JP2004248769A - 使い捨て吸収性物品 - Google Patents

使い捨て吸収性物品 Download PDF

Info

Publication number
JP2004248769A
JP2004248769A JP2003040336A JP2003040336A JP2004248769A JP 2004248769 A JP2004248769 A JP 2004248769A JP 2003040336 A JP2003040336 A JP 2003040336A JP 2003040336 A JP2003040336 A JP 2003040336A JP 2004248769 A JP2004248769 A JP 2004248769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leg
absorbent article
elastic
dimension
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003040336A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Hoshino
実 星野
Fumiko Aoki
史子 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hakujuji KK
Original Assignee
Hakujuji KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hakujuji KK filed Critical Hakujuji KK
Priority to JP2003040336A priority Critical patent/JP2004248769A/ja
Publication of JP2004248769A publication Critical patent/JP2004248769A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】良好な密着性を得ることができ、吸収体の密着性を向上できるとともに、漏れを防止でき、かつ製造コストを低減できる使い捨て吸収性物品を提供する。
【解決手段】背側脚回り弾性体部33と腹側脚回り弾性体部34を脚回り部18に沿ってそれぞれ有する脚回り弾性領域31を脚回り弾性体24に設ける。使用者の脚回りでの密着性が良好になる。中央弾性領域に位置して吸収体本体2に外装シート3との接合を剥離した非接合部14を設ける。中央弾性領域の収縮により吸収体本体2が外装シート3から浮き上がって使用者への股下への密着性を向上できて漏れを防止できる。脚回り弾性体24の伸張率を配設位置によって変化させる必要がなく、製造が容易で製造コストを低減できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば大人用、あるいは失禁用などのパンツ型の使い捨て吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の使い捨て吸収性物品は、透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸収体が配設された吸収体本体の衣服面側に外装シートが接合された吸収性物品体を備えている。この吸収性物品体の外装シートには、長手方向に沿って背側胴回り部、一対の脚回り部を備えた股下回り部および腹側胴回り部が順次一体に形成されている。また、吸収性物品体は、背側胴回り部および腹側胴回り部の幅方向の両側部が接合されて腰回り開口部および一対の脚回り開口部が形成されるパンツ形状に予め形成されている。さらに、腰回り開口部の周縁となる背側胴回り部および腹側胴回り部には、腰回り開口部が略実質的に全周に亘って伸縮するように弾性体が配設されている。そして、外装シートには、一方の脚回り部から股下回り部を横切って他方の脚回り部へと、吸収性物品体の展開状態で略U字状になるように連続的に脚回り弾性体が配設されている(例えば、特許文献1参照。)。また、脚回り弾性体を、両脚回り部近傍での伸張応力が小さく、股下回り部での伸張応力が大きくなるように配設した構成も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−31135号公報(第3−5頁、図2)
【0004】
【特許文献2】
特開平7−289588号公報(第3−4頁、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特許文献1記載の使い捨て吸収性物品では、吸収体本体と外装シートとが略全体に接合されているため、使用者が装着している間に吸収性物品体がずれて外装シートが使用者の肌から離れてしまうと吸収体も使用者の肌から離れてしまい、漏れを生じるおそれがあるという問題がある。
【0006】
また、吸収体を使用者の股下に密着させるために、脚回り弾性体の股下回り部に位置し吸収体本体を横切る部分の伸張応力を大きくしても、吸収体本体の剛性に妨げられて充分な収縮性を得ることが容易でないとともに、脚回り弾性体の脚回り部近傍に位置する部分の伸張応力も必要以上に大きくなることで使用者の脚回りに跡を残してしまうおそれがあり、吸収体の密着性を向上させることが容易でないという問題もある。
【0007】
さらに、上述の特許文献2記載の使い捨て吸収性物品では、脚回り弾性体の伸張応力を部分的に変えなければならないため、製造が容易でなく、かつ製造速度が遅くなり結果として製造コストが増加するおそれがある。
【0008】
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、良好な密着性を得ることができ、吸収体の密着性を向上できるとともに、漏れを防止でき、かつ製造コストを低減できる使い捨て吸収性物品を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の使い捨て吸収性物品は、透液性表面シート、不透液性裏面シートおよびこれら透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に配設された吸収体を有する吸収体本体と、この吸収体本体の前記不透液性裏面シート側に一部が接合され、背側胴回り部、両側に脚回り部を切り欠き形成した股下回り部、および腹側胴回り部が長手方向に順次一体的に形成され、かつ前記背側胴回り部の幅方向両側部と前記腹側胴回り部の幅方向両側部とがそれぞれ接合されて腰回り開口部および一対の脚回り開口部が形成される外装シートとを備えた吸収性物品体を具備し、前記外装シートは、前記吸収体側に位置する内側シート片と使用者の衣服側に位置する外側シート片とを有し、前記内側シート片と外側シート片との間に脚回り弾性体が配設され、この脚回り弾性体は、背側に位置する背側脚回り弾性体部および腹側に位置する腹側脚回り弾性体部を前記両脚回り部に沿って有する脚回り弾性領域と、前記背側脚回り弾性体部および前記腹側脚回り弾性体部から前記吸収性物品体の幅方向の中心側に延出した中央弾性体部を備えた中央弾性領域とを有し、前記吸収体は、前記透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間の少なくとも股下回り部の略中心域に配設され、前記吸収体本体は、幅方向全体に亘って前記外装シートとの接合が剥離された非接合部を前記中央弾性領域に位置して有しているものである。
【0010】
そして、背側に位置する背側脚回り弾性体部および腹側に位置する腹側脚回り弾性体部を脚回り部に沿ってそれぞれ有する脚回り弾性領域を脚回り弾性体に設けることで、使用者の脚回りでの密着性が良好になり、中央弾性領域に位置して吸収体本体に外装シートとの接合を剥離した非接合部を設けることにより中央弾性体部が吸収体本体の剛性の影響を受けにくくなり中央弾性領域が収縮しやすくなるため、この中央弾性領域の収縮により吸収体本体が外装シートから浮き上がって使用者への股下への密着性が向上し漏れを防止し、かつ例えば脚回り弾性体の伸張率を配設位置によって変化させるなどの必要がなく、製造が容易で製造コストが低減される。
【0011】
請求項2記載の使い捨て吸収性物品は、請求項1記載の使い捨て吸収性物品において、非接合部は、吸収性物品体の長手方向に沿った寸法が、中央弾性領域の前記吸収性物品体の長手方向に沿った寸法より大きく、かつ吸収体の長手寸法に対して4%以上30%以下であるものである。
【0012】
そして、非接合部の吸収性物品体の長手方向に沿った寸法を、中央弾性領域の吸収性物品体の長手方向に沿った寸法より大きく、かつ吸収体の長手寸法に対して4%以上30%以下とすることにより、脚回り弾性体の伸張応力で吸収体の幅寸法が必要以上に短くなることを防止して、使用者の肌への吸収体の密着性がより向上し、より確実に漏れを防止する。
【0013】
請求項3記載の使い捨て吸収性物品は、請求項1または2記載の使い捨て吸収性物品において、脚回り弾性体は、複数配設され、一方の脚回り弾性体は、一方の背側脚回り弾性体部、中央弾性体部および前記背側脚回り弾性体部と吸収性物品体の幅方向の反対側に位置した一方の腹側脚回り弾性体部にて形成され、他方の脚回り弾性体は、前記一方の背側脚回り弾性体部と前記吸収性物品体の幅方向の反対側に位置した他方の背側脚回り弾性体部、前記中央弾性体部および前記一方の腹側脚回り弾性体部と前記吸収性物品体の幅方向の反対側に位置した他方の腹側脚回り弾性体部にて形成されているものである。
【0014】
そして、このような構成により、各脚回り弾性領域と中央弾性領域とが一体的に作用するとともに、脚回り弾性体が外装シートに対角線状に配設されるので、使用者の肌への密着性がより向上し、また、中央弾性領域に位置する脚回り弾性体の本数が各脚回り弾性領域に位置する脚回り弾性体の本数よりも多くなるため、中央弾性領域の伸張応力が各脚回り弾性領域の伸張応力より大きくなるので、吸収体本体が容易に外装シートから浮き上がって吸収体の使用者の股下への密着性がより向上し、かつ脚回りを必要以上に締め付けることがない。
【0015】
請求項4記載の使い捨て吸収性物品は、請求項1ないし3いずれか一記載の使い捨て吸収性物品において、両脚回り部は、腹側胴回り部寄りの位置で外装シートの幅寸法が最も小さくなるように凹状に切り欠き形成され、中央弾性領域は、前記外装シートの幅寸法が最も小さい部分に位置して配設されているものである。
【0016】
そして、外装シートの両脚回り部の腹側胴回り部寄りの位置の幅寸法が最も小さくなるように両脚回り部を凹状に切り欠き形成することにより、外装シートの形状が下着の形状により近くなり、使用者の肌への密着性がより向上するとともに、腹側胴回り部寄りに中央弾性領域が位置するので、使用者の股間部への吸収体の密着性がより向上する。
【0017】
請求項5記載の使い捨て吸収性物品は、請求項1ないし4いずれか一記載の使い捨て吸収性物品において、外装シートの幅方向の中心域にて内側シート片および外側シート片の間に非接合部と交差するように配設された弾性体を備え、この弾性体は、前記非接合部の吸収性物品体の長手方向に沿った寸法より大きく吸収体本体の長手寸法より小さい長さ寸法を有しているものである。
【0018】
そして、非接合部の吸収性物品体の長手方向に沿った寸法より大きく吸収体本体の長手寸法より小さい長さ寸法を有する弾性体を、外装シートの幅方向の中心域にて内側シート片および外側シート片の間に非接合部と交差するように配設することで、中央弾性領域および弾性体により吸収体本体がより確実に浮き上がって使用者の肌に密着し、より確実に漏れを防止する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の使い捨て吸収性物品の第1の実施の形態の構成を図1ないし図4を参照して説明する。
【0020】
図1において、使い捨て吸収性物品は、例えば使い捨て紙おむつであり、吸収性物品体としてのおむつ体1を備えている。このおむつ体1は、図1に示す展開状態から、図3に示すパンツ形状にすることで、例えば病人、失禁者などの装着者の背部側から腹部側に身体に沿って装着するものである。そして、このおむつ体1は、図1に示すように、吸収体本体2および外装シート3を備え、略矩形状に形成されている。
【0021】
吸収体本体2は、透液性を有する透液性表面シート4、不透液性を有する不透液性裏面シート5、これら透液性表面シート4と不透液性裏面シート5との間に配設された液吸収性を有する吸収体6を備えている。透液性表面シート4と不透液性裏面シート5とは、周縁部が例えば接着剤などで接合されて吸収体6が内部に封着されている。また、吸収体本体2は、おむつ体1の長手方向に沿って細長矩形状に形成されている。
【0022】
ここで、透液性表面シート4は、例えば織布、不織布、多孔性フィルム、或いは合成繊維などの、透液性および通気性を有しかつ肌着に近い感触のシート材で形成され、尿などの排泄液を吸収体6へ透過するとともに、身体に直接接触しても不快感を与えないようになっている。
【0023】
また、不透液性裏面シート5は、例えばポリエチレン(polyethylene)樹脂などの合成樹脂など、不透液性および通気性を有したシート材にて形成され、尿などの排泄液にて例えば下着などの他の衣類、或いはシーツなどの汚れを防止している。
【0024】
さらに、吸収体6は、例えばパルプを主とする材料であって一部に高分子吸収体などの物質を含んだ材料にてシート状に形成され、尿などの排泄液を充分に吸収する。
【0025】
また、外装シート3は、透液性表面シート4、不透液性裏面シート5および吸収体6よりも大きく形成され、通気性および不透液性を有する内側シート片11と外側シート片12が、厚さ方向に重ね合わせて一体的に接合して形成されている。さらに、外装シート3は、図2に示すように、不透液性裏面シート5の外側面の一部が内側シート片11に例えば接着剤などにて接合され後述する接合部13,13となっており、これら接合部13,13の間には、後述する非接合部14が形成されている。
【0026】
そして、この外装シート3は、図1に示すように、展開状態で背側胴回り部15、股下回り部16および腹側胴回り部17がおむつ体1の長手方向に順次一体的に形成されるとともに、長手方向に略沿った中心線にて線対称な略矩形状に形成されて、この股下回り部16の幅方向の両側縁には、略凹弧状に切り欠き形成された脚回り部18が形成されている。この脚回り部18は、外装シート3の長手方向の略中心域の幅寸法が最も小さくなるように外装シート3に切り欠き形成されている。このため、外装シート3は、おむつ体1の幅方向に沿った中心線にて線対称になるように形成されている。
【0027】
また、吸収体本体2は、おむつ体1の外装シート3の長手方向に略沿った状態で、背側胴回り部15、股下回り部16および腹側胴回り部17の略中央に亘って配設されている。
【0028】
さらに、おむつ体1の外装シート3の背側胴回り部15は、展開状態におけるおむつ体1の長手方向の一端側に形成され、この展開状態からおむつ体1が適宜折り曲げられて、装着者の腰回りの背部側に位置する部分となっている。そして、この背側胴回り部15の両外側縁部には、図示しない背側結合部が形成されている。
【0029】
また、おむつ体1の股下回り部16は、展開状態における長手方向の中間部に、背側胴回り部15から腹側胴回り部17に亘っておむつ体1の長手方向側に連続して一体に形成され、この展開状態からおむつ体1が適宜折り曲げられて、装着者の股下に位置する部分となっている。
【0030】
そして、おむつ体1の腹側胴回り部17は、展開状態におけるおむつ体1の長手方向の股下回り部16の背側胴回り部15と反対側の他端側に連続して一体に形成され、この展開状態からおむつ体1が適宜折り曲げられて、装着者の腰回りの腹部側に位置する部分となっている。また、この腹側胴回り部17は、背側胴回り部15と同様に、おむつ体1の幅方向に略沿った長手方向を有した略矩形状に形成されている。
【0031】
さらに、腹側胴回り部17の両外側部近傍には、背側胴回り部15の背側結合部と接合される図示しない腹側結合部が設けられている。そして、これら腹側結合部を背側結合部と接合することにより、図3に示すように、背側胴回り部15および腹側胴回り部17により腰回り開口部21が形成され、かつ一対の脚回り部18により一対の脚回り開口部22が形成されるパンツ形状となる。
【0032】
また、背側胴回り部15および腹側胴回り部17における内側シート片11および外側シート片12の間には、図1に示すように、複数本、例えば5本の胴回り弾性体23がそれぞれ配設されている。これら胴回り弾性体23は、例えば紐状ゴムなどの伸縮可能な部材であり、おむつ体1の幅方向に伸張した状態で、背側胴回り部15および腹側胴回り部17全体に幅方向に沿って接着剤などにてそれぞれ固着され、おむつ体1の長手方向に互いに略等間隔に離間されて配設されている。したがって、これら胴回り弾性体23は、おむつ体1を図3に示すパンツ形状に形成した際に使用者の胴回りの実質的に略全周に亘って配設される。
【0033】
さらに、外装シート3の内側シート片11および外側シート片12の間には、例えば紐状ゴムなどの複数、例えば2本の脚回り弾性体24がそれぞれ伸張された状態で配設されている。
【0034】
これら脚回り弾性体24は、図2に示すように、脚回り弾性領域31と、脚回り弾性領域31から延設された中央弾性領域32とを備えている。
【0035】
脚回り弾性領域31は、両脚回り部18に沿って凹弧状に使用者の背側に位置する背側脚回り弾性体部33と、両脚回り部18に沿って凹弧状に使用者の腹側に位置する腹側脚回り弾性体部34とを有している。
【0036】
また、中央弾性領域32は、背側脚回り弾性体部33および腹側脚回り弾性体部34からおむつ体1の幅方向の中心側に延出して吸収体本体2の長手方向の略中心域でこの吸収体本体2と交差する中央弾性体部35を有している。
【0037】
そして、脚回り弾性体24は、一方の脚回り弾性体24と他方の脚回り弾性体24とを、外装シート3の内側シート片11と外側シート片12との間に対角線状に配設した、平面視略X字状に形成されている。
【0038】
すなわち、一方の脚回り弾性体24は、一方の背側脚回り弾性体部33、中央弾性体部35、および、前記一方の背側脚回り弾性体部33とおむつ体1の幅方向の反対側に位置した一方の腹側脚回り弾性体部34で構成されている。
【0039】
また、他方の脚回り弾性体24は、前記一方の背側脚回り弾性体部33とおむつ体1の幅方向の反対側に位置した他方の背側脚回り弾性体部33、中央弾性体部35、および、前記一方の腹側脚回り弾性体部34とおむつ体1の幅方向の反対側に位置した他方の腹側脚回り弾性体部34で構成されている。
【0040】
このため、各脚回り弾性体24の中央弾性体部35の伸張応力は、背側脚回り弾性体部33の伸張応力と腹側脚回り弾性体部34の伸張応力との和となり、脚回り部18には、脚回り弾性体24にて、おむつ体1の長手方向および幅方向に伸縮性が付与される。
【0041】
さらに、吸収体本体2の不透液性裏面シート5の接合部13,13は、吸収体本体2の不透液性裏面シート5の長手方向の両端部から非接合部14に亘って、平面視略矩形状に形成されている。
【0042】
また、非接合部14は、不透液性裏面シート5と外装シート3の内側シート片11との接合が剥離されている。すなわち、非接合部14において、吸収体本体2と外装シート3とは互いに接合されていない。この非接合部14は、吸収体本体2の幅方向全体に亘って設けられている。さらに、この非接合部14には、脚回り弾性体24の中央弾性領域32の中央弾性体部35が位置している。
【0043】
そして、図1に示すように、非接合部14のおむつ体1の長手方向に沿った寸法L1は、中央弾性体部35のおむつ体1の長手方向に沿った寸法L2より大きく、かつ吸収体6の長手寸法L3に対して4%以上30%以下に形成されている。
【0044】
次に、上記第1の実施の形態の作用効果を説明する。
【0045】
まず、装着に際しては、図3に示すように、おむつ体1をパンツ形状に形成してパンツのように装着する。
【0046】
このとき、背側に位置する背側脚回り弾性体部33および腹側に位置する腹側脚回り弾性体部34を脚回り部18に沿ってそれぞれ有する脚回り弾性領域31を脚回り弾性体24に設けることで、使用者の脚回りでの密着性が良好になる。
【0047】
また、中央弾性領域32に位置して吸収体本体2に外装シート3との接合を剥離した非接合部14を設けることにより、中央弾性領域32の中央弾性体部35が吸収体本体2の剛性の影響を受けにくくなり、中央弾性領域32が収縮しやすくなる。
【0048】
このため、図4に示すように、中央弾性領域32の収縮により非接合部14に位置した外装シート3が断面視波状に収縮するとともに、非接合部14に位置した吸収体本体2が、外装シート3から浮き上がって上方、すなわち使用者の肌側に向けて凸弧状に湾曲し、使用者の肌に密着することで、使用者への股下への密着性が向上して漏れを防止できる。
【0049】
さらに、おむつ体1は、一般に、製造上互いに隣接して連続的に製造され、脚回り弾性体24も連続的に配設されるため、脚回り弾性体24の伸張率を脚回り弾性体24の配設位置によって変化させることは容易ではないが、本実施の形態では、脚回り弾性体24を、この脚回り弾性体24の配設位置によって伸張率を変化させることなく略一定の割合でおむつ体1に配設できるので、製造が容易で製造速度を向上でき、結果として製造コストを低減できる。
【0050】
非接合部14のおむつ体1の長手方向に沿った寸法L1を、中央弾性体部35のおむつ体1の長手方向に沿った寸法L2より大きく、かつ吸収体6の長手寸法L3に対して4%以上30%以下とすることにより、おむつ体1をパンツ形状にした際に脚回り弾性体24の伸張応力で吸収体6の幅寸法が必要以上に短くなることを防止して、使用者の肌への吸収体6の密着性をより向上でき、より確実に漏れを防止できる。
【0051】
脚回り弾性体24を、平面視略X字状におむつ体1の外装シート3に配設することにより、各脚回り弾性領域31と中央弾性領域32とが一体的に作用するとともに、脚回り弾性体24が外装シート3に対角線状に配設されるので、使用者の肌への密着性をより向上できる。
【0052】
また、中央弾性領域32に位置する脚回り弾性体24の本数が各脚回り弾性領域31に位置する脚回り弾性体24の本数よりも多くなるため、中央弾性領域32の伸張応力が各脚回り弾性領域31の伸張応力より大きくなるので、吸収体本体2が容易に外装シート3から浮き上がって吸収体6の使用者の股下への密着性を、より向上でき、かつ使用者の脚回りを必要以上に締め付けることがない。
【0053】
次に、本発明の第2の実施の形態の構成を図5を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用効果については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0054】
この第2の実施の形態では、図5に示すように、両脚回り部18が、おむつ体1の長手方向の中心域よりも腹側胴回り部17寄りの位置で外装シート3の幅寸法が最も小さくなるように凹状、例えば凹弧状に切り欠き形成されている。言い換えると、両脚回り部18は、背側胴回り部15寄りの位置の径寸法が大きく、腹側胴回り部17寄りの位置の径寸法が小さくなるように、凹弧状に切り欠き形成されている。このため、両脚回り部18は、おむつ体1の長手方向について線対称に形成されていない。
【0055】
非接合部14および脚回り弾性体24の中央弾性領域32は、外装シート3の幅寸法が最も小さい部分に位置して配設されている。すなわち、非接合部14および中央弾性領域32は、両脚回り部18の縁部が互いに最も接近している位置の近傍に配設されている。
【0056】
そして、外装シート3の両脚回り部18の腹側胴回り部17寄りの位置の幅寸法が最も小さくなるように両脚回り部18を凹弧状に切り欠き形成することにより、外装シート3の形状が下着の形状により近くなり、おむつ体1をパンツ形状にして装着する際に、おむつ体1の使用者の肌への密着性をより向上できる。
【0057】
また、腹側胴回り部17寄りに非接合部14および中央弾性領域32が位置するので、使用者の股間部への吸収体6の密着性をより向上できる。
【0058】
次に、本発明の第3の実施の形態の構成を図6および図7を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用効果については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0059】
この第3の実施の形態では、図6および図7に示すように、外装シート3の幅方向の中心域にて、内側シート片11および外側シート片12の間に非接合部14と交差、例えば直交するようにシート状の弾性体41が直線状に配設されている。
【0060】
この弾性体41の長さ寸法L4は、非接合部14のおむつ体1の長手方向に沿った寸法L1より大きく、吸収体本体2の長手寸法L5より小さく形成されている。
【0061】
また、弾性体41は、内側シート片11および外側シート片12の間において、脚回り弾性体24と外側シート片12との間に配設されている。すなわち、弾性体41は、内側シート片11および外側シート片12の間において、使用者の衣服面側に配設されている。
【0062】
この結果、おむつ体1の装着時に、図7に示すように、中央弾性領域32の収縮により非接合部14に位置した外装シート3が断面視波状に収縮し、非接合部14に位置した吸収体本体2が、外装シート3から浮き上がって使用者の肌側に向けて凸弧状に湾曲するとともに、外装シート3が吸収体本体2に沿って使用者の肌側に向けて凸弧状に湾曲することで、吸収体本体2が外装シート3から確実に浮き上がって使用者の肌に密着し、より確実に漏れを防止できる。
【0063】
また、弾性体41をシート状にしたことにより、吸収体本体2を面状に押し上げできるため、吸収体本体2をより確実に外装シート3から浮き上げできる。
【0064】
さらに、弾性体41を、内側シート片11および外側シート片12の間において、脚回り弾性体24と外側シート片12との間に配設することにより、おむつ体1の製造時に弾性体41を先に、脚回り弾性体24を後にそれぞれ配設できる。このため、おむつ体1の製造時に、弾性体41を配設し、脚回り弾性体24を平面視略X字状に移動させながら配設した後すぐに内側シート片11と外側シート片12とを互いに貼り合わせでき、脚回り弾性体24の位置ずれを防止できるので、製造性をより向上できる。
【0065】
なお、上記第3の実施の形態において、吸収体本体2を外装シート3から確実に浮き上げできれば、弾性体41は糸状にしてもよい。
【0066】
また、弾性体41は、内側シート片11および外側シート片12の間において、内側シート片11と脚回り弾性体24との間、すなわち使用者の身体面側に配設してもよい。
【0067】
さらに、上記各実施の形態において、吸収体本体2は、背側胴回り部15、あるいは腹側胴回り部17に位置した胴回り弾性体23に端部が重なるように配設されていてもよい。この場合には、胴回り弾性体23により吸収体本体2が使用者の身体面に密着するので、背側、あるいは腹側からの漏れを防止できる。
【0068】
また、吸収体本体2は、両端部が背側胴回り部15および腹側胴回り部17にそれぞれ重なるように配設してもよい。
【0069】
そして、胴回り弾性体23は、背側胴回り部15に位置した部分と腹側胴回り部17に位置した部分とで間隔をそれぞれ変えてもよい。例えば、腰回り開口部21の近傍の間隔を狭くして配設される本数を多くすると、使用者の腰回りへの密着性が向上する。また、吸収体本体2と重なっている部分の間隔を狭くして配設される本数を多くすると、吸収体本体2の使用者の肌への密着性が向上する。
【0070】
また、吸収体本体2の幅方向の両側部に、この吸収体本体2の長手方向に沿って図示しないギャザ弾性体を配設し、不透液性裏面シート5およびギャザ弾性体にて立体ギャザを形成して漏れをより確実に防止する構成も可能である。
【0071】
さらに、一方の脚回り弾性体24を、一方の背側脚回り弾性体部33、中央弾性体部35および他方の背側脚回り弾性体部33にて構成するとともに、他方の脚回り弾性体24を、一方の腹側脚回り弾性体部34、中央弾性体部35および他方の腹側脚回り弾性体部34にて構成することで、脚回り弾性体24を平面視略U字状に形成してもよい。
【0072】
そして、脚回り弾性体24は、各脚回り部18にそれぞれ複数設けたが、脚回りの密着性を確保できれば、各脚回り部18に1本ずつ配設してもよい。
【0073】
また、接合部13,13は、吸収体本体2を外装シート3に確実に固定できれば、全面を外装シート3の内側シート片11に接合する必要はない。
【0074】
【実施例】
以下、上記第1ないし第3の実施の形態の一実施例を表1を参照して説明する。
【0075】
本実施例では、非接合部14のおむつ体1の長手方向に沿った寸法L1、中央弾性体部35のおむつ体1の長手方向に沿った寸法L2および吸収体6の長手寸法L3の関係を示す実験をした。
【0076】
まず、外装シート3として、全長、すなわち長手寸法800mm、全幅、すなわち幅寸法560mm、股下回り部16の長手寸法200mmのものを用いた。
【0077】
吸収体本体2は、長手寸法550mm、幅寸法180mmのものを用いた。
【0078】
吸収体6は、長手寸法500mm、幅寸法100mmの、高分子吸収材を混合したいわゆるフラッフパルプを用いた。
【0079】
非接合部14としては、寸法L1を、0mm(非接合部14なし)、10mm、20mm、30mm、50mm、80mm、150mmおよび200mmとした各サンプルを用いた。
【0080】
さらに、中央弾性体部35の幅寸法を、この中央弾性体部35を伸張させた状態で117mmとなるようにした。
【0081】
脚回り弾性体24としては、940dtxのライクラ(登録商標)(東レ・デュポン株式会社製)を2.5倍延伸させた状態で用いた。
【0082】
また、脚回り弾性体24は、背側および腹側にそれぞれ3本ずつ、すなわち中央弾性体部35で6本となるように配設した。
【0083】
さらに、中央弾性体部35は、2本ずつ互いに重なるようにし、4mm間隔で配設した。したがって、寸法L2は、8mmとなっている。
【0084】
そして、このように構成したおむつ体1の中央弾性体部35の幅寸法L6と、吸収体6の幅寸法L7とを測定した。
【0085】
さらに、このおむつ体1をマネキン人形に装着して100回足踏みさせ、この状態で1時間装着した後、寸法L6と寸法L7とを測定した。この結果を、表1に示す。
【0086】
【表1】
Figure 2004248769
【0087】
表1に示すように、寸法L6は、おむつ体1の装着後には、略一定で50mmであるが、装着前において寸法L1が大きいほど吸収体6の剛性の影響を受けにくくなり収縮しやすくなって、寸法L1が80mm以上のとき略一定になる。
【0088】
したがって、中央弾性体部35の収縮力を充分に発揮させるためには、寸法L1は、80mm以上にするのが好ましい(結果1)。
【0089】
また、吸収体6も同様に、装着前においては、寸法L1が大きいほど脚回り弾性体24の影響を受けにくく、不規則なしわが形成されないので、寸法L7は縮みにくくなり、寸法L1が150mmのとき略限界となる(結果2)。
【0090】
さらに、おむつ体1の装着後の寸法L7は、寸法L1が0mmおよび10mmの場合に、寸法L6と同様に約50mmとなるが、寸法L1が20mmより大きくなると、脚回り弾性体24の収縮による吸収体6の収縮作用が緩和され、寸法L7が縮みにくくなる。そして、寸法L1が50mm以上になると、寸法L7は変わらなくなる(結果3)。
【0091】
したがって、上記結果1ないし3を総合し、非接合部14のおむつ体1の長手方向に沿った寸法L1は20mm以上150mm以下が好ましいことが分かる。すなわち、非接合部14のおむつ体1の長手方向に沿った寸法L1の割合は、吸収体6の長手寸法L3に対して、4%(20mm/500mm)以上30%(150mm/500mm)以下の範囲が良好であることが示された。
【0092】
【発明の効果】
請求項1記載の使い捨て吸収性物品によれば、背側に位置する背側脚回り弾性体部および腹側に位置する腹側脚回り弾性体部を脚回り部に沿ってそれぞれ有する脚回り弾性領域を脚回り弾性体に設けることで、使用者の脚回りでの密着性が良好になり、中央弾性領域に位置して吸収体本体に外装シートとの接合を剥離した非接合部を設けることにより中央弾性体部が吸収体本体の剛性の影響を受けにくくなり中央弾性領域が収縮しやすくなるため、この中央弾性領域の収縮により吸収体本体が外装シートから浮き上がって使用者への股下への密着性を向上できて漏れを防止でき、かつ脚回り弾性体の伸張率を配設位置によって変化させるなどの必要がなく、製造が容易で製造コストを低減できる。
【0093】
請求項2記載の使い捨て吸収性物品によれば、非接合部の吸収性物品体の長手方向に沿った寸法を、中央弾性領域の吸収性物品体の長手方向に沿った寸法より大きく、かつ吸収体の長手寸法に対して4%以上30%以下とすることにより、脚回り弾性体の伸張応力で吸収体の幅寸法が必要以上に短くなることを防止して、使用者の肌への吸収体の密着性をより向上でき、より確実に漏れを防止できる。
【0094】
請求項3記載の使い捨て吸収性物品によれば、各脚回り弾性領域と中央弾性領域とが一体的に作用するとともに、脚回り弾性体が外装シートに対角線状に配設されるので、使用者の肌への密着性をより向上でき、また、中央弾性領域に位置する脚回り弾性体の本数が各脚回り弾性領域に位置する脚回り弾性体の本数よりも多くなるため、中央弾性領域の伸張応力が各脚回り弾性領域の伸張応力より大きくなるので、吸収体本体が容易に外装シートから浮き上がって吸収体の使用者の股下への密着性をより向上でき、かつ脚回りを必要以上に締め付けることがない。
【0095】
請求項4記載の使い捨て吸収性物品によれば、外装シートの両脚回り部の腹側胴回り部寄りの位置の幅寸法が最も小さくなるように両脚回り部を凹状に切り欠き形成することにより、外装シートの形状が下着の形状により近くなり、使用者の肌への密着性をより向上できるとともに、腹側胴回り部寄りに中央弾性領域が位置するので、使用者の股間部への吸収体の密着性をより向上できる。
【0096】
請求項5記載の使い捨て吸収性物品によれば、非接合部の吸収性物品体の長手方向の寸法より大きく吸収体本体の長手寸法より小さい長さ寸法を有する弾性体を、外装シートの幅方向の中心域にて内側シート片および外側シート片の間に非接合部と交差するように配設することで、中央弾性領域および弾性体により吸収体本体がより確実に浮き上がって使用者の肌に密着し、より確実に漏れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使い捨て吸収性物品の第1の実施の形態を一部を切り欠いて示す平面図である。
【図2】同上使い捨て吸収性物品の一部を省略して示す平面図である。
【図3】同上使い捨て吸収性物品を示す斜視図である。
【図4】同上使い捨て吸収性物品を示す図2のA−A断面図である。
【図5】本発明の使い捨て吸収性物品の第2の実施の形態を示す平面図である。
【図6】本発明の使い捨て吸収性物品の第3の実施の形態を示す平面図である。
【図7】同上使い捨て吸収性物品を示す図6のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 吸収性物品体としてのおむつ体
2 吸収体本体
3 外装シート
4 透液性表面シート
5 不透液性裏面シート
6 吸収体
11 内側シート片
12 外側シート片
14 非接合部
15 背側胴回り部
16 股下回り部
17 腹側胴回り部
18 脚回り部
21 腰回り開口部
22 脚回り開口部
24 脚回り弾性体
31 脚回り弾性領域
32 中央弾性領域
33 背側脚回り弾性体部
34 腹側脚回り弾性体部
35 中央弾性体部
41 弾性体

Claims (5)

  1. 透液性表面シート、不透液性裏面シートおよびこれら透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に配設された吸収体を有する吸収体本体と、
    この吸収体本体の前記不透液性裏面シート側に一部が接合され、背側胴回り部、両側に脚回り部を切り欠き形成した股下回り部、および腹側胴回り部が長手方向に順次一体的に形成され、かつ前記背側胴回り部の幅方向両側部と前記腹側胴回り部の幅方向両側部とがそれぞれ接合されて腰回り開口部および一対の脚回り開口部が形成される外装シートと
    を備えた吸収性物品体を具備し、
    前記外装シートは、前記吸収体側に位置する内側シート片と使用者の衣服側に位置する外側シート片とを有し、
    前記内側シート片と外側シート片との間に脚回り弾性体が配設され、
    この脚回り弾性体は、
    背側に位置する背側脚回り弾性体部および腹側に位置する腹側脚回り弾性体部を前記両脚回り部に沿って有する脚回り弾性領域と、
    前記背側脚回り弾性体部および前記腹側脚回り弾性体部から前記吸収性物品体の幅方向の中心側に延出した中央弾性体部を備えた中央弾性領域とを有し、
    前記吸収体は、前記透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間の少なくとも股下回り部の略中心域に配設され、
    前記吸収体本体は、幅方向全体に亘って前記外装シートとの接合が剥離された非接合部を前記中央弾性領域に位置して有している
    ことを特徴とした使い捨て吸収性物品。
  2. 非接合部は、吸収性物品体の長手方向に沿った寸法が、中央弾性領域の前記吸収性物品体の長手方向に沿った寸法より大きく、かつ吸収体の長手寸法に対して4%以上30%以下である
    ことを特徴とした請求項1記載の使い捨て吸収性物品。
  3. 脚回り弾性体は、複数配設され、
    一方の脚回り弾性体は、一方の背側脚回り弾性体部、中央弾性体部および前記背側脚回り弾性体部と吸収性物品体の幅方向の反対側に位置した一方の腹側脚回り弾性体部にて形成され、
    他方の脚回り弾性体は、前記一方の背側脚回り弾性体部と前記吸収性物品体の幅方向の反対側に位置した他方の背側脚回り弾性体部、前記中央弾性体部および前記一方の腹側脚回り弾性体部と前記吸収性物品体の幅方向の反対側に位置した他方の腹側脚回り弾性体部にて形成されている
    ことを特徴とした請求項1または2記載の使い捨て吸収性物品。
  4. 両脚回り部は、腹側胴回り部寄りの位置で外装シートの幅寸法が最も小さくなるように凹状に切り欠き形成され、
    中央弾性領域は、前記外装シートの幅寸法が最も小さい部分に位置して配設されている
    ことを特徴とした請求項1ないし3いずれか一記載の使い捨て吸収性物品。
  5. 外装シートの幅方向の中心域にて内側シート片および外側シート片の間に非接合部と交差するように配設された弾性体を備え、
    この弾性体は、前記非接合部の吸収性物品体の長手方向に沿った寸法より大きく吸収体本体の長手寸法より小さい長さ寸法を有している
    ことを特徴とした請求項1ないし4いずれか一記載の使い捨て吸収性物品。
JP2003040336A 2003-02-18 2003-02-18 使い捨て吸収性物品 Pending JP2004248769A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003040336A JP2004248769A (ja) 2003-02-18 2003-02-18 使い捨て吸収性物品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003040336A JP2004248769A (ja) 2003-02-18 2003-02-18 使い捨て吸収性物品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004248769A true JP2004248769A (ja) 2004-09-09

Family

ID=33024254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003040336A Pending JP2004248769A (ja) 2003-02-18 2003-02-18 使い捨て吸収性物品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004248769A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007244668A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Uni Charm Corp 使い捨ておむつ
JP2011163229A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Toyota Motor Corp 多気筒内燃機関の気筒間空燃比インバランス判定装置
JP2012024464A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Daio Paper Corp パンツタイプ使い捨ておむつ
US8216205B2 (en) 2004-02-17 2012-07-10 Uni-Charm Corporation Disposable diaper
US8231592B2 (en) 2004-06-03 2012-07-31 Unicharm Corporation Disposable diaper
JP2013223690A (ja) * 2012-04-23 2013-10-31 Unicharm Corp 吸収性物品
JP2018083023A (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 大王製紙株式会社 トランクスタイプ使い捨ておむつ
CN112107433A (zh) * 2019-06-19 2020-12-22 尤妮佳股份有限公司 吸收性物品

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06296643A (ja) * 1993-04-19 1994-10-25 Kao Corp 吸収性物品及びその製造方法
JPH0824290A (ja) * 1994-07-14 1996-01-30 Uni Charm Corp 使い捨て着用物品
JPH11188056A (ja) * 1997-12-26 1999-07-13 Uni Charm Corp 使い捨て着用物品
JP2001087314A (ja) * 1999-09-22 2001-04-03 Daio Paper Corp パンツ型使い捨て紙おむつ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06296643A (ja) * 1993-04-19 1994-10-25 Kao Corp 吸収性物品及びその製造方法
JPH0824290A (ja) * 1994-07-14 1996-01-30 Uni Charm Corp 使い捨て着用物品
JPH11188056A (ja) * 1997-12-26 1999-07-13 Uni Charm Corp 使い捨て着用物品
JP2001087314A (ja) * 1999-09-22 2001-04-03 Daio Paper Corp パンツ型使い捨て紙おむつ

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8216205B2 (en) 2004-02-17 2012-07-10 Uni-Charm Corporation Disposable diaper
US8231592B2 (en) 2004-06-03 2012-07-31 Unicharm Corporation Disposable diaper
WO2007108265A1 (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Uni-Charm Corporation 使い捨ておむつ
US7396350B2 (en) 2006-03-16 2008-07-08 Uni-Charm Corporation Disposable diaper
JP2007244668A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Uni Charm Corp 使い捨ておむつ
CN101374485B (zh) * 2006-03-16 2012-07-04 尤妮佳股份有限公司 一次性尿布
JP2011163229A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Toyota Motor Corp 多気筒内燃機関の気筒間空燃比インバランス判定装置
JP2012024464A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Daio Paper Corp パンツタイプ使い捨ておむつ
JP2013223690A (ja) * 2012-04-23 2013-10-31 Unicharm Corp 吸収性物品
US10098795B2 (en) 2012-04-23 2018-10-16 Unicharm Corporation Absorbent article
JP2018083023A (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 大王製紙株式会社 トランクスタイプ使い捨ておむつ
CN112107433A (zh) * 2019-06-19 2020-12-22 尤妮佳股份有限公司 吸收性物品
WO2020255526A1 (ja) * 2019-06-19 2020-12-24 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品
JP2021000151A (ja) * 2019-06-19 2021-01-07 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品
JP7366597B2 (ja) 2019-06-19 2023-10-23 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4352003B2 (ja) 使い捨て吸収性物品
JP5681770B2 (ja) 使い捨て吸収性物品
JP2004081368A (ja) 使い捨て吸収性物品
TW201138738A (en) Disposable wearing article
WO2004103238A1 (ja) 使い捨てのパンツ型着用物品
KR101600656B1 (ko) 팬츠형 일회용 착용 물품
US8157781B2 (en) Disposable body waste handling article
US20030023224A1 (en) Pants-type disposable diaper
JP2000288017A (ja) 吸収性物品
JP3343189B2 (ja) 使い捨てのパンツ型体液吸収性着用物品
JP2004248769A (ja) 使い捨て吸収性物品
TWI600415B (zh) 吸收物件
JP6255203B2 (ja) 吸収性物品
JP4028371B2 (ja) 使い捨て吸収性物品
JP4422387B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP3153770U (ja) 着用物品
JP3699610B2 (ja) 使い捨て吸収性物品
JP4082932B2 (ja) 使い捨て吸収性物品およびその製造方法
JP3923264B2 (ja) 使い捨てアンダーガーメント
JP4181397B2 (ja) 使い捨て吸収性物品
JP3240673U (ja) 吸収性物品
JP4520024B2 (ja) 使い捨て吸収性物品
JP7366881B2 (ja) パンツ型使い捨ておむつ
JP2000316906A (ja) 使い捨て吸収性物品
JP3628210B2 (ja) 使い捨て吸収性物品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090417

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091125