JP2004250216A - 自動車用リフト - Google Patents
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Abstract
【課題】1個の自動車用リフトで、車幅が異なる自動車に対しても、その自動車全体の昇降が行えるようにして、作業性の向上を図る。
【解決手段】ベース2にパンタグラフ式の昇降手段3を設けるとともにこの昇降手段3を昇降駆動するシリンダ10を設ける。昇降手段3の上部には受板7を水平の状態で設け、該受板7の両端部にスライド部材11,12を水平方向に移動可能に備える。両スライド部材11,12の外側の端部に被昇降物を載置する受部13,14を設けて、スライド部材11,12の移動により前記両受部13,14相互の間隔を調節するようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】ベース2にパンタグラフ式の昇降手段3を設けるとともにこの昇降手段3を昇降駆動するシリンダ10を設ける。昇降手段3の上部には受板7を水平の状態で設け、該受板7の両端部にスライド部材11,12を水平方向に移動可能に備える。両スライド部材11,12の外側の端部に被昇降物を載置する受部13,14を設けて、スライド部材11,12の移動により前記両受部13,14相互の間隔を調節するようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用リフトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の底面の点検や修理時などにおいて、自動車を上昇させるために用いるジャッキとして、そのジャッキにおける自動車の受部が1個のものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、自動車の底面の修理、点検、清掃などにおいては自動車全体を持ち上げたい場合がある。
【0004】
このような場合に、前記従来のように、自動車を受ける受部が1個のジャッキを使用すると、自動車の底面の両側縁を夫々支承するジャッキが最低2つ必要となり、自動車の昇降作業が困難である。
【0005】
そのため、自動車の底面における昇降用の両側縁を同時に支承する受部を有する自動車用リフトが要望されていた。
【0006】
しかし、自動車は小型車、中型車など種々な車種があり、夫々の車幅が異なる。
【0007】
そこで、本発明は、1個の自動車用リフトで、車幅の異なる自動車においても、夫々に対応して自動車全体を昇降できる自動車用リフトを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、昇降手段の上部に受部材を水平の状態に設けるととも該受部物を水平方向に伸縮可能に形成し、該受部材の伸縮方向の両端部に被昇降物を載置する受部を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記受部材を、昇降手段の上部に水平状態に設けた受板と、該受板に、その端部からの突出量を変化できるように水平方向に移動可能に設けたスライド部材とで形成して、受部材を伸縮可能に形成したものである
請求項3記載の発明は、ベースにパンタグラフ式の昇降手段を設けるとともにこの昇降手段を昇降駆動するシリンダを設け、前記昇降手段の上部には受板を水平の状態で設け、該受板の両端部にスライド部材を水平方向に移動可能に備え、該両スライド部材の外側の端部に被昇降物を載置する受部を設けて、スライド部材の移動により前記両受部相互の間隔を調節するようにしたことを特徴とするものである。
【0010】
本発明においては、受部材を伸縮させることにより、両受部の相互の間隔を調節することができる。そのため、車幅が異なる自動車に使用する場合には、その両受部の相互の間隔を調節することにより車幅の異なる自動車に対応させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を図に示す実施例に基づいて説明する。
【0012】
自動車用リフト1を構成するベース2には車輪2aが設けられて移動可能になっている。
【0013】
前記ベース1には昇降手段3が設けられ、この昇降手段3としてX状のパンタグラフが用いられている。この昇降手段3であるパンタグラフの下端は、一方が回転軸4によりベース2に回転可能に、他方が軸5によりベース2に移動可能に備えられ、パンタグラフの上端は、一方が回転軸6により受板7に回転可能に、他端が軸8により受板7に摺動可能に備えられている。この昇降手段3であるパンタグラフは、2個、図1に示すように並設されており、夫々のX状の交点が連結軸9により連結され、また、この一対の昇降手段3には夫々前記の受板7が水平状態で備えられている。
【0014】
前記ベース2と前記連結軸9間にはエアーシリンダなどの昇降駆動手段10が架設されている。10aはコンプレッサからの空気導入口である。
【0015】
したがって、昇降駆動手段10を伸長するように駆動することにより、昇降手段3である一対のパンタグラフが起立して両受板7,7を水平姿勢で上昇させ、昇降駆動手段10を縮小するように駆動することにより、昇降手段3であるパンタグラフが開いて倒伏し、両受板7,7を水平姿勢で下降させるようになっている。
【0016】
前記受板7は帯状に形成され、その長手方向の両端部には棒状のスライド部材11,12が、その基部側を受板7に挿入して受板7の長手方向に摺動可能に、すなわち両スライド部材11,12が相互に近づいたり遠ざかるように備えられていると共に、そのスライド部材11,12の外側の端部11a,12aが受板7の端面より突出している。この受板7とスライド部材11,12により水平方向に伸縮可能な受部材Aが形成されている。そして、この受部材Aの伸縮方向の両端部、すなわち、両スライド部材11,12の外側の端部11a,12aには、被昇降物である自動車を載置する受部13,14が、その上面(支承面)を受板7の上面より上方へ突出させて備えられている。
【0017】
したがって、スライド部材11,12の一方或いは双方を受板7の長手方向に移動することにより、受部13と14との相互の間隔(距離)Lを長く或いは短く調節(変化)できるようになっている。
【0018】
なお、前記スライド部材11,12及び受部13,14は、図1に示すように、並設した2個の受板7,7に前記と同様にして備えられている。また、一方のスライド部材11と他方のスライド部材12は、受板7内では相互に連結されておらず、両スライド部材11,12が夫々単独で、かつ、手動で移動できるようになっている。
【0019】
前記スライド部材11は図3に示すように3本の棒11A,11B,11Cで形成されている。なお、スライド部材12も同様に3本で形成されており、これを12A,12B,12Cとする。これら3本の棒11A(12A),11B(12B),11C(12C)の外端は板材11b(12b)で連結されている。前記3本の棒のうちの中央の棒11A(12A)に前記受部13(14)が備えられている。この受部13(14)は、基板13aの下面に螺棒13bを垂設してこの螺棒13bを前記棒11A(12A)に形成した雌ねじに螺着して備えられており、この受部13(14)を螺棒13bとともに回転により取り外すことができるようになっている。また、基板13aの上面にはゴムなどの弾性材からなる2個の挟持部材13c、13dが若干の隙間Dを有して並設されており、この隙間Dに自動車20の底面における両端縁20a,20bを挿入できるようになっている。他方の受部14も前記と同様に形成されている。
【0020】
以上のような構造において、昇降手段であるパンタグラフ3を倒伏して受部材Aを下降させた状態で、自動車用リフト1を自動車20の底面下に挿入すると共に、両受板7の長手方向を車幅方向にし、かつ、スライド部材11,12を移動させて、両受部13,14を自動車20の両側縁20a,20bの下部に位置させる。
【0021】
そして、コンプレッサからエアーを昇降駆動手段であるエアーシリンダ10に供給してエアーシリンダ10を伸長させると、昇降手段であるパンタグラフ3が起立し、受部材Aが上昇し、両受部13,14が自動車20の両側縁20a,20bの下端に図2のように係合する。そして更に、パンタグラフ3を起立させると、両受部材Aが更に上昇し、両受部13,14によって自動車20が押し上げられる。これにより、自動車20の底面(裏面)の点検や修理などの作業が容易に行える。
【0022】
次に、点検や修理などが終了した後に、エアーシリンダ10のエアーを抜くと、パンタグラフ3が開いて受部材Aと両受部13,14が自動車20とともに下降する。自動車20が接地した後に、更に、受部材Aを下降させると、自動車用リフト1を自動車20の底部から取り出すことができる。
【0023】
次に、点検等をする自動車20の車幅が図2の長さLよりも短い車幅L1の場合には、図2の状態から両スライド部材11,12の少なくとも一方を受板7,7側へスライドして、両受部13,14間の間隔をL1に設定し、前記と同様に受部材Aを上昇させると、両受部13,14をその自動車20の両側縁20a,20bに係合させて自動車20を押し上げることができる。
【0024】
また、点検等をする自動車20の車幅が図2の長さLよりも長い車幅L2の場合には、図2の状態から両スライド部材11,12の少なくとも一方を受板7,7の端から遠ざかる側へスライドして、両受部13,14間の間隔をL2に設定し、前記と同様に受部材Aを上昇させると、両受部13,14をその自動車20の両側縁20a,20bに係合させて自動車20を押し上げることができる。
【0025】
したがって、点検や修理などを行う自動車に対応してスライド部材11,12をスライドさせることにより、1台の自動車用リフト1で、車幅の異なる種々な自動車に対応させて自動車を押し上げることができる。
【0026】
また、自動車用リフト1の不使用時にはパンタグラフ3をベース2の隙間15内まで下げる。また、受部13,14とともに螺棒13bを回転し、その螺棒13bをスライド部材11,12、より詳しくは棒11A,12Aから外し、この外した受部13,14の螺棒13bを、ベース2の側面に設けた収納部材16の穴16aに差し込んで、螺棒13b付きの受部13,14を収納する。
【0027】
これにより、自動車用リフト1の全体の厚みが薄くなり、自動車用リフト1の収納や搬送が容易になる。
【0028】
なお、実施例では昇降手段3としてパンタグラフを用いたが、このパンタグラフ以外の昇降手段でもよく、更に実施例では昇降駆動手段10をエアーシリンダを用いたが、このエアーシリンダ以外の昇降駆動手段でもよい。
【0029】
また、実施例では、受板7を2枚並設したが大板の1枚の受板でもよく、また、受部13,14は受板7の長手方向と直交する方向に2個設けたが、この直交方向に長い1個の受部としてもよい。
【0030】
更に、実施例ではスライド部材を受板7の両側に設けたが、スライド部材を1個とし、そのスライド部材に1個の受部を設け、他方の受部を受板7の端部に移動しないように所定の位置に設けてもよい。すなわち、一方の受部の移動により異なる車幅に対応させるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上のようであるから本発明によれば、1個の自動車用リフトで、車幅が異なる自動車に対しても、その自動車全体の昇降ができ、自動車の昇降作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図。
【図2】図1の自動車用リフトを用いて自動車を昇降する状態を示す図。
【図3】図2におけるB−B線拡大断面図。
【図4】図2におけるC−C線拡大断面図。
【符号の説明】
1 自動車用リフト
3 昇降手段
7 受板
10 昇降駆動手段
11,12 スライド部材
A 受部材
13,14 受部
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用リフトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の底面の点検や修理時などにおいて、自動車を上昇させるために用いるジャッキとして、そのジャッキにおける自動車の受部が1個のものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、自動車の底面の修理、点検、清掃などにおいては自動車全体を持ち上げたい場合がある。
【0004】
このような場合に、前記従来のように、自動車を受ける受部が1個のジャッキを使用すると、自動車の底面の両側縁を夫々支承するジャッキが最低2つ必要となり、自動車の昇降作業が困難である。
【0005】
そのため、自動車の底面における昇降用の両側縁を同時に支承する受部を有する自動車用リフトが要望されていた。
【0006】
しかし、自動車は小型車、中型車など種々な車種があり、夫々の車幅が異なる。
【0007】
そこで、本発明は、1個の自動車用リフトで、車幅の異なる自動車においても、夫々に対応して自動車全体を昇降できる自動車用リフトを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、昇降手段の上部に受部材を水平の状態に設けるととも該受部物を水平方向に伸縮可能に形成し、該受部材の伸縮方向の両端部に被昇降物を載置する受部を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記受部材を、昇降手段の上部に水平状態に設けた受板と、該受板に、その端部からの突出量を変化できるように水平方向に移動可能に設けたスライド部材とで形成して、受部材を伸縮可能に形成したものである
請求項3記載の発明は、ベースにパンタグラフ式の昇降手段を設けるとともにこの昇降手段を昇降駆動するシリンダを設け、前記昇降手段の上部には受板を水平の状態で設け、該受板の両端部にスライド部材を水平方向に移動可能に備え、該両スライド部材の外側の端部に被昇降物を載置する受部を設けて、スライド部材の移動により前記両受部相互の間隔を調節するようにしたことを特徴とするものである。
【0010】
本発明においては、受部材を伸縮させることにより、両受部の相互の間隔を調節することができる。そのため、車幅が異なる自動車に使用する場合には、その両受部の相互の間隔を調節することにより車幅の異なる自動車に対応させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を図に示す実施例に基づいて説明する。
【0012】
自動車用リフト1を構成するベース2には車輪2aが設けられて移動可能になっている。
【0013】
前記ベース1には昇降手段3が設けられ、この昇降手段3としてX状のパンタグラフが用いられている。この昇降手段3であるパンタグラフの下端は、一方が回転軸4によりベース2に回転可能に、他方が軸5によりベース2に移動可能に備えられ、パンタグラフの上端は、一方が回転軸6により受板7に回転可能に、他端が軸8により受板7に摺動可能に備えられている。この昇降手段3であるパンタグラフは、2個、図1に示すように並設されており、夫々のX状の交点が連結軸9により連結され、また、この一対の昇降手段3には夫々前記の受板7が水平状態で備えられている。
【0014】
前記ベース2と前記連結軸9間にはエアーシリンダなどの昇降駆動手段10が架設されている。10aはコンプレッサからの空気導入口である。
【0015】
したがって、昇降駆動手段10を伸長するように駆動することにより、昇降手段3である一対のパンタグラフが起立して両受板7,7を水平姿勢で上昇させ、昇降駆動手段10を縮小するように駆動することにより、昇降手段3であるパンタグラフが開いて倒伏し、両受板7,7を水平姿勢で下降させるようになっている。
【0016】
前記受板7は帯状に形成され、その長手方向の両端部には棒状のスライド部材11,12が、その基部側を受板7に挿入して受板7の長手方向に摺動可能に、すなわち両スライド部材11,12が相互に近づいたり遠ざかるように備えられていると共に、そのスライド部材11,12の外側の端部11a,12aが受板7の端面より突出している。この受板7とスライド部材11,12により水平方向に伸縮可能な受部材Aが形成されている。そして、この受部材Aの伸縮方向の両端部、すなわち、両スライド部材11,12の外側の端部11a,12aには、被昇降物である自動車を載置する受部13,14が、その上面(支承面)を受板7の上面より上方へ突出させて備えられている。
【0017】
したがって、スライド部材11,12の一方或いは双方を受板7の長手方向に移動することにより、受部13と14との相互の間隔(距離)Lを長く或いは短く調節(変化)できるようになっている。
【0018】
なお、前記スライド部材11,12及び受部13,14は、図1に示すように、並設した2個の受板7,7に前記と同様にして備えられている。また、一方のスライド部材11と他方のスライド部材12は、受板7内では相互に連結されておらず、両スライド部材11,12が夫々単独で、かつ、手動で移動できるようになっている。
【0019】
前記スライド部材11は図3に示すように3本の棒11A,11B,11Cで形成されている。なお、スライド部材12も同様に3本で形成されており、これを12A,12B,12Cとする。これら3本の棒11A(12A),11B(12B),11C(12C)の外端は板材11b(12b)で連結されている。前記3本の棒のうちの中央の棒11A(12A)に前記受部13(14)が備えられている。この受部13(14)は、基板13aの下面に螺棒13bを垂設してこの螺棒13bを前記棒11A(12A)に形成した雌ねじに螺着して備えられており、この受部13(14)を螺棒13bとともに回転により取り外すことができるようになっている。また、基板13aの上面にはゴムなどの弾性材からなる2個の挟持部材13c、13dが若干の隙間Dを有して並設されており、この隙間Dに自動車20の底面における両端縁20a,20bを挿入できるようになっている。他方の受部14も前記と同様に形成されている。
【0020】
以上のような構造において、昇降手段であるパンタグラフ3を倒伏して受部材Aを下降させた状態で、自動車用リフト1を自動車20の底面下に挿入すると共に、両受板7の長手方向を車幅方向にし、かつ、スライド部材11,12を移動させて、両受部13,14を自動車20の両側縁20a,20bの下部に位置させる。
【0021】
そして、コンプレッサからエアーを昇降駆動手段であるエアーシリンダ10に供給してエアーシリンダ10を伸長させると、昇降手段であるパンタグラフ3が起立し、受部材Aが上昇し、両受部13,14が自動車20の両側縁20a,20bの下端に図2のように係合する。そして更に、パンタグラフ3を起立させると、両受部材Aが更に上昇し、両受部13,14によって自動車20が押し上げられる。これにより、自動車20の底面(裏面)の点検や修理などの作業が容易に行える。
【0022】
次に、点検や修理などが終了した後に、エアーシリンダ10のエアーを抜くと、パンタグラフ3が開いて受部材Aと両受部13,14が自動車20とともに下降する。自動車20が接地した後に、更に、受部材Aを下降させると、自動車用リフト1を自動車20の底部から取り出すことができる。
【0023】
次に、点検等をする自動車20の車幅が図2の長さLよりも短い車幅L1の場合には、図2の状態から両スライド部材11,12の少なくとも一方を受板7,7側へスライドして、両受部13,14間の間隔をL1に設定し、前記と同様に受部材Aを上昇させると、両受部13,14をその自動車20の両側縁20a,20bに係合させて自動車20を押し上げることができる。
【0024】
また、点検等をする自動車20の車幅が図2の長さLよりも長い車幅L2の場合には、図2の状態から両スライド部材11,12の少なくとも一方を受板7,7の端から遠ざかる側へスライドして、両受部13,14間の間隔をL2に設定し、前記と同様に受部材Aを上昇させると、両受部13,14をその自動車20の両側縁20a,20bに係合させて自動車20を押し上げることができる。
【0025】
したがって、点検や修理などを行う自動車に対応してスライド部材11,12をスライドさせることにより、1台の自動車用リフト1で、車幅の異なる種々な自動車に対応させて自動車を押し上げることができる。
【0026】
また、自動車用リフト1の不使用時にはパンタグラフ3をベース2の隙間15内まで下げる。また、受部13,14とともに螺棒13bを回転し、その螺棒13bをスライド部材11,12、より詳しくは棒11A,12Aから外し、この外した受部13,14の螺棒13bを、ベース2の側面に設けた収納部材16の穴16aに差し込んで、螺棒13b付きの受部13,14を収納する。
【0027】
これにより、自動車用リフト1の全体の厚みが薄くなり、自動車用リフト1の収納や搬送が容易になる。
【0028】
なお、実施例では昇降手段3としてパンタグラフを用いたが、このパンタグラフ以外の昇降手段でもよく、更に実施例では昇降駆動手段10をエアーシリンダを用いたが、このエアーシリンダ以外の昇降駆動手段でもよい。
【0029】
また、実施例では、受板7を2枚並設したが大板の1枚の受板でもよく、また、受部13,14は受板7の長手方向と直交する方向に2個設けたが、この直交方向に長い1個の受部としてもよい。
【0030】
更に、実施例ではスライド部材を受板7の両側に設けたが、スライド部材を1個とし、そのスライド部材に1個の受部を設け、他方の受部を受板7の端部に移動しないように所定の位置に設けてもよい。すなわち、一方の受部の移動により異なる車幅に対応させるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上のようであるから本発明によれば、1個の自動車用リフトで、車幅が異なる自動車に対しても、その自動車全体の昇降ができ、自動車の昇降作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図。
【図2】図1の自動車用リフトを用いて自動車を昇降する状態を示す図。
【図3】図2におけるB−B線拡大断面図。
【図4】図2におけるC−C線拡大断面図。
【符号の説明】
1 自動車用リフト
3 昇降手段
7 受板
10 昇降駆動手段
11,12 スライド部材
A 受部材
13,14 受部
Claims (3)
- 昇降手段の上部に受部材を水平の状態に設けるととも該受部材を水平方向に伸縮可能に形成し、該受部材の伸縮方向の両端部に被昇降物を載置する受部を設けたことを特徴とする自動車用リフト。
- 前記受部材を、昇降手段の上部に水平状態に設けた受板と、該受板に、その端部からの突出量を変化できるように水平方向に移動可能に設けたスライド部材とで形成して、受部材を伸縮可能に形成した請求項1記載の自動車用リフト。
- ベースにパンタグラフ式の昇降手段を設けるとともにこの昇降手段を昇降駆動するシリンダを設け、前記昇降手段の上部には受板を水平の状態で設け、該受板の両端部にスライド部材を水平方向に移動可能に備え、該両スライド部材の外側の端部に被昇降物を載置する受部を設けて、スライド部材の移動により前記両受部相互の間隔を調節するようにしたことを特徴とする自動車用リフト。
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=33027228
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JP (1) | JP2004250216A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2015139099A1 (pt) * | 2014-03-19 | 2015-09-24 | Slim Drilling Serviços De Perfuração S.A | Plataforma de equipamento de sondagem adaptada com mecanismo móvel, para sistema de suspensão e descida para transporte e sistema de elevação e rebaixamento sobre a cabeça de poço |
CN105502237A (zh) * | 2016-02-23 | 2016-04-20 | 中建安装工程有限公司 | 一种用于机电模块化安装的自行走剪叉式升降平台 |
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