JP2004255342A - 排ガス処理システムおよび排ガス処理方法 - Google Patents

排ガス処理システムおよび排ガス処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】NOxおよびSOを同時に効率よく還元除去することができる排ガス処理システムおよび処理方法を提供する。
【解決手段】排ガス中の窒素酸化物および三酸化硫黄を、触媒を用いて除去する排ガス処理システムであって、排ガスの流れ方向に対して前流側にSO還元触媒を設置し、後流側に脱硝触媒を直列に設置することを特徴とする排ガス処理システム、並びに、排ガスの流れ方向に対して前流側にてSO還元触媒によりSOを還元する、SO還元工程と、後流側にて脱硝触媒により窒素酸化物を除去する、脱硝工程と、を含むことを特徴とする排ガス処理方法。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排ガス処理システムおよび排ガス処理方法に関し、さらに詳しくは、ボイラーなどから排出される窒素酸化物および三酸化硫黄(SO)等の排ガスを触媒により還元除去する排ガス処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
排ガス中の三酸化硫黄(SO)を還元除去する触媒としては、各種担体にルテニウム(Ru)を担持した触媒が報告されている(特許文献1参照)。
ルテニウム(Ru)担持触媒によるSO還元反応は、アンモニア(NH)を還元剤として、以下の反応式(1)によって三酸化硫黄(SO)を二酸化硫黄(SO)に変換する。
SO+2NH+O→SO+N+3HO ・・・ (1)
しかしながら、上記ルテニウム(Ru)担持触媒を用いる場合、NH濃度が低い系では、上記(1)式の反応が極めて遅くなり、還元反応が十分進行しない問題が生じる。
【0003】
一方、石炭焚あるいは石油焚の燃焼ボイラーから排出される燃焼排ガスは窒素酸化物を含むガスであり、放出するには排ガス中の窒素酸化物を除去する必要がある。よって、燃焼ボイラーの後流に脱硝装置を設置して、注入ノズルから燃焼排ガス中へアンモニア(NH)を噴射して、窒素酸化物(NO,NO)と還元的に反応させ、無害な窒素(N)と水(HO)に分解処理する。この際、脱硝触媒を用いて排ガス中から窒素酸化物を除去する方法では、十分な脱硝反応を起こさせる必要から通常アンモニアを添加する。
燃焼ボイラーから排出される排ガスを処理するシステムでは、排ガス中にSOが含まれると装置の腐食や劣化の原因となるため、極力SOを後流の装置に流下しない技術が求められている。
【0004】
他方、上記ルテニウム(Ru)担持触媒は、三酸化硫黄(SO)を還元除去する作用の他に、排ガス中の窒素酸化物(NOx)をアンモニア(NH)により、以下の反応式(2)によって還元して窒素ガス(N)に変換することができる。
4NH+4NO+O→4N+6HO ・・・ (2)
【0005】
【特許文献1】
特開平10−24963号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、上記問題点に鑑み、窒素酸化物(NOx)および三酸化硫黄(SO)を含む排ガスの処理において、これらNOxおよびSOを同時に効率よく還元除去することができる触媒システムおよび処理方法を開発すべく、鋭意検討した。
その結果、本発明者らは、SO還元触媒と脱硝触媒とを直列に配置して組み合わせた触媒システムを用いることによって、かかる問題点が解決されることを見い出した。本発明は、かかる見地より完成されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、排ガス中の窒素酸化物および三酸化硫黄を、触媒を用いて除去する排ガス処理システムであって、排ガスの流れ方向に対して前流側にSO還元触媒を設置し、後流側に脱硝触媒を直列に設置することを特徴とする排ガス処理システムを提供するものである。
本発明では、前記SO還元触媒が担体に活性金属としてRuを担持した触媒である態様が好適に挙げられる。前記SO還元触媒に用いる担体は、チタニア、アルミナ、ジルコニア、シリカおよびゼオライトからなる群から選ばれる少なくとも1種を含む態様が好ましい。前記SO還元触媒には、担体に助触媒としてMo、WおよびVからなる群から選ばれる少なくとも1種を含むことができる。前記脱硝触媒は、チタニアを含む担体に、活性金属としてMo、WおよびVからなる群から選ばれる少なくとも1種を担持した触媒を用いることができる。前記SO還元触媒および前記脱硝触媒は、その形状は特に限定されないが、例えばいずれもハニカム形状からなる触媒とすることができる。
【0008】
また、本発明は、排ガス中の窒素酸化物および三酸化硫黄を、触媒を用いて除去する排ガス処理方法であって、排ガスの流れ方向に対して前流側にてSO還元触媒によりSOを還元する、SO還元工程と、後流側にて脱硝触媒により窒素酸化物を除去する、脱硝工程と、を含むことを特徴とする排ガス処理方法を提供するものである。本発明の処理方法では、前記SO還元工程の前段にて、窒素酸化物およびSOの還元剤であるアンモニアNHを、好ましくはNH/NOxのモル比で等量以上添加する、NH添加工程を含むことが好適である。また、前記SO還元工程においては、SO還元触媒の後流出口におけるNH濃度が3ppm以上とすることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明に係る排ガス処理システムおよびその処理方法を実施するための具体的な形態について説明する。なお、本発明は以下に説明する実施の形態に何ら限定されるものではない。
【0010】
排ガス処理方法
本発明の排ガス処理方法では、窒素酸化物を含む排ガスの流れ方向に対して前流側にてSO還元工程、後流側にて脱硝工程を行う。SO還元工程の前段では、NH添加工程により、排ガス中に窒素酸化物およびSOの還元剤であるアンモニアNHを添加する。NH添加工程では、排ガス中にアンモニアを、窒素酸化物NOx とのモル比NH/NOxで好ましくは等量以上(NH/NOx=1以上)、より好ましくはNH/NOx=1.2以上、添加することが良い。排ガス中に添加されるアンモニアの濃度は、還元反応を起こす前段において高いので、アンモニアが高濃度の状態で先ずSO還元工程が行われる。
【0011】
SO還元工程では、後述するSO還元触媒によりSOを還元する。SO還元触媒はNHを還元剤として用いることにより、以下の3つの反応、(1)SO還元反応、(2)脱硝反応、(3)NH分解反応を併発して行う。
SO+2NH+O→ SO+N+3HO ・・・ (1)
4NH+4NO+O→ 4N+6HO ・・・ (2)
2NH+3/2O→ N+3HO ・・・ (3)
このようにSO還元触媒では、三酸化硫黄(SO)を還元除去する作用の他に、排ガス中の窒素酸化物(NOx)をアンモニア(NH)により還元して、窒素ガス(N)に変換する作用も有する。
このSO還元工程においては、SO還元触媒の後流出口におけるNH濃度を好ましくは3ppm以上、より好ましくは10ppm以上とすることが良い。NH濃度を低下させ過ぎると、後流の脱硫工程において還元剤が不足してしまい、十分な脱硝作用を起こすことができないためである。
【0012】
次いで、上記SO還元工程の後流側では、脱硝工程を行う。脱硝工程では、後述の脱硝触媒により、下記式(2)等により窒素酸化物を除去する。
4NH+4NO+O→ 4N+6HO ・・・ (2)
なお、上記SO還元工程を有さない系などでSOxが多量に存在する排ガスでは、脱硝触媒により、下記式(4)にてSO酸化反応が生じてしまい、SO濃度が一層増加してしまう場合がある。このことからも、排ガス中には極力SOが生成しない方法が必要とされており、本発明の処理方法によれば、脱硝工程の前流にてSOを効果的に除去可能である。
SO+ 1/2O→ SO ・・・ (4)
【0013】
一般に、ボイラー等の各種燃焼装置から排出される排ガスの処理方法では、ボイラーより排出された排ガスが脱硝触媒に送られ、脱硝工程が行われる。脱硝工程では、脱硝触媒の前流にて添加されたアンモニアNHを還元剤として用いる。
本発明の脱硝工程では、通常、脱硝工程の更に前流にて前記SO還元工程を有するので、SO還元工程の前段で添加されたアンモニアを用いて、脱硝が行われる。但し、必要に応じて、SO還元工程の後段であって脱硝工程の前段において、所定量のアンモニアを添加してもよい。脱硝工程後の排ガス中では、NOxおよびSOが共に還元除去されて、添加したNHも還元剤として作用して除去される。
【0014】
このように本発明では、脱硝工程から流下する排ガスについて、NOxおよびSOが共に還元除去されており、後流の集塵器や湿式脱硫装置などの各装置に通してもSOによる腐食が抑制される。一般に、脱硝工程と湿式脱硫装置による脱硫工程との間には、ヒーターもしくはスチームによる加熱工程、電気集塵器による集塵工程、あるいは、ガスヒーターによる熱回収工程などが含まれる。
【0015】
排ガスの処理システム
図1に、本発明の排ガス処理システムを組み込んだ、排ガス処理システムの一例を示す。以下、図1の実施の形態における排ガス処理システム全体について、この添付図面を参照しながら、その具体的な実施形態を詳細に説明する。
【0016】
本発明では、窒素酸化物を含む排ガスの流れ方向に対して、前流側にSO還元触媒を設置し、後流側に脱硝触媒を直列に設置する。
図1のシステムにおいて、ボイラー1の後流には、SO還元触媒2、脱硝装置3、加熱手段であるエアヒーター(A/H)4、集塵器5、熱エネルギーを回収する熱交換器(GGH)6、湿式脱硫装置(脱硫吸収塔)7、再加熱用の熱交換器(GGH)6、煙突(スタック)8の順で配置されている。そして、SO還元触媒2は、ボイラー1の後流で脱硝装置3の前流に設置されている。SO還元触媒2の前流には、還元剤であるアンモニアを添加する、NH添加手段9が設けられている。
【0017】
図1に例示する本発明のシステムにおいて、SO還元触媒2の前流に設けられたNH添加手段9としては、例えば、還元剤注入管あるいは複数のスプレーノズル等から構成されるものが用いられる。アンモニアを含む還元剤の注入方法としては、還元剤を気化させ、これに空気、不活性ガスや水蒸気等を加えて希釈したのち加える方法などがある。このとき、SO還元触媒や脱硝触媒に均一に還元剤が流れるようノズルを配置することが有効であり、場合によってはガス流れに対して垂直方向に複数のノズルを配置する。
【0018】
本システムで用いられるSO還元触媒2は、SO還元作用を有する触媒であれば広く用いることができるが、例えば、担体に活性金属としてRuを担持した触媒を挙げることができる。該SO還元触媒に用いる担体の種類は、特に限定されるものではないが、例えばチタニア、アルミナ、ジルコニア、シリカおよびゼオライトからなる群から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。また、該SO還元触媒には、必要に応じて、担体に助触媒としてMo、WおよびVからなる群から選ばれる少なくとも1種を含むことができる。
このSO還元触媒の形状は特に限定されるものではないが、例えばハニカム形状触媒、又はこれを積み重ねたものや、粒状の触媒を充填させたもの等を用いることができ、特にハニカム形状からなる触媒であることが好ましい。
【0019】
本システムの脱硝装置3で用いられる脱硝触媒としては、チタニアを含む担体に、活性金属としてMo、WおよびVからなる群から選ばれる少なくとも1種を担持させたものを好適に用いることができる。その他、A1,Si0,Zr0,Ti0,メタロシリケート及びゼオライトからなる群より選ばれる少なくとも1種の担体に、Pt,Pd,Ir,Ru,Cu,Co,Fe,Ag,Mn,Ni,Zn及びInからなる群より選ばれる少なくとも1種の活性金属を含有させたものを用いることもできる。
この脱硝触媒の形状は特に限定されるものではないが、例えばハニカム形状触媒、又はこれを積み重ねたものや、粒状の触媒を充填させたもの等を用いることができ、特にハニカム形状からなる触媒であることが好ましい。
【0020】
本発明の処理システムは、上述したように、排ガスの流れに対して前段にSO還元触媒2、後段に脱硝触媒装置3を直列に配置するものである。これら2種の触媒を組み合わせた触媒システムの更に後流には、排ガスの処理に応じて、例えば図1に示すような各装置が設置される。
【0021】
図1に示すシステムでは、脱硝装置3の後流に、加熱手段であるエアヒーター(A/H)4、および、集じん器5が設けられる。集じん器5は排ガスを脱硫吸収塔7に導入する前に、粗集じんできるものであればよく、特に限定されるものではない。
集じん器5の後流には、熱エネルギーを回収する熱交換器(GGH)6、続いて脱硫装置(脱硫吸収塔)7が設けられる。脱流装置7は、一般に排煙処理で用いられている湿式脱硫装置や吸収塔の前段に冷却塔を設置した脱硫装置などでよく、特に限定されるものではなく、通常の湿式脱硫装置が使用できる。湿式脱硫に使用する吸収液としては、炭酸カルシウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、炭酸ソーダ、苛性ソーダ等の吸収剤の水溶液(アルカリ吸収液)が挙げられる。
【0022】
湿式脱硫法による図1のシステムでは、脱硫吸収塔7の後流には、再加熱用の熱交換器6が設けられていて、これらの装置を経て排ガスは煙突8から大気中に放出される。ここで、再加熱用の熱交換器6では、脱硫装置7前段の熱回収用の熱交換器6で回収した熱エネルギーによって、温度低下した燃焼排ガスを加熱する。通常、熱回収用の熱交換器と再加熱用の熱交換器は、熱媒を媒体として熱エネルギーを交換する方式のガスヒーターで構成されており、それぞれ排ガスの温度を冷却、加熱するものであればよく、別々の系統であっても直接熱交換するガスガスヒーターであってもよい。
【0023】
以上のような図1に示すシステムでは、SO還元触媒2と脱硝触媒3を組み合わせた触媒システムの後流においては、排ガス中に存在した窒素酸化物およびSO成分が高効率で除去されているため、各装置の腐食劣化などが抑制されて、システムの管理やトラブルを減少させることができる。
【0024】
なお、本発明で対象とする排ガスは、例えば石炭、重質油等の硫黄や水銀を含む燃料を燃焼する火力発電所、工場等のボイラー排ガス、あるいは、金属工場、石油精製所、石油化学工場等の加熱炉排ガスであり、二酸化炭素、酸素、SOx、ばい塵又は水分を含む排出量の多いものに好適である。
【0025】
以下、実施例により本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれら実施例によって何ら制限されるものでない。
【0026】
【実施例】
実施例1(触媒の調製)
(ハニカム触媒1〜10)
SO還元触媒を、以下の方法により調製した。
化合物1:TiO(石原産業製MC−90)、化合物2:γ−Al(住友化学製)、化合物3:SiO(富士シリシア化学製)、化合物4:ジルコニア(日揮化学製)、化合物5:シリカライト(モービル社製)、化合物6:TiO−WO(重量比90:10)、化合物7:TiO−WO(重量比80:20)、化合物8:TiO−WO−V(重量比90:9:1)、化合物9:TiO−MoO−V(重量比90:9:1)、化合物10:TiO−SiO(重量比90:10)の各粉末に、塩化ルテニウム(RuCl)水溶液を粉末当りの各Ru担持量0.5%となるように含浸担持させ、蒸発乾固後に500℃、T5時間空気中で焼成を行なった。
この粉末触媒1〜10を水に入れて、ボールミル粉砕によりスラリー化した。これらのスラリー1〜10を、7.0mmピッチ、壁厚1.0mmのTiO−WO(重量比90:10)のハニカム(Ap:445m/m)に、コートしてハニカム表面積あたり200g/m担持して、ハニカム触媒1〜10を得た。
【0027】
(ハニカム触媒11)
脱硝触媒としては、TiO−WO−V(重量比91:8.8:0.2)よりなるハニカム触媒(7.0mmピッチ、壁厚1.0mm、Ap445m/m)のものを使用した。
【0028】
実施例2(排ガス処理試験A)
実施例1により調製したハニカム触媒1〜10(SO還元触媒)と、ハニカム触媒11(脱硝触媒)とを組み合わせて触媒システムとして、排ガス処理試験を以下の条件で実施した。
〔試験条件〕
ガス組成は、NOx150ppm、SOx2900ppm(内SO:80ppm)、NH180ppm、O1.3%、HO 10%、CO10%、N残部であった。
温度380℃、空塔速度3.3mN/s、ガス量30mN/s、触媒形成50mm□×800mm(前段:SO還元触媒1本、後段:脱硝触媒1本)、GHSV:SO還元触媒出口15000h−1、脱硝触媒出口5000h−1(AV:SO還元触媒出口34m/m・h、脱硝触媒出口11m/m・h)であった。
【0029】
表1に、SO還元触媒としてハニカム触媒1〜10、脱硝触媒としてハニカム触媒11を直列に配置した合計GHSV5000h−1における排ガス処理性能を示す。なお、NOx濃度は化学発光法、NH濃度はイオンクロマトグラム法、SO濃度はスパイラル管を用いたアルセナゾIII法を用いた。なお、脱硝率、SO還元量は以下式にて算出した。
・脱硝率(%)=(1−出口NOx/入口NOx)×100
・SO還元量(ppm)=入口SO−出口SO
なお、本排ガス処理試験の目標性能は以下の全性能を満足する目標とした。
・脱硝率:85%以上
・SO還元量:0ppm以上(SOが還元されること)
・リークNH量:15ppm以下
【0030】
【表1】
Figure 2004255342
【0031】
上記結果より、試験1〜10における触媒システムにおいて、SO還元触媒を前段に、脱硝触媒を後段に設置することによって、脱硝、SO還元、リークNH低減にそれぞれ有効であり、特にSO還元に有望な触媒システムであることが確認できた。
【0032】
実施例3(触媒の調製)
上記触媒システムの試験において良好な性能を有した試験6を基準に、各種試験を実施した。
(ハニカム触媒12〜14)
実施例1におけるSO還元触媒6(ハニカム触媒6)の調製において、化合物6のTiO−WO単体に、Ru担持量0.5%に代えて、Ru担持量0.3%および1%担持したスラリーを調製した他は、ハニカム触媒6のSO還元触媒と同様な調製方法によりハニカム触媒12、13を調製した。
また、実施例1におけるSO還元触媒6(ハニカム触媒6)の調製において、ハニカム表面積あたり200g/mコートするのに代えて、スラリー6をハニカムに100g/mコートする他は、ハニカム触媒6と同様な調製方法によりハニカム触媒14を調製した。
【0033】
実施例4(排ガス処理試験B)
上記ハニカム触媒12,13,14(SO還元触媒)の各1本と、前記脱硝触媒11の1本とをそれぞれ組み合わせた触媒システムについて、実施例2の試験6と同様に排ガス処理試験(試験11,12,13)を実施した。さらに、ハニカム触媒6(SO還元触媒)2本と脱硝触媒11の1本とを組み合わせた触媒システムについても、排ガス処理試験(試験14)を上記と同様の方法で行なった。
表2に、上記の各触媒システムについての試験結果を示す。
【0034】
【表2】
Figure 2004255342
【0035】
上記試験結果より、試験11〜13における触媒システムにおいて、SO還元触媒のRu担持量またはコート量を変化させた場合にも、脱硝、SO還元、リークNH低減に有効であり、特にSO還元に有望なシステムであることが確認できた。また、試験14における触媒システムにおいて、SO還元触媒と脱硝触媒の配置比率を変化させた場合にも、SO還元等の目標性能を達成することが確認できた。
【0036】
実施例5(排ガス処理試験C)
上記触媒システムの試験において良好な性能を有した試験6の触媒組み合わせおよび試験条件を基準に、以下の試験条件にて活性評価を実施した。
・試験15・・・実施例2の試験6において、ガス中のNH濃度180ppm に代えて、触媒入口でのガス中のNH濃度153ppmとした以外は、試験 6と同様な方法で活性評価試験を行なった。
・試験16・・・実施例2の試験6において、ガス中のSO濃度80ppmに 代えて、入口でのガス中のSO濃度50ppmとした以外は、試験6と同様 な方法で活性評価試験を行なった。
・試験17・・・実施例2の試験6において、ガス中のNOx濃度150ppmに代えて、入口でのガス中のNOx濃度170ppmとした以外は、試験6と
同様な方法で活性評価試験を行なった。
・試験18・・・実施例2の試験6において、ガス中のO濃度1.3%に代えて、入口でのガス中のO濃度2%とした以外は、試験6と同様な方法で
活性評価試験を行なった。
・試験19・・・実施例2の試験6において、ガス中のSOx濃度2900pp m(内SO濃度80ppm)に代えて、入口でのガス中のSOx濃度400 0ppm(SOは80ppmで同一)とした以外は、試験6と同様な方法で活 性評価試験を行なった。
表3に、上記試験15〜19における排ガス処理試験結果を示す。
【0037】
【表3】
Figure 2004255342
【0038】
上記表3に記す試験結果より、各試験条件においても試験15〜19に示すように、SO還元触媒を前段に、脱硝触媒を後段に設置することによって、脱硝、SO還元、リークNH低減にそれぞれ有効であることが確認できた。
【0039】
比較例1(排ガス処理試験)
前記のSO還元触媒6を単独で用いて、排ガス処理試験を以下の条件にて実施した。
〔試験条件〕
ガス組成は、NOx150ppm、SOx2900ppm(内SO80ppm)、NH180ppm、O1.3%、HO 10%、CO10%、N残部であった。温度380℃、空塔速度3.3mN/s、ガス量30mN/s、触媒形成50mm□×800mm(SO還元触媒3本)、GHSV:SO還元触媒一本目出口15000h−1、2本目出口7500h−1、3本目口5000h−1(AV:SO還元触媒一本目出口34m/m・h2本目出口17m/m・h、3本目出口11m/m・h)であった。
表4に、各GHSVの触媒出口排ガス処理性能結果(比較試験1,2,3)を示す。
【0040】
さらに、上記と同様の試験条件において前段に脱硝触媒1を2本、後段にSO還元触媒6を1本直列に配置して排ガス処理試験を行なった。表4に、触媒出口排ガス処理性能結果(合計GHSV5000h−1:比較試験4)を併せて示す。
【0041】
【表4】
Figure 2004255342
【0042】
上記試験結果より、比較試験1のSO還元触媒1本ではSOの減少が認められるものの、脱硝率、リークNH量は目標性能を満足しない。また、比較試験2のSO還元触媒2本では比較試験2と同様SOの減少は認められ、リークNHも少ないものの、脱硝率は目標値を示さない。さらに、比較試験3のSO還元触媒3本では、SO減少量も少なくなり、脱硝率も低いままである。
また、比較試験4の前段に脱硝触媒2本、後段にSO還元触媒1本の触媒配置では、SO還元作用は無く、逆にSOが増加傾向にあった。
【0043】
上記結果より、SO還元触媒はNHが多く含有する場合、(1)SO還元反応、(2)脱硝反応、(3)NH分解反応が併発して生じ、脱硝とSO還元を同時に行なわせることができる。
一方、NH含有量が少ない場合には、(3)NH分解反応のみが進み、(1)SO還元反応、(2)脱硝反応はほとんど進行しないことがわかった。
上記理由により、SO還元触媒を用いて効率的に排ガスを除去するためには、前段にSO還元触媒を後段に脱硝触媒を配置することが好ましく、NOx、SO、NHを効率的に低減することが明らかになった。
【0044】
【発明の効果】
本発明の処理方法および処理システムによれば、窒素酸化物(NOx)および三酸化硫黄(SO)を含む排ガスの処理において、これらNOxおよびSOを同時に効率よく還元除去することができる。よって、本発明のシステムを用いる排ガス処理においては、特に脱硝装置の後流における各装置の劣化や損傷が生じにくく、システム全体として維持管理が容易で、長期間の使用に耐えられる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排ガス処理システムを組み込んだシステムの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ボイラ
2 SO還元触媒
3 脱硝装置
4 空気予熱器
5 集塵器
6 ガス・ガスヒータ(熱交換器)
7 脱硫装置
8 煙突

Claims (9)

  1. 排ガス中の窒素酸化物および三酸化硫黄を、触媒を用いて除去する排ガス処理システムであって、排ガスの流れ方向に対して前流側にSO還元触媒を設置し、後流側に脱硝触媒を直列に設置することを特徴とする排ガス処理システム。
  2. 前記SO還元触媒が、担体に活性金属としてRuを担持した触媒であることを特徴とする請求項1記載の排ガス処理システム。
  3. 前記SO還元触媒に用いる担体が、チタニア、アルミナ、ジルコニア、シリカおよびゼオライトからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1又は2に記載の排ガス処理システム。
  4. 前記SO還元触媒が、担体に助触媒としてMo、WおよびVからなる群から選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の排ガス処理システム。
  5. 前記脱硝触媒が、チタニアを含む担体に、活性金属としてMo、WおよびVからなる群から選ばれる少なくとも1種を担持することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の排ガス処理システム。
  6. 前記SO還元触媒および前記脱硝触媒が、いずれもハニカム形状からなる触媒であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の排ガス処理システム。
  7. 排ガス中の窒素酸化物および三酸化硫黄を、触媒を用いて除去する排ガス処理方法であって、排ガスの流れ方向に対して前流側にてSO還元触媒によりSOを還元する、SO還元工程と、後流側にて脱硝触媒により窒素酸化物を除去する、脱硝工程と、を含むことを特徴とする排ガス処理方法。
  8. 前記SO還元工程の前段にて、窒素酸化物およびSOの還元剤であるアンモニアNHを、NH/NOxのモル比で等量以上添加する、NH添加工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の排ガス処理方法。
  9. 前記SO還元工程において、SO還元触媒の後流出口におけるNH濃度が3ppm以上とすることを特徴とする請求項7又は8に記載の排ガス処理方法。
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