JP2004267850A - 排気ガス浄化用触媒及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】担体に積層した触媒であって、最下層に実質的に貴金属を含まない第1の耐火性無機酸化物を含有する第一層、該第一層の上層に第1の貴金属及び希土類酸化物を含む第二層、さらに該第二層の上層に第2の貴金属を含む第三層を有することを特徴とする排気ガス浄化用触媒及びその製造方法。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車等の内燃機関からの排気ガス中に含まれる有害成分である一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)及び窒素酸化物(NOx)を同時に除去する排気ガス浄化用触媒及びその触媒の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関から排出されるガス中の有害成分を除去する排気ガス浄化用触媒に関して種々のものが提案されている(例えば、特許文献1〜5参照)。
【0003】
近年の世界的な排気ガスの規制強化に対応するために、エンジンの改良を含めて種々の検討がなされている。その最も有効な手段の1つとして、触媒の位置をよりエンジン側に近づけることにより、また、エンジンでの燃焼や制御の改良により排気ガスの昇温速度を速めることにより、エンジン始動直後の触媒床温度をより速く上昇させ、触媒の着火を速める方法が検討されている。より高効率な排気ガス浄化を達成するために、エンジン側の改良に対応して、より排気ガスの浄化効率の高い触媒が求められている。一方、世界的な排気ガス規制強化の動きの中で、排気ガス浄化触媒に使用される貴金属量が増大し、コストが膨れ上がっているということも問題となっており、貴金属使用量を低減することが求められている。従来の単に耐熱性などの触媒性能を向上してきた従来の触媒ではその要求に応えることができない。
【0004】
【特許文献1】
特開平02−043951号公報
【特許文献2】
特開平05−212284号公報
【特許文献3】
特開平05−023593号公報
【特許文献4】
特開平09−327624号公報
【特許文献5】
特開平09−173836号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、近年の排気ガス規制強化に対応するための、従来の触媒よりも着火性能を高め、貴金属使用量を低減した排気ガス浄化用触媒及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、これらの課題を解決するために鋭意研究した結果、より触媒の反応性を高めることにより、着火性能を高め、貴金属使用量を低減した排気ガス浄化用触媒の開発を実現した。排気ガス浄化用触媒の開発は、当然、それが置かれる環境の影響を受ける。近年の排気ガス浄化用触媒の環境は、次のような点で改善されて来ている。(a)燃料や潤滑油に含まれる触媒毒成分が低減されている、(b)エンジン系の改良により空燃比制御がより高精度となっている、(c)温度制御がより高精度となっている、などである。これらの改善により、排気ガス浄化用触媒のさらされる耐久性などの諸条件が従来よりもマイルドになっていることが分かる。このような状況下においては、前述したような反応性を高める触媒開発が有効である。本発明者らは、触媒被毒や熱劣化を引き起こすより厳しい耐久条件においては、触媒の開発はより耐熱耐久性を高めるような方向性が求められるが、近年の情勢においては、耐熱耐久性に加えて、あるいは、耐熱耐久性に代わり、触媒の反応性を高めるような触媒開発の方向性が、より重要となってきていると考え、本発明のような反応性が高く、貴金属使用量を低減した排気ガス浄化用触媒を開発するに至った。
【0007】
本発明の目的は、担体に積層した触媒であって、最下層に実質的に貴金属を含まない第1の耐火性無機酸化物を含有する第一層、該第一層の上層に第1の貴金属及び希土類酸化物を含む第二層、さらに該第二層の上層に第2の貴金属を含む第三層を有することを特徴とする排気ガス浄化用触媒、により達成される。
【0008】
また、本発明は、担体に、実質的に貴金属を含まない第1の耐火性無機酸化物を含有する第一層を、該第一層の上層に第1の貴金属及び希土類酸化物を含む第二層を、さらに該第二層の上層に第2の貴金属を含む第三層を順次担持することを特徴とする排気ガス浄化用触媒の製造方法、により達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の構成としては、基本的にはハニカム担体などの耐火性三次元構造体(担体)に3層に積層されている。ここで、最下層に実質的に貴金属を含まない第1の耐火性無機酸化物を含有する第一層、該第一層の上層に第1の貴金属及び希土類酸化物を含む第二層、さらに該第二層の上層に第2の貴金属を含む第三層が積層されている。
【0010】
第一層に含まれる第1の耐火性無機酸化物は、通常、触媒担体として用いられるものであれはいずれでもよい。具体的には、γ−、σ−、η−、θ−などの活性アルミナ、α−アルミナ、チタニア、ジルコニア、酸化ケイ素、またはこれらの複合酸化物、例えば、アルミナ−チタニア、アルミナ−ジルコニア、チタニア−ジルコニアなどを用いることができるが、耐熱安定性の観点から活性アルミナであることが好ましい。
【0011】
第一層において、「実質的に貴金属を含まない」とは、第一層は触媒表層からの距離が大きいためにたとえ貴金属が存在していても、その量に比例して活性を期待できないことから、存在しないことが好ましい。しかし、貴金属の存在に基づく効果が活性上認められる場合には貴金属が存在していてもよく、好ましくは、第1の無機酸化物に対し、貴金属量が0.2〜5質量%の範囲である。ここで、貴金属とは、白金、パラジウム、ロジウム、またはそれらの混合物である。
【0012】
第一層の担持量は、耐火性三次元構造体1リットル当り、通常、50g以上、好ましくは50〜100gの範囲である。耐火性三次元構造体のセル形状が四角、六角などのように角部を有する場合に、50g未満ではそれらの部分を充分に埋めることができないことから50g以上が好ましい。角部を実質的に貴金属を含まない第一層で埋め、それ以後、貴金属を含む層で積層することができる。貴金属を含む層で担体を1度で被覆した場合と比較して、このように角部に実質的に貴金属を含まない構成とすると、貴金属量を同じとした場合に、相対的に触媒表面または表面近傍の貴金属濃度を高めることが可能となる。通常、有害物質を含む排気ガスは被覆層の抵抗のため、角部近傍への拡散が妨げられるので、例え、角部に貴金属を分布させたとしても、その貴金属を有効に活用することはできない。しかし、予め、本願発明のように角部に貴金属を実質的に含まない層で構成し、その量に対応する貴金属をその他の層に分散させておけば、その貴金属が排ガスの浄化に寄与し、貴金属を有効利用することが可能となる。
【0013】
第二層において、第1の貴金属とは、白金、パラジウム、ロジウム、又はそれらの混合物であり、炭化水素の浄化特性の観点からパラジウムおよび/またはロジウムが好ましい。希土類酸化物の希土類とは、セリウム、ランタン、ネオジム、プラセオジウム、またはこれらの混合物である。
【0014】
第二層には、さらに第2の耐火性無機酸化物及び/又はアルカリ土類金属の酸化物を含んでいてもよい。第2の耐火性無機酸化物としては、第1の耐火性無機酸化物と同じものを用いることができるが、耐熱安定性の点から活性アルミナであることが好ましい。アルカリ土類金属とは、バリウム、ストロンチウムまたはカルシウムなどを挙げることができる。
【0015】
第1の貴金属の担持量は、耐火性三次元構造体1リットル当り、通常、0.1〜30gの範囲である。0.1g未満であると初期および耐久後の触媒活性が十分でなく、一方、30gを越えると使用量に比例して触媒活性が得られないからである。
【0016】
希土類酸化物の担持量は、耐火性三次元構造体1リットル当り、通常、0.5〜200gの範囲である。0.5g未満であると耐熱性向上に効果がなく、一方、200gを越えると使用量に比例して触媒活性が得られないからである。
【0017】
第2の耐火性無機酸化物を使用する場合、その担持量は、耐火性三次元構造体1リットル当り、通常、10〜300gの範囲である。10g未満であると貴金属を十分に分散することができないため、耐久性能が十分でなく、一方、300gを越えると排気の圧力損失が増加するためである。
【0018】
アルカリ土類金属の酸化物を使用する場合、その担持量は、耐火性三次元構造体1リットル当り、通常、0.1〜50gの範囲である。0.1g未満であると添加効果が得られず、一方、50gを越えると使用量に比例した効果が得られないからである。
【0019】
第三層において、第2の貴金属とは、白金、パラジウム、ロジウム、又はそれらの混合物であり、炭化水素浄化特性の観点からパラジウムが好ましい。第三層は、さらに第3の耐火性無機酸化物を含んでいてもよい。第3の耐火性無機酸化物としては、第1の耐火性無機酸化物と同じものを用いることができるが、耐熱安定性の点から酸化ジルコニウムであることが好ましい。
【0020】
第2の貴金属の担持量は、耐火性三次元構造体1リットル当り、通常、0.05〜30gの範囲である。0.05未満であると初期および耐久後の触媒活性が十分ではなく、一方、30gを越えると使用量に比例した効果が得られないためである。
【0021】
第3の耐火性無機酸化物を使用する場合、その担持量は、耐火性三次元構造体1リットル当り、通常、1〜200gの範囲である。1g未満であると貴金属を十分に分散することができなくて耐久性が十分でなく、一方、200gを越えると排気の圧力損失が増加するからである。
【0022】
このような三層構造を採用すると、貴金属を第一層以外の層に担持させることが可能となるとともに、第二層および/または第三層に担持させることができるので、貴金属の分散の制御が可能となる。Pdを例にとると、第三層だけに、第二層より第三層に多く、必要により、第三層より第二層に多く分散担持できる。
【0023】
上記三層からなる触媒成分を被覆する耐火性三次元構造体としては、ハニカム担体などが挙げられるが、一体成型のハニカム構造体が好ましく、例えば、モノリスハニカム担体、メタルハニカム担体、プラグハニカム担体などを挙げることができる。モノリス担体としては、通常、セラミック担体と称されるものであればよく、特に、コージェライト、ムライト、α−アルミナ、ジルコニア、チタニア、リン酸チタン、アルミニウムチタネート、ベタライト、スポンジュメン、アルミノシリケート、マグネシウムシリケートなどを材料とするハニカム担体が好ましく、なかでもコージェライト質のものが好ましい。その他、ステンレス鋼、Fe−Cr−Al合金などの酸化抵抗性の耐熱性金属を用いて一体構造としたものが用いられる。
【0024】
これらのモノリス担体は、押出し成型法やシート状素子を巻き固める方法などで製造される。そのガス通過口(セル形状)の形は、六角形、四角形、三角形またはコルゲーション形のいずれであってもよい。セル密度(単位断面積6.45cm2(1平方インチ)当りのセル数)は、100〜1500セルであれば十分に使用可能であり、好ましくは200〜1200セルの範囲である。
【0025】
本発明において、触媒成分を被覆する方法としては、特に限定されるものではないが、通常、含浸法が好適に用いられる。
【0026】
本発明による触媒は、例えば、次の方法によって調製することができる。
【0027】
本発明の基本的な構成は、3段階のステップで成される。
【0028】
第1ステップは、耐火性無機酸化物などで、拡散抵抗による排ガス濃度が抑制され、反応への寄与が比較的小さい4角セルなどの角部分を埋める工程である。活性アルミナ、酸化ジルコニウムなどで行なうことがよい。ただし、耐久条件が厳しい場合などでは、この第1ステップの被覆中に貴金属を分散させる方が良好な場合も有る。耐火性無機酸化物としては、酸化物の粉体をそのままあるいは粒度を調整した後、ミルなどの湿式法でスラリーとして、担体をスラリーに浸漬することにより担持する。担持量は、圧縮空気でブローすることにより調整する。その後、常法により乾燥、焼成する。例えば、乾燥は、80℃〜250℃において、0.5〜5時間の範囲であり、焼成は、300℃〜850℃において、0.5〜5時間の範囲である。
【0029】
第2ステップは、触媒の主構成であり、各種貴金属、耐火性無機酸化物、希土類元素化合物などにより、構成される。貴金属としては、硝酸塩などの可溶性の塩である。このような例としては、塩化パラジウム、硝酸パラジウム、ジアンミンジニトリパラジウム(II)、テトラアンミンパラジウム(II);硝酸ロジウム、塩化ロジウム;硝酸白金、ヘキサクロロ白金酸、テトラクロロ白金酸、ジアンミンジニトロ白金(II)、テトラアンミン白金(II)クロリド、テトラクロロ白金(II)酸アンモニウム、ヘキサクロロ白金(IV)酸アンモニウム、白金エチレンジアミンジクロリド、テトラアンミン白金(II)ニトレート、テトラアンミン白金(II)ヒドキシドなどを例示できる。耐火性無機酸化物としては、第1ステップで用いたとものと同じ種類のものを用いることができる。希土類酸化物の前駆体として希土類元素化合物を用いる。希土類元素の化合物としては、酸化物、混合酸化物、および複合酸化物などを例示できる。具体的には、酸化セリウム、酸化ランタン、酸化ネオジム、酸化プラセオジム、ミッシュメタルなどを例示できる。さらに、アルカリ土類元素化合物を含んでいてもよい。アルカリ土類金属の酸化物の前駆体としてアルカリ土類金属元素化合物を用いる。アルカリ土類金属元素の化合物としては、水酸化物、酸化物、硝酸塩、酢酸塩、炭酸塩などを例示できる。具体的には、水酸化バリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化ストロンチウム、酸化バリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウムなどを例示できる。担持は、原料の粉体をそのままあるいは粒度を調整した後、ミルなどの湿式法でスラリーとして、第1ステップで被覆した触媒をスラリーに浸漬することにより担持する。担持量は、圧縮空気でブローすることにより調整する。その後、常法により乾燥、焼成する。乾燥及び焼成の温度、その時間は、第1ステップと同じである。
【0030】
第3ステップは、より反応性を高めるためのステップであり、主に各種貴金属が比較的高濃度の形で担持される。耐火性無機酸化物を使用してもよく、また、貴金属のみを担持してもよい。貴金属、耐火性無機酸化物としては、第2ステップで用いたものと同じものを用いることができる。担持は、原料の粉体をそのままあるいは粒度を調整した後、ミルなどの湿式法でスラリーとして、第2ステップで被覆した触媒をスラリーに浸漬することにより担持する。担持量は、圧縮空気でブローすることにより調整する。その後、常法により乾燥、焼成する。例えば、乾燥は、80℃〜250℃において、0.5〜5時間の範囲であり、焼成は、300℃〜850℃において、0.5〜5時間の範囲である。なお、貴金属の担持は、耐火性無機酸化物を用いない場合には、貴金属の塩の溶液に第2ステップで被覆した触媒を浸漬することにより、また、耐火性無機酸化物を用いる場合には耐火性無機酸化物を担持後、貴金属の塩の溶液に耐火性無機酸化物で被覆した触媒を浸漬することにより実施することができる。その際、常法により、乾燥し、必要により焼成する。乾燥及び焼成の温度、その時間は、第1ステップと同じである。
【0031】
貴金属の担持は、貴金属塩の水溶液を用いて含浸することも可能であるが、上記のように3ステップで行うことにより、より精度よく貴金属を分散させて担持することが可能となる。
【0032】
このようにして得られた触媒は、自動車などの内燃機関からの排気ガス中に含まれる有害成分であるCO、HC、NOxの同時に除去する排気ガス浄化用触媒として有効である。特にガソリンエンジンからの排ガスの浄化に効果的である。空燃比については、通常、A/F=14.6±3、さらに支配的な条件の観点からA/F=14.6±1の範囲が好ましい。
【0033】
【実施例】
以下、本発明の実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0034】
(実施例1)
第1ステップ:比表面積150m2/gのアルミナ(γ−Al2O3)50g、酢酸4g、イオン交換水112gをボールミルポットにメデイアのボールと共に投入し、15時間湿式粉砕し、第1水性スラリーを得た。
【0035】
得られた第1水性スラリーに、コージェライト製モノリス担体(日本碍子製:セル密度600セル/6.45cm2(1平方インチ)、外径33mmx長さ76mm)を浸し、取り出して後、余分のスラリーを圧縮空気でブローし、その後、乾燥(150℃で2時間)、焼成(500℃で1時間)して、アルミナ被覆触媒を得た。
【0036】
第2ステップ:パラジウム1gを含む硝酸パラジウム水溶液、ロジウムを0.3g含む硝酸ロジウム水溶液、酸化ジルコニウムを10g、酸化セリウムを35g、酸化バリウムを10g含む水酸化バリウム、比表面積150m2/gのアルミナ(γ−Al2O3)50g、酢酸9gとイオン交換水100gを、ボールミルポットにメデイアのボールと共に投入し、15時間湿式粉砕し、第2水性スラリーを得た。
【0037】
得られた第2水性スラリーに、アルミナ被覆触媒を浸し、取り出して後、余分のスラリーを圧縮空気でブローし、その後、乾燥(150℃で2時間)、焼成(500℃で1時間)して、パラジウムロジウム被覆触媒を得た。
【0038】
第3ステップ:パラジウム0.5gを含有する硝酸パラジウムを酸化ジルコニウム30gと混合し、乾燥(150℃で一晩)、焼成(500℃で1時間)して、パラジウムジルコニア粉体を得た。このパラジウムジルコニア粉体と酢酸8gとイオン交換水82gを、ボールミルポットにメデイアのボールと共に投入し、15時間湿式粉砕し、第3水性スラリーを得た。
【0039】
得られた第3水性スラリーに、パラジウムロジウム被覆触媒を浸し、取り出して後、余分のスラリーを圧縮空気でブローし、その後、乾燥(150℃で2時間)、焼成(500℃で1時間)して、触媒1を得た。
【0040】
(実施例2)
第2ステップにおいて、パラジウム1gを含む硝酸パラジウム水溶液の代わりに、パラジウム0.5gを含む硝酸パラジウム水溶液を使用し、かつ、第3ステップにおいて、パラジウム0.5gを含有する硝酸パラジウムの代わりに、パラジウム1gを含む硝酸パラジウム水溶液を使用すること以外は、実施例1と同様にして、触媒2を得た。
【0041】
(実施例3)
第1ステップにおいて、比表面積150m2/gのアルミナ(γ−Al2O3)50g、酢酸4g、イオン交換水112gに加えて、パラジウム0.3gを含む硝酸パラジウム水溶液をボールミルポットにメデイアのボールと共に投入し、15時間湿式粉砕し、水性スラリーを得たこと、第2ステップにおいて、パラジウム1.0gを含む硝酸パラジウム水溶液に代えて、パラジウムを0.8g含む硝酸パラジウム水溶液とし、さらに、第3ステップにおいて、パラジウム0.5gを含有する硝酸パラジウムに代えて、パラジウム0.4gを含有する硝酸パラジウム水溶液を使用すること以外は、実施例1と同様にして、触媒3を得た。
【0042】
(実施例4)
第1ステップ:比表面積150m2/gのアルミナ(γ−Al2O3)50g、酢酸4g、イオン交換水112gをボールミルポットにメデイアのボールと共に投入し、15時間湿式粉砕し、第1水性スラリーを得た。
【0043】
得られた第1水性スラリーに、コージェライト製モノリス担体(日本碍子製:セル密度600セル/6.45cm2(1平方インチ)、外径33mmx長さ76mm)を浸し、取り出して後、余分のスラリーを圧縮空気でブローし、その後、乾燥(150℃で2時間)、焼成(500℃で1時間)して、アルミナ被覆触媒を得た。
【0044】
第2ステップ:白金0.5gを含む硝酸白金水溶液、パラジウム1gを含む硝酸パラジウム水溶液、ロジウムを0.3g含む硝酸ロジウム水溶液、酸化ジルコニウムを10g、酸化セリウムを35g、酸化バリウムを10g含む水酸化バリウム、比表面積150m2/gのアルミナ(γ−Al2O3)50g、酢酸9gとイオン交換水100gを、ボールミルポットにメデイアのボールと共に投入し、15時間湿式粉砕し、第2水性スラリーを得た。
【0045】
得られた第2水性スラリーに、アルミナ被覆触媒を浸し、取り出して後、余分のスラリーを圧縮空気でブローし、その後、乾燥(150℃で2時間)、焼成(500℃で1時間)して、パラジウムロジウム被覆触媒を得た。
【0046】
第3ステップ:パラジウム0.5gを含有する硝酸パラジウムを酸化ジルコニウム30gと混合し、乾燥(150℃で一晩)、焼成(500℃で1時間)して、パラジウムジルコニア粉体を得た。このパラジウムジルコニア粉体と酢酸8gとイオン交換水82gを、ボールミルポットにメデイアのボールと共に投入し、15時間湿式粉砕し、第3水性スラリーを得た。
【0047】
得られた第3水性スラリーに、パラジウムロジウム被覆触媒を浸し、取り出して後、余分のスラリーを圧縮空気でブローし、その後、乾燥(150℃で2時間)、焼成(500℃で1時間)して、触媒4を得た。
【0048】
(実施例5)
第3ステップにおいて、白金0.5gを含有する硝酸白金水溶液、パラジウム0.5gを含有する硝酸パラジウムを酸化ジルコニウム30gと混合し、乾燥(150℃で一晩)、焼成(500℃で1時間)して、パラジウムジルコニア粉体を得たこと以外は、実施例4と同様にして、触媒5を得た。
【0049】
(実施例6)
第3ステップとして、パラジウム0.5gを含有する硝酸パラジウム、酸化ジルコニウム30g、酢酸8g、イオン交換水82gを、ボールミルポットにメデイアのボールと共に投入し、15時間湿式粉砕し選られた水性スラリーを、含浸すること以外は、実施例1と同様にして、触媒6を得た。
【0050】
(実施例7)
第3ステップ以降を以下のように作成すること以外は、実施例1と同様にして、触媒を得た。
【0051】
第3ステップ:酸化ジルコニウム30g、酢酸8gとイオン交換水82gを、ボールミルポットにメデイアのボールと共に投入し、15時間湿式粉砕し、水性スラリーを得た。得られた水性スラリーに、パラジウムロジウム被覆触媒を浸し、取り出して後、余分のスラリーを圧縮空気でブローし、その後、乾燥(150℃で2時間)、焼成(500℃で1時間)して、ジルコニア被覆触媒を得た。
【0052】
第4ステップ:硝酸パラジウム水溶液に、ジルコニア被覆触媒を含浸しその後、乾燥(150℃で2時間)、焼成(500℃で1時間)して、触媒7を得た。第4ステップにおいて、触媒1リットル当たりパラジウム0.5gを含有する。
【0053】
(実施例8)
第3ステップ以降を以下のように作成すること以外は、実施例1と同様にして触媒を得た。
【0054】
第3ステップとして、オキシ硝酸ジルコニウム水溶液と硝酸パラジウム水溶液に、パラジウムロジウム被覆触媒を含浸しその後、乾燥(150℃で2時間)、焼成(500℃で1時間)して、触媒8を得た。第3ステップにおいて、触媒1リットル当たりパラジウム0.5gと酸化ジルコニウム30gを含有する。
【0055】
(実施例9)
第1ステップ:パラジウム1gを含む硝酸パラジウム水溶液、ロジウムを0.3g含む硝酸ロジウム水溶液、酸化ジルコニウムを10g、酸化セリウムを35g、酸化バリウムを10g含む水酸化バリウム、比表面積150m2/gのアルミナ(γ−Al2O3)50g、酢酸9gとイオン交換水100gを、ボールミルポットにメデイアのボールと共に投入し、15時間湿式粉砕し、水性スラリーを得た。
【0056】
得られた水性スラリーに、アルミナ被覆触媒を浸し、取り出して後、余分のスラリーを圧縮空気でブローし、その後、乾燥(150℃で2時間)、焼成(500℃で1時間)して、パラジウムロジウム被覆触媒を得た。
【0057】
第2ステップ:パラジウム0.5gを含有する硝酸パラジウムを酸化ジルコニウム30gと混合し、乾燥(150℃で一晩)、焼成(500℃で1時間)して、パラジウムジルコニア粉体を得た。このパラジウムジルコニア粉体と酢酸8gとイオン交換水82gを、ボールミルポットにメデイアのボールと共に投入し、15時間湿式粉砕し、水性スラリーを得た。
【0058】
得られた水性スラリーに、パラジウムロジウム被覆触媒を浸し、取り出して後、余分のスラリーを圧縮空気でブローし、その後、乾燥(150℃で2時間)、焼成(500℃で1時間)して、触媒9を得た。
【0059】
(実施例10)
第1ステップ:比表面積150m2/gのアルミナ(γ−Al2O3)500g、酢酸40g、イオン交換水1120gをボールミルポットにメデイアのボールと共に投入し、15時間湿式粉砕し、第1水性スラリーを得た。
【0060】
得られた第1水性スラリーに、1リットル容量のコージェライト製モノリス担体(日本碍子製:セル密度600セル/6.45cm2(1平方インチ)、外径100mmx長さ127mm)を浸し、取り出して後、余分のスラリーを圧縮空気でブローし、その後、乾燥(150℃で2時間)、焼成(500℃で1時間)して、アルミナ被覆触媒を得た。
【0061】
第2ステップ:パラジウム10gを含む硝酸パラジウム水溶液、ロジウムを3g含む硝酸ロジウム水溶液、酸化ジルコニウムを100g、酸化セリウムを350g、酸化バリウムを100g含む水酸化バリウム、比表面積150m2/gのアルミナ(γ−Al2O3)500g、酢酸90gとイオン交換水1000gを、ボールミルポットにメデイアのボールと共に投入し、15時間湿式粉砕し、第2水性スラリーを得た。
【0062】
得られた第2水性スラリーに、アルミナ被覆触媒を浸し、取り出して後、余分のスラリーを圧縮空気でブローし、その後、乾燥(150℃で2時間)、焼成(500℃で1時間)して、パラジウムロジウム被覆触媒を得た。
【0063】
第3ステップ:パラジウム5gを含有する硝酸パラジウムを酸化ジルコニウム300gと混合し、乾燥(150℃で一晩)、焼成(500℃で1時間)して、パラジウムジルコニア粉体を得た。このパラジウムジルコニア粉体と酢酸80gとイオン交換水820gを、ボールミルポットにメデイアのボールと共に投入し、15時間湿式粉砕し、第3水性スラリーを得た。
【0064】
得られた第3水性スラリーに、パラジウムロジウム被覆触媒を浸し、取り出して後、余分のスラリーを圧縮空気でブローし、その後、乾燥(150℃で2時間)、焼成(500℃で1時間)して、触媒10を得た。
【0065】
(比較例1)
比表面積150m2/gのアルミナ(γ−Al2O3)105gを、パラジウム1.5gを含有する硝酸パラジウム水溶液に含浸した。その後、充分乾燥した後、500℃で1時間焼成して、パラジウム含有アルミナを得た。
【0066】
得られたパラジウム含有アルミナ106.5gと、酸化セリウム10gと、酸化物として10g相当の水酸化バリウムと、酢酸5g、イオン交換水150gをボールミルポットにメデイアのボールと共に投入し、15時間湿式粉砕し、水性スラリーを得た。
【0067】
このようにして、得られた水性スラリーに、コージェライト製モノリス担体(日本碍子製:セル密度600セル/6.45cm2(1平方インチ)、外径33mmx長さ76mm)を浸し、取り出して後、余分のスラリーを圧縮空気でブローし、その後、乾燥(150℃で2時間)、焼成(500℃で1時間)して、Pd触媒被覆層を得た。
【0068】
比表面積150m2/gのアルミナ(γ−Al2O3)15gを、ロジウム0.3gを含有する硝酸ロジウム水溶液に含浸した。その後、充分乾燥した後、500℃で1時間焼成して、ロジウム含有アルミナを得た。
【0069】
得られたロジウム含有アルミナ15.3gと、比表面積150m2/gのアルミナ(γ−Al2O3)20g、酸化セリウム25g、酢酸2g、イオン交換水60gをボールミルポットにメデイアのボールと共に投入し、15時間湿式粉砕し、水性スラリーを得た。
【0070】
得られた水性スラリーを用いて、上記Pd触媒被覆層上に被覆して、比較触媒1を得た。
【0071】
(比較例2)
比表面積150m2/gのアルミナ(γ−Al2O3)1050gを、パラジウム15gを含有する硝酸パラジウム水溶液に含浸した。その後、充分乾燥した後、500℃で1時間焼成して、パラジウム含有アルミナを得た。
【0072】
得られたパラジウム含有アルミナ1065gと、酸化セリウム100g、酸化物として100g相当の水酸化バリウムと、酢酸50g、イオン交換水1500gをボールミルポットにメデイアのボールと共に投入し、15時間湿式粉砕し、水性スラリーを得た。
【0073】
得られた水性スラリーに、1リットル容量のコージェライト製モノリス担体(日本碍子製:セル密度600セル/6.45cm2(1平方インチ)、外径100mmx長さ127mm)を浸し、取り出して後、余分のスラリーを圧縮空気でブローし、その後、乾燥(150℃で2時間)、焼成(500℃で1時間)して、Pd触媒被覆層を得た。
【0074】
比表面積150m2/gのアルミナ(γ−Al2O3)150gを、ロジウム3gを含有する硝酸ロジウム水溶液に含浸した。その後、充分乾燥した後、500℃で1時間焼成して、ロジウム含有アルミナを得た。
【0075】
得られたロジウム含有アルミナ153gと、比表面積150m2/gのアルミナ(γ−Al2O3)200g、酸化セリウム250g、酢酸20g、イオン交換水600gをボールミルポットにメデイアのボールと共に投入し、15時間湿式粉砕し、水性スラリーを得た。
【0076】
このようにして、得られた水性スラリーを用いて、上記Pd触媒被覆層上に被覆して、比較触媒2を得た。
【0077】
実施例1から実施例10及び比較例1から2で得られた触媒の組成を表1に示す。
【0078】
【表1】
【0079】
(実施例−評価−)
実施例1から実施例10及び比較例1から2で得られた触媒を、エンジン耐久後、触媒活性を評価した。以下にその手順を示す。
【0080】
市販の電子制御方式のガソリンエンジンを使用し、各触媒を充填したマルチコンバーターをエンジンの排気系に設置して、耐久テストを行なった。エンジンは、定常運転60秒、減速6秒(減速時に燃料がカットされて、触媒は、高温酸化雰囲気の条件にさらされる)というモード運転で運転し、触媒床温度が定常運転時900℃となる条件で50時間触媒を耐久した。耐久後の触媒性能の評価は、市販の電子制御方式のエンジンを使用し、各触媒を充填したマルチコンバーターを、エンジンの排気系に設置して行なった。触媒の三元性能は、触媒入口ガス温度400℃、空間速度250,000hr−1の条件で評価した。この際、外部発振器より、1Hzの正弦波型信号をエンジンのコントロールユニットに導入して、空燃比(A/F)を、±1.0A/F、1Hzで振動させながら平均空燃比を連続的に変化させ、この時の触媒入口及び出口ガス組成を同時に分析して、平均空燃比A/Fが、15.1から14.1までCO、HC及びNOxの浄化率を求めた。
【0081】
上記のようにして求めたCO、HC及びNOxの浄化率対入口空燃比をグラフにプロットして、三元特性曲線を作成し、A/F=14.6におけるCO、HC、NOxの各浄化率を、表2に示した。
【0082】
また、触媒の低温での浄化性能は、空燃比を±0.5A/F(1Hz)の条件でガスを振動させながら、平均空燃比をA/F=14.6に固定して、エンジンを運転し、エンジン排気系の触媒コンバーターの前に熱交換器を取り付けて、触媒入口ガス温度を、200℃〜500℃まで一定の昇温速度(20℃/min)で変化させ、触媒入口及び出口ガス組成を分析して、CO、HC及びNOxの浄化率を求めることにより評価した。このようにして求めた、CO、HC及びNOxの浄化率が50%に到達した温度(ライトオフ温度)を測定して、表2に示す。
【0083】
さらに、車両によるモード運転下での触媒浄化性能を測定するため、市販の電子制御方式のガソリンエンジンを使用し、実サイズの触媒を充填したコンバーターをエンジンの排気系に設置して、耐久テストを行なった。エンジンは、上記と同様に、定常運転60秒、減速6秒(減速時に燃料がカットされて、触媒は、高温酸化雰囲気の条件にさらされる)というモード運転で運転し、触媒床温度が定常運転時900℃となる条件で50時間触媒を耐久した。耐久後の触媒性能の評価は、触媒を実車両のエンジン直下に設置して、FTP−75モードを運転した際の排気ガス浄化効率を測定した。その結果を、表3に示す。
【0084】
【表2】
【0085】
表2において、実施例1〜3は、比較例1と比べると、同一貴金属担持であるにもかかわらず、転化率およびT50ともに性能が向上しており、特に炭化水素の浄化性能が向上していることがわかる。さらに、実施例4や5のように、白金を追加する形で添加すると、炭化水素の浄化性能が向上することがわかる。また、実施例6〜8のように、第3ステップにおける貴金属および耐火性無機酸化物の添加方法を変更することによって、実施例1と比べて同等以上の性能が得られる。
【0086】
【表3】
【0087】
表3に、耐久後の性能を実サイズの触媒により実車両を使用して評価した結果を示す。CO,HC,NOxの全ての成分について、比較例2と比べて、実施例10の性能の優位性が見られ、特に炭化水素の性能向上は大きく、その評価条件の特性から、冷間始動時での改良効果が大きいといえる。
【0088】
【発明の効果】
本発明によれば、従来の触媒よりも着火性能を高め、貴金属使用量を低減した排気ガス浄化用触媒及びその製造方法を提供できる。
Claims (3)
- 担体に積層した触媒であって、最下層に実質的に貴金属を含まない第1の耐火性無機酸化物を含有する第一層、該第一層の上層に第1の貴金属及び希土類酸化物を含む第二層、さらに該第二層の上層に第2の貴金属を含む第三層を有することを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
- 前記第二層が第2の耐火性無機酸化物及び/又はアルカリ土類金属の酸化物を含むことを特徴とする請求項1記載の触媒。
- 担体に、実質的に貴金属を含まない第1の耐火性無機酸化物を含有する第一層を、該第一層の上層に第1の貴金属及び希土類酸化物を含む第二層を、さらに該第二層の上層に第2の貴金属を含む第三層を順次担持することを特徴とする排気ガス浄化用触媒の製造方法。
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