JP2004261089A - 乗用型苗植機 - Google Patents

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JP2004261089A JP2003055026A JP2003055026A JP2004261089A JP 2004261089 A JP2004261089 A JP 2004261089A JP 2003055026 A JP2003055026 A JP 2003055026A JP 2003055026 A JP2003055026 A JP 2003055026A JP 2004261089 A JP2004261089 A JP 2004261089A
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Eiichiro Kinoshita
木下  栄一郎
Shiro Katsuno
勝野  志郎
Masami Muranami
村並  昌実
Hajime Kitte
切手  肇
Yoshihiko Okubo
大久保  嘉彦
Hirotaka Doi
土井  宏貴
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】複数条植えの乗用型苗植機において、苗供給装置に迅速に且つ適確に苗を補給できるようにして作業能率の向上を図ることを課題とする。
【構成】複数条植えする苗植付装置28と、苗植付け体25…に苗を供給する苗供給装置32とを備えた苗植装置3を、乗用型の走行車体1の後側に装着した乗用型苗植機において、乗用型の走行車体1の後側に装着した乗用型苗植機において、前記苗供給装置32は、ループ状に互いに連結する複数の苗収容体29…が左右横長周回軌跡で周回移動し機体後側の横移動区間を移動するとき苗収容体29…が複数の苗植付け体25…の上方を通過して苗植付け体25…に苗を落下供給する構成とし、前記走行車体1の後部に苗供給装置32の苗収容体29…内に苗を補給する作業を行う作業者が着座する作業用座席70R,70Lを設けた構成とした。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、野菜等の苗を圃場に植付ける乗用型苗植機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、下記特許文献1に記載されるように、先端が下方に向かうくちばし状の苗植付け体を左右に複数体設けて、該複数の苗植付け体を上下動して複数条植えする苗植付装置と、苗を上方から受け入れて内側に苗を収容する複数の苗収容体を円形状に周回移動させて苗植付け体の上から苗を落下させて苗植付け体に苗を供給する構成とした苗供給装置とを備えた苗植装置を乗用型の走行車体の後側に装着し、走行車体と苗植装置を連結する昇降リンク装置の上部に苗供給装置の苗収容体内に苗を補給する作業を行う作業者が着座する作業用座席を設けた乗用型苗植機がある。
【0003】
【特許文献1】実開平5−95226号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に記載される乗用型苗植機は、苗供給装置が苗植付け体ごとに一つづつ設けられ、それぞれで苗収容体が円形状に周回移動し、また、それらの苗供給装置は、左右両外側が左右内側に対して機体後方に位置がズレており、このような構成の苗供給装置の全てに対して迅速に且つ適確に苗を補給しつづけることは容易に行えず、作業能率を思うように向上できない。そこで、本発明は、複数条植えの乗用型苗植機において、苗供給装置に迅速に且つ適確に苗を補給できるようにして作業能率の向上を図ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成するものである。請求項1記載の発明は、先端が下方に向かうくちばし状の苗植付け体25…を左右に複数体設けて、該複数の苗植付け体25…を同時に上下動して複数条植えする苗植付装置28と、苗を上方から受け入れて内側に苗を収容する複数の苗収容体29を周回移動させて苗植付け体25…の上から苗を落下させて苗植付け体25…に苗を供給する構成とした苗供給装置32とを備えた苗植装置3を、乗用型の走行車体1の後側に装着した乗用型苗植機において、前記苗供給装置32は、ループ状に互いに連結する複数の苗収容体29…が左右横長周回軌跡で周回移動し機体後側の横移動区間を移動するとき苗収容体29…が複数の苗植付け体25…の上方を通過して苗植付け体25…に苗を落下供給する構成とし、前記走行車体1の後部に苗供給装置32の苗収容体29…内に苗を補給する作業を行う作業者が着座する作業用座席70R,70Lを設けたことを特徴とする乗用型苗植機としたものである。
【0006】
【作用】
請求項1記載の乗用型苗植機は、左右に複数の苗植付け体25…が同時に上下動して複数条植えする。これらの苗植付け体25…に苗を供給する苗供給装置32は、ループ状に互いに連結する複数の苗収容体29…が左右横長周回軌跡で周回移動し、機体後側の横移動区間を移動するとき苗収容体29…が複数の苗植付け体25…の上方を通過して苗植付け体25…に苗を落下供給する。作業者は、走行車体1の後部に設けた作業用座席70R,70Lに着座して、苗供給装置32の苗収容体29…内に苗を補給する。このとき、前側の横移動区間の全ての個所の苗収容体29…に対して苗を補給することができる。
【0007】
【発明の効果】
請求項1記載の発明により、ループ状に互いに連結する複数の苗収容体29…が左右横長周回軌跡で周回移動して複数の苗植付け体25…の上方を通過して苗植付け体25…に苗を落下供給する構成としたものなので、また、走行車体1の後部に搭乗した作業者が、前側の横移動区間の全ての個所の苗収容体29…に対して苗を補給することができるので、余裕をもって苗の補給作業が行え、作業能率の向上が図れる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態として、野菜の苗を圃場に植付ける苗植機について、以下、詳細に説明する。
この苗植機は、操縦者が搭乗する乗用型の走行車体1の後側に昇降リンク装置2を介して昇降動可能に苗植装置3を装着した構成のものである。
【0009】
走行車体1は、機体フレーム4上に設置したエンジンと、機体フレーム4の前端に固着したミッションケース5と、該ミッションケース5の左右両側に該ケース5に固着の前輪伝動フレーム6,6を介して設けた前輪7,7と、機体フレーム4の後端にローリング自在に装着した後輪フレームの左右両側に後輪伝動ケース8,8を介して設けた後輪9,9を備えている。
【0010】
エンジンの動力は、走行車輪7,7;9,9と苗植装置3と油圧ポンプに伝動する。まず、エンジンの出力軸の回転が、ベルト伝動装置等の伝動手段を介して油圧ポンプの駆動軸に伝動し、続いてミッションケース5の入力軸に伝動し、ミッションケース5内の伝動機構を経由して左右の前輪7,7と左右の後輪9,9に伝動する構成としている。又、ミッションケース5から取出した動力を、第一伝動軸10を介して車体後部側に伝動し、更に、ユニバーサルジョイントを介して第二伝動軸11に伝動し、該第二伝動軸11の後端部を苗植装置3の伝動ケース12の入力軸13とユイバーサルジョイントを介して連結して、苗植装置3に伝動する構成としている。
【0011】
走行車体1の上側には、操縦者が搭乗できるようステップ14を装着し、また、エンジンの上側を覆うカバー上に操縦席15を設置している。その操縦席15の前方には、前輪7,7を上下方向の軸回りに回動操作する操縦ハンドル16を設けている。
【0012】
上記走行車体1は、駆動回転する車輪により自走する構成としたものであるが、駆動回転するクローラーにより自走する構成としてもよい。
昇降リンク装置2は、アッパーリンク17とロワーリンク18,18の各前端部を、機体フレーム4の後端部に固着した上方に延びるリンク支持フレーム19に上下回動自在に取り付け、各後端部を連結リンク20に回動自在に連結した構成であり、連結リンク20の下部に、苗植装置3の伝動ケース12の前部に前方に突出して固着した連結軸21を回動自在に連結して、昇降リンク装置2に苗植装置3をローリング自在に連結する構成としている。
【0013】
また、ロワーリンク18,18の走行車体1側には下方に延びるアーム22を固着していて、該アーム22の下端部に、機体フレーム4に左右軸芯回りに回動自在にシリンダ部を取り付けた昇降用油圧シリンダ23のピストン先端部をスプリングを介して連結している。昇降用油圧シリンダ23が伸縮作動すると、昇降リンク装置2が昇降動し、苗植装置3が昇降する構成となっている。
【0014】
そして、苗植装置3の昇降は、人為的な操作により苗植装置3を昇降させる人為昇降操作機構と、苗植装置3を圃場面に対して設定高さを維持するように昇降させる自動昇降制御機構とによって動作する構成としている。人為昇降操作機構は、操縦ハンドル16或いは操縦席15の近傍に配置した操作具を操作することによって昇降用油圧シリンダ23を伸縮作動させ、下降状態にある苗植装置3を設定高さまで上昇させたり、上昇状態にある苗植装置3を該苗植装置3が備える接地部材が接地する状態まで下降させたりすることができる構成としている。自動昇降制御機構は、苗植装置3の下部に設けた接地体24が、苗植装置3の圃場面に対する高さを検出する接地センサとして機能し、この接地体24の苗植装置3に対する上下位置変化に基づいて苗植装置3が圃場面に対して設定高さとなるよう昇降用油圧シリンダ23を伸縮作動させて苗植装置3を昇降する構成としている。
【0015】
苗植装置3は、先端が下方に向かうくちばし状の苗植付け体25と、該苗植付け体25の下端部が圃場面より上方となる位置と圃場面より下方となる位置とに苗植付け体25を上下動させる上下動機構26と、くちばし状の苗植付け体25の下端部が閉じて上方から苗を受け入れて内側に苗を収容可能する閉状態と苗植付け体25の下端部が前後に開いて内側に収容した苗を下方に放出可能する開状態とに苗植付け体25を開閉する開閉機構27を備えた苗植付装置28と、苗を上方から受け入れて内側に苗を収容する複数の苗収容体29と、該苗収容体29を苗植付け体25の上方を通過するように周回移動させる移動機構30と、苗植付け体25の上方位置で苗収容体29の底部を開放して内側に収容した苗を落下させて苗植付け体25に苗を供給する開放機構31を備えた苗供給装置32を備える。
【0016】
苗植付装置28は、苗植付け体25を左右に設定間隔で複数体並べて配備した複数条植の構成としている。本例では、苗植付け体25を左右に設定間隔で四体並べて配備した四条植の構成としている。四体の苗植付け体25…は、横方向に延びる前後の苗植付け体支持軸33,34に取付けている。先端が下方に向いたくちばし状の苗植付け体25…の前側苗植付け体25F…の上部で後側にのびる左右のアーム部25Fa,25Fa…の後端部を後側の苗植付け体支持軸34に回動自在に取付け、後側苗植付け体25R…の上部で前側にのびる左右のアーム部25Ra,25Ra…の前端部を前側の苗植付け体支持軸33に回動自在に取付け、前側苗植付け体25F…のアーム部25Fa,25Fa…と後側苗植付け体25R…のアーム部25Ra,25Ra…のそれぞれ前後中間部では、一方側のアーム部に設けた横方向のピン25a、25a…を他方側のアーム部に設けた左右方向の長孔25b,25b…に係合させている。前後の苗植付け体支持軸33,34の左右両端部は、連結部材35,36で連結している。そして、前後の苗植付け体支持軸33,34の左右中間部付近に上下動機構26と連結するための連結部材37を各支持軸33,34に対して回動自在に取付けている。前側苗植付け体25F…のアーム部25Fa,25Fa…が後側の苗植付け体支持軸34回りに上方に回動すると、前記ピン25a、25a…による連結によって後側苗植付け体25R…のアーム部25Ra,25Ra…も連動して上方に回動し、よって、前側苗植付け体25F…は、後側の苗植付け体支持軸34回りの回動によって前方に移動し、後側苗植付け体25R…は、前側の苗植付け体支持軸33回りの回動によって後方に移動し、よって、苗植付け体25…の下部側が前後に開いて下方に開放状態となる。また、逆の動作によって、前後に開いた苗植付け体25…の下部側は閉じる。
【0017】
苗植付け体25…の上下動機構26は、前記昇降リンク装置2の後端部の連結軸21に回動自在に装着した植付部フレーム38に前部を上下回動自在に装着し後部を苗植付け体25…に連結した上側と下側の昇降リンク39,40と、植付部フレーム38の上部に装着した前記伝動ケース12の側部から突出させた駆動回転する駆動軸41と、該駆動軸41の先端部に一端側を一体回転するように取付けた駆動アーム42と、該駆動アーム42aの回転外周側端部と前記上側の昇降リンク39から下方にのびるアーム部39aとに回動自在に連結する連動アーム42bとで構成している。そして、上側と下側の昇降リンク39,40の各後端部を前記苗植付け体支持軸33,34の左右中間部付近に取付けた連結部材37に回動自在に取付け、上側と下側の昇降リンク39,40と植付部フレーム38と連結部材37とで平行リンク機構を形成するように設けている。従って、駆動軸41の回転により駆動アーム42が駆動回転すると、前記昇降リンク39,40が植付部フレーム38の枢着部を回動中心に上下動し、左右に複数設けた苗植付け体25…が姿勢を維持しながら上下動する。この上下動の上昇位置では苗植付け体25の下端部が圃場面より上方に位置し、下降位置では苗植付け体25の下端部が圃場面より下方に位置する。
【0018】
苗植付け体25…の開閉機構27は、前側苗植付け体25F…の上部で前側にのびる開閉用アーム部25Fb…の前端部を各苗植付け体25…において設け、この開閉用アーム部25Fb…の前端部のそれぞれを左右方向の連結軸43に回動自在に連結し、一方、上側の昇降リンク39の植付部フレーム38への枢着部の軸に回動自在に取付けた作動アーム44を設け、この作動アーム44の先端部を長さ調節可能な連結ロッド45で連結し、そして、作動アーム44が、駆動軸41の駆動回転中に、該駆動軸41に一体回転するよう取付けたカム46の作用を受けて、設定したタイミングで苗植付け体25…に対して上昇動作するようにして構成している。これにより、駆動軸41が駆動回転して苗植付け体25…が上下動すると、作動アーム44も苗植付け体25…と共に上下回動し、そして、苗植付け体25…の下降下端位置に達すると、カム46の作用位置の変化により作動アーム44が苗植付け体25…に対して上昇動作し、これにより、前側苗植付け体25F…が後側の苗植付け体支持軸34回りに回動して前方に移動し、また、これに連動して後側苗植付け体25R…が前側の苗植付け体支持軸33回りに回動して後方に移動して、苗植付け体25…の下部側が前後に開いて下方に開放状態となる。そして、苗植付け体25…が上昇してカム46の作用位置の変化により作動アーム44が苗植付け体25…に対して元の位置に下降動作して、前後に開いた苗植付け体25…の下部側が閉じる。
【0019】
苗供給装置32は、上下に開口する筒状体47…と該筒状体47…の下側の開口部47a…を開閉する底蓋48…とを有し互いにループ状に連結する複数の苗収容体29…と、該苗収容体29…を前記苗植付け体25…の上方を通過する状態で機体平面視横長円形状のループ状の軌跡で周回動させる移動機構30と、前記苗収容体29…の底蓋48…を苗植付け体25…の上方位置で開放する開放機構31を設けた構成である。また、このように構成した苗供給装置32を、機体右側で左右に並ぶ苗植付け体25,25の上方位置を通過する状態で機体右側で平面視横長円形状のループ状の軌跡で周回動する右側苗供給装置32Rと、機体左側で左右に並ぶ苗植付け体25,25の上方位置を通過する状態で機体左側で平面視横長円形状のループ状の軌跡で周回動する左側苗供給装置32Lとを左右に並べて設けた構成としている。このように、長い周回軌跡で多数の苗収容体29…を周回させて苗植付け体25…に苗を供給する構成としたので、苗供給作業を余裕をもって行え、作業能率の向上が図れる。
【0020】
苗供給装置32は、前記苗収容体29…の外周に円筒外周部を形成し、該円筒外周部に外側から回動自在に係合する係合部(丸孔)を有して二つの苗収容体29,29を連結する連結体49を複数設け、該連結体49…の係合部を苗収容体29…の円筒外周部に回動自在に係合し該円筒外周部を回動軸として隣の苗収容体29…が回動自在に連結する状態として複数の苗収容体29…を互いに連結した構成としている。即ち、苗収容体29…と連結体49…とで無端チェーンのように連結した構成である。これにより、この苗移植機は、苗収容体29…は、直線的に移動する部分でも円弧状に移動する部分でも隣接する苗収容体29…との間隔が変わらないので、苗収容体29から苗植付け体25に苗を供給する個所で苗収容体29が苗植付け体25に対して位置ズレが生じにくくなり苗供給が適正に行われて適確な苗の移植ができる。苗収容体45…の個数と周回動する範囲を設定したうえで、苗収容体の上側開口部43b…を可能な限り広く形成できて、機体のコンパクト化を図りつつ苗収容体45…への苗供給作業をできるだけ容易に行えるものとなる。
【0021】
苗供給装置32の移動機構30は、右側及び左側の苗供給装置32R,32Lともに、それぞれ無端チェーンのように互いに連結する苗収容体29…;29…を左右に設けたスプロケット50,50;50,50の外周の円弧状切欠部に係合させて巻き掛け、この左右のスプロケット50,50;50,50を伝動ケース12内から取り出した動力で駆動回転することにより、右側及び左側の苗供給装置32R,32Lの各苗収容体29…;29…を周回動させる構成としている。スプロケット50,50;50,50を駆動回転可能に取付ける回動軸51,51;51,51は、伝動ケース12の上部に装着した左右方向に伸びる支持フレーム52に回動可能に取付け、伝動ケース12の上部から上方に突出させた左右の回転軸53a,53bからスプロケットとチェンを介して各回動軸51,51;51,51に伝動する構成としている。
【0022】
伝動ケース12内の伝動機構は、入力軸13に取付けた第一スプロケット54から機体中央側に設けた第二スプロケット55にチェン56を介して伝動し、第二スプロケット55の回転軸56に設けた第一ベベルギヤ57からそれに噛合う第二ベベルギヤ58に伝動し、第二ベベルギヤ58の回転軸に設けた第三スプロケット59から前記駆動軸41に設けた第四スプロケット60にチェン61を介して伝動して駆動軸41の回転により前記上下動機構26及び開閉機構27が駆動される。また、第二ベベルギヤ58にはその上部側で第三ベベルギヤ62が噛合い該第三ベベルギヤ62によって伝動ケース12の上部から上方に突出させた回転軸53aの一方側を駆動回転する。他方側の回転軸53bは、この回転軸53bに設けたギヤ63が一方側の回転軸53aに設けたギヤ63と噛合って逆回転に回転伝動される。この左右の回転軸53a,53bから左右中央側寄りの左右の回動軸51,51に、それぞれスプロケット65a,65a;65b,65bとチェン63c,63cを介して伝動し、更に、ここから左右外側寄りの左右の回動軸51,51に、それぞれスプロケット66a,66a;66b,66bとチェン66c,66cを介して伝動する構成としている。
【0023】
苗供給装置32の開放機構31は、苗収容体29…の周回軌跡下方で底蓋48…が下方に回動しないように底蓋48…を下方から支持する支持体67を設け、この支持体67を苗植付け体25…の上方位置には設けないようにすることで、苗植付け体25…の上方位置を苗収容体29が通過するとき、底蓋48が支持体67による支持状態が解かれて下方回動し苗収容体29を苗を下方に落下可能に開放する構成としている。苗収容体29の底蓋48が開くタイミングは、苗植付け体25…が苗収容体29の直下まで上昇したときとなるように調整しておく。また、上記構成に代えて、苗植付け体が苗収容体の直下まで上昇したときに、苗植付け体に設けた開放作動部材が、苗植付け体の上方に位置する苗収容体の底蓋が開くのを規制する規制手段を規制解除動作させる構成も採用できる。
【0024】
本例の苗供給装置32は、機体右側の二つの苗植付け体25,25に対して苗を供給する右側苗供給装置32Rと、機体左側の二つの苗植付け体25,25に対して苗を供給する左側苗供給装置32Lは、共に、二つの苗植付け体25,25に対して苗収容体29…が一回りで周回移動して苗を供給する構成としている。このように二つの苗植付け体25,25に対して苗収容体29…が一回りで周回移動して苗を供給する構成とした場合は、一方側の苗植付け体25に落下供給する苗収容体29…と他方側の苗植付け体29…に落下供給する苗収容体29…とが交互になるように連結し、且つ、一方側の苗植付け体25に落下供給する苗収容体29…が一方側の苗植付け体25の上方を通過するとき、他方側の苗植付け体25に落下供給する苗収容体29…が他方側の苗植付け体25の上方を通過するように設定し、また、少なくとも、苗収容体29…の周回移動方向下手側の苗植付け体25に落下供給する苗収容体29…が、苗収容体29…の周回移動方向上手側の苗植付け体25の上方を通過するときは、その苗収容体29…については開放動作されないようにする開放規制手段を設ける。このように設けた上で、更に、苗植付け体25,25の上下動が一周期動作する間に苗収容体29…が2個分周回移動するように構成すると、苗収容体29…が二つの苗植付け体25,254の上方を直列的に通過しながら二つの苗植付け体25,25に対して苗供給漏れが生じることなく同時に苗を供給でき、且つ、二つの苗植付け体25,25の上方を通過した後に苗が供給されなかった苗収容体29…が生じないよう余すことなく二つの苗植付け体25,25に対して苗を供給できるものとなり、苗供給作業が余裕をもって行え、且つ、二つの苗植付け体25,25に対して確実に苗を供給できる。なお、前記開放規制手段は、例えば、苗収容体の周回移動方向下手側の苗植付け体に落下供給する苗収容体の蓋に突起を設け、この突起が、苗収容体の周回移動方向上手側の苗植付け体の上方を通過するときに、下方から支持する構成とすることで可能となる。
【0025】
本例の苗供給装置32は、ループ状に互いに連結する複数の苗収容体29…が左右横長の軌跡で周回移動する構成とし、後側の横移動区間で苗植付け体25…の上方を苗収容体29…が通過するように設けている。従って、走行車体1の後部に搭乗した作業者は、前側の横移動区間の全ての個所の苗収容体29…に対して苗を補給することができ、余裕をもってその作業が行え、作業能率の向上が図れる。
【0026】
走行車体1の後部に搭乗した作業者は、走行車体1の後部の左右両側に設置した作業用座席70R,70Lに着座して作業が行えるようになっている。
また、本例の苗供給装置32は、機体右側の二つの苗植付け体25,25に対して機体右側で苗収容体29…が周回移動する右側苗供給装置32Rによって苗を供給する構成とし、機体左側の二つの苗植付け体25,25に対して機体左側で苗収容体29…が周回移動する左側苗供給装置32Lによって苗を供給する構成としている。ところで、一つの苗植付け体ごとに一つの周回軌跡で周回移動する苗供給装置を設けると、本例のように四条植えの場合には、苗収容体が周回する苗供給装置を4つ設けることになる。このような構成とした場合には、苗収容体の周回部が多すぎて、走行車体に搭乗した作業者がそれら全てに対して迅速に且つ適確に苗を補給しつづけることは容易に行えず、作業能率を思うように向上できない。しかし、上記のように、機体右側の複数の苗植付け体25,25に対して機体右側で苗収容体29…が一つの周回軌跡で周回移動する右側苗供給装置32Rによって苗を供給する構成とし、機体左側の複数の苗植付け体25,25に対して機体左側で苗収容体29…が一つの周回軌跡で周回移動する左側苗供給装置32Lによって苗を供給する構成とすることにより、走行車体1の後部の左右両側に作業者が搭乗すれば、それぞれの作業者が、苗収容体29…が一つの周回軌跡で周回移動する苗供給装置の一つに対してのみ苗を補給するだけで良いのので、迅速に且つ適確に苗を補給しつづけることが容易にできて、作業能率が向上する。
【0027】
なお、本例において、右側及び左側の苗供給装置32R,32Lは、それぞれ、前側の直線移動区間で苗収容体29…が左右中央側から左右外側に向けて移動するように苗収容体29…の移動機構30が駆動される構成としている。
上記構成とした苗植装置3には、苗植付け体25…が植付けた苗に対して覆土鎮圧するための接地転動輪80…を各苗植付け体26…の苗植付け個所の各後方左右両側近傍位置に設けている。また、苗植装置3の自動昇降制御機構において、苗植装置3の圃場面に対する高さを検出する接地センサとして機能する接地体24を、各苗植付け体26…の苗植付け個所より前側で接地する左右横長のローラーで構成すると、各苗植付け体26…の苗植付け個所を整地するものともなり、よって、この整地面を基準に苗植装置3が設定高さとなるよう自動昇降されて各苗植付け体26…の植付け深さの変動が少なくなり、良好な植付けが行える。
【0028】
尚、上記苗植機は、苗供給装置32に補給する苗を予備的に置いておくための苗台を走行車体1の後部左右外側に配置して取り付ける。苗補給を行う作業者は、この苗台から苗をとって苗供給装置32に補給していく。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗植機の側面図。
【図2】苗植機の平面図。
【図3】苗植装置の一部を示す斜視図。
【図4】苗植付装置の一部を示す斜視図。
【図5】苗植装置の伝動構成を示す伝動機構図。
【符号の説明】
1:走行車体
2:昇降リンク装置
3:苗植装置

Claims (1)

  1. 先端が下方に向かうくちばし状の苗植付け体25…を左右に複数体設けて、該複数の苗植付け体25…を同時に上下動して複数条植えする苗植付装置28と、苗を上方から受け入れて内側に苗を収容する複数の苗収容体29を周回移動させて苗植付け体25…の上から苗を落下させて苗植付け体25…に苗を供給する構成とした苗供給装置32とを備えた苗植装置3を、乗用型の走行車体1の後側に装着した乗用型苗植機において、前記苗供給装置32は、ループ状に互いに連結する複数の苗収容体29…が左右横長周回軌跡で周回移動し機体後側の横移動区間を移動するとき苗収容体29…が複数の苗植付け体25…の上方を通過して苗植付け体25…に苗を落下供給する構成とし、前記走行車体1の後部に苗供給装置32の苗収容体29…内に苗を補給する作業を行う作業者が着座する作業用座席70R,70Lを設けたことを特徴とする乗用型苗植機。
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