JP2004268696A - 電動サンシェード装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】伝達ロッドの取り付け自由度を増大し、リンクプレートの大型化を防止する。
【解決手段】車体に固定されるベースフレームに取り付けられると共に、シートを巻き取る方向に回転付勢されたシート巻取軸と、正逆方向に回転駆動するモータを有し、ベースフレームの長手方向の中間部分に取り付けられたモータユニット1と、モータの出力端に配置されてモータの回転駆動力が伝達されて回転するメインギア17と、メインギアと一体的に回転するリンクプレート15と、下端部がベースフレームに枢支されると共に上端部がシートの自由端側にレールに連結され、中間部が屈曲自在で枢支部位を中心に回動することにより折り畳み状態及び展開状態となる左右のアームと、対応したアームに一端が連結され、他端がリンクプレートに連結されてリンクプレートの回転力を左右のアームに伝達する左右の伝達ロッド7とを備える。
【選択図】 図3
【解決手段】車体に固定されるベースフレームに取り付けられると共に、シートを巻き取る方向に回転付勢されたシート巻取軸と、正逆方向に回転駆動するモータを有し、ベースフレームの長手方向の中間部分に取り付けられたモータユニット1と、モータの出力端に配置されてモータの回転駆動力が伝達されて回転するメインギア17と、メインギアと一体的に回転するリンクプレート15と、下端部がベースフレームに枢支されると共に上端部がシートの自由端側にレールに連結され、中間部が屈曲自在で枢支部位を中心に回動することにより折り畳み状態及び展開状態となる左右のアームと、対応したアームに一端が連結され、他端がリンクプレートに連結されてリンクプレートの回転力を左右のアームに伝達する左右の伝達ロッド7とを備える。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のリアウィンドウ等に対して配置される電動サンシェード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動サンシェード装置は、例えば自動車の後部座席着座者の日除けを行うため、モータの駆動によりシートがリアウィンドウを室内側から覆うように作動する。
【0003】
従来の電動サンシェード装置は図8〜図10に示す構造となっており、モータユニット1に内蔵されているモータ(図示省略)が正方向に回転駆動することによりシート2がシート巻取軸3から引き出されてリアウィンドウを覆い、モータが逆方向に回転駆動することによりシートがシート巻取軸3に巻き取られるようになっている。
【0004】
これらの作動を行うため、シート2の自由端側のレール4とサンシェード装置全体を車体に固定するためのベースフレーム5との間に左右のアーム6が配置されている。左右のアーム6は、下端部がベースフレーム5の左右の取付ブラケット5a、5aに枢支される一方、上端部がレール4に連結されており、中間部が屈曲自在となっており、モータからの回転力が伝達されることにより、屈曲または伸長し、伸長によってシート2をシート巻取軸3から引き出すようになっている。
【0005】
モータの回転力を伝達するため、モータユニット1と左右のアーム6との間には、左右の伝達ロッド7が配置されており、それぞれの伝達ロッド7の一端が対応した左右のアーム6の下端部に連結されている。各伝達ロッド7の他端は、モータユニット1側に延びており、その延設端部がモータユニット1側に配置されたリンクプレート8に連結ピン9により連結されている。
【0006】
リンクプレート8はモータが駆動することにより正逆方向に回転するものであり、この回転によって左右の伝達ロッド7が左右のアーム6を屈曲または伸長させるようになっている。
【0007】
リンクプレート8の回転は、図10に示すように、モータユニット1の内部に設けたメインギア10に取り付けられ、同ギア10から回転力が伝達されることにより行われる。この場合、メインギア10は減速ギア列(図示省略)を介してモータに連結されている。
【0008】
このような従来の構造において、メインギア10へのリンクプレート8の取り付けは、図9及び図10に示すように、駆動軸11を介して行うものであり、駆動軸11をモータユニット1に支持した状態でメインギア10を貫通させてその回転を支承すると共に、駆動軸11の先端部分をリンクプレート8に貫通させ、その貫通端部に対してナット12を螺合して締め付けることにより行われる。この場合、駆動軸11は、円が平行カットされた外形となっており、駆動軸11が貫通するメインギア10の軸孔及びリンクプレートの軸孔がこれに相応した形状に成形されることにより、メインギヤ10の回転力が駆動軸11を介してリンクプレート8に伝達されるようになっている(特許文献1参照)。
【0009】
【特許文献1】
米国特許第6,216,762B1号明細書
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の構造では、駆動軸11がリンクプレート8から外側に突出しているため、リンクプレート8に連結されている左右の伝達ロッド7と駆動軸11の突出部分とが干渉しないように設計する必要がある。このためには、左右の伝達ロッド7と駆動軸11の突出部分とを離す必要があり、左右の伝達ロッド7のリンクプレート8への取り付け自由度が制限されるばかりでなく、リンクプレート8が幅広で大きくなっている。
【0011】
しかしながら、電動サンシェード装置は、車内のリアウィンドウ側の狭いスペース内に配置されることから、伝達ロッド7の取り付け自由度が制限され且つリンクプレート8が大きくなることにより、狭いスペース内への配置ができなくなる問題を有している。このことは、駆動軸11の突出部分にナット12が取り付けられる場合、伝達ロッド7の取り付け自由度がさらに制限されるばかりでなく、リンクプレート8がさらに大きくなるため、車体に合わせた取り付けが難しくなる原因となるものである。
【0012】
本発明は、リンクプレートから突出する部材をなくす構造とすることにより、以上の従来の問題点を解決することが可能な電動サンシェード装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明の電動サンシェード装置は、車体に固定されるベースフレームに取り付けられると共に、シートを巻き取る方向に回転付勢されたシート巻取軸と、正逆方向に回転駆動するモータを有し、前記ベースフレームの長手方向の中間部分に取り付けられたモータユニットと、前記モータの出力端に配置されてモータの回転駆動力が伝達されて回転するメインギアと、メインギアに取り付けられてメインギアと一体的に回転するリンクプレートと、下端部がベースフレームに枢支されると共に上端部がシートの自由端側にレールに連結され、中間部が屈曲自在となっており、前記枢支部位を中心に回動することにより折り畳み状態及び展開状態となる左右のアームと、左右のアームと対応するように設けられており、対応したアームに一端が連結され、他端が前記リンクプレートに連結されてリンクプレートの回転力を左右のアームに伝達する左右の伝達ロッドとを備えており、前記メインギアがモータユニットに直接に回転自在に支承され、前記リンクプレートがメインギアと面接触した状態で直接に取り付けられており、当該面接触部分にリンクプレートとメインギアとを連結する連結手段が設けられていることを特徴とする。
【0014】
請求項1の発明では、モータの駆動による回転駆動力がメインギアを介してリンクプレートに伝達されてリンクプレートが回転する。リンクプレートの回転によって左右の伝達ロッドを介して左右のアームが枢支部位を中心に回動する。これにより、左右のアームが屈曲または伸長するため、シートの巻き取りまたは引き出しが行われ、シートの引き出しによって日除けとして機能する。
【0015】
この発明では、モータユニットに対してメインギアが直接に回転自在に支承されるため、メインギアを支承するための駆動軸が不要となる。従って、簡単な構造とすることができる。また、リンクプレートがメインギアに面接触した状態で直接に取り付けられ、且つリンクプレートとメインギアとを連結する連結手段が面接触部分に設けられるため、リンクプレートから突出する部位或いは突出する部材がない。このため、伝達ロッドの干渉を考慮する必要がなく、伝達ロッドをリンクプレートに対して自由に取り付けることができると共に、リンクプレートをおおきくする必要もなくなる。これにより、リアウィンドウ側の狭いスペース内への自由な配置が可能となり、設計の自由度が増大する。
【0016】
請求項2の発明は、請求項1記載の電動サンシェード装置であって、前記連結手段は、前記メインギアに形成された非円形の係合凹部と、この係合凹部との相応形状となるようにリンクプレートに形成されて係合凹部と嵌合する係合凸部とによって構成されていることを特徴とする。
【0017】
請求項2の発明では、メインギアの係合凹部にリンクプレートの係合凸部が嵌合することにより、リンクプレートがメインギアと面接触した状態でメインギアと連結される。このような係合凹部と係合凸部とによる連結では、リンクプレートとメインギアとの連結を簡単に行うことができ、組み付け性が向上する。
【0018】
請求項3の発明は、請求項1記載の電動サンシェード装置であって、前記連結手段は、ねじ部と頭部を備え、頭部の頂面が前記リンクプレートにおける伝達ロッドとの連結面と同一面となってリンクプレートからメインギアにねじ込まれるねじであることを特徴とする。
【0019】
請求項3の発明では、ねじの頭部の頂面がリンクプレートにおける伝達ロッドとの連結面と同一面となることにより、ねじの頭部がリンクプレートから突出することがない。このため、伝達ロッドの干渉を考慮する必要がなく、伝達ロッドをリンクプレートに対して自由に取り付けることができ、しかもリンクプレートをおおきくする必要もなくなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する実施の形態により具体的に説明する。なお、各実施の形態において、図8〜図10に示す部材と同一の部材には同一の符号を付して対応させてある。
【0021】
(実施の形態1)
図1〜図3は、本発明の実施の形態1における電動サンシェード装置を示し、図1はその全体正面図、図2はリンクプレート部分の正面図、図3は図2のA−A線断面図である。
【0022】
この実施の形態は、図8に示す電動サンシェード装置と基本構造は同一となっており、モータユニット1と、シート巻取軸3と、ベースフレーム5と、左右のアーム6と、左右の伝達ロッド7とを備えている。
【0023】
ベースフレーム5は、車体に固定されるものであり、車体への固定によって電動サンシェードの全体を車体に装着することができる。ベースフレーム5は横長に延びており、その両端部に取付ブラケット5aが設けられると共に、取付ブラケット5aの裏側及び長さ方向の中間部分には取付用ブラケット5b、5cが設けられている。
【0024】
シート巻取軸3は、ベースフレーム5と平行となるように延びた状態でベースフレーム5に取り付けられており、その外面には、シート2が巻き付けられている。このシート巻取軸3の内部には、シート2の巻き取り方向に付勢するばね(図示省略)が配置されている。
【0025】
モータユニット1は、このベースフレーム5における長さ方向の中間部分に取り付けられている。モータユニット1は、図示を省略したモータが内部に配置されており、モータが正逆方向に回転駆動することによってシート2を引き出し及び巻き取るように作用する。
【0026】
左右のアーム6は、いずれも上下のアーム部6a、6bをピン6cによって回動可能に連結することにより形成されている。これにより、左右のアーム6は中間部分であるピン6cを中心にして屈曲自在となっている。左右のアーム6における上端部(上アーム部6aの上端部)には、シート2の自由端に取り付けられたレール4が連結されている。また、左右のアーム6における下端部(下アーム部6bの下端部)は、ベースフレーム5の両端側の取付ブラケット5aにピン21を介して回動可能に連結されている。
【0027】
左右の伝達ロッド7は、左右のアーム6に対応するように設けられている。それぞれの伝達ロッド7の一端は、対応している左右のアーム6の下端部に連結されている。また、図2に示すように左右の伝達ロッド7の他端部は、モータユニット1の方向に延びており、その延設端部が後述するリンクプレート15に連結ピン9によって連結されている。
【0028】
リンクプレート15は、モータユニット1に取り付けられており、モータユニット1内のモータの駆動によって正逆方向に回転する。そして、正方向への回転(時計方向の回転)により、左右の伝達ロッド7を引き寄せる。これにより、左右のアーム6は、下端部のピン21を中心にして回動するため、左右のアーム6が伸長して、レール4を押し上げ、シート2の引き出しが行われる。引き出されたシート2は、リアウィンドウを室内側から覆うように張設されて日除けを行う。一方、リンクプレート15の逆方向への回転(反時計方向の回転)により、左右の伝達ロッド7を押し出す。これにより、左右のアーム6は下端部のピン21を中心にして回動し、図1の破線で示すように内側に折り曲げられる。この折り曲げにより、レール4が引き下げられるため、シート2がシート巻取軸3に巻き取られる。
【0029】
なお、シート巻取軸3がシート巻取方向に付勢されていることから、シート2を引き出す際の付勢補助を行うためのアシストばね22がベースフレーム5と左右のアーム6の下端部との間に掛け渡されている。
【0030】
この実施の形態において、リンクプレート15の正逆方向の回転は、図3に示すように、モータユニット1内に設けられたメインギア17の回転と共に行われるようになっている。
【0031】
メインギア17は、減速歯車ギア列(図示省略)を介してモータの出力端に位置するようにモータに連結されている。このメインギア17は、モータユニット1に直接に回転自在に支承されるものである。この実施の形態では、メインギア17におけるリンクプレート15との反対側に軸部17aが突出され、この軸部17aがモータユニット1の軸受凹部23に挿入されることによりメインギア17の回転が支承されている。これに限らず、メインギア17の外形を部分的に切欠き、この切欠部分をモータユニット1に支持させることによっても行うことができる。このようにメインギア17をモータユニット1に直接に支承する構造では、メインギア17を支承するための駆動軸が不要となる。
【0032】
この実施の形態において、リンクプレート15はメインギア17と面接触した状態でメインギア17に直接に取り付けられると共に、リンクプレート15とメインギア17との面接触部分にこれらを連結する連結手段が設けられるものであり、この構造を説明する。
【0033】
図3に示すように、メインギア17の回転中心部分の周囲には、六角形の非円形となっている係合凹部18が形成され、リンクプレート15の対応部分には係合凹部18と相応した形状の係合凸部19が形成されている。この係合凸部19を係合凹部18に嵌合することにより、リンクプレート15は他の部分がメインギア17と面接触した状態となってメインギア17と連結される。
【0034】
このような連結構造では、係合凹部20と係合凸部19とが六角形の非円形によって係合した状態となっているため、メインギア17が回転すると、リンクプレート15が一体的に回転することができる。従って、係合凸部19及び係合凹部20は、リンクプレート15をメインギア17に連結する連結手段として機能している。
【0035】
この実施の形態では、さらに、係合凸部19の嵌合状態に対し、結合ねじ20を係合凸部19側からメインギア17に対してねじ込むことにより、リンクプレート15とメインギア17との連結状態を固定するものである。この結合ねじ20においても、係合凸部19の凹み部分に挿入されてねじ込みが行われるため、リンクプレート15とメインギア17との面接触部分から突出することがないものとなっている。
【0036】
なお、リンクプレート15の一部には、外側に延びるストッパ部15a(図2参照)が形成されている。このストッパ部15aがモータユニット1の外面に当接することにより、リンクプレート15の回転が停止される。
【0037】
このような実施の形態では、モータユニット1に対してメインギア17を直接に回転自在に支承する構造となっていることから、メインギア17を支承するための駆動軸が不要となり、簡単な構造とすることができる。
【0038】
また、リンクプレート15がメインギア17に面接触した状態で直接に取り付けられ、且つ相互に嵌合する六角形の係合凹部20及び係合凸部19が面接触部分を設けることによってリンクプレート15とメインギア17とを連結する構造のため、リンクプレート15から突出する部位や突出する部材がない。このため、伝達ロッド7の他の部材との干渉を考慮する必要がなく、伝達ロッド7のリンクプレート15への取り付け自由度が増大すると共に、リンクプレート15をおおきくする必要もなくなる。従って、電動サンシェード装置をリアウィンドウ側の狭いスペース内へ自由に配置することが可能となり、設計の自由度が増大する。さらに、係合凹部20と係合凸部19との嵌合によってリンクプレート15とメインギア17とを連結するため、これらを簡単に連結させることができる。
【0039】
なお、係合凹部20及び係合凸部19の嵌合は、非円形であれば、楕円、四角形、8角形その他の六角形以外の形状によって行うことができる。また、これらの係合凹部20及び係合凸部19は、リンクプレート15とメインギア17とが面接触している部分であれば、回転中心部分以外の他の部位、例えば、円周方向の複数部分に配置することも可能である。
【0040】
(実施の形態2)
図4及び図5は、本発明の実施の形態2におけるリンクプレート15を示す。この実施の形態では、メインギア17の係合凹部18に嵌合するリンクプレート15の係合凸部19が六角形に形成されるが、その一辺に凹み部19aが形成されている。また、図示を省略するが、メインギア17の係合凹部18を係合凸部19に相応した形状に成形されている。
【0041】
このように凹み部19aを形成することにより、リンクプレート15の取り付け方向が決定されるため、誤組み付けを未然に防止することができ、組み立てを正確且つ容易に行うことができる。
【0042】
(実施の形態3)
図6及び図7は、本発明の実施の形態3を示す。この実施の形態では、リンクプレート15をメインギア17に連結する連結手段として、複数(3個)のねじ(皿ねじ)31を用いるものである。それぞれのねじ31は、メインギア17に螺合するねじ部31aと、ねじ部31aに連設した頭部31bとを備えている。頭部31bは、テーパ面が形成され、このテーパ面がリンクプレート15に形成したテーパ面と当接することにより、リンクプレート15をメインギア17に連結するようになっている。
【0043】
かかるねじ31は、リンクプレート15側からメインギア17に螺合することにより、頭部31bの頂面がリンクプレート15の上面(すなわち、連結ロッド7との連結面)と同一面となる。従って、ねじ31の頭部31bがリンクプレート15から突出することがなく、伝達ロッド7とねじ31とが干渉することがない。
【0044】
従って、この実施の形態においても、伝達ロッド7の他の部材との干渉を考慮することがなく、伝達ロッド7をリンクプレート15に対して自由に取り付けることができ、同時にリンクプレート15を大きくする必要もなくなる。
【0045】
なお、メインギア17におけるリンクプレート15側には、リンクプレート15内に挿入されてリンクプレート15との位置決めを行うピン部17bが形成されるが、このピン部17bにおいても、リンクプレート15から突出することがように、その長さが設定されるものである。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、メインギアを支承する駆動軸が不要となって簡単な構造とすることができ、しかも、リンクプレートから突出する部位或いは突出する部材がなく、伝達ロッドの干渉を考慮する必要がないため、伝達ロッドをリンクプレートに対して自由に取り付けることができると共に、リンクプレートをおおきくする必要がなくなる。従って、リアウィンドウ側の狭いスペース内への自由な配置が可能となり、設計の自由度が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における電動サンシェード装置の全体正面図である。
【図2】実施の形態1における要部の正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】実施の形態2におけるリンクプレートの底面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】実施の形態3における要部の正面図である。
【図7】図6のC−C線断面図である。
【図8】従来の電動サンシェード装置の全体斜視図である。
【図9】図8の部分正面図である。
【図10】図9のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1 モータユニット
2 シート
3 シート巻取軸
4 レール
5 ベースフレーム
6 アーム
7 伝達ロッド
15 リンクプレート
17 メインギア
18 係合凹部
19 係合凸部
31 ねじ
31a ねじ部
31b 頭部
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のリアウィンドウ等に対して配置される電動サンシェード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動サンシェード装置は、例えば自動車の後部座席着座者の日除けを行うため、モータの駆動によりシートがリアウィンドウを室内側から覆うように作動する。
【0003】
従来の電動サンシェード装置は図8〜図10に示す構造となっており、モータユニット1に内蔵されているモータ(図示省略)が正方向に回転駆動することによりシート2がシート巻取軸3から引き出されてリアウィンドウを覆い、モータが逆方向に回転駆動することによりシートがシート巻取軸3に巻き取られるようになっている。
【0004】
これらの作動を行うため、シート2の自由端側のレール4とサンシェード装置全体を車体に固定するためのベースフレーム5との間に左右のアーム6が配置されている。左右のアーム6は、下端部がベースフレーム5の左右の取付ブラケット5a、5aに枢支される一方、上端部がレール4に連結されており、中間部が屈曲自在となっており、モータからの回転力が伝達されることにより、屈曲または伸長し、伸長によってシート2をシート巻取軸3から引き出すようになっている。
【0005】
モータの回転力を伝達するため、モータユニット1と左右のアーム6との間には、左右の伝達ロッド7が配置されており、それぞれの伝達ロッド7の一端が対応した左右のアーム6の下端部に連結されている。各伝達ロッド7の他端は、モータユニット1側に延びており、その延設端部がモータユニット1側に配置されたリンクプレート8に連結ピン9により連結されている。
【0006】
リンクプレート8はモータが駆動することにより正逆方向に回転するものであり、この回転によって左右の伝達ロッド7が左右のアーム6を屈曲または伸長させるようになっている。
【0007】
リンクプレート8の回転は、図10に示すように、モータユニット1の内部に設けたメインギア10に取り付けられ、同ギア10から回転力が伝達されることにより行われる。この場合、メインギア10は減速ギア列(図示省略)を介してモータに連結されている。
【0008】
このような従来の構造において、メインギア10へのリンクプレート8の取り付けは、図9及び図10に示すように、駆動軸11を介して行うものであり、駆動軸11をモータユニット1に支持した状態でメインギア10を貫通させてその回転を支承すると共に、駆動軸11の先端部分をリンクプレート8に貫通させ、その貫通端部に対してナット12を螺合して締め付けることにより行われる。この場合、駆動軸11は、円が平行カットされた外形となっており、駆動軸11が貫通するメインギア10の軸孔及びリンクプレートの軸孔がこれに相応した形状に成形されることにより、メインギヤ10の回転力が駆動軸11を介してリンクプレート8に伝達されるようになっている(特許文献1参照)。
【0009】
【特許文献1】
米国特許第6,216,762B1号明細書
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の構造では、駆動軸11がリンクプレート8から外側に突出しているため、リンクプレート8に連結されている左右の伝達ロッド7と駆動軸11の突出部分とが干渉しないように設計する必要がある。このためには、左右の伝達ロッド7と駆動軸11の突出部分とを離す必要があり、左右の伝達ロッド7のリンクプレート8への取り付け自由度が制限されるばかりでなく、リンクプレート8が幅広で大きくなっている。
【0011】
しかしながら、電動サンシェード装置は、車内のリアウィンドウ側の狭いスペース内に配置されることから、伝達ロッド7の取り付け自由度が制限され且つリンクプレート8が大きくなることにより、狭いスペース内への配置ができなくなる問題を有している。このことは、駆動軸11の突出部分にナット12が取り付けられる場合、伝達ロッド7の取り付け自由度がさらに制限されるばかりでなく、リンクプレート8がさらに大きくなるため、車体に合わせた取り付けが難しくなる原因となるものである。
【0012】
本発明は、リンクプレートから突出する部材をなくす構造とすることにより、以上の従来の問題点を解決することが可能な電動サンシェード装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明の電動サンシェード装置は、車体に固定されるベースフレームに取り付けられると共に、シートを巻き取る方向に回転付勢されたシート巻取軸と、正逆方向に回転駆動するモータを有し、前記ベースフレームの長手方向の中間部分に取り付けられたモータユニットと、前記モータの出力端に配置されてモータの回転駆動力が伝達されて回転するメインギアと、メインギアに取り付けられてメインギアと一体的に回転するリンクプレートと、下端部がベースフレームに枢支されると共に上端部がシートの自由端側にレールに連結され、中間部が屈曲自在となっており、前記枢支部位を中心に回動することにより折り畳み状態及び展開状態となる左右のアームと、左右のアームと対応するように設けられており、対応したアームに一端が連結され、他端が前記リンクプレートに連結されてリンクプレートの回転力を左右のアームに伝達する左右の伝達ロッドとを備えており、前記メインギアがモータユニットに直接に回転自在に支承され、前記リンクプレートがメインギアと面接触した状態で直接に取り付けられており、当該面接触部分にリンクプレートとメインギアとを連結する連結手段が設けられていることを特徴とする。
【0014】
請求項1の発明では、モータの駆動による回転駆動力がメインギアを介してリンクプレートに伝達されてリンクプレートが回転する。リンクプレートの回転によって左右の伝達ロッドを介して左右のアームが枢支部位を中心に回動する。これにより、左右のアームが屈曲または伸長するため、シートの巻き取りまたは引き出しが行われ、シートの引き出しによって日除けとして機能する。
【0015】
この発明では、モータユニットに対してメインギアが直接に回転自在に支承されるため、メインギアを支承するための駆動軸が不要となる。従って、簡単な構造とすることができる。また、リンクプレートがメインギアに面接触した状態で直接に取り付けられ、且つリンクプレートとメインギアとを連結する連結手段が面接触部分に設けられるため、リンクプレートから突出する部位或いは突出する部材がない。このため、伝達ロッドの干渉を考慮する必要がなく、伝達ロッドをリンクプレートに対して自由に取り付けることができると共に、リンクプレートをおおきくする必要もなくなる。これにより、リアウィンドウ側の狭いスペース内への自由な配置が可能となり、設計の自由度が増大する。
【0016】
請求項2の発明は、請求項1記載の電動サンシェード装置であって、前記連結手段は、前記メインギアに形成された非円形の係合凹部と、この係合凹部との相応形状となるようにリンクプレートに形成されて係合凹部と嵌合する係合凸部とによって構成されていることを特徴とする。
【0017】
請求項2の発明では、メインギアの係合凹部にリンクプレートの係合凸部が嵌合することにより、リンクプレートがメインギアと面接触した状態でメインギアと連結される。このような係合凹部と係合凸部とによる連結では、リンクプレートとメインギアとの連結を簡単に行うことができ、組み付け性が向上する。
【0018】
請求項3の発明は、請求項1記載の電動サンシェード装置であって、前記連結手段は、ねじ部と頭部を備え、頭部の頂面が前記リンクプレートにおける伝達ロッドとの連結面と同一面となってリンクプレートからメインギアにねじ込まれるねじであることを特徴とする。
【0019】
請求項3の発明では、ねじの頭部の頂面がリンクプレートにおける伝達ロッドとの連結面と同一面となることにより、ねじの頭部がリンクプレートから突出することがない。このため、伝達ロッドの干渉を考慮する必要がなく、伝達ロッドをリンクプレートに対して自由に取り付けることができ、しかもリンクプレートをおおきくする必要もなくなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する実施の形態により具体的に説明する。なお、各実施の形態において、図8〜図10に示す部材と同一の部材には同一の符号を付して対応させてある。
【0021】
(実施の形態1)
図1〜図3は、本発明の実施の形態1における電動サンシェード装置を示し、図1はその全体正面図、図2はリンクプレート部分の正面図、図3は図2のA−A線断面図である。
【0022】
この実施の形態は、図8に示す電動サンシェード装置と基本構造は同一となっており、モータユニット1と、シート巻取軸3と、ベースフレーム5と、左右のアーム6と、左右の伝達ロッド7とを備えている。
【0023】
ベースフレーム5は、車体に固定されるものであり、車体への固定によって電動サンシェードの全体を車体に装着することができる。ベースフレーム5は横長に延びており、その両端部に取付ブラケット5aが設けられると共に、取付ブラケット5aの裏側及び長さ方向の中間部分には取付用ブラケット5b、5cが設けられている。
【0024】
シート巻取軸3は、ベースフレーム5と平行となるように延びた状態でベースフレーム5に取り付けられており、その外面には、シート2が巻き付けられている。このシート巻取軸3の内部には、シート2の巻き取り方向に付勢するばね(図示省略)が配置されている。
【0025】
モータユニット1は、このベースフレーム5における長さ方向の中間部分に取り付けられている。モータユニット1は、図示を省略したモータが内部に配置されており、モータが正逆方向に回転駆動することによってシート2を引き出し及び巻き取るように作用する。
【0026】
左右のアーム6は、いずれも上下のアーム部6a、6bをピン6cによって回動可能に連結することにより形成されている。これにより、左右のアーム6は中間部分であるピン6cを中心にして屈曲自在となっている。左右のアーム6における上端部(上アーム部6aの上端部)には、シート2の自由端に取り付けられたレール4が連結されている。また、左右のアーム6における下端部(下アーム部6bの下端部)は、ベースフレーム5の両端側の取付ブラケット5aにピン21を介して回動可能に連結されている。
【0027】
左右の伝達ロッド7は、左右のアーム6に対応するように設けられている。それぞれの伝達ロッド7の一端は、対応している左右のアーム6の下端部に連結されている。また、図2に示すように左右の伝達ロッド7の他端部は、モータユニット1の方向に延びており、その延設端部が後述するリンクプレート15に連結ピン9によって連結されている。
【0028】
リンクプレート15は、モータユニット1に取り付けられており、モータユニット1内のモータの駆動によって正逆方向に回転する。そして、正方向への回転(時計方向の回転)により、左右の伝達ロッド7を引き寄せる。これにより、左右のアーム6は、下端部のピン21を中心にして回動するため、左右のアーム6が伸長して、レール4を押し上げ、シート2の引き出しが行われる。引き出されたシート2は、リアウィンドウを室内側から覆うように張設されて日除けを行う。一方、リンクプレート15の逆方向への回転(反時計方向の回転)により、左右の伝達ロッド7を押し出す。これにより、左右のアーム6は下端部のピン21を中心にして回動し、図1の破線で示すように内側に折り曲げられる。この折り曲げにより、レール4が引き下げられるため、シート2がシート巻取軸3に巻き取られる。
【0029】
なお、シート巻取軸3がシート巻取方向に付勢されていることから、シート2を引き出す際の付勢補助を行うためのアシストばね22がベースフレーム5と左右のアーム6の下端部との間に掛け渡されている。
【0030】
この実施の形態において、リンクプレート15の正逆方向の回転は、図3に示すように、モータユニット1内に設けられたメインギア17の回転と共に行われるようになっている。
【0031】
メインギア17は、減速歯車ギア列(図示省略)を介してモータの出力端に位置するようにモータに連結されている。このメインギア17は、モータユニット1に直接に回転自在に支承されるものである。この実施の形態では、メインギア17におけるリンクプレート15との反対側に軸部17aが突出され、この軸部17aがモータユニット1の軸受凹部23に挿入されることによりメインギア17の回転が支承されている。これに限らず、メインギア17の外形を部分的に切欠き、この切欠部分をモータユニット1に支持させることによっても行うことができる。このようにメインギア17をモータユニット1に直接に支承する構造では、メインギア17を支承するための駆動軸が不要となる。
【0032】
この実施の形態において、リンクプレート15はメインギア17と面接触した状態でメインギア17に直接に取り付けられると共に、リンクプレート15とメインギア17との面接触部分にこれらを連結する連結手段が設けられるものであり、この構造を説明する。
【0033】
図3に示すように、メインギア17の回転中心部分の周囲には、六角形の非円形となっている係合凹部18が形成され、リンクプレート15の対応部分には係合凹部18と相応した形状の係合凸部19が形成されている。この係合凸部19を係合凹部18に嵌合することにより、リンクプレート15は他の部分がメインギア17と面接触した状態となってメインギア17と連結される。
【0034】
このような連結構造では、係合凹部20と係合凸部19とが六角形の非円形によって係合した状態となっているため、メインギア17が回転すると、リンクプレート15が一体的に回転することができる。従って、係合凸部19及び係合凹部20は、リンクプレート15をメインギア17に連結する連結手段として機能している。
【0035】
この実施の形態では、さらに、係合凸部19の嵌合状態に対し、結合ねじ20を係合凸部19側からメインギア17に対してねじ込むことにより、リンクプレート15とメインギア17との連結状態を固定するものである。この結合ねじ20においても、係合凸部19の凹み部分に挿入されてねじ込みが行われるため、リンクプレート15とメインギア17との面接触部分から突出することがないものとなっている。
【0036】
なお、リンクプレート15の一部には、外側に延びるストッパ部15a(図2参照)が形成されている。このストッパ部15aがモータユニット1の外面に当接することにより、リンクプレート15の回転が停止される。
【0037】
このような実施の形態では、モータユニット1に対してメインギア17を直接に回転自在に支承する構造となっていることから、メインギア17を支承するための駆動軸が不要となり、簡単な構造とすることができる。
【0038】
また、リンクプレート15がメインギア17に面接触した状態で直接に取り付けられ、且つ相互に嵌合する六角形の係合凹部20及び係合凸部19が面接触部分を設けることによってリンクプレート15とメインギア17とを連結する構造のため、リンクプレート15から突出する部位や突出する部材がない。このため、伝達ロッド7の他の部材との干渉を考慮する必要がなく、伝達ロッド7のリンクプレート15への取り付け自由度が増大すると共に、リンクプレート15をおおきくする必要もなくなる。従って、電動サンシェード装置をリアウィンドウ側の狭いスペース内へ自由に配置することが可能となり、設計の自由度が増大する。さらに、係合凹部20と係合凸部19との嵌合によってリンクプレート15とメインギア17とを連結するため、これらを簡単に連結させることができる。
【0039】
なお、係合凹部20及び係合凸部19の嵌合は、非円形であれば、楕円、四角形、8角形その他の六角形以外の形状によって行うことができる。また、これらの係合凹部20及び係合凸部19は、リンクプレート15とメインギア17とが面接触している部分であれば、回転中心部分以外の他の部位、例えば、円周方向の複数部分に配置することも可能である。
【0040】
(実施の形態2)
図4及び図5は、本発明の実施の形態2におけるリンクプレート15を示す。この実施の形態では、メインギア17の係合凹部18に嵌合するリンクプレート15の係合凸部19が六角形に形成されるが、その一辺に凹み部19aが形成されている。また、図示を省略するが、メインギア17の係合凹部18を係合凸部19に相応した形状に成形されている。
【0041】
このように凹み部19aを形成することにより、リンクプレート15の取り付け方向が決定されるため、誤組み付けを未然に防止することができ、組み立てを正確且つ容易に行うことができる。
【0042】
(実施の形態3)
図6及び図7は、本発明の実施の形態3を示す。この実施の形態では、リンクプレート15をメインギア17に連結する連結手段として、複数(3個)のねじ(皿ねじ)31を用いるものである。それぞれのねじ31は、メインギア17に螺合するねじ部31aと、ねじ部31aに連設した頭部31bとを備えている。頭部31bは、テーパ面が形成され、このテーパ面がリンクプレート15に形成したテーパ面と当接することにより、リンクプレート15をメインギア17に連結するようになっている。
【0043】
かかるねじ31は、リンクプレート15側からメインギア17に螺合することにより、頭部31bの頂面がリンクプレート15の上面(すなわち、連結ロッド7との連結面)と同一面となる。従って、ねじ31の頭部31bがリンクプレート15から突出することがなく、伝達ロッド7とねじ31とが干渉することがない。
【0044】
従って、この実施の形態においても、伝達ロッド7の他の部材との干渉を考慮することがなく、伝達ロッド7をリンクプレート15に対して自由に取り付けることができ、同時にリンクプレート15を大きくする必要もなくなる。
【0045】
なお、メインギア17におけるリンクプレート15側には、リンクプレート15内に挿入されてリンクプレート15との位置決めを行うピン部17bが形成されるが、このピン部17bにおいても、リンクプレート15から突出することがように、その長さが設定されるものである。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、メインギアを支承する駆動軸が不要となって簡単な構造とすることができ、しかも、リンクプレートから突出する部位或いは突出する部材がなく、伝達ロッドの干渉を考慮する必要がないため、伝達ロッドをリンクプレートに対して自由に取り付けることができると共に、リンクプレートをおおきくする必要がなくなる。従って、リアウィンドウ側の狭いスペース内への自由な配置が可能となり、設計の自由度が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における電動サンシェード装置の全体正面図である。
【図2】実施の形態1における要部の正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】実施の形態2におけるリンクプレートの底面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】実施の形態3における要部の正面図である。
【図7】図6のC−C線断面図である。
【図8】従来の電動サンシェード装置の全体斜視図である。
【図9】図8の部分正面図である。
【図10】図9のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1 モータユニット
2 シート
3 シート巻取軸
4 レール
5 ベースフレーム
6 アーム
7 伝達ロッド
15 リンクプレート
17 メインギア
18 係合凹部
19 係合凸部
31 ねじ
31a ねじ部
31b 頭部
Claims (3)
- 車体に固定されるベースフレームに取り付けられると共に、シートを巻き取る方向に回転付勢されたシート巻取軸と、
正逆方向に回転駆動するモータを有し、前記ベースフレームの長手方向の中間部分に取り付けられたモータユニットと、
前記モータの出力端に配置されてモータの回転駆動力が伝達されて回転するメインギアと、
メインギアに取り付けられてメインギアと一体的に回転するリンクプレートと、
下端部がベースフレームに枢支されると共に上端部がシートの自由端側にレールに連結され、中間部が屈曲自在となっており、前記枢支部位を中心に回動することにより折り畳み状態及び展開状態となる左右のアームと、
左右のアームと対応するように設けられており、対応したアームに一端が連結され、他端が前記リンクプレートに連結されてリンクプレートの回転力を左右のアームに伝達する左右の伝達ロッドとを備えており、
前記メインギアがモータユニットに直接に回転自在に支承され、前記リンクプレートがメインギアと面接触した状態で直接に取り付けられており、当該面接触部分にリンクプレートとメインギアとを連結する連結手段が設けられていることを特徴とする電動サンシェード装置。 - 前記連結手段は、前記メインギアに形成された非円形の係合凹部と、この係合凹部との相応形状となるようにリンクプレートに形成されて係合凹部と嵌合する係合凸部とによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の電動サンシェード装置。
- 前記連結手段は、ねじ部と頭部を備え、頭部の頂面が前記リンクプレートにおける伝達ロッドとの連結面と同一面となってリンクプレートからメインギアにねじ込まれるねじであることを特徴とする請求項1記載の電動サンシェード装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003060618A JP2004268696A (ja) | 2003-03-06 | 2003-03-06 | 電動サンシェード装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003060618A JP2004268696A (ja) | 2003-03-06 | 2003-03-06 | 電動サンシェード装置 |
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JP2004268696A true JP2004268696A (ja) | 2004-09-30 |
Family
ID=33123098
Family Applications (1)
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JP2003060618A Pending JP2004268696A (ja) | 2003-03-06 | 2003-03-06 | 電動サンシェード装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004268696A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010012983A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-21 | Hayashi Telempu Co Ltd | トノカバー装置、トノカバー駆動方法及びトノカバー駆動プログラム |
JP2010012984A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-21 | Hayashi Telempu Co Ltd | 遮蔽装置 |
JP2011042206A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | Hayashi Telempu Co Ltd | 遮蔽装置 |
-
2003
- 2003-03-06 JP JP2003060618A patent/JP2004268696A/ja active Pending
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