JPH07293355A - 内燃機関用絞り弁の制御装置 - Google Patents

内燃機関用絞り弁の制御装置

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JPH07293355A
JPH07293355A JP6089908A JP8990894A JPH07293355A JP H07293355 A JPH07293355 A JP H07293355A JP 6089908 A JP6089908 A JP 6089908A JP 8990894 A JP8990894 A JP 8990894A JP H07293355 A JPH07293355 A JP H07293355A
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control
valve
throttle valve
forced
linear solenoid
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JP6089908A
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English (en)
Inventor
Junichi Furuya
純一 古屋
Masao Nakamura
正生 中村
Takenobu Moriyama
剛延 森山
Akinobu Maeyama
明信 前山
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Unisia Jecs Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
    • F02D2011/101Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles
    • F02D2011/102Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles at least one throttle being moved only by an electric actuator
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】内燃機関のEGR装置等に使用されるリニアソ
レノイド式の絞り弁の固着状態を強制的に解除して、所
期の開度調整を可能にする。 【構成】イグニッションスイッチがONされると(S
1)、最大開弁力を発生させる開弁デューティ比でリニ
アソレノイドの通電を制御する(S2)。そして、かか
る強制的な通電制御を所定時間Aだけ継続させることで
(S4)、絞り弁の固着状態の解除を図り、前記所定時
間A経過後に通常制御に移行させる(S6,S7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関用絞り弁の制御
装置に関し、詳しくは、内燃機関の流体通路に介装され
る絞り弁の固着対策技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車用内燃機関において、
機関排気中のNOxを低減するための装置として、機関
排気の一部を吸気マニホールドへ還流させる(EGR:E
xhaustGas Recirculation)ことにより、最高燃焼温度を
下げて、NOxの生成を減少させる排気還流制御装置が
知られている(特開平4−81557号公報等参照)。
【0003】また、機関のアイドル回転数を目標回転数
に制御するために、スロットル弁をバイパスして設けら
れた補助空気通路を介して機関に供給される空気量をフ
ィードバック制御するアイドル回転数制御システムが知
られている(特開平4−334737号公報等参照)。
前記排気還流制御装置においては、排気還流率を運転条
件(機関負荷,機関回転速度等)に応じて適性に制御す
るために、排気還流通路に設けた絞り弁の開度を、機関
運転条件毎の要求排気還流率に応じて調整する必要があ
り、また、前記アイドル回転数制御システムでは、補助
空気通路に介装した絞り弁の開度を目標回転数が得られ
るように調整することが必要になる。
【0004】そこで、前記排気還流制御装置やアイドル
回転数制御システムでは、前記絞り弁としてリニアソレ
ノイドに対する通電をデューティ制御することによって
その開度を調整できるリニアソレノイド式絞り弁を用い
るのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に還流排気や吸入空気の量を調整するために機関の流体
通路に介装されるリニアソレノイド式の絞り弁において
は、機関運転中にブローバイガス中のオイル分や還流排
気中に含まれるカーボンなどが付着し、機関停止による
温度低下に伴って前記付着物が固まることで、弁体の固
着が発生し、再始動時に絞り弁の開度制御が不能になっ
て所期の制御が行なえなくなってしまうという問題があ
った。
【0006】かかる問題点の解決策としては、弁体と着
座面との接触面積を小さくして固着力を減少させること
が上げられるが、接触面積を小さくするために弁体のサ
イズを小さくすると、最大流量が小さくなってしまうと
いう問題が生じる。また、弁体のサイズを変えずに、弁
体と着座面との間のクリアランスを大きくする(接触面
を粗くする)と、全閉時の漏れ流量が大きくなってしま
うという問題を生じる。
【0007】更に、付着物による固着力を上回る開弁力
を、通電量(開弁デューティ)の小さい状態から発生さ
せるべく、リニアソレノイドを大型化することが解決策
として想定されるが、この場合には、大型のリニアソレ
ノイドを用いることでコストアップになってしまうとい
う問題があった。本発明は上記問題点に鑑みなされたも
のであり、リニアソレノイド式絞り弁に対する付着物に
よって弁体の固着が発生しても、大型のリニアソレノイ
ドを用いることなく、前記固着状態を確実に解消できる
ようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1の発明
にかかる内燃機関用絞り弁の制御装置は、図1に示すよ
うに構成される。図1において、絞り弁は、内燃機関の
流体通路に介装される絞り弁であって、リニアソレノイ
ドによって弁体を開閉動作させる弁である。
【0009】デューティ制御手段は、機関運転条件に応
じたデューティ比で前記絞り弁のリニアソレノイドに対
する通電をデューティ制御する。また、強制通電手段
は、デューティ制御手段による制御が開始される前に、
前記絞り弁のリニアソレノイドに対して所定のデューテ
ィ比で所定期間強制的に通電させる。
【0010】請求項2の発明にかかる内燃機関用絞り弁
の制御装置では、前記強制通電手段が、前記デューティ
制御手段による制御が開始される前の状態として、機関
の運転停止時又はクランキング中に、強制的な通電を行
なう構成とした。請求項3の発明にかかる内燃機関用絞
り弁の制御装置では、図1中に点線で示すように、前記
絞り弁の弁体の位置を検出する弁体位置検出手段を備
え、前記強制通電手段が、前記弁体位置検出手段で所定
の弁体変位が検出されたときに、強制的な通電制御を停
止する構成とした。
【0011】請求項4の発明にかかる内燃機関用絞り弁
の制御装置では、前記強制通電手段が、前記リニアソレ
ノイドに対する強制的な通電を開始してから所定時間以
上経過するまでに前記弁体位置検出手段で所定の弁体変
位が検出されないときに、前記リニアソレノイドに対す
る強制的な通電を停止する構成とした。請求項5の発明
にかかる内燃機関用絞り弁の制御装置では、前記強制通
電手段が、前記リニアソレノイドに対する強制的な通電
を開始してから所定時間以上経過するまでに前記弁体位
置検出手段で所定の弁体変位が検出されないために、前
記リニアソレノイドに対する強制的な通電を一旦停止し
た後、所定期間経過後に再度強制的な通電を開始する構
成とした。
【0012】請求項6の発明にかかる内燃機関用絞り弁
の制御装置では、前記強制通電手段が、前記弁体位置検
出手段で所定の弁体変位が検出されないまま所定時間の
経過によって通電を停止したときに、前記絞り弁の故障
を判定し、該故障判定に伴って前記デューティ制御手段
による制御を禁止する構成とした。請求項7の発明にか
かる内燃機関用絞り弁の制御装置では、前記リニアソレ
ノイドが最大開弁力を発生するデューティ比として予め
設定されたデューティ比を、前記強制通電手段における
所定のデューティ比とする構成とした。
【0013】請求項8の発明にかかる内燃機関用絞り弁
の制御装置では、前記強制通電手段が、前記リニアソレ
ノイドに対する通電時間割合が増大する方向にデューテ
ィ比を徐々に変化させる構成とした。
【0014】
【作用】請求項1の発明にかかる内燃機関用絞り弁の制
御装置では、リニアソレノイド式の絞り弁が、機関運転
条件に応じてデューティ制御されるが、機関運転条件に
応じた制御の開始前に、所定のデューティ比で所定期間
だけ前記リニアソレノイドに対する通電が強制的に行な
われる。
【0015】即ち、機関運転条件に応じて要求されるデ
ューティ比で制御する前に、付着物による弁体の固着状
態を解除するための通電制御を実行させ、固着状態が解
除されてから通常の制御が開始されるようにした。請求
項2の発明にかかる内燃機関用絞り弁の制御装置では、
前記固着状態の解除のための強制的な通電制御が機関運
転に与える影響を極力少なくすべく、機関の運転停止状
態又はクランキング中に強制的な通電を行なわせる構成
とした。
【0016】請求項3の発明にかかる内燃機関用絞り弁
の制御装置では、固着状態が解除されたか否かを、実際
に弁体が所期の変位を示したか否かを検出することで判
別し、無用な通電制御が行なわれることを回避できるよ
うにした。請求項4の発明にかかる内燃機関用絞り弁の
制御装置では、前記リニアソレノイドに対する強制的な
通電を開始してから所定時間以上経過しても、弁体が所
期の変位を示さない場合には、現状では強制的な通電制
御によっては固着状態を解除できないものと判断して強
制的な通電を停止し、固着状態の解除が不能であるのに
強制的な通電制御が続けられてしまうことを回避できる
ようにした。
【0017】請求項5の発明にかかる内燃機関用絞り弁
の制御装置では、上記のように弁体が所期の変位を示さ
ないために、強制的な通電による固着状態の解除を一旦
諦めても、温度上昇などによって解除可能になる場合が
あるので、再度強制的な通電を行なって固着状態の解除
が極力得られるようにした。請求項6の発明にかかる内
燃機関用絞り弁の制御装置では、前記リニアソレノイド
に対する強制的な通電を開始してから所定時間以上経過
しても、弁体が所期の変位を示さない場合には、固着状
態の解除が不能であると判断して絞り弁の故障を判定
し、かつ、通常の機関運転条件に応じたデューティ制御
も禁止させるようにした。
【0018】請求項7の発明にかかる内燃機関用絞り弁
の制御装置では、リニアソレノイドの強制通電を行なわ
せるときのデューティ比を、前記リニアソレノイドが最
大開弁力を発生する値として、リニアソレノイドの最大
開弁力で固着状態の解除が図れるようにした。請求項8
の発明にかかる内燃機関用絞り弁の制御装置では、リニ
アソレノイドに対する強制通電において、前記リニアソ
レノイドに対する通電時間割合が増大する方向にデュー
ティ比を徐々に変化させる構成とし、固着状態の解除の
ための絞り弁の開度変化を必要最小限に抑制できるよう
にした。
【0019】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。一実施例
のシステム構成を示す図2において、内燃機関1には、
エアクリーナ2,吸気ダクト3,吸気マニホールド4を
介して空気が吸入される。前記吸気ダクト3には、図示
しないアクセルペダルと連動するバタフライ式のスロッ
トル弁5が介装されており、該スロットル弁5によって
機関の吸入空気量が調整されるようになっている。
【0020】また、前記吸気マニホールド4の各ブラン
チ部には、各気筒別に電磁式の燃料噴射弁6が設けられ
ており、該燃料噴射弁6から噴射供給される燃料量の電
子制御によって所定空燃比の混合気が形成される。シリ
ンダ内に吸気弁7を介して吸引された混合気は、点火栓
8による火花点火によって着火燃焼し、燃焼排気は排気
弁9を介して排出され、排気マニホールド10によって図
示しない触媒,マフラーに導かれる。
【0021】また、前記排気マニホールド10と吸気マニ
ホールド4とを連通させる排気還流通路11(流体通路)
が設けられ、該排気還流通路11にはEGR制御弁12が介
装されている。前記EGR制御弁12が開かれると、排気
系と吸気系との圧力差によって排気の一部が機関吸気系
に還流され、かかる排気還流により燃焼温度が低下し、
以て、NOx排出量の減少が図られる。
【0022】前記EGR制御弁12は、図3に示すよう
に、リニアソレノイド21の磁気力によって弁体22を開弁
方向に駆動する構成のリニアソレノイド式絞り弁であ
り、本実施例では、コイルスプリング23によって閉弁方
向に付勢され着座面24に着座している弁体22を、前記リ
ニアソレノイド21の磁気力によって前記閉弁付勢力に抗
して開弁方向(図3で下方)に変位させることで開弁さ
れる構成としてある。
【0023】尚、図3に示すEGR制御弁12は、リニア
ソレノイド21の磁気力によって弁体22がリニアソレノイ
ド21から離れる方向に駆動されるタイプのものである
が、弁体22がリニアソレノイド21側から着座面に着座す
る構成とし、リニアソレノイド21の磁気力によって弁体
22がリニアソレノイド21側に吸い寄せられる方向にリフ
ト駆動されて開弁するタイプのものであっても良い。
【0024】前記燃料噴射弁6及びEGR制御弁12を制
御するコントロールユニット13は、マイクロコンピュー
タを含んで構成され、熱線式エアフローメータ14からの
吸入空気量信号Q,スロットルセンサ15からのスロット
ル弁開度信号TVO,クランク角センサ16からのクラン
ク角信号(機関回転信号),水温センサ17からの冷却水
温度信号Tw,図示しないキースイッチからのイグニッ
ションON信号及びスタータON信号が入力される。
【0025】前記熱線式エアフローメータ14は、感温抵
抗の吸入空気量による抵抗変化に基づいて機関1の吸入
空気量を質量流量として直接的に検出するものである。
前記スロットルセンサ15は、スロットル弁5の開度TV
Oをポテンショメータによって検出するものである。前
記クランク角センサ16は、例えばフライホイールのリン
グギヤを検知する電磁ピックアップを含んでなり、単位
角度毎の検出パルスを出力する。ここで、前記クランク
角センサ16からの検出信号に基づいて機関回転速度Ne
を算出可能である。
【0026】前記コントロールユニット13は、機関運転
条件(機関負荷及び機関回転速度)毎の適性排気還流率
に対応して予め設定されている開弁デューティ比(目標
開度)に基づいて、前記EGR制御弁12のリニアソレノ
イド21に対する通電をデューティ制御すると共に、前記
燃料噴射弁6による燃料噴射量を制御する。前記燃料噴
射弁6の噴射量の制御は以下のようにして行なわれる。
【0027】即ち、前記熱線式エアフローメータ14で検
出された吸入空気量Q(単位時間当たりの流量)と、ク
ランク角センサ16からの検出信号から算出した機関回転
速度Neとに基づいて基本燃料噴射量Tp(=K×Q/
Ne:Kは定数)を算出し、該基本燃料噴射量Tpに冷
却水温度Twなどの運転条件に応じた補正を施して最終
的な燃料噴射量Tiを求める。そして、前記燃料噴射量
Tiに相当するパルス幅の駆動パルス信号を前記燃料噴
射弁6に所定タイミングで出力する。燃料噴射弁6に
は、図示しないプレッシャレギュレータで所定圧力に調
整された燃料が供給されるようになっており、前記駆動
パルス信号のパルス幅に比例する量の燃料を噴射供給す
る。
【0028】一方、デューティ制御手段としてのコント
ロールユニット13によるEGR制御弁12の制御は、基本
的には、機関負荷と機関回転速度Neとに応じて開弁デ
ューティ比(リニアソレノイドの通電時間割合)を決定
し、前記開弁デューティ比に従ってリニアソレノイド21
への通電をオン・オフ制御して行なわれる。更に、コン
トロールユニット13は、機関運転条件に応じたEGR制
御弁12のデューティ制御を開始する前に、EGR制御弁
12を機関の排気還流の要求とは無関係に強制的に開制御
する処理を行なう。
【0029】即ち、EGR制御弁12の弁体に還流排気中
のカーボン成分などが付着し、これが機関停止に伴う温
度低下で固まって、弁体の固着が生じる場合がある。そ
こで、通常の制御に移行する前であって、EGR制御弁
12を強制的に開いても運転性に与える影響が少ない条件
下において、EGR制御弁12を機関の排気還流の要求と
は無関係に強制的に開制御し、リニアソレノイド21の磁
気力によって前記固着状態を解除しようとするものであ
る。
【0030】図4のフローチャートは、上記強制開制御
の第1実施例を示すものであり、該図4のフローチャー
トに示すように、本実施例において強制通電手段として
の機能は、前記コントロールユニット13がソフトウェア
的に備えている。図4のフローチャートにおいて、ステ
ップ1(図中ではS1としてある。以下同様)では、イ
グニッションスイッチ(IGSW)のON又はスタータ
スイッチ(STSW)のONを判定する。
【0031】そして、イグニッションスイッチのON又
はスタータスイッチのONが判定されると、ステップ2
へ進み、予めリニアソレノイド21が最大開弁力を発生す
る値として設定されている開弁デューティ比に従って、
リニアソレノイド21の通電制御を開始する。本実施例の
リニアソレノイド21は、図5に示すように、前記固着状
態の解除に必要とされると予測される開弁力を、開弁デ
ューティ比が所定以上になって初めて発生するよう構成
されており、前記ステップ2では、かかるリニアソレノ
イド21において開弁力が最大となる開弁デューティ比を
予め求めておいて、かかる最大開弁力デューティで開制
御を行なわせて、固着状態の解除を図るようにしてあ
る。従って、開弁デューティ比の小さい状態から固着状
態の解除に必要とされる開弁力を発生するような大型の
リニアソレノイド21は不要であり、コストの低減が図ら
れる。
【0032】ステップ3では、前記最大開弁力を発生す
る開弁デューティ比に基づく強制的な開制御を行なわせ
る所定期間を計測するために、タイマーを起動させる。
ステップ4では、前記タイマーによる時間計測値が所定
値A以上になっているか、換言すれば、強制的な開制御
を開始してから所定時間以上が経過しているかを判別さ
せる。
【0033】ステップ4で、強制的開制御を開始してか
らの時間が所定時間Aに達していないと判別されたとき
には、ステップ5でタイマーをカウントアップさせ、再
度ステップ4に戻るようにして、EGR制御弁12に対す
る強制的な開制御を継続させる(図6参照)。ステップ
4で、強制的開制御が所定時間以上継続して行なわれた
ことが判別されると、たとえEGR制御弁12の弁体が固
着状態にあったとしても、前記強制的な開制御によって
前記固着状態が解除されたものと推定し、ステップ6
で、EGR制御弁12の開弁デューティ比を0に戻した
後、ステップ7へ進んで、通常の機関の排気還流量の要
求に基づくデューティ制御(通常制御)に移行させる。
【0034】このように、本実施例によると、再始動時
にたとえEGR制御弁12の弁体が付着物によって固着し
ていたとしても、通常制御に移行する前の所定時間に渡
る強制的な通電制御によって、固着状態を解除し得る開
弁力をリニアソレノイド21で生じさせ、以て、前記固着
状態の解除を図る。従って、通常制御は、固着状態が解
除されている状態で開始されることになり、比較的小さ
な開弁デューティ比での通電制御による開度調整から正
常に行なわせることができる。前記強制的な開制御を行
なわない場合であっても、通常制御によって最大開弁力
付近の開弁デューティ比が与えられれば固着状態が解除
され得るが、この場合には、運転条件によって最大開弁
力付近の開弁デューティ比が与えられるようになるまで
の間は、たとえ機関要求に基づいて排気還流を行なわせ
るべくEGR制御弁12をデューティ制御しても、実際に
は、EGR制御弁12が固着によって開かずに、所期のN
Ox低減効果を得ることができるなくなる。これに対
し、上記実施例では、通常制御に入る前に、固着状態の
解除を図るための強制的な開制御が行なわれるから、通
常制御開始当初の比較的小さな開弁デューティ比に基づ
く制御から正常に行なわせることができるものである。
【0035】また、イグニッションスイッチのONから
所定時間、或いは、スタートスイッチのONから所定時
間において、EGR制御弁12を強制的に開制御する構成
であるから、EGR制御弁12が大きく開かれることによ
る運転性への影響は最小限に抑制することができる。こ
こで、イグニッションスイッチのONから強制開制御を
開始させる場合には、機関のクランキング中の強制開制
御を回避すべく、イグニッションスイッチがONされて
から所定時間が経過するまでは、たとえスタートスイッ
チがON操作されても、これに優先してスタータをOF
F状態に保持し、所望の強制開制御時間が経過してから
スタータのON(クランキング開始)を許容する構成と
しても良い。
【0036】スタートスイッチのONから強制開制御を
開始させる場合には、機関が完爆しスタートスイッチが
OFFされてからも強制開制御が行なわれることによる
運転性への影響を回避すべく、強制開制御の継続時間が
所定時間Aに達する前に、スタートスイッチがOFFさ
れた段階で強制的な開制御を停止させる構成としても良
い。
【0037】また、強制的な開制御を、イグニッション
スイッチのON又はスタートスイッチのONと同時に開
始させることは必要要件ではなく、所定のディレー時間
を設けても良い。機関温度が高い場合には、EGR制御
弁12の固着原因となる付着物の粘性が低下し、固着状態
の解除が比較的容易に行なえるものと推定されるので、
冷却水温度Twが高いときほど前記所定値Aを小さい値
とし、温度が低いときほど強制開制御が長時間に渡って
行なわれるようにしても良い。
【0038】また、前記強制的な開制御時にEGR制御
弁12に与える開弁デューティ比は、最大開弁力を発生す
るデューティ比であることが好ましいが、かかるデュー
ティ比に固定するのではなく、最大開弁力相当の開弁デ
ューティ比と比較的小さな開弁デューティ比(開弁デュ
ーティ比=0を含む)とを交互に与えるようにしても良
い。
【0039】更に、最大開弁力相当の比較的大きな開弁
デューティ比を制御開始と同時に与えるのではなく、前
記最大開弁力相当のデューティ比まで徐々に増大させ
て、EGR制御弁12を介する排気還流量の急増を回避す
る構成としても良い。ところで、上記実施例では、EG
R制御弁12における固着状態が実際に解除されたか否か
を判別しないので、固着状態の確実な解除を図るために
は、強制開制御の時間を比較的長く設定する必要があ
り、これによって、既に固着状態が解除されているのに
無用に開制御が継続されてしまう可能性が生じる。ま
た、所定時間だけ開制御を強制したことで通常制御に移
行するから、実際には固着状態が解除されていないの
に、通常制御が行なわれてしまう可能性もある。
【0040】そこで、図3中に示すように、EGR制御
弁12に、弁体22の開位置を検出するためのポジションセ
ンサ18(弁体位置検出手段)を設け、通常制御に移行す
る前の強制的な開制御によって実際に弁体22が正規に変
位したか否かを、前記ポジションセンサ18で判別できる
ようにすると良い。前記ポジションセンサ18は、弁体22
の基端側に固定された摺動接点18aと、該摺動接点18a
が弁体22のリニアソレノイド21による変位に応じてその
接触位置が変化する抵抗素子18bとからなり、前記抵抗
素子18bに対する摺動接点17aの接触位置の変化による
抵抗値変化に基づいて弁体22の軸方向における位置を検
出するポテンショメータ式のものである。
【0041】上記のようにポテンショメータ式のセンサ
で弁体22の位置を検出させる構成であれば、弁体22の位
置を比較的簡便に検出することができる。但し、弁体位
置検出手段を上記のポテンショメータ式のセンサに限定
するものではなく、公知の種々の位置センサを用いるこ
とができる。図7のフローチャートは、前記ポジション
センサ18を備えた第2実施例における強制開制御の様子
を示す。
【0042】この図7のフローチャートにおいて、ステ
ップ11では、イグニッションスイッチのON又はスター
タスイッチのONを判定する。そして、イグニッション
スイッチのON又はスタータスイッチのONが判定され
ると、ステップ12へ進み、予めリニアソレノイド21が最
大開弁力を発生する値として設定されている開弁デュー
ティ比に従って、リニアソレノイド21の通電制御を開始
する。
【0043】ステップ13では、前記最大開弁力を発生す
る開弁デューティ比に基づく強制的な開制御の継続時間
を計測するために、タイマーを起動させる。ステップ14
では、前記ポジションセンサ18によって検出される弁体
22の位置が、前記最大開弁力相当の開弁デューティ比に
見合う位置になっているか否かを判別する。
【0044】ここで、弁体22の固着状態が解除されてお
らず、弁体22が開制御にも関わらず閉弁位置に停止して
いる場合には、かかる状態がポジションセンサ18によっ
て検出されて、ステップ15へ進む。ステップ15では、前
記タイマーによる時間計測値が所定値A以上になってい
るか、換言すれば、強制的な開制御を開始してから所定
時間以上が経過しているかを判別させる。
【0045】ステップ15で、強制的開制御を開始してか
らの時間が所定時間Aに達していないと判別されたとき
には、ステップ16でタイマーをカウントアップさせ、再
度ステップ14に戻るようにして、EGR制御弁12に対す
る強制的な開制御を継続させる。ステップ15で、強制的
開制御が所定時間A以上継続して行なわれたことが判別
された場合には、所定時間Aの開制御によっても弁体22
の固着状態が解除されなかったことになり、この場合に
は、ステップ17へ進み、解除し得ない固着(EGR制御
弁12の故障)が発生していることを判定すると共に、通
常の排気還流制御への移行を禁止する。
【0046】即ち、所定時間Aに渡ってリニアソレノイ
ド21において最大開弁力を発生させても、弁体22が動か
なかった場合には、リニアソレノイド21による磁気力で
は解除できないような固着(或いは機械的なロック)が
発生したものと見做すものである。そして、かかる状態
では、通常制御によって開弁デューティをEGR制御弁
12に与えても、実際にはEGR制御弁12は開かないの
で、通常制御への移行を禁止する。
【0047】尚、前記ステップ17の判定結果に基づき、
運転者に対してEGR制御弁12の故障(固着)をランプ
等によって警報する構成とすると良い。一方、前記所定
時間Aに達する前にリニアソレノイド21の磁気力によっ
て弁体22の固着状態が解除され、これが、ポジションセ
ンサ18によって検出されると、ステップ14からステップ
18へ進む。
【0048】ステップ18では、EGR制御弁12の開弁デ
ューティ比を0に戻し、次のステップ19では、通常の機
関の排気還流量の要求に基づくデューティ制御(通常制
御)に開始する(図8参照)。このように図7のフロー
チャートに示される第2実施例では、強制的な開制御に
よって実際にEGR制御弁12の弁体22が動いて固着状態
が解除されると、直ちに強制開制御を停止するから、固
着状態の解除のための開制御が無用に継続されることを
回避できる。また、所定時間Aの開制御によっても固着
状態が解除できなかったことを判別できるから、固着状
態が解除されないまま通常制御に移行してしまうことを
確実に回避できる。
【0049】尚、温度が高い場合には、比較的容易に固
着状態が解除されるものと予測されるから、前記所定時
間Aを冷却水温度Twが高いほど短い時間に設定する構
成としても良い。また、弁体22の固着状態は、リニアソ
レノイド21が最大開弁力を発生しなくても解除できる可
能性があるので、強制的な開制御の開始から徐々に開弁
デューティ比を最大開弁力相当の値まで増大させ、最大
開弁力に相当するデューティ比に至る前に固着状態の解
除がポジションセンサ18によって検出されたときには、
その時点で強制開制御を停止させるようにしても良い。
かかる構成によれば、無駄にEGR制御弁12の開度が大
きくなることを回避できると共に、排気還流量の急増を
回避でき、運転性への影響を一層少なくすることが可能
となる。
【0050】ところで、上記図7のフローチャートに示
すステップ17で固着状態の解除が不能であると判別され
ても、その後の機関の運転によって温度が上昇すると、
リニアソレノイド21の磁気力によって固着状態が解除で
きるようになる場合がある。しかしながら、図7のフロ
ーチャートに示す制御では、一旦解除不能であると判断
すると、その後の通常制御が停止されることになってし
まい、解除可能な状態であるのに排気還流制御が全く放
棄されてしまうことになる。
【0051】そこで、図9のフローチャートに示す第3
実施例のように、一旦解除不能と判定されても、強制的
な通電による固着状態の解除を再度試みるよう構成する
ことが好ましい。図9のフローチャートにおいて、イグ
ニッションスイッチのON又はスタータスイッチのON
(ステップ21)に同期させて、最大開弁力を発生する開
弁デューティ比を強制的に与え(ステップ22)、タイマ
ーの計測時間(ステップ23,ステップ26)が所定時間A
に至る前(ステップ25)にポジションセンサ18によって
固着状態の解除が検出されると(ステップ24)、強制開
制御を停止させ(ステップ27)通常制御に移行する(ス
テップ28)処理は、前記図7のフローチャートと同じで
ある。
【0052】そして、図9のフローチャートでは、前記
所定時間Aに至ってもポジションセンサ18によって固着
状態の解除が検出されないと、ステップ29へ進み、EG
R制御弁12に与える開弁デューティ比を一旦0に戻して
強制開制御を中止する。次のステップ30では、強制的な
開制御を所定複数回(例えば2回)行なったか否かを判
別する。
【0053】そして、今回のステップ29における強制開
制御の中止が所定回数だけ強制開制御を行なわせた最終
結果でない場合には、ステップ31へ進み、前記中止から
所定時間が経過したか、或いは、前記中止時点における
冷却水温度Twから所定温度以上の温度上昇があったか
を判別する。そして、所定時間が経過するか或いは温度
上昇が検出されると、再びステップ22に戻って固着状態
解除のための強制開制御を実行させる。
【0054】即ち、同じ温度条件で強制的な開制御を再
度行なっても、EGR制御弁12の固着状態の解除は困難
であるが、所定時間の経過によって温度上昇が見込まれ
るとき或いは実際に冷却水温度Twの上昇が検出されて
いる状態では、固着状態を解除できる可能性が高まるか
ら、このときには、EGR制御弁12の強制開制御を再度
実行させる。
【0055】ここで、2回目以降の強制開制御であって
も、かかる制御によってEGR制御弁12の固着状態が解
除されたことがポジションセンサ18によって検出される
と、ステップ26,27へ進み、通常の機関運転条件に応じ
た制御に移行させる(図10参照)。従って、本実施例に
よれば、温度上昇によって固着状態を解除し得る条件に
なっているにも関わらず、そのまま放置されて、通常制
御を全く実行しなくなってしまうことがない。
【0056】一方、上記のように所定のインターバルで
強制開制御を所定複数回実行したにも関わらず、相変わ
らずポジションセンサ18によって固着状態の解除が検出
されない場合には、強制開制御では解除できない固着状
態であると判断し、ステップ30からステップ32へ進み、
EGR制御弁12の固着状態(故障)を判定し、かつ、機
関運転条件に応じたEGR制御弁12のデューティ制御を
禁止する。
【0057】尚、上記実施例では、内燃機関の流体通路
に介装されるリニアソレノイド式絞り弁として、排気還
流通路11に設けたEGR制御弁12を対象としたが、この
他、スロットル弁5をバイパスして設けられる補助空気
通路に介装され、アイドル回転数のフィードバック制御
に用いられるアイドル制御弁、スロットル弁5をバイパ
スして燃料噴射弁6の噴孔付近に噴出させる燃料微粒化
用のアシストエア量を調整するアシストエア調整弁、キ
ャニスタからのパージエア量を調整するパージエア制御
弁などであって、リニアソレノイド式絞り弁を弁装置と
して用いるものであっても良い。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
かかる内燃機関用絞り弁の制御装置によると、機関運転
条件に応じてリニアソレノイド式の絞り弁をデューティ
制御する前に、所定デューティ比に基づく強制的な通電
制御によって固着状態の解除を図るので、機関停止中に
絞り弁の固着が発生しても、かかる固着状態を解除して
から通常制御を開始させることができ、通常制御の当初
から所期の開度制御が行なえるという効果がある。
【0059】請求項2の発明にかかる内燃機関用絞り弁
の制御装置によると、前記通常制御に移行する前の強制
的な通電制御が、機関運転性に与える影響を充分に抑制
できるという効果がある。請求項3の発明にかかる内燃
機関用絞り弁の制御装置によると、強制的な通電制御に
よって実際に固着状態が解除されたか否かを判別できる
ので、無用な通電制御を回避しつつ、確実に固着状態を
解除できるという効果がある。
【0060】請求項4の発明にかかる内燃機関用絞り弁
の制御装置によると、強制的な通電制御によって固着状
態を解除し得ない状態で、無用に通電制御が継続される
ことを回避できるという効果がある。請求項5の発明に
かかる内燃機関用絞り弁の制御装置によると、所定の強
制通電を行なっても固着状態が解除できない場合に、よ
り固着状態の解除が容易になっている条件下で再度強制
通電を行なわせて固着状態の解除を図るので、固着状態
を解除できずに通常制御が行なえなくなることを極力回
避できるという効果がある。
【0061】請求項6の発明にかかる内燃機関用絞り弁
の制御装置によると、絞り弁が固着している状態のまま
所期の流量調整を期待して通常制御が行なわれることを
回避できるという効果がある。請求項7の発明にかかる
内燃機関用絞り弁の制御装置によると、強制通電制御に
おいてリニアソレノイドにおける最大開弁力を発生させ
ることができるので、強制通電による固着状態の解除を
効果的に行なわせることができるという効果がある。
【0062】請求項8の発明にかかる内燃機関用絞り弁
の制御装置によると、絞り弁開度の急変を回避でき、ま
た、固着状態の解除のための開制御が運転性に与える影
響を最小限に抑制できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施例を示すシステム概略図。
【図3】実施例のEGR制御弁の詳細構成を示す縦断面
図。
【図4】第1実施例の強制通電制御を示すフローチャー
ト。
【図5】実施例におけるデューティと発生開弁力との相
関を示す線図。
【図6】第1実施例の制御特性を示すタイムチャート。
【図7】第2実施例の強制通電制御を示すフローチャー
ト。
【図8】第2実施例の制御特性を示すタイムチャート。
【図9】第3実施例の強制通電制御を示すフローチャー
ト。
【図10】第3実施例の制御特性を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1 内燃機関 4 吸気マニホールド 5 スロットル弁 6 燃料噴射弁 10 排気マニホールド 11 排気還流通路 12 EGR制御弁 13 コントロールユニット 14 熱線式エアフローメータ 15 スロットルセンサ 16 クランク角センサ 17 水温センサ 18 ポジションセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前山 明信 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の流体通路に介装される絞り弁で
    あって、リニアソレノイドによって弁体を開閉動作させ
    る絞り弁と、 機関運転条件に応じたデューティ比で前記絞り弁のリニ
    アソレノイドに対する通電をデューティ制御するデュー
    ティ制御手段と、 該デューティ制御手段による制御が開始される前に、前
    記絞り弁のリニアソレノイドに対して所定のデューティ
    比で所定期間強制的に通電させる強制通電手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする内燃機関用絞り弁
    の制御装置。
  2. 【請求項2】前記強制通電手段が、前記デューティ制御
    手段による制御が開始される前の状態として、機関の運
    転停止時又はクランキング中に、強制的な通電を行なう
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関用絞り弁の制
    御装置。
  3. 【請求項3】前記絞り弁の弁体の位置を検出する弁体位
    置検出手段を備え、前記強制通電手段が、前記弁体位置
    検出手段で所定の弁体変位が検出されたときに、強制的
    な通電制御を停止することを特徴とする請求項1又は2
    のいずれかに記載の内燃機関用絞り弁の制御装置。
  4. 【請求項4】前記強制通電手段が、前記リニアソレノイ
    ドに対する強制的な通電を開始してから所定時間以上経
    過するまでに前記弁体位置検出手段で所定の弁体変位が
    検出されないときに、前記リニアソレノイドに対する強
    制的な通電を停止することを特徴とする請求項3記載の
    内燃機関用絞り弁の制御装置。
  5. 【請求項5】前記強制通電手段が、前記リニアソレノイ
    ドに対する強制的な通電を開始してから所定時間以上経
    過するまでに前記弁体位置検出手段で所定の弁体変位が
    検出されないために、前記リニアソレノイドに対する強
    制的な通電を一旦停止した後、所定期間経過後に再度強
    制的な通電を開始することを特徴とする請求項4記載の
    内燃機関用絞り弁の制御装置。
  6. 【請求項6】前記強制通電手段が、前記弁体位置検出手
    段で所定の弁体変位が検出されないまま所定時間の経過
    によって通電を停止したときに、前記絞り弁の故障を判
    定し、該故障判定に伴って前記デューティ制御手段によ
    る制御を禁止することを特徴とする請求項4又は5のい
    ずれかに記載の内燃機関用絞り弁の制御装置。
  7. 【請求項7】前記強制通電手段における所定のデューテ
    ィ比が、前記リニアソレノイドが最大開弁力を発生する
    デューティ比として予め設定されたデューティ比である
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6のい
    ずれかに記載の内燃機関用絞り弁の制御装置。
  8. 【請求項8】前記強制通電手段が、前記リニアソレノイ
    ドに対する通電時間割合が増大する方向にデューティ比
    を徐々に変化させることを特徴とする請求項1,2,
    3,4,5又は6のいずれかに記載の内燃機関用絞り弁
    の制御装置。
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