JP2004249544A - 可逆性多色記録層を有する貼り付けシート材、及びこれを用いた記録方法 - Google Patents

可逆性多色記録層を有する貼り付けシート材、及びこれを用いた記録方法 Download PDF

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研一 栗原
Hisanori Tsuboi
寿憲 坪井
Noriyuki Kishii
典之 岸井
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Abstract

【課題】明瞭な発消色、コントラストを有し、繰り返して情報の記録と消去を行うことができる可逆性多色記録層を有する貼り付けシート材を提供する。
【解決手段】支持体1の一主面に可逆性多色記録層10を有し、他の主面が粘着層形成用面21となされており、可逆性多色記録層10は、発色色調の異なる複数の可逆性感熱発色性組成物がそれぞれ封入された微小空隙構造体30が、分離・独立して設けられた構成を有し、この可逆性感熱発色性組成物は、それぞれ異なる波長域の赤外線を吸収して発熱する光−熱変換材料を含有しているものとした貼り付けシート材を提供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、任意の画像、文字等の情報を繰り返し記録可能な可逆性多色記録層を具備する貼り付けシート材およびこれを用いた記録方法に関わる。
【0002】
【従来の技術】
近年、熱により可逆的に情報の記録や消去が可能な記録媒体、いわゆる可逆性感熱記録媒体が、各種プリペイドカード、ポイントカード、クレジットカード、ICカード等の普及に伴い、残額やその他の記録情報等の可視化、可読化の用途において実用化されており、さらには、複写機およびプリンター用途においても実用化されつつある。
【0003】
上記のような可逆性感熱記録媒体及びこれを用いた記録方法に関しては、ロイコ染料タイプ、すなわち樹脂母材中に電子供与性呈色性化合物であるロイコ染料と顕・減色剤とが分散された構成を有する記録媒体、及びこれを用いた記録方法が提案されている(例えば、特許文献1〜5参照。)。
【0004】
これらにおいて顕・減色剤は、ロイコ染料を発色させる酸性基と、発色したロイコ染料を消色させる塩基性基を有する両性化合物、または長鎖アルキルをもつフェノール化合物等が用いられている。これら記録媒体および記録方法は、ロイコ染料自体の発色を利用するため、コントラスト、視認性が良好であるという特長を有している。
【0005】
上記のような可逆性感熱記録媒体は、サーマルヘッドの接触を利用した感熱プリンターで書き換えを行っているため、上述したような各種カード類にしか応用されていないのが現状であり、汎用されている各種携帯機器の表面のように、曲面形状やその他複雑な形状を有しているものには不適当なものであると考えられており、また、その記録原理から多色記録を行うことは困難であるとされていた。
【0006】
その一方、最近においては、携帯電話、あるいはデジタルカメラ等、その本体の一部のパネルを交換できる、いわゆる「着せ替えパネル」を各種取り揃えたパーソナル機器が販売されている。
しかしながら、様々なデザインを施したパネルの種類は多く用意されているものの、予め用意されたものを利用するに留まり、例えばユーザー個人レベルでのオリジナルデザインをパネル化することはできないため、好みのデザインを好きな時に変更することは不可能であった。
【0007】
また、VHS、8mmビデオ等の各種機器、MD、CD−RW、DVD−RW、DVD+RW、DVD−RAM等の各種メディアにおいては、音楽、映像、データ等の書き換えはできるものの、これら機器やメディア等に記録した各種情報に応じて、所望のコンテンツやタイトル等を、例えば機器の一部やメディアのケース等に印字してしまうと、それらは書き換えができないため、例えば、記録情報に変更があった場合には、新たにラベルシールを貼ったり、貼り替えたりしなければならない。
【0008】
ラベルシールを貼り替える際には、ラベルシールの残りがディスク表面に付着したり、作業中にディスク面に傷をつけたりするおそれがあり、また作業が煩雑で美観も損なう等の問題があるため、特に書き換え可能なメディアに対応した好適な表示方法が望まれていた。
【0009】
仮に上述したような従来公知のサーマルヘッドを用いて記録を行う可逆性感熱記録層を上記機器やメディア等の表面に設ける構成を仮定すると、従来公知の感熱プリンターを利用して書き換えを行わなければならないため、特に精密機器において不適当であるという問題を有している。
【0010】
【特許文献1】
特開平2−188293号公報
【特許文献2】
特開平2−188294号公報
【特許文献3】
特開平5−124360号公報
【特許文献4】
特開平7−108761号公報
【特許文献5】
特開平7−188294号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、複雑な形状を有している機器や、各種携帯機器、その他精密機器や、書き換え可能な各種メディア等に対して、所望の画像、タイトルや各種コンテンツ情報等の文字、記号等を明瞭かつ多色で、繰り返し記録可能とすることへの要望は大きいが、実用的に満足できるものは未だ見いだされていないのが現状である。
【0012】
そこで本発明においては、このような従来技術の問題に鑑みて、安定な発消色、コントラストを有し、かつ日常生活においても実用上問題のない安定性と利便性を有し、さらには複雑な形状を有している機器や、各種携帯機器、その他精密機器や既に情報が記録されている各種メディア等への高速印字・消去可能な可逆性の記録層を有する貼り付けシート材およびこれを用いた記録方法を提供することとした。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、支持体の一主面に、可逆性感熱発色組成物を含有する可逆性多色記録層を有し、他の主面が粘着層形成用面となされ、可逆性多色記録層は、発色色調の異なる複数の可逆性感熱発色性組成物が、分離・独立してなる微小空隙構造体内に封入されてなる構成を有し、発色色調の異なる複数の可逆性感熱発色組成物は、それぞれ異なる波長域の赤外線を吸収して発熱する光−熱変換材料を含有しているとした、貼り付けシート材を提供する。
【0014】
本発明の記録方法においては、支持体の一主面に、発色色調の異なる複数の可逆性感熱発色性組成物を含有する可逆性多色記録層を有し、他の主面が粘着層形成用面となされ、発色色調の異なる複数の可逆性感熱発色性組成物は、それぞれ異なる波長域の赤外線を吸収して発熱する光−熱変換材料を含有しているものとした貼り付けシート材を用いて、先ず、加熱処理を施して予め可逆性多色記録層全体を消色状態にしておき、次に、所望の画像情報に応じ、選択された波長領域の赤外線を照射して露光を行い、発熱せしめ、選択的に発色化させることにより、画像情報の記録を行うものとする。
【0015】
また、本発明に係る他の記録方法においては、支持体の一主面に発色色調の異なる複数の可逆性感熱発色性組成物を含有する可逆性多色記録層を有し、他の主面が粘着層形成用面となされ、発色色調の異なる複数の可逆性感熱発色性組成物は、それぞれ異なる波長域の赤外線を吸収して発熱する光−熱変換材料を含有しているものとした貼り付けシート材を用いて、先ず、加熱処理を施して予め可逆性多色記録層全体を発色状態にしておき、次に、所望の画像情報に応じ、選択された波長領域の赤外線を照射して露光を行い、発熱せしめ、選択的に消色化することにより、画像情報の記録を行うものとする。
【0016】
本発明によれば、波長選択した赤外線を照射することにより、可逆性多色記録層を選択的に発熱せしめ、可逆的な発色状態と消色状態との変換を行うことができ、これによって繰り返して任意画像、タイトル、各種コンテンツ情報等の文字や記号等の記録、および消去を行うことができる貼り付けシート材およびこれを用いた記録方法が提供される。
【0017】
また、本発明によれば、支持体の他の主面を粘着層形成用面としたことにより、ユーザーのオリジナルデザインを記録した後、好みの各種携帯機器やその他据え置き型の機器等任意の位置に貼付けたり、貼り替えたりすることができるようになり、美観や利便性の向上が図られる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照して説明するが、本発明の貼り付けシート材は、以下の例に限定されるものではない。
【0019】
本発明の貼り付けシート材20は、図1に示すように、支持体1の一の主面側に、可逆性多色記録層10が形成されてなり、他の主面が粘着層形成用面21となっているものとする。
【0020】
可逆性多色記録層10は、第1の発色組成物11、第2発色組成物12、および第3発色組成物13が、それぞれ封入された微小空隙構造体30、例えばマイクロカプセルが平面状に配列されてなる記録層14と、その上に成膜された保護層15により構成されている。
【0021】
支持体1は、記録層14を担持するためのシート材であり、記録、消去の際に熱変形を生じない程度に耐熱性を有する材料であれば、従来公知の材料を適宜使用することができる。例えば、ポリエステル、硬質塩化ビニル等の高分子材料の他、ステンレス等の金属材料、紙等の材料から適宜選択できる。
【0022】
支持体1は、記録情報の視認性の向上を図るため、白色、あるいは金属色を有する可視光に対する反射率の高い材料によって形成することが好ましい。
また、貼り付ける対象の表面が白色、あるいは金属色を有する場合には、透明性が高い材料によって形成することが好ましい。
【0023】
また、本発明の貼り付けシート材を、各種パーソナル機器等、表面が曲面状であったり、複雑な形状を有していたりする物に貼り付ける場合には、支持体1は展延性を有する材料であることが望ましい。一方、カードやディスク等、平面上に貼り付ける場合には、面内寸法性の高い材料であることが望ましい。
【0024】
なお、支持体1の粘着層形成面21には、予め他の物と接着可能な粘着層が形成されていてもよく、また、使用時に両面テープや接着剤を付与して接着性をもたせるものであってもよい。
【0025】
第1〜第3の発色組成物11〜13は、安定した繰り返し記録が可能な、消色状態と発色状態とを制御し得る材料を用いて形成する。第1〜第3の発色組成物11〜13の呈色性化合物としては、例えば、それぞれが発色する所望の色に応じた所定のロイコ染料を用いることができ、第1〜第3の発色組成物11〜13において、三原色を発色するようにすれば、この可逆性多色記録層10全体としてフルカラー画像の形成が可能になる。
【0026】
また、第1〜第3の発色組成物11〜13には、電子受容性を有する顕・減色剤が含有されているものとし、電子受容性を有する顕・減色剤としては、従来これらに用いられている長鎖アルキル基を有する有機酸(例えば、特開平5−124360号公報、特開平7−108761号公報、特開平7−188294号公報、特開2001−105733号公報、特開2001−113829号公報等に記載)等を適用することができる。
【0027】
第1〜第3の発色組成物11〜13は、それぞれ異なる波長域に吸収をもつ、赤外線を吸収する色素が含有されているものとし、第1の発色組成物11は波長λの赤外線を、第2の発色組成物12は波長λの赤外線を、第3の発色組成物13は波長λの赤外線をそれぞれ吸収して発熱する光−熱変換材料が含有されているものとする。
【0028】
第1〜第3の発色組成物11〜13内に含有される光−熱変換材料としては、可視波長域にほとんど吸収がない赤外線吸収色素として一般的に用いられる、フタロシアニン系染料やシアニン系染料、金属錯体染料、ジインモニウム系染料等を適用できる。さらに、任意の光−熱変換材料のみを発熱させるために、光−熱変換材料の、波長吸収帯が狭く、かつ互いに重なり合わない材料の組み合わせを選択するのが好ましい。
【0029】
第1〜第3の発色組成物11〜13形成用の樹脂としては、例えばポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチルセルロース、ポリスチレン、スチレン系共重合体、フェノキシ樹脂、ポリエステル、芳香族ポリエステル、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、アクリル酸系共重合体、マレイン酸系重合体、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デンプン等を用いることができる。これらの樹脂に必要に応じて紫外線吸収剤等の各種添加剤を併用してもよい。
また、上記樹脂を用いず、ロイコ染料、顕・減色剤および光−熱変換材料を微小空隙構造体30中に封入させてもよい。
【0030】
本発明において、仕切り部材としての微小空隙構造体30は、特にマイクロカプセルに限定されるものではなく、その他分散媒を封入することが可能なキャピラリーあるいはセル等が挙げられ、微小空隙構造を形成しうるものなら何ら限定されるものではない。また、微小空隙構造体30をより微細にして細密に充填することにより解像度の向上が図られる。
【0031】
また、微小空隙構造体30は、所定のバインダーに分散されていてもよく、この場合においてバインダーとしては、水系バインダー、溶剤系バインダー、エマルション系バインダー等を適用できる。
この場合、記録層14は、所定の溶媒を用いて上記樹脂中に微小空隙構造体30を分散させて作製した塗料を支持体1上に塗布することによって形成することができる。
記録層14は、膜厚1〜20μm程度に形成することが望ましく、さらには3〜15μm程度とすることが好ましい。記録層14の膜厚が薄すぎると充分な発色濃度が得られず、逆に厚過ぎると記録層14の熱容量が大きくなることによって発色性や消色性が劣化するためである。
【0032】
保護層15は、従来公知の紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂を用いて、これらを従来公知の成膜法によって形成することができる。保護層15は、支持体1上に形成された記録層14を保持するとともに、外部から微小空隙構造体内の発色組成物が見えるように光透過性を有しており、かつ実用上必要な機械的強度を有しているものを適用する。保護層15の膜厚は0.1〜20μm、さらに好ましくは0.5〜5μm程度とすることが望ましい。
【0033】
記録層14の作製方法について説明する。以下においては、ロイコ染料、顕・減色剤、および光−熱変換材料等を主成分とする芯物質をポリマーなどの殻物質で覆い、マイクロカプセル化したものを支持体1上に配列させた構成を例として説明するが、本発明は、以下の例に限定されるものではない。
【0034】
マイクロカプセルの製造方法としては、ポリマー溶液に分散させた分散媒からなる芯物質のまわりにポリマーの濃厚相を分離させる相分離法、ポリマー溶液中の芯物質のまわりにポリマーの硬化試験薬等によりポリマーを硬化させる液中硬化被覆法、芯物質を分散させたエマルジョンの内相、あるいは外相のいずれか一方からモノマーや重合触媒を供給し、芯物質の表面をポリマーで覆うインシチュー重合法、芯物質を分散させたエマルジョンの内相と外相の両方からモノマーを供給する界面重合法等のマイクロカプセル化技法が好適であるが、これらの方法に限定されるものではない。
特に、インシチュー重合法、あるいは、相分離法を用いて製造することにより、粒径の揃った、かつ着色磁性粒子が均一に分散されたマイクロカプセルを製造することができる。ここで用いる重合性モノマーは、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、スチレン、および、その誘導体、イソシアネート、各種アミン、エポキシ基を有する化合物などが好適である。
マイクロカプセルに用いられる樹脂には、一般に用いられている樹脂、例えばアクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリスチレン、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリウレア樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、天然樹脂等が挙げられ、これらを単独あるいは2種以上混合して使用することも可能である。
【0035】
記録層14は、例えばオフセット印刷法、グラビア印刷法、シルクスクリーン印刷法等の周知の印刷方式や、ロール塗布法、ナイフエッジ法などの塗布方式、上述のマイクロカプセルを混入した転写層に有する転写シートによる転写方式、また上述のマイクロカプセルを混入したインキを基材に吹き付けるインクジェット方式、支持体と保護層との間に上述のマイクロカプセルを混入した溶液を充填する方式などの形成方法により作製することができる。
【0036】
次に、図1に示した可逆性多色記録層10により多色記録を行う原理について説明する。
先ず、第1の原理を説明する。
可逆性多色記録層10を、各発色組成物が消色する程度の温度、例えば120℃程度の温度で全面加熱し、第1〜第3の発色組成物11〜13を予め消色状態にしておく。すなわちこの状態においては、支持体1の色が露出している状態となっているものとする。
次に、可逆性多色記録層10の任意の部分に、波長および出力を任意に選択した赤外線を半導体レーザー等により照射する。
例えば第1の発色組成物11を発色させる場合には、波長λの赤外線を第1の発色組成物11が発色温度に達する程度のエネルギーで照射し、光−熱変換材料を発熱させて、電子供与性呈色化合物と電子受容性顕・減色剤との間の発色反応を起こさせ、照射部分を発色させる。
同様に、第2の発色組成物12および第3の発色組成物13についても、それぞれ波長λ、λの赤外線を発色温度に達する程度のエネルギーを照射してそれぞれの光−熱変換材料を発熱させて照射部分を発色させる。
【0037】
このようにすることによって、可逆性多色記録層10の任意の部分を発色させることができ、全体としてフルカラー画像形成や種々の情報の記録が可能となる。
【0038】
また、上記のようにして発色させた可逆性多色記録層10において、さらに任意の波長の赤外線を、第1〜第3の発色組成物11〜13が消色温度に達する程度のエネルギーで照射し、光−熱変換材料を発熱させて、電子供与性呈色化合物と電子受容性顕・減色剤との間の消色反応を起こさせることによって、消色化させることができ、任意の画像等を繰り返し記録が可能となる。
【0039】
更に、上述のようにして一部を着色化させた可逆性多色記録層10の全体を発色組成物11〜13が消色する程度の温度、例えば120℃で一様に加熱することによって、記録情報や画像を消去することができ、上述した任意の操作を行うことによって、繰り返し記録が可能である。
【0040】
次に、第2の原理を説明する。
図1に示した可逆性多色記録層10を、各発色組成物が発色する程度のエネルギーで全面赤外線照射し、第1〜第3の発色組成物11〜13を全て予め発色状態にしておく。
次に、可逆性多色記録層10の任意の部分に、波長および出力を任意に選択した赤外線を半導体レーザー等により照射する。
例えば第1の発色組成物層11を消色させる場合には、波長λの赤外線を第1の発色組成物11が消色する程度のエネルギーで照射し、光−熱変換材料を発熱させて発色組成物11を消色状態とする。
同様に、第2の発色組成物層12および第3の発色組成物13についても、それぞれ波長λ、λの赤外線を、消色温度に達する程度のエネルギーで照射してそれぞれの光−熱変換材料を発熱させて照射部分を消色させることができる。
【0041】
このようにすることによって、可逆性多色記録層10の任意の部分を消色させることができ、フルカラー画像形成や種々の情報の記録が可能となる。
また、上記のようにして消色させた後、さらに任意の波長の赤外線を、第1〜第3の発色組成物11〜13が発色温度に達する程度のエネルギーで照射し、光−熱変換材料を発熱させて、電子供与性呈色化合物と電子受容性の顕・減色剤との間の発色反応を起こさせることによって、発色化させることができる。
【0042】
更に、上述のようにして一部を消色化、あるいは発色化させた可逆性多色記録層10の全体を、全ての発色組成物が着色する程度のエネルギーの照射を行うことによって、記録情報や画像を消去することができ、繰り返し記録が可能となる。
【0043】
本発明の貼り付けシート材を構成する可逆性多色記録層10に対して、上述した記録方法のうち、いずれの方法を適用するかは、記録層14の特性、記録光源の性能に合わせて適宜選択する。例えば、記録層14を高温で発色させ、発色温度以下の温度で消色する、いわゆるポジ型の層として形成してもよく、高温で消色させ、消色温度以下の温度で発色する、いわゆるネガ型の層として形成してもよい(例えば特開平8−197853号公報)。
【0044】
【実施例】
次に、本発明の可逆性多色記録層を有する貼り付けシート材に関する具体的な実施例を挙げて説明するが、本発明は以下に示す例に限定されるものではない。
【0045】
〔実施例1〕
この例においては、支持体1上に第1の発色組成物11、第2の発色組成物12、第3の発色組成物13がそれぞれ封入されたマイクロカプセルA〜Cが配列されてなる記録層14を設け、その上に保護層15が形成された構成の貼り付けシート材を作製する。
【0046】
(マイクロカプセルA−イエロー発色)
先ずマイクロカプセルA内に内包させる発色組成物の組成は以下のようにした。
ロイコ染料(フルオラン化合物:λmax=490nm):1重量部
【0047】
顕・減色剤(下記〔化1〕の物質):4重量部
【0048】
【化1】
Figure 2004249544
【0049】
シアニン系赤外吸収色素:0.10重量部
(山本化成製、YKR−2081、記録層中での吸収波長ピーク910nm)
【0050】
上記各物質よりなる発色組成物を封入した平均粒径8μmのマイクロカプセルをマイクロカプセルAとする。
【0051】
(マイクロカプセルB−シアン発色)
マイクロカプセルB内に封入する発色組成物の組成は以下のようにした。
ロイコ染料:1重量部
(山田化学工業製:H−3035(下記〔化2〕に示す物質))
【0052】
【化2】
Figure 2004249544
【0053】
顕・減色剤(下記〔化3〕に示す物質):4重量部
【0054】
【化3】
Figure 2004249544
【0055】
シアニン系赤外吸収色素:0.08重量部
(山本化成製、YKR−2900、記録層中での吸収波長ピーク830nm)
【0056】
上記発色組成物を内包した平均粒径8μmのマイクロカプセルをマイクロカプセルBとする。
【0057】
(マイクロカプセルC−マゼンダ発色)
マイクロカプセルC内に内包させる発色組成物の組成は以下のようにした。
ロイコ染料(保土ヶ谷化学社製:Red DCF;下記[化4]に示す物質):2重量部
【0058】
【化4】
Figure 2004249544
【0059】
顕・減色剤(下記〔化5〕に示す物質):4重量部
【0060】
【化5】
Figure 2004249544
【0061】
シアニン系赤外吸収色素:0.08重量部
(日本化薬製、CY−10、記録層中での吸収波長ピーク790nm)
【0062】
上記発色組成物を内包した平均粒径8μmのマイクロカプセルをマイクロカプセルCとする。
【0063】
上記マイクロカプセルA〜Cを、ポリビニルアルコール水溶液に均一に分散させて作製した塗液を、厚さ100μmの展延性を有する半透明の塩化ビニル系樹脂材上に塗布して記録層14を形成し、さらに紫外線硬化性樹脂を用いて厚さ3μmの保護層15を形成し、可逆性多色記録層10とした。
【0064】
上記のようにして作製した可逆性多色記録層10を120℃に加熱したセラミックスバーを用いて一様に加熱し、マイクロカプセルA〜C内の発色組成物を消色状態とした貼り付けシート材20を、MDメディア、DVD−RWメディア、携帯電話、デジタルカメラ、ポータブルMDプレーヤー上に貼り付けたものをサンプルとした。
【0065】
上記サンプルの可逆性多色記録層の任意の位置に、波長が785nm、830nm、915nmであり、出力70mW、スポット径80μmの半導体レーザーを、スキャン速度300mm/sの条件下でそれぞれ照射し、任意の画像を記録したところ、各半導体レーザーのパワーをコントロールすることによって、明瞭なフルカラーの画像を各機器や各メディア上に形成することができた。
【0066】
また、上記のようにして画像形成を行った箇所に、波長が785nm、830nm、915nmで、出力70mW、スポット径80μmの半導体レーザーを、スキャン速度300mm/sの条件下で、それぞれ照射することで、記録部分を消去することができた。更にこの消去部分に、上記書き込み条件で記録したところ、画像が形成できた。これにより本発明の貼り付けシート材においては、繰り返し記録、および消去が可能であることが確かめられた。
【0067】
〔実施例2〕
上述した実施例1において説明した可逆性多色記録層10を、180℃に加熱したセラミックスバーにより加熱、続いて冷却し、いずれも予め発色化させた可逆性多色記録層10を有する貼り付けシート材20を、MDメディア、DVD−RWメディア、携帯電話、デジタルカメラ、ポータブルMDプレーヤー上に貼り付けたものをサンプルとした。
【0068】
上記サンプルの可逆性多色記録層10の任意の位置に、波長が785nm、830nm、915nmで、出力70mW、スポット径80μmの半導体レーザーを、スキャン速度300mm/sの条件下で、それぞれ照射することにより、発色部が消去できた。
また、各半導体レーザーのパワーをコントロールすることで、高精細、かつフルカラーの画像を記録することができた。これにより本発明の貼り付けシート材においては、繰り返し記録、および消去が可能であることが確かめられた。
【0069】
上述したように、異なる波長域の赤外線を吸収して発熱する光−熱変換材料を発色色調の異なる可逆性感熱発色性組成内に含有させて形成した可逆性多色記録層を有する貼り付けシート材においては、安定な発消色と高精細さ、および明瞭なコントラストが得られ、日常生活においても実用上問題のない画像安定性を持ち、更には高速印字・消去可能であることが確かめられた。
また、上述したような可逆性多色記録層を有する貼り付けシート材を各種携帯用機器、各種据え置き型の機器、および各種メディアに設けることにより、ユーザーのオリジナルデザインを任意の時に付与したり、あるいは変更したりすることが可能となる。
【0070】
【発明の効果】
本発明によれば、波長選択した赤外線を照射することにより、可逆的な発色状態と消色状態との変換を行うことができ、繰り返して任意画像や、タイトル、各種コンテンツ情報等の文字や記号の記録、およびこれらの消去を行うことができる貼り付けシート材およびこれを用いた記録方法が提供された。
【0071】
また、本発明の貼り付けシート材によれば、支持体の他の主面を、粘着層を設ける面としたことにより、ユーザーのオリジナルデザインを記録したものを、好みの各種携帯機器やその他据え置き型の機器、各種メディア等の任意の位置に貼付けたり、貼り替えたりすることができるようになり、外見上の美観の向上を、ユーザーの個々の好みにおいて図ることが可能になり、また、各種の所望の情報を付加したり、さらにこれを書き換えたりすることもでき、利用上の利便性の向上を図ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可逆性多色記録層を有する貼り付けシート材の一例の概略断面図を示す。
【符号の説明】
1……支持体、10……可逆性多色記録層、11……第1の発色組成物、12……第2の発色組成物、13……第3の発色組成物、14……記録層、15……保護層、20……貼り付けシート材、21……粘着層形成用面、30……微小空隙構造体(マイクロカプセル)

Claims (7)

  1. 支持体の一主面に可逆性多色記録層を有し、
    他の主面が粘着層形成用面となされており、
    上記可逆性多色記録層は、発色色調の異なる複数の可逆性感熱発色性組成物がそれぞれ封入された微小空隙構造体が、分離・独立して設けられた構成を有し、上記発色色調の異なる複数の可逆性感熱発色性組成物は、それぞれ異なる波長域の赤外線を吸収して発熱する光−熱変換材料を含有していることを特徴とする貼り付けシート材。
  2. 上記支持体が白色、もしくは金属光沢を有する反射率の高い材料よりなるものであることを特徴とする請求項1に記載の貼り付けシート材。
  3. 上記支持体が可視光に対して透明、もしくは半透明であることを特徴とする請求項1又は2に記載の貼り付けシート材。
  4. 上記可逆性多色記録層形成面とは反対側の主面に、粘着層が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の貼り付けシート材。
  5. 上記可逆性感熱発色性組成物には、電子供与性を有する呈色性化合物と、電子受容性を有する顕・減色剤とが含有されてなり、
    上記電子供与性を有する呈色性化合物と、上記電子受容性を有する顕・減色剤との間の可逆的反応により、発色あるいは消色の二状態を可逆的に変化するようになされていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の貼り付けシート材。
  6. 支持体の一主面に可逆性多色記録層を有し、他の主面が粘着層形成用面となされており、
    上記可逆性多色記録層は、発色色調の異なる複数の可逆性感熱発色性組成物がそれぞれ封入された微小空隙構造体が、分離・独立して設けられた構成を有し、上記発色色調の異なる複数の可逆性感熱発色性組成物は、それぞれ異なる波長域の赤外線を吸収して発熱する光−熱変換材料を含有しているものとした貼り付けシート材を用いて、
    加熱処理を施して予め上記可逆性多色記録層全体を消色状態にしておき、
    所望の画像情報に応じて選択される波長領域の赤外線を照射して露光を行い、発熱せしめ、選択的に発色化させることにより、上記画像情報の記録を行うことを特徴とする記録方法。
  7. 支持体の一主面に可逆性多色記録層を有し、他の主面が粘着層形成用面となされており、
    上記可逆性多色記録層は、発色色調の異なる複数の可逆性感熱発色性組成物がそれぞれ封入された微小空隙構造体が、分離・独立して設けられた構成を有し、上記発色色調の異なる複数の可逆性感熱発色性組成物は、それぞれ異なる波長域の赤外線を吸収して発熱する光−熱変換材料を含有しているものとした貼り付けシート材を用いて、
    加熱処理を施して予め上記可逆性多色記録層全体を発色状態にしておき、
    所望の画像情報に応じて選択される波長領域の赤外線を照射して露光を行い、発熱せしめ、選択的に消色化することにより、上記画像情報の記録を行うことを特徴とする記録方法。
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