JP2004244794A - 繊維トウの空気開繊のための装置、方法及びシステムとそれにより作られた開繊繊維トウウェブ - Google Patents

繊維トウの空気開繊のための装置、方法及びシステムとそれにより作られた開繊繊維トウウェブ Download PDF

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Abstract

【課題】 連続トウから吸収性複合体を製造する方法を提供する。
【解決手段】 連続トウから吸収性複合体を製造する方法であって、前記方法が次の段階:
けん縮されたトウをトウの移動方向に直角な方向に広げる;
けん縮されたトウを脱整合する;
脱整合されたトウを成形して実質的に長方形の断面にする;及び
成形されたトウ全体に粒状物を分配させる、
を含むことを特徴とする方法。
【選択図】 図3

Description

発明の詳細な説明
発 明 の 分 野
この発明は得られた繊維の“開繊されたトウ”が吸収性構造の製造に有用な形状を持つように繊維のトウを開繊するのに使用されることのできるシステムに関し、特に空気開繊ジェット装置及びそのようなシステムで使用するための方法とそのようなシステムにより形成された製品に関する。
発 明 の 背 景
多くの形式のフィラメント、繊維及び糸(集合的に“繊維”)が“トウ”として販売されており、そこでは複数のそのような繊維は包装システム、例えば俵(そのようなトウは俵により販売されトウの使用者に配送される)の含量を最大とするために当業者に知られた方法により、任意にけん縮加工により、一緒に圧縮される。使用前にかかる使用者は一般的にそのようなトウを“開繊し”、圧縮された繊維を圧縮状態におけるそれよりも大きな距離により分離する。トウを開繊するための多くの方法と装置が知られており文献に記載されている。例として米国特許3282768,3523059,3099594,4522616,2794480,3032829,5591297及び5203757が含まれ、それらの教示は参考としてここに組み入れられる。そのような装置は種々の応用に用途を見出しているが、そのような装置は典型的には断面が実質的に円形である“開繊された”トウ、例えばたばこフィルター又は筆記器具液貯めを作るのに使用されるトウ、を作る。しかし、他の用途のためには長方形形状が好ましい;例えば、おむつ、包帯、衛生パッド及び同様な吸収性製品のような個人介護製品での使用を意図している吸収性構造において然りである。かかる使用のためには実質的に長方形断面を持つ形状が好ましい。これらの種々の形式の製品の代表的例は米国特許4289130,5117235及び5928452,米国法定発明登録H1565,及びPCT国際公開WO 99/30661に開示されている。
前記の形式のシステムにおいて、米国特許4468845及び4435239に開示されているように、トウを開繊し、それをたばこフィルター棒等で使用するために長方形形状に形成する空気ジェットを使用することもまた知られている。これらのシステムで出現された顕著な利点の一つはこのシステムで採用された空気開繊ジェットが非常に低空気圧(例えば3psi以下)で作動するように設計されているという事実であり、これが通常空気開繊または“ブルーミング”システムと関連づけられる高価な空気圧縮及び配管設備の大きな資本投資の必要を排除するということである。この低圧空気は空気開繊ジェットを通してトウを動かし、その間にトウが開繊され、次いでバッスル装置を通してそこで開繊されたトウが減速されてバッスル装置内に停滞し希望の開繊とトウの密度を得る。このトウの減速と停滞はトウと係合するための調整可能な張力装置により、特にバッスル装置内にその端部の一方に旋回可能に取り付けられた平坦な、穴の開いていない“張力”板、及び旋回張力板のトウの方への及びトウから離れる方への動きを調整するための比較的複雑な機械的装置(それにより張力板によりトウに適用される張力を変えることができる)により得られる。
発 明 の 概 要
本発明の一形態によれば、空気開繊ジェット装置がけん縮加工により一緒に保持された繊維フィラメントの薄い、比較的幅広のトウを開繊し、開繊されたトウを、例えば個人介護製品のための吸収性構造として使用するために適した予め決められた形状に形成するためのシステムで使用するために提供される。空気開繊ジェット装置は部分的に開繊されたトウを受けるための入口開口を持ちかつ部分的に開繊されたトウの形状に略々相当する形状を持つハウジングを含む。このハウジングはまた出口開口(それを通してトウがハウジングを出る)を持ち、この出口開口は予め決められた形状に略々相当する形状を持つ。
空気ジェットがハウジング内にその入口開口に隣接して形成されトウを空気開繊ジェット装置を通して動かすベンチュリを作り出し、これはまた更にトウを開繊し、圧縮空気源は空気ジェットと連通してトウを空気開繊ジェット装置を通して動かすための搬送空気を供給する。
形成室がハウジング内にかつ空気ジェットの下流に設けられており、それはトウの流れの方向に徐々に増大し予め決められた形状に相当する断面積を含み、空気ジェットがハウジング内に配置されていてトウを完全に開繊させそれがその中を動くとき形成室を実質的に充たす。
蓄積室が形成室の下流のハウジング内に位置しており、それは開繊されたトウが蓄積室内に蓄積し、ハウジング出口開口を通して種々の流速で予め決められた形状でハウジングから引き出されるのを可能とするように構成されかつ配置されている。蓄積室はトウの経路に配置された少なくとも一つの多孔板を含み、そこを通して搬送空気が動きトウを多孔板と係合させかつ少なくとも幾らかの搬送空気がこの多孔板を通過させられる。
少なくとも一部の搬送空気を多孔板を通過させ、蓄積室を通るトウの動きを抑制するに十分な力でトウを多孔板と摩擦係合するように強制させ、トウを蓄積室内に蓄積させるであろう水準で搬送空気の流れを維持するために制御弁が設けられている。
本発明の好適実施例において、蓄積室は上述の第一多孔板に対して間隔を置いて設けられた第二多孔板を含むことができ、トウは多孔板間を動き両方の多孔板を通過する搬送空気によりそれらと係合するように強制させられる。最後に、本発明の好適実施例において、ハウジングの出口開口の予め決められた形状は長方形である。
本発明の今一つの形態は装置と方法を提供し、それにより前述の形式の一つまたはそれ以上の空気開繊ジェットがマルチトウを開繊し、例えば個人介護製品のための吸収性構造として使用するのに適した予め決められた形状の複合マルチトウバンドに形成するために用いられることができる。この形式のシステムにおいて、空気開繊ジェット装置の入口端に配送される単一トウの代わりに、二つの分離された別個のトウが単一空気開繊ジェットの入口端または分離された空気開繊ジェットに配送され、そこでまたはその下流で複合マルチトウバンドに組み合わされる。
このシステムにおいて、第一集合装置がフィラメント当たりの予め決められたデニール単位を持つトウ俵から第一トウを受け、第一トウ内のフィラメントを第一トウバンドに広げ、第一トウバンドを予め決められた幅を持ってそこから排出するための出口端を持つように設けられている。第二集合装置が第一トウの予め決められたデニールと異なるフィラメント当たりの予め決められたデニール単位を持つ第二トウ俵から第二トウを受け、第二トウ内のフィラメントを第二トウバンドに広げ、第二トウバンドを予め決められた幅を持ってそこから排出するための出口端を持つように設けられている。第一と第二トウバンドは次いで同時に空気開繊ジェット装置の入口端に導入され単一トウに関して上述されたように開繊と形成のためにそこを通して動かされる。第一と第二トウバンドはまた二つの別個の空気開繊ジェット装置に導入されることもできる。
前記第一と第二集合装置のそれぞれは好ましくはそれぞれ第一または第二トウを受けこのトウをバンドの形に広げるためのトウバンド化ジェット、及びそれぞれ第一と第二バンド化ジェットと空気開繊ジェット装置(単数または複数)間に配置された少なくとも一対の、好ましくはマルチ対の配送ロールを含む。
このシステムの一つの企図された実施例において、第一または第二バンド化装置の一方の出口端の幅は他方より小さく、それにより空気ジェット開繊装置(単数または複数)の出口端から排出されたマルチトウバンドは他方より幅の大きい一つのトウバンドを持つ。大きな幅を持つトウバンドが他方のトウバンドのフィラメント当たりのデニールより小さなフィラメント当たりのデニールを持つことが好ましい。加えて、システムは小さな幅を持つトウバンドに界面活性剤を適用するために空気開繊ジェットの入口の上流に設けられた界面活性剤アプリケーターを含むことができ、システムは大きな幅を持つトウバンドに結合剤を適用するために空気開繊ジェットの入口の上流に設けられた結合剤アプリケーターを含むことができる。また空気開繊ジェット装置の入口に二つのトウバンドを配送する速度を個々に変えることも可能であり、二つのトウバンドのブルームを個々に制御することも可能である。
本発明の更なる形態によれば、上述のシステム装置と方法論により好ましいが必然的にではなく作られた新規な繊維ウェブが提供され、そこではウェブは基本的にそれぞれがフィラメントが互いに関して整合しないように開繊されたマルチ連続繊維フィラメントを持つ第一と第二トウを含む。一実施例においては、第一と第二トウのフィラメントはウェブの少なくとも一部内で互いに混ざり合っており、例えば本質的にウェブを通してまたは第一と第二トウ間の界面に沿って支配的に互いに混ざり合わせることができる。代替実施例において、第一と第二トウは一般的に少なくともウェブの一部内で互いに関して層状にされる。第一と第二トウのフィラメントはフィラメント当たり異なるデニールのものであることができ、これがフィラメント当たり同じ平均デニールの単一トウから作られた比較ウェブと比べて強化されたウェブ性能を提供することが見出された。追加の成分、例えばウェブの液体獲得及び吸収能力を強化するための超吸収ポリマーがウェブ中に合体されることができる。更に第一と第二トウの少なくとも一つのフィラメントが第一と第二トウのフィラメントを一緒に結合するための溶融可能な二成分繊維を含むことができることも考えられる。
発明の詳細な説明
ここで用いられる字句“繊維”は全ての材料、例えば酢酸セルロース及びトリアセテート、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン及び同様な高分子物質のフィラメント、繊維または糸を意味する。
ここで用いられる字句“トウ”は、かかるトウが販売され配送される包装システムの含量を最大とするために、または一点から他点に、例えば製造設備内での複数の繊維の輸送を容易とするために当業者に知られた方法により任意に“けん縮加工”により一緒に圧縮された複数の繊維を意味し、かかる字句自体は文献中で使用され理解されている。
ここで用いられる字句“長方形”及び“実質的に長方形”は恐らくわずかな欠陥、例えば丸い隅部及び側面に沿ったわずかな曲がりまたは凹みを持つ略々長方形断面を持つ構造を意味するものとして理解されるべきである。
トウを構成する繊維はポリエステル、ポリアミド、酢酸セルロース及びトリアセテート(集合的に“アセテート”トウ)、ポリプロピレンオキシド、ポリエチレンスルフィド、繊維に形成することのできる液晶高分子物質、ポリアミド、絹、羊毛、綿、レイヨン、ポリオレフィン、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、及び繊維に形成することのできる同様な物質を含む、どのような天然または合成物質、またはそれらの混合物及び/またはブレンドから作られることができる。かかる繊維はそれらの用途に依存して、それらに適用された“仕上げ剤”を持つこともまた持たないこともできる。一般に、輸送を容易とするために外部仕上げ剤がかかる繊維に適用されるが、繊維を形成するのに使用された材料中に含まれた“内部”仕上げ剤もまた使用されることができ、かかる繊維はこの発明の範囲内に含まれる。加えて、トウの繊維は如何なるデニール、テックス、直径または他の断面またはトウを作るために適した断面関連寸法表示のものであることができる。
字句“バンド化ジェット”及び“空気バンド化ジェット”は移動の方向に直角の方向にトウを広げるのに空気を利用する第一トウ開繊装置を示すために使用される。“バンド化ジェット”はまたここで説明される“開繊ジェット”または“空気開繊ジェット”とは異なりかつ区別される。
本発明は広範囲のトウ開繊用途を持つことができるが、アセテート繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維及びポリアミド繊維、及びそれらの混合物から作られたトウを開繊するのに特に有用であることが見出された。例えば、アセテートトウは約1から約10、好ましくは約3から約6の個々のデニールを持つ約2500から約25000の繊維からなることができる。約2500から約25000の繊維の集合である全体のトウの合計デニールは従って約2500から約250000である。アセテートトウは一般的に約3から約6の個々のデニールの約10000から約20000の繊維のものであり、約30000から約120000の合計デニールを持つトウを与える。
トウの繊維はけん縮されたトウ繊維束またはバンドの幅/断面を横切って均一にまたは実質的に均一に分配されるべきである。この均一繊維分配はトウを長方形または実質的に長方形形状に開繊する工程に重要であり、繊維のより均一に近い分配はより容易に長方形または実質的に長方形の開繊されたトウを作ることとなるであろう。種々の幅/断面を持つけん縮されて俵に入れられたトウ、例えば幅が約25mm(ミリメートル)から約75mm、好ましくは約40mmから約60mmで、高さまたは厚さが約1mmから約7mm、好ましくは約2mmから約5mmの、象徴的には寸法が約50mm幅と約3mm厚であるトウ、がこの発明により使用されることができる。
前述のように、トウ内の各繊維に外部仕上げ剤が適用されることができ、かかる仕上げ剤は繊維束の重量の約0.3%から約5%、好ましくは約0.5%から約2.0%の量である。
この発明を実行するのに使用されるトウは一般的に当業者に使用され知られている字句であるところの“けん縮されたトウ”である。けん縮加工は非けん縮トウのインチ当たり約5から約30のけん縮で、好ましくは非けん縮トウのインチ当たり約20から約25のけん縮でなされる。
本発明は種々のトウ開繊システムでの用途を持つことができることは理解されるべきであるが、その中で本発明が特別の用途を見出す一つの典型的なシステムは図1に概略的に示されている。トウ14は始めにトウ14を平坦化し配向するために通常のガイド組(図示せず)を通して供給されることができる。トウは次いで通常の設計のバンド化ジェット130に供給される。バンド化ジェットはトウバンドをトウ加工方向に直角な方向に均一に広げる。一般的にこれらの好適実施例で使用される空気バンド化ジェット130は文献で知られた、例えば米国特許3226773、または1998年12月23日に出願された共願中の米国特許出願番号09/219818に記載されたようなどのような空気バンド化ジェットであることもできる。これらの教示はここに参考までに組み入れられる。トウ14は次いでプレテンションローラー装置40に供給され、テンションローラー装置40の金属ローラー42とゴムローラー44間で圧縮され、かくしてトウを伸張しトウ繊維を脱整合し分離する。テンションローラー装置40内の、ローラー圧、すなわちローラー42と44によりトウに適用される力は約1から約25psi、好ましくは約5から約15psiである。図1に示される如く装置40内で、金属ローラーは素子42(頂部ローラー)であり、ゴムローラーは44(底部ローラー)である。
装置40から出た後、トウは駆動金属ローラー62とゴムローラー64を含むローラー装置60に供給される。金属ローラー62は円形溝を持ちまたはねじ切りされておりまたは平坦な金属ローラーである。その装置40から装置60への通過中に、トウは伸張され、この伸張はロール42と44の間のニップ圧力と組み合わされた牽引により成し遂げられる。装置60のローラー間のニップ圧力は約1から約40psi、好ましくは約20から約30psiである。
装置60から出た後、トウ14はトウ14に存在するかもしれず吸収性構造の形成に必要な以後の作業を妨害するかもしれない静電荷を除去するために任意的な第一静電排除バー100を通過させられる。
装置60から出た後、トウは駆動金属ローラー72とゴムローラー74を含むローラー装置70に供給される。前記金属ローラー72は円形溝を持ちまたはねじ切りされており、または平坦な金属ローラーである。その装置60から装置70への通過中に、トウは伸張され、この伸張は金属ローラー72を駆動ロール62より速い回転速度で駆動することにより達成される。ロール72の回転速度はロール62より20−60パーセント速く、好ましくは30−50パーセント速い。ローラー装置40,60及び70のそれぞれは通常の周知のものであり;それらはその装置のロールの一つに圧力を適用するための装置を含みその装置の二つのロールを予め決められた圧力水準で互いに係合させるように強制する。これらの通常の装置は空気圧的に、液圧的にまたは電気的に圧力を適用することができるが、空気圧制御が好ましい。装置70のローラー間のニップ圧力は約1から約40psi、好ましくは約20から約30psiである。
装置70から出たトウは以後トウ14と称される。ローラー64と74の溝またはねじ切りはトウ処理または開繊の当業者に知られた設計または配向のものである。装置70から出る繊維は更なる嵩高の長方形構造に開繊または形成するのに適するように実質的に脱整合されまたは開繊される。
実質的な脱整合またはブルーミングは長方形構造または長方形トウを構成する繊維の90%またはそれ以上、好ましくは95%またはそれ以上がトウ14が俵12から除去されたときの繊維間の距離より大きな距離の間隔を置いて離されることを意味する。
装置70から出た後、トウ14はトウ14に存在するかもしれず吸収性構造の形成に必要な以後の作業を妨害するかもしれない静電荷を除去するために任意的な静電排除バー101を通過させられる。
帯電防止処理後、トウ14は任意的な液体添加装置80に送られる。液体添加装置は液体保持タンク、計量ポンプ84及び液体をトウ14上に散布するための装置80内の液体送出アプリケーター86を含む。液体散布アプリケーター86は噴霧ノズル、ディスクアプリケーター、回転ブラシアプリケーター、吸上接触ロール及び当業者に知られた通常の設計の同様な装置であることができる。トウ14上に散布されることのできる液体は水;アルコール、グリコール、ジメチルスルフィド、ケトン、エーテル及び同様物質のような親水性液体;Fiberset 100またはFiberset 200(Henkel社、シンシナティ、オハイオ)のような可塑剤;界面活性剤;及び可塑剤、界面活性剤及び当業者に知られた同様な物質を含む溶液を含む。液体または溶液は装置86を通過するときにトウ14のいずれかの側または両側に適用されることができ、追加的に長方形トウ14が含まれている吸収性複合構造内の液体を移転しまたは貯えるための独特の効果を作り出すように複数の液体の特定のパターンで適用されることができる。
空気開繊ジェット240から出た後、トウ14は任意的な装置120に送出され、ここで固体物質、例えば超吸収性高分子(SAP)、のり、接着剤、芳香剤、木材パルプ、脱臭剤、殺菌剤及び同様な物質が南カロライナ、フォートミルのSolid Flow社により製作された流出供給装置のような器具によりトウ14に適用されることができる。例えばSAPを含むおむつの調製において、SAPは粉末またはスラリーとして垂直下向きにトウ14上に送出されることができる。空気ジェット240を出る低密度、開繊、長方形トウバンド構造は固体粒子をトウ繊維構造内に均一に分配することを可能とする。均一に分配された固体粒子を持つ繊維構造は固体粒子封じ込めが達成されるように次の工程に迅速に送出されることができる。装置80からの液体添加はまた固体封じ込めを強化する。
装置120による固体物質の添加後、トウ14は特に駆動ローラー92とローラー94を含む任意的な高速送出装置90に送出される。これらローラーのいずれかまたは両方はトウ14と接触するためのゴムまたは金属表面を持つことができる。駆動ローラー92は工程の全作業及びトウ14がおむつまたは吸収性複合体形成機のような他の工程に送出されるときのトウ14の速度を制御する。一般的に、駆動ローラー92と駆動ローラー72は表面速度比(72/92)が約1.0:1.0から約3.0:1.0、好ましくは1.8:1.0から2.2:1.0であるような速度で操作される。
ロール92の線速度は典型的には嵩高の長方形トウ構造が供給されているおむつまたは吸収性複合体形成工程のライン速度により制御される。
好適実施例では、トウ14は送出高速装置90の使用なしにおむつまたは吸収性複合体形成工程に直接送出される。この実施例では、おむつまたは吸収性複合体工程は送出または引取速度制御として作用する。固体及び適用された液体を持つトウバンド構造はローラー間にはさまれまたは駆動単独ローラー周りに巻かれて空気ジェット240から引き出される。ティッシュまたは他のウェブが繊維固体構造を封入するために導入されることができる。
追加の任意的な静電排除バー、要素102と103、が空気開繊ジェット240と液体添加装置80間と、空気開繊ジェット240後に配置されることができる。静電排除バー100,101,102及び103は静電気を制限することによりトウ14の加工性制御及びトウ14の長方形構造の形状制御を容易とすることができる。追加の静電排除バーが必要に応じ採用されることができ環境の湿分含量が低いときに推奨される。かかる追加の帯電防止バーは装置60,70及び80の後に設けられることができるだけでなく、装置60と40、40と130、及び120と90間にも設けられることができる。好適実施例は少なくとも静電排除バー100,101及び102を持つ。
本発明の空気開繊ジェット240はその端部の一方に入口開口244を持って形成されているハウジング242を含む。図7で最も良く見られるように、入口開口244は上述のように入口開口244内に受け入れられる部分的に開繊されたトウ14の形状に略々相当する略々長方形形状を持つ。ハウジング242はまた出口開口246を含み、これは図5で最も良く見られるように、また空気開繊ジェット装置240を離れるトウの希望の形状に相当する長方形形状を持つ。
空気ジェット(概括的に参照番号248で示されている)はハウジング242の入口端に隣接して形成されており、それは圧縮空気源250及び圧縮空気源250から空気マニホールド254への圧縮空気流を調節するための通常の制御弁252を含む。マニホールドを通して圧縮空気はジェットオリフィス256に送出され、これがここにより詳細に説明されるであろうようにハウジング242内の中央通路258を通してトウ14を動かすための空気の通常のジェットを形成する。図3で最も良く見られるように、通路258はトウ14の動きの方向に徐々に増大する断面積を持ち、かくして空気ジェット248の下流に形成室260を提供し、この形成室260はまた好ましくはトウ14の長方形形状に相当する略々長方形の形状を持つ。
蓄積室262がハウジング242の出口端に隣接して形成室260の下流に設けられており、蓄積室262は形成室260の出口開口264より大きな垂直寸法を持ち、それはまた好ましくは長方形形状を持って形成されておりそれが形成室260から蓄積室262中に通過する開繊されたトウ14を蓄積室262内に蓄積するのを可能とし、最終的に種々の流速で、かつトウ14の好ましい長方形形状で出口開口246を通してハウジング242から引き出されるのを可能とするであろう。
図3と4で最も良く見られるように、それぞれが多数の穴270を持つ一対の板268が蓄積室262内にかつトウ14が形成室260を出て蓄積室262に入るときのトウ14の経路内に配置されている。板268は板268を蓄積室262内の固定位置に維持する複数のボルト272により蓄積室262内の所定場所に固定される。
ハウジング242はまたその両側に沿って延びる一対の側板274を含み(図7参照)、蓄積室262と形成室260の側方を囲み、側板274のそれぞれは複数の穴276を持って形成されており、これらの穴276は搬送空気が形成室を離れて蓄積室262に入る位置に略々設けられており、それにより搬送空気の幾らかが穴276を通して排出されることができる。
空気開繊ジェット装置240の操作において、圧縮空気源250からの圧縮空気は制御弁252により制御された流速で空気ジェット248に流れ、オリフィス256により形成された空気のジェットはトウ14を形成室260を通して動かすであろう。トウ14が搬送空気により形成室260を通して動かされるとき、搬送空気はトウ14を部分的に開繊して膨らますであろう。かくしてそれは形成室260の徐々に増大する断面積と一致して徐々に断面積を増やすであろう。トウが形成室260を出て蓄積室262に入るとき、それはまず更に多孔板268(図3参照)の上流端間の垂直距離に相当するように開繊し、トウ14はトウ14の経路内に配置されている多孔板2の内面と係合する。
搬送空気の幾らかは側板274の穴276を通して排出されることができるけれども、搬送空気の実質部分は多孔板268間の空間を通してトウ14を動かし、板268内の穴270を通して外向きに通過する。そうすることで、穴270を通して外向きに通過する空気はトウ14を多孔板268の対面する内面と摩擦係合させ、この摩擦係合がトウ14にブレーキ作用を作り出し、これがトウ14の蓄積室262を通る動きを減速し、トウが形成室260内で持っていた密度より大きな密度でトウを蓄積室262内で密度を高めかつ蓄積させ、その後で開繊されて今や密度を高められたトウ14が種々の流速で出口開口246を通して蓄積室262を出る。
出口開口246を通って出るトウ14がトウ14の略々長方形形状を通して希望のかつ均一の密度を持つことが重要であり、本発明は出て行くトウ14の密度を適切に制御する独特のかつ非常に望ましい方法を提供する。特に、搬送空気の流速が多孔板268間を通過するトウ14に適用される減速またはブレーキング作用を決定するであろうことは明らかであろう。もし搬送空気の流速が増やされるなら、板268内の穴270を通って外向きに通過する搬送空気はトウ14をより大きな力で板268と係合させ、それによりトウ14に適用される減速またはブレーキング作用は増大するであろう。逆に、もし搬送空気の流速が減らされるなら、トウ14に適用されるブレーキング作用はより小さいであろう。
従って、ブレーキング作用の事実上無限の調節は本発明では制御弁252を操作する簡単な手段により得られ、トウ14上に希望のブレーキング作用を提供するであろう搬送空気の流れを提供し、それによりハウジング242を離れるトウ14の密度を制御する。
搬送空気の実際の流速は多くの因子に依存して適用毎に変わるであろうことは認められるであろうが、本発明の原型の操作において約40psiの空気圧が20cmの幅と2.5cmの高さを持つ出口開口を通って出る0.004g/cmからなるトウ14の望ましい密度を提供することが見出された。
図8,12及び16は独特の方式で本発明の空気開繊ジェット装置240を用いる三つの代替トウ開繊システムを概略的に示す。より詳細には、図8は複数のトウバンドが空気ジェット開繊装置240の入口に供給されているシステムを示す。図8において、図1と関連して上述された要素と同一の個々の要素は同じ参照番号により識別されており、二つのトウバンド14Aと14Bが示されているが、希望の最終製品に依存して二つ以上のトウバンドが用いられることができることは理解されるであろう。
図8に最も良く見られるように、二つのトウバンド14Aと14Bはそれぞれトウ俵からそれぞれ通常のバンド化ジェット130Aと130B中に供給される。バンド化ジェットはここにより詳細に説明される。トウバンド14Aと14Bが空気バンド化ジェット130Aと130Bにより処理された後、両方のトウバンド14Aと14Bは、全てが図1と関連して上述されたところの、金属ローラー42とゴムローラー44からなるプレテンションローラー装置40のニップに送出される。組み合わされたトウバンドがプレテンションローラー装置40を離れた後、それは図1に関連して説明されたのと同じ一連の要素を通して供給される。
図9は図8のシステムでの空気開繊ジェット240から出る得られた最終製品を横断面で概略的に示し、そこでは空気バンド化ジェット130Aと130Bは個々のトウバンド14Aと14Bを同一の幅でかつ互いに関して正確に横方向に積層整合して送出するように設定されている。空気開繊ジェット240に先立って、プレテンションローラー装置40とローラー装置60,70は効果的にトウバンド14Aと14Bのフィラメントのかなりの程度の初期相互混合を作り、それに続いて空気開繊ジェット240が効果的に二つのトウバンド14Aと14B内の個々のフィラメントを互いに実質的に完全に相互混合させて図9に概略的に示されるようにトウバンド14Aと14Bの個々のフィラメントが本質的に全横方向範囲を通してかつ本質的にウェブの全厚を通して互いに混ざり合っている複合体ウェブとする。
しかし、図8に示されたシステムにおいて、各個々のトウバンド14Aと14Bのバンド幅はトウバンド14Aと14Bの幅を変えるように通常の空気バンド化ジェット130Aと130Bを操作して個々に制御されることができ、トウバンドが同時に空気開繊ジェット240に送出されて独特の製品を提供し、その一例が図10に示されている。かくして、もし望むならトウバンド14Aと14Bはトウ俵から最初に当業技術で周知の方式でトウバンド14Aと14Bを平坦化し配向する通常のガイド要素(図示せず)を通して供給されることができ、トウバンド14Aと14Bが空気バンド化ジェット130Aと130Bに到達したときトウバンドがトウバンドの移動の方向に直角の方向に広げられ、それによりバンド化ジェット130Aと130B内で二つのトウバンド14Aと14Bを開繊することができる。更に、トウバンド14Aと14Bの幅は空気バンド化ジェット130Aと130Bにより変えられることができ、従って空気開繊ジェット240から送出される最終製品が特定の希望の複合トウ構造を持つことができる。かかる複合トウ構造の一例として、図10は空気バンド化ジェット130Aが空気バンド化ジェット130Bにより送出された大きくて幅広のトウバンド14Bに関して積層関係で中央に置かれる狭いトウバンド14Aを送出するように設定された図8のシステムの空気開繊ジェット240から出る最終製品を横断面で示す。上述したのと同様な方式で、空気開繊ジェット240により追従されるローラー装置40,60,70は効果的にトウバンド14Aと14Bの個々のフィラメントを混ぜ合わせて複合ウェブとなすことができ、そこではウェブの中央の縦方向領域は実質的に通して混ざり合った二つのトウバンド14Aと14Bのフィラメントを持つが、複合ウェブの外方縁領域は図10に概略的に示されるように、幅広のトウバンド14Bのフィラメントから実質的に全体が構成されるであろう。
図11はトウのそれぞれのフィラメントが本質的に互いに区別されることができないことを特徴とするトウ14Aと14Bのフィラメントの密接な混ざり合いを概略的に示し、かつトウフィラメントのけん縮性を示す断面線11−11に沿った図9または10の複合トウウェブのいずれかを通して取った縦断面の概略図である。もちろん、当業者が認めるであろうように、多くの他の複合マルチトウウェブ製品の改変例が図8の加工システム並びに以下により詳細に説明されるであろう図12と16のそれらのような本発明の他の可能な代替加工システムの結果として作られることができる。
独特の空気開繊ジェット240を用いる他の代替加工システムが図12に示されており、再び図12に示された要素が図1のそれらと同一である範囲で同じ参照番号が用いられており、詳細がここに再び述べられる必要はない。このシステムではトウバンド14Aと14Bはトウ俵(図8に示したように)から図8に関連して上述したのと同じ方式で個々の空気バンド化ジェット130に供給される。しかし、図12に示されたシステムでは、トウバンド14Aと14Bはそれぞれ図1の単一トウバンド14に作用する全ての要素、すなわちそれぞれ別個のプレテンションローラー装置40、それぞれ別個のローラー装置60,70、及びそれぞれ別個の液体添加装置80、を通して個々に加工される。二つのトウバンド14Aと14Bが図12に示されたような種々の加工要素により個々に加工されるので、このシステムは二つのトウバンド14Aと14Bの幅を効果的に制御し、かつ送出速度及びそれぞれのトウバンド14A,14Bのブルームを個々に制御するために使用されることができる。加えて、液体添加が上の図1に関連して述べられた要素80,84及び86によりトウバンド14Aと14Bに個々に適用されるので、異なる添加剤がトウバンド14Aと14Bのいずれかまたは両方に適用されることができまたは添加剤を適用しないことができ、それぞれのトウバンド14Aと14Bの超吸収性高分子封じ込め、固体付着、または流体分配強化特性を変える如き、各トウ要素に別個の効果を与えることができる。これに代えてまたは追加して、添加剤はまた空気開繊ジェット240の下流で得られた複合トウウェブに適用されることもできる。
図8のシステムとは対照的に、図12のシステムの二つのそれぞれのトウバンド14Aと14Bに対してそれぞれ別個のプレテンションローラー装置40、ローラー装置60,70及び液体添加装置80の使用は空気開繊ジェット240への送出に先立つトウバンド14Aと14Bの如何なる相互混合も防ぐ。かくして、空気開繊ジェット240を出る複合トウウェブにおいて、二つのトウバンド14Aと14Bの個々のフィラメントは空気開繊ジェット240の作用を介してのみ相互混合され、従って、図8のシステムにより作られた複合ウェブより少ない範囲で相互混合される。より詳細には、図12のシステムにより作られた複合トウウェブは本質的に複合ウェブの厚さを横切って三つの識別可能な異なるトウ領域を持つ:複合ウェブの一方の外向き面に隣接してトウバンド14Aの空気開繊され脱整合されたフィラメントから支配的に構成された第一領域はトウウェブの厚さの中央を横切って実質的に互いに関して混ざり合った開繊されて脱整合された両方のトウバンド14Aと14Bのフィラメントから構成された中間領域中に徐々に合体しており、中間領域は複合トウウェブの対向した外向き面のトウバンド14Bの開繊され脱整合されたフィラメントから支配的に構成された第三領域中に徐々に合体する。これらの三つの領域は図13と14の複合トウウェブにより横断面で概略的に示されており、図13は図12のシステムにより作られた複合トウウェブの一実施例を示しており、そこではトウ14Aと14Bは同じ幅のものであり互いに横方向に整合して積層されており、図14は図10のそれと同様な複合トウの代替実施例を示しており、そこではトウ14Aは幅広のトウ14Bに関して積層関係で中央に置かれた狭い横方向の大きさのものである。
図15は図11のそれと同様な縦断面で図13と14の複合トウウェブの三つの領域を概略的に示す。図8のシステムにより作られた複合トウウェブと対照的に、図12のシステムにより作られた複合トウウェブ空間は空気開繊ジェット240中に送出されたときのトウバンド14Aと14B間の界面の領域でのみ支配的に互いに実質的に混ざり合った個々のトウバンド14A,14Bのそれぞれのフィラメントを持つ。
複数の個々に制御された及び/または加工されたトウバンドを空気開繊ジェット240と組み合わせて用いる能力は特定の機能に適合させることのできる構造及び組成を持つ広範囲の製品を作るための機会を提供することは理解されるであろう。例えば、使い捨ておむつのような吸収性使い捨て装置の要素として作用するのに特に好適な複合トウウェブ構造を作ることができる。図10または14に示されたような実施例の複合トウ構造はこの特定の用途に適しており、高いフィラメント当たりのデニール(DPF)、例えば6−8DPFと12000から20000の間の合計デニールを持つトウバンド14Aからなるであろう。トウバンド14Aは図10または14に示されたように複合構造の中央に配向されており、従ってそれは吸収性使い捨て装置の最初の流体攻撃ゾーンと接触し、またはそれに密接しているであろう。トウバンド14Aの高DPFは水和したときにその高強度及びつぶれに対する抵抗のために改善された流体獲得を提供するであろう。典型例において、図8のバンド化ジェット130A、または図12のトウバンド14Aに適用されたバンド化ジェット130はトウバンド14Aの幅を略々80mmに制限するであろう。もし図12のシステムが用いられるなら、液体適用装置80を介してトウバンド14Aに適用される液体は流体獲得構造内の流体処理を強化するであろう界面活性剤であろう。他方では、トウバンド14Bは30000−40000の間の合計デニールを持つ低DPF、例えば2−3を持ち、トウバンド14Bはそれが吸収性使い捨て装置の主コアー体であるように複合構造の底部に配向されるであろう。低DPFトウバンド構造は高密度、大きな繊維表面接触面積及び多数の個々の繊維のために改善された超吸収性高分子封じ込めを提供するであろう。かくして、例えば2.0 DPF/40000合計デニールトウバンド14Bは略々20000の別個の繊維を持ち、一方6.0 DPF/15000合計デニールトウバンド14Aはほんの約2500の別個の繊維を持つであろう。好ましくは、バンド化ジェット130Bは空気開繊ジェット240の全入口幅であるであろう150mmにトウバンド14Bの幅を制限するであろう。従って空気開繊ジェット240を出る複合トウ構造は図10に概略的に示されたような形状を持つであろう。最後に、もし図12に示されたシステムが用いられるなら、装置80を介してトウバンド14Aに適用される液体は好ましくはトウバンド14Bの構造内の超吸収性高分子封じ込め及び/または固体付着または封じ込めを強化する可塑剤、水、または水ベース接着剤のような結合剤であるであろう。
もちろん、上述の特定の複合トウ構造は図8と12に示されたシステムを用いて作られることのできる種々の複合トウ構造の代表例としてのみであることは理解されるであろう。例えば、トウバンド14Aと14Bの幅を制御することに加え、もし図12に示されたシステムが用いられるなら、ローラー装置60と70の速度を制御して個々のトウバンド14Aと14Bそれぞれの送出速度及び/またはブルームを別個に制御することもまた可能であり、それにより空気ジェット240に送出されるトウバンド14Aと14Bの特性を変えることができる。同様に、トウバンド14Aと14Bを形成するために他の形式のフィラメントが使用されることができる。例えば、トウバンドの一つが複合トウウェブをそれに続く熱処理を受けさせることによりトウバンド14Aと14Bのフィラメントを一緒に結合するために利用されることのできる溶融可能な二成分繊維材料を含むフィラメントから形成されることができることも考えられる。当然に、他の多くの代替実施例が容易に当業者に思い浮かぶであろう。
更に異なるトウバンドを複合トウウェブ中に選択的に結合及び相互混合するための本発明により提供された能力が、得られたトウウェブに単一トウバンドから作られた開繊されたトウウェブに比べて優れたまたは強化された特徴、特性及び/または性能を持たせることを可能とすることも考えられる。この可能性を評価するために、上述の図8のシステムにより作られた複合トウウェブと図1のシステムを用いて単一トウバンドから作られた開繊されたトウウェブを比較する実験が行われた。かかる実験の結果が図19と20の表にまとめられている。各ウェブはそれに超吸収性高分子(SAP)の層、適当な多孔性または非多孔性接着剤層、及びティッシュの外カバーを適用するように同一処理され、各ウェブから上述の如き使い捨ておむつで用いられるような吸収性装置を作った。二つの試料装置が図8のシステムにより作られた異なる複合トウウェブから作られ、三つの試料装置が図1のシステムにより作られた単一トウウェブから作られた。これらの装置が次にそれらの液体獲得及び吸収能力を決定するために試験された。試料装置の種々の物理特性が図19の表に比較目的のためにまとめられている。一方かかる装置の試験結果が図20の表にまとめられている。図8のシステムを用いる複合トウで作られた試料装置は試料6−0601と7−0601として識別されており、一方図1のシステムを用いる単一トウから作られた試料装置は試料2−0601,3−0601,及び4−0601として識別されている。
これから分かるように、複合トウウェブで作られた試料装置は、複合トウウェブと同じフィラメント当たり平均デニールを持つ単一トウウェブに関してさえ、単一トウウェブで作られた装置に比べて優れた獲得及び吸収結果を達成した。これらの実験から複合トウウェブが単一トウ(これは逆にこのトウ構造がより高度の安定性を持つことを示す)から作られたウェブよりより良い超吸収性高分子封じ込めを提供すると結論することは妥当である。
本発明の空気開繊ジェット240を用いる他の独特のシステムが図16に示されており、そこでは再び同様な参照番号が図1に関連して上述されたそれらと同じシステムの要素を識別するために用いられている。このシステムでは、トウバンド14A,14Bのそれぞれは一連の加工段階を別個に通過させられ、次いで別個の空気開繊ジェット240の取り入れ口に供給される。より詳細には図16に示されるように、各トウバンド14Aと14Bはバンド化ジェット130を個々に通過させられ、次いで上述の如くローラー装置40,60及び70を、次いで液体添加装置80を通過させられ、その後で各トウバンドは別個の空気開繊ジェット240の取り入れ口に供給される。
空気開繊ジェット240を出るトウバンドは次いで合体されて一緒に図1に示されたような空気開繊ジェット240の下流の同じ要素に送出される。組み合わされたトウバンドが高速送出ローラー装置90を通って動かされるとき、複合マルチトウウェブが図17と18に概略的に示されるように作り出される。
トウバンド14A,14Bは別個の空気開繊ジェット240で個々に開繊され加工され、次いで一緒に合体されるので、トウバンド14A,14Bは図17と18に概略的に示されるように、図9,10,13及び14に示されたマルチトウウェブと比べて、二つのトウバンド14A,14Bの非常に小さな繊維交絡を持つ略々ラミネート化された層状関係を持つ。
図16のシステムにより形成されたマルチトウウェブの他の利点はウェブのラミネート化された構造が種々の形式の特定の加工に役立つことである。例えば、製品中の各層は液体添加ステーション80、及びもし望むなら一つまたは両方の液体添加ステーション80、または空気開繊ジェット240の下流の追加の加工ステーションで別個のかつ個別化された仕上げを与えられることができ、トウバンド14A,14Bにより形成された層間に希望の材料(例えば超吸収性高分子)を挿入することができる。
従って、本発明は広い利用と用途を可能とすることは当業者により容易に理解されるであろう。ここに説明された以外の多くの本発明の実施例及び適応、並びに多くの改変、変更及び均等物装置が本発明の要旨または範囲から逸脱することなく、本発明及びその前述の説明から明らかとなりまたはそれにより合理的に示唆されるであろう。従って、本発明はその好適実施例に関してここに詳細に述べられたけれども、この開示は本発明の例示及び例証としてのみであり、かつこの発明の完全なかつ可能な開示を提供する目的のためのみになされたことは理解されるべきである。前記の開示は本発明を限定することを意図せずまたはそう解釈されるべきでなく、またはそうでないとしてもあらゆるそのような他の実施例、適応、改変、変更及び均等物装置を排除するものではなく、本発明はここに添付された請求の範囲及びそれらの均等物によってのみ限定されるものである。
本発明の空気開繊ジェットが用いられることのできる形式の典型的なトウ開繊システムの概略図である。 本発明の空気開繊ジェットの好適実施例の透視図である。 図2に示された空気開繊ジェットを示す、部分断面の側面立面図である。 図2に示された空気開繊ジェットのハウジングの平面図である。 ハウジングの出口開口を示す端面立面図である。 ハウジングの側板の一つの立面図である。 ハウジングの入口開口の端面立面図である。 本発明による空気開繊ジェット装置を用いる代替トウ開繊システムの概略図である。 図8に示されたシステムにより形成された複合マルチトウウェブ製品の第一実施例の横断、すなわち横方向、断面の概略図である。 図8に示されたシステムにより形成された複合マルチトウウェブ製品の第二実施例の図9に似た横断面の他の概略図である。 図9と10の複合マルチトウウェブ製品のフィラメントの関係を示す図9と10の線11−11に沿って取った縦断面の誇張した概略図である。 本発明による空気開繊ジェット装置を用いるさらに別の代替トウ開繊システムの概略図である。 図12に示したシステムにより形成された複合マルチトウウェブ製品の第一実施例の横断面の概略図である。 図12のシステムにより形成された複合マルチトウウェブ製品の第二実施例の横断面の別の概略図である。 図13と14の複合マルチトウ製品のフィラメントの関係を示す図13と14の線15−15に沿って取った縦断面の誇張した概略図である。 本発明による空気開繊ジェットを用いるさらに別の代替トウ開繊システムの概略図である。 図16に示されたシステムにより形成された典型的な複合マルチトウウェブ製品の横断面の概略図である。 図17のマルチトウ製品の繊維の一般的関係を示す図17の線18−18に沿って取った縦断面の誇張した概略図である。 図1に示したシステムにより形成された試料単一トウウェブ製品と図8のシステムにより形成された試料複合マルチトウウェブ製品との比較物理的データをまとめた表である。 図19の試料ウェブ製品の比較性能試験の結果をまとめた表である。

Claims (30)

  1. 連続トウから吸収性複合体を製造する方法であって、前記方法が次の段階:
    けん縮されたトウをトウの移動方向に直角な方向に広げる;
    けん縮されたトウを脱整合する;
    脱整合されたトウを成形して実質的に長方形の断面にする;及び
    成形されたトウ全体に粒状物を分配させる、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 粒状物を分配させるのに先立って、成形されたトウに液体を適用することを更に含む請求項1記載の方法。
  3. トウを広げることがバンド化ジェットによって行われる請求項1記載の方法。
  4. トウを脱整合させることが一対のローラーによって行われる請求項1記載の方法。
  5. トウを脱整合させることが少なくとも二対のローラーによって行われる請求項4記載の方法。
  6. 脱整合されたトウを成形することが空気ジェットによって行われる請求項1記載の方法。
  7. 粒状物が超吸収性高分子を含む請求項1記載の方法。
  8. トウが複数の連続繊維から本質的になる請求項1記載の方法。
  9. 一対のローラーが他の対のローラーより速い回転速度で作動する請求項5記載の方法。
  10. 一対のローラーが他の対のローラーより20〜60%大きい回転速度で作動する請求項9記載の方法。
  11. 前記方法を通してトウ速度を制御することを更に含む請求項1記載の方法。
  12. トウ速度を制御することが、一方のローラーが駆動される一対のローラーによって行われる請求項11記載の方法。
  13. 速度制御ローラーの駆動ローラーに対する脱整合時のトウ速度の比が1.0:1.0〜3.0:1.0である請求項12記載の方法。
  14. 吸収性複合体をウェブ又はティッシュ中に封入することを更に含む請求項1記載の方法。
  15. 連続トウから吸収性複合体を製造する方法であって、前記複合体が複数の連続繊維及びその全体に分配された超吸収性高分子から本質的になる場合であって、前記方法が次の段階:
    けん縮されたトウをトウの移動方向に直角な方向に広げる;
    けん縮されたトウを脱整合する;
    脱整合されたトウを成形して実質的に長方形の断面にする;及び
    成形されたトウ全体に粒状物を分配させる、
    を含むことを特徴とする方法。
  16. 粒状物を分配させるのに先立って、成形されたトウに液体を適用することを更に含む請求項15記載の方法。
  17. トウを広げることがバンド化ジェットによって行われる請求項15記載の方法。
  18. トウを脱整合させることが一対のローラーによって行われる請求項15記載の方法。
  19. トウを脱整合させることが少なくとも二対のローラーによって行われる請求項18記載の方法。
  20. 脱整合されたトウを成形することが空気ジェットによって行われる請求項15記載の方法。
  21. 一対のローラーが他の対のローラーより速い回転速度で作動する請求項19記載の方法。
  22. 一対のローラーが他の対のローラーより20〜60%大きい回転速度で作動する請求項15記載の方法。
  23. 前記方法を通してトウ速度を制御することを更に含む請求項15記載の方法。
  24. トウ速度を制御することが、一方のローラーが駆動される一対のローラーによって行われる請求項22記載の方法。
  25. 速度制御ローラーの駆動ローラーに対する脱整合時のトウ速度の比が1.0:1.0〜3.0:1.0である請求項23記載の方法。
  26. 吸収性複合体をウェブ又はティッシュ中に封入することを更に含む請求項15記載の方法。
  27. 連続トウから吸収性複合体を製造する方法であって、前記複合体が複数の連続繊維及びその全体に分配された超吸収性高分子から本質的になる場合であって、前記方法が次の段階:
    けん縮されたトウをトウの移動方向に直角な方向にバンド化ジェットで広げる;
    けん縮されたトウを少なくとも二対のローラーで脱整合する;
    脱整合されたトウを空気ジェットで成形して実質的に長方形の断面にする;及び
    成形されたトウ全体に粒状物を分配させる、
    を含むことを特徴とする方法。
  28. 粒状物を分配させるのに先立って、成形されたトウに液体を適用することを更に含む請求項27記載の方法。
  29. 脱整合させる一対のローラーが他の対のローラーより20〜60%大きい回転速度で作動する請求項27記載の方法。
  30. 前記方法を通してトウ速度を制御することを更に含む請求項27記載の方法。
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