JP2004255808A - 農業用熱可塑性樹脂多層フィルム - Google Patents

農業用熱可塑性樹脂多層フィルム Download PDF

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雄一 関口
Toru Katsuura
徹 勝浦
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Chisso Corp
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Abstract

【課題】優れた防曇持続性、耐久性、及び透明性に優れ、更に塗布型フィルムの問題点であった展張時の被膜剥離や、一時フィルム撤去後の再展張や、トンネル等に使用の際に複数年使用可能な農業用熱可塑性樹脂多層フィルムを提供する。
【解決手段】少なくとも内層A、中間層B及び外層Cで構成された農業用熱可塑性樹脂多層フィルムであって、内層A、中間層B及び外層Cの少なくとも1層にフッ素化合物が添加され、内層A、中間層B及び外層Cの少なくとも1層に帯電防止剤が添加され、多層フィルムの少なくとも片面上に被膜が形成され、被膜が形成される層に無機フィラーが添加されたことを特徴とする農業用熱可塑性樹脂多層フィルム。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はハウスやトンネルの被覆資材として用いられる農業用熱可塑性樹脂多層フィルムに関する。詳しくは、防曇持続性、耐久性、及び透明性に優れ、更に塗布型フィルムの問題点であった張り替え等の移設が可能な農業用熱可塑性樹脂多層フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
農業用ハウスやトンネル等の被覆資材として様々のプラスチックフィルムが使用されている。それらの代表的なものとして、ポリ塩化ビニルフィルム(以下、農ビという)、ポリエチレンフィルム(以下、農ポリという)、エチレン酢酸ビニル共重合体フィルム(以下、農酢ビという)等を挙げることができる。
中でも、農ビは保温性、透明性、強靱性、防曇性、ハウス密着性及び経済性等に優れているため、最も多く使用されているが、農ビは比重が大きいため、ハウスに展張する際フィルムの重量が重く、展張作業が困難であった。
また、使用後の廃棄処理のために焼却すると有害ガスを発生する等の問題もあり、有害ガスの発生しない農ビ代替品が望まれている。
一方、農ポリや農酢ビは、防塵性及び廃棄処理のしやすさという点においては農ビより優れているが、保温性が農ビより劣るため改良が望まれてきた。
【0003】
農業用ハウス内は外部に比べて温度が高く湿度が高いため、プラスチックフィルムの表面でハウス内の湿気が結露してフィルムが曇る。フィルムが結露して曇ると、光線透過率の低下による生育不良や、水滴が作物に落下することによる病害の発生等、作物に与える影響は大きい。このため、農業用プラスチックフィルムの多くには、ハウス内の湿気が結露してフィルムが曇ることを抑制するために、防曇剤が練り込まれている。これらの防曇剤は、経時的にフィルム表面に溶出し、水と共に消費されるため、長期にわたって防曇性を持続することが困難であった。
【0004】
最近、塗布技術の発展から、防曇持続性改良を目的として、無機系コロイドゾルとアクリル樹脂の組成物をフィルム表面に塗工し、3〜5年防曇性を持続させる技術が実施されている(例えば、特許文献1参照)。また、基材フィルムにヒンダートアミンを添加して、その表面に防曇被膜を形成させ、被膜と基材の密着性を向上させた技術が提案されている(例えば、特許文2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特許第1916888号明細書
【特許文献2】
特許第2918140号明細書
【0006】
これらの技術による表面に被膜を有するフィルムは、展張して3〜5年防曇性を持続させることは可能であるが、フィルムと被膜との密着性が不十分なため、フィルムをハウスに展張する際や、台風等で一時的にハウスからフィルムを取り外し台風通過後に再度展張する際、またはトンネルハウス等に複数年使用の際に、パイプとフィルム内面の擦れや、フィルム同士の擦れによって、被膜がフィルムより剥がれ落ち、防曇性が消失してしまうという現象があり問題となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、優れた防曇持続性、耐久性、及び透明性に優れ、更に表面に皮膜を有するフィルムの問題点であった展張時の被膜剥離や、一時フィルム撤去後の再展張や、トンネル等に使用の際に複数年使用可能な農業用熱可塑性樹脂多層フィルムを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、前記従来技術の問題点を改善するべく鋭意検討した。その結果、少なくとも内層A、中間層B及び外層Cで構成された農業用熱可塑性樹脂多層フィルムであって、内層A、中間層B及び外層Cの少なくとも1層にフッ素化合物が添加され、内層A、中間層B及び外層Cの少なくとも1層に帯電防止剤が添加され、多層フィルムの少なくとも片面上に被膜が形成され、被膜が形成される層に無機フィラーが添加されたことを特徴とする農業用熱可塑性樹脂多層フィルムが上記問題点を改善できることを見出し、この知見に基づき本発明を完成するに至った。
【0009】
本発明は、以下から構成される。
(1)少なくとも内層A、中間層B及び外層Cで構成された農業用熱可塑性樹脂多層フィルムであって、内層A、中間層B及び外層Cの少なくとも1層にフッ素化合物が添加され、内層A、中間層B及び外層Cの少なくとも1層に帯電防止剤が添加され、多層フィルムの少なくとも片面上に被膜が形成され、被膜が形成される層に無機フィラーが添加されたことを特徴とする農業用熱可塑性樹脂多層フィルム。
【0010】
(2)多層フィルムの少なくとも片面上に形成された被膜が、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロース、架橋型紫外線吸収剤、及び無機系コロイドゾルの群から選ばれた少なくとも1種を含有することを特徴とする前記(1)項記載の農業用熱可塑性樹脂多層フィルム。
【0011】
(3)無機系コロイドゾルの固体平均粒子径が10〜60mμである前記(2)項記載の農業用熱可塑性樹脂多層フィルム。
【0012】
(4)被膜が形成される層における無機フィラーの含有量が1〜20重量%であることを特徴とする前記(1)〜(3)項のいずれか1項記載の農業用熱可塑性樹脂多層フィルム。
【0013】
(5)無機フィラーのBET比表面積が5〜50m/gであることを特徴とする前記(1)〜(4)項のいずれか1項記載の農業用熱可塑性樹脂多層フィルム。
【0014】
(6)無機フィラーがタルク、ハイドロタルサイト系化合物、リチウム・アルミニウム複合水酸化物塩系化合物及びシリカから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする前記(1)〜(5)項のいずれか1項記載の農業用熱可塑性樹脂多層フィルム。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる農業用熱可塑性樹脂多層フィルムについて詳細に説明する。
【0016】
本発明の農業用熱可塑性樹脂多層フィルムの内層A、中間層B及び外層Cの少なくとも1層を構成する配合物には、フッ素化合物が添加される。また、内層A、中間層B及び外層Cの少なくとも1層を構成する配合物には、帯電防止剤が添加される。フッ素化合物及び帯電防止剤を添加することによって、本発明の農業用熱可塑性樹脂多層フィルムは防霧性や防曇性を付与されるだけでなく、多層フィルムと被膜との密着性が向上する。
【0017】
前記フッ素化合物としては、従来から農業用フィルムの防霧剤として使用されているフッ素系界面活性剤またはフッ素系共重合オリゴマーが挙げられる。
前記フッ素系界面活性剤の種類としては、農業用フィルムに使用される防霧剤を示すことが出来る。
フッ素系界面活性剤としての具体例としては、下記の式1〜13を挙げることができる。
【0018】
【化1】
Figure 2004255808
【0019】
【化2】
Figure 2004255808
【0020】
尚、式中、Rfは直鎖状または分岐鎖状のポリフルオロアルキル基、Rは水素またはアルキル基、nは自然数を表す。
中でも、上記の式1〜12において、炭素数6〜12のポリフルオロアルキル基を有するものが好適である。
【0021】
また、フッ素系共重合オリゴマーの具体例としては、CF(CF(CHOCOC(CH)=CHとCOCOCH=CHとHO(CHCHO)OCOCH=CHとを、仕込み重合比率1:0.1:1.5の割合で重合した分子量約4000の共重合オリゴマーや、CF(CFSON(CH)(CHOCOC(CH)=CHとCHOCOCH=CHとHO(CHCHO)OCOCH=CHとを、仕込み重量比率1:0.5:0.5の割合で重合した分子量約4000の共重合オリゴマーや、CF(CFCONH(CHOCOC(CH)=CHとCHOCOCH=CHとHO(CHCHO)10OCOCH=CHとを仕込み重量比率1:1:1の割合で重合した分子量約2000の共重合オリゴマーや、CF(CF(CHOCOC=CHとCOCOCH=CHとHO(CHCHO)OCOCH=CHとを仕込み重量比率1:0.1:1の割合で重合した分子量約2000の共重合オリゴマーや(CFCF(CFCHCH(OH)CHOCOCH=CHとCOCOCH=CHとHO(CHCHO)OCOCH=CHとを仕込み重量比率1:0.2:1割合で重合した分子量約6000の共重合オリゴマー等が挙げられる。
【0022】
前記のフッ素系界面活性剤及びフッ素系共重合オリゴマーは、それぞれ単独で使用することができるし、2種類またはそれ以上の組み合わせで使用することができる。
これらフッ素系界面活性剤及びフッ素系共重合オリゴマーの添加量は、組成物に対して0.01〜0.5重量%が好ましく、0.02〜0.2重量%がより好ましい。添加量がこの範囲であると、経済性及び塗工剤の密着性が良好である。
【0023】
前記帯電防止剤としては、従来から農業用フィルムの防曇剤に使用されているものが挙げられる。
前記帯電防止剤の種類としては、非イオン系帯電防止剤、カチオン系帯電防止剤、アニオン系帯電防止剤、両性帯電防止剤等から、帯電防止剤のエステル化度、アルキル基の鎖長、アルキレンオキサイドの付加モル数及び純度を考慮しつつ選択して使用することができる。
【0024】
帯電防止剤の具体例としては、ソルビタンモノラウレート、ジグリセリンセスキラウレート、グリセリンモノオレート等の多価アルコールの部分カルボン酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート等の多価アルコールの部分カルボン酸エステル類ポリオキシエチレン誘導体、アミン類、脂肪酸アミド、アミン中和塩等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0025】
これら帯電防止剤の添加量は、フィルムを構成する各層の組成物に対して0.01〜1.0重量%が好ましく、0.02〜0.5重量%がより好ましい。添加量がこの範囲であると、経済性及び塗工剤の密着性が良好である。
【0026】
本発明の農業用熱可塑性樹脂多層フィルムの少なくとも片面上には被膜が形成される。本発明の農業用熱可塑性樹脂多層フィルムにおいて、ハウスやトンネルの被覆に用いられて内面に位置するフィルム内層A面上に形成される被膜は、通常、防曇性を発現する被膜であり、またハウスやトンネルの被覆に用いられて外面に位置するフィルム外層C面上に形成される被膜は、通常、防塵性を発現する被膜である。
【0027】
前記被膜は、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロース、架橋型紫外線吸収剤、及び無機系コロイドゾルのいずれか1種類、または2種類以上を含有する塗工剤を塗布することによって形成することができる。尚、無機系コロイドゾルは、通常、内層A面上に形成される被膜に含有される。
【0028】
前記アクリル樹脂のガラス転移温度は35〜80℃が好ましく、40〜70℃がより好ましい。ガラス転移温度が上記の範囲内であれば、無機系コロイドゾルを混合して塗工液を作る場合に、無機質コロイド粒子が数次凝集しにくいため均一な分散状態となりやすく、被膜は透明性に優れ表面に良好な水膜が形成されるため良好な防曇効果が得られる。このようなガラス転移温度のものは、使用する単量体の種類及び使用量(配合量)の選択によって得られるが、(メタ)アクリル酸アルキルエステル類または(メタ)アクリル酸アルキルエステル類とアルケニルベンゼン類との混合物を少なくとも50重量%、及びこれらと共重合可能なα,β−エチレン性不飽和単量体0〜50重量%を重合して得られた単独重合体または共重合体が防曇性発現と耐水性の面で好ましい。
【0029】
アクリル樹脂の重合方法としては、懸濁重合法及び溶液重合法が用いられる。
重合に用いられる重合開始剤及び溶媒等は、特に限定されるものではなく、重合開始剤としては、ベンゾイルパーオキサイド、α,α−アゾビスイソブチロニトリル等の一般的なラジカル重合開始剤が使用でき、溶媒としてはイソプロパノール、メチルエチルケトン、酢酸エチル、トルエン等の一般的な有機溶剤が使用できる。重合に用いられる重合開始剤及び溶媒等は、1種類を使用しても2種類以上を混合して使用しても構わない。
【0030】
前記ポリウレタン樹脂としては、ポリエーテル系、ポリエステル系、ポリカーボネート系のアニオン性ポリウレタンエマルジョンが用いられ、好ましくはポリカーボネート系のポリウレタンエマルジョンであり、更に好ましくはシラノール基を含有するポリカーボネート系のポリウレタンエマルジョンが、密着性、耐水性、耐受傷性、防曇持続性の点で好ましい。
【0031】
前記セルロースとしては、メチルセルロース系、エチルセルロース系、ヒドロキシエチルセルロース系、カルボキシメチルセルロース系、ヒドロキシエチルメチルセルロース系等が用いられ、好ましくはメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースであり、更に好ましくはヒドロキシエチルセルロースが、被膜形成、防曇持続性等の点で優れる。
【0032】
前記架橋型紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系誘導体等が用いられ、更に詳しくは、2,2’−ビス(6−ベンゾトリアゾリルフェノール)化合物等が挙げられる。
【0033】
架橋型紫外線吸収剤は、アクリル樹脂を合成する際に添加しても構わないし、塗工の際に添加してもよい。架橋型紫外線吸収剤の添加量は、アクリル樹脂を重合する際は、アクリル樹脂に対して0.01〜40重量%であり、塗工の際に添加する場合には、塗工液に対して0.01〜20重量%の範囲である。この範囲内であれば、塗工の際に被膜の形成が容易であり、また形成後の被膜が水に対して安定である。
【0034】
前記アクリル樹脂にポリウレタン樹脂を混ぜる場合には、その配合量を固形分でアクリル樹脂に対して0.1〜1重量%にすることが好ましく、アクリル樹脂にセルロースを添加する場合には、その配合量を固形分でアクリル樹脂に対して0.05〜0.2重量%にすることが好ましく、更に、アクリル樹脂にポリウレタン樹脂及びセルロースを混ぜる場合には、その配合量を固形分でアクリル樹脂に対して、それぞれ0.1〜1重量%と、0.05〜0.2重量%にすることが好ましい。この範囲内であれば、短時間で防曇性が発現し、被膜が白化する等の問題も発生しにくい。
【0035】
前記無機系コロイドゾルとしては、例えばシリカ、アルミナ、水不溶性リチウムシリケート、水酸化鉄、水酸化スズ、酸化チタン、硫酸バリウム等の無機質水性コロイド粒子を、種々の方法で、水又は親水性媒体中に分散させた、水性ゾルが挙げられ、中でもシリカゾルとアルミナゾルが好適に用いられる。これらは、単独で用いても併用してもよい。
【0036】
無機系コロイドゾルの固体平均粒子径が7〜80μmの範囲のものが好ましく、平均粒子径の異なる2種以上のコロイドゾルを、組み合わせて用いてもよい。
平均粒子径がこの範囲内であれば、無機系コロイドゾルの分散安定性が良く、被膜の白化による透明性の低下もない。
【0037】
無機系コロイドゾルの配合量は、前記アクリル樹脂単独、または、アクリル樹脂とウレタン樹脂及びセルロース混合物に対して固形分重量比で0.8〜3にすることが好ましい。配合量がこの範囲内であれば、充分な防曇効果が発揮でき、被膜の白化による透明性の低下もない。
【0038】
前記塗工液には、架橋剤を配合しても良く、架橋剤を添加することによって、樹脂成分が架橋し被膜の耐水性が向上する。この際使用される架橋剤は、特に限定されるものではない。
【0039】
多層フィルムの少なくとも片面上に被膜を形成する際の方法としては、塗工液をドクターブレードコート法、ロールコート法、ロッドコート法、ナイフコート法、バーコート法、ディップコート法、スプレーコート法、刷毛塗り法、等が用いられ、特に限定するものではない。
【0040】
前記塗工液を多層フィルムの少なくとも片面上に塗工した後は、自然乾燥、非加熱風乾燥、加熱熱風乾燥、赤外線乾燥、遠赤外線乾燥、UV硬化等の処理方法が用いられるが、好ましくは熱風乾燥であり、その際の乾燥温度はフィルムの樹脂組成により異なるが、100〜200℃の範囲である。
【0041】
本発明の農業用熱可塑性樹脂多層フィルムの少なくとも片面上に形成される被膜の、無機系コロイドゾルの固体粒子部分を除く厚さは10μm以下が好ましく、3μm以下がより好ましい。
【0042】
本発明の農業用熱可塑性樹脂多層フィルムの基材にフッ素系界面活性剤、帯電防止剤が添加され、被膜を形成する層に無機フィラーが添加されていれば、被膜の密着性は非常に良好であるが、被膜を形成する前にあらかじめフィルムにコロナ処理やフレーム処理を行っても構わない。
【0043】
本発明の農業用熱可塑性樹脂多層フィルムの内層A、中間層B及び外層Cの少なくとも1層を構成する配合物には、前記多層フィルムと被膜の密着性を更に向上させる目的として、無機フィラーを添加することができる。前記無機フィラーとしては、酸化珪素、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム等の珪酸化合物、アルミノ珪酸カルシウム、アルミノ珪酸ナトリウム、アルミノ珪酸カリウム等のアルミノ珪酸化合物、アルミナ、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸カリウム、アルミン酸カルシウム等のアルミン酸化合物、炭酸カルシウム、下記式(14)、下記式(15)、下記式(16)及び下記式(17)で示されるリチウム・アルミニウム複合水酸化物塩系化合物や下記式(18)で示されるハイドロタルサイト類系化合物等の群から選ばれる1種以上の無機フィラーが挙げられる。
【0044】
Li(Al)(OH)・(An−1/n・mHO (14)(式中、An−はn価のアニオン、mは0≦m≦3の範囲にある数、nは1≦n≦3の範囲にある数を示す。)
【0045】
[AlLi(OH)(An−)・mHO (15)
(式中、An−はn価のアニオン、mは3以下の数を示す。)
【0046】
Figure 2004255808
(式中、M2+は2価の金属イオン、mは0≦m<5の範囲にある数、xは0≦x<1の範囲にある数、yは2≦y≦4の範囲にある数を示す。)
【0047】
Figure 2004255808
(式中、M2+は2価の金属イオン、An―はn価の陰イオンであり、mは0≦m<5の範囲にある数、xは0.01≦x<1の範囲にある数、nは1≦n≦3の範囲にある数を示す。)
【0048】
2+ 1−xAl(OH)(An−x/n・mHO (18)(式中、M2+はMg2+、Ca2+、及びZn2+の中から選ばれた少なくとも1種の2価金属イオンを示し、A n−はn価のアニオン、xは0<x<0.5の範囲にある数、mは0≦m≦2の範囲にある数、nは1≦n≦3の範囲にある数を示す。)
【0049】
前記無機フィラーとしては、JIS Z 8830に従って測定されるBET比表面積が5〜50m/g、好ましくは5〜20m/gのものが好適に用いられる。BET比表面積がこの範囲であれば、フッ素系界面活性剤、帯電防止剤及び無機フィラーとの相互作用により、塗工被膜の密着性が更に良好になる。
【0050】
内層A、中間層B及び外層Cの少なくとも1層を構成する配合物に対する前記無機フィラーの添加量は1〜20重量%が好ましいが、内層Aまたは外層Cを構成する配合物に対する添加量は1〜10重量%であることが望ましく、添加量がこの範囲であれば、透明性及び機械的特性の低下も少ない。
【0051】
本発明においては、内層A、中間層B及び外層Cを構成する配合物に本発明の目的を損なわない範囲で、通常農業用フィルムに用いられている改質用樹脂や添加剤を配合することができる。前記添加剤としては、防曇剤、耐候剤、紫外線吸収剤、滑剤、酸化防止剤、熱安定剤、抗菌剤、色素・着色剤等を挙げることができる。
【0052】
内層A、中間層B及び外層Cを構成する配合物を得る方法としては、それぞれの層に用いられる熱可塑性樹脂に所望の前記添加剤を加え、ヘンシェルミキサー(商品名)等の高速撹拌機付混合機及びリボンブレンダー並びにタンブラーミキサー等の通常の配合装置により混合する方法が例示でき、更に通常の単軸押出機又は二軸押出機等を用いてペレット化する方法が例示できる。
【0053】
本発明の農業用熱可塑性樹脂多層フィルムの厚さは、使用する場所や耐用年数等により異なるが、一般的に0.05〜0.3mm程度のものが好適に用いられる。内層Aの厚さT、中間層Bの厚さT及び外層Cの厚さTは特に限定されるものではないが、T:T:T=1〜5:1〜5:1〜5の範囲が好ましい。
【0054】
本発明の農業用熱可塑性樹脂多層フィルムは、前記の配合物を用いインフレーション法またはTダイ法等の公知の技術により製造することができ、また、中間層Bの他に、保温性を付与した中間層D、防曇性を向上させるための中間層G、再生原料を入れた中間層H等を積層した4層以上の多層フィルムであっても構わない。
【0055】
本発明の農業用熱可塑性樹脂多層フィルムは、透明でも、梨地でも良く、農業用ハウス(温室)、トンネル等の被覆用以外のマルチング用、袋掛け用等の用途に使用しても良い。
【0056】
【実施例】
以下、実施各例及び比較各例によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。尚、実施例及び比較例における農業用熱可塑性樹脂多層フィルムの評価は、下記の方法によって実施した。
【0057】
1)全光線透過率及びヘーズ;JIS K 7105に従って、カラーコンピューター「HGM−2K」(商品名、スガ試験機(株)製)を用いてフィルム塗工後の製品を測定した。ヘーズは、数値が小さいほど透明性が良好である。
【0058】
3)被膜剥離試験;被膜形成後、被膜を1mm角の碁盤の目に切り、その上にセロテープ(商品名、ニチバン(株)製)を貼り付けて、剥がした時の剥離箇所数を計測した。50個中の剥離箇所数を示す。剥離箇所が少ないほど、被膜とフィルムとの密着性が良好である。
【0059】
4)展張試験(張り替えなし)
千葉県市原市内の圃場において、間口4.5m、長さ20mのパイプハウスにフィルムを展張して、経時における防曇性の確認を、下記評価基準に従って評価した。
◎:水滴の付着がなく均一に水膜状に濡れている。
○:フィルム全体の25%未満の面積に水滴が付着している。
△:フィルム全体の25以上50%未満の面積に水滴が付着している。
×:フィルム全体の50以上75%未満の面積に水滴が付着している。
××:フィルム全体の75%以上の面積に水滴が付着している。
【0060】
5)展張試験(張り替えあり)
千葉県袖ヶ浦市の圃場において、間口4.5m、長さ20mのパイプハウスにフィルムを12ヶ月展張後に一時フィルムを取り外して3ヶ月間保管し、再び別のパイプハウスに張り替えを行い、6ヶ月後経過後の防曇性確認を下記評価基準に従って評価した。
◎:水滴の付着がなく均一に水膜状に濡れている。
○:フィルム全体の25%未満の面積に水滴が付着している。
△:フィルム全体の25以上50%未満の面積に水滴が付着している。
×:フィルム全体の50以上75%未満の面積に水滴が付着している。
××:フィルム全体の75%以上の面積に水滴が付着している。
【0061】
6)展張試験(トンネルハウス、張り替えあり)
千葉県市原市内の圃場において、トンネルハウスにフィルムを6ヶ月展張して、6ヶ月保管し、再度6ヶ月間展張した後、防曇性の確認を下記評価基準に従って評価した。
◎:水滴の付着がなく均一に水膜状に濡れている。
○:フィルム全体の25%未満の面積に水滴が付着している。
△:フィルム全体の25以上50%未満の面積に水滴が付着している。
×:フィルム全体の50以上75%未満の面積に水滴が付着している。
××:フィルム全体の75%以上の面積に水滴が付着している。
【0062】
7)密度;JIS K 7112に従って測定した。
【0063】
8)メルトフローレート;JIS K 7210に従って190℃、21.18Nの条件(ポリエチレン系樹脂)または230℃、21.18Nの条件(ポリ
プロピレン系樹脂)で測定した。
【0064】
実施例1〜25、比較例1〜10
表1に記載された熱可塑性樹脂多層フィルムの各層別の配合処方に従い、各層用の配合物を用意した。得られた配合物を用い、65mmφ押出機1台と45mmφ押出機2台を有する3種3層インフレ多層押出装置を使用して、成形温度180℃にて、厚さ0.1mmの多層フィルムを製膜した。多層フィルムの各層の厚さ比は、外層:中間層:内層=1:3:1である。
【0065】
塗工液に用いられるアクリル樹脂は、表2に記載の3種類のモノマー配合組成に従い、溶媒としてMEK(メチルエチルケトン)を用い、開始剤としてベンゾイルパーオキサイドをモノマー合計量に対し1重量%使用して、70℃で3時間、更にベンゾイルパーオキサイドを0.5重量%追加して70℃で3時間反応を行って得られた。尚、溶媒中のアクリル樹脂濃度は40重量%になるように調整された。
【0066】
被膜に用いられる塗工液は、表3に記載の塗工液の配合組成に従い、水/IPA(イソプロパノール)溶剤にて5種類の塗工液を得た。
【0067】
得られた塗工液は、表1に記載された熱可塑性樹脂多層フィルムのフィルム表面上にグラビアコート法よって塗工された後、130℃の熱風乾燥機により乾燥され、塗膜が形成された。尚、塗膜の無機系コロイドゾルの固体粒子部分を除く厚さは2μm前後であった。
【0068】
尚、表1に記載された多層フィルムの各層を構成する配合物に用いられた樹脂の記号と内容は以下の通りである。
▲1▼LDPE:低密度ポリエチレン、NUC8505(商品名、日本ユニカー(株)製)、MFR(190℃)=0.8g/10分、密度=0.92g/cm
▲2▼LLDPE:線状低密度ポリエチレン(エチレン−α−オレフィン共重合体)、ダウレックス2045G(商品名、ダウ・ケミカル(株)製)、MFR(190℃)=1.0g/10分、密度=0.92g/cm
▲3▼EVA(15%):酢酸ビニル含有量15重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体、
NUC8452D(商品名、日本ユニカー(株)製)、MFR(190℃)=1.0g/10分、密度=0.94g/cm
▲4▼EVA(5%):酢酸ビニル含有量5重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体、NUC3250(商品名、日本ユニカー(株)製)、MFR(190℃)=1.5g/10分、密度=0.93g/cm
▲5▼M−PE:シングルサイト触媒系エチレン−α−オレフィン共重合体、エリート5400(商品名、ダウ・ケミカル(株)製)、MFR(190℃)=1.0g/10分、密度=0.916g/cm、α−オレフィン(オクテン)含有量<20重量%。
【0069】
表1に記載された多層フィルムの各層を構成する配合物に用いられた樹脂以外の記号と内容は以下の通りである。
▲6▼無機フィラー1:合成ハイドロタルサイト、DHT−4A(商品名、協和化学工業(株)製)。
▲7▼フッ素系界面活性剤:ユニダインDS−401(商品名、ダイキン工業(株)製)。
▲8▼帯電防止剤:ソルビタンモノラウレート。
▲9▼熱安定剤:テトラキス[メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン。
【0070】
【表1】
Figure 2004255808
【0071】
【表2】
Figure 2004255808
【0072】
【表3】
Figure 2004255808
【0073】
【表4】
Figure 2004255808
【0074】
【発明の効果】
本発明の農業用熱可塑性樹脂多層フィルムは、表4からわかるように優れた防曇持続性、耐久性、及び透明性に優れ、更に塗布型フィルムの問題点であった展張時の被膜剥離や、一時フィルム撤去後の再展張や、トンネル等に使用の際に複数年使用可能な農業用熱可塑性樹脂多層フィルムである。

Claims (6)

  1. 少なくとも内層A、中間層B及び外層Cで構成された農業用熱可塑性樹脂多層フィルムであって、内層A、中間層B及び外層Cの少なくとも1層にフッ素化合物が添加され、内層A、中間層B及び外層Cの少なくとも1層に帯電防止剤が添加され、多層フィルムの少なくとも片面上に被膜が形成され、被膜が形成される層に無機フィラーが添加されたことを特徴とする農業用熱可塑性樹脂多層フィルム。
  2. 多層フィルムの少なくとも片面上に形成された被膜が、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロース、架橋型紫外線吸収剤、及び無機系コロイドゾルの群から選ばれた少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1記載の農業用熱可塑性樹脂多層フィルム。
  3. 無機系コロイドゾルの固体平均粒子径が10〜60mμであることを特徴とする請求項2記載の農業用熱可塑性樹脂多層フィルム。
  4. 被膜が形成される層における無機フィラーの含有量が1〜20重量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の農業用熱可塑性樹脂多層フィルム。
  5. 無機フィラーのBET比表面積が5〜50m/gであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の農業用熱可塑性樹脂多層フィルム。
  6. 無機フィラーがタルク、ハイドロタルサイト系化合物、リチウム・アルミニウム複合水酸化物塩系化合物及びシリカから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の農業用熱可塑性樹脂多層フィルム。
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