JP2004267842A - 凝集濾過処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】凝集剤を添加してフロックを生成した被処理水を膜モジュールで濾過する凝集濾過処理装置であって、最適な大きさのフロックを容易且つ十分に膜モジュールへ供給する。
【解決手段】被処理水を膜モジュール2に供給する供給ポンプ5が設けられ、供給ポンプ5の上流側に、混和槽4と、この混和槽4内に導入された被処理水に凝集剤を添加する第1の添加部8とが設けられ、供給ポンプ5の下流側において、被処理水に凝集剤を添加する第2の添加部10が設けられ、第2の添加部10の下流側に、凝集剤を添加した被処理水を攪拌する攪拌装置6が設けられ、攪拌装置6の下流側に膜モジュール2が設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】被処理水を膜モジュール2に供給する供給ポンプ5が設けられ、供給ポンプ5の上流側に、混和槽4と、この混和槽4内に導入された被処理水に凝集剤を添加する第1の添加部8とが設けられ、供給ポンプ5の下流側において、被処理水に凝集剤を添加する第2の添加部10が設けられ、第2の添加部10の下流側に、凝集剤を添加した被処理水を攪拌する攪拌装置6が設けられ、攪拌装置6の下流側に膜モジュール2が設けられている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上水,浄水,下水,用水,廃水等の処理において、このような被処理水に凝集剤を添加してフロックを形成した後、膜モジュールで濾過する凝集濾過処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の凝集濾過処理装置としては、図4に示すように、原水(被処理水)を膜モジュール51に供給する供給ポンプ52が設けられ、供給ポンプ52の上流側(吸込側)に凝集槽53と循環槽54とが設置され、供給ポンプ52の下流側(吐出側)と膜モジュール51との間に、フロック調整槽55が設置されている。さらに、上記凝集槽53内に導入された原水に凝集剤を添加する添加部56と、上記凝集槽53内の原水を攪拌混合する混合機57とが設けられている。
【0003】
これによると、凝集槽53に導入された原水に、添加部56から凝集剤を添加することにより、原水と凝集剤とが凝集反応してフロックが生成される。その後、上記フロックを含んだ原水(凝集処理水)は、循環槽54を経て供給ポンプ52によりフロック調整槽55を通過し、膜モジュール51に供給されて濾過される(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−259654号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来形式では、凝集槽53内で生成されたフロックは、供給ポンプ52を通過する際、供給ポンプ52のインペラによってせん断されて小さく破砕されてしまうといった問題がある。この対策として、上記フロック調整槽55において、上記破砕されたフロックを再凝集させて粗大化しているが、いったん小さく破砕されてしまったフロックを濾過に最適な大きさまで十分に再凝集させることは難しかった。
【0006】
本発明は、最適な大きさのフロックを容易且つ十分に膜モジュールへ供給することができる凝集濾過処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、凝集剤を添加してフロックを形成した被処理水を膜モジュールで濾過する凝集濾過処理装置であって、上記被処理水を膜モジュールに供給する供給ポンプが設けられ、上記供給ポンプの下流側において、被処理水に凝集剤を添加する添加部が設けられ、上記添加部の下流側に、凝集剤を添加した被処理水を攪拌する攪拌装置が設けられ、上記攪拌装置の下流側に上記膜モジュールが設けられているものである。
【0008】
これによると、供給ポンプの下流側において、凝集剤が添加部から被処理水に添加されるため、凝集反応によって生成されたフロックは供給ポンプを通過せず、攪拌装置によって攪拌されて最適な大きさまで粗大化し、その後、膜モジュールに供給される。したがって、上記フロックは供給ポンプで小さく破砕されることはなく、最適な大きさのフロックを容易且つ十分に膜モジュールへ供給することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における第1の実施の形態を図1,図2に基づいて説明する。
図1に示すように、1は、凝集剤(例えばポリ塩化アルミニウムなど)を添加してフロックを生成した被処理水(原水)を膜モジュール2で濾過する凝集濾過処理装置である。上記膜モジュール2へ被処理水を供給するための供給流路3には、混和槽4と供給ポンプ5と密閉型の攪拌装置6とが設けられている。
【0010】
このうち、上記供給ポンプ5は、被処理水を膜モジュール2へ圧送するものであり、渦巻ポンプ又は渦流ポンプが用いられている。また、上記混和槽4は供給ポンプ5の上流側(すなわち吸込側)に設置されており、混和槽4内に注入された被処理水へ凝集剤を添加する第1の添加部8が設けられている。尚、上記混和槽4には、被処理水と凝集剤とを攪拌混合させる混合機9が設けられている。
【0011】
また、上記供給ポンプ5の下流側(すなわち吐出側)には、上記供給流路3を流れる被処理水へ凝集剤を添加する第2の添加部10が設けられている。
上記攪拌装置6は、第2の添加部10の下流側に設けられており、密閉された本体容器11と、この本体容器11内へ挿通される回転軸12と、この回転軸12に放射状に取付けられた複数の攪拌翼13と、上記回転軸12を回転させる回転駆動装置14(モーター等)と、本体容器11に形成された入口15および出口16とを備えている。
【0012】
また、膜モジュール2は、攪拌装置6の下流側に設けられており、図2に示すように、ケーシング21の内部に複数(2個)の膜エレメント22を備えたものである。上記膜エレメント22は、先端を閉塞した直管状のセラミック製の複数本の膜チューブ23と、これら膜チューブ23の基端部を集束固定して各膜チューブ23を片持状に支持する集束プレート24とで構成されている。上記ケーシング21の両端には、上記膜エレメント22を出し入れする膜エレメント装入口25が形成され、さらに、膜エレメント22の各膜チューブ23の基端開口側を覆うキャップ状の集水部材26が着脱自在に取付けられている。上記ケーシング21には供給口27が設けられ、両集水部材26には、膜エレメント22で濾過された濾過処理水を排出する排出口28が設けられている。尚、上記供給流路3は供給口27に接続されている。
【0013】
以下、上記構成における作用を説明する。
混和槽4内に注入された被処理水に対して、凝集剤を第1の添加部8から添加し、混合機9で急速攪拌することによって、凝集反応が起こり、被処理水中にフロックが生成される。そして、フロックを含んだ被処理水(凝集処理水)は、供給ポンプ5の吸込口5aから吸い込まれ、吐出口5bから吐出されて、攪拌装置6の本体容器11内へ供給される。
【0014】
この際、上記フロックは供給ポンプ5のインペラ(図示省略)によって小さく破砕されてしまうが、供給ポンプ5の下流側において、凝集剤が第2の添加部10から供給流路3を流れる被処理水(凝集処理水)へ添加されるため、再度、凝集反応が起こってフロックが生成される。このように、第2の添加部10から添加された凝集剤によって生成されたフロックは、供給ポンプ5を通過せず、攪拌装置6の攪拌翼13によって緩速攪拌されて、濾過に最適な大きさまで粗大化する。また、供給ポンプ5を通過していったん小さく破砕されてしまったフロックは、上記第2の添加部10から添加された凝集剤によって再凝集し、攪拌装置6によって緩速攪拌されて、濾過に最適な大きさまで粗大化する。その後、上記フロックは攪拌装置6から膜モジュール2に供給される。
【0015】
したがって、上記のように、第2の添加部10から添加された凝集剤によって生成されたフロックは供給ポンプ5で小さく破砕されることはなく、さらに、第1の添加部8から添加された凝集剤によって生成された後に供給ポンプ5で小さく破砕されたフロックは上記第2の添加部10から添加された凝集剤によって再凝集するため、最適な大きさのフロックを容易且つ十分に膜モジュール2へ供給することができる。
【0016】
尚、上記膜モジュール2へ送給された被処理水は、図2に示すように、各膜チューブ23を外側から内側へ透過する際に濾過され、その後、排出口28から排出される。この際、被処理水中のフロックが十分に膜モジュール2へ送給されているため、逆洗時において膜面付着物が剥離除去され易くなり、濾過継続時間が長くなるとともに薬品洗浄頻度を減らすことができる。
【0017】
上記第1の実施の形態では、図2に示すように、被処理水を膜チューブ23の外側から内側へ透過させて濾過する外圧式の膜モジュール2を用いたが、第2の実施の形態として、図3に示すように、被処理水を膜チューブ23の内側から外側へ透過させて濾過する内圧式の膜モジュール45を用いてもよい。この場合、膜モジュール45には、集水部材26(図2参照)の代わりに、同一形状の配水部材46が設けられており、供給口27は上記両配水部材46に設けられ、排出口28はケーシング21に設けられている。
【0018】
上記各実施の形態では、回転自在な攪拌翼13を有する回転駆動式の攪拌装置6を用いたが、流路内に乱流を発生させる邪魔板を有する非駆動式の攪拌装置を用いてもよい。
【0019】
上記各実施の形態では、混和槽4内の被処理水に凝集剤を添加するための第1の添加部8を設けているが、第1の添加部8と混和槽4と混合機9とを不要とし、第2の添加部10のみから凝集剤を添加してもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、供給ポンプの下流側において、凝集剤が添加部から被処理水に添加されるため、凝集反応によって生成されたフロックは、供給ポンプを通過せず、攪拌装置によって攪拌されて最適な大きさまで粗大化し、その後、膜モジュールに供給される。したがって、上記フロックは供給ポンプで小さく破砕されることはなく、最適な大きさのフロックを容易且つ十分に膜モジュールへ供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における凝集濾過処理装置の構成を示す図である。
【図2】同、凝集濾過処理装置の膜モジュールの断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における凝集濾過処理装置の膜モジュールの断面図である。
【図4】従来の凝集濾過処理装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 凝集濾過処理装置
2,45 膜モジュール
5 供給ポンプ
6 攪拌装置
10 第2の添加部
【発明の属する技術分野】
本発明は、上水,浄水,下水,用水,廃水等の処理において、このような被処理水に凝集剤を添加してフロックを形成した後、膜モジュールで濾過する凝集濾過処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の凝集濾過処理装置としては、図4に示すように、原水(被処理水)を膜モジュール51に供給する供給ポンプ52が設けられ、供給ポンプ52の上流側(吸込側)に凝集槽53と循環槽54とが設置され、供給ポンプ52の下流側(吐出側)と膜モジュール51との間に、フロック調整槽55が設置されている。さらに、上記凝集槽53内に導入された原水に凝集剤を添加する添加部56と、上記凝集槽53内の原水を攪拌混合する混合機57とが設けられている。
【0003】
これによると、凝集槽53に導入された原水に、添加部56から凝集剤を添加することにより、原水と凝集剤とが凝集反応してフロックが生成される。その後、上記フロックを含んだ原水(凝集処理水)は、循環槽54を経て供給ポンプ52によりフロック調整槽55を通過し、膜モジュール51に供給されて濾過される(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−259654号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来形式では、凝集槽53内で生成されたフロックは、供給ポンプ52を通過する際、供給ポンプ52のインペラによってせん断されて小さく破砕されてしまうといった問題がある。この対策として、上記フロック調整槽55において、上記破砕されたフロックを再凝集させて粗大化しているが、いったん小さく破砕されてしまったフロックを濾過に最適な大きさまで十分に再凝集させることは難しかった。
【0006】
本発明は、最適な大きさのフロックを容易且つ十分に膜モジュールへ供給することができる凝集濾過処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、凝集剤を添加してフロックを形成した被処理水を膜モジュールで濾過する凝集濾過処理装置であって、上記被処理水を膜モジュールに供給する供給ポンプが設けられ、上記供給ポンプの下流側において、被処理水に凝集剤を添加する添加部が設けられ、上記添加部の下流側に、凝集剤を添加した被処理水を攪拌する攪拌装置が設けられ、上記攪拌装置の下流側に上記膜モジュールが設けられているものである。
【0008】
これによると、供給ポンプの下流側において、凝集剤が添加部から被処理水に添加されるため、凝集反応によって生成されたフロックは供給ポンプを通過せず、攪拌装置によって攪拌されて最適な大きさまで粗大化し、その後、膜モジュールに供給される。したがって、上記フロックは供給ポンプで小さく破砕されることはなく、最適な大きさのフロックを容易且つ十分に膜モジュールへ供給することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における第1の実施の形態を図1,図2に基づいて説明する。
図1に示すように、1は、凝集剤(例えばポリ塩化アルミニウムなど)を添加してフロックを生成した被処理水(原水)を膜モジュール2で濾過する凝集濾過処理装置である。上記膜モジュール2へ被処理水を供給するための供給流路3には、混和槽4と供給ポンプ5と密閉型の攪拌装置6とが設けられている。
【0010】
このうち、上記供給ポンプ5は、被処理水を膜モジュール2へ圧送するものであり、渦巻ポンプ又は渦流ポンプが用いられている。また、上記混和槽4は供給ポンプ5の上流側(すなわち吸込側)に設置されており、混和槽4内に注入された被処理水へ凝集剤を添加する第1の添加部8が設けられている。尚、上記混和槽4には、被処理水と凝集剤とを攪拌混合させる混合機9が設けられている。
【0011】
また、上記供給ポンプ5の下流側(すなわち吐出側)には、上記供給流路3を流れる被処理水へ凝集剤を添加する第2の添加部10が設けられている。
上記攪拌装置6は、第2の添加部10の下流側に設けられており、密閉された本体容器11と、この本体容器11内へ挿通される回転軸12と、この回転軸12に放射状に取付けられた複数の攪拌翼13と、上記回転軸12を回転させる回転駆動装置14(モーター等)と、本体容器11に形成された入口15および出口16とを備えている。
【0012】
また、膜モジュール2は、攪拌装置6の下流側に設けられており、図2に示すように、ケーシング21の内部に複数(2個)の膜エレメント22を備えたものである。上記膜エレメント22は、先端を閉塞した直管状のセラミック製の複数本の膜チューブ23と、これら膜チューブ23の基端部を集束固定して各膜チューブ23を片持状に支持する集束プレート24とで構成されている。上記ケーシング21の両端には、上記膜エレメント22を出し入れする膜エレメント装入口25が形成され、さらに、膜エレメント22の各膜チューブ23の基端開口側を覆うキャップ状の集水部材26が着脱自在に取付けられている。上記ケーシング21には供給口27が設けられ、両集水部材26には、膜エレメント22で濾過された濾過処理水を排出する排出口28が設けられている。尚、上記供給流路3は供給口27に接続されている。
【0013】
以下、上記構成における作用を説明する。
混和槽4内に注入された被処理水に対して、凝集剤を第1の添加部8から添加し、混合機9で急速攪拌することによって、凝集反応が起こり、被処理水中にフロックが生成される。そして、フロックを含んだ被処理水(凝集処理水)は、供給ポンプ5の吸込口5aから吸い込まれ、吐出口5bから吐出されて、攪拌装置6の本体容器11内へ供給される。
【0014】
この際、上記フロックは供給ポンプ5のインペラ(図示省略)によって小さく破砕されてしまうが、供給ポンプ5の下流側において、凝集剤が第2の添加部10から供給流路3を流れる被処理水(凝集処理水)へ添加されるため、再度、凝集反応が起こってフロックが生成される。このように、第2の添加部10から添加された凝集剤によって生成されたフロックは、供給ポンプ5を通過せず、攪拌装置6の攪拌翼13によって緩速攪拌されて、濾過に最適な大きさまで粗大化する。また、供給ポンプ5を通過していったん小さく破砕されてしまったフロックは、上記第2の添加部10から添加された凝集剤によって再凝集し、攪拌装置6によって緩速攪拌されて、濾過に最適な大きさまで粗大化する。その後、上記フロックは攪拌装置6から膜モジュール2に供給される。
【0015】
したがって、上記のように、第2の添加部10から添加された凝集剤によって生成されたフロックは供給ポンプ5で小さく破砕されることはなく、さらに、第1の添加部8から添加された凝集剤によって生成された後に供給ポンプ5で小さく破砕されたフロックは上記第2の添加部10から添加された凝集剤によって再凝集するため、最適な大きさのフロックを容易且つ十分に膜モジュール2へ供給することができる。
【0016】
尚、上記膜モジュール2へ送給された被処理水は、図2に示すように、各膜チューブ23を外側から内側へ透過する際に濾過され、その後、排出口28から排出される。この際、被処理水中のフロックが十分に膜モジュール2へ送給されているため、逆洗時において膜面付着物が剥離除去され易くなり、濾過継続時間が長くなるとともに薬品洗浄頻度を減らすことができる。
【0017】
上記第1の実施の形態では、図2に示すように、被処理水を膜チューブ23の外側から内側へ透過させて濾過する外圧式の膜モジュール2を用いたが、第2の実施の形態として、図3に示すように、被処理水を膜チューブ23の内側から外側へ透過させて濾過する内圧式の膜モジュール45を用いてもよい。この場合、膜モジュール45には、集水部材26(図2参照)の代わりに、同一形状の配水部材46が設けられており、供給口27は上記両配水部材46に設けられ、排出口28はケーシング21に設けられている。
【0018】
上記各実施の形態では、回転自在な攪拌翼13を有する回転駆動式の攪拌装置6を用いたが、流路内に乱流を発生させる邪魔板を有する非駆動式の攪拌装置を用いてもよい。
【0019】
上記各実施の形態では、混和槽4内の被処理水に凝集剤を添加するための第1の添加部8を設けているが、第1の添加部8と混和槽4と混合機9とを不要とし、第2の添加部10のみから凝集剤を添加してもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、供給ポンプの下流側において、凝集剤が添加部から被処理水に添加されるため、凝集反応によって生成されたフロックは、供給ポンプを通過せず、攪拌装置によって攪拌されて最適な大きさまで粗大化し、その後、膜モジュールに供給される。したがって、上記フロックは供給ポンプで小さく破砕されることはなく、最適な大きさのフロックを容易且つ十分に膜モジュールへ供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における凝集濾過処理装置の構成を示す図である。
【図2】同、凝集濾過処理装置の膜モジュールの断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における凝集濾過処理装置の膜モジュールの断面図である。
【図4】従来の凝集濾過処理装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 凝集濾過処理装置
2,45 膜モジュール
5 供給ポンプ
6 攪拌装置
10 第2の添加部
Claims (1)
- 凝集剤を添加してフロックを形成した被処理水を膜モジュールで濾過する凝集濾過処理装置であって、上記被処理水を膜モジュールに供給する供給ポンプが設けられ、上記供給ポンプの下流側において、被処理水に凝集剤を添加する添加部が設けられ、上記添加部の下流側に、凝集剤を添加した被処理水を攪拌する攪拌装置が設けられ、上記攪拌装置の下流側に上記膜モジュールが設けられていることを特徴とする凝集濾過処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003059254A JP2004267842A (ja) | 2003-03-06 | 2003-03-06 | 凝集濾過処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003059254A JP2004267842A (ja) | 2003-03-06 | 2003-03-06 | 凝集濾過処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004267842A true JP2004267842A (ja) | 2004-09-30 |
Family
ID=33122117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003059254A Withdrawn JP2004267842A (ja) | 2003-03-06 | 2003-03-06 | 凝集濾過処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004267842A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006218387A (ja) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Shimizu Gokin Seisakusho:Kk | 膜モジュール支持装置 |
JP2007260636A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-11 | Kubota Corp | 膜ろ過装置 |
WO2013107916A1 (es) * | 2012-01-20 | 2013-07-25 | Universitat Politècnica De Catalunya | Dispositivo de micro y ultrafiltración tangento-axial de alto rendimiento mediante macromembrana cerámica. |
JP2013188653A (ja) * | 2012-03-12 | 2013-09-26 | Toshiba Corp | 凝集物の形成方法 |
-
2003
- 2003-03-06 JP JP2003059254A patent/JP2004267842A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006218387A (ja) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Shimizu Gokin Seisakusho:Kk | 膜モジュール支持装置 |
JP4700974B2 (ja) * | 2005-02-10 | 2011-06-15 | 株式会社清水合金製作所 | 膜モジュール支持装置 |
JP2007260636A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-11 | Kubota Corp | 膜ろ過装置 |
JP4619313B2 (ja) * | 2006-03-30 | 2011-01-26 | 株式会社クボタ | 膜ろ過装置 |
WO2013107916A1 (es) * | 2012-01-20 | 2013-07-25 | Universitat Politècnica De Catalunya | Dispositivo de micro y ultrafiltración tangento-axial de alto rendimiento mediante macromembrana cerámica. |
ES2420554A1 (es) * | 2012-01-20 | 2013-08-23 | Universitat Politècnica De Catalunya | Dispositivo de micro y ultrafiltración tangento-axial de alto rendimiento mediante macromembrana cerámica |
JP2013188653A (ja) * | 2012-03-12 | 2013-09-26 | Toshiba Corp | 凝集物の形成方法 |
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