JP4201535B2 - 表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載用などとして使用され、表示画面を有する回動部材が回動自在に設けられた表示装置に係り、特に回動部材の回動負荷を低減する付勢部材を有している表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は車載用の表示装置を示す側面図である。
【0003】
この表示装置は、自動車の前席の背もたれ1の背面に形成された凹部1a内に支持体2が埋設されて固定されている。この支持体2は枠体形状である。前記支持体2の上方に支持軸5が設けられ、前方に表示画面3を有する回動部材4の上部が前記支持軸5に回動自在に支持されている。
【0004】
この回動部材4を回動させる回動機構として、第1のリンク6の一端6aが支持体2に回動自在に支持され、他端6bが前記回動部材4の側面において矢印9方向へ摺動自在に支持されている。また、第2のリンク7の一端は連結軸7aによって第1のリンク6の中点に回動自在に支持されているとともに、第2のリンク7の他端7bは、支持体2において矢印9方向へ摺動自在に支持されている。
【0005】
回動部材4は、図5の実線状態のときに支持体2内に収納されている。そしてモータの動力により前記他端7bが矢印9方向へ駆動されることにより、回動部材4が一点鎖線で示す突出姿勢まで回動させられる。
【0006】
前記背もたれ1は上端が後方へ向く方向へ傾いているため、回動部材4が実線の収納姿勢のときには、後席から表示画面3を見にくいが、回動部材4が一点鎖線の突出姿勢となることにより前記表示画面3を見やすくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記表示装置において、モータで前記他端7bを矢印9方向へ移動させるときに、図5の実線の収納姿勢から回動部材4が突出姿勢に向かうにしたがって前記モータの負荷が徐々に増大していく。図6は、回動部材4の回動角度θとモータの負荷との関係を示している。図6に示すように、回動部材4の回動角度θが大きくなるにしたがってモータの負荷が増大していく。その理由は、前記他端7bが矢印9の方向へ向かうにしたがって、第2のリンク7の角度αが徐々に大きくなること、および回動部材4は、垂直線Vに沿う垂直姿勢の位置から突出姿勢に向かうにしたがって重力に反する方向へ回動させられることに起因する。
【0008】
このように、回動部材4が回動するにしたがって負荷が徐々に大きくなるため、モータのトルクを最大負荷に応じて設定することが必要となり、モータへの負担が大きくなる。またモータを一定のトルクで動作させると、回動部材4が収納姿勢から回動し始めた直後では動作速度が速く、その後に突出姿勢に向かうにしたがって動作速度が徐々に遅くなる欠点がある。
【0009】
そこで前記モータの負荷の変動をアシストするために、前記支持軸5と前記連結軸7aとの間に引っ張りコイルスプリング8を設けることが考えられる。しかし、引っ張りコイルスプリング8は、図5において回動部材4が収納姿勢のときに、その設定長が長く、回動部材4が突出姿勢に向けて回動していくにしたがって、その設定長が短くなるため、図7に示すように、回動部材4の回動角度θが大きくなるにしたがって、引っ張りコイルスプリング8の引っ張り弾性力が弱くなっていく。
【0010】
よって、回動部材4が回動するにしたがって図6に示すようにモータの負荷が徐々に増大するにもかかわらず、図7に示すように引っ張りコイルスプリング8による付勢力が小さくなってしまうため、前記引っ張りコイルスプリング8によって、モータの負荷を効率よくアシストすることができず、モータの負担を低減させることができず、また回動部材4の動作速度の変動を修正することができない。
【0011】
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、回動部材の回動動作をアシストする付勢部材の付勢力が常に一定となるようにして、回動部材の動作速度の変動を小さくできるようにした表示装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、固定された支持体と、前記支持体にその上部が回動自在に支持された回動部材と、前記回動部材に設けられた表示画面と、前記回動部材を、収納姿勢から自重によるモーメントの作用方向と逆の向きに向けて回動させる回動機構と、前記回動機構を駆動するモータと、前記回動部材と前記支持体との間に設けられて前記回動部材に自重によるモーメントを打ち消す向きの付勢力を与える付勢部材とが設けられた表示部材において、
前記回動機構は、一端が前記支持体に回動自在に支持され他端が前記回動部材に摺動自在な第1のリンクと、一端が前記第1のリンクに回動自在に連結され他端が前記支持体に摺動自在に支持された第2のリンクとを有し、前記モータの動力により前記第2のリンクの前記他端が前記支持体に対して重力と反する向きに移動させられることによって、前記回動部材が自重のモーメントの作用方向と逆の向きに回動させられるものであり、
前記付勢部材は、回動自在なドラムと、前記ドラムに一端が固定されるとともに前記ドラムに多重巻きに巻きつけられ且つ前記巻き付けを維持するように変形させられた弾性材とを有する定荷重ばねで、前記第1のリンクと前記支持体の一方に前記ドラムが回転自在に支持され、他方に前記弾性材の他端が支持されており、
前記回動部材の前記収納姿勢からの回動角度が大きくなるにつれて、前記第1のリンクと前記支持体との回動支点から、前記付勢部材の付勢力の作用ベクトルまでの、前記作用ベクトルと直交する向きの距離が大きくなることを特徴とするものである。
【0013】
この表示装置では、回動部材を自重に反する方向へ回動させるために、回動部材の回動動作をアシストする付勢部材の弾性力が、回動部材の回動角度にかかわらずほぼ一定となっている。したがって、モータの負荷を低減させることができ、またモータを一定のトルクで駆動したときに、回動部材の動作速度の変動を抑制することができる。
【0015】
前記のようなリンク機構を用いて回動部材を動作させると、回動部材が突出姿勢へ向けて回動するにしたがって第2のリンクの動作角度が徐々に大きくなり、これによっても回動部材の回動動作に応じてモータの負荷が増大していく。このような機構の場合に、前記付勢部材でアシスト付勢力を一定に与えることができ、モータの負荷を同様にして低減できる。
【0016】
この場合に、前記付勢部材の付勢力は、第1のリンクと第2のリンクとの連結点に作用するようにすると、前記付勢部材から第1のリンクに作用するアシストモーメントを、回動部材の回動角度の増加に伴って大きくなるように設定することも可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の表示装置の正面図、図2および図3は図1のII矢視の側面図を示し、図2は表示部材が支持体の内部に収納された収納状態、図3は表示部材が支持体の外部に突出した突出状態を示している。また図4は定荷重ばねの特性を示す線図である。
【0018】
図1に示す表示装置10は車載用であり、運転席や助手席などの座席シートの背もたれCの背面などに取り付けられ、後部座席から見ることができるようにしたものである。
【0019】
図1ないし図3に示すように、前記表示装置10は、表面にディスプレイ(表示画面)Dを備えた回動部材11が箱状、あるいは枠状の支持体12の内部に収納できるようになっている。この支持体12は、前記背もたれCの背面などに固定されている。
【0020】
回動部材11の両側面11A,11Bの上方部分には支持軸11a,11bが固定されており、前記支持体12の両側面に形成された軸受け部12a,12bに前記支持軸11a,11bが回動自在に支持されている。なお、前記支持体12の両側面から内方へ支持軸が突設され、回動部材11の両側面11A,11Bに軸受け部が形成されたものであってもよい。
【0021】
前記表示装置10の図示右側部では、支持体12の内面と回動部材11の側面11Aとの間に機構収納用のスペースSが設けられている。前記スペースS内には回動機構20が設けられており、この回動機構20により、回動部材11が支持体12内に収納される収納姿勢(図2参照)と、支持体12の外部に回動させられて後部座席から目視しやすい突出姿勢(図3参照)との間で回動するようになっている。
【0022】
前記回動機構20は、第1のリンク21と、モータにより駆動される第2のリンク22とを組み合わせたリンク機構である。そしてこの回動機構20が駆動モータMを有する駆動手段40によって駆動させられる。
【0023】
図2に示すように、前記第1のリンク21は、くの字状の平板であり、一方の端部が、支持体12の内面に設けられた軸23によって回動自在に支持され、他方の端部には押圧軸21aが取付けられている。前記回動部材11の一方の側面11Aには、ディスプレイDの画面に沿うA1−A2方向に延びる長溝11cが形成されており、この長溝11c内に前記押圧軸21aの先端が摺動自在に挿入されている。
【0024】
前記第1のリンク21の屈曲部となる中間部には、連結軸21bが固定されており、この連結軸21bに前記第2のリンク22の一方の端部が回転自在に支持されている。前記第2のリンク22の他方の端部に設けられた貫通孔22aには駆動軸42が固定されている。
【0025】
図1ないし図3に示すように、前記支持軸11aには定荷重ばね(付勢部材)30が設けられている。前記定荷重ばね30は、前記支持軸11aに回転自在に支持されたドラム31を有し、このドラム31に、バネ用鋼板で形成された弾性板材(弾性材)32の一端が固定されている。この弾性板材32は、前記ドラム31の外周に多重に巻き付けられ、且つドラム31の外周に巻き付けられた状態を維持できるように成形されたコンストンばねと称されるものである。この弾性板材32の先端33を引き出すと、前記ドラム31が自転しながら前記巻き付けが解されて弾性板材32が延び出るようになっている。そして、前記引出し力を解除すると、前記弾性板材32がドラム31に巻き付く形状に復元しようとするため、弾性板材32がドラム31に巻き戻される。このときの巻き戻し力が弾性引っ張り力(付勢力)Fである。図4に示すように、この定荷重ばね30はドラム31からの弾性板材32の引き出し長さが変化しても、弾性引っ張り力Fがほぼ一定となる特性を有している。
【0026】
そして、ドラム31から引き出された弾性板材32の先端33は、前記連結軸21bに固定されている。
【0027】
前記駆動手段40の構造としては、まず、前記支持体12には図示A1−A2方向に移動可能に支持されたラック41が設けられており、このラック41の下端に、前記駆動軸42が連結されている。すなわち、前記第2のリンク22に固定された前記駆動軸42は、前記支持体12の側板内面に形成された案内溝12cに沿ってA1−A2方向へ摺動自在であるが、駆動軸42が前記案内溝12cに沿って摺動するときに、この駆動軸42と共に前記ラック41が一緒にA1−A2方向で移動するようになっている。
【0028】
前記支持体12の内部には軸受部44が設けられ、この軸受部44と前記支持体12の内面との間に軸45が回転自在に支持され、この軸45には前記ラック41に噛み合うピニオンギヤ45aと中継ギヤ45bが固定されている。
【0029】
前記軸受部44の近傍には駆動モータMと、この駆動モータMの出力軸に固定されたウオームギヤM1と、前記ウオームギヤM1の回転数を減速させて前記中継ギヤ45bに伝達する減速歯車列46が設けられている。そして、前記減速歯車列46の出力が前記中継ギヤ45bに伝達されるようになっている。
【0030】
なお、前記支持体12の前記回動部材11の収納領域の周囲の全面には、前記スペースS内の機構などを覆い隠すパネルが設けられており、このパネルの表面に、回動部材11を回動させる際に操作するスイッチや、収納姿勢に戻すスイッチ、さらにはディスプレイの画面の選択や音量調整のための操作スイッチが配列されている。
【0031】
なお、本実施の形態では第1のリンク21や第2のリンク22からなる回動機構20を回動部材11の一方の側面11A側にのみ設けているが、他方の側面11B側にも同様のリンク機構を設け、左右のリンク機構を連結する連結部を一体または別体で設けることにより、回動部材11の両側面側に設けた回動機構20を1つの駆動モータMで駆動して回動部材11を回動させるようにしてもよい。
【0032】
以下、表示装置のチルト機構の動作について説明する。
図2および図3に示す線Vは、前記支持軸11a,11bの軸心を通って重力方向に延びる垂直線である。
【0033】
図2は回動部材11が支持体12の内部に収納された収納姿勢を示している。このとき、前記回動部材11のディスプレイDは背もたれCの背面に沿ってやや下向きに傾斜した状態である。
【0034】
図2の収納姿勢において、前記表示装置10の前記パネルなどに設けられたスイッチが操作されると、駆動手段40の前記駆動モータMが始動する。駆動モータMの駆動力は、ウオームギヤM1、減速歯車列46を介して前記中継ギヤ45bに伝達され、軸45が正転方向に回転させられる。この回転によりピニオンギヤ45aがラック41を図示A1方向に駆動し、ラック41と共に駆動軸42が案内溝12c内をA1方向に移動する。
【0035】
このとき、第2のリンク22の端部が前記駆動軸42と共にA1方向へ移動し、第2のリンク22と第1のリンク21の連結点である連結軸21bが押し上げられる。また、第1のリンク21が支持体12に設けられた軸23を中心として時計方向へ回動し、第1のリンク21の先部に設けられた押圧軸21aが、回動部材11の側面の長溝11c内を摺動する。そして回動部材11は上方に位置する支持軸11a,11bを支点として時計方向へ回動させられる。
【0036】
この回動動作により、回動部材11に設けられたディスプレイDが、垂直線Vと平行な姿勢となり、さらに図3に示すようにディスプレイDが斜め上向きとなった状態が最終的な突出姿勢である。ただし、前記駆動モータMを止めることにより、回動部材11を図2に示す収納姿勢と図3に示す突出姿勢の中間で止めることもできる。
【0037】
回動部材11が図2の収納姿勢を起点として図3に示す突出姿勢まで回動する際に、その回動角度θが大きくなるにしたがって、駆動モータMの負荷が増大していく。その理由は、駆動側から見たときには、ラック41と共に駆動軸42がA1方向へ進むにしたがって、A1−A2方向に対する第2のリンク22の回動角度αが徐々に大きくなっていき、駆動軸42がA1方向へ移動するときの駆動力fに基づく第2のリンク22に沿う方向の分力faが徐々に小さくなることに起因する。
【0038】
また、負荷側から見ると、回動部材11が垂直線Vを超えた後に図3に示す突出姿勢になるまでの間、回動部材11の自重gが下向きに作用して回動部材11を持上げる際の負荷が大きくなることである。さらに詳しく説明すると、図3に示すように、回動部材11の回動角度θが大きくなるにしたがって、軸23と押圧軸21aとの水平距離L1が長くなって、軸23回りの自重方向の負荷モーメントが大きくなり、これが駆動軸42への負荷として作用するからである。
【0039】
この表示装置では、支持軸11aに定荷重ばね30が設けられており、その弾性板材32の先端33は連結軸21bに連結されている。したがって、定荷重ばね30の弾性引っ張り力Fが常に一定の力で前記連結軸21bを持上げるように動作する。
【0040】
前記のように定荷重ばね30が発揮する弾性引っ張り力Fは常に一定であるため、駆動軸42および駆動モータMに作用する負荷を、前記力Fで常にアシストできるようになる。ここで、図2と図3では、定荷重ばね30の弾性引っ張り力Fの作用方向と直交する方向での軸23と連結軸21bとの距離をLaで示しているが、回動部材11の回動角度θが大きくなるにしたがって、前記距離Laも徐々に大きくなる。したがって、前記定荷重ばね30が第1のリンク21に与える時計回りのアシストモーメントも、前記回動角度θが大きくなるにしたがって同様に大きくなる。
【0041】
このように、前記定荷重ばね30を用いることにより、回動部材11の回動角度の変化に対して常に一定のアシスト力を与えるだけではなく、前記定荷重ばね30の弾性引っ張り力(付勢力)を連結軸21b、あるいは第1のリンク21の所定の箇所(例えば押圧軸21aであってもよい)に作用させることにより、回動部材11の回動角度θが増加するに伴って増大する負荷を、同時に大きくなっていくアシストモーメントによって効果的に低減できるようになる。
【0042】
そのため、駆動モータMに作用する負荷の最大値を低減させることができるとともに、回動部材11が図2の収納姿勢から図3に示す突出姿勢に回動するまでの回動速度に大きな変動が生じるのを防止できるようになる。
【0043】
次に、前記回動部材11を図3の突出姿勢から図2に示す収納姿勢へ戻すときには、前記パネルなどに設けられたスイッチを操作して、前記駆動モータMを逆転させる。これによりラック41が図示A2方向に移動し、駆動軸42がA2方向へ戻され、図2の状態に復帰する。
【0044】
このとき、定荷重ばね30の弾性引っ張り力Fが逆に駆動モータMの負荷として作用するが、この収納動作は回動部材11が自重方向へ回動する動作であるため、駆動モータMの負荷がそれほど増大することはない。また回動部材11の回動角度θが小さくなるにつれて、定荷重ばね30が第1のリンク21に与える時計回り方向のアシストモーメントも徐々に小さくなり、この点においても駆動モータMの負担を軽減できる。
【0045】
上記実施の形態では、車載用の表示装置について説明したが、その他例えば電車や航空機等の座席シートなどに設けられるものであってもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上のように本発明では、表示画面を有する回動部材を自重と相反する方向へ回動させる際に、モータの負荷を低減でき回動部材の回動速度の変動も抑止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示装置の正面図、
【図2】表示部材が支持体の内部に収納された収納姿勢を示す図1のII方向の矢視側面図、
【図3】表示部材が支持体の外部に突出した突出姿勢を示す図1のII方向の矢視側面図、
【図4】定荷重ばねの特性を示す線図、
【図5】従来の車載用の表示装置を示す側面図、
【図6】従来の表示装置において、回動部材が回動する際の負荷抵抗と回動角度θとの関係を示す線図、
【図7】引張りコイルスプリングの弾性力と回動部材の回動角度θとの関係を示す線図、
【符号の説明】
10 表示装置
11 回動部材
11a,11b 支持軸
12 支持体
20 回動機構
21 第1のリンク
21a 押圧軸
22 第2のリンク
21b 連結軸
30 定荷重ばね
40 駆動手段
41 ラック
42 駆動軸
45a ピニオンギヤ
C 座席シートの背もたれ(支持体)
D ディスプレイ
F 弾性引っ張り力(付勢力)
M 駆動モータ
Claims (3)
- 固定された支持体と、前記支持体にその上部が回動自在に支持された回動部材と、前記回動部材に設けられた表示画面と、前記回動部材を、収納姿勢から自重によるモーメントの作用方向と逆の向きに向けて回動させる回動機構と、前記回動機構を駆動するモータと、前記回動部材と前記支持体との間に設けられて前記回動部材に自重によるモーメントを打ち消す向きの付勢力を与える付勢部材とが設けられた表示部材において、
前記回動機構は、一端が前記支持体に回動自在に支持され他端が前記回動部材に摺動自在な第1のリンクと、一端が前記第1のリンクに回動自在に連結され他端が前記支持体に摺動自在に支持された第2のリンクとを有し、前記モータの動力により前記第2のリンクの前記他端が前記支持体に対して重力と反する向きに移動させられることによって、前記回動部材が自重のモーメントの作用方向と逆の向きに回動させられるものであり、
前記付勢部材は、回動自在なドラムと、前記ドラムに一端が固定されるとともに前記ドラムに多重巻きに巻きつけられ且つ前記巻き付けを維持するように変形させられた弾性材とを有する定荷重ばねで、前記第1のリンクと前記支持体の一方に前記ドラムが回転自在に支持され、他方に前記弾性材の他端が支持されており、
前記回動部材の前記収納姿勢からの回動角度が大きくなるにつれて、前記第1のリンクと前記支持体との回動支点から、前記付勢部材の付勢力の作用ベクトルまでの、前記作用ベクトルと直交する向きの距離が大きくなることを特徴とする表示装置。 - 前記回動部材の上部は支持軸を介して前記支持体に回動自在に支持されており、前記付勢部材と前記支持体との連結点が、前記支持軸上に位置している請求項1記載の表示装置。
- 前記付勢部材と前記第1のリンクとの連結点が、前記第1のリンクと前記第2のリンクとを回動自在に連結している連結軸上に位置している請求項1または2記載の表示装置。
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