JP2004254072A - コンバーゼンス補正装置、偏向ヨーク、カラー陰極線管装置 - Google Patents

コンバーゼンス補正装置、偏向ヨーク、カラー陰極線管装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成でdVCRの補正が可能なコンバーゼンス補正装置を提供する。
【解決手段】水平偏向周期のパラボラ電流を生成するパラボラ電流生成回路40と、上記水平周期のパラボラ電流を垂直偏向周期で変調するパラボラ電流変調手段であるdVCRブリッジ回路70,垂直周期前半変調回路90,垂直周期後半変調回路80と、電子ビームの軌道を垂直方向に補正する6極垂直補正磁界を、上記垂直偏向周期で変調された水平偏向周期のパラボラ電流に応じて発生する6極垂直補正コイル60とを備え、上記パラボラ電流生成手段は、可飽和リアクタ絶縁トランスを有し、この可飽和リアクタ絶縁トランスの1次側に供給された水平偏向電流に応じて、上記1次側から絶縁された2次側に上記水平周期のパラボラ電流を生成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン受像機やディスプレイモニターなどに使用されるカラー陰極線管装置に関し、特に上記カラー陰極線管の偏向ヨークに設けられてミスコンバーゼンスを補正するコンバーゼンス補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カラー陰極線管装置においては、図10に示すように画面の垂直方向においてサイドビームR,BとセンタービームGとがずれるミスコンバーゼンスを生じる。図10のようなミスコンバーゼンスにおいて、サイドビームR,Bの平均値とセンタービームGとの差分をVCR(Vertical Center Raster)と称する。また、図11に示すように、画面上下において中央と左右端(画面コーナ)において上記VCRが異なるミスコンバーゼンスが発生する。画面上下においての中央と左右端でのVCRの差分をdVCRと称する。
【0003】
上記dVCRを補正する従来のコンバーゼンス補正装置は、バイファイラ巻きされた2組の6極垂直補正コイルを設け、それぞれの6極垂直補正コイルにdVCRコンバーゼンス補正電流を供給して、6極垂直補正磁界を発生させている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−211460号公報(図3)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のコンバーゼンス補正装置では、バイファイラ巻きされた2組の6極垂直補正コイルを必要とするので、構造が複雑になるという課題があった。また、6極垂直補正回路が水平偏向回路に直接つながっていて高電位になる構造なので、6極垂直補正回路全体を垂直偏向回路から絶縁する必要があり、これによっても構造が複雑になるという課題があった。さらには、6極垂直補正磁界量が容易に調整できないという課題もあった。
【0006】
本発明は、このような従来の課題を解消するためになされたものであり、簡単な構成でdVCRの補正が可能なコンバーゼンス補正装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のコンバーゼンス補正装置は、
水平偏向周期のパラボラ電流を生成するパラボラ電流生成手段と、
上記水平周期のパラボラ電流を垂直偏向周期で変調するパラボラ電流変調手段と、
電子ビームの軌道を垂直方向に補正する6極垂直補正磁界を、上記垂直偏向周期で変調された水平偏向周期のパラボラ電流に応じて発生する6極垂直補正磁界発生手段と
を備え、
上記パラボラ電流生成手段は、可飽和リアクタ絶縁トランスを有し、この可飽和リアクタ絶縁トランスの1次側に供給された水平偏向電流に応じて、上記1次側から絶縁された2次側に上記水平周期のパラボラ電流を生成する
ことを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明の他のコンバーゼンス補正装置は、
水平周期のパラボラ電流を生成するパラボラ電流生成手段と、
上記水平周期のパラボラ電流を垂直偏向周期で変調するパラボラ電流変調手段と、
電子ビームの軌道を垂直方向に補正する6極垂直補正磁界を、上記垂直偏向周期で変調された水平偏向周期のパラボラ電流に応じて発生する6極垂直補正磁界発生手段と
を備え、
上記6極垂直補正磁界発生手段は、1組の6極垂直補正コイルからなり、
上記パラボラ電流変調手段は、
垂直偏向周期の前半において2次側に供給された上記パラボラ電流を1次側に供給された垂直偏向電流に応じて変調する第1の可飽和リアクタと、
垂直偏向周期の後半において2次側に供給された上記パラボラ電流を1次側に供給された垂直偏向電流に応じて変調する第2の可飽和リアクタと
を有し、
上記2つの可飽和リアクタの4つの2次側コイルで構成したブリッジ回路によって、水平偏向周期のパラボラ電流を垂直偏向周期で変調した電流であって垂直偏向周期の前半と後半でパラボラ電流を極性反転させた6極垂直補正電流を上記1組の6極垂直補正コイルに供給する
ことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態のdVCR補正回路の構成を説明する回路図である。図1のdVCR補正回路100は、コンバーゼンス補正装置を構成しており、可飽和リアクタ20および30と、パラボラ電流生成回路40と、垂直偏向電流位相調整回路50と、6極垂直補正コイル60と、dVCR補正ブリッジ回路70と、垂直周期後半変調回路80と、垂直周期前半変調回路90と備えている。また、図1において、LH1は水平偏向コイル、LV1は垂直偏向コイルである。
【0010】
図2はカラー陰極線管装置の構成を説明する側面図であり、図1と同じものには同じ符号を付してある。図2のカラー陰極線管装置は、陰極線管10と、電子銃13と、偏向ヨーク14と、コンバーゼンスピュアリティマグネット19とを備えている。陰極線管10は、ネック11と、パネル12と、ファンネル15とを含んで構成されている。電子銃13は、ネック11の後端の内部に封入されている。コンバーゼンスピュアリティマグネット19は、電子銃13と偏向ヨーク14の間においてネック11の周囲に設けられている。
【0011】
偏向ヨーク14は、ネック11の前端(ファンネル15との接合部)の周囲に設けられており、水平偏向コイルLH1と、垂直偏向コイルLV1と、ボビン17と、コア18とを備えている。また、偏向ヨーク14には、コンバーゼンス補正コイル22および図1のdVCR補正回路100を含むコンバーゼンス補正装置が設けられている。
【0012】
図1および図2において、水平偏向コイルLH1には、水平偏向回路(図示せず)から供給された水平偏向電流(水平偏向周期のノコギリ波電流)Ihに応じて、水平偏向磁界を発生し、電子銃3から放射された3本の電子ビームの軌道を水平方向に偏向する。
【0013】
また、垂直偏向コイルLV1には、垂直偏向回路(図示せず)から供給された垂直偏向電流(垂直偏向周期のノコギリ波電流)Ivに応じて、上記3本の電子ビームの軌道を垂直方向に偏向する。
【0014】
水平偏向電流Ihは、水平偏向コイルLH1を介して、パラボラ電流生成回路40の1次側コイルLDh1とLDh2の直列回路にも流れる。
【0015】
また、垂直偏向電流Ivは、垂直偏向コイルLV1を介して、垂直偏向電流位相調整回路50のコイルL1と抵抗R1の直列回路にも流れ、さらにこの垂直偏向電流位相調整回路50に並列接続された垂直周期後半変調回路80および垂直周期前半変調回路90のボリューム抵抗VR1,ダイオードD1,コイルLDV1,LDV2からなる直列回路およびコイルLDV4,LDV3,ダイオードD2,ボリューム抵抗VR2からなる直列回路にも流れる。
【0016】
[パラボラ電流生成回路40]
図4はパラボラ電流生成回路40の構成および動作を説明する図であり、図1と同じものには同じ符号を付してある。図1および図4において、パラボラ電流生成回路40は、1次側コイルLDh1,LDh2と、2次側コイルLDp1,LDp2と、ドラムコア42,43と、永久磁石44と、層間絶縁紙45,46と、水平偏向電流Ihの入力端子H1,H2と、水平偏向周期のパラボラ電流の出力端子P1,P2とを有する。
【0017】
1次側コイルLDh1、2次側コイルLDp1、ドラムコア43、および層間絶縁紙46は、可飽和リアクタ絶縁トランスを構成している。同様に、1次側コイルLDh2、2次側コイルLDp2、ドラムコア42、および層間絶縁紙45も、可飽和リアクタ絶縁トランスを構成している。
【0018】
1次側コイルLDh1とLDh2は直列接続されており、水平偏向電流Ihの入力端子H1,H2に接続されている。また、2次側コイルLDp1とLDp2は直列接続されており、この2次側コイルの直列回路は水平パラボラ電流の出力端子P1,P2に接続されている。
【0019】
1次側コイルLDh1と2次側コイルLDp1は、互いに逆方向の磁界を発生するようにドラムコア43に巻回されており、層間絶縁紙46によって互いに絶縁されている。同様に、1次側コイルLDh2と2次側コイルLDp2は、互いに逆方向の磁界を発生するようにドラムコア42に巻回されており、層間絶縁紙45によって互いに絶縁されている。
【0020】
2つのドラムコア42と43の間には、永久磁石44が配置されており、この永久磁石44によって1次側コイルLDh1およびLDh2に固定のバイアス磁界が印加される。図4では、永久磁石44は、ドラムコア42側がS極になり、ドラムコア43側がN極になるように配置されている。
【0021】
このパラボラ電流生成回路回路40は、水平偏向コイルLH1を介して1次側コイルLDh1,LDh2に供給された水平偏向電流Ihに応じて、1次側コイルLDh1,LDh2から絶縁された2次側コイルLDp1,LDp2に水平周期のパラボラ電流を生成する。
【0022】
[6極垂直補正コイル60]
図3は6極垂直補正コイル60の構成および動作を説明する図であり、図1および図2と同じものには同じ符号を付してある。図1および図5において、6極垂直補正コイル60は、1組の6極垂直補正コイルであり、直列接続された6つのコイルLv61,Lv62,Lv63,Lv64,Lv65,Lv66と、2つのコア67,68とを有する。
【0023】
6極垂直補正コイル60の6つのコイルLv61,Lv62,Lv63,Lv64,Lv65,Lv66は直列接続され、これらの6つのコイルの直列回路はdVCR補正ブリッジ回路70の出力端子P3,P4間に接続されている。
【0024】
6極垂直補正コイル60の略E字型のコア67および68は、図3のように、カラー陰極線管のネック11を挟んで水平方向に脚部が互いに向き合うように配設されており、コイルLv61,Lv62,Lv63は、コア67の3本の脚部のそれぞれに順に巻回されており、コイルLv64,Lv65,Lv66は、コア68の3本の脚部のそれぞれに順に巻回されている。このように、6極垂直補正コイル60は、カラー陰極線管のネック11の周りに配設されている。
【0025】
図3に示すように、コイルLv61,Lv62,Lv63は、コイルLv62が巻回された中央の脚部がN極になるときに、コイルLv61,Lv63が巻回された両端の脚部がS極になるように、コア67に巻回されている。また、コイルLv64,Lv65,Lv66は、コイルLv65が巻回された中央の脚部がS極になるときに、コイルLv64,Lv66が巻回された両端の脚部がN極になるように、コア68に巻回されている。
【0026】
この6極垂直補正コイル60は、dVCR補正ブリッジ回路70から供給された垂直偏向周期で変調された水平偏向周期のパラボラ電流に応じて、カラー陰極線管の電子銃から放射された3本の電子ビームR,G,BにおいてのサイドビームR,Bの軌道を図3のように垂直方向に補正する6極垂直補正磁界を発生する。
【0027】
[可飽和リアクタ20および30]
図5は可飽和リアクタ20および30の構成を説明する図であり、図1と同じものには同じ符号を付してある。図1および図5において、可飽和リアクタ20は、変調側コイル(1次側コイル)LDV1,LDV2と、被変調側コイル(2次側コイル)LB1,LB2と、コア21,22とを有する。同様に、可飽和リアクタ30は、変調側コイル(1次側コイル)LDV3,LDV4と、被変調側コイル(2次側コイル)LB3,LB4と、コア31,32とを有する。
【0028】
可飽和リアクタ20において、略E字型のコア21および22は図5のように脚部が互いに向き合うように配設されており、変調側コイルLDV1およびLDV2はコア21の両端脚部にそれぞれ巻回され、被変調側コイルLB1およびLB2はコア22の両端脚部にそれぞれ巻回されている。
【0029】
同様に、可飽和リアクタ30において、略E字型のコア31および32は図5のように脚部が互いに向き合うように配置されており、変調側コイルLDV3およびLDV4はコア31の両端脚部にそれぞれ巻回され、被変調側コイルLB3およびLB4はコア32の両端脚部にそれぞれ巻回されている。
【0030】
これら可飽和リアクタ20および30において、被変調側コイルLB1およびLB3の一端は、パラボラ電流生成回路40の出力端子P1に接続されており、被変調側コイルLB2およびLB4の一端は、パラボラ電流生成回路40の出力端子P2に接続されている。また、被変調側コイルLB2およびLB3の他端は、dVCR補正ブリッジ回路70の出力端子P3(6極垂直補正コイル60の第1の入力端子)に接続されており、被変調側コイルLB1およびLB4の他端は、dVCR補正ブリッジ回路70の出力端子P4(6極垂直補正コイル60の第2の入力端子)に接続されている。
【0031】
これらの可飽和リアクタ20および30は、変調側コイルLDV1,LDV2およびLDV3,LDV4に電流を流すと、被変調側コイルLB1,LB2およびコイルLB3,LB4のそれぞれのインダクタンスが減少するように設定されている。
【0032】
可飽和リアクタ20の変調側コイルLDV1およびLDV2には、垂直偏向周期の後半において、垂直周期後半変調回路80から垂直偏向周期の電流が供給され、可飽和リアクタ30の変調側コイルLDV3およびLDV4には、垂直偏向周期の前半において、垂直周期前半変調回路90から垂直偏向周期の電流が供給される。
【0033】
なお、可飽和リアクタ20の1次側コイルLDV1およびLDV2は、垂直周期後半変調回路80を構成しており、可飽和リアクタ30の1次側コイルLDV3およびLDV4は、垂直周期前半変調回路90を構成している。また、可飽和リアクタ20および30の2次側コイルLB1,LB2,LB3,LB4は、dVCR補正ブリッジ回路70を構成している。
【0034】
[垂直偏向電流位相調整回路50]
図1において、垂直偏向電流位相調整回路50は、コイルL1,L2と、抵抗R1,R2とを有する。
【0035】
垂直偏向電流位相調整回路50において、コイルL1の一端と抵抗R1の一端は直列接続され、コイルL2と抵抗R3も直列接続されており、コイルL2と抵抗R3の直列回路はコイルL1に並列接続されている。
【0036】
そして、コイルL1の他端(コイルL2との共通接続端子)は、垂直周期後半変調回路80および垂直周期前半変調回路90の共通端子V1に接続され、抵抗R1の他端は、垂直周期後半変調回路80および垂直周期前半変調回路90の共通端子V2に接続されており、コイルL1とL2の共通接続端子に、垂直偏向コイルLV1を介して垂直偏向電流Ivが供給される。
【0037】
[垂直周期後半変調回路80,垂直周期前半変調回路90]
図1において、垂直周期後半変調回路80は、ボリューム抵抗VR1と、ダイオードD1と、飽和リアクタ20の変調側コイル(1次側コイル)LDV1,LDV2とを有する。また、垂直周期前半変調回路90は、ボリューム抵抗VR2と、ダイオードD2と、可飽和リアクタ30の変調側コイル(1次側コイル)LDV3,LDV4とを有する。
【0038】
垂直周期後半変調回路80のボリューム抵抗VR1,ダイオードD1,変調側コイルLDV1,LDV2は直列接続されており、垂直周期前半変調回路90のボリューム抵抗VR2,ダイオードD2,変調側コイルLDV3,LDV2も直列接続されている。
【0039】
そして、垂直周期後半変調回路80の直列回路のコイルLDV2側の端子と、垂直周期前半変調回路90の直列回路のコイルLDV4側の端子とは、共通端子V1に共通接続されており、垂直周期後半変調回路80の直列回路のボリューム抵抗VR1側の端子と、垂直周期前半変調回路90の直列回路のボリューム抵抗VR2側の端子とは、共通端子V2に共通接続されている。
【0040】
垂直周期前半変調回路90は、垂直偏向周期の前半において変調側コイルLDV4,LDV3に流れる変調電流(垂直偏向周期の前半の垂直偏向電流)Iv1に応じて、パラボラ電流生成回路40で生成された水平偏向周期のパラボラ電流を変調する。同様に、垂直周期後半変調回路80は、垂直偏向周期の後半において変調側コイルLDV1,LDV2に流れる変調電流(垂直偏向周期の後半の垂直偏向電流)Iv2に応じて、パラボラ電流生成回路40で生成された水平偏向周期のパラボラ電流を変調する。
【0041】
[dVCR補正ブリッジ回路70]
図6はdVCR補正ブリッジ回路70の構成および動作を説明する図であり、図1と同じものには同じ符号を付してある。図1および図6において、dVCR補正ブリッジ回路70は、可飽和リアクタ20の被変調側コイル(2次側コイル)LB1,LB2と、可飽和リアクタ30の被変調側コイル(2次側コイル)LB3,LB4と、出力端子P3,P4とを有する。
【0042】
dVCR補正ブリッジ回路70においては、図1および図6のように、被変調側コイルLB1の一端とLB3の一端との共通接続端子がパラボラ電流生成回路40の出力端間P1に接続され、被変調側コイルLB2の一端とLB4の一端との共通接続端子がパラボラ電流生成回路40の出力端間P2に接続され、被変調側コイルLB1の他端とLB4の他端との共通接続端子が出力端子P3(6極垂直補正コイル60の第1の入力端子)に接続され、被変調側コイルLB2の他端とLB4の他端との共通接続端子が出力端子P4(6極垂直補正コイル60の第2の入力端子)に接続されて、ブリッジ回路が構成されている。
【0043】
このdVCR補正ブリッジ回路70は、垂直偏向周期の前半では、可飽和リアクタ30によって垂直偏向周期で変調された水平偏向周期のパラボラ電流である垂直6極補正電流Iv6を6極垂直補正コイル60に供給し、垂直偏向周期の後半では、可飽和リアクタ20によって垂直偏向周期で変調された水平偏向周期のパラボラ電流である垂直6極補正電流Iv6を垂直偏向周期の前半とはパラボラ電流の極性を反転させて6極垂直補正コイル60に供給する。
【0044】
dVCR補正ブリッジ回路70、垂直周期前半変調回路90、および垂直周期後半変調回路80は、パラボラ電流変調手段を構成しており、垂直偏向周期の前半では、可飽和リアクタ30において、被変調側コイルLB3,LB4に供給されたパラボラ電流を変調側コイルLDV3,LDV4に供給された変調電流(垂直偏向周期の前半の垂直偏向電流)Iv1に応じて変調し、垂直偏向周期の後半では、可飽和リアクタ20において、被変調側コイルLB1,LB2に供給されたパラボラ電流を変調側コイルLDV1,LDV2に供給された変調電流(垂直偏向周期の後半の垂直偏向電流)Iv2に応じて変調し、4つの被変調側コイルLB1,LB2,LB3,LB4で構成したブリッジ回路によって、水平偏向周期のパラボラ電流を垂直偏向周期で変調した電流であって垂直偏向周期の前半と後半でパラボラ電流を極性反転させた6極垂直補正電流Iv6を6極垂直補正コイル60に供給する。
【0045】
dVCR補正回路100のミスコンバーゼンス補正動作について以下に説明する。
【0046】
図7はパラボラ電流生成回路40においての入出力電流波形図であり、(A)は入力電流である水平偏向電流Ihの波形図、(B)は出力電流である水平偏向周期のパラボラ電流の波形図である。この図7ならびに図1および図4を用いて、パラボラ電流生成回路40の動作を以下に説明する。
【0047】
パラボラ電流生成回路40の入力端子H1,H2間には、水平偏向コイルLH1を介して、図7(A)に示す水平偏向電流(水平偏向周期のノコギリ波電流)Ihが供給される。この水平偏向電流Ihは、例えば、水平偏向周期の前半では入力端子H1に流れ込み、水平偏向周期の後半では入力端子H2に流れ込む。
【0048】
図4(A)に実線の矢印で示すように、水平偏向電流Ihが入力端子H1に流れ込む場合には、1次側コイルLDh1は固定バイアス磁界と反対方向の磁界を発生し、1次側コイルコイルLDh2は上記固定バイアス磁界と同じ方向の磁界を発生する。
【0049】
このため、ドラムコア43の磁界飽和の傾向は1次側コイルLDh1が発生する磁界によって弱くなり、1次側コイルコイルLDh1のインダクタンスは増加する。また、ドラムコア42の磁界飽和の傾向は1次側コイルLDh2が発生する磁界によって強くなり、1次側コイルLDh2のインダクタンスは減少する。これによって、インダクタンスが大きい1次側コイルLDh1の2次側コイルLDp1に誘起される電流が増加する。
【0050】
一方、図4(B)に破線の矢印で示すように、水平偏向電流Ihが入力端子H2に流れ込む場合には、1次側コイルLDh1は固定バイアス磁界と同じ方向の磁界を発生し、1次側コイルLDh2は上記固定バイアス磁界と反対方向の磁界を発生する。
【0051】
このため、ドラムコア43の磁界飽和の傾向は1次側コイルLDh1が発生する磁界によって強くなり、1次側コイルコイルLDh1のインダクタンスは減少する。また、ドラムコア42の磁界飽和の傾向は1次側コイルLDh2が発生する磁界によって弱くなり、1次側コイルLDh2のインダクタンスは増加する。これによって、インダクタンスが大きい1次側コイルLDh2の2次側コイルLDp2に誘起される電流が増加する。
【0052】
このように、水平偏向電流Ihが入力端子H1に流れ込む期間では、2次側コイルLDp1の誘起電流が増加し、水平偏向電流Ihが入力端子H2に流れ込む期間では、2次側コイルLDp2の誘起電流が増加する。
【0053】
そして、水平偏向電流Ihが入力端子H1に流れ込む期間では、図1に実線の矢印で示すように、2次側コイルLDp1の誘起電流がdVCR補正ブリッジ回路70に流れ込み、水平偏向電流Ihが入力端子H2に流れ込む期間では、図1に破線の矢印で示すように、2次側コイルLDp2の誘起電流がdVCR補正ブリッジ回路70に流れ込むことになる。
【0054】
このとき、水平偏向電流Ihが入力端子H1に流れ込む期間と入力端子H2に流れ込む期間のいずれにおいても、上記2次側コイルの誘起電流は、パラボラ電流生成回路40の出力端子P1からdVCR補正ブリッジ回路70に流れ込み、dVCR補正ブリッジ回路70出力端子P2を流れた電流は、パラボラ電流生成回路40の出力端子P2に戻る。
【0055】
このように、パラボラ電流生成回路40は、1次側に流れる水平偏向電流Ihの方向が反転しても、dVCR補正ブリッジ回路70に同じ方向(図の矢印方向)の電流を出力する。従って、パラボラ電流生成回路40の出力電流は、図7(b)に示すようにパラボラ波の電流(パラボラ電流)となる。
【0056】
図8はパラボラ電流変調手段(dVCR補正ブリッジ回路70、垂直周期前半変調回路90、および垂直周期後半変調回路80)においての電流波形図であり、(A)は変調電流(垂直偏向周期の前半の垂直偏向電流)Iv1の波形図、(B)は垂直偏向周期の前半の6極垂直補正電流Iv6の波形図、(C)は変調電流(垂直偏向周期の後半の垂直偏向電流)Iv2の波形図、(D)は垂直偏向周期の後半の6極垂直補正電流Iv6の波形図、(E)は1垂直偏向周期の6極垂直補正電流Iv6の波形図(上記(B)および(D)を合成した波形図)である。この図8ならびに図1,図5,図6を用いて、パラボラ電流変調手段の動作を以下に説明する。
【0057】
垂直周期後半変調回路80および垂直周期前半変調回路90の共通端子V1,V2ならびに垂直偏向電流位相調整回路50には、垂直偏向コイルLV1を通して、垂直偏向電流(垂直偏向周期のノコギリ波電流)Ivが供給される。この垂直偏向電流Ivは、例えば、垂直偏向周期の前半では共通端子V1に流れ込み、垂直偏向周期の後半では共通端子V2に流れ込む。
【0058】
なお、垂直偏向電流位相調整回路50は、垂直周期後半変調回路80に流れる電流と垂直周期前半変調回路90に流れる電流の位相を調整するために設けられた回路である。垂直偏向電流位相調整回路50の抵抗R1のみを設けた構成では、垂直周期後半変調回路80に流れる電流と垂直周期前半変調回路90に流れる電流とが位相ずれを起こす。垂直偏向電流位相調整回路50のコイルL1は、この位相ずれを調整するために設けられている。また、コイルL1に並列接続されたコイルL2および抵抗R2の直列回路は、抵抗R1およびコイルL1のみでは調整しきれない高周波周波数領域の位相を調整するために設けられている。
【0059】
垂直周期前半変調回路90は、可飽和リアクタ30の変調側コイルLDV3,LDV4に、図1に実線の矢印で示す変調電流Iv1を流す。この変調電流Iv1は、図8(A)に示すように、ダイオードD2によって、垂直偏向周期の前半にのみ変調側コイルLDV3,LDV4に流れ、垂直偏向周期の後半では変調側コイルLDV3,LDV4には流れない。この変調側コイルに流れる変調電流Iv1は、ダイオードD2によって整流されるとともに、ボリューム抵抗VR2によって振幅調整された垂直偏向電流Ivである。
【0060】
逆に、垂直周期後半変調回路80は、可飽和リアクタ20の変調側コイルLDV1,LDV2に、図1に破線の矢印で示すを流す。この変調電流Iv2は、図8(C)に示すように、ダイオードD1によって、垂直偏向周期の後半にのみ変調側コイルLDV1,LDV2に流れ、垂直偏向周期の前半では変調側コイルLDV1,LDV2には流れない。この変調側コイルに流れる変調電流Iv2は、ダイオードD1によって整流されるとともに、ボリューム抵抗VR1によって振幅調整された垂直偏向電流Ivである。
【0061】
また、図5において、可飽和リアクタ20は、変調側コイルLDV1,LDV2に電流を流すと、被変調側コイルLB1,LB2のインダクタンスが減少するように設定されている。同様に、可飽和リアクタ30も、変調側コイルLDV3,LDV4に電流を流すと、被変調側コイルLB3,LB4のインダクタンスが減少するように設定されている。
【0062】
垂直偏向周期の前半においては、可飽和リアクタ30の変調側コイルLDV4,LDV3に変調電流Iv1が流れ、可飽和リアクタ30の被変調側コイルLB3,LB4のインダクタンスが変調される。
【0063】
6極垂直補正コイル60は、図6に示すように、被変調側コイルLB3,LB4に直列に接続されているので、被変調側コイルLB3,LB4のインダクタンスが変調電流Iv1によって変調されると、6極垂直補正コイル60にdVCR補正ブリッジ回路70から供給される6極垂直補正電流Iv6は、変調電流Iv1によって変調され、図8(B)に示すように、垂直偏向電流Ivに応じて変調された水平偏向周期のパラボラ電流となる。
【0064】
この垂直偏向周期の前半では、図6に実線の矢印で示すように、6極垂直補正電流Iv6は、被変調側コイルLB3(dVCR補正ブリッジ回路70の出力端子P3)から6極垂直補正コイル60に流れ込み、6極垂直補正コイル60から被変調側コイルLB4(dVCR補正ブリッジ回路70の出力端子P4)に流れ込む。また、パラボラ電流生成回路40の端子P1から出力された水平偏向周期のパラボラ電流が、被変調側コイルLB3,LB4で変調され、6極垂直補正電流Iv6となる。
【0065】
一方、垂直偏向周期の後半においては、可飽和リアクタ20の変調側コイルLDV1,LDV2に変調電流Iv2が流れ、可飽和リアクタ20の被変調側コイルLB1,LB2のインダクタンスが変調される。
【0066】
6極垂直補正コイル60は、図6に示すように、被変調側コイルLB1,LB2に直列に接続されているので、被変調側コイルLB1,LB2のインダクタンスが変調電流Iv2によって変調されると、6極垂直補正コイル60にdVCR補正ブリッジ回路70から供給される6極垂直補正電流Iv6は、変調電流Iv2によって変調され、図8(D)に示すように、垂直偏向電流Ivに応じて変調された水平偏向周期のパラボラ電流となる。
【0067】
この垂直偏向周期の後半では、図6に破線の矢印で示すように、6極垂直補正電流Iv6は、被変調側コイルLB1(dVCR補正ブリッジ回路70の出力端子P4)から6極垂直補正コイル60に流れ込み、6極垂直補正コイル60から被変調側コイルLB2(dVCR補正ブリッジ回路70の出力端子P3)に流れ込む。また、パラボラ電流生成回路40の端子P1から出力された水平偏向周期のパラボラ電流が、被変調側コイルLB1,LB2で変調され、6極垂直補正電流Iv6となる。
【0068】
従って、1垂直偏向周期においての6極垂直補正電流電流Iv6は、図8(E)に示すように、水平偏向周期のパラボラ電流を垂直偏向周期で変調した電流であって垂直偏向周期の前半と後半でパラボラ電流を極性反転させた電流となる。
【0069】
6極垂直補正コイル60は、6極垂直補正電流Iv6の方向および振幅に応じて、カラー陰極線管のネック11内に図3に破線の矢印で示すような6極補正磁界を発生する。なお、図3に破線の矢印で示す6極補正磁界は、カラー陰極線管のパネル12側から見たときの方向である。
【0070】
垂直偏向周期の前半では、6極垂直補正コイル60には図8(E)の左半分の6極垂直補正電流Iv6(図8(B)の6極垂直補正電流Iv6)が流れ、電子ビームR,G,Bは画面の上半分を走査する。また、図8(E)の6極垂直補正電流Iv6の左半分においてのパラボラ電流は、図7(b)のパラボラ電流と同じ極性である。
【0071】
一方、垂直偏向周期の後半では、6極垂直補正コイル60には図8(E)の右半分の6極垂直補正電流Iv6(図8(D)の6極垂直補正電流Iv6)が流れ、電子ビームR,G,Bは画面の下半分を走査する。また、図8(E)の6極垂直補正電流Iv6の右半分においてのパラボラ電流は、図7(b)のパラボラ電流とは逆の極性である。
【0072】
垂直偏向周期の前半に供給される6極垂直補正電流Iv6に応じて6極垂直補正コイル60が6極垂直補正磁界を発生することによって、画面上側の左右端ではサイドビームR,Bに図3に示すような下方向の力が作用し、画面上側の中央ではサイドビームR,Bに上方向の力が作用する。従って、図9に示すように、サイドビームR(Red),B(Blue)は、画面上側の左右端ではセンタービームG(green)よりも上がり、画面上側の中央ではセンタービームGよりも下がる。
【0073】
一方、垂直偏向周期の後半に供給される6極垂直補正電流Iv6に応じて6極垂直補正コイル60が6極垂直補正磁界を発生することによって、6極垂直補正電流Iv6においてのパラボラ電流の極性が垂直偏向周期の前半とは逆極性になるので、画面下側の左右端ではサイドビームR,Bに上方向の力が作用し、画面下側の中央ではサイドビームR,Bに図3に示すような下方向の力が作用する。従って、図9に示すように、サイドビームR(Red),B(Blue)は、画面下側の左右端ではセンタービームG(green)よりも下がり、画面上側の中央ではセンタービームGよりも上がる。
【0074】
このように、dVCR補正回路100では、電子ビームR,G,Bの軌道を図9のように補正することができるので、図11のdVCRミスコンバーゼンスを独立に補正することができる。
【0075】
このdVCR補正回路100では、パラボラ電流生成回路40を可飽和リアクタ絶縁トランスで構成し、水平偏向回路に接続される1次側コイルLDh1,LDh2と、6極垂直補正コイル60およびdVCR補正ブリッジ回路70に接続される2次側コイルLDp1,LDp2とを絶縁した構成により、6極垂直補正コイル60およびdVCR補正ブリッジ回路70が高電位にならず、6極垂直補正コイル60およびdVCR補正ブリッジ回路70を垂直偏向回路から絶縁する構成が必要ないので、コンバーゼンス補正装置の構成を従来よりも簡単にすることができる。
【0076】
また、このdVCR補正回路100では、垂直周期前半変調回路90および垂直周期後半変調回路80を設け、垂直偏向周期の前半と後半とでパラボラ電流の極性を反転させた6極垂直補正電流Iv6を6極垂直補正コイル60に供給する構成により、6極垂直補正コイルを1組設ければ足りるので、これによってもコンバーゼンス補正装置の構成を従来よりも簡単にすることができる。
【0077】
さらに、垂直周期前半変調回路90の直列回路にボリューム抵抗VR2を設けるとともに、垂直周期後半変調回路80の直列回路にボリューム抵抗VR2を設けたことにより、変調電流Iv1とIv2の振幅をそれぞれ単独に調整できるので、画面上下で独立にdVCRの補正調整ができる。
【0078】
以上のように本発明の実施の形態によれば、6極垂直補正コイル60およびdVCR補正ブリッジ回路70を垂直偏向回路から絶縁する必要ないとともに、6極垂直補正コイルを1組設ければ足りるので、dVCRを補正するコンバーゼンス補正装置の構成を従来よりも簡単にすることができる。
【0079】
なお、6極垂直補正電流Iv6の方向を垂直偏向周期の前半と後半とで逆にしたり、あるいは6極垂直補正コイル60の巻回方向を変えることにより、サイドビームR,Bを上記実施の形態とは逆の方向に補正することも容易に可能である。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、6極垂直補正回路の全体を垂直偏向回路から絶縁する必要がなく、または/および6極垂直補正コイルを1組設ければ足りるので、dVCRを補正するコンバーゼンス補正装置の構成を従来よりも簡単にすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のdVCR補正回路の構成を説明する回路図である。
【図2】カラー陰極線管装置の構成を説明する側面図である。
【図3】図1の6極垂直補正コイルの構成および動作を説明する図である。
【図4】図1のパラボラ電流生成回路の構成および動作を説明する図である。
【図5】図1の可飽和リアクタの構成を説明する図である。
【図6】図1のdVCR補正ブリッジ回路の構成および動作を説明する回路図である。
【図7】図1のパラボラ電流生成回路においての入出力電流波形図である。
【図8】図1のパラボラ電流変調手段においての電流波形図である。
【図9】図1のdVCR補正回路においての電子ビーム軌道の補正を説明するパターン図である。
【図10】ミスコンバーゼンスVCRのパターン図である。
【図11】ミスコンバーゼンスdVCRのパターン図である。
【符号の説明】
20,30 可飽和リアクタ、 40 パラボラ電流生成回路、 50 垂直偏向電流位相調整回路、 60 6極垂直補正コイル、 70 dVCR補正ブリッジ回路、 80 垂直周期後半変調回路、 90 垂直周期前半変調回路、100 dVCR補正回路。

Claims (5)

  1. 水平偏向周期のパラボラ電流を生成するパラボラ電流生成手段と、
    上記水平周期のパラボラ電流を垂直偏向周期で変調するパラボラ電流変調手段と、
    電子ビームの軌道を垂直方向に補正する6極垂直補正磁界を、上記垂直偏向周期で変調された水平偏向周期のパラボラ電流に応じて発生する6極垂直補正磁界発生手段と
    を備え、
    上記パラボラ電流生成手段は、可飽和リアクタ絶縁トランスを有し、この可飽和リアクタ絶縁トランスの1次側に供給された水平偏向電流に応じて、上記1次側から絶縁された2次側に上記水平周期のパラボラ電流を生成する
    ことを特徴とするコンバーゼンス補正装置。
  2. 水平周期のパラボラ電流を生成するパラボラ電流生成手段と、
    上記水平周期のパラボラ電流を垂直偏向周期で変調するパラボラ電流変調手段と、
    電子ビームの軌道を垂直方向に補正する6極垂直補正磁界を、上記垂直偏向周期で変調された水平偏向周期のパラボラ電流に応じて発生する6極垂直補正磁界発生手段と
    を備え、
    上記6極垂直補正磁界発生手段は、1組の6極垂直補正コイルからなり、
    上記パラボラ電流変調手段は、
    垂直偏向周期の前半において2次側に供給された上記パラボラ電流を1次側に供給された垂直偏向電流に応じて変調する第1の可飽和リアクタと、
    垂直偏向周期の後半において2次側に供給された上記パラボラ電流を1次側に供給された垂直偏向電流に応じて変調する第2の可飽和リアクタと
    を有し、
    上記2つの可飽和リアクタの4つの2次側コイルで構成したブリッジ回路によって、水平偏向周期のパラボラ電流を垂直偏向周期で変調した電流であって垂直偏向周期の前半と後半でパラボラ電流を極性反転させた6極垂直補正電流を上記1組の6極垂直補正コイルに供給する
    ことを特徴とするコンバーゼンス補正装置。
  3. 上記パラボラ電流変調手段は、
    上記垂直偏向周期の前半においての変調度を調整する第1の調整手段と、上記垂直偏向周期の後半においての変調度を調整する第2の調整手段と
    を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のコンバージェンス補正装置。
  4. 請求項1から3までのいずれかに記載のコンバーゼンス補正装置を備えたことを特徴とする偏向ヨーク。
  5. 請求項4記載の偏向ヨークを備えたことを特徴とするカラー陰極線管装置。
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