JP2003169343A - コンバージェンス補正装置、偏向ヨーク及び表示装置 - Google Patents

コンバージェンス補正装置、偏向ヨーク及び表示装置

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JP2003169343A
JP2003169343A JP2001366342A JP2001366342A JP2003169343A JP 2003169343 A JP2003169343 A JP 2003169343A JP 2001366342 A JP2001366342 A JP 2001366342A JP 2001366342 A JP2001366342 A JP 2001366342A JP 2003169343 A JP2003169343 A JP 2003169343A
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coil
magnetic field
current
coils
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Kyosuke Aoki
恭介 青木
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画歪みを生じることなく、ΔVCRを独立に
補正できるようにする。 【解決手段】 本発明に係るコンバージェンス補正装置
は、3本の電子ビームの軌道上に6重極磁界を形成する
第1の補正コイル27と、第1の補正コイル27による
6重極磁界と逆向きの6重極磁界を形成する第2の補正
コイル28と、第1,第2の補正コイル27,28に対
して水平偏向周期のパラボラ電流を供給するブリッジ回
路22と、第1の補正コイル27に流れるパラボラ電流
を垂直偏向周期の始端側から終端側に亘って徐々に電流
量が少なくなるように変調する第1の可飽和リアクタ2
9と、第2の補正コイル28に流れるパラボラ電流を垂
直偏向周期の始端側から終端側に亘って徐々に電流量が
多くなるように変調する第2の可飽和リアクタ30とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画面上でのコンバ
ージェンスのずれを補正するコンバージェンス補正装置
とこれを用いた偏向ヨーク、さらに当該偏向ヨークを陰
極線管に搭載してなる表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管においては、電子銃から
出射される3本の電子ビームの進行方向を上下左右に偏
向することにより画面上にカラー画像を表示する。電子
ビームの偏向には、水平偏向コイルと垂直偏向コイルを
有する偏向ヨークが用いられる。偏向ヨークは陰極線管
のネック部からファンネル部に至るコーン部に装着され
る。そして、電子銃から出射される3本の電子ビームの
軌道上に水平偏向磁界と垂直偏向磁界を形成し、これら
の偏向磁界によって電子ビームを上下左右に偏向する。
水平偏向磁界は水平偏向コイルに水平偏向周期の鋸歯状
波電流、即ち水平偏向電流を流すことで形成され、垂直
偏向磁界は垂直偏向コイルに垂直偏向周期の鋸歯状波電
流、即ち垂直偏向電流を流すことで形成される。
【0003】また、カラー陰極線管においては、電子銃
から出射される3本の電子ビームをアパーチャグリルや
シャドウマスク等の色選別マスクを通して蛍光面の一点
にコンバージェンス(集中)させ、これによって得られ
るビームスポットを水平及び垂直方向に走査することに
より、所望のカラー画像を再現している。このとき、3
本の電子ビームが蛍光面の一点に集中しない、いわゆる
ミスコンバージェンスが発生すると、これが画面上での
色ずれとなって現れる。
【0004】一般に、緑の蛍光体を発光させる電子ビー
ムをセンタービームGとし、青,赤の蛍光体を発光させ
る電子ビームをそれぞれサイドビームB,Rとするイン
ライン形の電子銃を備えるカラー陰極線管では、垂直偏
向磁界が斉一磁界である場合に、画面上でセンタービー
ムGを境にサイドビームBが右側、サイドビームRが左
側にずれた状態のミスコンバージェンスが発生する。
【0005】このミスコンバージェンスは、垂直偏向コ
イルの巻線分布を調整して垂直偏向磁界をバレル磁界と
することで補正可能であることが知られている。しかし
ながら、垂直偏向磁界をバレル磁界とすると、水平軸に
対して磁界が傾きをもつことになるため、図13に示す
ように、縦方向(垂直方向)のミスコンバージェンスが
生じる。この縦方向のミスコンバージェンスが生じてい
る場合において、サイドビームB,Rの平均値とセンタ
ービームGとの差分がVCR(Vertical CenterRaster)
と呼ばれている。
【0006】VCRに関しては、例えば電子銃に磁性体
を付加する等の手段により、静的な補正が可能である。
しかし実際には、VCRの大きさが常に一定とは限らな
いため、画面センターの上下端と画面両サイドの上下端
でVCRに差が生じることがある。具体的には、例えば
図14に示すように、画面センターの上下端ではセンタ
ービームGが外側、サイドビームB,Rが内側となり、
画面両サイドの上下端ではセンタービームGが内側、サ
イドビームB,Rが外側となるようなパターンが残るこ
とがある。ここでは、画面センターでのVCRと画面両
サイドでのVCRとの差をΔVCRと称する。
【0007】ΔVCRを変化させる手法としては、主に
2つの方法が考えられる。第1の方法は、垂直偏向コイ
ルの巻線分布を調整することで、画面センターと画面両
サイドとのバランスをとるものである。第2の方法は、
水平偏向コイルが画面両サイドのVCRに影響を与える
ことを利用し、水平偏向コイルの巻線分布を調整するこ
とで、画面センターと画面両サイドとのバランスをとる
ものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の方法と第2の方法では、いずれの場合も、サイドビ
ームB,Rのコンバージェンスやフォーカスとの関係で
巻線分布に制約がある。そのため、垂直偏向コイルや水
平偏向コイルの巻線分布を調整することでΔVCRを最
適に補正することが困難であった。
【0009】そこで本出願人は、2組の6重極コイルを
用いてΔVCRを補正する技術を特開2001−211
460号公報にて開示している。この公報に記載された
技術によれば、2組の6重極コイルに対して水平偏向周
期のパラボラ電流を供給するとともに、このパラボラ電
流を、可飽和リアクタを用いた変調手段により垂直偏向
周期で変調して2組の6重極コイルに流すことにより、
ΔVCRを独立に補正することができる。
【0010】しかしながら、上記公報に開示された技術
では、2組の6重極コイルのうち、一方の6重極コイル
には図15(A)に示すように垂直偏向周期の前半部分
で変調された波形のパラボラ電流を流し、他方の6重極
コイルには図15(B)に示すように垂直偏向周期の後
半部分で変調された波形のパラボラ電流を流してΔVC
Rを補正するため、2組の6重極コイルに流れるパラボ
ラ電流を加算したときの電流波形の振幅が図15(C)
に示すように垂直偏向周期内で変動し、これに伴う変調
手段(可飽和リアクタ)のインピーダンスの変化によっ
て画歪みが生じることがあった。
【0011】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その主たる目的は、画歪みを生じることな
く、ΔVCRを独立に補正することが可能なコンバージ
ェンス補正装置とこれを用いた偏向ヨーク及び表示装置
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンバージ
ェンス補正装置は、3本の電子ビームの軌道上に第1の
補正磁界を形成する第1の補正コイルと、この第1の補
正コイルによる第1の補正磁界と逆向きの第2の補正磁
界を形成する第2の補正コイルと、これら第1,第2の
補正コイルに対して水平偏向周期のパラボラ電流を供給
するパラボラ電流供給手段と、第1の補正コイルに流れ
るパラボラ電流を垂直偏向周期の始端側から終端側に亘
って徐々に電流量が少なくなるように変調する第1の変
調手段と、第2の補正コイルに流れるパラボラ電流を垂
直偏向周期の始端側から終端側に亘って徐々に電流量が
多くなるように変調する第2の変調手段とを備えた構成
となっている。また、本発明に係る偏向ヨークは上記構
成の偏向ヨークを用いたものとなっており、本発明に係
る表示装置は、当該偏向ヨークを陰極線管に搭載した構
成となっている。
【0013】上記構成のコンバージェンス補正装置とこ
れを用いた偏向ヨーク及び表示装置においては、第1の
補正コイルによって形成される第1の補正磁界と第2の
補正コイルによって形成される第2の補正磁界が互いに
逆向きの関係となっているため、実際の磁界形成では、
第1の補正コイルに流れる電流と第2の補正コイルに流
れる電流との差分に応じた補正磁界(合成磁界)が形成
される。また、第1,第2の補正コイルに対してパラボ
ラ電流供給手段により水平偏向周期のパラボラ電流を供
給した際に、第1の補正コイルに流れるパラボラ電流を
第1の変調手段で変調する一方、第2の補正コイルに流
れるパラボラ電流を第2の変調手段で変調することによ
り、実際の磁界形成に寄与する電流が垂直偏向周期で変
調されるとともに、その電流波形が垂直偏向周期の前半
部分と後半部分で反転される。これにより、第1,第2
の補正コイルが互いに逆向きの6重極磁界を形成する構
成とすれば、第1,第2の補正コイルに流れる電流の和
(電流波形の振幅)を垂直偏向周期内で一定に維持しつ
つ、ΔVCRを独立に補正することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0015】図1は本発明が適用される陰極線管の全体
像を示す概略斜視図である。図1において、陰極線管バ
ルブ(陰極線管本体)10は、パネル部11、ファンネ
ル部12及びネック部13により構成されている。パネ
ル部11の内面には、青,緑,赤の各色蛍光体をパター
ン配列した蛍光面(不図示)が形成されている。一方、
ネック部13には、電子ビームの出射源となるインライ
ン形の電子銃14が内装されている。また、ネック部1
3からファンネル部12に至るコーン部には、電子ビー
ムを偏向するための偏向ヨーク15が装着されている。
【0016】上記構成の陰極線管は、パネル部11内面
の蛍光面にカラー画像(又は白黒画像)を再現するのに
必要な各種の付属部品とともに図示せぬ筐体に組み込ま
れ、これによってテレビジョン受像機やコンピュータ用
ディスプレイ等の表示装置が構成される。
【0017】図2は本発明に係る偏向ヨークの一部破断
面を含む側面図である。図2において、偏向ヨーク15
には、水平偏向コイル16、垂直偏向コイル17、セパ
レータ18、コア19及びリングマグネット20等の部
品が装備されている。水平偏向コイル16はセパレータ
18の内周側にサドル形に巻装され、垂直偏向コイル1
8は、セパレータ18の外周側にサドル形に巻装されて
いる。
【0018】また、水平偏向コイル16は偏向ヨーク1
5の上下(垂直方向)に対をなして配置され、垂直偏向
コイル17は偏向ヨーク15の左右(水平方向)に対を
なして配置されている。そして、電子銃14からインラ
イン配列で出射される3本の電子ビームの軌道上におい
て、水平偏向コイル16は電子ビームを画面の左右方向
(水平方向)に偏向するピンクッション形の水平偏向磁
界を形成し、垂直偏向コイル17は電子ビームを画面の
上下方向(垂直方向)に偏向するバレル形の垂直偏向磁
界を形成する。なお、垂直偏向コイル18は、偏向ヨー
ク15の上下に対をなしてコア19にトロイダル形に巻
装される場合もある。
【0019】コア19はフェライト等の磁性材料からな
るもので、ヨーク中心軸(Z軸)方向の一方を他方より
も大きく開口した筒型構造をなしている。このコア19
は、水平偏向コイル16及び垂直偏向コイル17が発生
する磁界の効力をより高めるために、それらの偏向コイ
ル16,17を覆うように装着されている。リングマグ
ネット20は、電子銃14の組み立て誤差等による電子
ビームの軌道ずれを補正するために、偏向ヨーク15の
後端部に取り付けられている。さらに、偏向ヨーク15
の後端側には、本発明の実施形態に係るコンバージェン
ス補正装置の主要部となる補正コイル部21が設けられ
ている。
【0020】図3は本発明の実施形態に係るコンバージ
ェンス補正装置のコイル結線状態を示す回路図である。
図3において、一対の水平偏向コイルLh,Lhは互い
に並列に接続されている。水平偏向コイルLhは、先の
図2に示した水平偏向コイル16に該当するものであ
る。一対の水平偏向コイルLh,Lhに対しては、図示
しない水平偏向回路によって水平偏向周期の鋸歯状波電
流、即ち水平偏向電流Ihが供給される構成となってい
る。
【0021】また、一対の水平偏向コイルLh,Lhに
対しては、4つのコイルL1,L2,L3,L4をブリ
ッジ状に接続してなるブリッジ回路22が直列に接続さ
れている。ブリッジ回路22内においては、2つのコイ
ルL1,L2が共通の接続点Pをもって互いに直列に接
続され、他の2つのコイルL3,L4も共通の接続点Q
をもって互いに直列に接続されている。そして、直列接
続の2つのコイルL1,L2と、同じく直列接続の2つ
のコイルL3,L4とが、共通の接続点R,Sをもって
並列に接続されている。
【0022】ここで、本実施形態で採用した可飽和リア
クタ23の構成について図4を用いて説明する。この可
飽和リアクタ23は、上述した2組のコイル対、即ちコ
イルL1,L4とコイルL2,L3を用いて構成されて
いる。このうち、コイルL1,L4はドラムコア24に
バイファイラ巻きで巻装され、コイルL2,L3は他の
ドラムコア25にバイファイラ巻きで巻装されている。
バイファイラ巻きは、絶縁層を有する導線を2本同時に
巻線することにより、1回の巻線作業で2つのコイルを
得る巻線方式である。このバイファイラ巻きを採用すれ
ば、2つのコイルの巻線状態が等しくなるため、それら
2つのコイルにほぼ等しい磁気的特性を持たせることが
できる。但し、2つのコイルを別個に巻線する場合で
も、各コイルの磁気的特性がほぼ等しくなるように巻線
状態を調整すればよいため、必ずしもバイファイラ巻き
に限定されるものではない。
【0023】コイルL2,L3及びコイルL1,L4
は、上述した接続点R,S間に水平偏向周期の鋸歯状波
電流(水平偏向電流)Ihが流れたときに互いに逆向き
(反対方向)の磁界を発生するよう、それぞれドラムコ
ア24,25に対する巻線方向が設定されている。各々
のドラムコア24,25は、互いに同様の形状をなすフ
ェライト等の磁性体によって構成されたものである。ま
た、2つのドラムコア24,25の間には永久磁石26
が配置されている。永久磁石26は2つのドラムコア2
4,25によって両側から挟み込まれた状態で保持され
ている。また、永久磁石26は、ドラムコア24側にN
極を、ドラムコア25側にS極を向けた状態で配置され
ている。これにより、各々のドラムコア24,25に巻
装されたコイルL2,L3及びL1,L4に対しては、
それぞれ永久磁石26による固定のバイアス磁界(図中
左向きの磁界)が付与された構成となっている。
【0024】なお、可飽和リアクタの構成としては、2
つのドラムコア24,25を互いに突き合わせた状態
で、各々のドラムコア24,25の外側に永久磁石を配
置することにより、上記同様にコイルL2,L3及びコ
イルL1,L4に対して固定のバイアス磁界を付与する
構成としてもよい。
【0025】再び図3に戻って、ブリッジ回路22にお
けるコイルL1,L2の共通接続点P(ブリッジ回路2
0の一方の出力端)には、第1,第2の補正コイル2
7,28の各一端が、それぞれ共通の接続点Tをもって
接続されている。第1の補正コイル27は互いに直列に
接続された6つのコイルL5,L6,L7,L8,L
9,L10(6重極コイル)によって構成され、第2の
補正コイル28も互いに直列に接続された6つのコイル
L11,L12,L13,L14,L15,L16(6
重極コイル)によって構成されている。ブリッジ回路2
2の接続点P,Q間において、第1の補正コイル27に
は第1の補正電流Ip1が流れ、第2の補正コイル28
には第2の補正電流Ip2が流れる。
【0026】一方、ブリッジ回路22におけるコイルL
3,L4の共通接続点Q(コイルブリッジ回路22の他
方の出力端)には、2つの可飽和リアクタ29,30の
各一方側のコイル端が、それぞれ共通の接続点Uをもっ
て接続されている。可飽和リアクタ(以下、第1の可飽
和リアクタと記す)29は4つのコイルL17,L1
8,L19,L20を用いて構成され、可飽和リアクタ
(以下、第2の可飽和リアクタと記す)30も4つのコ
イルL21,L22,L23,L24を用いて構成され
ている。このうち、コイルL17,L18は互いに直列
に接続され、コイルL21,L22も互いに直列に接続
されている。この直列接続において、コイルL17及び
コイル21の各開放端は上記接続点Uに接続されてい
る。また、コイルL18の開放端はコイルL10の開放
端に接続され、コイル22の開放端はコイルL11の開
放端に接続されている。これにより、コイルL17,L
18は第1の補正コイル27に対して直列に接続され、
コイルL21,L22は第2の補正コイル28に対して
直列に接続されている。
【0027】また、第1の可飽和リアクタ29において
はコイルL19,L20が互いに直列に接続され、第2
の可飽和リアクタ30においてもコイルL23,L24
が互いに直列に接続されている。そして、直列接続のコ
イルL19,L20と、同じく直列接続のコイルコイル
L23,L24とが、共通の接続点V,Wをもって並列
に接続されている。これらコイルL19,L20及びコ
イルL23,L24による並列回路は、一対の垂直偏向
コイルLv,Lvに対して直列に接続されている。垂直
偏向コイルLvは先の図2に示した垂直偏向コイル17
に該当するものである。一対の垂直偏向コイルLv,L
vに対しては、図示しない垂直偏向回路によって垂直偏
向周期の鋸歯状波電流、即ち垂直偏向電流Ivが供給さ
れる構成となっている。
【0028】ここで、本発明の実施形態で採用した第
1,第2の可飽和リアクタ29,30の具体的な構成例
について、図5を用いて説明する。先ず、第1の可飽和
リアクタ29は、磁性体からなるE型コア31と、同じ
く磁性体からなるI型コア32と、上述した直列接続の
コイルL17,L18と、同じく直列接続のコイルL1
9,L20と、2つの永久磁石33,34とから構成さ
れている。このうち、コイルL17,L18は第1の被
変調コイルに、コイルL19,L20は第1の変調コイ
ルに、2つの永久磁石33,34は第1の磁気バイアス
手段にそれぞれ相当するものである。
【0029】コイルL17,L18はE型コア31の両
端脚部にそれぞれ巻装され、コイルL19,L20もE
型コア31の両端脚部にそれぞれ巻装されている。即
ち、コイルL17,L19はE型コア31の一方端の脚
部に巻装され、コイルL18,L20はE型コア31の
他方端の脚部に巻装されている。E型コア31に対する
コイル巻線方向は、コイルL17,L18が互いに反対
方向に巻かれ、コイルL19,L20が互いに同一方向
に巻かれている。I型コア32はE型コア31の各脚部
の端面に密着した状態で組み付けられている。2つの永
久磁石33,34は、E型コア31及びI型コア32を
両側から挟み込む状態でそれらのコアの外側に配置され
ている。また、一方の永久磁石33はI型コア32側に
N極を向けた状態で配置され、他方の永久磁石34はE
型コア31側にS極を向けた状態で配置されている。こ
れにより、E型コア31に巻装されたコイルL17,L
18に対して、永久磁石33,34による固定のバイア
ス磁界(図中右向きの磁界)が付与されている。
【0030】同様に、第2の可飽和リアクタ30は、磁
性体からなるE型コア35と、同じく磁性体からなるI
型コア36と、上述した直列接続のコイルL21,L2
2と、同じく直列接続のコイルL23,L24と、2つ
の永久磁石37,38とから構成されている。このう
ち、コイルL21,L22は第2の被変調コイルに、コ
イルL23,L24は第2の変調コイルに、2つの永久
磁石37,38は第2の磁気バイアス手段にそれぞれ相
当するものである。
【0031】コイルL21,L22はE型コア35の両
端脚部にそれぞれ巻装され、コイルL23,L24もE
型コア35の両端脚部にそれぞれ巻装されている。即
ち、コイルL21,L23はE型コア35の一方端の脚
部に巻装され、コイルL22,L24はE型コア35の
他方端の脚部に巻装されている。E型コア35に対する
コイル巻線方向は、コイルL21,L22が互いに反対
方向に巻かれ、コイルL23,L24が互いに同一方向
に巻かれている。I型コア36はE型コア35の各脚部
の端面に密着した状態で組み付けられている。2つの永
久磁石37,38は、E型コア35及びI型コア36を
両側から挟み込む状態でそれらのコアの外側に配置され
ている。また、一方の永久磁石37はI型コア36側に
S極を向けた状態で配置され、他方の永久磁石38はE
型コア35側にN極を向けた状態で配置されている。こ
れにより、E型コア35に巻装されたコイルL21,L
22に対して、永久磁石37,38による固定のバイア
ス磁界(図中左向きの磁界)が付与されている。
【0032】上記構成からなる第1,第2の可飽和リア
クタ29,30のうち、第1の可飽和リアクタ29にお
いては、E型コア31に対するコイルL17,L18の
巻線方向が互いに反対方向になっているため、当該コイ
ルL17,L18に電流が流れたときに発生する磁界は
コア内で互いに打ち消されることになる。同様に、第2
の可飽和リアクタ30においては、E型コア35に対す
るコイルL21,L22の巻線方向が互いに反対方向に
なっているため、当該コイルL21,L22に電流が流
れたときに発生する磁界はコア内で互いに打ち消される
ことになる。
【0033】また、E型コア31に対するコイルL1
9,L20の巻線方向とE型コア35に対するコイルL
23,L24の巻線方向は互いに同一方向に設定され、
このコイル巻線方向の設定条件に対応して、永久磁石3
3,34及び永久磁石37,38によるバイアス磁界の
向きが互いに逆向きに設定されている。このことから、
例えば図5の矢印で示す向きで変調電流Iv1,Iv2
が流れた場合、コイルL19,L20及びコイルL2
3,L24はそれぞれ同じ向き、即ち図5において左向
きの磁界を発生する。このとき、第1の可飽和リアクタ
29では永久磁石33,34による固定のバイアス磁界
に対してこれと逆向きの磁界をコイルL19,L20が
発生し、第2の可飽和リアクタ30では永久磁石37,
38による固定のバイアス磁界に対してこれと同じ向き
の磁界をコイルL23,L24が発生することになる。
そのため、コイルL17,L18のインダクタンスは増
加し、コイルL21,L22のインダクタンスは減少す
る。
【0034】また、図5の矢印と反対の向きで変調電流
Iv1,Iv2が流れた場合は、コイルL19,L20
が発生する磁界の向きとコイルL23,L24が発生す
る磁界の向きがそれぞれ反転するため、第1の可飽和リ
アクタ29では永久磁石33,34による固定のバイア
ス磁界に対してこれと同じ向きの磁界をコイルL19,
L20が発生し、第2の可飽和リアクタ30では永久磁
石37,38による固定のバイアス磁界に対してこれと
逆向きの磁界をコイルL23,L24が発生することに
なる。そのため、コイルL17,L18のインダクタン
スは減少し、コイルL21,L22のインダクタンスは
増加する。
【0035】さらに、第1,第2の可飽和リアクタ2
9,30においては、それぞれ永久磁石33,34によ
るバイアス磁界と永久磁石37,38によるバイアス磁
界を加えることにより、コイルL19,L20に電流を
流してコイルL17,L18のインダクタンスを変化さ
せるときの可変範囲と、コイルL23,L24に電流を
流してコイルL21,L22のインダクタンスを変化さ
せるときの可変範囲が、ほぼ共通の動作点を境に分かれ
るように設定されている。
【0036】因みに、E型コア31に対するコイルL1
9,L20の巻線方向とE型コア35に対するコイルL
23,L24の巻線方向が互いに反対方向に設定された
場合は、永久磁石33,34及び永久磁石37,38に
よるバイアス磁界の向きを互いに同じ向きに設定するこ
とにより、上記同様の条件でコイルL17,L18及び
コイルL21,L22のインダクタンスを変化させるこ
とができる。
【0037】続いて、補正コイル部21(図2参照)に
おける第1,第2の補正コイル27,28の配置状態に
ついて、上記図5を用いて説明する。ここでは、陰極線
管の前面(蛍光面)側から見たときのコイル配置状態を
図示している。図5においては、陰極線管のネック部1
3の周囲に、一対のC型コア39,40と、一対のT型
コア41,42とが配置されている。一対のC型コア3
9,40は、ネック部13を介して垂直軸上で対向する
状態に配置されている。また、各々のC型コア39,4
0の両脚部の端部は、ネック部13の外周面に近接した
状態で配置されている。一対のT型コア41,42は、
ネック部13を介して水平軸上で対向する状態に配置さ
れている。また、各々のT型コア41,42の端部は、
ネック13の外周面に近接した状態で配置されている。
【0038】これに対して、第1の補正コイル27を構
成する6つのコイルL5〜L10のうち、コイルL5は
上側のC型コア39の一方(図の左側)の脚部に巻装さ
れ、コイルL6はC型コア39の他方(図の右側)の脚
部に巻装され、コイルL7は右側のT型コア41に巻装
されている。また、コイルL8は下側のC型コア40の
一方(図の右側)の脚部に巻装され、コイルL9はC型
コア40の他方(図の左側)の脚部に巻装され、コイル
L10は左側のT型コア42に巻装されている。これら
6つのコイルL5〜L10からなる6重極コイルに対し
ては、接続点T,U間で補正電流Ip1が流れる。そし
て、例えば図5の矢印で示す向きで補正電流Ip1が流
れた場合は、各々のコイルL5〜L10によって発生す
る磁界とこれに伴う磁極の形成により、ネック部13の
内部(電子ビームの軌道上)に実線矢印で示す向きで第
1の補正磁界(6重極磁界)が形成される。
【0039】また、第2の補正コイル28を構成する6
つのコイルL11〜L16のうち、コイルL11は上側
のC型コア39の一方(図の左側)の脚部に巻装され、
コイルL12はC型コア39の他方(図の右側)の脚部
に巻装され、コイルL13は右側のT型コア41に巻装
されている。また、コイルL14は下側のC型コア40
の一方(図の右側)の脚部に巻装され、コイルL15は
C型コア40の他方(図の左側)の脚部に巻装され、コ
イルL16は左側のT型コア42に巻装されている。こ
れら6つのコイルL11〜L16からなる6重極コイル
に対しては、接続点T,U間で補正電流Ip2が流れ
る。そして、例えば図5の矢印で示す向きで補正電流I
p2が流れた場合は、各々のコイルL11〜L16によ
って発生する磁界とこれに伴う磁極の形成により、ネッ
ク部13の内部(電子ビームの軌道上)に破線矢印で示
す向きで第2の補正磁界(6重極磁界)が形成される。
【0040】このことから、第1,第2の補正コイル2
7,28は、互いに逆向きの補正磁界を形成するように
構成されている。また、コイルL5,L11は互いの磁
気的特性が等しくなるようにバイファイラ巻きで巻装さ
れている。同様に、コイルL6,L11と、コイルL
7,L13と、コイルL8,L14と、コイルL9,L
15と、コイルL10,L16も、それぞれバイファイ
ラ巻きで巻装されている。この場合も、各々のコイル対
の磁気的特性が等しくなるように巻線状態を調整すれば
よいため、必ずしもバイファイラ巻きに限定されるもの
ではない。
【0041】上記第1,第2の補正コイル27,28に
よる第1,第2の補正磁界は互いに逆向きの6重極磁界
となるため、実際の磁界形成では互いに打ち消し合うよ
うに作用する。そのため、陰極線管のネック部13内に
は、第1,第2の補正磁界を合成したかたちの磁界が形
成される。また、第1の補正磁界の強度は第1の補正コ
イル27に流れる補正電流Ip1の電流量に対応し、第
2の補正磁界の強度は第2の補正コイル28に流れる補
正電流Ip2の電流量に対応する。そのため、陰極線管
のネック部13内に形成される補正磁界は、補正電流I
p1,Ip2の差分に相当する電流波形に対応したもの
となる。
【0042】以上述べた第1,第2の補正コイル27,
28とこれに対応する第1,第2の可飽和リアクタ2
9,30とによってΔVCR補正回路43が構成されて
いる。そして、このΔVCR補正回路43と可飽和リア
クタ23を用いたブリッジ回路22とによってコンバー
ジェンス補正装置が構成されている。
【0043】続いて、上記構成からなるコンバージェン
ス補正装置を用いたΔVCRの補正原理について説明す
る。先ず、水平偏向周期の鋸歯状波電流である水平偏向
電流Ihは、一対の水平偏向コイルLh1,Lh1を介
してブリッジ回路22の接続点R,S間に供給される。
このとき、水平偏向電流Ihが接続点R側から流入した
とすると、図4に示す永久磁石26による固定のバイア
ス磁界に対し、コイルL2,L3はバイアス磁界と反対
方向の磁界を発生し、コイルL1,L4はバイアス磁界
と同一方向の磁界を発生する。
【0044】その際、コイルL2,L3が巻装されたド
ラムコア24では、コイルL2,L3による磁界とバイ
アス磁界との相殺作用によって磁気飽和の傾向が弱まる
ため、それにしたがってコイルL2,L3のインダクタ
ンスが増加する。また、コイルL1,L4が巻装された
ドラムコア25では、コイルL1,L4による磁界とバ
イアス磁界との相乗作用によって磁気飽和の傾向が強ま
るため、それにしたがってコイルL1,L4のインダク
タンスが減少する。これに対して、ブリッジ回路22の
接続点Rから流入した電流は、インダクタンスの小さい
方のコイルにより多く流れる。そのため、ブリッジ回路
22内では、接続点Rから流入した電流の一部がコイル
L1を通して接続点Pから第1,第2の補正コイル2
7,28へと分流し、さらに接続点QからコイルL4を
通して接続点Sから流出する。
【0045】一方、水平偏向電流Ihが接続点S側から
流入した場合は、図4に示す永久磁石26による固定の
バイアス磁界に対し、コイルL2,L3はバイアス磁界
と同一方向の磁界を発生し、コイルL1,L4はバイア
ス磁界と反対方向の磁界を発生する。
【0046】このとき、コイルL2,L3が巻装された
ドラムコア24では、コイルL2,L3による磁界とバ
イアス磁界との相乗作用によって磁気飽和の傾向が強ま
るため、それにしたがってコイルL2,L3のインダク
タンスが減少する。また、コイルL1,L4が巻装され
たドラムコア25では、コイルL1,L4による磁界と
バイアス磁界との相殺作用によって磁気飽和の傾向が弱
まるため、それにしたがってコイルL1,L4のインダ
クタンスが増加する。これに対して、ブリッジ回路22
の接続点Sから流入した電流は、インダクタンスの小さ
い方のコイルにより多く流れる。そのため、ブリッジ回
路22内では、接続点Sから流入した電流の一部がコイ
ルL2を通して接続点Pから第1,第2の補正コイル2
7,28へと分流し、さらに接続点QからコイルL3を
通して接続点Rから流出する。
【0047】このような回路動作において、ブリッジ回
路22の接続点P,Q間には、当該ブリッジ回路22の
接続点R,S間に供給される電流の方向にかかわらず常
に同一方向の電流が流れる。したがって、接続点P,Q
間に接続された第1,第2の補正コイル27,28に対
して供給される電流Ipの波形はパラボラ状波形に近い
ものとなる。以上のことから、可飽和リアクタ23のコ
イルL1〜L4によって構成されるブリッジ回路22
は、当該ブリッジ回路22に水平偏向電流Ihが供給さ
れることで水平偏向周期のパラボラ電流Ipを生成し、
このパラボラ電流Ipを第1,第2の補正コイル27,
28に対して供給するように動作する。
【0048】このようにブリッジ回路22によって供給
された水平偏向周期のパラボラ電流Ipは、接続点Tで
二股状に分流し、一方が第1の補正電流Ip1、他方が
第2の補正電流Ip2となる。そして、第1の補正電流
Ip1は第1の補正コイル27に流れ、第2の補正電流
Ip2は第2の補正コイル28に流れる。このとき、第
1の補正コイル27にはこれに対応する第1の可飽和リ
アクタ29のコイルL17,L18が、第2の補正コイ
ル28にはこれに対応する第2の可飽和リアクタ30の
コイルL21,L22がそれぞれ直列に接続されている
ため、第1の補正コイル27に流れる第1の補正電流I
p1はコイルL17,L18のインダクタンスに応じて
変化し、第2の補正コイル27に流れる第2の補正電流
Ip2はコイルL21,L22のインダクタンスに応じ
て変化する。以下に、より具体的な説明を行う。
【0049】先ず、コイルL17,L18を含む第1の
可飽和リアクタ29とコイルL21,L2を含む第2の
可飽和リアクタ30には、一対の垂直偏向コイルLv,
Lvに供給された垂直偏向電流Ivを接続点Vで二股状
に分流した変調電流Iv1,Iv2がそれぞれ流れる。
各々の変調電流Iv1,Iv2は、垂直偏向電流Ivを
二分したかたちの電流(垂直偏向周期の鋸歯状波電流)
となる。そして、変調電流Iv1は第1の可飽和リアク
タ29のコイルL19,L20に流れ、変調電流Iv2
は第2の可飽和リアクタ30のコイルL23,L24に
流れる。
【0050】そうした場合、第1の可飽和リアクタ29
においては、コイルL19,L20に変調電流Iv1が
流れることで、コイルL17,L18のインダクタンス
が変調を受ける。即ち、変調電流Iv1の流れによって
コイルL19,L20が発生する磁界の向きが永久磁石
33,34によるバイアス磁界と同じ向きであれば、コ
イルL17,L18のインダクタンスが小さくなり、コ
イルL19,L20が発生する磁界の向きがバイアス磁
界と逆向きであれば、コイルL17,L18のインダク
タンスが大きくなる。
【0051】同様に、第2の可飽和リアクタ30におい
ては、コイルL23,L24に変調電流Iv2が流れる
ことで、コイルL21,L22のインダクタンスが変調
を受ける。即ち、変調電流Iv2の流れによってコイル
L23,L24が発生する磁界の向きが永久磁石37,
38によるバイアス磁界と同じ向きであれば、コイルL
21,L22のインダクタンスが小さくなり、コイルL
23,L24が発生する磁界の向きがバイアス磁界と逆
向きであれば、コイルL21,L22のインダクタンス
が大きくなる。
【0052】その際、第1,第2の可飽和リアクタ2
9,30にはそれぞれ固定のバイアス磁界が加えられ、
かつ当該バイアス磁界の向きが互いに逆向きに設定され
ているため、第1の可飽和リアクタ29のコイルL1
9,L20が永久磁石33,34によるバイアス磁界と
同じ向きの磁界を発生する期間では、第2の可飽和リア
クタ30のコイルL23,L24が永久磁石37,37
によるバイアス磁界と逆向きの磁界を発生し、第1の可
飽和リアクタ29のコイルL19,L20が永久磁石3
3,34によるバイアス磁界と逆向きの磁界を発生する
期間では、第2の可飽和リアクタ30のコイルL23,
L24が永久磁石37,37によるバイアス磁界と同じ
向きの磁界を発生する。そのため、第1の可飽和リアク
タ29側でコイルL17,L18のインダクタンスが減
少する期間では、第2の可飽和リアクタ30側でコイル
L21,L22のインダクタンスが増加し、第1の可飽
和リアクタ29側でコイルL17,L18のインダクタ
ンスが増加する期間では、第2の可飽和リアクタ30側
でコイルL21,L22のインダクタンスが減少するこ
とになる。
【0053】また、コイルL17,L18のインダクタ
ンスの変化量は変調電流Iv1の電流量に対応し、コイ
ルL21,L22のインダクタンスの変化量は変調電流
Iv2の電流量に対応するため、例えば、コイルL1
9,L20に変調電流Iv1が流れたときのコイルL1
7,L18のインダクタンス変化が垂直偏向周期の始端
側から終端側に亘って徐々に大きくなる形態をとるもの
とすると、コイルL23,L24に変調電流Iv2が流
れたときのコイルL21,L22のインダクタンス変化
は垂直偏向周期の始端側から終端側に亘って徐々に小さ
くなる形態をとる。こうしたコイルL17,L18のイ
ンダクタンスの変化により、第1の補正コイル27に流
れるパラボラ電流Ip1が垂直偏向周期で変調され、同
様にコイルL21,L22のインダクタンスの変化によ
り、第2の補正コイル28に流れるパラボラ電流Ip2
が垂直偏向周期で変調される。
【0054】その結果、第1の補正コイル27に流れる
補正電流(パラボラ電流)Ip1は図6(A)に示すよ
うな波形で変調され、この変調に際して可飽和リアクタ
29のコイルL19,L20に図6(B)に示すような
垂直偏向周期の鋸歯状波電流が流れる。また、第2の補
正コイル28に流れる補正電流(パラボラ電流)Ip2
は図7(A)に示すような波形で変調され、この変調に
際して可飽和リアクタ30のコイルL23,L24に図
7(B)に示すような垂直偏向周期の鋸歯状波電流が流
れる。この場合、補正電流Ip1の電流量は垂直偏向周
期の始端側から終端側に亘って徐々に少なくなるように
変調され、補正電流Ip2の電流量は垂直偏向周期の始
端側から終端側に亘って徐々に多くなるように変調され
る。
【0055】また、水平偏向周期の鋸歯状波電流である
水平偏向電流Ihを第1,第2の補正コイル27,28
に分配供給するとともに、垂直偏向周期の鋸歯状波電流
である垂直偏向電流Ivを2つの可飽和リアクタ29,
30に分配供給する構成となっているため、補正電流I
p1におけるパラボラ波形の向きと補正電流Ip2にお
けるパラボラ波形の向きは互いに同じ向きになる。因み
に、図6(B)に示す変調電流Iv1と図7(B)に示
す変調電流Iv2では電流波形(極性)が反転している
が、これは各々の可飽和リアクタ29,30に変調電流
Iv1,Iv2が流れたときのインダクタンス変化の違
いに対応させたものである。
【0056】以上のことから、実際に磁界形成に寄与す
るパラボラ波形の補正電流(以下、実効電流とも記す)
は、図6(A)に示す補正電流Ip1と図7(A)に示
す補正電流Ip2との差分(Ip1−Ip2)に相当す
る電流、即ち図8に示すような波形の電流となる。この
図8に示すパラボラ電流では、垂直偏向周期の始端側か
ら中間点に亘って徐々に電流量が少なくなるように変調
される一方、垂直偏向周期の中間点から終端側に亘って
徐々に電流量が多くなるように変調される。そして、垂
直偏向周期の中間点では、第1,第2の補正電流Ip
1,Ip2の相殺によって実効電流がほぼゼロとなる。
また、パラボラ電流の波形は垂直偏向周期の中間点を境
に前半部分と後半部分で反転する。
【0057】一方、第1,第2の補正コイル27,28
は、互いに逆向きの補正磁界(第1,第2の補正磁界)
を形成するように接続されているため、陰極線管のネッ
ク部13内(電子ビームの軌道上)に形成される補正磁
界は、第1の補正コイル27による第1の補正磁界と第
2の補正コイル28による第2の補正磁界とを合成した
ものとなる。この合成磁界は、補正電流Ip1,Ip2
の差分(Ip1−Ip2)に相当する電流、即ち図8に
示す波形の電流に対応して形成される。
【0058】ここで、パラボラ電流の極性を図9に示す
ように仮定し、このパラボラ電流の極性が負(−)のと
きに図10(A)に示す6重極磁界が形成され、パラボ
ラ電流の極性が正(+)のときに図10(B)に示す6
重極磁界が形成されるものとすると、図10(A)に示
す補正磁界ではサイドビームB,Rが下側に変位し、図
10(B)に示す補正磁界ではサイドビームB,Rが上
側に変位する。このとき、センタービームGの近傍で
は、水平軸に沿う2極の磁界成分を、4極の磁界成分で
完全に打ち消す(キャンセルする)ように、コイルL5
〜L10及びコイルL11〜L16の巻線状態がそれぞ
れ調整されている。そのため、センタービームGの位置
は不動のまま保持される。
【0059】したがって、上記図10(A),(B)に
示す6重極磁界をネック部13内(電子ビームの軌道
上)に形成することにより、センタービームGとサイド
ビームB,Rの位置関係を画面の上下方向(垂直方向)
で相対的に変化させることができる。即ち、図10
(A)に示す6重極磁界を形成した場合は、センタービ
ームGに対してサイドビームB,Rの位置を相対的に下
げることができ、図10(B)に示す6重極磁界を形成
した場合は、センタービームGに対してサイドビーム
B,Rの位置を相対的に上げることができる。因みに、
図10(A),(B)はいずれも陰極線管の前面(蛍光
面)から見た場合を示している。
【0060】こうした磁界形成を先の図8に示すパラボ
ラ電流(実効電流)の波形に対応させて考えると、次の
ようになる。先ず、垂直偏向周期の始点側(画面の上端
側)で水平走査するときは、図8における左側のパラボ
ラ波形にしたがい、水平偏向周期の前半→中盤→後半で
それぞれパラボラ電流の極性が負(−)→正(+)→負
(−)の順に変化(反転)する。これにより、水平偏向
周期の前半と後半では、図10(A)に示す6重極の補
正磁界が形成されるため、センタービームGに対してサ
イドビームB,Rが下方に変位したかたちとなる。ま
た、水平偏向周期の中盤では、図10(B)に示す6重
極の補正磁界が形成されるため、センタービームGに対
してサイドビームB,Rが上方に変位したかたちとな
る。こうした電子ビームの動きは垂直偏向周期の中間点
まで、つまり中間点を境にした垂直偏向周期の前半部分
(画面の上側半分を垂直走査する期間)にわたって継続
される。また、電子ビーム(本例ではサイドビームB,
R)の変位量は、図8に示す電流波形の振幅の変化にし
たがって、垂直偏向周期の始点側から中間点に亘って徐
々に少なくなる。
【0061】これに対して、垂直偏向周期の中間点を過
ぎると、パラボラ波形の向きが反転するため、水平偏向
周期の前半→中盤→後半ではそれぞれパラボラ電流の極
性が正(+)→負(−)→正(+)の順に変化(反転)
する。これにより、水平偏向周期の前半と後半では、図
10(B)に示す6重極の補正磁界が形成されるため、
センタービームGに対してサイドビームB,Rが上方に
変位したかたちとなる。また、水平偏向周期の中盤で
は、図10(A)に示す6重極の補正磁界が形成される
ため、センタービームGに対してサイドビームB,Rが
下方に変位したかたちとなる。こうした電子ビームの動
きは垂直偏向周期の終点側まで、つまり中間点を境にし
た垂直偏向周期の後半部分(画面の下側半分を垂直走査
する期間)にわたって継続される。また、電子ビームの
変位量は、図8に示す電流波形の振幅の変化にしたがっ
て、垂直偏向周期の中間点から終点側に亘って徐々に多
くなる。
【0062】以上のような6重極磁界の形成によってサ
イドビームB,Rを垂直方向(上下方向)に変位させる
ことにより、画面全体では、図11に示すように、画面
センターの上下端でセンタービームGが内側、サイドビ
ームB,Rが外側となり、画面両サイドの上下端ではセ
ンタービームGが外側、サイドビームB,Rが内側とな
るようなパターンが得られる。この図11に示すパター
ンは、先の図14に示すパターンに比較して、センター
ビームGとサイドビームB,Rの位置関係が反転してい
る。したがって、図11に示すパターンでセンタービー
ムGとサイドビームB,Rの相対位置を変化させること
により、図14に示すパターン、即ちΔVCRを独立に
補正することができる。
【0063】また、ΔVCR補正回路43においては、
第1の補正コイル27に流れる補正電流Ip1と第2の
補正コイル28に流れる補正電流Ip2とを加算したと
きの電流波形の振幅が、図12に示すように、垂直偏向
周期内でほぼ一定のレベルに維持される。これは、第1
の補正コイル27に流れる補正電流Ip1と第2の補正
コイル28に流れる補正電流Ip2の和(Ip1+Ip
2)が垂直偏向周期内で一定のレベルに維持されること
を意味する。これにより、変調手段となる可飽和リアク
タ29,30のインピーダンス変化を抑えることができ
るため、ΔVCR補正に際して画歪みの発生を確実に防
止することができる。
【0064】なお、上記実施形態においては、図14に
示すΔVCRのパターンを図11に示すパターンによっ
て補正するとしたが、例えば、第1,第2の補正コイル
27,28におけるコイル巻線方向や、各々のコイルに
供給される補正電流Ip1,Ip2の方向などを変える
ことにより、第1,第2の補正コイル27,28による
補正磁界によって図14に示すパターンを得ることも可
能である。したがって、例えば図11に示すパターンで
ΔVCRが発生した場合は、これを図14に示すパター
ンによって補正することが可能となる。
【0065】また、上記実施形態においては、第1,第
2の補正コイル27,28によって形成される補正磁界
を6重極磁界としたが、本発明はこれに限らず、ΔVC
R以外のミスコンバージェンスを補正する目的で、例え
ば互いに逆向きの2極磁界(又は4重極磁界)を形成す
る2組の補正コイルに対し、それぞれ補正電流Ip1,
Ip2を供給する構成としてもよい。
【0066】また、上記実施形態においては、4つのコ
イルL1〜L4によって構成されたブリッジ回路22に
対し、一対の水平偏向コイルLh,Lhを介して水平偏
向周期の鋸歯状波電流(水平偏向電流)Ihを供給する
構成としたが、本発明はこれに限らず、個別の電源装置
を用いて水平偏向周期の鋸歯状波電流をブリッジ回路2
2に供給する構成としてもよい。
【0067】但し、上記実施形態のように一対の水平偏
向コイルLh,Lhに対してブリッジ回路22を直列に
接続し、これによってブリッジ回路22に水平偏向電流
Ihを供給することにより水平偏向周期のパラボラ電流
を生成する構成とした方が、製造コスト等の面で有利で
ある。これと同様の理由により、一対の垂直偏向コイル
Lv,Lvに対して、可飽和リアクタ29,30の変調
用コイル回路(コイルL19,L20及びコイルL2
3,L24による並列回路)を直列に接続し、当該変調
用コイル回路に垂直偏向電流Ivを供給する構成とした
方が製造コスト等の面で有利である。
【0068】また、本発明に係るコンバージェンス補正
装置は、偏向ヨーク15に搭載して用いる以外にも、偏
向ヨーク15とは独立した構成要素(例えば、ネックア
センブリ)として陰極線管に組み込むことも可能であ
る。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、互
いに逆向きの補正磁界を形成する第1,第2の補正磁界
に対して水平偏向周期のパラボラ電流を供給するととも
に、第1の補正コイルに流れるパラボラ電流を第1の変
調手段で変調し、かつ第2の補正コイルに流れるパラボ
ラ電流を第2の変調手段で変調することにより、第1,
第2の補正コイルに流れる電流の和を垂直偏向周期内で
一定に維持しつつ、ΔVCR補正に有効な電流波形を得
ることができる。これにより、画歪みを生じることな
く、ΔVCRを独立に補正することができるため、画像
品質に優れた表示装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される陰極線管の全体像を示す概
略斜視図である。
【図2】本発明に係る偏向ヨークの一部破断面を含む側
面図である。
【図3】本発明の実施形態に係るコンバージェンス補正
装置のコイル結線状態を示す回路図である。
【図4】本発明の実施形態で採用したパラボラ電流生成
のための可飽和リアクタの構成を示す図である。
【図5】本発明の実施形態で採用した変調用の可飽和リ
アクタの構成とコイル配置状態を示す図である。
【図6】第1の補正コイルに流れるパラボラ電流の波形
を説明する図である。
【図7】第2の補正コイルに流れるパラボラ電流の波形
を説明する図である。
【図8】第1の補正コイルに流れるパラボラ電流と第2
の補正コイルに流れるパラボラ電流との差分に相当する
電流の波形を示す図である。
【図9】パラボラ電流の極性を示す図である。
【図10】パラボラ電流の極性に応じた補正磁界の向き
と電子ビームの動きを説明する図である。
【図11】コンバージェンス補正装置によって得られる
電子ビームのパターンを示す図である。
【図12】第1の補正コイルに流れるパラボラ電流と第
2の補正コイルに流れるパラボラ電流とを加算したとき
の電流波形を示す図である。
【図13】画面に生じる縦方向のミスコンバージェンス
を示す図である。
【図14】ΔVCRが発生した状態での電子ビームの位
置ずれ状態を示す図である。
【図15】先行技術におけるパラボラ電流の変調方式を
説明する図である。
【符号の説明】
15…偏向ヨーク、16,Lh…水平偏向コイル、1
7,Lv…垂直偏向コイル、21…補正コイル部、22
…ブリッジ回路、23…可飽和リアクタ、27…第1の
補正コイル、28…第2の補正コイル、29…第1の可
飽和リアクタ、30…第2の可飽和リアクタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3本の電子ビームの軌道上に第1の補正
    磁界を形成する第1の補正コイルと、 前記第1の補正コイルによる前記第1の補正磁界と逆向
    きの第2の補正磁界を形成する第2の補正コイルと、 前記第1,第2の補正コイルに対して水平偏向周期のパ
    ラボラ電流を供給するパラボラ電流供給手段と、 前記第1の補正コイルに流れる前記パラボラ電流を垂直
    偏向周期の始端側から終端側に亘って徐々に電流量が少
    なくなるように変調する第1の変調手段と、 前記第2の補正コイルに流れる前記パラボラ電流を垂直
    偏向周期の始端側から終端側に亘って徐々に電流量が多
    くなるように変調する第2の変調手段とを備えることを
    特徴とするコンバージェンス補正装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の変調手段は、前記第1の補正
    コイルに対して直列に接続された第1の被変調コイル
    と、前記第1の被変調コイルに固定のバイアス磁界を与
    える第1の磁気バイアス手段と、垂直偏向周期の鋸歯状
    波電流が流されることによって前記第1の被変調コイル
    のインダクタンスを垂直偏向周期の始端側から終端側に
    亘って徐々に大きくなるように変化させる第1の変調コ
    イルとを有する第1の可飽和リアクタからなり、 前記第2の変調手段は、前記第2の補正コイルに対して
    直列に接続された第2の被変調コイルと、前記第2の被
    変調コイルに固定のバイアス磁界を与える第2の磁気バ
    イアス手段と、垂直偏向周期の鋸歯状波電流が流される
    ことによって前記第2の被変調コイルのインダクタンス
    を垂直偏向周期の始端側から終端側に亘って徐々に小さ
    くなるように変化させる第2の変調コイルとを有する第
    2の可飽和リアクタからなることを特徴とする請求項1
    記載のコンバージェンス補正装置。
  3. 【請求項3】 前記3本の電子ビームはインライン配列
    で進行するものであって、 前記第1の補正コイルは、前記インライン配列で進行す
    る3本の電子ビームのうち、両側2つのサイドビームを
    垂直方向に変位させる6重極磁界を形成する6重極コイ
    ルからなり、 前記第2の補正コイルは、前記第1の補正コイルによる
    6重極磁界と逆向きの6重極磁界を形成する6重極コイ
    ルからなることを特徴とする請求項1記載のコンバージ
    ェンス補正装置。
  4. 【請求項4】 3本の電子ビームの軌道上に第1の補正
    磁界を形成する第1の補正コイルと、 前記第1の補正コイルによる前記第1の補正磁界と逆向
    きの第2の補正磁界を形成する第2の補正コイルと、 前記第1,第2の補正コイルに対して水平偏向周期のパ
    ラボラ電流を供給するパラボラ電流供給手段と、 前記第1の補正コイルに流れる前記パラボラ電流を垂直
    偏向周期の始端側から終端側に亘って徐々に電流量が少
    なくなるように変調する第1の変調手段と、 前記第2の補正コイルに流れる前記パラボラ電流を垂直
    偏向周期の始端側から終端側に亘って徐々に電流量が多
    くなるように変調する第2の変調手段とを備えるコンバ
    ージェンス補正装置を用いたことを特徴とする偏向ヨー
    ク。
  5. 【請求項5】 3本の電子ビームの軌道上に第1の補正
    磁界を形成する第1の補正コイルと、 前記第1の補正コイルによる前記第1の補正磁界と逆向
    きの第2の補正磁界を形成する第2の補正コイルと、 前記第1,第2の補正コイルに対して水平偏向周期のパ
    ラボラ電流を供給するパラボラ電流供給手段と、 前記第1の補正コイルに流れる前記パラボラ電流を垂直
    偏向周期の始端側から終端側に亘って徐々に電流量が少
    なくなるように変調する第1の変調手段と、 前記第2の補正コイルに流れる前記パラボラ電流を垂直
    偏向周期の始端側から終端側に亘って徐々に電流量が多
    くなるように変調する第2の変調手段とを備えるコンバ
    ージェンス補正装置を用いた偏向ヨークを陰極線管に搭
    載してなることを特徴とする表示装置。
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