JP2004269125A - 物品移載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】条件の異なる物品を別々の手段で干渉することなく保持させる。
【解決手段】作業ロボットにより移動されるベースフレーム10に、下方に突設されて開閉自在な掛止アーム21bを有する第1保持手段14と、掛止アーム21bの間に配置されて複数の吸着パッド33を有する第2保持手段15とを具備し、第2保持手段15に、掛止アーム21bの下端より下方の使用位置Dと、掛止アーム21bに支持される第1の物品W1よりも上方の待機位置Uとの間で吸着パット33を昇降させるパッド昇降ユニット32を設け、パッド昇降ユニット32により吸着パッド33が待機位置Uに上昇された状態で、掛止アーム21bにより第1の物品W1を側方から挟持して支持させ、パッド昇降ユニット32により吸着パッド33を使用位置に下降させた状態で、吸着パッド33により第2の物品W2を上面から吸着して保持させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロボットによりパレット上に段積みされた物品を段ばらし(デパレタイズ)したり、パレット上に物品を段積み(パレタイズ)するなどのように、物品を取り扱うための物品移載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロボットにより物品を取り扱う物品移載装置には、特許文献1および特許文献2に示すように、吸着パッドとクランプアームとをそれぞれ設けたものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−257965号(図1)
【0004】
【特許文献2】
特開平9−131685号(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来構成では、物品保持装置は、吸着パッドとクランプアームとを同時に使用することで物品の保持を安定して行うものである。しかしながら、たとえば大きさや種類の異なる複数種類の物品を取り扱う場合、1種類の保持部材では、保持部材や位置決め部材の配置位置が物品と干渉するため、複数種類の物品を保持することができないという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決して、形態や性状などの条件の異なる物品を別々の保持手段により干渉することなく良好に保持させることができる物品移載装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、ロボットにより移動されるベースフレームに、下方に突設されて開閉自在な複数の掛止部材を有する第1保持手段と、前記掛止部材の間に配置されて複数の吸着具を有する第2保持手段とを具備し、前記第2保持手段に、掛止部材の下端より下方の使用位置と、掛止部材に支持される物品よりも上方の待機位置との間で吸着具を昇降させる吸着具昇降装置を設け、前記第1保持手段は、吸着具昇降装置により吸着具を待機位置に上昇させた状態で、掛止部材を接近動して第1の物品を保持し、第2保持手段は、前記吸着具昇降装置により吸着具を使用位置に下降させた状態で、吸着具で第2の物品を上面から吸着して保持するように構成されたものである。
【0008】
上記構成によれば、第1の物品に対して、吸着具を待機位置に待避させておき、複数の掛止部材により第1の物品を掛止して第1保持手段により保持させる。また掛止部材に干渉するような上面が広い第2の物品に対して、吸着具を掛止部材下方の使用位置に下降させて吸着具により第2の物品の上面を吸着して第2保持手段により保持させる。これにより、吸着具昇降装置により吸着具を使用位置と待避位置の間で昇降させることにより、吸着具に保持される第2の物品と掛止部材との干渉や、掛止部材に保持される第1の物品と吸着具の干渉を防止することができ、上面の面積等の条件が異なり一方の保持手段で保持できない物品であっても、第1保持手段と第2保持手段とを使い分けることで、安定して保持することができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、第1保持手段の掛止部材に、物品に形成された掛止部に係合可能な掛止爪を設け、ベースフレームに、複数の位置決め部材を第1の物品に対して当接離間動し位置決め可能な位置決め手段を設けたものである。
【0010】
上記構成によれば、掛止爪を第1の物品の掛止部に係合させることにより、第1の物品を安定して保持することができ、また位置決め手段により、掛止部材の掛止爪を第1の物品の掛止部に確実に係合させることができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、ロボットにより移動されるベースフレームに、下方に突設されて開閉自在な複数の挟持部材を有する第1保持手段と、前記挟持部材の間に配置されて複数の吸着具を有する第2保持手段とを具備し、前記第2保持手段に、挟持部材の下端より下方の使用位置と、挟持部材に支持される物品よりも上方の待機位置との間で吸着具を昇降させる吸着具昇降装置を設け、前記第1保持手段は、吸着具昇降装置により吸着具を待機位置に上昇させた状態で、挟持部材を接近動して第1の物品を保持し、第2保持手段は、前記吸着具昇降装置により吸着具を使用位置に下降させた状態で、吸着具で第2の物品を上面から吸着して保持するように構成されたものである。
【0012】
上記構成によれば、第1の物品に対して、吸着具を待機位置に待避させておき、複数の挟持部材により第1の物品を挟持して第1保持手段により保持させる。また挟持部材に干渉するような上面が広い第2の物品に対して、吸着具を挟持部材下方の使用位置に下降させて吸着具により第2の物品の上面を吸着して第2保持手段により保持させる。これにより、吸着具昇降装置により吸着具を使用位置と待避位置の間で昇降させることにより、吸着具に保持される第2の物品と挟持部材との干渉や、挟持部材に保持される第1の物品と吸着具の干渉を防止することができ、上面の面積等の条件が異なり一方の保持手段で保持できない物品であっても、第1保持手段と第2保持手段とを使い分けることで、安定して保持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
ここで、本発明に係る物品移載装置の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
【0014】
この物品移載装置は、図5に示すように、上面形状が異なる第1の物品(たとえばコンテナ)W1および第2の物品(たとえばダンボール箱)W2を保持可能な物品保持装置7と、物品保持装置7を任意位置に移動可能な作業ロボット(ロボット)1とを具備し、コンベヤ上の物品をパレット上にパレタイズ(段積み)したり、またはパレット上に段積みされた物品群をデパレタイズ(段ばらし)してコンベヤに移載したり、あるいはコンベヤ間での物品の移載やコンベヤと搬送台車との間での物品の移載を行うものである。
【0015】
作業ロボット1は、床面または架台に固定される基台2に旋回軸2aを介してロボット本体3が垂直軸心周りに旋回自在に支持され、ロボット本体3には基端アーム部4bと先端アーム部4aからなる折り曲げ自在な作業アーム4が回動自在に支持されている。そして前記先端側アーム4aには、先端側アーム4aに直交する軸回りに傾動可能な傾動装置(図示せず)と、この傾動装置により傾動される傾動部材5に先端側アーム4aの略長さ方向の軸心周りに回動可能な回動装置(図示せず)が設けられ、前記物品保持装置7が回動軸6を介して回動装置に支持されている。
【0016】
前記物品保持装置7は、図1〜図4に示すように、上ベースプレート11と下ベースプレート12とが4本の連結ロッド13を介して互いに平行に連結されてベースフレーム10が形成され、上ベースプレート11の中央部に回動軸6が上方に突出されている。下ベースプレート12には、第1の物品W1を保持可能な複数の掛止アーム(掛止部材)21aを有する第1保持手段14と、第1の物品W1に対して第1保持手段14を位置決め可能な位置決めプレート(位置決め部材)を有する位置決め手段16と、第2の物品W2を保持可能な複数の吸着パッド33を有する第2保持手段15とが設けられている。
【0017】
前記第1保持手段14は、図2に示すように、左右一対の掛止装置21により構成されており、下ベースプレート11の左右側辺部の中央位置に配設された左右一対で油圧式または空気圧式の掛止用シリンダ21aと、この掛止用シリンダ21aの出力部材から垂下されて開閉自在な掛止アーム(掛止部材)21bとを具備した左右一対の掛止装置21により構成され、掛止アーム21bの下端部には、第1の物品の左右側面に形成された掛止用孔Waに係合可能な爪部(掛止爪)21cが突設されている。
【0018】
位置決め手段16は、第1保持手段14の左部および右部にそれぞれ配設されたサイドシフト装置22と、下ベースプレート11の前部および後部にそれぞれ配置されたフロントシフト装置23およびバックシフト装置24とで構成され、第1の物品W1の周側部を囲んで位置決めするように構成されている。
【0019】
前記各サイドシフト装置22は、油圧式または空気圧式のシリンダおよび一対のガイドロッドを一体に具備したサイドシフトユニット22aと、このサイドシフトユニット22aの出力部材から垂下されて第1の物品W1に対して接近離間自在なサイドプレート(位置決め部材)22bとで構成されている。
【0020】
またフロントシフト装置23は、油圧式または空気圧式のシリンダと一対のガイドロッドを一体に具備したフロントシフトユニット23aと、このフロントシフトユニット23aの出力部材から垂下されて開閉自在なフロントプレート(位置決め部材)23bとで構成されている。
【0021】
さらにバックシフト装置24は、油圧式または空気圧式のシリンダと一対のガイドロッドを一体に具備したバックシフトユニット24aと、このバックシフトユニット24aの出力部材から垂下されて開閉自在なバックプレート(位置決め部材)24bとで構成されている。
【0022】
したがって、各シフト装置22〜24のシフトユニット22a〜24aを収縮させてシフトプレート22b〜24bを接近動させることにより、作業アーム4側または第1の物品W1側を移動させて第1の物品W1に対する第1保持手段14の位置を調整し、掛止アーム21bの爪部21cを掛止用孔Waに対向させて係合可能にとすることができる。
【0023】
前記第2保持手段15は、第2の物品W2を4個の吸着パッド33により吸着保持するもので、図4に示すように、上ベースプレート11と下ベースプレート12の間に連結された取付プレート31に、左右一対のパッド昇降ユニット(吸着具昇降装置)32が配設され、パッド昇降ユニット32の出力部材に支持部材34を介して一対の吸着パッド(吸着具)33が垂下された吸着装置30により構成されている。前記パッド昇降ユニット32には、油圧式または空気圧式のシリンダと一対のガイドロッドが一体に設けられている。そしてこのパッド昇降ユニット32は、吸着パッド(吸着具)33の吸着面が少なくとも掛止アーム21bおよびシフトプレート22b,23b,24bの下端部より下方となる使用位置Dと、掛止アーム21bにより保持された第1の物品W1の上面より上方に位置する待機位置Uとの間で昇降させる昇降ストロークLに設定されている。
【0024】
上記構成において、コンベヤC1により搬入された第1の物品W1と、コンベヤC2により搬入された物品W2とを、コンベヤC3上のパレットPにパレタイズ(段積み作業)を行う場合、第1保持手段により第1の物品W1を保持する時には、作業ロボット1を操作して作業アーム4を駆動し、第2保持手段15のパッド昇降ユニット32を操作して吸着パッド33を待機位置Uまで上昇させる。そして第1の物品W1の上方に物品保持装置7を位置させて下降し、掛止装置21および位置決め手段16を第1の物品W1の上方から外嵌させる。次いで、位置決め手段16のシフトユニット22a〜24aを操作して各シフトプレート22b〜24bを互いに接近させ第1の物品W1の掛止用孔Waに対する第1保持手段14の爪部21cを位置決めする。さらに掛止用シリンダ21aを操作して掛止アーム21bを接近させて爪部21cを掛止用孔Waに係合させ、第1の物品W1を保持する。そして作業アーム4を操作してコンベヤC1上の第1の物品W1をパレットP上の所定位置に積み付ける。
【0025】
第2保持手段により、上面が広く掛止アーム21bに干渉するような第2の物品W2を保持する時には、作業アーム4を操作するとともに、第2保持手段15のパッド昇降ユニット32を操作して吸着パッド33を使用位置Dまで下降させる。そして物品保持装置7を下降させて第2の物品W2の上面に吸着パッド33を着底させ、吸着パッド33により吸引して第2の物品W2を保持する。そして、作業アーム4を操作してコンベヤC2上の第2の物品W2をパレットP上の所定位置に積み付ける。
【0026】
コンベヤC3上のパレットPに積み付けられた第1の物品W1および第2の物品W2をデパレタイズして、コンベヤC1とコンベヤC2に移載する場合は、上記と逆の動作で行われる。
【0027】
上記実施の形態によれば、第1保持手段14を使用するときは、パッド昇降ユニット32により第2保持手段15の吸着パッド33を待機位置Uまで上昇させて待避させ、これから保持する第1の物品W1と吸着パッド33との干渉を無くした後、掛止アーム21bにより第1の物品W1を保持させる。また第2の物品を保持する場合には、パッド昇降ユニット32により吸着パッド33を掛止アーム21b下方の使用位置Dに下降させ、吸着パッド33を介して第2の物品W2を保持させる。このようにパッド昇降ユニット32により、吸着パッド33を使用位置Dと待避位置Uとの間で昇降させることにより、吸着パッド33や掛止アーム21bと物品W1,W2との干渉を防止することができるので、第1保持手段14と第2保持手段15とを使い分けることで、上面の面積等の条件が異なるような物品W1,W2であっても、安定して確実に保持することができる。
【0028】
また、位置決め手段16により各シフトプレート22b〜24bを介して第1の物品W1に位置決めすることにより、掛止装置21により掛止アーム21bの爪部21cを掛止用孔Waに正確に対向させ、爪部21cを掛止用孔Waに確実に係合させて第1の物品W1を安定して保持することができる。
【0029】
なお、上記実施の形態では、掛止アーム21bの爪部21cを第1の物品W1に形成された掛止用孔Waに係合させたが、爪部21cは、第1の物品W1に突設された凸部であってもよいし、第1の物品W1の底面に掛止されるように構成してもよい。
【0030】
図6および図7は、第1保持手段14を、掛止装置21に代えて第1の物品を挟持する挟持装置41とし、位置決め手段16を削除した他の実施の形態を示す。なお、実施の形態と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0031】
すなわち、第1保持手段40を構成する挟持装置41は、左部および右部にそれぞれ配設された側部挟持部42と、下ベースプレート11の前部および後部にそれぞれ配置された前後挟持部23とで構成され、第1の物品W1の周側部を囲んで挟持するように構成されている。
【0032】
前記左右の側部挟持部42は、油圧式または空気圧式のシリンダおよび一対のガイドロッドを一体に具備した側部挟持ユニット42aと、この側部挟持ユニット42aの出力部材から垂下されて第1の物品W1に対して接近離間自在な側部挟持プレート(挟持部材)42bとで構成されている。
【0033】
また前後挟持部43は、油圧式または空気圧式のシリンダと一対のガイドロッドを一体に具備した前後挟持ユニット43aと、この前後挟持ユニット43aの出力部材から垂下されて開閉自在な前後挟持プレート(挟持部材)43bとで構成されている。
【0034】
したがって、側部挟持部42および前後挟持部44のシフトユニット42a,43aを収縮させて挟持プレート42b〜44bを接近動させることにより、第1の物品W1を周囲から囲んで挟持し、保持することができる。
【0035】
上記実施の形態によれば、吸着パッド33を待機位置に待避させておき、複数の挟持プレート42b〜44bにより第1の物品W1を挟持して、第1保持手段40に保持させることができる。先の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0036】
なお、挟持プレート42b〜44bにより第1の物品W1の左右側面と前後面とを挟持するように構成したが、第1の物品W1の左右側面および前後面のどちらか一方でもよく、さらに第1の物品W1の四隅コーナー部を挟持するように構成してもよい。また第1の物品Wとして、ダンボール箱などに代えて、不定形な袋状容器も保持することができる。
【0037】
また、先の実施の形態の掛止装置21とこの挟持装置41とを複合的に装備して、選択的に一方を使用したり、または両方を使用することもできる。
さらに、先の実施の形態において、位置決め手段16のシフトプレート22b〜24bや挟持装置41の挟持プレート42b〜44bを、第1の物品W1に対して平行移動して位置決めまたは挟持させたが、水平軸心回りに開閉動させることで第1の物品W1を位置決めまたは挟持するように構成してもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上に述べたごとく本発明によれば、第1の物品に対して、吸着具を待機位置に待避させておき、複数の掛止部材により第1の物品を掛止して第1保持手段により保持させる。また掛止部材に干渉するような上面が広い第2の物品に対して、吸着具を掛止部材下方の使用位置に下降させて吸着具により第2の物品の上面を吸着して第2保持手段により保持させる。これにより、吸着具昇降装置により吸着具を使用位置と待避位置の間で昇降させることにより、吸着具に保持される第2の物品と掛止部材との干渉や、掛止部材に保持される第1の物品と吸着具の干渉を防止することができ、上面の面積等の条件が異なり一方の保持手段で保持できない物品であっても、第1保持手段と第2保持手段とを使い分けることで、安定して保持することができる。
【0039】
請求項2記載の発明によれば、掛止爪を第1の物品の掛止部に係合させることにより、第1の物品を安定して保持することができ、また位置決め手段により、掛止部材の掛止爪を第1の物品の掛止部に確実に係合させることができる。
【0040】
請求項3記載の発明によれば、第1の物品に対して、吸着具を待機位置に待避させておき、複数の挟持部材により第1の物品を挟持して第1保持手段により保持させる。また挟持部材に干渉するような上面が広い第2の物品に対して、吸着具を挟持部材下方の使用位置に下降させて吸着具により第2の物品の上面を吸着して第2保持手段により保持させる。これにより、吸着具昇降装置により吸着具を使用位置と待避位置の間で昇降させることにより、吸着具に保持される第2の物品と挟持部材との干渉や、挟持部材に保持される第1の物品と吸着具の干渉を防止することができ、上面の面積等の条件が異なり一方の保持手段で保持できない物品であっても、第1保持手段と第2保持手段とを使い分けることで、安定して保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る物品移載装置に設けられた物品保持装置の実施の形態を示す正面断面図である。
【図2】図1に示すA−A断面図である。
【図3】同物品保持装置の側面図である。
【図4】同物品保持装置の吸着保持手段を示す側面図である。
【図5】同物品移載装置を示す全体斜視図である。
【図6】本発明に係る物品移載装置に設けられた物品保持装置の実施の形態を示す平面断面図である。
【図7】同物品保持装置の側面図である。
【符号の説明】
1 作業ロボット
4 作業アーム
7 物品保持装置
10 ベースフレーム
14 第1保持手段
15 第2保持手段
16 位置決め手段
21 掛止装置
21a 掛止用ユニット
21b 掛止アーム
21c 爪部
22 サイドシフト装置
22a サイドシフトユニット
22b サイドプレート
23 フロントシフト装置
23a フロントシフトユニット
23b フロントプレート
24 バックシフト装置
24a バックシフトユニット
24b バックプレート
31 取付プレート
32 パッド昇降ユニット
33 吸着パッド
40 挟持手段
41 挟持装置
42a,43a 挟持ユニット
42b,43b 挟持プレート
U 待機位置
D 使用位置
W1 第1の物品
Wa 係止用孔
W2 第2の物品

Claims (3)

  1. ロボットにより移動されるベースフレームに、下方に突設されて開閉自在な複数の掛止部材を有する第1保持手段と、前記掛止部材の間に配置されて複数の吸着具を有する第2保持手段とを具備し、
    前記第2保持手段に、掛止部材の下端より下方の使用位置と、掛止部材に支持される物品よりも上方の待機位置との間で吸着具を昇降させる吸着具昇降装置を設け、
    前記第1保持手段は、吸着具昇降装置により吸着具を待機位置に上昇させた状態で、掛止部材を接近動して第1の物品を保持し、第2保持手段は、前記吸着具昇降装置により吸着具を使用位置に下降させた状態で、吸着具で第2の物品を上面から吸着して保持するように構成された
    ことを特徴とする物品移載装置。
  2. 第1保持手段の掛止部材に、物品に形成された掛止部に係合可能な掛止爪を設け、
    ベースフレームに、複数の位置決め部材を第1の物品に対して当接離間動し位置決め可能な位置決め手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の物品移載装置。
  3. ロボットにより移動されるベースフレームに、下方に突設されて開閉自在な複数の挟持部材を有する第1保持手段と、前記挟持部材の間に配置されて複数の吸着具を有する第2保持手段とを具備し、
    前記第2保持手段に、挟持部材の下端より下方の使用位置と、挟持部材に支持される物品よりも上方の待機位置との間で吸着具を昇降させる吸着具昇降装置を設け、
    前記第1保持手段は、吸着具昇降装置により吸着具を待機位置に上昇させた状態で、挟持部材を接近動して第1の物品を保持し、第2保持手段は、前記吸着具昇降装置により吸着具を使用位置に下降させた状態で、吸着具で第2の物品を上面から吸着して保持するように構成された
    ことを特徴とする物品移載装置。
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