JP2004249300A - 遠心力成形法における受口内面成形コア - Google Patents

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睦雄 内田
Yutaro Takahashi
裕太郎 高橋
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Abstract

【課題】反復使用可能な金属製の分割コアの金枠奥側端面を、金型の拡径、縮径の動きを妨げることなく蓋閉可能とし、鋳造時に溶湯が流入するのを防止することを課題とする。
【解決手段】受口9を有する管8を遠心鋳造する金枠1の受口4側端に、受口内面を成形するために装着される内型10であって、金枠1の受口4側端に当接されるフランジ部11と、管受口内面の受口奥方へ向け同軸に伸びるコア部12と、管受口奥方へさらに伸びる分割コア部13とを有し、分割コア部13を構成する分割部13a、13bは、拡径縮径可能にそれぞれフランジ部11に軸支されていると共に、分割部13の先端面には分割コア13の先端開口を閉じる蓋体15が掛止されてなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、遠心力成形法における受口内面成形コアに関する。
【0002】
【従来の技術】
ダクタイル鋳鉄管を遠心鋳造するための装置として、図9に示すものが知られている。図9において、1は遠心鋳造金枠で、駆動ローラ2上に水平方向に支持されることで、その軸心3のまわりに高速で回転できるように構成されている。
【0003】
ところで、ダクタイル鋳鉄管はその一端に管胴部よりも大径の受口を有するのが通例であり、これに対応して金枠1にもその一端部に他の部分の内径よりも大径とされた受口形成部4が設けられている。
【0004】
また、ダクタイル鋳鉄管の受口の内周面は複雑な形状を呈するのが一般的であり、このような受口の内周面を形成するために、図示のような砂中子すなわちコア5が用いられている(特許文献1、特許文献2)。
【0005】
このコア5は、円筒状に形成されるとともに、その外周に、図示はされていないが受口内周の溝を形成するための凹凸部や受口奥方を形成する拡径部6が形成されている。
【0006】
そしてこのコア5は、コアセッター(図示せず)のコアリング7に外ばめされることによってこのコアリング7に支持され、このコアリング7がフランジ部7aで金枠1に装着されることによって、金枠1の受口形成部4に挿入されて同心状にセットされるように構成されている。
【0007】
【特許文献1】
特開昭62−124060号公報 第1図
【0008】
【特許文献2】
特開2001−150114号公報 図1
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、遠心鋳造によって管を鋳造した後、金枠1から鋳造管を取り出す場合、コアリング7を金枠1の受口部から引き抜いた後、コア5を付着させたまま鋳造管8を金枠1から引き出し、その後、コア5を破壊することにより受口9内から除去しているので、管8を一本製造するたびに一個のコア5が消費されることとなり、コア5の使用が不経済となる問題があった。
【0010】
一方、コア5を、周方向に分割した耐熱金属製としこの分割したコアのそれぞれを周方向の軸周囲に回動可能に支持することによって、鋳鉄管の成形時は遠心力により拡径させ、成形後は縮径させることにより製品を脱型可能とすることでコアを反復使用可能とすることも考えられるが、拡径し一体化された分割コアの先端面が金枠奥方に向かって開口した状態となっているので、遠心鋳造の際溶湯がこの開口端からコア内に流れ込む恐れがあり、このような流入があると分割コアの内面で凝固するので、型の縮径ができなくなる問題がある。
【0011】
この発明は、上記問題を解消し、反復使用可能な金属製の分割コアの金枠奥側端面を、金型の拡径、縮径の動きを妨げることなく蓋閉可能とし、鋳造時に溶湯が流入するのを防止することを課題としてなされたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため請求項1の発明は、受口を有する管を遠心鋳造する金枠の受口側端に、受口内面を成形するために装着される内型であって、前記金枠の受口側端に当接されるフランジ部と、該フランジ部から前記管受口内面の受口奥方へ向け同軸に伸びるコア部と、該コア部より管受口奥方へさらに伸びる分割コア部とを有し、該分割コア部を構成する分割部は、拡径縮径可能にそれぞれ前記フランジ部に軸支されていると共に、前記分割部の先端面には前記分割コアの先端開口を閉じる蓋体が掛止されてなるものである。
【0013】
すなわち、本発明における受口内面成形コアの分割部はそれぞれ回動運動出来るようにされているので、この回動によりコアが拡径、縮径変形可能とされ、拡径によって鋳造し、縮径すれば鋳造後のコアの脱型が可能となる。
【0014】
一方、このコアの分割部の先端面に分割コアの先端面を蓋閉めする蓋体が掛止されているので、分割部を拡径偏移させて型を組み上げたとき、端面が確実に蓋閉めされ型内に溶湯が流入するのが防止される。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の形態である遠心力成形法における受口内面成形コアについて説明する。
【0016】
図1はこの発明の実施の形態である遠心力成形法における受口内面成形コアの要部断面図、図2は図1の左側から見た正面図、図3はA−A線矢視拡大断面図である。
【0017】
図1において、1は遠心鋳造金枠、4はその受口形成部でこれらは図9に示したものと同様の構成である。
この金枠1における受口形成部4の開口部に遠心力成形法における受口内面成形コア10が配置される。
【0018】
この受口内面成形コア10は、図示のように金枠1の受口形成部4の開口端に当接されるフランジ部11と、このフランジ部11から同心状に受口形成部4の開口端より奥方へとテーパ状に径が縮小していく縮径コア部12と、この縮径コア部12からさらに管受口奥方へと伸びる分割コア部13を有して形成されている。この分割拡径コア部13は図3に明示されているように、周方向長さの長い第1の分割部13aと、周方向長さの短い第2分割部13bとが互いに隣接配置されて複数組設けた構成とされ、図示例の分割コア部13の場合は周方向に大小6分割とされている。
【0019】
そして、第2の分割部13bの断面は図3に示すように中心方向に向かって開く台形状とされ、拡径した時はそれぞれの分割部13a、13bが隙間なく接する断面形状とされている。
【0020】
そして、各分割部13a、13bは、図1に示すようにC字状に屈曲されてフランジ部11方向へ延びるアーム18を有し、アーム18の一端がフランジ部11の端面に軸19で軸支されている。アーム18の端部18aには、軸19回りに回転付勢する引っ張りバネ20が設けられ、金枠1が回転せず静止しているときは分割コア部3が図1に仮想線で示すように縮径するようにされている。
【0021】
そして、周方向長さの長い第1の分割部13a…の先端に係止用の鉤14…が突設され、この鉤14に分割コア13の先端開口を閉じる蓋体15が掛止されている。
【0022】
蓋体15は、図6、図7に示すように分割コア13の先端開口を閉じる大きさの鋼板などの円板15aよりなり、鉤14に係合する受部15bがそれぞれの鉤14に対応する位置に設けられている。
【0023】
また、鉤14の引っ掛け部14a…の深さdは、図4に示すように分割コア13を拡径した時に蓋体15に形成した受部15b…と隙間無く嵌合し、分割コア13を縮径させたとき、図5、図6に示すように何れの鉤14aの引っ掛け部14a…も受部15bに掛かっている深さとされる。
【0024】
なお、この鉤14に蓋体15を引っ掛けるようにするのは、分割コア13が縮拡径しても分割コア13先端から外れず、また、拡径した時は確実に分割コア13先端を閉じるようにするためであるから、分割コア13の縮拡径動作を妨げない範囲で分割コア13先端から外れないようにしておけばよい。
【0025】
従って、図8に示すように、縮径した時にコア13先端から蓋体15が外れないよう、コア先端13aに引っかかる内側の引っかかり部15cを蓋体15の内側に形成してもよい。この場合は、両者の寸法的制約が少なくなるので、実施が容易となる。
【0026】
次に、上記実施の形態における受口内面成形コア10の作動について説明する。
まず、受口内面成形コア10を適当な治具を用いて拡径展開するなどして外面に塗型材(図示せず)を塗布し、ついで各分割部13a〜13bを、図1に二点鎖線で示すようにばね力により中心方向へ回動させて縮径した状態とし、蓋体15を鉤14に掛け止めした後、金枠1の受口開口端に挿入しフランジ部11で固定する。
【0027】
次に、遠心成形に備え金枠1を回転させると、各分割部13a…にも遠心力が作用し径方向へ移動しようとする力が作用し始める。
回転力が増し遠心力が増すと、まず質量の大きい周方向長さの長い分割部13a…が拡径移動し、次いで周方向長さの短い幅狭の分割部13b…が拡径移動し先に開いた幅広の分割部13a…間のハ字状に開いた隙間に嵌合していき円周状のコアが形成される。
【0028】
このとき、分割コアの先端開口部には、蓋体15が掛け止めされているが、分割部13aが縮径状態となった場合でも鉤14に受部15が掛かった状態となっているので、縮径状態から拡径状態へと分割コアの径が変化しても蓋体15は掛け止めされた状態を維持し、拡径状態では図1、図4に示すように分割コア先端部に鉤14により支持される。
【0029】
その状態で金枠内に注湯し遠心成形する。この時、溶湯がモールド先端部分に至っても蓋体15によって溶湯がモールド内に流入するのが防止される。
遠心力成形終了後は、金枠の回転力低下に伴って分割コアは縮径し始めるが、このとき、まず第2の分割部13b…から縮径し始め、隙間が出来ると第1の分割部13a…が縮径し始めるが、図6に示すように第1の分割部13aの縮径は、第2の分割部13bの上に乗り上げる状態となるので、第1の分割部13a…の縮径量は少ないが、成形された受口9との間にはわずかでも隙間が形成されるので脱型は可能となる。
【0030】
なお、第1の分割部13aの鉤14は縮径後も蓋体15の受部15aから、抜け出ない関係とされているから、縮径後も蓋体は分割コアの先端部分に掛け止めされた状態となって外れ落ちることはない。
【0031】
従って、分割コア13は、拡径時に先端開口が蓋体で閉じられるので、コア内に溶湯が流入することがなく、溶湯流入による障害が未然に防止される。また、蓋体は分割部先端から外れる事が無いので、長期間の反復使用も可能となり、経済的な鋳造が出来る効果を有する。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、縮径、拡径変形可能な分割コアであっても先端開口部からの溶湯の流入が無いことより、分割コアを長期間使用することができる。
【0033】
また、蓋体は分割部先端から外れることなく、支持されるので成形の都度コアを廃棄していた従来法より経済的な生産が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態である遠心力成形法における受口内面成形コアの断面図である。
【図2】図1の左側から見た正面図である。
【図3】図1のA−A線矢視断面図である。
【図4】拡径した分割コアと蓋体との係り合いを示す要部拡大断面図である。
【図5】縮径した分割コアと蓋体との係り合いを示す要部拡大断面図である。
【図6】縮径した分割コアと蓋体との係り合いを示す軸方向断面図である。
【図7】この発明の実施の形態である遠心力成形法における受口内面成形コアの斜視図である。
【図8】この発明の実施の形態である遠心力成形法における受口内面成形コアの他の構成例の要部断面図である。
【図9】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 遠心鋳造金枠
4 受口形成部
9 受口
10 受口内面成形コア
11 フランジ部
12 コア状の内型部
13 分割コア部
13a 第1の分割部
13b 第2の分割部
18 アーム
19 軸
20 引っ張りバネ

Claims (1)

  1. 受口を有する管を遠心鋳造する金枠の受口側端に、受口内面を成形するために装着される内型であって、前記金枠の受口側端に当接されるフランジ部と、該フランジ部から前記管受口内面の受口奥方へ向け同軸に伸びるコア部と、該コア部より管受口奥方へさらに伸びる分割コア部とを有し、該分割コア部を構成する分割部は、拡径縮径可能にそれぞれ前記フランジ部に軸支されていると共に、前記分割部の先端面には前記分割コアの先端開口を閉じる蓋体が掛止されてなる遠心力成形法における受口内面成形コア。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101140296B1 (ko) 2012-03-07 2012-05-02 터보파워텍(주) 가스터빈용 블레이드링의 원심주조에 의한 제조방법
CN102555200A (zh) * 2012-01-31 2012-07-11 何军 聚乙烯缠绕结构壁管承口成型模具
CN102729471A (zh) * 2012-06-08 2012-10-17 谈刚强 一种大口径电熔承插式结构壁管的承口成形模具
CN110947925A (zh) * 2019-12-20 2020-04-03 泽州县金秋铸造有限责任公司 一种自动装卸挡盖装置
CN115447124A (zh) * 2022-08-24 2022-12-09 贵州电网有限责任公司 一种管材扩口装置

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