ステップS4 の判断結果がYES の場合は上述した▲1▼、▲2▼の状態が一定時間継続しているか否かの判断を行う(ステップS6 )。このステップS6 の判断結果がNOの場合はリターンする。また、ステップS6 の判断結果がYES の場合はバルブ固着のフラグを立て(ステップS7 )、その後リターンする。
ステップS3 の判断結果がNOの場合、つまりステップS7 でフラグが立てられている場合は、上述した▲4▼が成立しているか否かの判断を行う(ステップS8 )。このステップS8 の判断結果がYES の場合はバルブ固着が解消されたと判断してステップS5 へ進む。
【0030】
ステップS8 の判断結果がNOの場合は、上述した▲5▼、▲6▼が成立しているか否かを判断する(ステップS9 )。このステップS9 の判断結果がYES の場合はEGRバルブ5に100%のマックスデューティを出力し(ステップS10)、その後リターンする。
ステップS9 の判断結果がNOの場合は、エンジン1のトルクが大きい時にEGR量の急激な変化でドライバビリティが悪化する不具合を防ぐために強制開弁の動作を実施せずにそのままリターンする。
【0031】
次に、エンジン1の始動完了後のエンジン運転中において、EGRバルブ5に固着が発生した場合におけるEGRバルブ5に与えられるデューティ変化とEGRバルブ5の開度変化とを、図4のグラフを参照して説明する。
エンジン1の運転状態に応じて演算されるECU6の目標リフトが破線Aに示すように上昇すると、その上昇に伴ってEGRバルブ5に与えられるデューティ比が実線Bに示すように上昇する。
【0032】
EGRバルブ5に固着が発生している場合は、目標リフトが破線Aに示すように上昇しても、実リフトは実線Cに示すように上昇しない。
そして、目標リフトと実リフトの差が一定値以上(図中▲1▼参照)で、且つ目標リフトが所定値以上(図中▲2▼参照)であり、その状態が所定時間以上続く(図中▲3▼参照)と、ECU6はEGRバルブ5の閉弁固着を検出する。
すると、ECU6は、通常のフィードバック制御を一時中止してEGRバルブ5にデューティ比100%を出力する。
【0033】
EGRバルブ5に全開指示が与えられることで、EGRバルブ5に大きな開弁の力が発生する。そして、EGRバルブ5の閉弁固着が解除されると、実リフトが実線Cに示すように上昇を開始する。
そして、実リフトが所定リフトに達した時(図中▲4▼参照)に強制開弁を停止して、通常のフィードバック制御に復帰する。
【0034】
以上の作動に示したように、本実施例のEGR装置では、エンジン1の始動完了後のエンジン運転中にEGRバルブ5の閉弁固着を検出した場合、EGRバルブ5に対して開弁に必要な駆動力(デューティ比100%)を与えて強制開弁するため、エンジン運転中における閉弁固着を短時間で解除できる。このように、EGRバルブ5に閉弁固着が発生しても、素早く閉弁固着が解除されるため、素早く適切なEGR量を得ることができる。
【0035】
また、特許文献1で示した始動時(エンジン1の完爆前)にEGRバルブ5を強制開弁する技術では、クランキング中にEGRバルブ5が強制開弁されるために、クランキング中の空燃比が悪化して、エンジン1の始動時間が長くなるとともに、大量のスモークが発生する不具合が生じる。これに対し、エンジン1の始動完了後のエンジン運転中にEGRバルブ5の閉弁固着を認識した時にEGRバルブ5を強制開弁する技術であるため、クランキング中に空燃比が悪化する不具合がない。このため、始動時間が延長する不具合がなく、また始動時に大量のスモークが発生する不具合も回避できる。
【0036】
[変形例]
上記の実施例では、EGRバルブ5の開度を調整するアクチュエータの一例としてリニアソレノイド10を用いたが、他に負圧アクチュエータ、電動モータなど、他のアクチュエータを用いても良い。
上記の実施例では、EGRバルブ5の実開度を検出する一例として弁体9の動きに連動するリフトセンサ15を用いたが、吸入空気量などからEGRバルブ5の実開度を検出するように設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】EGR装置の概略図である。
【図2】EGRバルブの断面図である。
【図3】EGRバルブの固着を解消する制御のフローチャートである。
【図4】EGRバルブの固着を解消する作動を説明するグラフである。
【符号の説明】
1 エンジン
2 吸気管
3 排気管
4 EGR配管
5 EGRバルブ
6 ECU(制御装置)
10 リニアソレノイド(アクチュエータ)
15 リフトセンサ(EGRバルブの実開度を検出する手段)

Claims (6)

  1. エンジンの吸気管と排気管を連通するEGR配管に設けられ、このEGR配管の連通度合をアクチュエータによって調整可能なEGRバルブと、
    前記エンジンの運転状態に応じて前記アクチュエータを制御することにより、前記EGRバルブの開度を調整する制御装置と、
    を備えるEGR装置であって、
    前記制御装置は、前記エンジンの始動完了後のエンジン運転中に前記EGRバルブの閉弁固着を検出する固着検出手段を備え、
    この固着検出手段が前記EGRバルブの閉弁固着を検出すると、前記エンジンの始動完了後のエンジン運転中に前記アクチュエータへ開弁に必要な駆動力を与えて強制開弁するように設けられたことを特徴とするEGR装置。
  2. 請求項1に記載のEGR装置において、
    前記固着検出手段は、前記EGRバルブの目標開度と実開度の差が一定値以上で、且つ前記EGRバルブの目標開度が所定値以上の時に、前記EGRバルブの閉弁固着を検出することを特徴とするEGR装置。
  3. 請求項1に記載のEGR装置において、
    前記固着検出手段は、前記EGRバルブの目標開度と実開度の差が一定値以上で、且つ前記EGRバルブの目標開度が所定値以上の状態が所定時間以上続く時に、前記EGRバルブの閉弁固着を検出することを特徴とするEGR装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のEGR装置において、
    前記制御装置は、前記固着検出手段が前記EGRバルブの閉弁固着を検出しても、前記エンジンの回転数が所定回転以上で、且つ前記エンジンにかかる負荷が所定負荷以上の時には前記強制開弁の動作を実行しないように設けられたことを特徴とするEGR装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のEGR装置において、
    前記制御装置は、前記固着検出手段が前記EGRバルブの閉弁固着を検出して前記強制開弁を実行して前記EGRバルブの開弁が認められた時には前記強制開弁の動作から前記EGRバルブの実開度を目標開度とする通常制御に復帰することを特徴とするEGR装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のEGR装置において、
    前記制御装置は、前記固着検出手段が前記EGRバルブの閉弁固着を検出して前記強制開弁を実行した際、所定時間に亘って前記EGRバルブの開弁が認められない時には前記強制開弁を停止して前記EGRバルブの異常信号を発生することを特徴とするEGR装置。
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