JP2004250006A - パネルストッカ - Google Patents

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JP2004250006A
JP2004250006A JP2003039370A JP2003039370A JP2004250006A JP 2004250006 A JP2004250006 A JP 2004250006A JP 2003039370 A JP2003039370 A JP 2003039370A JP 2003039370 A JP2003039370 A JP 2003039370A JP 2004250006 A JP2004250006 A JP 2004250006A
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JP2003039370A
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Kimitaka Okubo
公貴 大久保
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Takara Standard Co Ltd
Original Assignee
Takara Standard Co Ltd
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Abstract

【課題】パネルを立てかけた状態で狭いスペースに複数のパネルを効率的に収納し、かつ、その搬入/搬出も容易に行えるようにする。
【解決手段】前側を除く周囲三方が支持枠4で囲まれた支持台2の表面に、パネルを搬入/搬出する方向と直交する方向に回転軸が設定されたフリーローラコンベア3を、軸方向で複数に分割して設けた。また、支持台2上には、背面側の支持枠4の水平部4aから片持ち梁状に突出した仕切り部材5を、横方向に移動可能に設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の壁面や玄関ドアなどに用いられる種々のパネルを複数枚、立てかけた状態で収容保持するためのパネルストッカに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のパネルストッカとしては、複数の縦材と横材を簀の子状に組み合わせることにより、表面に複数の係合溝が所定間隔おきに設けられたメインフレームを形成し、このメインフレームの端部に縦長の保持部材を着脱可能に設けることにより、前記係合溝にパネルの下端面を嵌合させて、複数のパネルを互いに間隙を有するように起立状態で保持し、上記保持部材でこのパネルの起立端面を受けることにより、パネルが不用意に飛び出さないように保持したものがあった。(例えば、特許文献1参照。)
また、上側の一側面に搬入搬出口が設けられた函体の対向内側面に、パネルを水平状に支持する複数の支持案内部材を設け、この支持案内部材を昇降機構で連動して駆動することにより、多数のパネルを上下方向に互いの間に間隙を有するように積み重ねて収納するようにしたものもあった。(例えば、特許文献2参照。)
【0003】
【特許文献1】
特開2000−335675号公報(第3−5頁、第1図)
【特許文献2】
特開2001−31215号公報(第3−4頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のパネルストッカのうち、前者の特許文献1に示されたものは、パネルを起立状態で保持するようになっているので、パネルの搬入/搬出が他のパネルに邪魔されることなく、自由に行えるが、このパネルは下端面をメインフレームの係合溝に係合させることにより、起立保持されているので、その搬入/搬出のためには、パネルをこの係合溝に沿って移動させなくてはならず、琺瑯など金属製の重量の重いパネルや、あるいは数十枚のパネルをまとめて梱包したものの場合、この作業が行い難いという問題点があった。
【0005】
また、後者の特許文献2に示されたものは、昇降駆動される複数の支持案内部材で、パネルを函体内に上下方向に重ねた状態で収納するようになっているので、パネルの搬入/搬出は、上側の搬入搬出口から積み重ねられた順番でしか行うことができず、収納されたパネルのうち、任意のものを自由に出し入れすることができないという問題点があった。また、このストッカーは、対向して設けられた複数の支持案内部材を昇降機構で駆動するようになっているので、その駆動源を要すると共に、構成が複雑で高価なものとなり、収納保管設備としては、容易に導入できないという問題点もあった。
【0006】
本発明は、上記従来のパネルストッカが有していた問題点の解決を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明のうち、請求項1記載の発明は、平面視略四角形状の支持台の前側を除いた周囲三方に支持枠を立設し、前側からパネルを立てかけ状に搬入、搬出可能に収納保管するパネルストッカにおいて、上記支持台の表面に、パネルを搬入/搬出する方向と直交する方向に回転軸が設定されたフリーローラコンベアを、軸方向に複数に分割して設けた。また、支持台上には、背面に設けられた支持枠の水平部と係合し、前方に水平状に突出支持される仕切り部材を、横方向に移動可能に設けた。
【0008】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成中、フリーローラコンベアを、断面略コ字形の受金具の凹部に複数のローラが列状に設けられたコンベア部材を、横方向に複数、並べて形成されたものと、限定したことを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、上記請求項2記載の発明の構成中、コンベア部材を、支持台上に載置されたスペーサパネルで位置決め、保持されたものと、限定したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明に係るパネルストッカの簡略斜視図である。図示したように、このパネルストッカ1は、平面視略四角形状の支持台2の前側(図1において左手前側)を除いた周囲三方を支持枠4で囲んだ所謂、コンテナ台車状の外観形状を呈している。そして、この開放された前側からパネルを立てかけ状に搬入、搬出するようになっている。
【0012】
ここにおいて、本発明のパネルストッカ1では、支持台2の中程にその幅方向(図1において左右方向)にわたって回転自在なフリーローラコンベア3を、その上端を支持台2の表面から突出させて設けている。このフリーローラコンベア3は、図2に示すように回転軸33がパネルを搬入/搬出する方向(図2において左右方向)と直交する方向、即ち、ストッカの左右方向に設定され、かつ、この軸方向に複数に分割され、それぞれが独立して自由に回転できるようになっている。また、このフリーローラコンベア3は、図5に示すように、断面略コ字形の受金具34の凹部34aに、複数のローラ32を列状に設けてなるコンベア部材31を、横方向に複数、並べて形成されており、支持台2の前側と後側に載置されたスペーサパネル21,22で位置決め、保持されている。なお、図1と図2では、ローラ32を一部省略しているが、各ローラ32は、ストッカの前後方向(図2において左右方向)に列状に並んで設けられている。
【0013】
また、上記支持台2上には、杆状の仕切り部材5が、ストッカの背面側(図1において紙面の奥側)から片持ち梁状に前方に突出して設けられている。この仕切り部材5は、図3に示すように金属製丸パイプ5aの後端(図3において左端側)に、下向き略コ字形の金具5bを取り付けたものであり、パネルストッカ1の背面側の支持枠4の水平部4aに、この金具5bを係合させることにより、水平部4aに沿って横方向に移動可能に支持されるようになっている。
【0014】
本発明のパネルストッカ1は、上記の構成を有しており、倉庫内などに設置され、使用されるものである。
【0015】
次にその使用法について述べると、上記パネルストッカ1は、上述したように、支持台2にそれぞれのローラ32が独立して回転可能なように軸方向で複数に分割されたフリーローラコンベア3が、パネルを搬入/搬出する方向と直交する方向に回転軸を設定して設けられているので、図4に示すように、収納された複数のパネルPは、それぞれが独立して前後に移動できるようにこのフリーローラコンベア3で支持されることとなる。よって、パネルストッカ1の前側(図4において紙面の手前側)からのパネルPの搬入/搬出が、隣り合って収納された他のパネルPに影響されることなく、一人で容易に行うことができる。
【0016】
また、本発明のパネルストッカ1では、支持台2上に移動可能に仕切り部材5を設けているので、種類の異なる複数のパネルPを、この仕切り部材5で種類ごとに分けて整然と収納することができると共に、収納するパネルPの数が少なくなってもパネルPが倒れて傷ついたり、あるいは搬入/搬出が困難になる程、傾くことが防止される。なお、この仕切り部材5は、横方向に移動可能に支持枠4の水平部4aに係合しているが、片持ち梁状に前方に突出し、支持されているので、その係合部分には、モーメント力が作用し、例え、その前方に突出した個所がパネルPからの横方向の荷重を受けたとしても容易に移動することはない。
【0017】
以上のようにして本発明のパネルストッカ1は、使用されるものである。
【0018】
なお、図示した実施の形態では、収納したパネルPが不用意に飛び出すことがないように、パネルPの下端を支持するフリーローラコンベア3を支持台2の前側と後側を除いた中央部分だけに設けた例を示したが、このフリーローラコンベア3は、軸方向に複数に分割され、支持したパネルPだけを前後方向に移動できるようになっていれば良く、取り扱うパネルPの形状や重心位置、あるいはその取扱方などに応じて、フリーローラコンベア3を設ける位置や長さは任意に変更可能である。また、この変更が容易に行えるように、実施の形態では、フリーローラコンベア3を複数の縦長のコンベア部材31で構成し、これを支持台2上に載置されたスペーサパネル21,22で位置決め保持するようにしたものを例示したが、このフリーローラコンベア3は、パネルストッカ1の支持台2に直接、設けられていても良い。
【0019】
さらにまた、図示した実施の形態では、仕切り部材5として金属パイプで形成されたものを二つ例示したが、この仕切り部材5は、背面側の支持枠4の水平部4aに横方向に移動可能に係合したものであれば良く、その形状や数は、図示したものに限定されるものではない。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち、請求項1記載の発明は、支持台にそれぞれが独立して回転可能なように軸方向で複数に分割されたフリーローラコンベアを、パネルを搬入/搬出する方向と直交する方向に回転軸を設定して設けたので、隣り合って収納されたパネルに関係なく、任意のパネルを容易に出し入れできる。よって、作業が容易で、作業者の負担が軽減されると共に、その作業能率も向上する。また、横方向に移動可能に仕切り部材を設けているので、種類の異なるパネルを分かり易く、整理して収納することができると共に、収納するパネルの数が少なくなってもパネルが倒れて傷ついたり、あるいは搬入/搬出が困難になる程、パネルが傾くことが防止されるという効果がある。
【0021】
請求項2記載の発明では、断面略コ字形の受金具の凹部に複数のローラを列状に設けたコンベア部材を、横方向に複数、並べてフリーローラコンベアとしたので、上記請求項1記載の発明の効果に加え、この種のストッカの製造が容易になると共に、ローラが破損した場合でもその補修が、容易かつ費用低廉に行えるという効果がある。
【0022】
請求項3記載の発明は、コンベア部材を支持台上に載置されたスペーサパネルで位置決め、保持するものとしたので、上記請求項2記載の発明の効果に加え、既存のストッカを容易に改装することができると共に、フリーローラコンベアを設ける位置も使用条件などに応じて任意に変更することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパネルストッカの実施形態を示した斜視図である。
【図2】支持台とフリーローラコンベアの斜視図である。
【図3】仕切り部材の側面図である。
【図4】パネルを収納した状態の正面図である。
【図5】フリーローラコンベアを構成したコンベア部材の斜視図である。
【符号の説明】
1 パネルストッカ
2 支持台
3 フリーローラコンベア
4 支持枠
4a 水平部
5 仕切り部材
5a 金属パイプ
5b 金具
21,22 スペーサパネル
31 コンベア部材
32 ローラ
33 回転軸
34 受金具
34a 凹部

Claims (3)

  1. 平面視略四角形状の支持台の前側を除いた周囲三方に支持枠が立設され、前側からパネルを立てかけ状に搬入、搬出可能に収納保管するパネルストッカにおいて、
    上記支持台の表面には、パネルを搬入/搬出する方向と直交する方向に回転軸が設定されたフリーローラコンベアが、軸方向に複数に分割して設けられ、支持台上には、背面に設けられた支持枠の水平部と係合し、前方に水平状に突出支持された仕切り部材が、横方向に移動可能に設けられたことを特徴とするパネルストッカ。
  2. 上記フリーローラコンベアは、断面略コ字形の受金具の凹部に複数のローラが列状に設けられたコンベア部材を、横方向に複数、並べて形成されていることを特徴とする請求項1記載のパネルストッカ。
  3. 上記コンベア部材は、支持台上に載置されたスペーサパネルで位置決め、保持されていることを特徴とする請求項2記載のパネルストッカ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011011877A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Kubota Corp コンテナ運搬具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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