JP2005212341A - 光学記録媒体、及びこれを用いた記録方法 - Google Patents
光学記録媒体、及びこれを用いた記録方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005212341A JP2005212341A JP2004023269A JP2004023269A JP2005212341A JP 2005212341 A JP2005212341 A JP 2005212341A JP 2004023269 A JP2004023269 A JP 2004023269A JP 2004023269 A JP2004023269 A JP 2004023269A JP 2005212341 A JP2005212341 A JP 2005212341A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording layer
- layer
- optical recording
- light
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Abstract
【解決手段】支持基板11の一主面に光記録層12を有し、光記録層12上に、中間層13を介して、レーベル記録層14が形成されてなり、レーベル記録層14は、複数の感熱記録層が分離・積層されてなる構成を有し、これら複数の感熱記録層は、それぞれ少なくとも熱により可逆的に発・消色する可逆性感熱発色性組成物と、異なる波長域の光を吸収して発熱する光−熱変換材料とが含有されてなるものである光学記録媒体を提供する。
【選択図】図7
Description
ラベルシールを貼り替える際には、剥がしたラベルシールの残りが光ディスク表面に付着したり、光記録面を傷付けたりするおそれがあり、また、美観を損なうおそれがある。
また、このような感熱記録媒体に対して、サーマルヘッドを用いて記録を行う方法についての提案もなされている(例えば、特許文献5参照。)。
しかしながら、これらの方法は、書き込み用の装置が大型かつ高価であるため、一般のユーザーレベルにおいては、極めて利便性に欠けるという実用上の問題を有している。
しかしながら、この方法は不可逆的な反応を利用しているため、一度情報を記録すると、消去できないという問題を有している。
以下、各構成要素について詳細に説明する。
具体的に、ROM型の記録媒体においては、微細凹凸上に金属反射層が形成された構成を有し、CD−R、DVD+R、DVD−R等に適用されている色素系記録層においては、微細な案内溝が形成された支持基板11上に、記録用の色素層と金属反射層が積層形成された構成を有し、また、CD−RW、DVD+RW、DVD−RW、DVD−RAM等に適用されている相変化型記録層においては、微細な案内溝が形成された支持基板11上に、誘電体層、記録用相変化材料層、誘電体層、及び金属反射層が積層形成された構成を有している。
例えば、光記録層12と、後述するレーベル記録層14との間の密着性を向上させる接着層としたり、光記録層12の保護層としたりする場合には、例えばアクリル系やメタクリル系モノマーを中心とした紫外線硬化樹脂を用いて形成することができる。
また、DVDのような積層型の光学記録媒体とするときには、図2に示すように、中間層13は、膜厚を適切に制御した支持基板11と同様の材料よりなる薄型の第2の支持基板15であるものとする。
図3に示す例においては、第1〜第3の感熱記録層21〜23が、それぞれ断熱層24、25を介して積層されており、最上層に保護層26が形成された構成を有している。
第1〜第3の感熱記録層21〜23は、それぞれ、少なくとも、熱により可逆的に安定して発色状態と消色状態とを制御し得る可逆性感熱発色性組成物、異なる波長の光(例えば、λ1、λ2、λ3)を吸収して発熱する光−熱変換材料、及び樹脂バインダーにより構成されているものとする。
電子供与性を有する呈色性化合物としては、例えば、ロイコ染料を適用でき、具体的には既存の感熱紙用染料を用いることができる。
色相は自由に選択可能であり、例えば、第1〜第3の感熱記録層21〜23において、三原色を発色するようにすれば、全体としてフルカラー画像の形成が可能になる。
電子受容性を有する顕・減色剤としては、公知の長鎖アルキル基を有する有機酸(特開平5−124360号公報、特開平7−108761号公報、特開平7−188294号公報、特開2001−105733号公報、特開2001−113829号公報等に記載)等を適用することができる。
なお、記録感度を高めるためには、顕・減色剤の融点は低い方が好ましい。
また、顕・減色剤の分子構造における、例えば長鎖アルキル基、酸性度、官能基数等を制御することにより、発色状態を維持せしめ、レーベル記録層14が不可逆な発色を行うように設計することができる。この場合、例えばCD−RやDVD−Rのような、書き換え不可のメディアに好適である。
なお、良好な視認性を得るために、最大吸収波長の光に対する吸収に比して、可視域の光に対する吸収が小さく、モル吸光係数の大きい材料が好ましく、具体的には、シアニン系色素、フタロシアニン系色素、有機金属錯体系色素、ジイモニウム塩系色素、アミニウム塩系色素、イミニウム塩系色素、金属薄膜、水酸化アルミニウム、リン酸銅等が挙げられる。
増感剤としては、例えばステアリン酸アマイド、p−ベンジルビフェニル、p−アセトトルイジド、2−ベンジルオキシナフタレン、シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)、p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、パラフィンワックス、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等が挙げられる。
また、必要に応じて、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定化剤、防腐剤等の各種添加剤を加えてもよい。
なお、以下においては、代表として一の感熱記録層を例として挙げて説明するが、第1〜第3の感熱記録層21〜23においていずれも適用可能であるものとする。
第1の構成態様としては、図4に示すように、感熱記録層21〜23中に、呈色性化合物31、顕・減色剤32よりなる可逆性感熱発色性組成物30と、光−熱変換材料33とが混合された状態となされているものとする。
図4に示す態様の場合、感熱記録層21〜23は、上述した呈色性化合物31、顕・減色剤32等よりなる可逆性感熱発色性組成物30、シアニン色素等よりなる光−熱変換材料33、及び各種添加剤を、樹脂バインダー、有機溶媒、あるいは水等を用いて混合、溶解して作製した塗料を、塗布することにより形成することができる。
例えば、図5においては、可逆性感熱発色性組成物30を含有する発・消色層41と、光−熱変換材料33、樹脂バインダー、各種添加剤よりなる光−熱変換組成物34を含有する光−熱変換層42とが、分離・独立して積層された構成を有しているものとする。
この場合、可逆性感熱発色性組成物30等を樹脂バインダーに含有させた塗料、及び光−熱変換材料33等を樹脂バインダーに含有させた光−熱変換組成物34よりなる塗料をそれぞれ所定の溶媒を用いて調整し、これらを所望の位置に塗布することにより、積層構造の感熱記録層21〜23を成膜するものとする。
また、光−熱変換層42は、樹脂バインダーを用いず、所定の溶媒に光−熱変換材料33を溶解、あるいは分散させたものを所望の位置に塗布し、溶媒を揮発させることにより形成することもできる。
また、図6に示すように、可逆性感熱発色性組成物30、光−熱変換組成物34の、いずれか一方をマイクロカプセルに封入したり、あるいは互いに相溶性を有さない樹脂バインダーを用いたりすることにより、一の感熱記録層中において互いの境界50を形成して、双方が分離・独立した状態となるようにしてもよい。
保護層は、従来公知の紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂を用いて形成することができ、膜厚は0.1〜20μm、さらには0.5〜5μm程度とすることが望ましい。膜厚が薄すぎると充分な保護効果が得られず、厚すぎると伝熱しにくくなるという不都合が生じるためである。
なお、光学記録媒体10は、ディスク状形状を有しているものとする。
この例においては、集光系とレーザー光源とを具備する光ピックアップ、記録光学系、記録機構を有し、光学記録媒体10の光記録層12に対して記録、再生を行うことのできる記録再生装置を用いるものとする。
この記録再生装置の光ディスク配置部に、図7に示すように、光学記録媒体10のレーベル記録層14面側を光ピックアップから出射されるレーザー光の入射側に対向するように設置する。すなわち、光記録層12に対して記録又は再生操作を行っていたときと、光学記録媒体10の面を反転させた状態とする。
そして、レーザー光源、光学系、記録機構を利用して、光学記録媒体10のレーベル記録層にレーザー光L’を照射する。
なお、所望の感熱記録層21〜23に含有されている光−熱変換材料33の吸収特性に応じてレーザー光の波長を選定する。
例えば、DVD記録波長帯(650nm近傍)、CD記録波長帯(785nm近傍)、近赤外波長帯(例えば850nm近傍)の光に吸収をもつ光−熱変換材料をそれぞれ含有する感熱記録層21〜23に記録を行う場合には、波長650nm、785nm、850nm近傍のレーザー光を、それぞれの可逆性感熱発色性組成物が発色温度に達する程度のエネルギーで照射し、光−熱変換材料を発熱させて、呈色化合物と顕・減色剤との間の発色反応を起こさせ、発色させる。
光学記録媒体10を回転させながら、光ピックアップを光学記録媒体10の半径方向に相対的に移動させることにより、光学記録媒体10の任意の位置にレーザー光L’を照射する。このとき、記録する画像に応じて、レーザー光の強度を変調することによって、任意の画像を記録することが可能となる。
また、光記録層12に記録を行う際に光学記録媒体10の変位に合わせて焦点位置を制御する機構を同様に用いて、レーベル記録層14の位置にレーザー光の焦点を合わせることができ、面内で均一な記録を再現できる。
なお、レーザー光源、光学系は光記録用途とは別に、専用のものを装置内に設けてもよい。
この例において、光学記録媒体10のレーベル記録層14は、図3に示すように、第1〜第3の感熱記録層21〜23が積層形成された構成を有するものとし、それぞれ、異なる色相に発色可能な呈色性化合物(ロイコ染料)、顕・減色剤、及び光−熱変換材料が混合された状態で樹脂中に含有されてなる構成を有しているものとする。
支持基板11としては、厚さ1.2mmのポリカーボネート基板を用いた。
続いて、支持基板11上に、下記材料をワイヤーバーで塗布し、110℃にて5分間加熱乾燥処理を施し膜厚3μmの第1の感熱記録層21を形成した。
ロイコ染料:1.8重量部
(山田化学工業製、H−3035(下記化学式(1)に示す物質))
(塩化ビニル90%、酢酸ビニル10%、平均分子量(M.W.)115000)
メチルエチルケトン(MEK):91重量部
シアニン系赤外吸収色素:0.08重量部
(H.W.SANDS社製、SDA5688、記録層中での吸収波長ピーク861nm)
ロイコ染料:1.7重量部
(下記化学式(3)に示す物質)
(塩化ビニル90%、酢酸ビニル10%、M.W.115000)
メチルエチルケトン(MEK):91重量部
シアニン系赤外吸収色素:0.2重量部
(American Source Inc社製、ADS775MP、記録層中での吸収波長ピーク:785nm)
ロイコ染料(下記化学式(4)に示す物質):1.2重量部
(塩化ビニル90%、酢酸ビニル10%、M.W.115000)
メチルエチルケトン(MEK):91重量部
フタロシアニン系赤外吸収色素:0.8重量部
(山陽色素社製、Fe−Phthalocyanine、記録層中での吸収波長ピーク:660nm)
この例において、レーベル記録層14は、図6に示すように、光−熱変換材料33を、可逆性感熱発色性組成物30を構成する樹脂と相溶しない樹脂に含有させ、光−熱変換組成物34として、分離・独立させた構成とした。
支持基板11としては、厚さ1.2mmのポリカーボネート基板を用いた。
第1の感熱記録層21としては、支持基板11上に下記組成物を含有する塗料をワイヤーバーで塗布し、110℃にて5分間加熱乾燥処理を施し、シアンに発色させることのできる層を膜厚3μmに形成した。
ロイコ染料:1.8重量部
(山田化学工業製、H−3035(下記化学式(1)に示す物質))
(塩化ビニル90%、酢酸ビニル10%、平均分子量(M.W.)115000)
メチルエチルケトン(MEK):91重量部
シアニン系赤外吸収色素:0.08重量部
(H.W.SANDS社製、SDA5688、記録層中での吸収波長ピーク861nm)
塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体:5重量部
(塩化ビニル91%、酢酸ビニル3%、ビニルアルコール6%)
イソシアネート化号物:1重量部
(日本ポリウレタン社製、コロネートL)
メチルエチルケトン(MEK):91重量部
上記材料を混合し、48時間、80℃のオーブンに保存し、充分に熱硬化させ、ボールミルにより平均粒径1μmに粉砕したものを用いた。
ロイコ染料:1.7重量部
(下記化学式(3)に示す物質)
(塩化ビニル90%、酢酸ビニル10%、M.W.115000)
メチルエチルケトン(MEK):91重量部
シアニン系赤外吸収色素:0.2重量部
(American Source Inc社製、ADS775MP、記録層中での吸収波長ピーク:785nm)
塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体:5重量部
(塩化ビニル91%、酢酸ビニル3%、ビニルアルコール6%)
イソシアネート化号物:1重量部
(日本ポリウレタン社製、コロネートL)
メチルエチルケトン(MEK):91重量部
上記材料を混合し、48時間、80℃のオーブンに保存し、充分に熱硬化させ、ボールミルにより平均粒径1μmに粉砕したものを用いた。
ロイコ染料(下記化学式(4)に示す物質)):1.2重量部
(塩化ビニル90%、酢酸ビニル10%、M.W.115000)
メチルエチルケトン(MEK):91重量部
フタロシアニン系赤外吸収色素:0.8重量部
(山陽色素社製、Fe−Phthalocyanine、記録層中での吸収波長ピーク:660nm)
塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体:5重量部
(塩化ビニル91%、酢酸ビニル3%、ビニルアルコール6%)
イソシアネート化号物:1重量部
(日本ポリウレタン社製、コロネートL)
メチルエチルケトン(MEK):91重量部
上記材料を混合し、48時間、80℃のオーブンに保存し、充分に熱硬化させ、ボールミルにより平均粒径1μmに粉砕したものを用いた。
この例において、レーベル記録層14は、図5に示すように、光−熱変換材料を含有する光−熱変換層42と、ロイコ染料及び顕・減色剤を含有する発・消色層41とが積層された構成を有するものとした。
支持基板11としては、厚さ1.2mmのポリカーボネート基板を用いた。
光−熱変換層42は、支持基板11上に下記に示す光−熱変換組成物よりなる塗料をスピンコートし、厚さ2μmに形成し、発・消色層41は、光−熱変換層上に下記に示す可逆性感熱発色性組成物よりなる塗料をワイヤーバーで塗布して膜厚4μmに形成した。
上述したような構成の感熱記録層を三層積層し、レーベル記録層14とする。
ロイコ染料:1.8重量部
(山田化学工業製、H−3035(下記化学式(1)に示す物質))
(塩化ビニル90%、酢酸ビニル10%、平均分子量(M.W.)115000)
メチルエチルケトン(MEK):91重量部
シアニン系赤外吸収色素:0.08重量部
(H.W.SANDS社製、SDA5688、記録層中での吸収波長ピーク861nm)
ロイコ染料:1.7重量部
(下記化学式(3)に示す物質)
(塩化ビニル90%、酢酸ビニル10%、M.W.115000)
メチルエチルケトン(MEK):91重量部
シアニン系赤外吸収色素:0.2重量部
(American Source Inc社製、ADS775MP、記録層中での吸収波長ピーク:785nm)
ロイコ染料(下記化学式(4)に示す物質)):1.2重量部
(塩化ビニル90%、酢酸ビニル10%、M.W.115000)
メチルエチルケトン(MEK):91重量部
フタロシアニン系赤外吸収色素:0.8重量部
(山陽色素社製、Fe−Phthalocyanine、記録層中での吸収波長ピーク:660nm)
実施例1〜3の光学記録媒体を600rpmで回転させながら、レーベル記録層14形成面の半径55mmの位置に、光ディスク用の記録再生装置を用いて、波長650nm、785nm、860nm、それぞれパワー40mWのレーザー光を、それぞれ半径方向に40μm/sの速度で移動させながら照射し、記録を行った。
このときのレーベル記録層面でのレーザースポットサイズは約3μmであった。
このようにして記録した画像の、反射濃度(O.D.)をマクベス濃度計によって測定した。
実施例1〜3の光学記録媒体を600rpmで回転させながら、レーベル記録層面の半径55mmの位置に、光ディスク用の記録再生装置を用いて、波長650nm、785nm、860nm、それぞれパワー40mWのレーザー光を、半径方向に速度40μm/sの速度で移動させながら照射し、記録を行った。
その後、各サンプルに、120℃のホットスタンプを1秒押し当てて記録を消去し、マクベス濃度計により測定した。
実施例1〜3の光学記録媒体を600rpmで回転させながら、レーベル記録層面の半径55mmの位置に、光ディスク用の記録再生装置を用いて、波長650nm、785nm、860nm、それぞれパワー40mWのレーザー光を、それぞれ半径方向に40μm/sの速度で移動させながら照射し、記録を行った。その後、各サンプルに、120℃のホットスタンプを1秒押し当てて記録を消去した。
上記記録と消去とを、同じ位置で100回繰り返して行い、その後、記録した画像をマクベス濃度計により測定した。
上記実施例1〜3の光学記録媒体について、上記各評価の結果を下記表1に示す。
また、消去後の反射濃度は低く、レーベル記録層は極めて優れた消去特性を有していることがわかった。
また、表1に示すように、実施例1〜3のいずれにおいても、記録と消去とを100回繰り返して行った後に、各レーベル記録層14の顕著な劣化は見られず、各レーベル記録層が実用上充分な耐久性、記録安定性を有していることが確認された。
Claims (9)
- 支持基板の一主面に光記録層を有する光学記録媒体であって、
前記光記録層上に、中間層を介して、レーベル記録層が形成されてなり、
前記レーベル記録層は、複数の感熱記録層が分離・積層されてなる構成を有し、
前記複数の感熱記録層は、それぞれ、少なくとも、熱により可逆的に発・消色する可逆性感熱発色性組成物と、異なる波長域の光を吸収して発熱する光−熱変換材料とが含有されてなるものであることを特徴とする光学記録媒体。 - 前記可逆性感熱発色性組成物には、少なくとも、電子供与性を有する呈色性化合物と、電子受容性を有する顕・減色剤とが含有されてなり、
前記電子供与性を有する呈色性化合物と、前記電子受容性を有する顕色剤との間の可逆的反応により、
前記レーベル記録層を、発色状態と消色状態の二状態に可逆的に変化するようになされていることを特徴とする請求項1に記載の光学記録媒体。 - 前記複数の感熱記録層が、それぞれ断熱層を介して積層形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光学記録媒体。
- 前記レーベル記録層を構成する前記感熱記録層中において、
前記可逆性感熱発色性組成物と、前記光−熱変換材料とが混合された状態となされていることを特徴とする請求項1に記載の光学記録媒体。 - 前記レーベル記録層を構成する前記感熱記録層中において、
少なくとも前記光−熱変換材料が樹脂バインダーに含有されてなる光−熱変換組成物が、前記可逆性感熱発色性組成物と、分離・独立した状態となされていることを特徴とする請求項1に記載の光学記録媒体。 - 前記光−熱変換組成物を構成する樹脂バインダーが、その周囲に存するレーベル記録層中の樹脂バインダーと相溶せず、分離・独立した状態となされていることを特徴とする請求項5に記載の光学記録媒体。
- 前記感熱記録層は、
少なくとも前記可逆性感熱発色性組成物を含有する発色層と、
少なくとも前記光−熱変換材料を含有する光−熱変換層とが、
分離・独立して積層されてなる構成を有していることを特徴とする請求項1に記載の光学記録媒体。 - 支持基板の一主面に光記録層を有する光学記録媒体であって、
前記光記録層上に、中間層を介して、レーベル記録層が形成されてなり、
前記レーベル記録層は、複数の感熱記録層が分離・積層されてなる構成を有し、
前記複数の感熱記録層は、それぞれ、少なくとも、熱により可逆的に発・消色する可逆性感熱発色性組成物と、異なる波長域の光を吸収して発熱する光−熱変換材料とが含有されてなるものである光学記録媒体を用いて、
所望の画像情報に応じて選択される波長領域の光を照射することにより、前記レーベル記録層を、発色状態と消色状態の二状態に可逆的に変化させることを特徴とする記録方法。 - 少なくとも、集光系とレーザー光源とを具備する光ピックアップ、記録光学系、記録機構よりなる光記録装置を用いて、
支持基板の一主面に光記録層を有し、当該前記光記録層上に、中間層を介して、レーベル記録層が形成されてなり、前記レーベル記録層は、複数の感熱記録層が分離・積層されてなる構成を有し、前記複数の感熱記録層は、それぞれ、少なくとも、熱により可逆的に発・消色する可逆性感熱発色性組成物と、異なる波長域の光を吸収して発熱する光−熱変換材料とが含有されてなるものである光学記録媒体の、前記レーベル記録層形成面を、前記光ピックアップから出射されるレーザー光の入射側に対向するようにセットし、
前記レーザー光を、前記光学記録媒体に対して相対的に移動させながら、
記録を行う画像に対応した強度で照射し、
前記レーベル記録層に記録を行うことを特徴とする記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004023269A JP2005212341A (ja) | 2004-01-30 | 2004-01-30 | 光学記録媒体、及びこれを用いた記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004023269A JP2005212341A (ja) | 2004-01-30 | 2004-01-30 | 光学記録媒体、及びこれを用いた記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005212341A true JP2005212341A (ja) | 2005-08-11 |
Family
ID=34906357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004023269A Pending JP2005212341A (ja) | 2004-01-30 | 2004-01-30 | 光学記録媒体、及びこれを用いた記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005212341A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011529813A (ja) * | 2008-08-04 | 2011-12-15 | ズィンク イメージング, インコーポレイテッド | サーマルプリント可能表面および耐圧縮性層を有する光学ディスク |
WO2018092489A1 (ja) * | 2016-11-18 | 2018-05-24 | ソニー株式会社 | 可逆性記録媒体および外装部材 |
-
2004
- 2004-01-30 JP JP2004023269A patent/JP2005212341A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011529813A (ja) * | 2008-08-04 | 2011-12-15 | ズィンク イメージング, インコーポレイテッド | サーマルプリント可能表面および耐圧縮性層を有する光学ディスク |
WO2018092489A1 (ja) * | 2016-11-18 | 2018-05-24 | ソニー株式会社 | 可逆性記録媒体および外装部材 |
JP2018079672A (ja) * | 2016-11-18 | 2018-05-24 | ソニー株式会社 | 可逆性記録媒体および外装部材 |
CN109963722A (zh) * | 2016-11-18 | 2019-07-02 | 索尼公司 | 可逆性记录介质和外部构件 |
JP2022000354A (ja) * | 2016-11-18 | 2022-01-04 | ソニーグループ株式会社 | 可逆性記録媒体、外装部材、icカード、鞄およびリストバンド |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6660452B2 (en) | Optical information memory medium and display recording method using the same | |
JP2004074584A (ja) | 可逆性多色記録媒体、及びこれを用いた記録方法 | |
TWI394806B (zh) | 含有多數觸鬚性染料之色彩形成組成物 | |
JP2000015931A (ja) | 可逆性光記録媒体 | |
JP2000105947A (ja) | 可逆表示機能を有する光情報記憶媒体および表示記録方法 | |
JP2004155010A (ja) | 可逆性多色記録媒体、及びこれを用いた記録方法 | |
JP4417012B2 (ja) | 光情報記録媒体 | |
JP2004188826A (ja) | 可逆性記録層を有する光学記録媒体、及びこれを用いた記録方法 | |
JP2005212341A (ja) | 光学記録媒体、及びこれを用いた記録方法 | |
JP4008832B2 (ja) | 光情報記録媒体 | |
JP2005205882A (ja) | 感熱記録媒体 | |
JP2005182890A (ja) | 光学記録媒体、及びこれを用いた記録方法 | |
JP4525109B2 (ja) | 可逆性記録媒体、及びこれを用いた記録方法 | |
JP4396257B2 (ja) | 光学記録媒体、及びこれを用いた記録方法 | |
JP2004074583A (ja) | 可逆性多色記録媒体、及びこれを用いた記録方法 | |
JP2004249542A (ja) | 可逆性多色記録層を有する光学記録媒体、及びこれを用いた記録方法 | |
JP4188077B2 (ja) | 光情報記録媒体 | |
JP4345474B2 (ja) | 可逆性記録媒体を用いた記録方法 | |
JP4407184B2 (ja) | 可逆性多色記録媒体、及びこれを用いた記録方法 | |
JP2004213811A (ja) | 光情報記録媒体 | |
JP2006107702A (ja) | 光情報記録媒体 | |
JP2004203026A (ja) | 可逆性多色記録層を有するシート材、カード、及びこれらを用いた記録方法 | |
JP4466226B2 (ja) | 可逆性感熱記録媒体、及びこれを用いた記録方法 | |
JP4345520B2 (ja) | 可逆性記録媒体、及びこれを用いた記録方法 | |
JP4470469B2 (ja) | 可逆性多色記録媒体、及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060803 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090514 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090519 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090701 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20090916 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20090916 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090929 |